JPS62267089A - 缶胴溶接方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は缶胴溶接方法に関する、更に詳しくは製缶作業
に使用する抵抗溶接機の１対の電極ローラーに掛けられ
被溶接材に圧接される電極ワイヤーを使用して溶接する
方法に関する。

従前技術とその問題点 特公昭５４−２６２１３号公報には抵抗溶接機の電極ロ
ーラーの外周に設けられた凹溝に嵌込まｎ被溶接材に押
圧される扁平な断面を有する電極ワイヤーが示されてい
る。この電極ワイヤーは溶接される缶胴シームのオーバ
ーラツプ幅の２乃至３倍の幅を有し、缶胴７−ムの全面
を均一に押圧することを要旨とするもので、缶胴シーム
の特定部分の圧接を特に強化すると言う着想は示されて
いない。

特公昭５５−２１５８号公報にはｌ連の単線電極と２個
の電極ローラーとを使用し抵抗溶接を行う際に圧延、引
抜、成形または硬化等の加工により引張り荷重に対する
弾性限度を増加させた電極ワイヤーを使用する溶接方法
が提案されている。

この種の電極ワイヤーの実例として扇形断面を有する電
極ワイヤーが示されている。

この種の電極は低い溶接圧で溶接を行はせ溶接速度を増
加させる。けれども水平中心軸に関し非対称な断面を有
する電極ワイヤーは、露出された翠−の表面を被溶接物
の上下両面の溶接作業に参加させることを必要とするか
ら、電極ワイヤーを所要位置に誘導するために特殊の駆
動機構を設置しなければならないばかりでなく、錫など
汚染物の除去を不完全にするおそれがある。

発明の目的 本発明の目的は、ラップ幅の中央部もしくは中央部に隣
接する位置に強固なナゲツトを形成させると共に側縁部
分に発生するスプラッシュを防止する溶接方法を提供す
ることにある。

本発明の以上の目的は、１対の電極ローラーと１運の電
極ワイヤーとを使用して缶胴縦縁のオーバーラツプされ
た薄板を溶接する方法において、前記電極ワイヤーが幅
の中央もしくは中央に隣接する位置に厚肉部分を有する
凸レンズ状の断面形状を備えていることを特徴とする本
発明の缶胴溶接方法により達成される。

発明の構成 本発明の電極ワイヤーの構成を添付図面に示す実施例に
ついて説明すると次の如くである。

第１図は従前の電極ワイヤー１００を示すもので、被溶
接材のオーバーラツプ幅の２乃至３倍の幅を有する扁平
な断面を備えている。材料には主として銅を使用し、円
形断面の線材を圧延して扁平な断面にする。

第２図は本発明に使用する電極ワイヤーｌＯを示すもの
で１幅の中央に厚肉部分を有する凸レンズ状もしくはビ
ール樽状の断面を備えている。１対の電極ローラー１ａ
、ｌｂはそれぞれ外周に電極ワイヤー１０の断面形状に
対応する凹入部を有する凹溝８全備え、電極ワイヤー１
０を緊密に嵌込ませている。図面の例では電極ワイヤー
ｌＯは幅の中央をラップ・シーム３の中心に一致させて
いる。ブランク２としてはブリキ、ニッケルメッキ鋼板
、ティ／・フリー・スチール板などがある。

第３図に示す如く、本発明の電極ワイヤーｌＯを使用し
て溶接されたラップ・シーム３は、上下の凸レンズ状の
電極ワイヤー１’０．１０の幅の中央を結ぶ中心線ＹＹ
と内外のブランクの接合面９との交点に通電量ならびに
発電量の最大点を有し強固なナゲツト４を形成し、双方
のブランク２を確実に溶着させる。ラップ・シーム３の
両側ノ側縁にはみ出し銃５が現れるが、スプラッシュを
発生させることが少ない。従って、溶接後の手入れが容
易になる。

第４図は本発明の電極ワイヤー１０を使用して形成され
るナゲツト４を示すもので、竪中心線ＹＹに沿い幅ひろ
く延び出し両側の側縁部分に到達している。

第５図は第２図の実施例の変形を示すもので。

下部電極ワイヤー１０ｂが竪中心軸Ｙ２Ｙ２金上部電極
ワイヤー１０ａの竪中心軸ＹｔＹｔよりも距離ｄだけ右
側に移動させている。その結果１発熱中心を右に移動さ
せたナゲツト６が形成される。この変形実施例ではナゲ
ツト６の主要部が右側に偏在する。

第６図は本発明の更に別の実施例を示すもので、砲弾形
の弾面を有する上下の電極ワイヤー、１２．１２′がラ
ップ・シーム３の接合面９に関し相互に対称に配列せら
れ、それぞれの断面の重心はほぼ上側ブランク２の側縁
２Ｓの位置に置かれている。

この変形実施例はラップ・シーム３の一方の側縁２Ｓと
下側ブランク２′とに特に加圧しこの区域の溶接を重点
的に向上させるために使用される。

発明の効果 本発明の効果は電極ワイヤーの厚さを幅方向の位置に応
じて相違させ、最大厚さの位置にナゲツトの重心を置く
ことにより、ラップ・シーム３の内部に形成されるナゲ
ツト４の位置ならびに形状を制御しうろことである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従前の電極ワイヤーを示す断面図、第２図は本
発明の電極ワイヤーの実施例を示す断面図、 第３図は第２図の電極ワイヤーの使用により形成される
溶接ナゲツトｉ示す断面図。 第４図は溶接完了時のラップ・シームの拡大断面図、 第５図は第２図の電極ワイヤーの変形実施例を示す断面
図、 第６図は第２図の電極ワイヤーの別の変形実施例を示す
断面図である。 ｌａ、ｌｂ　　　　　電極ローラー ２　　　　　　　　ブランク ３　　　　　　　　ランプ・シーム ４　　　　　　　　ナゲツト ５　　　　　　　　はみ出し鉄 ６　　　　　　　　　ナゲツト（異形）７　　　　　　
　　スプラッシュ ８　　　　　　　　凹溝 ９　　　　　　　接合面

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １対の電極ローラーと１連の電極ワイヤーとを使用して
   缶胴縦縁のオーバーラップされた薄板を溶接する方法に
   おいて、前記電極ワイヤーが幅の中央もしくは中央に隣
   接する位置に厚肉部分を有する凸レンズ状の断面形状を
   備えていることを特徴とする缶胴溶接方法。