JPS6226667Y2 - - Google Patents
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- JPS6226667Y2 JPS6226667Y2 JP10271279U JP10271279U JPS6226667Y2 JP S6226667 Y2 JPS6226667 Y2 JP S6226667Y2 JP 10271279 U JP10271279 U JP 10271279U JP 10271279 U JP10271279 U JP 10271279U JP S6226667 Y2 JPS6226667 Y2 JP S6226667Y2
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Landscapes
- Gas Burners (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本案は乾式ガス安全機構内蔵熔断器に関し、更
に詳しくはアセチレン、エチレン、LPG、天然ガ
ス、水素等の可燃性ガスと酸素等の支燃性ガスを
適度に混合してガス熔断作業に適した標準炎を生
成する熔断器において、内部適所に安全機構を設
けることによつて逆火等の不測の事態が発生して
も作業者は勿論のこと器体、配管等に損傷を与え
ない装置に関するものである。
に詳しくはアセチレン、エチレン、LPG、天然ガ
ス、水素等の可燃性ガスと酸素等の支燃性ガスを
適度に混合してガス熔断作業に適した標準炎を生
成する熔断器において、内部適所に安全機構を設
けることによつて逆火等の不測の事態が発生して
も作業者は勿論のこと器体、配管等に損傷を与え
ない装置に関するものである。
通常、ガス熔断作業中に発生した逆火、デトネ
ーシヨンの衝撃波火炎による悪影撃から人体、機
器を保護するためには逆火、デトネーシヨン発生
点に成るべく近い位置にフイルター、逆止弁等の
安全機構を設けることが望ましいが、逆火、デト
ネーシヨン時にカーボンスラツジの発生を伴い、
これがフイルターの目詰、逆止弁の機能低下を招
くという欠点が残されていた。又、ガス熔断用の
標準炎をつくる場合、通常支燃性ガスの供給圧を
可燃性ガスの供給圧より高圧(数十倍)としてい
るために吹管に何らかの故障があれば高圧力の支
燃性ガスが可燃性ガス供給路側に逆流して該供給
路側において爆発性混合ガスをつくることが多か
つた。そこで、この状態下において前記の如き逆
火が発生すれば爆発性混合ガスが容易に誘爆して
作業者を傷つけたり、調整器、配管等を破壊する
危険がある。更に、可燃性ガスとしてアセチレン
を用いる場合、アセチレンは分解爆発性のガスで
あるために、吹管内で逆火逆流、デトネーシヨン
等が発生すれば上記の如き爆発性混合ガスを組成
していなくても逆圧によつてアセチレンが加圧さ
れて分解爆発をおこすおそれがあつた。
ーシヨンの衝撃波火炎による悪影撃から人体、機
器を保護するためには逆火、デトネーシヨン発生
点に成るべく近い位置にフイルター、逆止弁等の
安全機構を設けることが望ましいが、逆火、デト
ネーシヨン時にカーボンスラツジの発生を伴い、
これがフイルターの目詰、逆止弁の機能低下を招
くという欠点が残されていた。又、ガス熔断用の
標準炎をつくる場合、通常支燃性ガスの供給圧を
可燃性ガスの供給圧より高圧(数十倍)としてい
るために吹管に何らかの故障があれば高圧力の支
燃性ガスが可燃性ガス供給路側に逆流して該供給
路側において爆発性混合ガスをつくることが多か
つた。そこで、この状態下において前記の如き逆
火が発生すれば爆発性混合ガスが容易に誘爆して
作業者を傷つけたり、調整器、配管等を破壊する
危険がある。更に、可燃性ガスとしてアセチレン
を用いる場合、アセチレンは分解爆発性のガスで
あるために、吹管内で逆火逆流、デトネーシヨン
等が発生すれば上記の如き爆発性混合ガスを組成
していなくても逆圧によつてアセチレンが加圧さ
れて分解爆発をおこすおそれがあつた。
一方、「特公昭49−18297号公報」には、「逆火
防止装置」として可燃性ガス供給経路を通気性小
孔を有する比較的融点の低い金属で形成された逆
火防止体を設けた装置を熔断器の近傍に配置し、
逆火発生時には逆火防止体の一部が溶融して、逆
火を防止することが開示されているが、この逆火
防止装置は、いかにコンパクトに作成しても熔断
器の握り管内にしか配置することができないもの
であり、火口近傍で消炎することは不可能であつ
た。また、素材が低融点のもので、逆火発生毎に
溶融するものであるため、極めて不経済であるう
えに交換に手間がかかる。
防止装置」として可燃性ガス供給経路を通気性小
孔を有する比較的融点の低い金属で形成された逆
火防止体を設けた装置を熔断器の近傍に配置し、
逆火発生時には逆火防止体の一部が溶融して、逆
火を防止することが開示されているが、この逆火
防止装置は、いかにコンパクトに作成しても熔断
器の握り管内にしか配置することができないもの
であり、火口近傍で消炎することは不可能であつ
た。また、素材が低融点のもので、逆火発生毎に
溶融するものであるため、極めて不経済であるう
えに交換に手間がかかる。
本案は以上の諸問題を解決すべく考慮したもの
でその要旨とするところは、火口に近くて後処理
上便利、且つ、熔断器の性能を損なわない位置で
ある可燃性ガスと支燃性ガスの混合部に特殊な消
炎フイルタを設置したうえに可燃性ガス供給路に
逆止弁装置を設け安全を図つた点にある。
でその要旨とするところは、火口に近くて後処理
上便利、且つ、熔断器の性能を損なわない位置で
ある可燃性ガスと支燃性ガスの混合部に特殊な消
炎フイルタを設置したうえに可燃性ガス供給路に
逆止弁装置を設け安全を図つた点にある。
以下添付の実施例にて本案を詳説すれば、第1
図は熔断器の実施例、第2図は切断器の実施例を
示し、第1図によれば、先端に火口先1にトーチ
ヘツド2を連設し、内部を混合ガス流路3とした
ガス導管4と本体5との連結部内を可燃性ガス供
給路6と支燃性ガス供給路7の合流部即ちガス混
合部8となし、支燃性ガス供給路7内には図示の
如き可変圧式インゼクタ9又は不変圧式インゼク
タを設置して構成される熔断器において、保守点
検、取付け上の利便及び性能を考慮して本体5と
握り管10の連結部の可燃性ガス供給路6に第3
図に示す逆止弁装置11を付設している。即ち該
逆止弁装置11は、内部を本体側通路6aと握り
管10内の通路6bに連通すべき通路12とな
し、該通路12の一端(図中右端)をテーパー面
を介して小経通路14となした弁座15を本体5
に取付け、該弁座15の通路12,14の連通を
遮断して、もつて可燃性ガス供給路6を閉鎖しう
る。
図は熔断器の実施例、第2図は切断器の実施例を
示し、第1図によれば、先端に火口先1にトーチ
ヘツド2を連設し、内部を混合ガス流路3とした
ガス導管4と本体5との連結部内を可燃性ガス供
給路6と支燃性ガス供給路7の合流部即ちガス混
合部8となし、支燃性ガス供給路7内には図示の
如き可変圧式インゼクタ9又は不変圧式インゼク
タを設置して構成される熔断器において、保守点
検、取付け上の利便及び性能を考慮して本体5と
握り管10の連結部の可燃性ガス供給路6に第3
図に示す逆止弁装置11を付設している。即ち該
逆止弁装置11は、内部を本体側通路6aと握り
管10内の通路6bに連通すべき通路12とな
し、該通路12の一端(図中右端)をテーパー面
を介して小経通路14となした弁座15を本体5
に取付け、該弁座15の通路12,14の連通を
遮断して、もつて可燃性ガス供給路6を閉鎖しう
る。
次に、本体5の前記握り管10側連結部と反対
側の連結関係は、ガス導管4の端部に溝24を形
成し、該溝24に各種金属の粉末を焼結し連続気
孔を有してなる焼結体からなる環状の消炎フイル
タ20を嵌入し、本体5側に第4図に示すように
可燃性ガス供給路6に連続してガス導管4の連結
端面よりやや大きくした円柱状の室23を形成
し、本体5内にガス導管4を螺合連結した状態で
は、室23内に消炎フイルター20が環状の室1
9を残して内装挾持され、該消炎フイルター20
内に前記支燃性ガス供給路7のインゼクタ9の先
端を嵌入させ混合ガス流路3と可燃性ガス供給路
6を遮断する形で嵌入設置している。上述の構成
によれば、消炎フイルター20の取付け、取外し
はガス導管4と本体5の螺子合連結部21を分解
して、溝24に消炎フイルター20を嵌入した
り、溝24から消炎フイルター20を取外せば良
い。又、他の構成例として環状の室19の可燃性
ガス供給路6近傍位置には所定幅の流動障害板2
2を設置して、フイルター19の使用箇所が可燃
性ガス供給路6に対向近接した部分だけになるこ
となく、全体が平均して使用されるように構成し
てもよい。
側の連結関係は、ガス導管4の端部に溝24を形
成し、該溝24に各種金属の粉末を焼結し連続気
孔を有してなる焼結体からなる環状の消炎フイル
タ20を嵌入し、本体5側に第4図に示すように
可燃性ガス供給路6に連続してガス導管4の連結
端面よりやや大きくした円柱状の室23を形成
し、本体5内にガス導管4を螺合連結した状態で
は、室23内に消炎フイルター20が環状の室1
9を残して内装挾持され、該消炎フイルター20
内に前記支燃性ガス供給路7のインゼクタ9の先
端を嵌入させ混合ガス流路3と可燃性ガス供給路
6を遮断する形で嵌入設置している。上述の構成
によれば、消炎フイルター20の取付け、取外し
はガス導管4と本体5の螺子合連結部21を分解
して、溝24に消炎フイルター20を嵌入した
り、溝24から消炎フイルター20を取外せば良
い。又、他の構成例として環状の室19の可燃性
ガス供給路6近傍位置には所定幅の流動障害板2
2を設置して、フイルター19の使用箇所が可燃
性ガス供給路6に対向近接した部分だけになるこ
となく、全体が平均して使用されるように構成し
てもよい。
以上でなる本案の熔断器は、ガス導管4内に逆
火、デトネーシヨンを生じても、各種金属の粉末
を焼結し連続気孔を有する焼結体からなり、繰り
返し使用可能となした消炎フイルター20によつ
て火炎を消炎するとともに衝撃波を減衰し、且つ
逆止弁装置11によつて可燃性ガス供給路6内へ
の残り火炎及び逆圧の波及を完全に遮断して可燃
性ガスの誘爆及びアセチレンの場合の分解爆発を
完全に防止でき、しかも消炎フイルター20、逆
止弁装置11はそれぞれ器体の連結部内に設置さ
れており保守点検後処理等の作業に際して容易に
着脱できる利便があり、更に前記逆止弁装置11
をガス混合部8に可能な限り近い位置で且つ取付
け取外しの容易な位置に設置したことによつて、
火口先1が被溶接物に近接または当接しても閉止
状態となる等の不測の事態が生じても、混合ガス
流路3、可燃性ガス供給路6の本体内通路6a内
が昇圧すれば、圧縮バネ16によつて弁体17が
動作して当該供給路を遮断し、高圧力の支燃性ガ
スが可燃性ガス供給路6側へ侵入して爆発性混合
ガスを生成することを完全に防止できる。また、
火口に近くて後処理上便利、且つ、熔断器の性能
を損なわない位置にある可燃性ガスと支燃性ガス
の混合部に特殊な消炎フイルター20を設置した
から、この熔断器は消炎フイルター20により可
燃性ガスの供給量が減少するのをフイルター20
に内嵌されるインゼクタ9から噴射される高圧の
支燃性ガスにより、可燃性ガス供給路6に陰圧を
生じさせ、可燃性ガスを混合ガス通路に吸引せし
めるものである。
火、デトネーシヨンを生じても、各種金属の粉末
を焼結し連続気孔を有する焼結体からなり、繰り
返し使用可能となした消炎フイルター20によつ
て火炎を消炎するとともに衝撃波を減衰し、且つ
逆止弁装置11によつて可燃性ガス供給路6内へ
の残り火炎及び逆圧の波及を完全に遮断して可燃
性ガスの誘爆及びアセチレンの場合の分解爆発を
完全に防止でき、しかも消炎フイルター20、逆
止弁装置11はそれぞれ器体の連結部内に設置さ
れており保守点検後処理等の作業に際して容易に
着脱できる利便があり、更に前記逆止弁装置11
をガス混合部8に可能な限り近い位置で且つ取付
け取外しの容易な位置に設置したことによつて、
火口先1が被溶接物に近接または当接しても閉止
状態となる等の不測の事態が生じても、混合ガス
流路3、可燃性ガス供給路6の本体内通路6a内
が昇圧すれば、圧縮バネ16によつて弁体17が
動作して当該供給路を遮断し、高圧力の支燃性ガ
スが可燃性ガス供給路6側へ侵入して爆発性混合
ガスを生成することを完全に防止できる。また、
火口に近くて後処理上便利、且つ、熔断器の性能
を損なわない位置にある可燃性ガスと支燃性ガス
の混合部に特殊な消炎フイルター20を設置した
から、この熔断器は消炎フイルター20により可
燃性ガスの供給量が減少するのをフイルター20
に内嵌されるインゼクタ9から噴射される高圧の
支燃性ガスにより、可燃性ガス供給路6に陰圧を
生じさせ、可燃性ガスを混合ガス通路に吸引せし
めるものである。
尚、支燃性ガス供給路7側へ侵入して爆発性混
合ガスを組成するおそれがあるが、本案では支燃
性ガス供給路7中の適所に前記同様の逆止弁11
を設けて、このおそれなくすことも可能である。
更に、本案は上述の熔断器に限らず、第2図に示
す切断器の実施例においても同様な効果が得られ
る。
合ガスを組成するおそれがあるが、本案では支燃
性ガス供給路7中の適所に前記同様の逆止弁11
を設けて、このおそれなくすことも可能である。
更に、本案は上述の熔断器に限らず、第2図に示
す切断器の実施例においても同様な効果が得られ
る。
第1図、第2図は共に実施例を示す縦断面図、
第3図は逆止弁装置の拡大縦断面図、第4図はガ
ス混合部の拡大縦断面図である。 1:火口先、2:トーチヘツド、3:混合ガス
流路、4:ガス導管、5:本体、6:可燃性ガス
供給路、7:支燃性ガス供給路、8:ガス混合
部、9:インゼクタ、10:握り管、11:逆止
弁装置、12:通路、13:テーパー面、14:
小径通路、15:弁座、16:圧縮バネ、17:
弁体、18:パツキング、19:室、20:消炎
フイルタ、21:螺合連結部、22:流動障害
板、23:室、24:溝。
第3図は逆止弁装置の拡大縦断面図、第4図はガ
ス混合部の拡大縦断面図である。 1:火口先、2:トーチヘツド、3:混合ガス
流路、4:ガス導管、5:本体、6:可燃性ガス
供給路、7:支燃性ガス供給路、8:ガス混合
部、9:インゼクタ、10:握り管、11:逆止
弁装置、12:通路、13:テーパー面、14:
小径通路、15:弁座、16:圧縮バネ、17:
弁体、18:パツキング、19:室、20:消炎
フイルタ、21:螺合連結部、22:流動障害
板、23:室、24:溝。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 可燃性ガス供給路6と支燃性ガス供給路7を内
装する握り管10を本体5に連結し、該連結され
た本体5の反対側をガス導管4に連結し、該本体
5とガス導管4の連結部で、インゼクタ9を介し
た支燃性ガス供給路7と可燃性ガス供給路6が結
合され、混合ガスを作成及び噴射する熔断器にお
いて、 前記本体5とガス導管4の連結部における本体
5側に室23を可燃性ガス供給路6と連続して設
け、一方、ガス導管4の連結端面に溝24を設
け、該溝24に各種金属の粉末を焼結し連続気孔
を有する環状の消炎フイルタ20を嵌入し、且
つ、該消炎フイルタ20が室23内に環状の室1
9を残して内装挾持されるとともに前記インゼク
タ9が消炎フイルタ20に内嵌され、前記可燃性
ガス供給路6と本体5の境界面に逆止弁装置11
を設けたことを特徴とする乾式ガス安全機構内蔵
熔断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10271279U JPS6226667Y2 (ja) | 1979-07-24 | 1979-07-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10271279U JPS6226667Y2 (ja) | 1979-07-24 | 1979-07-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5623817U JPS5623817U (ja) | 1981-03-04 |
JPS6226667Y2 true JPS6226667Y2 (ja) | 1987-07-08 |
Family
ID=29335424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10271279U Expired JPS6226667Y2 (ja) | 1979-07-24 | 1979-07-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6226667Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63172809A (ja) * | 1987-01-12 | 1988-07-16 | Souji Kobayashi | ガス溶断機における逆火防止装置 |
JPS63113212A (ja) * | 1986-10-29 | 1988-05-18 | Souji Kobayashi | ガス溶断機における逆火防止装置 |
-
1979
- 1979-07-24 JP JP10271279U patent/JPS6226667Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5623817U (ja) | 1981-03-04 |
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