JPS62266236A - 遠心クラツチのシユ−ウエイト - Google Patents

遠心クラツチのシユ−ウエイト

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JPS62266236A
JPS62266236A JP10697986A JP10697986A JPS62266236A JP S62266236 A JPS62266236 A JP S62266236A JP 10697986 A JP10697986 A JP 10697986A JP 10697986 A JP10697986 A JP 10697986A JP S62266236 A JPS62266236 A JP S62266236A
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JP
Japan
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shoe
shoe weight
clutch
zinc alloy
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP10697986A
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English (en)
Inventor
Toru Yamada
徹 山田
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS62266236A publication Critical patent/JPS62266236A/ja
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  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、遠心クラッチに適用して効果のある技術に
関する。
[従来技術] 遠心クラッチのシューウェイトは、内燃機関からの動力
を受けて回転する支持部材に、環状配置をもって基端部
が回動可能に軸支されるとともに、ばねによって自由端
部が収縮する方向へ回動復帰力を与えられていて、前記
回転部材の回転に伴う遠心力を受けて、自由端側か前記
ばねの力に抗しながら回動しその外周の摩擦部材の部分
が、後輪に動力を伝える動力伝達系の駆動軸に固定され
たクラッチハウジングの内周面に摩擦接触することによ
って、動力の伝達を行うものである。
このように、遠心クラッチのシューウェイトは受ける遠
心力の大きさに応じて動力を伝達状態と非伝達状態とに
切り換えるものであって、その質量管理を厳しく行う必
要があるので、質量管理しやすいダイキャスト製作又は
鋳造製作のできる材質のものが望まれる他、シューウェ
イトの小型化の要請上密度の大きい材質のものが望まれ
る。これらのことを考慮して、従来、シューウェイトに
は亜鉛をベースとする亜鉛合金(アルミニウムを3.9
〜4.3%含む。)が用いられていた。
しかし、この遠心クラッチのシューウェイトには、その
他に、後述する内燃機関からの熱やクラッチハウジング
との間の摩擦熱などによって高温(80℃以上)に晒さ
れた状態でばねによる曲げ力が作用するので、高温強度
や高温クリープ強度の高いものが望まれる。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、上記従来の遠心クラッチのシューウェイトの
材料に用いられている亜鉛合金は80℃以上の高温にお
ける強度やクリープ強度が低く、そのため、ばねの力に
よって曲げ変形が生じて、クラッチハウジングへの接触
不良が起こったり接触のタイミングがずれるなどしてク
ラッチの切り換えが円滑でなくなるという問題点があっ
た。
[発明の目的コ この発明は上記問題点を解決するためになされたもので
、アルミニウムが耐熱強度を高めるという研究結果をも
とに、高温強度や高温クリープ強度が高く、かつ、小型
で質量が大きく質量管理のしやすい遠心クラッチのシュ
ーウェイトを提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明は、上記問題点を解決するため、遠心クラッチ
のシューウェイトをアルミニウムの含有量が10.5〜
11.5%の亜鉛合金により作った構成とした。
[作用] アルミニウムを10.5〜11.5%含有する亜鉛合金
は、従来用いられていたアルミニウムを3゜9〜4.3
%含む亜鉛合金に比べて高温強度や高温クリープ強度が
高いので、それを用いて作ったシューウェイトは高温下
の使用においても変形しにくくクラッチタイミングを狂
わせない。
また、この亜鉛合金(アルミニウムを10.5〜11.
5%含む)は従来の亜鉛合金(アルミニウムを3.9〜
4.3%含む)に比べて密度が9%程度しか小さくなら
ないので、シューウェイトに所要の質量をもたせてもあ
まり大型にならない。
さらに、鋳造の他、従来用いられた亜鉛合金と同様にダ
イキャストも可能でシューウェイトの質量管理を厳しく
行うことができる。
また、熱伝導度も高くて熱放散性がよく、シューウェイ
ト自身の温度を低く抑え、もって外力によるシューウェ
イトの曲げ変形を防止でき、クラッチタイミングを一定
に保つことができる。
[実施例] 第4図に側面図として示すものは、この発明が適用され
たスクータ1である。
このスクータ1には、外形を第2図に二点鎖線で平面図
として示すユニットスウィング式エンジン2が搭載され
ている。このユニットスウィング式エンジン2の前部と
後部には、それぞれ内燃機関3(詳しい図示は省略)の
動力によって回転するクランクシャフト4と、該クラン
クシャフト4からVベルト式無段階変速装置5を介して
動力を受け、その動力をさらに駆動輪1oに伝達する駆
動軸7が回転自在に設置されている。
ちなみに、前記無段階変速装置5は、クランクシャフト
4と一体に回転しその回転による遠心力を受けて放射方
向に移動する複数のウェイト6aにより可動側シーブ6
bがクランクシャフト4の軸方向に移動され回転速度に
比例してV溝6Cが狭まるプライマリシーブ6と、前記
駆動軸7に回転フリーに外嵌されていてそのV溝8Cの
部分に掛かる負荷の増加に連れて可動側シーブ8bがそ
の側部を付勢するばね8aの力に抗して駆動軸7方向に
移動されて■溝8cの幅が拡がるセカンダリシーブ8と
、これらシーブ6−8間に掛渡されたVベルト9とから
構成されることによって、プライマリシーブ6からセカ
ンダリシーブ8への動力伝達の切替えが無段階に行なえ
るようになっている。
前記セカンダリシーブ8の外側寄りには同セカンダリシ
ーブ8の回転に伴って作動される遠心クラッチ装置20
が取り付けられている。
この遠心クラッチ装置20は、前記駆動軸7に固定され
同駆動軸7と一体に回転するクラッチハウジング21と
、該クラッチハウジング21内において前記セカンダリ
シーブ8に固定されそれと一体に回転するクラッチ25
とから構成されている。
前記クラッチ25は、セカンダリシーブ8に固定された
円板状の支持部材25と、その外周寄りに環状配置をも
ってピン27を介して回動可能に取り付けられた円弧状
のシューウェイト28に回動復帰力を与えるコイル状ば
ね29とから構成され、前記シューウェイト28の外周
面には摩擦部材28aが取り付けられている。
そして、常時は5シユーウエイト28がコイルばね29
により収縮する方向に回動復帰されることによりクラッ
チハウジング21の内周面とシュ−ウェイト28外周の
摩擦部材28aとの間が離れていて、その相互間には動
力の授受が無く駆動軸7が停止した状態にあるが、クラ
ッチ25の回転が一定速度以上になるとシューウェイト
28に掛る遠心力がはね29の引張力に打ち勝って外へ
拡がる方向に回動する。その結果、摩擦部材28aの外
周面がクラッチハウジング21の内周面に摺接しそのと
きの摩擦接触力でクラッチ25とクラッチハウジング2
1とが一体に回転するようになって動力伝達が行われる
上記のような働きをするシューウェイト28は、内燃機
関3からの熱や摩擦部材28aとクラッチハウジング2
1との摩擦熱を受けて高温(80℃以上)に晒されると
同時にばね29により曲げ力を受けている。しかし、そ
れによってシューウェイト28が変形してしまうと、ク
ラッチ25の切れが悪くなって好ましくないので、それ
を防止するため高温強度や高温クリープ強度の高いこと
が要求される。
また、シューウェイト28に掛かる遠心力の大小の変化
に応じて動力を伝達状態と非伝達状態とに正確に切り換
える働きをするものであるからその質量管理を厳しく行
う必要があり、従って、質量管理上有利なダイキャスト
製作又は鋳造製作が可能な材質であることが望まれる。
さらに、最近における小型化の要請から密度(g/ad
)の高い材質のものが望まれる。
これらのことを総合的に考慮した研究の結果、亜鉛をベ
ースにアルミニウム、銅、マグネシウムを添加した亜鉛
合金を用いるのが望ましいということが分かった。
そして、その中で特に亜鉛は、ダイキャスト製作を容易
にさせる他、密度(g/aj)が高いが。
その反面80℃以上の高温強度や高温クリープ強度が低
く熱伝導度が低いという性質を、一方アルミニウムは、
〜150℃までの高温強度や高温クリープ強度が高い他
、熱伝導度が高く冷え易いがその反面密度(g/aJ)
が低いという性質を有するということがわかった。
この中で、アルミニウムの含有量に着目し既成の亜鉛合
金を用いて実験してみると、アルミニウム含有量が8.
0〜8.8%の亜鉛合金を用いた場合は、アルミニウム
の含有量が少なく高温強度や高温クリープ強度が低すぎ
て実用に適さないことが分かった。
一方、アルミニウム含有量が25〜27%の亜鉛合金を
用いた場合は、アルミニウムの含有量が多過ぎて密度が
低く所要の質量を得るのに大型化してしまうことが分か
った。
次に、それらの間にあるアルミニウム含有量が10.5
〜11.5%の亜鉛合金を用いて実験してみると、従来
用いられていた亜鉛合金(アルミニウム含有量が3.9
〜4.3%)を用いた場合に比し高温強度や高温クリー
プ強度が高くなる他、熱伝導度が良好で熱放散性が良く
なり、その結果、シューウェイト28の時間変形が従来
のものに比べて数分の1〜数十分の1位に小さくなって
高温下におけるクラッチの切換えを長時間円滑に保つよ
うに作用した。この亜鉛合金(アルミニウム含有量が1
0.5〜11.5%)はダイキャストにも適する。
これらの研究の結果、遠心クラッチ装置のシューウェイ
ト28をアルミニウム含有量が10.5〜11.5%の
亜鉛合金からダイキャスト又は鋳造により作ることとし
た。ちなみに、この発明に用いた亜鉛合金と従来用いら
れた亜鉛合金(アルミニウム含有量が3.9〜4.3%
)の引張強さくkg−f /ms”)を温度(’C)と
の関係において示せば第3図に示すグラフのようになる
。つまり。
同図中において実線で示す亜鉛合金(アルミニウム含有
量が10.5〜11.5%)の方が点線で示す亜鉛合金
(アルミニウム含有量が3.9〜4゜3%)に比べて同
じ温度下での引張強度が高い。
このことからも、アルミニウム含有量が10゜5〜11
.5%の亜鉛合金を用いれば、従来使用されていたよう
な亜鉛合金(アルミニウム含有量が3.9〜4.3%)
を用いた場合よりも高温強度や高温クリープ強度が高く
なって、その分シューウェイトの変形が少なくなり、ク
ラッチタイミングを長時間良好に保てることが伺える。
[発明の効果] この発明に係る遠心クラッチ装置のシューウェイトは、
上記のように、アルミニウム含有量が10.5〜11.
5%の亜鉛合金により作っであるので、従来の亜鉛合金
(アルミニウム含有量が3゜9〜4.3%)を用いて作
ったものに比べて高温強度や高温クリープ強度が著しく
高くなり、高温下における長時間の使用においても変形
せずクラッチの切れを良好に保つ、また1本発明で用い
た亜鉛合金は、従来のものに比べて密度(g/aJ)が
あまり小さくならないので、シューウェイトを大型化し
なくても所要の質量を得られる。また。
鋳造の他ダイキャストによる製作も可能なので、質量管
理も厳格に行なえてクラッチタイミングを一定に保つこ
とができる。また、従来のものに比べて熱伝導度が高い
ので、熱放散性が良好で温度低下を生じさせ易く、シュ
ーウェイトの変形を小さく抑えることができ、その結果
、クラッチの切れを長時間良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明が適用された遠心クラッチの正面図、 第2図はこの遠心クラッチが組み込まれたユニットスウ
ィング式エンジンの説明図的な部分中央平断面図、 第3図は亜鉛合金の引張強さを温度との関係において示
すグラフ。 第4図はこのユニットスウィング式エンジンが搭載され
たスクータの側面図である。 3・・・・内燃機関、7・・・・駆動軸、21・・・・
クラッチハウジング、26・・・・支持部材、28・・
・・シューウェイト、28a・・・・摩擦部材、29・
・・・ばね。 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 内燃機関からの動力を受けて回転する支持部材と、その
    外周寄り部分に環状配置をもって複数個基端部が回動可
    能に軸支された円弧状のシューウエイトと、これらシュ
    ーウエイトの自由端部と前記支持部材との間に張設され
    前記シューウエイトに回動復帰力を与えるばねとを具え
    ていて、前記回転部材の回転に伴う遠心力によってシュ
    ーウエイトの自由端側が前記ばねの力に抗して拡がる方
    向に回動してその外周に固定された摩擦部材の部分が動
    力伝達系の駆動軸に固定されたクラッチハウジングの内
    周面に摩擦接触して動力伝達を行う遠心クラッチの前記
    シューウエイトにおいて、該シューウエイトはアルミニ
    ウムを10.5〜11.5%含有する亜鉛合金から作ら
    れていることを特徴とする遠心クラッチのシューウエイ
    ト。
JP10697986A 1986-05-10 1986-05-10 遠心クラツチのシユ−ウエイト Pending JPS62266236A (ja)

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JP10697986A JPS62266236A (ja) 1986-05-10 1986-05-10 遠心クラツチのシユ−ウエイト

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JP10697986A Pending JPS62266236A (ja) 1986-05-10 1986-05-10 遠心クラツチのシユ−ウエイト

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JP (1) JPS62266236A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0229330U (ja) * 1988-08-12 1990-02-26
US4960194A (en) * 1988-02-23 1990-10-02 Kioritz Corporation Centrifugal clutch
JPH02296018A (ja) * 1989-05-09 1990-12-06 Yamaha Motor Co Ltd 自動遠心クラッチ
US5341907A (en) * 1992-04-20 1994-08-30 Kioritz Corporation Centrifugal clutch

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