JPS62265378A - 固形油絵具 - Google Patents

固形油絵具

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JPS62265378A
JPS62265378A JP29159985A JP29159985A JPS62265378A JP S62265378 A JPS62265378 A JP S62265378A JP 29159985 A JP29159985 A JP 29159985A JP 29159985 A JP29159985 A JP 29159985A JP S62265378 A JPS62265378 A JP S62265378A
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JP
Japan
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oil
wax
weight
solid oil
paint
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Application number
JP29159985A
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English (en)
Inventor
Yasuo Tezuka
手塚 泰夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASAHI ENOGU KK
Original Assignee
ASAHI ENOGU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、例えば油彩用キャンパス、紙、布、木片、
石材などの表面に直接描画できる固形油絵具に関するも
のである。
(従来技術とその問題点) 従来、固形タイプの彩色絵具には、主に棒状のクレヨン
などが多く用いられている。このクレヨンは、パラフィ
ンワックス、木ロウ、硬化ロウなどに顔料を加え、これ
らを加熱して溶解し、十分混合したのち冷却固化してな
るものである。
ところが、このクレヨンにあっては、油分としての乾性
油が含有されていないため、色に油絵具としての光沢や
重厚な質感などが出ないとともに、色ののびが悪いなど
の問題があった。
また、従来の油絵具にあっては、チューブなどに充填さ
れるような軟質タイプであるため、このものをキャンパ
ス上に描画する際には、一端パレット上に絵具を出し、
これを筆やベインティグナイフなどの道具を用いる必要
があるため、手間がかかって面倒であり、また写生に行
く際には、油絵具に必要な画材道具一式を持ち運ぶ必要
があるため、道具がかさばるなどの不都合が生じていた
(問題点を解決するための手段) そこで、この発明の固形油絵具は、ワックス10〜20
重M%、脂肪酸2〜dFfi吊%、油脂20〜50i量
%、湿潤剤4〜8重量%、乾燥剤0.3〜0.5重量%
、顔料25〜35重量%よりなる乙のとしたことにより
、上記の問題点を解決するようにした。
以下、この発明の詳細な説明する。
この発明の固形油絵具は、ワックスと、脂肪酸と、油脂
と、湿潤剤と、乾燥剤と、顔料とからなる油性組成物で
ある。
上記ワックスは、(qられる固形油絵具を固化させやす
くし、かつこの固形油絵具に固形物としての強度を付与
するためのものである。このワックスには、後述する油
脂や脂肪酸などに対して優れた相溶性があり、かつ融点
が比較的高いものが選ばれ、具体的には、パラフィンワ
ックス、マイクロクリスタインワックス、酸化ワックス
やこれらの化学合成品、さらにカルナバワックス、木ロ
ウ。
蜜ロウなどの天然ワックスなどが用いられる。そして、
これらのうち、特にカルナバワックスや木ロウは、固形
油絵具に優れた強喰を付与し、例えば固形油絵具が棒状
であれば、折れにくくする点で好適である。また、この
ワックスの固形油絵具中の含有率は、10〜20重壱%
の範囲とされる。10重量%未満では、固形油絵具に必
要な強度を付与することができず、また20ffl t
%%を越えるものでは、固形油絵具が硬くなり過ぎて柔
軟性を失ない、固形油絵具による色に延びがなくなるな
どの不都合が生じる。
上記脂肪酸は、ワックス、後述する顔料、油脂間の混和
性を良好にするためのちのである。この脂肪酸には、動
植物性の飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸のうち、炭素数16
〜18のものが選ばれ、具体的にはステアリン酸、パル
ミチン酸、オイレン酸などが好適に用いられる。また、
この脂肪酸には、水liをアミド基で置換した脂肪酸ア
マイドも用いることができる。この脂肪酸アマイドは、
融点が高い上、界面活性材をも兼ねたものであるので、
固形油絵具と水彩絵具との併用を可能にするものである
。そして、この脂肪酸の固形油絵具中の含有率は、2〜
4重債%の範囲とされる。21伍%未満では、顔料、ワ
ックス、油脂間の温和性が悪化するなど不都合を来たす
。また、4重通%を越えるものでは、上記の添加効果が
頭打ちとなり、不経済である。
上記油脂は、顔料などを溶解するベヒクルであって、得
られる固形油絵具の彩色皮膜に光沢性を付与するととも
に彩色皮膜の乾燥性を向上させるためのものである。こ
の油脂には、顔料など伯の成分と相溶性を有するととも
に、絵具が乾燥した際に表面に硬い乾燥皮膜を形成させ
るものが選ばれ、具体的には亜麻仁油、ケシ油、サフラ
ワー油。
脱水とマシ油やこれらの酸化重合油などの植物性の乾性
油などが好適に用いられる。この油脂の固形油絵具中の
含有率は、20〜50重量%の範囲とされる。20重量
%未満のものでは、彩色皮膜表面が光沢のないものとな
るとともに、彩色皮膜の乾燥がdくなるなどの不都合が
生じ、また50重量%を越えるものでは、上記の添加効
果が頭打ちとなり、不経済である。
上記湿潤剤は、固形油絵具をキャンパス上などに描画し
た際に、固形油絵具ののびを良好にするためのものであ
る。この湿潤剤には、乾性油などの油脂、ワックスなど
と良好の相溶性を有するものが選ばれ、具体的には、石
油系の長鎖炭化水素のブタン−ブテン溜升のうちイソブ
チレンを主成分とする重合物質(商品名ボリブデン)や
ブチルウレタンとホルムアルデヒド バミン酸エステル樹脂などが好適に用いられる。
この湿潤剤が固形油絵具中に含まれる割合は、要求され
る色ののび具合などを考慮して決められ、4〜811%
の範囲とされる。4重量%未満のものでは、少な過ぎて
色ののびが悪くなり、8重量%を越えるものでは、添加
効果が頭打ちとなり、不経済となる。
上記乾燥剤は、固形油絵具の表面に保護膜を形成して内
部の酸化、乾燥を防止するとともに、固形油絵具を描画
した際にも彩色表面に皮膜を形成して内部の酸化,乾燥
を防止して絵具の変質を防ぐためのものである。この乾
燥剤には、Aクチル酸やナフテン酸のコバルトドライヤ
、マンガンドライヤなどが好適に用いられる。この乾燥
材が固形油絵具に含まれる;’;’I合は、03〜05
重量%の範囲とされる。0.3重問%未満では、上記の
添加効果が11られず、また0.5噌2六%を越えるも
のでは、添加効果が頭打ちとなり、不経済となる。
そして、上記顔料には、白色の場合、酸化チタン、亜鉛
華、リトポン、パライト、白土などの無機顔料が、赤色
の場合、レーキレッド4R,エオシン・レーキ、ローダ
ミン・レーキなとのレーキ顔Fl(有様顔料)が、緑色
の場合、フタロシアニングリーンなどの不溶性染料(有
機顔料)が4青色の場合、フタロシアニンブルーなどの
不溶性染料(有様顔料)が、黒色の場合、チャンネルブ
ラック、ファーネスブラック、アセチレンブラックなど
のカーボンブラックがそれぞれ好適に用いられるが、こ
れに限定されるものではない。この顔料が固形油絵具中
に含まれる割合は、要求される絵具の色力、色調や使用
する顔料の種類などにより決められ、25〜35重冶%
程度とされる。そして、上記顔料のうち不溶性のものは
、製造過程において高速ミルによって絵具中に十分分散
させて使用する。
このような組成からなる油性組成物には、この組成物の
混和性、相溶性を向上させる溶剤を添加することができ
る。この溶剤には、他の各成分との相溶性に濁れ、かつ
沸点がl!J造時の溶融加熱温度より低く揮発性を有す
るものが選ばれ、具体的にはテレピン油1石油分溜によ
り揮発分として得られた沸点140〜220℃程度のベ
トロールおよびミネラルスピリットなどが好適に用いら
れる。
そして、この溶剤の固形油絵具に対する添加率は、3〜
5m吊%程度で十分である。
なお、この油性組成物には、顔料の色力調整用として炭
酸カルシウム、タルク、炭酸マグネシウムなどの希釈剤
を適宜の混合割合で添加することが可能である。ざらに
、この油性組成物には、上記顔料や希釈剤などを全体に
均一に分散させる金属石ケンのステアリン酸アルミニウ
ム塩又はオクチル酸アルミニウム塩、脂肪族多価カルボ
ン酸系の活性剤、高分子ボリエスルのアミン塩を主成分
とする界面活性剤などの分散剤を添加することもできる
次に、上記のような組成からなる固形油絵具を製造する
方法の一例を説明する。まず、ワックス。
脂肪酸、乾燥剤をそれぞれ所定の混合割合で溶融釜に入
れ、これを90〜110℃程度まで加熱して溶融状態と
する。次いで、この溶融混合物を約80℃程度に冷却し
たのち、これに油脂(乾性油)と湿潤剤とを所定量撹拌
混合する。次に、70〜80℃程度に保ちながら、上記
混合物を高速ミルを用いて7000〜8000c/mi
n 、15〜25分程皮屑拌する。次いで、撹拌が終了
したところで、上記の混合物を外側に冷却水を通した金
型に入れ、冷却固化させて目的とする油性組成物である
固形油絵具を得る。
このようにして得られた固形油絵具は、固体であるので
、例えば、棒状とすれば、筆やペインティングナイフな
どを使用することなく、直接キャンパスなどの描画支持
体表面に描画することが可能である。そして、このもの
は、油絵大作のためのエスキース、下描き、デッサン、
イラストレーション、パステル画風などに使用可能であ
り、軟質タイプの油絵具、水彩絵具、ポスターカラー。
アクリル絵具、パステル、オイルパステル、クレヨン、
コンテなどとも併用可能である。また、このものは、テ
レピン油、ベトロール、ベンティングオーイルなどの溶
剤に対して良好の相溶性を示すので、軟質タイプの油絵
具と同様の使い方ができる。
以下実験例を示してこの発明の作用効果を明確にする。
下記のような処方(1)〜(3)に基づいて白色、赤色
、緑色の固形油絵具を製造した。なお、ワックス、脂肪
酸、乾燥剤に対する溶融加熱温度を105℃とした上、
高速ミルの撹拌速度を最高78000/1ain 、 
とした。
処方(1)・・・・・・白色 パラフィンワックス   ・・・・・・2.0m?7を
部カルナバワックス    ・・・・・・3.0=m1
部マイクロワックス    ・・・・・・1.5重h1
部脂肪酸アマイド     ・・・・・・1.0重量部
ステアリン酸      ・・・・・・1.5ffli
量部亜麻仁油       ・・・・・・20.0=4
’n部ボリブデン       ・・・・・・3.OI
1部8%コバルトドライヤ  ・・・・・・0.2重吊
部酸化チタン       ・・・・・・3.0重量部
炭酸カルシウム     ・・・・・・6.0唄M部タ
ルク          ・・・・・・2.0iJJ1
部分散剤         ・・・・・・0.1重量部
43.3重量部 処方(2)・・・・・・赤色 パラワインワックス   ・・・・・・3.0ff1部
本ロウ         ・・・・・・4.0重lfi
部マイクロワックス    ・・・・・・2.0fJf
f1部パルミチン酸      ・・・・・・1.01
ffi部ケシ油        ・・・・・・10.0
重量部カルバミン酸エステル樹脂・・・・・・2.0重
階部8%マンガンドライヤ  ・・・・・・0.21f
filffiレーキレツド4R・・・・・・2.0重陽
部白土         ・・・・・・10.0重吊部
タルク          ・・・・・・3.0重石部
分散材         ・・・・・・0.1重量部4
7.31山部 処方(3)・・・・・・緑色 パラフィンワックス   ・・・・・・3.0ffl伍
部カルナバワックス    ・・・・・・2.0重吊部
蜜ロウ         ・・・・・・2.0ffX吊
部オレイン酸        ・・・・・・2.0重量
部サフラワー油     ・・・・・・20.0重量部
ミネラルスピリット  ・・・・・・12.0重量部ベ
トラタム       ・・・・・・3.0重吊部8%
コバルトドライヤ  ・・・・・・0.2ffitla
部フタロシアニングリーン ・・・・・・2.5ffi
ffi部炭酸マグネシシウム  ・・・・・・10.0
重式部タルク          ・・・・・・3.0
重槽部分散剤         ・・・・・・0.1重
量部59.8重石部 上記処方(1)〜(3)に基づいて製造した固形油絵具
を油彩用キャンパス上に描画し、その彩色面に皮膜が形
成されるまでの時間を夏期条件(温度30℃)、冬期条
件(温度12℃)について調べた。その結果を第1表に
示した。
第  1  表 (発明の効果) 以上説明したように、この発明は、固形化した油絵具で
あるので、例えば、棒状のものは筆やペインティングナ
イフなどを使用することなく、直接キャンパスなどの上
に描画するのに用いることができ、よって、写生に行く
際に必要な画材道具を軽減できるなどの優れた効果を1
することができる。また、この発明は、乾性油などの油
脂を含むものであるので、このものを用いて描画した両
面は、彩色皮膜の形成が早く、その彩色皮膜は軟質クイ
ブの絵具とほぼ同様の発色、光沢および重厚な71感を
右するものとなる。
代理人  弁理士 志賀正武  。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ワックス  10〜20重量% 脂肪酸     2〜4重量% 油脂    20〜50重量% 湿潤剤     4〜8重量% 乾燥剤 0.3〜0.5重量% 顔料    25〜35重量% よりなる固形油絵具。
JP29159985A 1985-12-24 1985-12-24 固形油絵具 Pending JPS62265378A (ja)

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JP29159985A JPS62265378A (ja) 1985-12-24 1985-12-24 固形油絵具

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JP29159985A JPS62265378A (ja) 1985-12-24 1985-12-24 固形油絵具

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ID=17771026

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0245138A (ja) * 1988-08-08 1990-02-15 Shinroihi Kk 着色キャンドルとその製造法
CN110746808A (zh) * 2019-11-04 2020-02-04 西安建筑科技大学 一种固体油画颜料的制备方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0245138A (ja) * 1988-08-08 1990-02-15 Shinroihi Kk 着色キャンドルとその製造法
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