JPS6226468Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6226468Y2 JPS6226468Y2 JP5741983U JP5741983U JPS6226468Y2 JP S6226468 Y2 JPS6226468 Y2 JP S6226468Y2 JP 5741983 U JP5741983 U JP 5741983U JP 5741983 U JP5741983 U JP 5741983U JP S6226468 Y2 JPS6226468 Y2 JP S6226468Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- needle
- needle bed
- side wall
- knitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009940 knitting Methods 0.000 claims description 33
- 239000002699 waste material Substances 0.000 claims description 4
- 210000003746 feather Anatomy 0.000 description 3
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 2
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 2
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Knitting Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、目移しのための羽根をその側面に
備えた編針を収容するのに適した針床に関するも
のである。
備えた編針を収容するのに適した針床に関するも
のである。
目移し用の羽根をその側面に備えた編針は、粗
いゲージの編針の場合には、必然的に、上記羽根
の編針側方への膨出量が大になるが、その場合に
おいて、編針の針溝内における摺動を可能ならし
めるため、上記羽根に充分大きい弾性を附与し、
その弾性変形によつて目移し針を針溝内に収容可
能としたものにあつては、上記羽根部分の側方突
出量が大きいので、針溝壁との接触による摩耗が
大であるとか、目移し時には、目移ししようとす
るループによつて羽根がその外側から押えられる
ため、弾性変形によつて狭められた状態の羽根の
内側へと、編目受側の編針を挿通せしめなければ
ならないことになつて、目移し動作が不確実にな
り易い、といつた欠点があつた。
いゲージの編針の場合には、必然的に、上記羽根
の編針側方への膨出量が大になるが、その場合に
おいて、編針の針溝内における摺動を可能ならし
めるため、上記羽根に充分大きい弾性を附与し、
その弾性変形によつて目移し針を針溝内に収容可
能としたものにあつては、上記羽根部分の側方突
出量が大きいので、針溝壁との接触による摩耗が
大であるとか、目移し時には、目移ししようとす
るループによつて羽根がその外側から押えられる
ため、弾性変形によつて狭められた状態の羽根の
内側へと、編目受側の編針を挿通せしめなければ
ならないことになつて、目移し動作が不確実にな
り易い、といつた欠点があつた。
上記したような欠点は、羽根に、上記した欠点
のうち後者の欠点が生じない範囲の剛性を附与し
ておくと共に、針床側において、針溝の一側面
を、羽根の通過を許容しうるよう一部削り取つ
て、溝巾を広げておくと回避できる。しかしなが
らこの場合には、編針が充分な長さを有している
場合には問題が少いが、編針が、ジヤツクに関節
連結されたものである場合には、コスト高になつ
ても編針に充分な長さを附与しておかないと、編
針を目移し位置まで上昇させたときにおいて、編
針が、溝巾を広げられた部分で横転する、といつ
た問題を生じる。もつとも、このような問題は、
前記羽根よりも後方の編針の側面に、横転防止用
の案内片を突設しておけば、これを一応防止する
ことができる。しかしながらこの場合には、針床
と編針の双方に、夫々、羽根の通過許容手段と編
針の横転防止手段とを必要とするので、その加工
には大くの手数を要する、といつた欠点が残る。
のうち後者の欠点が生じない範囲の剛性を附与し
ておくと共に、針床側において、針溝の一側面
を、羽根の通過を許容しうるよう一部削り取つ
て、溝巾を広げておくと回避できる。しかしなが
らこの場合には、編針が充分な長さを有している
場合には問題が少いが、編針が、ジヤツクに関節
連結されたものである場合には、コスト高になつ
ても編針に充分な長さを附与しておかないと、編
針を目移し位置まで上昇させたときにおいて、編
針が、溝巾を広げられた部分で横転する、といつ
た問題を生じる。もつとも、このような問題は、
前記羽根よりも後方の編針の側面に、横転防止用
の案内片を突設しておけば、これを一応防止する
ことができる。しかしながらこの場合には、針床
と編針の双方に、夫々、羽根の通過許容手段と編
針の横転防止手段とを必要とするので、その加工
には大くの手数を要する、といつた欠点が残る。
この考案、ゲージが粗い場合における上記せる
如き諸問題を、針床に加えた僅かな改良によつて
すべて解消せしめようとするものであつて、その
要旨とするところは、針溝の前部の一側壁面の下
部に沿つて、針溝横断方向の断面の形状が上記一
側壁面によつて一部切り欠かれた切欠円筒形の凹
溝を形成すると共に、この凹溝が上記一側壁面に
開口している部分の上縁の針溝内における高さ
を、編針の前記羽根よりも後方の部分の針溝内に
おける高さよりも小に設定し、上記開口部分の下
縁と針溝の底面との間に一定の高さを附与して、
その一端が針床の前端面に開口せしめられている
上記凹溝でもつて、編針の側面に突設された目移
し用の羽根の通過許容溝を形成してあること、を
特徴としてなる針床にある。
如き諸問題を、針床に加えた僅かな改良によつて
すべて解消せしめようとするものであつて、その
要旨とするところは、針溝の前部の一側壁面の下
部に沿つて、針溝横断方向の断面の形状が上記一
側壁面によつて一部切り欠かれた切欠円筒形の凹
溝を形成すると共に、この凹溝が上記一側壁面に
開口している部分の上縁の針溝内における高さ
を、編針の前記羽根よりも後方の部分の針溝内に
おける高さよりも小に設定し、上記開口部分の下
縁と針溝の底面との間に一定の高さを附与して、
その一端が針床の前端面に開口せしめられている
上記凹溝でもつて、編針の側面に突設された目移
し用の羽根の通過許容溝を形成してあること、を
特徴としてなる針床にある。
実施例を図について説明すると、第１〜４図に
おいて、１は針床、２は天歯、３は針溝、４，５
は針溝横断方向の押え金で、この針溝３内には、
目移し用の羽根６をその一側面に有し、その上面
に段部７を有する、編針８が植設されている。
おいて、１は針床、２は天歯、３は針溝、４，５
は針溝横断方向の押え金で、この針溝３内には、
目移し用の羽根６をその一側面に有し、その上面
に段部７を有する、編針８が植設されている。
この編針８は、その後端部が、バツト９を有す
るジヤツク１０に関接的に連結１１されているの
であるが、この考案にしたがつて針床１には、各
針溝３の前部の一側壁面３ａに沿つて、次のよう
な構造の、目移し用の羽根６の通過を許容しうる
凹溝１２が形成されている。
るジヤツク１０に関接的に連結１１されているの
であるが、この考案にしたがつて針床１には、各
針溝３の前部の一側壁面３ａに沿つて、次のよう
な構造の、目移し用の羽根６の通過を許容しうる
凹溝１２が形成されている。
すなわち、針床１には、針床１の前端部１ａ側
から、適宜径のドリルによつて、針溝３の長手方
向に平行な孔１２を穿設することにより、該孔１
２でもつて、針溝３、一側壁面３ａの下部に沿
い、その横断面形状が上記側壁面３ａによつて一
部切り欠かれた一部切欠円筒形の凹溝１２であつ
て、その一端１２ａが針床１の前端面１ａに開口
された凹溝１２を形成し、この凹溝１２でもつ
て、編針８の目移し用の羽根６の通過許容溝１２
が形成されているのであるが、この凹溝１２が針
溝３の一側壁面３ａに開口している部分の、上縁
１２ｂの針溝３内における高さh1は、編針８の、
前記羽根６よりも後方の部分の針溝３内における
高さＨよりも小に設定されており、この凹溝１２
が針溝３の一側壁面３ａに開口している部分の、
下縁１２ｃと針溝３の底面との間には、一定の高
さh2が附与されている。
から、適宜径のドリルによつて、針溝３の長手方
向に平行な孔１２を穿設することにより、該孔１
２でもつて、針溝３、一側壁面３ａの下部に沿
い、その横断面形状が上記側壁面３ａによつて一
部切り欠かれた一部切欠円筒形の凹溝１２であつ
て、その一端１２ａが針床１の前端面１ａに開口
された凹溝１２を形成し、この凹溝１２でもつ
て、編針８の目移し用の羽根６の通過許容溝１２
が形成されているのであるが、この凹溝１２が針
溝３の一側壁面３ａに開口している部分の、上縁
１２ｂの針溝３内における高さh1は、編針８の、
前記羽根６よりも後方の部分の針溝３内における
高さＨよりも小に設定されており、この凹溝１２
が針溝３の一側壁面３ａに開口している部分の、
下縁１２ｃと針溝３の底面との間には、一定の高
さh2が附与されている。
なお、１５は、上記凹溝１２の他端１２ｄと針
床１の下面１ｂとに開口せしめて針床１に穿設し
た透孔で、この透孔１５は、上記凹溝１２内にた
まつた糸屑をエヤーブローによつて除去するため
の孔であるが、他の実施例においては、このよう
なエヤーブロー用の孔は、これを凹溝１２の他端
１２ｄから針床１の上面１ｃに向けて穿設してお
いてもよい（図示せず）。
床１の下面１ｂとに開口せしめて針床１に穿設し
た透孔で、この透孔１５は、上記凹溝１２内にた
まつた糸屑をエヤーブローによつて除去するため
の孔であるが、他の実施例においては、このよう
なエヤーブロー用の孔は、これを凹溝１２の他端
１２ｄから針床１の上面１ｃに向けて穿設してお
いてもよい（図示せず）。
次に、作用について説明すると、この考案にし
たがつた針床１には、各針溝３の前部の一側壁面
３ａの下部に沿つて、上記したような凹溝１２に
より、編針８の側面に突設されている目移し用の
羽根６の通過許容溝１２が形成されているので、
上記針溝１２内においては、編針８の側面に突設
された目移し用の羽根６を針床１に接触せしめな
いか、又は、仮に接触せしめても軽く接触せしめ
た程度で羽根を殆んど弾性変形せしめない状態
で、ジヤツク１０の先端に連結された編針８をし
て昇降作動せしめうるものであり、編針８を編目
渡し位置に上昇せしめた状態においては、前記凹
溝１２の、それが針溝３の一側壁面３ａに開口し
ている部分の上縁１２ｂの針溝３内における高さ
h1が、編針８の、羽根６よりも後方の部分の高さ
Ｈよりも小であり、前記凹溝１２の、それが針溝
３の一側壁面３ａに開口している部分の下縁１２
ｃと針溝３の底面との間には、一定h2の高さが附
与されているので、編針８は、それが羽根６を有
する側の側面の上部と下部を、前記針溝３の一側
壁面３ａの、前記凹溝１２が開口し残された部分
の面によつて、その横転を完全に阻止された状態
に保たれる。
たがつた針床１には、各針溝３の前部の一側壁面
３ａの下部に沿つて、上記したような凹溝１２に
より、編針８の側面に突設されている目移し用の
羽根６の通過許容溝１２が形成されているので、
上記針溝１２内においては、編針８の側面に突設
された目移し用の羽根６を針床１に接触せしめな
いか、又は、仮に接触せしめても軽く接触せしめ
た程度で羽根を殆んど弾性変形せしめない状態
で、ジヤツク１０の先端に連結された編針８をし
て昇降作動せしめうるものであり、編針８を編目
渡し位置に上昇せしめた状態においては、前記凹
溝１２の、それが針溝３の一側壁面３ａに開口し
ている部分の上縁１２ｂの針溝３内における高さ
h1が、編針８の、羽根６よりも後方の部分の高さ
Ｈよりも小であり、前記凹溝１２の、それが針溝
３の一側壁面３ａに開口している部分の下縁１２
ｃと針溝３の底面との間には、一定h2の高さが附
与されているので、編針８は、それが羽根６を有
する側の側面の上部と下部を、前記針溝３の一側
壁面３ａの、前記凹溝１２が開口し残された部分
の面によつて、その横転を完全に阻止された状態
に保たれる。
このように、この考案の針床によれば、各針溝
の一側壁面の下部に沿つて形成された一部切欠円
筒形の凹溝の存在によつて、編針の側面に突設さ
れている目移し用の羽根を摩耗せしめることなく
編針を昇降させることができ、針溝の一側壁面の
所定の位置に開口されている上記凹溝の口縁部に
よつて、上昇位置の編針を、該編針の、羽根より
も後方の部分の長さが短かくても、該編針を針溝
内において安定した状態に保ちうるのであるが、
このような凹溝は、実施例について説明したよう
なドリル加工によつてそれを簡単に形成しうるも
のであるから、この考案にしたがえば、針床にロ
ーコストの加工を施すだけで、冒頭に説明したよ
うな課題をすべて解決できるのである。
の一側壁面の下部に沿つて形成された一部切欠円
筒形の凹溝の存在によつて、編針の側面に突設さ
れている目移し用の羽根を摩耗せしめることなく
編針を昇降させることができ、針溝の一側壁面の
所定の位置に開口されている上記凹溝の口縁部に
よつて、上昇位置の編針を、該編針の、羽根より
も後方の部分の長さが短かくても、該編針を針溝
内において安定した状態に保ちうるのであるが、
このような凹溝は、実施例について説明したよう
なドリル加工によつてそれを簡単に形成しうるも
のであるから、この考案にしたがえば、針床にロ
ーコストの加工を施すだけで、冒頭に説明したよ
うな課題をすべて解決できるのである。
第１図はこの考案に係る針床の要部を示した一
部切欠平面図、第２，３図は第１図の−線断
面図で、第２図は編針が降下位置にある状態、第
３図は編針が上昇位置にある状態であり、第４図
は第２図の−線断面図である。 １……針床、３……針溝、３ａ……一側壁面、
６……羽根、８……編針、１２……凹溝、１２ｂ
……上縁、１２ｃ……下縁、h1……上縁の高さ、
h2……下縁の高さ、Ｈ……編針の高さ。
部切欠平面図、第２，３図は第１図の−線断
面図で、第２図は編針が降下位置にある状態、第
３図は編針が上昇位置にある状態であり、第４図
は第２図の−線断面図である。 １……針床、３……針溝、３ａ……一側壁面、
６……羽根、８……編針、１２……凹溝、１２ｂ
……上縁、１２ｃ……下縁、h1……上縁の高さ、
h2……下縁の高さ、Ｈ……編針の高さ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 １ 針溝の前部の一側壁面の下部に沿つて、針溝
横断方向の断面の形状が上記一側壁面によつて
一部切り欠かれた切欠円筒形の凹溝を形成する
と共に、この凹溝が上記一側壁面に開口してい
る部分の上縁の針溝内における高さを、編針の
前記羽根よりも後方の部分の針溝内における高
さよりも小に設定し、上記開口部分の下縁と針
溝の底面との間に一定の高さを附与して、その
一端が針床の前端面に開口せしめられている上
記凹溝でもつて、編針の側面に突設された目移
し用の羽根の通過許容溝を形成してあること、
を特徴としてなる針床。 ２ 前記凹溝が、凹溝の他端と針床の下面に開口
せしめて針床に穿設された透孔からなる、糸屑
除去用の孔を備えている、実用新案登録請求の
範囲第１項に記載の針床。 ３ 前記凹溝が、凹溝の他端と針床の上面に開口
せしめて針床に穿設された透孔からなる、糸屑
除去用の孔を備えている、実用新案登録請求の
範囲第１項に記載の針床。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5741983U JPS59165486U (ja) | 1983-04-15 | 1983-04-15 | 針床 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5741983U JPS59165486U (ja) | 1983-04-15 | 1983-04-15 | 針床 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59165486U JPS59165486U (ja) | 1984-11-06 |
| JPS6226468Y2 true JPS6226468Y2 (ja) | 1987-07-07 |
Family
ID=30187721
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5741983U Granted JPS59165486U (ja) | 1983-04-15 | 1983-04-15 | 針床 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59165486U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| PT2540889T (pt) * | 2010-07-06 | 2016-09-19 | Groz Beckert Kg | Sistema de tricotagem com canais de guiamento achatados |
| IT1403218B1 (it) * | 2011-01-05 | 2013-10-17 | Santoni & C Spa | Macchina circolare monocilindro per calze da uomo, del tipo con aghi sul platorello |
-
1983
- 1983-04-15 JP JP5741983U patent/JPS59165486U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59165486U (ja) | 1984-11-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| USD298698S (en) | Knitting needle | |
| JPS6226468Y2 (ja) | ||
| US4580419A (en) | Composite dial needle for a single-cylinder circular hosiery knitting machine for producing ribbed knitting | |
| JPS6332905B2 (ja) | ||
| JPS61183994U (ja) | ||
| JPH0466941B2 (ja) | ||
| US4548056A (en) | Stamped knitting tool for knitting machines | |
| JPS6094658A (ja) | 編機用編成要素 | |
| US4781040A (en) | Latch needle for knitting machine | |
| JPS6223828Y2 (ja) | ||
| WO2006070840A1 (ja) | 可動シンカおよび可動シンカを備える横編機 | |
| JP2008045263A (ja) | ステッチ形成編機のためのべら針 | |
| JPS60132487U (ja) | メリヤス編針 | |
| JPS59125952A (ja) | ラツチニ−ドルおよびその製法 | |
| JPS61168190U (ja) | ||
| JPH0126786Y2 (ja) | ||
| USD234313S (en) | Belt guard for a milling machine head | |
| JPH0136939Y2 (ja) | ||
| KR0131855Y1 (ko) | 넥타이 고정구 | |
| JPS63786Y2 (ja) | ||
| JPS60127387U (ja) | メリヤス編針 | |
| JPS59178317U (ja) | 永久的な整形効果をもつ横メリヤス編の衿を具えた上衣 | |
| JPH0448033U (ja) | ||
| JPH0294015U (ja) | ||
| JPS6025487U (ja) | カ−テンウェ−ブ形成装置 |