JPS62263273A - 粘着性微小粒子 - Google Patents

粘着性微小粒子

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JPS62263273A
JPS62263273A JP10472586A JP10472586A JPS62263273A JP S62263273 A JPS62263273 A JP S62263273A JP 10472586 A JP10472586 A JP 10472586A JP 10472586 A JP10472586 A JP 10472586A JP S62263273 A JPS62263273 A JP S62263273A
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Hiroyasu Miyasaka
宮坂 宏保
Yasuaki Kitazaki
寧昭 北崎
Tetsuaki Matsuda
松田 哲晃
Jiyunichi Kobayashi
小林 循一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の居する技術分野] 本発明は、粘着性微小粒子に関し、更に詳しくは常温下
で感圧性接着機能を有する再剥離性粘着体の粘着成分と
して有用な粘着性微小粒子に関する。
[本発明の技術的背景] 粘着テープ又は粘着シートに用いられる常温・常態で感
圧的に接着し得る粘着剤が持つべき重要な特性としては
、初期タック、接着力及び凝集力が挙げられる。しかも
、これらのバランスが良好に保たれていなければ優れた
粘着剤が得られないことも知られている。
ここで、初期タックとは、粘着剤が被着体に接触すると
同時に発現される初期粘着力を意味する。このタックの
値が高いほど、粘着剤としては好ましい、初期粘着力を
好ましく高く発現させるためには、粘着剤はより短時間
のうちにより軽い圧力でより広く被着体と接する面積を
増大させる必要がある。
接着力とは、粘着剤が被着体に接触してから少なくとも
数秒後に粘着剤を塗布した粘着テープ、粘着シートを引
き剥す時点で観測される特性である。一般的に接着力は
、粘着剤の被着体に対する接触面積が大きい程大きく、
また粘着剤の粘弾性的性質によってもその大小は変化す
る。
凝集力とは、粘着剤を被着体から引き剥す際に、糸を引
いて被着体に粘着剤の残留が生じないようにするために
要求される、粘着剤自体の凝集性を意味する。多くの場
合は、粘着剤の粘度を測定することにより、その粘着剤
の凝集力を知ることができる。糸引きを起こさない粘度
として、通常の引き剥し速度では常温でlXl0’ポイ
ズ以上であれば、この条件を満足することが知られてい
る。
一方、被着体に粘着剤が残留しないためには、粘着剤の
基材に対する接着力が、被着体に対する接着力よりも常
に大でなければならない、このため、粘着剤が基材中に
根をおろした状態、所謂、アンカー効果を粘着剤に発現
せしめる工夫がしばしば行なわれている。また化学結合
により、基材分子と粘着剤分子を結合させる場合もある
以上のように、より強固に粘着し、粘着剤を被着体に残
留させずに引き剥すことが可能な再剥離性粘着剤に必要
な特質としては、高い初期タック(初期粘着性)、粘着
シートを必要に応じて被着体に接着維持するための接着
力、引き剥す際に粘着剤が糸引きを起こしたり被着体に
残留しないための凝集力及び粘着剤の基材に対する接着
力が被着体に対する接着力より充分に大きいことの4点
が挙げられる。
[従来の技術とその問題点] 初期粘着性、接着性及び再剥離性なる特性を粘着剤に同
時に保有させるようにするためには、先に述べた要件を
バランス良く満たす必要がある。
特開昭50−2736号公報には水乳化性のフルキルア
クリレートエステル類とナトリウムアクリレート等の水
可溶性のイオン性ビニルモノマーを用いた共重合体より
なる粘着性微小球を、該微小球の一部が表面に露出する
ように結合剤で基材上に結合した構造体が開示されてい
る。該公報では粘着性微小球の使用により、粘着・接着
・再剥離の一連の良好な機能が実現されると開示されて
おり、結合剤と粘着性微小球とを化学結合させる必要は
全くないと述べられている。即ち、その理由については
、物理的ソケット効果により、粘着剤の被着体への転移
が有効に防止されるからであると説明されている。
更に、こうした粘着性微小球については、1972年9
月12日発行の米国特許第3.691,140号にも開
示されており、粘着剤組成物の基本的考え方は同じであ
って、水可溶性のイオン性モノマーが使用されている。
このイオン性モノマーは共重合体中に取り込まれて、水
中での懸濁重合中に粒子どうしが付着結合することを防
止する役目をはだすが、一方では生成した粘着性微小球
の接着性に対し悪影響を及ぼす成分となる。したがって
、水可溶性のイオン性モノマーを用いた場合には、良好
な初期粘着性を有する粘着剤は得られにくい。
[発明の目的] 本発明は、初期粘着性、接着性及び再剥離性が浸れ、特
に被着体への残留が生じることなく容易に剥離すること
ができ、かつ接着性にも優れている再剥離性粘着体の粘
着成分として有用な粘着性微小粒子の提供を目的とする
[発明の概要] 本発明者らは、前述した粘着・接着・再剥離の一連の過
程における基本的な原理を鋭意研究した結果、本発明を
完成するに至った。
即ち、本発明の粘着性微小粒子は、 (A)(a)炭素数2〜12個のアルキル基を有する(
メタ)アクリル酸エステルを主体とする非官能性ビニル
系モノマー90〜99.9fi量%。
及び(b)分子中に、カルボキシル基、水酸基、アミノ
基、メチロール基、アルコキシメチル基又はエポキシ基
を一個以上有する官能性ビニル系モノマー0.1〜10
重量%からなる、常温で粘着性を有する共重合体100
重量部;と、(B)(A)(b)成分である前記官能性
ビニルモノマーの官能基と反応し得る多官能性架橋剤。
0.01〜10重量部;の、反応生成物の粉砕物である
ことを特徴とする。
以下1本発明を更に詳細に説明する。
本発明の粘着性微小粒子は、再剥離性粘着シートもしく
はテープ用の粘着剤として有用であり、かかる用途に使
用した場合は、該シート類を容易に軽い圧力で被着体に
接着することができ、また被着体表面を破損したり、あ
るいは粘着剤の残留を生じたりすることなく被着体から
剥離することができる。
通常、感圧性粘着シートまたはテープはいろいろな物品
の表面に容易に軽い圧力で貼着することができ、場合に
よっては再度引き剥して再貼着することもできるが、従
来技歯では再剥離、再貼着を繰り返すと被着体の一部を
破損したり、粘着剤表面を汚してしまうため、再貼着の
能力が低下してしまうテープ類しか製造することができ
なかった。そのような事態は、新聞紙に粘着テープを貼
着した後これを引き剥す場合、あるいは織布に粘着テー
プを貼着した後これを引き剥す場合等に顕著である。従
来の粘着テープ又は粘着シートでは、新聞紙の紙繊維を
むしり取ることなく引き剥すことはまず不可能であり、
仮に引き剥した粘着シートを再度新聞紙に貼着したとし
てもすでに粘着剤表面には紙のramが一面に付着して
いるため、該シート類の感圧性接着機能はほとんど失わ
れている。
本発明の粘着性微小粒子は、このような従来の問題点を
全て解消したものであり、その構成は下記のとおりであ
る。
本発明における粘着性微小粒子を構成する(A)成分は
、再剥離機能を保有していなければならないため、初期
粘着性及び凝集性には富む必要があるが、接着力は必要
以上に強くなくてよい。
この(A)成分の主構成成分である(a)成分の非官能
性ビニルモノマーとしては、炭素数2〜12個のアルキ
ル基を有するアクリル酸もしくはメタクリル酸のエステ
ルを挙げることができる。具体的には、アクリル醜エス
テルの系統としてエチルアクリレート、プロピルアクリ
レート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレ
ート、n−オクチルアクリレート、インオクチルアクリ
レート、2−エチルへキシルアクリレート、ノニルアク
リレート、イソノニルアクレート及びラウリルアクリレ
ート等が挙げられ、メタクリル酸エステルの系統として
、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、プロ
ピルメタクリレート、ブチルメタクリレート、2−エチ
ルへキシルメタクリレート、イソノニルメタクリレート
及びラウリルメタクリレート等が挙げられる。
非官能性ビニル系モノマーとしては、上記(メタ)アク
リル醜エステルのみを用いてもよいが、該エステルの0
.5〜10重量%を他の非官能性ビニル系モノマーで代
用することも可能である。
これらの七ツマ−は主として接着性の調整のために使用
されるため、多量には使用されない。
かかる他の非官能性ビニル系モノマーには、例えば酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル、スチレン、アクリロニト
リル等が挙げられる。
これらの非官能性ビニル系モノマーは一種又は二種以上
で用いられ、粘着剤である(A)成分の共重合体を構成
するモノマー中、90〜99.9重量%、好ましくは9
5〜99 、5i量%の割合で配合される。配合量が9
0重量%未満では初期粘着力に富む粘着剤が得られなく
なり、一方99.9重量%を超えると粘着剤の架橋の度
合が低下するため、充分な凝集力が得られない。
(A)成分の他の構成成分である(b)成分の官能性ビ
ニル系モノマーとしては、カルボキシル基、水酸基、ア
ミノ基、メチロール基、アルコキシメチル基又はエポキ
シ基を分子中に一個以上有するビニル系モノマーが使用
される。
カルボキシル基を有する七ツマ−の具体例としては、ア
クリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸及び
マレイン酸等が挙げられる。水酸基を有するモノマーの
具体例としては、2−ヒドロキシエチルメタクリレート
、ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシ
エチルアクリレート及びヒドロキシプロピルアクリート
等が挙げられる。アミ°ノ基を有する七ツマ−の具体例
としては、アクリルアミド等;メチロール基を有する七
ツマ−の具体例としては、N−メチロール(メタ)アク
リルアミド等;アルコキシメチル基を有するモノマーの
具体例としては、N−ブトキシメチルアクリルアミド等
−並びに、エポキシ基を有するモノマーの具体例として
は、グリシジルメタクリレート及びアリルグリシジルエ
ーテル等が挙げられる。
これらの官能性ビニル系モノマーは一種又は二種以上で
用いられ、粘着剤である(A)成分の共重合体を構成す
るモノマー中、0.1〜10重量%、好ましくは0.5
〜5重量%の割合で配合される。該七ツマ−は粘着剤の
接着性及び凝集性の調整と架橋剤との架橋点とすること
を目的として配合される成分であるため、多量に共重合
させると初期粘着性を低下させてしまう。
この(A)成分の共重合体は、溶液重合又は乳化重合等
の重合法により製造することができる。
乳化重合による場合は1例えば、水性分散媒(好ましく
は、イオン交換水)にミセル法度以上の7ニオン系又は
非イオン系界面活性剤を加える。しかる後、該分散媒を
攪拌しながら七ツマー成分である(a)及び(b)成分
を徐々に加え、次いで重合開始剤(例えば、過硫酸ナト
リウム。
過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム)を添加したのち
、通常60〜95℃にて3〜24時間攪拌し続けること
により、共重合体のエマルジョン溶液が得られる。ここ
で使用するアニオン系界□面活性剤としては、例えば、
ドデシル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム等の
高級アルコール硫酸エステル:ドデシルベンゼンスルホ
ン醜ナトリウム、アルキルジフェニルエーテルジスルホ
ン酸ナトリウム等のフルキルアリールスル示ン融塩が挙
げられ、非イオン系界面活性剤としては、例えば、ポリ
オキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレン
オレイルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニ
ルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル;
ポリエチレングリコールモノステアレート、ポリエチレ
ングリコールジステアレート等のポリオキシエチレンア
ルキルエステルが挙げられる。
乳化重合法における各成分の使用量は水性分散媒100
重量部に対して、(L)及び(b)成分のビニル系モノ
マーは合計量で25〜100重量部、界面活性剤は0.
05〜1重量部であり1重合開始剤は0.5〜2重量部
である。
他方、溶液重合による場合は、メタノール、エタノール
、n−プロパツール、トルエン、n−エキサン、シクロ
ヘキサン、酢酸エチル、ベンゼン、アセトン、メチルエ
チルケトン等の有機溶媒中にモノマー成分(a)及び(
b)を加え、しかるのち重合開始剤(例えば、ベンゾイ
ルペルオキシド、ラウロイルペルオキシド、ジクミルペ
ルオキシド)を加えて、通常60〜95℃にて3〜24
時間攪拌し続けることにより、共重合体の含有溶液が得
られる。
また、有機溶媒として、メタノール、エタノール及びn
−プロパツールを使用する場合は、非イオン系界面活性
剤又はアニオン系界面活性剤等を併用してもよい。
溶液重合法における各成分の使用量は、(a)及び(b
)成分のビニル系モノマー成分の合計量100重量部に
対して、有機溶媒は4O−150ffi量部及び重合開
始剤は0.1〜2重量部である。また、乳化剤を使用す
る場合は、同様に1〜10重量部である。
本発明のCB)成分である多官能性架橋剤は、(A)成
分を構成する官能性ビニルモノマーの官能基と反応する
ことにより、(A)成分の共重合体を三次元構造にする
成分である。このような架橋剤としては、(A)成分の
共重合体中の官能基であるカルボキシル基、水酸基、ア
ミノ基、メチロール基、アルコキシメチル基又はエポキ
シ基と同時−反応する多官能性架橋剤が使用される。該
架橋剤としては、ポリイソシアネート系化合物、ポリエ
ポキシ系化合物、多官能性アジリジン系化合物、メラミ
ン系化合物等が例示される。
ここで、ポリイソシアネート系化合物の具体例としては
、トルイレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソ
シアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、イン
ホロンジイソシアネート、1.5−ナフチレンジイソシ
アネート等が挙げられる。
ポリエポキシ系化合物の具体例としては、エチレングリ
コール、ジグリシジルエーテル、プロピレングリコール
ジグリシジルエーテル、l、6−ヘキサンシオールジグ
リシジルエーテル等が挙げられる。
多官能性アジリジン系化合物の具体例としては、下記の
構造式で示される化合物が挙げられる。
また、メラミン系化合物の具体例としては、ブチル化メ
ラミン、ヘキサメチロールメラミン等が挙げられる。
本発明の粘着性微小粒子は、上記した(A)成分の共重
合体に(B)成分の架橋剤を反応せしめたのち、機械的
に粉砕することにより得られる。
まず、(A)成分と(B)成分の各々所定量を反応容器
中に投入したのち、均一になるまで攪拌する。この(A
)成分は水又は有機溶媒に分散、もしくは溶解させた状
態で使用される。したがって、通常、上記のように乳化
重合や溶液重合により得られる。(A)成分が分散もし
くは溶解されたものを使用すればよいが、乳化重合法の
場合は、使用した界面活性剤を除去した方が、好適な架
橋反応を行うためにはよい、また、(A)成分が溶媒に
分散等されている場合には、共重合体としての固形分濃
度を、5〜50重量%、好ましくは10〜30重量%に
調節する。固形分濃度が5重量%未満であると充分な架
橋度が得られない、また、50重量%を超えると、架橋
反応の制御が困難であり、架橋度の高すぎる反応生成物
が得られる傾向があり、その結果、該生成物の機械的粉
砕が困難となる。
また、(A)成分と(B)成分の配合量は、(A)成分
100重量部に対して、(B)成分が0.01〜10重
量部、好ましくは0.1〜5重量部である。配合量が0
.01重量部未満であると、架橋反応が充分に進行せず
、10重量部を超えると、架橋反応が過度に進行してし
まい、生成物の粘着性が低下してしまう。
架橋反応の条件は、使用する架橋剤の種類に応じて適宜
決定することができるが、例えば架橋剤としてエピコー
ト812(エポキシ樹脂ニジエル化学社製、商品名)を
使用し、触媒としてエピキュアー103(ポリアミノ;
シェル化学社製、商品名)を使用する場合には、通常2
0〜40℃で、12〜72時間保持することにより行う
次に、このようにして得られた(A)及び(B)成分の
反応生成物を、機械的に粉砕する。
この場合における反応生成物の状態(例えば、常温ゲル
状、凍結固体等)は特に制限されない、また、その粉砕
方法及び条件は特に制限されないが、粉砕後の粒子の平
均粒子径が0.5〜500μ、好ましくは20〜200
−となるように設定することが必要である。平均粒子径
が0.5戸未満であると、粘着体の粘着剤として使用し
た場合、粘着面が凹凸状態にならず、平滑面になるため
に被着体に対して点接着でなく面接着を示すようになる
ことから、再剥離性が低下する。また、500−を超え
ると、粘着面が粗くなるために、被着体に対する初期タ
ックが低下する。
したがって、粉砕は、例えば変速可能な粉砕機、攪拌機
又は混合機等、具体的には高速型−方攪拌機、双腕型ニ
ーダ−又はサンドミル等で行う、具体的には、粉砕機と
して高速型一方攪拌fi(タービン羽根)を使用する場
合は、冷却しながら500〜10,000rpa+、好
ましくは1 、OOO〜5.00Orpmで少くとも2
0分以上粉砕を行う、この粉砕条件以外であると、上記
した範囲内の平均粒子径を有する微粒子を得ることがで
きない。
以上に説明した本発明の粘着性微小粒子は、再剥離性粘
着シート又はテープ用の粘着剤として特に有用である。
このような再剥離性粘着シート又はテープは、例えば、
粘着性微小粒子を有機溶媒中に分散させたのち、基材上
に塗布することにより得られる。
この場合に使用する有機溶媒としては、例えば、n−ヘ
キサン、トルエン、n−プロパツール、メタノール、酢
酸エチル、ベンゼン、トリクロロエチレン、シクロヘキ
サン、l、1.1−)リクロロエタン等が挙げられ、基
材上に塗布する場合は、ナイフコーター、グラビアコー
ター、シルクスクリーンコーター等を使用する。また、
本発明の粘着性微小粒子を適用し得るシートもしくはテ
ープの基材としては、例えば、紙、布、不織布等の1i
Am状基材に加えて、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリエステル、ポリ塩化ビニル、酢酸セルロース、ポリ
カーボネート、セロハン、ポリフッ化ビニリデンのシー
トもしくはフィルム等の滑沢なフィルムやシート又はそ
れら相互の複合基材等が挙げられる。
[発明の実施例] 以下、実施例を掲げ本発明を更に詳細に説明する。なお
、以下において「部」は全て「重量部」を表し、1%」
は全て「重量%」を表す。
実施例1 温度計、変速機付攪拌機、窒素導入管、滴下漏斗及び還
流冷却管を備えたIJ2.反応容器中に、アクリル酸2
−エチルヘキシル98部、アクリル酸2部、メタノール
変性ア、ルコールso部及びエマルジット(第1工業製
薬■製;商品名)49.5部を添加した0次いで、容器
内を窒素ガスで置換したのち、一定量の窒素気流下にお
いて、撹拌しながら加熱した。その後、系内の温度が7
5℃に到達した時点で、ラウロイルペルオキシド(以下
、「LPo」と略す)の7%ヘキサン溶液を、まず5g
滴下し、重合反応を開始させた。その後、該LPOのへ
キサン溶液を、徐々に滴下しながら合計で40gを添加
した。その後、加熱拳攪拌を続行し、8時間で反応を完
結させた0次いで、攪拌を続行しながら、メタノール変
性アルコール45部を添加して、反応液を希釈し、常温
まで冷却して、(A)成分である共重合体を含有する溶
液を得た。
得られた共重合体含有液中の共重合体100部に対して
、架橋剤としてケミタイトPZ−33(日本触媒化学工
業株製;商品名)2.4部を添加し、常温で1〜2日放
置して、架橋反応を行った。その後、反応生成物をディ
シルバー(一方撹拌機タービン羽根;井上製作所■製)
を用いて、1.500回転/分で20分間粉砕を行うこ
とにより粒子径が5O−Zoo−の粘着性微小粒子を得
た。
得られた粘着性微小粒子100部に対して、トルエン5
70部及びn−プロパツール130部の混合液を添加し
、均一に分散せしめて固形分濃度12.5%の粘着剤分
散液を得た0次いで、該分散液を、乾燥後の塗布量が5
g/m″となるように25戸厚のポリエステルフィルム
上5に塗布した。その後、該フィルムを18mm幅に裁
断したものを試験用粘着テープとした。
得られた試験用粘着テープを、23℃で湿度が65%R
H雰囲気の室内で、ステンレスパネル表面に貼着したの
ち、該テープをJIS  Z0237に準じて被着体か
ら1806の方向に引き剥した場合の粘着力を測定した
。また、該試験用粘着テープを、上質紙70kg上に貼
着したのち、該テープ表面を重量が2kgのロールを1
往復させることにより圧着した。その後、該テープを上
質紙から急速に引き剥した場合の上質紙表面の状態を目
視で観察した。結果を第1表に示す。
比較例1 実施例1で得た共重合体100部に、架橋剤としてケミ
タイトPZ−33を2.4部添加し。
次いで充分に攪拌したのち、直ちに実施例1と同様のポ
リエステルフィルム上に塗布した。その後、温度100
℃に設定した空気恒温槽中で、5分間加熱して乾燥し、
試験用粘着シートを得た。
このテープを用いて、実施例1と同様の各試験を行った
。結果を第1表に示す。
第1表 実施例1    比較例1 粘  着  力    70         490
(g/18mm) 実施例2 実施例1と同様な反応容器中にアクリル酸2−エチルヘ
キシル93部、アクリルFs2部、アクリロニトリル5
部、シクロヘキサン60部及びトルエン20部を添加し
た0次いで、容器内を窒素ガスで置換したのち、一定量
の窒素気流下において、攪拌しながら加熱した。その後
、系内の温度が80℃に到達した時点で、ベンゾイルペ
ルオキシド(以下、rBPOJと略す)の1%トルエン
溶液を、まず3g滴下し、重合反応を開始させた。その
後、該BPOのトルエン溶液を、徐々に滴下しながら合
計で30gを添加した。その後、加熱・攪拌を続行し、
8時間で反応を完結させた0次いで、攪拌を続行しなが
ら、シクロヘキサン80部を添加して、反応液を希釈し
、常温まで冷却して、(A)成分である共重合体を含有
する溶液を得た。
得られた共重合体含有液中の共重合体100部に対して
、架橋剤として多官能性インシアネート化合物であるコ
ロネー)L(商品名;日本ポリウレタン社製)2.4部
を添加し、常温で30分間攪拌して架橋反応を行った0
次いで、該反応液を液体窒素中に徐々に添加して固化さ
せたのち、直ちに、該固化物をディシルバーを用いて2
.000回転/分で30分間粉砕した。このようにして
1粒子径30〜70−の粘着性微小粒子を得た。
得られた粘着性微小粒子を用いて、実施例1と同様にし
て粘着テープを得、更に同様の試験を行った。その結果
、該テープは良好な再剥離を示しく粘着力110g71
8m■)、上質紙の表面にもほとんど変化がなかった。
実施例3 実施例1と同様な反応容器中に、イソノニルアクリレー
ト93部、ブチルアクリレート5部、アクリル醜2部、
メタノール変性アルコール60部及びエマルジット(第
−工業製薬株製;商品名)49.5部を添加した0次い
で、容器内を窒素ガスで置換したのち、一定量の窒素気
流下において、攪拌しながら加熱した。その後、系内の
温度が75℃に到達した時点で、ラウロイルペルオキシ
ド(以下、rLPO」と略す)の7%ヘキサン溶液を、
まず5g滴下し1重合反応を開始させに滴下しながら合
計で40gを添加した。その後、加熱・攪拌を続行し、
8時間で反応を完結させた0次いで、攪拌を続行しなが
ら、メタノール変性アルコール45部を添加して、反応
液を希釈し、常温まで冷却して、(A)成分である共重
合体を含有する溶液を得た。
得られた共重合体含有液中の共重合体100部に対して
、架橋剤として多官能性インシアネート化合物であるコ
ロネートL(商品名:日本ポリウレタン社製)4.0部
を添加し、常温で30分間攪拌して架橋反応を行った0
次いで、該反応液を液体窒素中に徐々に添加して固化さ
せたのち、直ちに、該固化物をヘンシェルミキサー(三
井三池製作所製)を用いて2,000回転/分で20分
間粉砕した。このようにして、平均粒子径40゜の粘着
性微小粒子を得た。
得られた粘着性微小粒子100部に対して、トルエン8
00部を添加し、均一に分散せしめて固形分濃度12.
5%の粘着剤分散液を得た。このプを得、更に同様の試
験を行った。その結果、該テープは良好な再剥離を示し
く粘着力i o o g718aua)、急激に引き剥
した場合にも上質紙の表面にはほとんど変化がなかった
[発明の効果] 以上に説明したとおり、本発明の粘着性微小粒子は、簡
便な方法で得ることができ、その平均粒子径が0.5〜
500−と極めて小さいものである。したがって、この
ような粘着性微小粒子を粘着剤とする粘着体は、その粘
着体表面が極めて微細な凹凸状態であることから、被着
体に対して常に点で接着することができる。このために
、被着体に対して良好な再剥離性を示し、また被着体が
紙である場合にも、紙の繊維が粘着体を剥離する際に引
き剥されたりすることがなく、再剥離性粘着体の粘着剤
として極めて有用である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)(a)炭素数2〜12個のアルキル基を有
    する(メタ)アクリル酸エステルを主体とする非官能性
    ビニル系モノマー90〜99.9重量%、及び(b)分
    子中に、カルボキシル基、水酸基、アミノ基、メチロー
    ル基、アルコキシメチル基又はエポキシ基を一個以上有
    する官能性ビニル系モノマー0.1〜10重量%からな
    る、常温で粘着性を有する共重合体100重量部;と、
    (B)(A)(b)成分である前記官能性 ビニルモノマーの官能基と反応し得る多官能性架橋剤、
    0.01〜10重量部;の、反応生成物の粉砕物である
    ことを特徴とする粘着性微小粒子。
  2. (2)平均粒子径が0.5〜500μmである特許請求
    の範囲第1項記載の粘着性微小粒子。
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