JPS62262827A - ポジ型カラ−液晶素子の形成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 に産業上の利用分野】 本発明は、カラーテレビジョン受像機などの表示装置と
して薄形、低消費電力、軽量などの面から採用されてぎ
ているカラー液晶素子に関するものであり、この種のカ
ラー液晶素子の性能を向上させるものである。

Ｋ従来の技術】 第３図に示Ａものは従来のこの種のカラー液晶素子１０
であり、通常にはカラー画像を表示する表示部１０Ａと
、その周辺部分に設けられ常に黒色である枠部１０Ｂと
が被視者に見えるように作られている。　このカラー液
晶素子１０の内部構造の要部を示すものが第４図であり
、対峙する二枚のガラス基板１ａ、１ｂの表示部１０Ａ
に対応する場所の、一方のガラス基板１ａの内向側には
夫々が独立して駆動できるＪ：うに、透明電極により駆
動電極２が設けられ、更に該駆動電極２を覆うようにカ
ラーフィルタ３０ｒ、３０ｑ、３０ｂが印刷法、或いは
染色法などの適宜な方法で設けられている。　　ここで
前記カラーフィルタ３０ｒは光の三原色の１（（赤）色
のものであり、同様にカラーフィルタ３００はＧ（緑）
色、カラーフィルタ３０ｂｔ、ｔ８（肖）色のものであ
ることを示すものである。　　また、伯の一方のガラス
基板１ｂの内面側には前記駆動電極２と同様に透明電極
により共通電極４が設けられている。

以上のように形成された対峙する前記ガラス基板１ａ、
Ｉｂの内面側には、例えばＴＮ（ツイストネマヂック）
液晶５が封止され、外面側には偏光板６ａ、６ｂが貼付
りられ、前記−ｒＮ液晶５の配向方向と前記偏光板６ａ
、（３ｂの偏光方向とが適宜に調整されて、このカラー
液晶素子１０はネガ型の液晶素子とされている。

このように従来のカラー液晶素子１０はネガ型としたこ
とで、駆動電圧を印加しないときには前記枠部１０Ｂを
含み全面が不透明な黒色に表示され、駆動電圧を印加し
たときにはその駆動電圧が印加された前記駆動電極２０
部分のみが透明となり、背面側に設けられた透過照明装
置（図示ゼず）と前記カラーフィルタ３０ｒ、３００．
３０ｂとによりカラー画像を表示するものであり、全て
の色彩は前記したＲ色、Ｇ色、８色を混色することで得
られるものである。

Ｋ発明が解決しようとする問題点】 しかしながら、一般的に液晶自体の応答速度の特性とし
ては、駆動電圧を印加した時（以下にライスタイムと称
する）にはその応動時間は前記の印加電圧に比例し、駆
動電圧を遮断した時（以下にディケイタイムと称する）
にはその応動時間は一定であり、しかも前記駆動電圧が
略１０ボルトよりも低いときには前記ディケイタイムが
前記ライスタイムよりも格段に速い傾向にあるものであ
る。

この液晶自体の持つ特性と、前記従来のカラー液晶素子
が駆動電圧を印加したときに透明になり表示を行なうネ
ガ型のものとしであることで、例えばテレビジョン画像
のように各画素に印加される駆動電圧の時間が短くパル
ス状である時には、前記ライズタイムに時間が必要とす
る、即ち透明な安定状態になるのに時間を要し、そのた
めに印加された駆動電圧のパルス幅よりも前記カラー液
晶素子が透明になっている時間が大巾に短いものとなり
、結果的には被視できる視野角も狭く、カラー画像も暗
くなるという問題点を生ずるものであった。　　ちなみ
に、この種カラー液晶素子は駆動用の電子回路などと同
一の電源で用いるのが好都合であるので、５〜８ボルト
程度で駆動されている。

Ｋ問題点を解決するための手段】 本発明は前記した従来のカラー液晶素子に生ずる問題点
を解決するための具体的な手段として、液晶セルの対峙
するガラス基板の内面側に透明電極による駆動電極とカ
ラーフィルタとを設けて成るカラー液晶素子において、
前記液晶セルはポジ型表示のものであり、該液晶セルの
表示部の前記駆動電極間と前記液晶セルの枠部全面には
ブラックマスクが設けられ、前記駆動電極には該駆動電
極を覆うようにカラーフィルタが設けられていることを
特徴とするポジ型カラー液晶素子の形成方法を提供する
ことで、前記従来の問題点を解決づるものである。

Ｋ実　施　例） 次に、本発明を図に示す一実施例に基づいて詳細に説明
する。

尚、理解を容易にするために従来例と同じ部分には同じ
符号を付して説明し、Φ複する部分については一部その
説明を省略する。

第１図に示すのは本発明のカラー液晶素子のカラーフィ
ルタを染色法で形成する実施例を示すものであり、図中
に符号１ａ、１ｂで示すものは従来例と同様なガラス基
板であり、その表示部１０Ａには従来例のものと同様な
駆動電極２、及び共通電極４が設けられているものであ
るが、本発明により、枠部１０Ｂの位置に延長されてゼ
ラチンなど染色性に優れる適宜な被染色材が配設され、
染色が行われている。　　この前記被染色材の配設と染
色とを■稈の順にしたがって、以下に更に詳細に説明を
行なう。

まず第一に、例えばＲ（赤）色のカラーフィルタ３ｒと
する被染色材が印刷などの適宜な方法で定位置に配設さ
れるが、このときに前記表示部１０Ａの前記駆動電極２
に対応する位置と共に前記枠部１０Ｂにも該枠部１０Ｂ
の全面を覆うように配設され、前記Ｒ色の染色が行われ
カラーフィルタ３ｒとなる。　　次いで、Ｇ（緑）色と
なる被染色材が配設されるが、このときにも前記枠部１
０Ｂの仝而を覆うように配設されると共に、表示部１０
Ａに配設される被染色Ｉも人々の前記駆動電Ｉｆｉ２０
間隙部分において前記に配設され染色されたカラーフィ
ルタ３ｒに重なるように配設され、染色が行われてカラ
ーフィルタ３ｑとなる。

最後にＢ（青）色となる被染色材が前記と略同様に配設
され染色が行われてカラーフィルタ３ｂとなる。　　以
上に説明した工程で前記カラーフィルタを設けることで
前記枠部１０ＢにはＲ，Ｇ、Ｂの各色が層状に重複した
ものに４ヱリ、これにより前記枠部１０Ｂは光を透過し
ないブラックマスクとなり、同様に前記駆動電極２の夫
々の間に生ずる間隙も例えばＲ色と０色などが重複して
大きく透過光を減衰さゼる前記ブラックマスクと同様な
効果を持つものとなる。

以上に説明したように形成された液晶セルには従来例と
同様にＴＮ液晶５が封止され、偏光板６ａ、５ｂが貼付
けられてカラー液晶素子とされるが、このときに前記ガ
ラス基板１ａ、ｌｂに行われる配向処理の方向と前記偏
光板６ａ、６ｂの偏光軸とが調整されて、本発明のカラ
ー液晶素子はポジ型のものとされる。

以−トに述べたように本発明によりカラー液晶素子を形
成したことで、該カラー液晶素子は使用時には全ての前
記駆動電極２に駆動電圧を印加して置くことで、前記表
示部１０Ａは暗黒どなり、表示を必要とするところの前
記駆動電極２の駆動電圧を遮断することで透明となり表
示が行われる、所謂、負論理のものとなるが、これは電
気的には甲に反転するのみであるので駆動回路は従来の
ものと同程度の容易さで得られるものである。

また、この負論理どなったことにより、前記駆動電極２
、又は前記共通電極４の配設されてないところは常に透
明どなり光を透過するので、前記のブラックマスク状の
部分が、その光の透過を防止リ−る。

第２図に示すものは本発明の別の実施例を示したもので
、印刷法により前記カラーフィルタ３ｒ。

３ｇ、３ｂを形成すると共に、同様な印刷法により、前
記枠部１０Ｂと前記駆動電極２の夫々の間に生ずる間隙
に黒色のインキなどで直接的に光を透過させないブラッ
クマスク７を設けたものであり、このカラー液晶素子の
その伯の部分、及び、その効果は前記に説明した第一の
実施例と同様であるので説明を省略する。

Ｋ発明の効果】 以上に詳細に説明したように本発明によりポジ型カラー
液晶素子の形成方法を、液晶セルはポジ型表示のもので
あり、前記液晶セルの表示部の駆動電極間と前記液晶セ
ルの枠部全面にはブラックマスクが設【プられ、前記駆
動電極には該駆動電極を覆うようにカラーフィルタが設
【プられているようにしたことで、このカラー液晶素子
は駆動電圧を遮断したときに表示する負論理のものどな
り、このことにより応動時間のより速いディケイタイム
で透明となり、応動時間のより遅いライズタイムで不透
明となることで表示を行なうものとなるので、例えばカ
ラーテレビジョンの画像のように一画素に対して駆動す
る時間の短い表示に対しても、安定状態で透明になって
いる表示時間を長くすることが出来、視野角が広く、し
かも明かるい表示を可能とし、この種のカラー液晶素子
の実用性を高める優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るポジ型カラー液晶素子の形成方法
の一実施例の要部を示す断面図、第２図は同じく本発明
の別の実施例の要部を示す断面図、第３図は従来例を示
す正面図、第４図は同じ従来例の要部を示づ断面図であ
る。 Ｉａ、１ｂ・・・・・・ガラス基板 ２・・・・・・駆動電極

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 液晶セルの対峙するガラス基板の内面側に透明電極によ
   る駆動電極とカラーフィルタとを設けて成るカラー液晶
   素子において、前記液晶セルはポジ型表示のものであり
   、該液晶セルの表示部の前記駆動電極間と前記液晶セル
   の枠部全面にはブラックマスクが設けられ、前記駆動電
   極には該駆動電極を覆うようにカラーフィルタが設けら
   れていることを特徴とするポジ型カラー液晶素子の形成
   方法。