JPS6226226B2 - - Google Patents
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- JPS6226226B2 JPS6226226B2 JP54013567A JP1356779A JPS6226226B2 JP S6226226 B2 JPS6226226 B2 JP S6226226B2 JP 54013567 A JP54013567 A JP 54013567A JP 1356779 A JP1356779 A JP 1356779A JP S6226226 B2 JPS6226226 B2 JP S6226226B2
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Description
本発明は、画像の伝送あるいは蓄積に要する信
号量を符号化により大幅に削減する多値画像信号
符号化装置に関する。 多値画像信号の有力な符号化法として予測符号
化法がある。これは、すでに走査ずみの2n値の
画像信号S(以下単にSあるいは参照画素信号と
呼ぶ)により現在走査中の2n値の画像信号を予
測しその誤差信号xe=x−x(xはxの予測信
号)を符号化するものである。従来xはSの線形
結合による線形予測法が多く用いられていた。た
とえばSとして第1図のa,b,c,d,f5画素
を用いたとき線型予測法は =c1・a+c2・b+c3・c+c4・d+c5・f
とする。ここでc1,c2,c3,c4,c5は定数で、そ
の大きさにより各画素のに対する相関の強さを
示す。また第1図において点線は画像信号の主走
査線を示しこれに沿つて画像は左から右へと走査
され、右端に到達するとその下の主走査線の左端
から走査を続ける。 線型予測法は簡単な構成であるため従来多く用
いられていたが、よりいつそう効果的な予測をす
るにはさらに詳しく参照画素信号のレベル配置を
調べ、線型にとらわれず非線型の予測をする必要
がある。このように考えると最適な予測法は各S
ごとに最適な予測信号xを定めてメモリに書き込
んでおく方法である。この最適予測法によれば、
Sの状態を詳しく調べてxを定めるので、線型予
測法より小さな誤差信号eを得ることができる。
しかしSが第1図のa,b,c,d,fの5画素
で各画素が8レベルの信号値をとるとき、Sには
85=32768の種類がありそれに対応したx(8レ
ベル)をすべて記憶するためには85×3ビツト=
98304ビツトのメモリを必要とする。このように
大容量のメモリを必要とする最適予測法はあまり
実用的でなく、莫大な種類からなるSをうまくグ
ループ化してメモリ容量を大幅に削減する必要が
ある。 本発明の目的は、ほぼ最適な予測を小容量のメ
モリで実現し、装置規模は小さいが効率のよい多
値画像信号符号化装置を提供するにある。 本発明は走査ずみの2n値の画像信号Sを閾値
T1で信号S1に2値化後、走査中の画像信号xの
T1に対する大小をS1により予測しその誤差信号e1
を発生する手段と、iが2からnまでについてx
≧Ti-1のときはTi>Ti-1,x<Ti-1のときはTi
<Ti-1なる新たな閾値Tiを選びSをTiで信号Si
に2値化後xのTiに対する大小をSiにより予測
しその誤差信号eiを発生する手段と、前記手段
により得られたn種類の予測誤差信号e1〜eoを
符号化する手段とを有する多値画像信号符号化装
置である。 以下図面を用いて本発明を詳細に説明する。第
3図は本発明をフアクシミリ画像伝送装置の送信
側に適用したときのブロツク図である。送信原画
像1は光電変換回路2により2n値(nビツト)
の電気信号に変換された予測回路3に送られる。
予測回路3ではSに基づきxの予測が行なわれ、
その予測誤差信号が符号化回路4に送られる。符
号化回路4は予測誤差信号を符号化し伝送路に送
出する。制御回路5は、クロツク信号、制御信
号、同期信号を送出し、各回路を制御する。m=
2すなわち4値(2ビツト)の光電変換回路に対
する予測回路3の1例を第4図に示す。 説明を簡単にするため本例では、予測に用いら
れる信号Sは第2図のa,b,c,dの4画素か
らなり、被予測画素xおよびa,b,c,dはす
べて3,2,1,0のレベルを有する4値(2ビ
ツト)の信号であるとした。もちろん本例を拡張
してもつと多数の画素からなるSおよびさらに多
くの信号レベルを有する画像信号に対する回路を
構成するのは容易である。本予測回路は、すでに
走査ずみの画素a〜dを閾値T1=1.5で信号a1〜
x1に2値化後、現在走査中の画素xのT1に対す
る大小をa1〜d1により予測しその誤差信号e1を発
生する。そしてx>T1のときはT2=2.5>T1,x
<T1のときはT2=0.5<T1と新たな閾値T2を選
び、a〜dをT2により2値化し、その2値化信
号によりxのT2に対する大小を予測し誤差信号
e2を発生する。e1はxが1.5以上(2あるいは
3)か1.5以下(1あるいは0)であるかを定
め、e2はxが1.5以上(2あるいは3)のときは
2.5との大小すなわち2か3かを定め、xが1.5以
下(1あるいは0)のときは0.5との大小すなわ
ち0か1かを定める。このようにe1,e2がわかれ
ばxのレベルが定まるので、e1,e2の符号化がx
の符号化になる。第4図に従つて本予測回路の動
作をさらに詳しく説明しよう。第4図で、第3図
の光電変換回路2の出力信号(1画素当り2ビツ
ト)は2(+2)ビツトシフトレジスタ6に入
力される。ここでは1主走査線当りの画素数で
ある。走査中の画素xは閾値回路6により3種の
閾値0.5,1.5,2.5により2値化されそれぞれx0,
x1,x2となる。第1表に2ビツトの信号xと信号
レベルおよびx0,x1,x2さらにT1,T2の関係を
示した。走査ずみのa,b,c,dも同様に閾値
回路8,9,10により3種の2値化を受け、a
i,bi,ci,di(i=0〜2)となる。予測
ROM13は、信号a1〜d1をアドレス信号として
入力しx1の予測信号x1をデータとして出力する。
いいかえればxがT1=1.5より大か小かをa1〜d1
を用いて予測する。ROM13の内容の1例を第
2表に示す。第2表においてa1,b1,c1,d1はメ
モリのアドレス信号をx1はメモリの出力信号を示
す。pはx1がx1と一致する確率すなわち予測適中
率を示す。pの値は画像信号の性質により多少の
変化はあるがここでは代表的な一例をあげた。x1
は予測適中率pが高くなるように定める。一番右
欄のS1については後で説明する。
号量を符号化により大幅に削減する多値画像信号
符号化装置に関する。 多値画像信号の有力な符号化法として予測符号
化法がある。これは、すでに走査ずみの2n値の
画像信号S(以下単にSあるいは参照画素信号と
呼ぶ)により現在走査中の2n値の画像信号を予
測しその誤差信号xe=x−x(xはxの予測信
号)を符号化するものである。従来xはSの線形
結合による線形予測法が多く用いられていた。た
とえばSとして第1図のa,b,c,d,f5画素
を用いたとき線型予測法は =c1・a+c2・b+c3・c+c4・d+c5・f
とする。ここでc1,c2,c3,c4,c5は定数で、そ
の大きさにより各画素のに対する相関の強さを
示す。また第1図において点線は画像信号の主走
査線を示しこれに沿つて画像は左から右へと走査
され、右端に到達するとその下の主走査線の左端
から走査を続ける。 線型予測法は簡単な構成であるため従来多く用
いられていたが、よりいつそう効果的な予測をす
るにはさらに詳しく参照画素信号のレベル配置を
調べ、線型にとらわれず非線型の予測をする必要
がある。このように考えると最適な予測法は各S
ごとに最適な予測信号xを定めてメモリに書き込
んでおく方法である。この最適予測法によれば、
Sの状態を詳しく調べてxを定めるので、線型予
測法より小さな誤差信号eを得ることができる。
しかしSが第1図のa,b,c,d,fの5画素
で各画素が8レベルの信号値をとるとき、Sには
85=32768の種類がありそれに対応したx(8レ
ベル)をすべて記憶するためには85×3ビツト=
98304ビツトのメモリを必要とする。このように
大容量のメモリを必要とする最適予測法はあまり
実用的でなく、莫大な種類からなるSをうまくグ
ループ化してメモリ容量を大幅に削減する必要が
ある。 本発明の目的は、ほぼ最適な予測を小容量のメ
モリで実現し、装置規模は小さいが効率のよい多
値画像信号符号化装置を提供するにある。 本発明は走査ずみの2n値の画像信号Sを閾値
T1で信号S1に2値化後、走査中の画像信号xの
T1に対する大小をS1により予測しその誤差信号e1
を発生する手段と、iが2からnまでについてx
≧Ti-1のときはTi>Ti-1,x<Ti-1のときはTi
<Ti-1なる新たな閾値Tiを選びSをTiで信号Si
に2値化後xのTiに対する大小をSiにより予測
しその誤差信号eiを発生する手段と、前記手段
により得られたn種類の予測誤差信号e1〜eoを
符号化する手段とを有する多値画像信号符号化装
置である。 以下図面を用いて本発明を詳細に説明する。第
3図は本発明をフアクシミリ画像伝送装置の送信
側に適用したときのブロツク図である。送信原画
像1は光電変換回路2により2n値(nビツト)
の電気信号に変換された予測回路3に送られる。
予測回路3ではSに基づきxの予測が行なわれ、
その予測誤差信号が符号化回路4に送られる。符
号化回路4は予測誤差信号を符号化し伝送路に送
出する。制御回路5は、クロツク信号、制御信
号、同期信号を送出し、各回路を制御する。m=
2すなわち4値(2ビツト)の光電変換回路に対
する予測回路3の1例を第4図に示す。 説明を簡単にするため本例では、予測に用いら
れる信号Sは第2図のa,b,c,dの4画素か
らなり、被予測画素xおよびa,b,c,dはす
べて3,2,1,0のレベルを有する4値(2ビ
ツト)の信号であるとした。もちろん本例を拡張
してもつと多数の画素からなるSおよびさらに多
くの信号レベルを有する画像信号に対する回路を
構成するのは容易である。本予測回路は、すでに
走査ずみの画素a〜dを閾値T1=1.5で信号a1〜
x1に2値化後、現在走査中の画素xのT1に対す
る大小をa1〜d1により予測しその誤差信号e1を発
生する。そしてx>T1のときはT2=2.5>T1,x
<T1のときはT2=0.5<T1と新たな閾値T2を選
び、a〜dをT2により2値化し、その2値化信
号によりxのT2に対する大小を予測し誤差信号
e2を発生する。e1はxが1.5以上(2あるいは
3)か1.5以下(1あるいは0)であるかを定
め、e2はxが1.5以上(2あるいは3)のときは
2.5との大小すなわち2か3かを定め、xが1.5以
下(1あるいは0)のときは0.5との大小すなわ
ち0か1かを定める。このようにe1,e2がわかれ
ばxのレベルが定まるので、e1,e2の符号化がx
の符号化になる。第4図に従つて本予測回路の動
作をさらに詳しく説明しよう。第4図で、第3図
の光電変換回路2の出力信号(1画素当り2ビツ
ト)は2(+2)ビツトシフトレジスタ6に入
力される。ここでは1主走査線当りの画素数で
ある。走査中の画素xは閾値回路6により3種の
閾値0.5,1.5,2.5により2値化されそれぞれx0,
x1,x2となる。第1表に2ビツトの信号xと信号
レベルおよびx0,x1,x2さらにT1,T2の関係を
示した。走査ずみのa,b,c,dも同様に閾値
回路8,9,10により3種の2値化を受け、a
i,bi,ci,di(i=0〜2)となる。予測
ROM13は、信号a1〜d1をアドレス信号として
入力しx1の予測信号x1をデータとして出力する。
いいかえればxがT1=1.5より大か小かをa1〜d1
を用いて予測する。ROM13の内容の1例を第
2表に示す。第2表においてa1,b1,c1,d1はメ
モリのアドレス信号をx1はメモリの出力信号を示
す。pはx1がx1と一致する確率すなわち予測適中
率を示す。pの値は画像信号の性質により多少の
変化はあるがここでは代表的な一例をあげた。x1
は予測適中率pが高くなるように定める。一番右
欄のS1については後で説明する。
【表】
【表】
【表】
同様に予測ROM12,14はa2〜d2,a0〜d0を
用いてxが2.5および0.5より大か小かを予測す
る。ROM13と同様にROM12,14も予測適
中率が高くなるように出力を定める。 排他論理和ゲート15,17はそれぞれ、x2,
x0およびROM12,14から予測信号x2,x0を
入力しその誤差信号を出力する。 マルチプレクサ18はこれらを入力しx1=1の
ときはゲート15、x1=0のときはゲート17か
らのものを選択し予測誤差信号e2として出力す
る。 すなわちROM12,14、ゲート15,17
のうち閾値T2による2値化信号を入力するもの
を選ぶ。 排他的論理和ゲート16はx1およびROM13
から予測信号x1を入力しその誤差信号e1を出力す
る。e1,e2はともに第3図の符号化回路4に送ら
れる。 本予測回路は4値信号の予測を、1.5より大か
小かを予測する一段目の予測と、もし1.5より大
きいときは2.5より大か小かもし1.5より小さいと
きは0.5より大か小かを予測する2段目の予測と
に分けて考えている。第1段目は大まかにレベル
を予測し、第2段目はそれを受けて細かに予測す
る。注目画素があるレベルより大か小かを予測す
るとき、周囲の画素がそのレベルより大か小かが
大きく影響し、どの程度そのレベルより大きいか
小さいかということはあまり影響しないと考えら
れる。それゆえ注目画素があるレベルTより大か
小かと予測するときには、周囲の画素を閾値Tで
2値化した信号に基づいて行なつて充分である。
この考えに立つて、本予測回路の予測ROMはa
〜dの2値化信号を入力として用い、最適予測法
では、44×2=512ビツトのROMが必要のとこ
ろ、24×4=64ビツトのROMですませた。参考
のためSの大きさは4画素、画像信号は4値とい
う同じ条件のもとでの最適予測法の予測回路を第
5図に示す。第5図において19は2(+2)
ビツトのシフトレジスタ、20は8ビツトアドレ
スと2ビツトデータのROM,21,22は排他
的論理和ゲートである。本発明の第4図に比較し
最適予測法の第5図は簡単な構成にみえるがすで
に述べたように大きな容量のROMが必要であ
る。 以上4値画像信号でSが4画素からなる場合に
ついての構成を説明したが、もちろん本例を拡張
してもつと多数の画素からなるSおよびさらに多
くの信号レベルを有する画像信号に対する回路を
構成することが容易にでき。 たとえば8値画像信号でSが第1図の5画素
a,b,c,d,fからなる場合は、シフトレジ
スタ6として2(+3)ビツトのものを用い画
素fをとりこむようにし、閾値回路は、0.5〜6.5
まで0.5きざみに7個の閾値を有するものとし、
新たにfに対する閾値回路を設け、7個の閾値ご
とに予測ROMを設ける。ここで画像信号は0〜
7の8レベルをとるとした。 また画像信号は、1画素当り3ビツトで第3図
の光電変換回路2より送られてくるが、第3表に
3ビツトの信号xと信号レベルおよびx0〜x6さら
にT1,T2,T3の値を示した。x0〜x6は0.5〜6.5の
7個の閾値によるxの2値化信号、T1〜T3は選
択される閾値を示す。a,b,c,d,fも同様
に第3表に示すごとく2値化される。 T1は常に3.5と一定であるが、T2,T3はxのレ
ベルが高ければ高く、低ければ低くなる。
用いてxが2.5および0.5より大か小かを予測す
る。ROM13と同様にROM12,14も予測適
中率が高くなるように出力を定める。 排他論理和ゲート15,17はそれぞれ、x2,
x0およびROM12,14から予測信号x2,x0を
入力しその誤差信号を出力する。 マルチプレクサ18はこれらを入力しx1=1の
ときはゲート15、x1=0のときはゲート17か
らのものを選択し予測誤差信号e2として出力す
る。 すなわちROM12,14、ゲート15,17
のうち閾値T2による2値化信号を入力するもの
を選ぶ。 排他的論理和ゲート16はx1およびROM13
から予測信号x1を入力しその誤差信号e1を出力す
る。e1,e2はともに第3図の符号化回路4に送ら
れる。 本予測回路は4値信号の予測を、1.5より大か
小かを予測する一段目の予測と、もし1.5より大
きいときは2.5より大か小かもし1.5より小さいと
きは0.5より大か小かを予測する2段目の予測と
に分けて考えている。第1段目は大まかにレベル
を予測し、第2段目はそれを受けて細かに予測す
る。注目画素があるレベルより大か小かを予測す
るとき、周囲の画素がそのレベルより大か小かが
大きく影響し、どの程度そのレベルより大きいか
小さいかということはあまり影響しないと考えら
れる。それゆえ注目画素があるレベルTより大か
小かと予測するときには、周囲の画素を閾値Tで
2値化した信号に基づいて行なつて充分である。
この考えに立つて、本予測回路の予測ROMはa
〜dの2値化信号を入力として用い、最適予測法
では、44×2=512ビツトのROMが必要のとこ
ろ、24×4=64ビツトのROMですませた。参考
のためSの大きさは4画素、画像信号は4値とい
う同じ条件のもとでの最適予測法の予測回路を第
5図に示す。第5図において19は2(+2)
ビツトのシフトレジスタ、20は8ビツトアドレ
スと2ビツトデータのROM,21,22は排他
的論理和ゲートである。本発明の第4図に比較し
最適予測法の第5図は簡単な構成にみえるがすで
に述べたように大きな容量のROMが必要であ
る。 以上4値画像信号でSが4画素からなる場合に
ついての構成を説明したが、もちろん本例を拡張
してもつと多数の画素からなるSおよびさらに多
くの信号レベルを有する画像信号に対する回路を
構成することが容易にでき。 たとえば8値画像信号でSが第1図の5画素
a,b,c,d,fからなる場合は、シフトレジ
スタ6として2(+3)ビツトのものを用い画
素fをとりこむようにし、閾値回路は、0.5〜6.5
まで0.5きざみに7個の閾値を有するものとし、
新たにfに対する閾値回路を設け、7個の閾値ご
とに予測ROMを設ける。ここで画像信号は0〜
7の8レベルをとるとした。 また画像信号は、1画素当り3ビツトで第3図
の光電変換回路2より送られてくるが、第3表に
3ビツトの信号xと信号レベルおよびx0〜x6さら
にT1,T2,T3の値を示した。x0〜x6は0.5〜6.5の
7個の閾値によるxの2値化信号、T1〜T3は選
択される閾値を示す。a,b,c,d,fも同様
に第3表に示すごとく2値化される。 T1は常に3.5と一定であるが、T2,T3はxのレ
ベルが高ければ高く、低ければ低くなる。
【表】
【表】
そしてマルチプレクサで閾値T1,T2,T3に対
応する予測ROMの出力が選ばれその予測誤差
e1,e2,e3が第3図の予測誤差信号符号化回路4
に加えられる。また4値のときに示したと同様の
論法で8値のときはe1,e2,e3がわかればxのレ
ベルが定まるので、e1,e2,e3の符号化がxの符
号化になる。e1〜e3は第1段から第3段目までの
予測に対する誤差信号で、第1段は3.5より大か
小かの大まかな予測を行ないそれを受けて第2段
は5.5あるいは1.5より大か小かという細かな予
測、第3段は第2段を受けてさらに細かな予測を
行なつている。最適予測法では85×3=98304ビ
ツトのROMが必要のところ、本例では25×5=
160ビツトのROMでよい。さらに信号レベル数を
増加したいときは予測の段数を増やせばよく、S
を大きくとりたいときはシフトレジスタを長く
し、閾値回路の数を増せばよい。信号レベル数を
増し、Sを大きくすればするほど本発明と最適予
測法とでは必要になるメモリ容量の差は大きくな
る。 第4図の予測回路の出力e1,e2は第1図の符号
化回路4に加えられる。符号化回路4には、e1,
e2をペアにして符号化するものと別々に符号化す
るものとに分類できる。別々に符号化する場合に
はたとえば「予測当りのラン+予測誤り画素」を
1個のランとしてそのラン長に対応したランレン
グス符号をe1,e2について別々に発生する。ペア
にして符号化する場合には、たとえば「e1,e2と
もに0のラン+e1,e2の少なくともどちらかが1
の画素」を1個のランとする。このとき同じ長さ
のランでも3種類ある。第1はe1=1,e2=0で
終了したラン、第2はe1=0,e2=1、第3はe1
=1,e2=1で終了したランである。これに注意
して、ランの種類、ランの長さに対応したランレ
ングス符号を発生する。符号化回路4については
この他にも種々の例が考えられる。たとえばe1,
e2を別々に符号化する場合予測誤差信号を予測に
用いられる参照画素信号に応じていくつかのグル
ープに分割して符号化する方式例えば(特開昭52
−79610号公報、書画通信方式)を用いることが
考えられる。これは参照画素信号があるパターン
のときは、予測適中率は高く、あるパターンの場
合は低いということに注目し、予測誤差信号を参
照画素信号に基づきたとえば高い適中率のグルー
プと低い適中率のグループの二つに分け、それぞ
れのグループに合つた符号化を行ないより高い圧
縮率を実現するものである。このとき第4図の予
測回路3は、予測誤差e1,e2の他にそれらが上記
2グループのどちらに属するかを示すモード信号
s1,s2を出力する必要がある。それには第3図の
各ROMの出力データを2ビツトとし1ビツトは
予測信号、他の1ビツトはモード信号に割当てれ
ばよい。第2表のs1はROM13についてそのモ
ード信号を示したもので、予測適中率0.9以上の
ときはs1=1,0.9未満のときはs1=0としてい
る。ROM12,14についても同様に予測適中
率に従つてモード信号を定める。このようにモー
ド信号を利用する場合、第3図の符号化回路4
は、Si=1(i=1,2)の予測誤差信号eiに
対しては、高い予測適中率を考慮に入れ長いラン
に対しても比較的短い符号を発生する。si=0
の予測誤差信号eiに対しては、低い予測適中率
を考慮に入れ、長いランに対して長い符号を発生
する。上記3個の符号化回路はともに最終的には
ランレングス符号化を用いているが、ブロツク符
号化など他の符号化を用いてもよい。4値画像信
号の場合について、符号化回路4を説明したが、
2m値の画像信号の場合、予測回路3には、e1〜
eoのn種類の出力がある。e1〜eoを別々に符号
化する場合には4値の場合と変わりはないが、e1
〜eoをいつしよに符号化する場合には、「e1〜e
oのすべてが0のラン+e1〜eoの少なくとも1個
が1の画素」を1個のランとすれば同様に考えら
れる。このときは同じ長さのランに対し2n−1
個種類のランがある。 以上述べたように本発明によれば、ほぼ最適な
予測を小容量のメモリを用いて行ない、装置規模
は小さいが効率のよい多値画像信号符号化装置を
実現できる。
応する予測ROMの出力が選ばれその予測誤差
e1,e2,e3が第3図の予測誤差信号符号化回路4
に加えられる。また4値のときに示したと同様の
論法で8値のときはe1,e2,e3がわかればxのレ
ベルが定まるので、e1,e2,e3の符号化がxの符
号化になる。e1〜e3は第1段から第3段目までの
予測に対する誤差信号で、第1段は3.5より大か
小かの大まかな予測を行ないそれを受けて第2段
は5.5あるいは1.5より大か小かという細かな予
測、第3段は第2段を受けてさらに細かな予測を
行なつている。最適予測法では85×3=98304ビ
ツトのROMが必要のところ、本例では25×5=
160ビツトのROMでよい。さらに信号レベル数を
増加したいときは予測の段数を増やせばよく、S
を大きくとりたいときはシフトレジスタを長く
し、閾値回路の数を増せばよい。信号レベル数を
増し、Sを大きくすればするほど本発明と最適予
測法とでは必要になるメモリ容量の差は大きくな
る。 第4図の予測回路の出力e1,e2は第1図の符号
化回路4に加えられる。符号化回路4には、e1,
e2をペアにして符号化するものと別々に符号化す
るものとに分類できる。別々に符号化する場合に
はたとえば「予測当りのラン+予測誤り画素」を
1個のランとしてそのラン長に対応したランレン
グス符号をe1,e2について別々に発生する。ペア
にして符号化する場合には、たとえば「e1,e2と
もに0のラン+e1,e2の少なくともどちらかが1
の画素」を1個のランとする。このとき同じ長さ
のランでも3種類ある。第1はe1=1,e2=0で
終了したラン、第2はe1=0,e2=1、第3はe1
=1,e2=1で終了したランである。これに注意
して、ランの種類、ランの長さに対応したランレ
ングス符号を発生する。符号化回路4については
この他にも種々の例が考えられる。たとえばe1,
e2を別々に符号化する場合予測誤差信号を予測に
用いられる参照画素信号に応じていくつかのグル
ープに分割して符号化する方式例えば(特開昭52
−79610号公報、書画通信方式)を用いることが
考えられる。これは参照画素信号があるパターン
のときは、予測適中率は高く、あるパターンの場
合は低いということに注目し、予測誤差信号を参
照画素信号に基づきたとえば高い適中率のグルー
プと低い適中率のグループの二つに分け、それぞ
れのグループに合つた符号化を行ないより高い圧
縮率を実現するものである。このとき第4図の予
測回路3は、予測誤差e1,e2の他にそれらが上記
2グループのどちらに属するかを示すモード信号
s1,s2を出力する必要がある。それには第3図の
各ROMの出力データを2ビツトとし1ビツトは
予測信号、他の1ビツトはモード信号に割当てれ
ばよい。第2表のs1はROM13についてそのモ
ード信号を示したもので、予測適中率0.9以上の
ときはs1=1,0.9未満のときはs1=0としてい
る。ROM12,14についても同様に予測適中
率に従つてモード信号を定める。このようにモー
ド信号を利用する場合、第3図の符号化回路4
は、Si=1(i=1,2)の予測誤差信号eiに
対しては、高い予測適中率を考慮に入れ長いラン
に対しても比較的短い符号を発生する。si=0
の予測誤差信号eiに対しては、低い予測適中率
を考慮に入れ、長いランに対して長い符号を発生
する。上記3個の符号化回路はともに最終的には
ランレングス符号化を用いているが、ブロツク符
号化など他の符号化を用いてもよい。4値画像信
号の場合について、符号化回路4を説明したが、
2m値の画像信号の場合、予測回路3には、e1〜
eoのn種類の出力がある。e1〜eoを別々に符号
化する場合には4値の場合と変わりはないが、e1
〜eoをいつしよに符号化する場合には、「e1〜e
oのすべてが0のラン+e1〜eoの少なくとも1個
が1の画素」を1個のランとすれば同様に考えら
れる。このときは同じ長さのランに対し2n−1
個種類のランがある。 以上述べたように本発明によれば、ほぼ最適な
予測を小容量のメモリを用いて行ない、装置規模
は小さいが効率のよい多値画像信号符号化装置を
実現できる。
第1図と第2図は参照画素信号と被予測画素信
号の位置関係を示す図、第3図は本発明をフアク
シミリ画像伝送装置の送信側に適用したときのブ
ロツク図、第4図は本発明に用いられる予測回路
の一例を示す図、第5図は最適予測法を用いたと
きの予測回路の一例を示す図である。 1……送信原画像、2……光電変換回路、3…
…予測回路、4……符号化回路、5……制御回
路、6,19……2(1+2)ビツトシフトレジ
スタ、7,8,9,11……閾値回路、12,1
3,14,20……予測用ROM、15,16,
17,21,22……排他的論理和ゲート、18
……マルチプレクサ。
号の位置関係を示す図、第3図は本発明をフアク
シミリ画像伝送装置の送信側に適用したときのブ
ロツク図、第4図は本発明に用いられる予測回路
の一例を示す図、第5図は最適予測法を用いたと
きの予測回路の一例を示す図である。 1……送信原画像、2……光電変換回路、3…
…予測回路、4……符号化回路、5……制御回
路、6,19……2(1+2)ビツトシフトレジ
スタ、7,8,9,11……閾値回路、12,1
3,14,20……予測用ROM、15,16,
17,21,22……排他的論理和ゲート、18
……マルチプレクサ。
Claims (1)
- 1 走査ずみの2n値の画像信号Sを閾値T1で信
号S1に2値化後走査中の2n値の画像信号xのT1
に対する大小をS1により予測し、その誤差信号e1
を発生する手段と、iが2からnまでについてx
>Ti-1のときはTi>Ti-1,x<Ti-1のときはTi
<Ti-1なる閾値Tiを新たに選びSをTiで信号Si
に2値化後xのTiに対する大小をSiにより予測
し、その誤差信号eiを発生する手段と、前記手
段により得られたn種類の予測誤差信号e1〜eo
を符号化する手段を有することを特徴とする多値
画像信号符号化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1356779A JPS55105474A (en) | 1979-02-08 | 1979-02-08 | Multi-value picture signal coding device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1356779A JPS55105474A (en) | 1979-02-08 | 1979-02-08 | Multi-value picture signal coding device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55105474A JPS55105474A (en) | 1980-08-13 |
JPS6226226B2 true JPS6226226B2 (ja) | 1987-06-08 |
Family
ID=11836729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1356779A Granted JPS55105474A (en) | 1979-02-08 | 1979-02-08 | Multi-value picture signal coding device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55105474A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5762666A (en) * | 1980-10-03 | 1982-04-15 | Fujitsu Ltd | Picture data processing system |
JPS6427369A (en) * | 1987-07-22 | 1989-01-30 | Sharp Kk | Picture signal compression device |
-
1979
- 1979-02-08 JP JP1356779A patent/JPS55105474A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55105474A (en) | 1980-08-13 |
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