JPS6226173A - 壁面に吸着し且つそれに沿つて移動可能な装置 - Google Patents

壁面に吸着し且つそれに沿つて移動可能な装置

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JPS6226173A
JPS6226173A JP60164893A JP16489385A JPS6226173A JP S6226173 A JPS6226173 A JP S6226173A JP 60164893 A JP60164893 A JP 60164893A JP 16489385 A JP16489385 A JP 16489385A JP S6226173 A JPS6226173 A JP S6226173A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、空気や水の如き包囲流体の圧力によって壁面
に吸着し且つそれに沿って移動することができる装置に
関する。
従来の技術 船体やビルディング等の傾斜した又は垂Hな壁面に吸着
して移動することかでごる装置としては、受圧本体と、
受圧本体に設置された壁面に接触せしめられる複数個の
車輪と、受圧本体に装着されその自由端部が上記壁面に
接触せしめられる、少くトも上記自由端部が柔軟な材料
から形成された仕切壁と、受圧本体、壁面及び仕切壁に
よって規定される減圧領域内から流体を排出する真空生
成手段とから構成される装置が提案されている(例えば
、特公昭60−26752号公報を参照されたい)。
段の作用によって減圧領域のPg外にを外部に排出せし
め、そして減圧領域の内外の流体圧力差に起因して受圧
本体に作用する流体圧力を車輪を介して壁面に伝え、こ
れによって装置を壁面に吸着せしめるようになっている
。また、上述した装置は電動モータの如き駆動手段−を
有し、該駆動手段により上記車輪を駆動させることによ
って、壁面に吸心している装置を移動せしめるようにな
っている。従って、かくの通りの装置は、壁面に吸着し
且つそれに沿って移動することができる。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上述した公知の装置には、次の通りの解
決すべき問題が存在する。
即ち、仕切壁の受圧本体から壁面に至る部分に減圧領域
内外の流体圧力差に起因して流体圧力が作用する故に、
減圧領域内の圧力が相当低下せしめられるように構成さ
れている場合には、減圧領域の内外の流体圧力差に起因
して仕切壁の自白端部が相当強く押圧せしめられる(従
って、仕切壁の接地圧力が大きくなる)。かくせしめら
れると、仕切壁の自由端部と壁面との間の摩擦力が大き
くなり、これによって、装置を移動させるために大きな
駆動力を必要とする、仕切壁の自由端部の摩耗が早くな
る、壁面の硬度が小さい時には壁面に傷が付く、等の問
題が生じる。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その目
的は、壁面に吸着する吸着力を変化させることなく、か
つ仕切壁の自白端部が壁面と沿直方向に出入する自由度
を全く損うことなく、仕切壁が壁面に接触せしめられる
接地圧力を低減せしめることができる、壁面に吸着し且
つそれに沿って移動可能な装置を提供することである。
問題点を解決するための手段 以下、添付図面を参照して更に詳細な説明を行う。まず
、第1図乃至第4図を参照して、1本発則の第1の具体
例について説明する。
第1図乃至第2図において、図示の装置は、例えば鋼板
の如き剛性乃至半剛性の材料から形成された受圧本体2
を具備している。この受圧本体2は、以下に詳述する仕
切壁及び装置が吸着しそれに沿って駆動すべき壁面4と
協働して実質上流体的に密な減圧空間を規定することが
できるものであれば角板状、皿状、筒状等の任意の形状
でよいが、図示の具体例においては全体として円板状で
ある。受圧本体2の外面には剛性材料から形成されたフ
レーム部材6が固定され、そしてこのフレーム部材6の
4個の脚部6aの各々には車輪8が回転可能に装着され
ている。これらの車輪8は、後に説明する如く、受圧本
体2に作用する空気又は水の如き包囲流体の圧力によっ
て、壁面4に押し付けられてこれに接触せしめられる。
上述したフレーム部材6には、更に、車輪8を回転せし
めるための2個のギャードモータ10が設置されている
。ギャードモータ10の各々は、スプロケット14及び
チェーン16の如き適宜の伝動手段を介して車輪8を回
転駆動する。
上記受圧本体2の周辺部には、仕切壁18が装着されて
いる。第2図乃至第4図を参照して、図示の仕切壁18
は受圧本体2の内面に固定された内側端から受圧本体2
の外側に且つ壁面4に近づく方向に延びて壁面4に接触
する突出部18aに至る内壁部18cと、突出部18a
から受圧本体2の外側に且つ壁面4から農れる方向に延
びた外壁部18bと、外壁部18bの端部と受圧本体2
の周縁部とを連結するベローズ部18dから構成されて
いる。ベローズ部18dは、受圧本体2に連結された一
端から受圧本体2の内側に延びて折れ曲がり部に至る部
分と、外壁部18bの端部に連結された他端から受圧本
体2の内側に延びて該そ 折れ曲がり部に至る部分とを備えており、その厚さは内
壁部18CとlA、W部18bの厚さと比較してより薄
く出来ており、より柔軟性に富んでいる。なお、上記仕
切壁18の内側端と、ベローズ部11の端部でもある外
側端は、ボルトとナツトの如を適当な手段によって受圧
本体2に固定されている。
上述シた仕切壁18は、第2図から理解される如く、受
圧本体2及び壁面4と協働して実質上流体的に密な第1
の減圧領域20を規定する。そのため、仕切壁18の突
出部18aが壁面4に実質上流体的に密に接触せしめら
れるように、仕切壁18は比較的柔軟な材料から形成さ
れていることが重要で、ゴム、pam、プラスチック等
の比較的柔軟で且つ実質上通気性の無い材料から形成さ
れているのが好ましい。また、この仕切壁18の内壁部
18Cと外壁部18bとベローズ部18dは、受圧本体
2と協働して実質上流体的に密な減圧領域22を規定す
る。
受圧本体2の中央部には、第1の減圧領域20から流体
を排出するための排出管24が固定され、排出管24に
はフレキシブルホース26が接続されて、フレキシブル
ホース26の一端はポンプ、エゼクタの如き真空生成手
段(図示せず)に連結されている。また、受圧本体2の
第2の減圧領域22を規定している部分には2個の孔が
形成されている。一方の孔には連結管28が固定され、
連結管28の一端は第1の差圧弁30に連結されている
。第1の差圧弁30は弁ハウジング32と弁板34とM
整ネジ36とを具備し、弁板34と調整ネジ36との間
にはコイルバネ38が介在されている。従って、調整ネ
ジ36を回動すること作            整 によって弁板34に作用するバネ荷重を調製することが
できる。上記第1の差圧弁30と排出管24とは、更に
、連結管40によって連結されている。また、受圧本体
2に形成された他方の孔には連結管42が固定され、こ
の連結管42が第2の差圧弁44に連結されている。第
2の差圧弁44は弁ハウジング46と、開口部48に配
設された弁板50と、調整ネジ52とを具備し、弁板5
0と調整ネジ52との間にはコイルバネ54が介在され
ている。かく2とうりであるので、第1の差圧弁30が
開放されると、第1の減圧領域20と第2の減圧領域2
2とが連通状態となり、また第2の差圧弁が開放される
と、第2の減圧領域22と外部とが連通状態となる。
作用及び発明の効果 次に、上述の装置の作用及び発明の効果について説明す
る。まず、真空生成手段(図示せず)を作動せしめると
第1の減圧領域20内の流体が外部に排出されて減圧状
態になる。第1の減圧領域20内の流体圧力が低下して
その圧力と第2の減力差に起因して弁板34がコイルバ
ネ38のバネ力に仇して移動せしめられ、第1の差圧弁
30は開状態となる。かくすると、第1の差圧弁30を
介して第1の減圧領域20と第2の減圧領域22とが連
通状態となり、連結管40、第1の差圧弁30及び連結
管28を介して第2の減圧領域22内の流体が第1の減
圧gi域20内に流入せしめられ、かくして真空生成手
段の作用によって第2の減圧領域22内が減圧状態にな
る。第1の減圧値、域20内の圧力が更に低下すると共
に第1の差圧弁30を介して第2の減圧領域22内の圧
力も低下して、第2の減圧領域22内の圧力と包囲流体
の圧力との差が所定値(例えば50 mmHg)以下に
なると、弁板50の両面の流体圧力差に起因して弁板5
0がコイルバネ54のバネ力に担して移動せしめられ、
第2の差圧弁44は開状態となる(なお、第2の減圧領
域22内の圧力と包囲流体の圧力との差が50 mmH
gのとき、第1の減圧領域20と第2の減圧領域22と
は第1の差圧弁30を介して接読されている故に、第1
の減圧領域20内の圧力と包囲流体の圧力との差は、例
えば100 mmHgとなる)。かくすると、第2の差
圧弁44を介して第2の減圧領域22と外部とが連通状
態となり、第2の差圧弁44及び連結管42を介して包
囲流体が第2の減圧領域22内に流入せしめられる。か
くのとうりであるので、真空生成手段が作動せしめられ
ると、第1の差圧弁30及び第2の差圧弁44の上述し
た通りの作用によって、第1の減圧領域20円の圧力は
第1の所定圧力Plに保持され、第2の減圧領域22内
の圧力は第2の所定圧力P2に採湯される。
第1の減圧領域20内の圧力及び第2の減圧領域22内
の圧力がかく保持されると、第1の減圧領域201’g
と包囲流体との間の圧力差及び第2の減圧領域22内と
包囲流体との間の圧力差、また第1の減圧領域20内と
第2の減圧領域22内との間の圧力差に起因して、受圧
本体2の外面と仕切壁18の内壁部18cの円面、及び
外壁部18bとベローズ部18dの外面に流体圧力が作
用する。かくすると、受圧本体2に作用する流体圧力は
フレーム部材6に装置された車輪8を介して壁面4に伝
達され、これによって装置全体が壁面4に吸着せしめら
れる。また、仕切壁18に作用する流体圧力について、
第1の減圧領域20と第2の減圧領域22との間の圧力
差に起因して内壁部18cの内面に流体圧力が作用して
いるが、一方また、第2の減圧領域22と包囲流体との
間の圧力差に起因して外壁部18bとベローズ部18d
の外面にも流体圧力が作用している。かかる仕切壁18
に作用する流体圧力の作用に関し、仕切壁18の内壁部
18cの内面に作用する流体圧力はその突出部18aを
介して壁面4に伝達され、かくして突出部18aは壁面
4に流体的に密に接触せしめられる。なお、外壁部18
bとベローズ部18dの外面に作用する流体圧力は、突
出部18aと壁面4との接触圧力をやや減少せしめる作
用を及ばずものである。
かかる装置においては、4個の車輪8と壁面4との接触
圧力の和が仕切壁18の突出部18aと壁面4との接触
圧力より大きいと、車輪8と壁面4との間の摩擦力が突
出部18aと壁面4との間の摩擦力より大きくなり、従
ってギャードモータ10により車輪8を回転駆励させる
ことにより、装置を壁面4に吸着させた状態で自走させ
ることができる。なお、車輪8の外周部と突出部18a
の摩擦係数が同一でない場合にはこの限りでないが、こ
のことに関する技術は公知であるので、その説明は首略
する。
上述した装置においては、更に、以下のことが理解され
るであろう。即ち、従来のこの種の装置においては、第
1の減圧領域の内外の流体の圧力差に起因して仕切壁の
突出部が壁面に接触せしめられ、その接触圧力が大きい
ものであったが、本発明の第1の具体例においては、上
記接触圧力が第2の減圧領域内の流体圧力の作用により
低減せしめられるように構成されている。このため、仕
切壁の突出部と壁面との間の摩擦力が非常に小さくなっ
ている。
また、上述した本発明の第1の具体例においては、更に
、以下のことに注目しなければならない。まず、第4図
を参照して説明すると、壁面4には突起物4aがあり、
装置は矢印Aの方向に移動しているものとする。この時
、仕切壁18が突起物4aを乗り越えることができない
とすれば、仕切壁18の突出部18aは受圧本体2の移
動に伴って受圧本体2の内側にめくれてしまい、すなわ
ち、仕切壁18による流体の封止機能が破壊されてしま
うので第1の減圧領域20の圧力が上昇し、装置は壁面
4へ吸着不可能となる。そこで、仕切壁18が突起物4
aを乗り越えることができるために仕切壁18に要求さ
れる条件は、まず、内壁部18cと外壁部18bに十分
な強度があることであり、つぎにより重要なことは、内
壁部18Cと壁面4のなす角度01及び外壁部18bと
壁面4のなす角度θ2をできるだけ小さくすることであ
る。実験結果によると、θlは30度以下、θ2は35
度以下であるのが望ましい。しかし、上記の数値は、仕
切壁18の構成材料や壁面4の材質が変化してその摩擦
係数も変化すると、上記の数値も変化するものであるこ
とを理解されたい。なお、装置が矢印Aと反対方向に移
動する場合においては、仕切壁18がめくれることなく
容易に突起物4aを乗り越えることができるものである
ことは説明するまでもなく図面から明白である上述の説
明により、内壁部18eと壁面4のなこ す角度θ1を小さくすることが重要であるそとがわかっ
たが、その結果、内壁部18cの長さが長くなり、よっ
て内壁部18cにおいて流体圧力の作用を受ける面積が
大きくなるので、突出部18aと壁面4との接触圧力が
増大して摩擦力が増加する。しかし、前漬のとうり、第
2の減圧領域22を設けることにより、上記の摩擦力の
増加が防止されるものである。
次に、内壁部18Cの長さが長いということは、突出部
18aが壁面4と沿直方向に、すなわち、壁面4へ近ず
く方向もしくは壁面4から慮れる方向に出入りできる自
由度を大きくならしめるもか のであるため、第3図に図示するように、装置ざ壁面4
上に存在する大きなくぼみに遭遇して受圧本体2と壁面
4との間隔が大きくなった場合においても、2点鎖線で
示すように、突出部18aが白日に壁面4の方向に突き
出すことにより、仕切壁18と壁面4とが接触した状態
が維持され、すなわち、仕切壁18の流体の封止機能が
継続されるものであるため、大変好都合である。しかし
、外壁部18bの端部と受圧本体2の周縁部とを連結す
る手段として、本発明のようにベローズを用いることな
く、例えば新面が直線形状の材料を用いるなどして連結
すれば、1突出部18aの該自由度が大きく損われてし
まうことになる。
上述のように、本発明の第1の具体例におけるベローズ
部18dの目的は、仕切1118の突出部18aが壁面
4と沿直方向に出入りする自由度を損うことなく、外壁
部18 b、の端部と受圧本体2の周縁部とを連結し、
かつ内壁部18cと外壁部18b及び受圧本体2と協働
して実質上流体的に密な第2の減圧領域22を規定する
ことにある。
また、ベローズ部゛18dの形状については、図示の形
状に限定されるものではない。なお、内壁部18cの形
状についても図示のような直線形状でなくてもよく、例
えば曲線形状であってもよい。
以上に、本発明の第1の具体例について説則し第2の具
体例について説明する。なお、第1の具体例と第2の具
体例の相違点につき、主として仕切壁の構成が異なって
いるのみであるので、第2の具体例の説明においては、
仕切壁以外の部分の説明及び図面は省略する。また、仕
切壁の構成材料も同一である。以下、第1の具体例と同
一の部材は同一の番号を付す。
第2の具体例の仕切壁を示す孤大部分断面図である第5
図と第6図を参照して説明すると、第2の具体例の仕切
壁19は、受圧本体2の周縁部に固定された外側端から
受圧本体2の内側に且つ壁面4に近ずく方向に延びて壁
面4に接触する突出部19aに至る外壁部19bと、突
出部19aから受圧本体2の内側に且つ壁面4から離れ
る方向に延びた内壁部19cと、内壁部19cの端部と
受圧本体2の内面とを連結するベローズ819dから構
成されている。ベローズ部19dは、受圧本体2に固定
された一端から受圧本体2の内側に延びて断れ曲がり部
に至る部分と、内壁部19cの端部に連結された他端か
ら受圧本体2の内側に延びて該折れ曲がり部に至る部分
とを備えており、その厚さは、内壁部19cと外壁部1
9bの厚さと比較してより薄く出来ており、よってより
柔軟性に富んでいる。上記の内壁部19cとベローズ部
19dは受圧本体2及び壁面4と協働して実質上流体的
に密な第1の減圧領域2oを規定している。また、外壁
部19bと内壁部19cとベローズ部19dは受圧本体
2と協働して実質上流体的に密な第2の減圧領域22を
規定している。
作用及び発明の効果 次に、上述の装置の作用及び発明の効果について説明す
る。
まず、真空生成手段1(図示せず)を作動せしめると、
第1の具体例と同様の作用によって第1の減圧領域20
と第2の減圧領域22の流体圧力はそれぞれの所定圧力
であるPlとP2に保持される。
第1の減圧領域20内の圧力及び第2の減圧領域22内
の圧力がかく保持されると、第1の減圧領域20内と包
囲流体との間の圧力差及び第2の減圧領域22内と包囲
流体との間の圧力差、また第1の減圧領域20内と第2
の減圧領域22内との間の圧力差に起因して、受圧本体
2の外面と仕切壁19の外壁部19bの外面、及び内壁
部19Cとベローズ部19dの内面に流体圧力が作用す
る。かくすると、受圧本体2に作用する流体圧力はフレ
ーム部材6に装着された車輪8を介して壁面4に伝達さ
れ、これによって装置全体が壁面4に吸着せしめられる
。また、仕切壁19に作用する流体圧力について、第1
の減圧領域20と第2の減圧領域22との間の圧力差に
起因して、内壁部19cとベローズ部19dの内面に流
体圧力が作用しているが、一方また、第2の減圧領域2
2と包囲流体との間の圧力差に起因して外壁部19bの
外面にも流体圧力が作用している。かかる仕切壁19に
作用する流体圧力の作用に関し、内壁部19cとベロー
ズ部19dの内面に作用する流体圧力はその突出部19
aを介して壁面4に伝達され、かくして突出部19aは
壁面4に流体的に密に接触せしめられる。なお、外壁部
19bの外面に作用する流体圧力は、突出部19aと壁
面4とが接触する圧力を減少せしめる作用を及ぼすもの
であるが、第2の具体例の内壁部19cとベローズ部1
9dは、第1の具体例の内壁部18cと比較して、仕切
壁19の突出部19aを壁面4へ接触せしめる方向に作
用する流体圧力を受圧する面積が小さく、かつ、第2の
具体例の外壁部19bは第1の具体例の外壁部18b及
びベローズ部18dと比較して、突出部19aを壁面4
から離反させる方向に作用する流体圧力を受圧する面積
が大きいため、第2の具体例における突出部19aと壁
面4との接触圧力は、第1の具体例における突出部18
aと壁面4との接触圧力より小さい(ただし、第1の減
圧領域20の圧力P1は、第1の具体例と第2の具体例
において同一値。また、第2の減圧領域22の圧力P2
も同様とする)。よって、第1の具体例と第2の具体例
において、上記の接触圧力を同一値にするためには、第
2の減圧領域22の圧力P2の値に関し、第1の具体例
におけるP2の値より第2の具体例におけるP2の値の
方が高くなるように設定するとよい。(なお、第1の減
圧領域20の圧力PIの値は、第1の具体例と第2の具
体例において同一値とする)。
なお、第2の具体例においては、第2の減圧領域22の
圧力P2の値をだんだん高い値にすることにより包囲流
体の圧力の値とあまり変わらなくなっても、上述の連出
により、突出部19aと壁面4との接触圧力はあまり大
きな値になるものではない。よって、第2の具体例にお
いては、必ずしも第2の減圧領域22が設けられる必要
はなく、つまり第2の減圧領域22に該当する空間が包
囲流体に対して開放された空間であってもよく、そのい
ずれかの選択は、仕切R19の構成材料と壁面4の材質
及びその他の装置に要求される諸条件を考慮して決定さ
れるものである。
また、上述した本発明の第2の具体例においては、更に
、以下のことに注目しなければならないまず、第6図を
参勲して説明すると、壁面4には突起物4aがあり、装
置は矢E17Bの方向に浮動しているものとする。この
時は仕切M19が突起物4aを乗り越えることができな
いとすれば、仕切壁19の突出部19aは受圧本体2の
啓励に伴いて受圧本体2の外側にめくれてしまい、すな
わち、仕切壁19による流体の封止機能が破壊されてし
まうので第1の減圧領域20の圧力が上昇し、装置は壁
面4へ吸着不可能となる。そこで、仕切壁19が突起物
4aを乗り越えることができるために仕切壁19に要求
される条件は、まず、内壁部19Cと外壁部19bに十
分な強度があることであり、つぎにより重要なことは、
内壁部19Cと壁面4のなす角度θ2及び外壁部19b
と壁面4のなす角度θlをできるだけ小さくすることで
ある。実験結果によると、Ellは30度以下、θ2は
35度以下であるのが望ましい。しかし、上記の数値は
、仕切壁19の構成材料や壁面4の材質が変化してその
摩擦係数も変化すると、上記の数値も変化するものであ
ることを理解されたい。なお、装置が矢EIBと反対方
向に装動する場合においては、仕切壁19がめくれるこ
となく容易に突起物4aを乗り越えることができるもの
であることは説明するまでもなく図面から朗臼である上
述の説明により、内壁部19eと壁面4のなす角度θl
を小さくすることが重要であることがわかったが、その
結果、外壁部19bの長さが長くなり、よって外壁部1
9bにおいて、流体圧力の作用を受ける面積が大きくな
るので、突出部19aと壁面4との接触圧力が必要以上
に減少するといった欠点が生じる。しかし、前述のとう
り、第2の減圧領域22の圧力を調整することにより上
記の欠点が解消されるものである。
次に、内壁部19eの長さが長いということは、突出部
19aが壁面4と沿直方向に、すなわち、壁面4へ近ず
く方向もしくは壁面4から雛れる方向に出入りできる自
由度を大きくならしめるものであるため、第5図に図示
するように、装置壁面4上に存在する大きなくぼみに遭
遇して受圧本体2と壁面4との間隔が大きくなったの合
においても、2点鎖線で示すように、突出部19aが目
出に壁面4の方向に突き出すことにより、仕切壁19と
壁面4とが接触した状態がm持され、すなわち、仕9[
19の流体の射出機能が継続されるものであるため、大
変好都合である。しかし、内a部19eの端部と受圧本
体2の内面部とを連結する手段として、本発明のように
ベローズを用いることなく、例えば断面がmA形状の材
料を用いるなどして連結すれば、突出部19aの該自由
度が大きく損われてしまうことになる。
上述のように、本発明の第2の具体例におけるベローズ
m19dの目的は、仕tiUM19の突出部19aが壁
面4と沿直方向に出入りする自由度を債うことなく、内
皺部19cの端部と受圧本体2の内面部とを連結し、か
つ内壁部19cと外壁部19b及び受圧本体2と協働し
て実質上流体的に密な第2の減圧領域22を規定するこ
とにある。
また、ベローズ部19dの形状については、図示の形状
に限定されるものではない。なお、外壁部19bの形状
についても図示のような直線形状でなくてもよく、例え
ば曲線形状であってもよい。
以上、本発明に従って構成された装置の第1の具体例と
第2の具体例について説明したが、本発明を構成する仕
切壁に共通に要求される条件を以下にまとめると、第1
に、仕切壁が受圧本体及び壁面と協働して実質上流体的
に密な第1の減圧領域を規定すること、第2に、壁面上
に突起物が存在しても仕切壁の突出部がめくれることな
く容易に乗り越えが可能なこと、第3に、仕切壁の突出
部が壁面と沿直方向に出入りできる自由度が大きいこと
、更に、第4に、仕切壁の突出部と壁面との間の接触圧
力が小さいこと、の以上4点である。第1の具体例の仕
切壁と第2の具体例の仕切壁の本質的な相違点について
述べると、上述の仕切壁に要求される4条件のうち、第
4番目の仕切壁の突出部と壁面との間の接触圧力を減少
させるための手段において本質的な相違点がみられる。
即ち、第1の具体例においては、第2の減圧領域を設け
ることにより上記接触圧力を減少せしめているのに対し
、第2の具体例においては、第2の減圧領域の存在は本
質的に重要ではなく、むしろ、仕切壁において、その突
出部を壁面に接触せしめる方向に作用する流体圧力を受
圧する部分の面積を小さくすることにより、上記接触圧
力を減少せしめるようにS成されている点が重要である
。なお、上記接触圧力が減少せしめられると、仕切壁と
壁面との間の摩擦力が小さくなり、よって装置を壁面に
沿って移動させるための力(例えば、車で 輪の駆動力)を小さくすることがべきるとともに、仕切
壁のjlI耗を低減し、また壁面に生じる仕切壁による
傷(例えば、塗膜には傷がつきやすい)の発生を防止す
ることができる。
なお、図示の具体例においては、第1の減圧領域20内
を真空にせしめるための、真空生成手段の作用によって
第2の減圧領域22内も真空にせしめているが、上記真
空生成手段とは別個に更に補助真空生成手段を設け、・
かかる補助真空生成手段の作用によって第2の減圧領域
22内を真空にせしめるようにしてもよい。
また、図示の具体例においては、第1の減圧領域20内
と第2の減圧領域22内の流体圧力を一定に保持するた
めに第1の差圧弁30及び第2の差圧弁44を用いてい
るが、これら、の差圧弁に代えて、それ自体公知の圧力
調整機構を用いることも可能である。
上述したとうりの装置は、種々の作業装置を付設するこ
とによって、例えば、船体壁面等のプラストクリーニン
グ、自働塗装、清掃等に利用される。上述した装置は、
上記記載より理解される如く、空気の如き気体中のみな
らず、水の如き液体中でも使用することができ、この場
合には真空生成手段は水排出ポンプの如き液体吸引排出
手段から構成することができる。
以上、本発明に従って構成された装置の具体例について
説明したが、・本発明はかかる具体例に限定されるもの
ではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形
乃至修正が可能である。
え 例りば、具体例においては、受圧本体に装着された車輪
が回転駆動されることによって壁面に沿って移動せしめ
られる自走式のものに適用して説明したが、1これに固
定されることなく、装置の外部に移動手段が設けられ、
かかる移動手段の作用によって壁面に沿って移動される
(従って、上記車輪が装置の移動に併って従動される)
ものにも適用することができる。
更に、車輪や無端軌条以外の移動手段が用いられてもよ
く、その移動手段の概念については、受圧本体と壁面と
の間隔を任意の一定間隔に保持しつつ、かつ、受圧本体
を壁面に沿って移動せしめることができるものであれば
よい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従って構成された第1の具体例の装
置の平面図。 第2図は、第1図におけるI−1線による断面図。 第3図は、第1の具体例における仕切壁が、壁面上に在
るくぼみに遭遇しく受圧本体と壁面との間隔が大きくな
っている)、仕切壁が変形した状態を2点鎖線で示した
広大部分断面図。 第4図は、第1の具体例における仕切壁が、壁面上に在
る突起物に遭遇していることを示した拡大部分断面図。 第5図は、第2の具体例における仕切壁が、壁面上に在
るくぼみに遭遇しく受圧本体と壁面との間隔が大きくな
っている)、仕切壁が変形した状態を2点鎖線で示した
孤大部分断面図。 第6図は、第2の具体例における仕切壁が、壁面上に在
る突起物に遭遇していることを示した孤大部分断面図。 2・・・・受圧本体、4・・・・壁面、8・・・・車輪
、18・・・・仕切壁、18a・・・・突出部、18b
・・・・外壁部、18c・・・・内壁部、18d・・・
・ベローズ部、19・・・・仕切壁、19a・・・・突
出部、19b・・・・外壁部、19c・・・・内壁部、
19d・・・・ベローズ部、20・・・・第1の減圧領
域、22・・・・第2の減圧領域。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)受圧本体と、該受圧本体に装着され且つ該受圧本
    体を壁面に沿って移動せしめる移動手段と、該受圧本体
    に装着されその一部が該壁面に接触せしめられる、柔軟
    な材料から形成された仕切壁であって、該受圧本体及び
    該壁面と協働して実質上流体的に密な第1の減圧領域を
    規定する仕切壁と、該第1の減圧領域から流体を外部に
    排出する真空生成手段とを具備し、該第1の減圧領域の
    内外の流体圧力差に起因して該受圧本体に作用する流体
    圧力が該移動手段を介して該壁面に伝達される、壁面に
    吸着し且つそれに沿って移動可能な装置において: 該仕切壁は、該受圧本体に連結された内側端から該受圧
    本体の外側に且つ該壁面に近づく方向に延びて該壁面に
    接触する接触部に至る内壁部と、該接触部から該受圧本
    体の外側に且つ該壁面から離れる方向に延びた外壁部と
    、該外壁部の端部と該受圧本体とを連結するベローズ部
    とを有し、該仕切壁は、該受圧本体と協働して又はそれ
    自体によって実質上流体的に密な第2の減圧領域を規定
    しており、該第1の減圧領域の内外の流体圧力差に起因
    して該仕切壁の該一部が該壁面に接触せしめられる接地
    圧力が、該第2の減圧領域内の流体圧力の作用によって
    低減せしめられるように構成されている、ことを特徴と
    する装置。
  2. (2)該仕切壁のベローズ部は、該受圧本体に連結され
    た一端から該受圧本体の内側に延びて折れ曲がり部に至
    る部分と、該外壁部に連結された他端から該受圧本体の
    内側に延びて該折れ曲がり部に至る部分とを備えたこと
    を特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の装置。
  3. (3)受圧本体と、該受圧本体に装着され且つ該受圧本
    体を壁面に沿って移動せしめる移動手段と、該受圧本体
    に装着されその一部が該壁面に接触せしめられる、柔軟
    な材料から形成された仕切壁であって、該受圧本体及び
    該壁面と協働して実質上流体的に密な第1の減圧領域を
    規定する仕切壁と、該第1の減圧領域から流体を外部に
    排出する真空生成手段とを具備し、該第1の減圧領域の
    内外の流体圧力差に起因して該受圧本体に作用する流体
    圧力が該移動手段を介して該壁面に伝達される、壁面に
    吸着し且つそれに沿って移動可能な装置において: 該仕切壁は、該受圧本体に連結された外側端から該受圧
    本体の内側に且つ該壁面に近づく方向に延びて該壁面に
    接触する接触部に至る外壁部と、該接触部から該受圧本
    体の内側に且つ該壁面から離れる方向に延びた内壁部と
    、該内壁部の端部と該受圧本体を連結するベローズ部と
    を有している、ことを特徴とする装置。
  4. (4)該仕切壁のベローズ部は、該受圧本体に連結され
    た一端から該受圧本体の内側に延びて折れ曲がり部に至
    る部分と、該内壁部に連結された他端から該受圧本体の
    内側に延びて該折れ曲がり部に至る部分とを備えたこと
    を特徴とする、特許請求の範囲第3項に記載の装置。
  5. (5)該仕切壁は、該受圧本体と協働して又はそれ自体
    によって実質上流体的に密な第2の減圧領域を規定して
    おり、該第1の減圧領域の内外の流体圧力差に起因して
    該仕切壁の該一部が該壁面に接触せしめられる接地圧力
    が、該第2の減圧領域内の流体圧力の作用によって低減
    せしめられるように構成されている、ことを特徴とする
    特許請求の範囲第3項乃至第4項に記載の装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6428064A (en) * 1987-04-01 1989-01-30 Fukashi Uragami Device adsorbed by and movable along wall face
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