JPS62261355A

JPS62261355A - 保持装置

Info

Publication number: JPS62261355A
Application number: JP61105882A
Authority: JP
Inventors: 豊大島; 田口　晶弘; 明高野; 浩樹日比野; 実篠塚; 塚越　壯; 鶴夫羽鳥
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1986-05-08
Filing date: 1986-05-08
Publication date: 1987-11-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、作動スペースが小さく、且つ操作の簡単な保
持装置に関する。

［従来の技術と発明が解決しようとする問題点］従来、
歯科治療において、歯科用ドリルを用いて歯に穴をあけ
て歯の神経を扱くことが広く行なわれている。

ところで、前記歯科用ドリルでは、使用中にドリルの刃
が折れてしまうことがある。このようにドリルの刃が折
れた場合、折れた部分が歯より大きく突出していれば鉗
子やピンセット等を用いて抜くことができるが、歯の穴
の奥の方にあるとき等には鉗子やビンセット等が入らな
いため、ふるいは、鉗子やピンヒツト笠ぐは、作動スペ
ースが大きく、実際上使用できないため、従来は、南に
さらに大ぎな穴をあけてこのドリルの刃を取り出してい
た。そのため、必要以上に歯が削られ、また、患者に苦
痛を与えるおそれがあると共に、折れたドリルの刃を抜
く作業が煩雑であるという問題点がある。

［発明の目的］本発明は上記事情に鑑みてなされたしのであり、作動ス
ペースが小さく、ｎつ操作の簡単な保持装置を提供する
ことを目的としている。

［問題点を解決リーるための手段及び作用］本発明によ
る保持装置は、所定の温度以下では中空部を右する管状
に維持されると共に、所定のｌ！度Ｗ上では箭記中空部
を閉塞りる方向に変形する形体・記憶合金等の熱変形材
料からなる保持部材と、この保持部材を加熱する加熱手
段とを１１備したものである。

すなわち、前記保持部材の中空部内に被保持体を収納し
た後、加熱手段にてこの保持部材を加熱することにより
、この保持部材を前記中空部を閉塞する方向に変形させ
て、被保持体を保持１゛るようにしたものである。　　
　　゛［実施例１以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図ないし第３図は本発明の第１実施例に係り、第１
図は保持装置の断面図、第２図は第１図の保持部材の形
状を示ず斜視図、第３図は使用例の説明図である。

本実施例の保持装置１は、第１図に示されるように、例
えば１七谷きコイル８からなる細長Ｃ？ＩＪ撓性を右す
る中空のシース２と、このシース２の先端に連設された
保持部３と、前記シース２の後端に連設された操作部４
と、この操作部４の後端部に設けられたコネクタ受け５
と、このコネクタ受、け５に接続されるコネクタ６を接
続コード７ａの先端に右する電源装置７とから構成８れ
ている。

前記保持部３は、例えば円筒状のセラミック９等の電気
絶縁性及び断熱性をイ］する部材を介しでシース２の先
端側に′Ｓ設され、所定４度以下では中空部１０ａを有
寸゛る細長の円筒状に維持されると共に、所定のａ！度
以Ｆでは前記中空部１０ａを閉塞づ“る方向に変形りる
熱変形材料としての形状記憶合金からなる保持部材１０
と、この保持部材゛１０の中空部１０ａ内後側に絶縁層
１１を介して種名された、前記保持部材１０を加熱する
加熱手段どしての正温度特性１ナーミスタ等の発熱素子
１２ζから構成されている。

前記発熱素子１２は、例えば肉厚の円筒状に形成され、
ぞの内周面と外周面とにそれぞれ電極１３ａ、１３ｂが
付着されている。そして、この電極１３ａ、１３ｂは、
前記シース２内に挿通されたリード線１４により前記コ
ネクタ受ｔノ５に電気的に接続されている。前記リード
線１４の途中には、操作部４に設けられたスイッチ１５
が介装されている。そして、このスイッチ１５を押圧操
作して前記電源装置７から前記電極１３ａ、１３ｂを介
して前記発熱素子１２に通電することにより、この発熱
素子１２が発熱づるＪ、うになっている。

前記保持部）ｒＡｌｏは、前記発熱素子１２が発熱しな
いときには、例えば第２図（ａ）に示すような、予め記
憶された低温側の形状である中空部１０；ｉを右する円
筒状に保持されている。そして、前記発熱素子１２が発
熱して、この発熱素子１２によって加熱されることによ
り、所定の温度、すなわち、保持部４Ａ１０に用いられ
ている形状記憶合金が低温側のマルテンサイト相からハ
温側のオーステナイト相に変態する温度以上になると、
中空部１０ａを閉塞するように予め記憶された高温側の
形状に変形するようになっている。このｉ濃側の形状は
、例えば第２図（ｂ）に示すような先端部が偏平につぶ
れた形状、あるいは、第２図（Ｃ）に示１ような先端側
の径が小さい形状、あるいは第２図（ｄ）に示すにうイ
ｆ７ｉ、端側が十文字・状につぶれた形状等であるが、
これらの例に限定されない。

また、この保持部材１０は、前記発熱素子１２への通電
を断つことにより冷部され所定の温度以下になると、再
び予め記憶された低温側の形状、寸なわら、円筒状に戻
るようになっている。

次に、以上の構成による実施例の作用について第３図を
参照して説明する。

第３図は、使用中に歯の中で折れた歯間用ドリルの刃を
扱去するのに本実施例の保持装置１を用いる場合の例を
示したらのである。

例えば、歯２１の神経を広くために、歯科用ドリルを用
いて歯２１に穴をありている途中に、この歯科用ドリル
の刃２２が折れていしまい歯２１内に残ってしまった場
合を考える。

まず、本実施例の保持装置１の保持部３内の発熱素子１
２に通電しない状態、すなわら、保持部材１０が円筒状
に維持された状態で、保持部３の先端側を歯２１の穴２
１ａ内に挿入（）、保持部材１０の中空部１０ａ内に揖
れたドリルの刃２２の６ＦＪ２１から突出した部分をＴ
１ｉ＋１１する。

次いで、操作部４に設けられたスイッチ１５を即圧操負
して、＋Ｖｉ記発熱素子１２に通電りる。この通電によ
り発熱素子１２は発熱して、前記保持部材１０が加熱さ
れる。そして、所定温度以下になると、この保持部＠１
０は、中空部１０ａを開基づるよう←、変形して、前記
ドリルの刃２２を保持する。この状態で、例えばセラミ
ック９を手で持って引っばることにより、保持部材１０
に保持されたドリルの刃２２が歯２１から引き抜かれる
。

その後、前記発熱素子１２への通電を断つと、前記保持
部材１０４．１冷却され、所定温度以下になる。すると
、この保持部材１０は、再び円筒形状　。

に戻り、前記ドリルの刃２２、を保持していた部分が拡
間される。ぞして、保持されていたドリルの刃２２をこ
の保持部材１０より取り出すことがでさる。

本実施例によれば、保持部材１０が細長の円筒状に形成
されているので、歯２１の穴２１ａの中笠の狭い場所へ
容易に挿入することがＣきる。９また、発熱素子１２に
通電して発熱させ、保持部材１０を加熱して、この保持
部材１０を中空部１０ａを１１１塞する方向に変形させ
ることにＪ：り折れたドリルの刃２２′：Ｓの被保持体
を保持するようにしたので、作動スペースが小さくて済
み、また、被保持体を保持づるのに術ｔはスイッチ１５
を押圧操作するだＣづで良く、直接保持部材１０を操作
する必要がないので、操作が命中である。

なＪ３、本実施例による保持装置１は、１ｌＩ１２１の
中で折れたドリルの刃２２の回収に限らず、例えば細い
管内から針状のものを回収したりする場合等に広く用い
られる。また、保持装置１を内視鏡のチャンネルに挿通
して、内視鏡の観察下で用いるにうにしても良い。

第４図及び第５図は本発明の第２実施例に係り、第４図
は使用状態における保持装置の先端側の断面図、第５図
は保持部材の形状の変化を示す斜視図である。

本実施例の保Ｖ１装置３１は、第５図（ａ）に示すよう
に円筒状の保持部材３２の先端側をテーバ状に形成して
、生体３４等に刺入できるようにしたものである。また
、この保持部材３２の側部に、は、先端面より２つのス
リット３３．３３が軸方向に形成され、この保持部材３
２の間口喘から中途にかけて拡径可能になっている。な
Ｊ３−１この保持部４４３２は、通常は前記スリット３
３．３３が開じるＪ、う、にイ」カされている。

また、本実施例では、第１実施例と同様に、発熱系子１
２に通電することにｊ：り前記保持部＠３２が加熱され
、この保持部材３２は、所定温度以下になると、第５図
（ｂ）及び（Ｃ）に示り°ように、先端側が中空部３２
ＱをＩ！Ｉ′Ｉ塞するように屈曲、変形するようになっ
ている。その他は第１実施例と１ｔ１１様である。

本実施例の保持′！Ａ（＄５３１は、体内患部の組織片
を採取りる生検２Ｉとして用いることができる。

すなわら、患部の生検を行なう揚台、本実施例の保持装
置３１を、発熱素子１２に通電しない状態、寸なわち保
持部材３２が円筒状に維持された状態で、図示しないシ
ース笠を通して体内に導入し、図示しない光学視管等の
観察下で、生検を望む生体３４に保持部材３２を刺入す
る。すると、この保持部材３２の中空部３２Ｅ１内、に
組織片が入り込む。このとき、スリット３３が若干間き
、保持部材３２の先端側が拡径され、！１織を多く採取
できるようになっている。次いで、発熱系子１２に通゛
市し、この発熱素子１２を発熱さ゛せて保ド１部４４３
２を加熱する。この保持部材３２は、所定温度以上にな
ると、先端側が変形して中空部３２ａを１１１寒し、中
空部３２ａ内に入り込んだ組織は、切離されて中空部ｊ
２ａ内に収納される。そして、この把持部材３２を生体
３４にり引さ抜いて石織を採取りる。

そして、発熱素子１２への通電を断つと、前記保１：１
部材３２は冷却され、所定温度以下になる。

すると、この保持部材３２は、再び円筒形状に戻り、先
端部が拡開される。そして、保持部材３２内より組織を
取り出すことができる。

このにうに本実施例による保持装置ｉ！７３１を用いる
ことにより簡ｔｐな操作で生検を行なうことができる。

また、木実施例による保持装置３１を生検に用いた場合
、保持部材３２を生体３４に刺入した際等に出血しても
、加熱され′た保持部材３２によって止血することがで
きる。

な・お、必要に応じて保持部ｖｉ３２の外周面にテフロ
ン笠の１組織が付着しくｒい材料をコーティングして、
保持部材３２に組織が（Ｊ　１するのを防止するように
してら良い。

＜Ｋ　Ｊ３、前記実施例では、熱変形材料として形′状
記憶合金を用いた例を示したが、熱変形材料はバイメタ
ル等であっても良い。

また、加熱手段ＧＪ、正温度特性サーミスタに限定され
ず、ツ１ノーダイＡ−ドやコイル等であっても良い。

また、保持部材の形状は円筒状に限定されず、例えば中
空部を右する角柱状であっても良い。

［発明の効果］以上説明したように本発明によれば、熱変形材料からな
る保持部材を、加熱手段によって加熱することにより、
この保持部材の中空部を閉塞する方向に変形さヒて、被
保持体を保持するようにし　　゛だので、作動スペース
を小さくすることができ、また、術者が直接保持部材を
操作する必要がなく、簡単む操作で被保持体を保持でき
るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明の第１実施例に係り、第１
図は保持装置の断面図、第２図は第１図の保持部材の形
状を示す斜視図、第３図は使用例の３２明図、第４１！
！ｌ及び第５図は本発明の第２実施例に係り、第４図は
使用状態にお４′Ｊる保持装置の先端側の断面図、第５
図は保持部Ｈの形状の変化を承り斜視図である。１・・・保持袋ａ？２・・・シース３・・・保持部　　　　　４・・・操作部７・・・電源
　　　　　　１０・・・保持部材１０ａ・・・中空部　
　　１２・・・発熱素子１３ａ、１３ｂ・・・電極

Claims

【特許請求の範囲】

（１）所定の温度以下では中空部を有する管状に維持さ
れると共に、所定の温度以上では前記中空部を閉塞する
方向に変形する熱変形材料からなる保持部材と、この保
持部材を加熱する加熱手段とを具備したことを特徴とす
る保持装置。
（２）前記熱変形材料は、形状記憶合金であることを特
徴とする特許請求の範囲第１項記載の保持装置。