JPS62260780A - ジルコニアフアイバ−成形体 - Google Patents

ジルコニアフアイバ−成形体

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JPS62260780A
JPS62260780A JP9382586A JP9382586A JPS62260780A JP S62260780 A JPS62260780 A JP S62260780A JP 9382586 A JP9382586 A JP 9382586A JP 9382586 A JP9382586 A JP 9382586A JP S62260780 A JPS62260780 A JP S62260780A
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fiber molded
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早瀬 雅博
浅見 肇
浅倉 寛行
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Shinagawa Refractories Co Ltd
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Shinagawa Refractories Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はジルコニアファイバー成形体に関し、より詳
細には、例えば高温炉の断熱材、触媒用担体、セッター
(焼き台)などに使用される耐火性ジルコニアファイバ
ー成形体に関する。
(従来の技術) 従来、耐火性ジルコニアファイバー成形体は、ジルコニ
アファイバーと、コロイダルシリカ水溶液の結合剤(パ
イグー)とからなるものである。
このコロイダルシリカを用いる場合、乾燥時に生乾きの
成形体からコロイダルシリカ成分が表面層に偏在するよ
うになるというマイグレーション現象が生じ、乾燥後、
表面層のみが硬化し、内部は柔かいままであるという問
題がある。
このマイグレーション現象を防止するために、種々の提
案がなされている。例えば、無機ファイバーおよびコロ
イダルシリカを分散媒中に分散してなるスラリー液に、
凝結剤を加え、かつ寸みやかにスラリー液のpHを4.
5以下としてコロイダルシリカ凝結物を生成させ、次い
でこのスラリー液に、高分子凝集剤を添加して上記コロ
イダルシリカ凝結物を無機ファイバーに定着させ、その
スラリー液からの成形体を焼成してなるファイバー成形
体が提案されている(特開昭60−33244号公報)
また、無機ファイバーとコロイダルシリカとを分散媒中
で分散さけたスラリーに凝結剤を添加し、次いでポリエ
チレンオキナイドを添加してこのコロイダルシリカをそ
のファイバーに定着させ、得られたスラリー状組成物か
らの成形体を焼成してなるファイバー成形体も提案され
ている(特開昭58−104059号公報)。
これらの従来技術によってコロイダルシリカのマイグレ
ーションを防止することができる。
(発明が解決しようとする問題点) 従来技術では、しかしながら、バインダーとしてコロイ
ダルシリカを用いているために、ジルコニアファイバー
成形体に適用する場合、ジルコニアの融点が2600℃
であるのに対しシリカの融点が1650°C大幅に低い
ので、高耐火性のジルコニアファイバー成形体とならな
いという問題点がある。
この発明は、上)iljの事情を背景にしてなされたも
のであり、その目的どりるところは、バインダーのマイ
グレーション現象がなく、かつ高耐火性を有するジルコ
ニアファイバー成形体を提供することである。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、ジルコニアファイバー成形体について種
々の検討を行なった結果、従来、結合剤として望ましい
と考えられていたシリノコゾルに代わって、ジルコニア
の単斜晶より正方品に安定化させる、いわゆる結晶安定
化剤を結合剤としで用いれば、この発明の目的達成に有
効であることを見出し、この発明を完成するに到った。
すなわち、この発明のジルコニアファイバー成形体は、
ジルコニアファイバーと、ジルコニアに対する結晶安定
化剤または加熱により該結晶安定化剤に変化する前駆体
である結合剤、例えば、マグネシウム、イツトリウム、
hルシウム、ザマリウム、カドミウム、ランタン、およ
びネオジムの酸化物、炭酸塩、塩基性炭酸塩、酢酸塩、
シュウ酸塩、硝酸塩、塩化物、および硫酸塩から選ばれ
た少なくとも1種の結晶安定化剤またはその前駆体であ
る結合剤と、からなることを特徴とするものである。
この発明の好ましい態様として、結合剤が0.1.cz
IrL−0,3TTLTrLノ粘a ヲHi ツ6 (
1) 、!: t にとができる。
この発明の好ましい伯の態様としては、結合剤の添加量
を、ジルコニアファイバー100重f11部に対して酸
化物換Qで1〜20 ’li b’i部とすることがで
きる。
この発明の−のfi F!として、ジルコニアファイバ
ー成形体を抄造成形されたものとづ“ることができ、こ
の際その抄造に用いる媒液を、結合剤を実質的に溶解し
ないしのとザることが71ましい。
さらに、別の態様として、この発明に用いるジルコニア
ファイバーを、純ジルコニアファイバー、ライム安定化
ジルコニアファイバー、マグネシア添加ジルコニアファ
イバー、およびイツトリア安定化ジルコニアファイバー
から選ばれた少なくと−b1種のファイバーとすること
ができる。
以下、この発明をにり詳細に説明Jる。
この発明にJ3いて使用される結合剤は、ジルコニアに
対する結晶安定化剤または加熱により該結晶安定化剤に
変化する前駆体である。すなわら、その結合剤は、ジル
コニアの結晶安定化作用を示す金属酸化物および/また
は加熱により金属酸化物を形成する金属塩である。その
結合剤の例としては、マグネシウム、イツトリウム、カ
ルシ1クム、サマリウム、カドミウム、ランタン、ネオ
ジムなどの酸化物、炭酸塩、塩基性炭酸塩、酢酸JW 
%シュウB 塩、Ii1′4酸塩、塩化物、lll1i
v s=なトカアリ、マグネシウム、カルシウム、イツ
トリウムの酸化物、塩化物、炭酸塩、塩基性炭酸塩の粉
末が経済的観点から好ましい。
金属酸化物および金属塩の結合剤の粒度は、0.01μ
7rL〜1TrL7/L1好ましくは0.1μm〜0.
3mmである。この最小限度未満では乾燥時にマイグレ
ーション現象が起こる恐れがあり、最大限度を超えると
結合剤としてのtr!Iきが低下し、強度が劣化するか
らである。
結合剤の添加ωは、ジルコニアファイバー100重fi
%部に対して酸化物換算で0.5〜30重足部、好まし
くは1〜20車聞部である。これは、最小限度より少な
いとジルコニアファイバー成形体の強度が発現せず、逆
に最大限度を超えると金属やガラスに濡れなく、化学的
に安定でありかつ耐食性に優れているというジルコニア
ファイバー成形体の特性が損なわれるからである。
この発明に使用されるジルコニアファイバーとしては、
ライム安定化ジルコニアファイバー、イツトリア安定化
ジルコニアファイバー、マグネシア添加ジルコニアファ
イバーなどの結晶安定化剤が添加されたジルコニアファ
イバーの他に、結晶安定化剤が添加されていない純ジル
コニアファイバーなどがある。ジルコニアファイバーの
種類、形状、寸法は目的、用途に応じて適宜変更するこ
とができる。
この発明によるジルコニアファイバー成形体には、ジル
コニアファイバーおよび結合剤以外に、必要に応じて種
々の添加剤を含めることができる。
例えば、アルミナ、ジルコニア、シリカなどの通常の耐
火物粉末を添加して複合材と1゛ることができるととも
に、fflllHJ品の成形体に金杯の性能を付与する
ために種々の補助材を添加しつる。
この発明のジルコニアファイバー成形体への成形は、目
的とする最終製品の形態に応じて柚々の手法ににつで実
施することができる。例えば、板状成形体の場合、抄造
成形によって実施することがCきる。すなわち、所定間
のジルコニアファイバーに前述の結晶安定化剤である結
合剤を添加し、分散媒中で分散してスラリーを形成する
。このスラリーから抄造して板状成形物を得る。この抄
造に際して、分子ll媒に結合剤が実質的に溶解しない
ことが望ましい。これは、溶解する場合、マイグレーシ
ョン現象の防止効果が1υられないからである。従って
、非水溶液金属塩や酸化物の場合には媒液として水を用
いることができるが、水溶液金属塩の場合、媒液として
、灯油、千曲、アルコール類などを用いることが望まし
い。この媒液に、媒液の粘性付与、および乾燥後の強度
付与を目的としてポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸カル
ボキシメヂルセルロース、メチルセルロース、ポリエチ
レンオキシドなどの糊剤を添加してもよい。
抄造成形以外の成形法として、ジルコニアファイバーと
結合剤粉末とより成る一定形状の集合体に糊剤を含む媒
液を噴霧し、またtよその集合体を糊剤含有媒液に浸漬
などして成形することもできる。
成形体は、通常、その乾燥処理に付される。この乾燥は
、自然乾燥、送風による乾燥、熱風乾燥、熱線乾燥、な
ど種々の方法で行なうことができる。
この発明によるジルコニアファイバー成形体t:1、乾
燥(す、使用に供することができるが、成形体を焼成し
たのみその用途に供してもよい。この焼成によって、結
晶安定剤である結合剤は、ジルコニアファイバー間の結
合、およびジルコニアファイバーの結晶安定化に寄与す
る。焼成温度は、添加する結合剤の金属塩や金属酸化物
の種類によって適宜変更することが望ましい。例えば、
その温度は1300〜2000℃である。焼成温度に加
熱し、所定時間維持して、ジルコニアファイバー成形体
を得る。
この発明のジルコニアファイバー成形体は、各種高温炉
の断熱材、触媒用担体、特殊フィルター、高温発熱体、
セッター、離型材などに使用することができる。
(実施例) 以下、この発明を、具体的な例によって説明する。
実施例1 平均径5μ雇、平均長20〜30TrLTrLのジルコ
ニア100%ファイバー(品用白煉瓦社製)100重聞
重吊対し、平均粒度1〜5μmの炭酸マグネシウム粉末
10重量部を媒液である水に添加して抄造用懸濁液を調
製した。
この懸濁液から抄造成形して根状成形体を形成した。成
形後100’Cで24時間乾燥し、次いで1600℃で
焼成してジルコニアファイバー成形体を製造した。得ら
れた成形体の特性を第1表に承り。
実1h例2 平均径5μm、平均長20〜3077LTrLのライム
安定化ジルコニアファイバー(品用白煉瓦社製)100
TT[部に対し、平均粒度5〜10μmの炭酸カルシウ
ム粉末15重量部を媒液の水に添加して抄造用懸濁液を
調製した。以後、実施例1と同様にファイバー成形体を
調製した。得られた成形体の特性を第1表に示す。
実施例3 平均径5um、平均長20〜30yrtrrt(Dイッ
l−リア安定化ジルコニアファイバー50重a部および
平均径5μm、平均長20〜30TrLmのマグネシア
添加ジルコニアファイバー50重量部と、平均粒度10
〜50μmのイツトリア粉末5虫量部を媒液のアルコー
ルに添加して抄造用懸濁液を調製した。以後、実施例1
と同様にファイバー成形体を調製した。得られた成形体
の特性を第1表に示す。
第1表 第1表かられかるように、この発明によるジルコニアフ
ァイバーはマイグレーション現象が無くかつ2000〜
2300℃という高耐火性を有している。
〔発明の効果および作用〕
この発明によるジルコニアファイバー成形体は、ジルコ
ニアファイバーの結合剤として、ジルコニアに対する結
晶安定化剤である金属酸化物およびその前駆体を使用し
、この結合剤がジルコニアファイバー表面に強く付着す
るので、乾燥時および/または焼成時に成形体表面に移
動することがない。従って、コロイダルシリカ使用に見
られるマイグレーション現象が起らず、成形体全体が均
一な組成および強度を有するものとすることが′C″き
る。
ジルコニアに対する結晶安定化剤である金属酸化物は2
500〜2800°Cの高融点であり、従って、融点2
600℃のジルコニアファイバーと相俟って高耐火性を
右ツるジルコニアファイバー成形体を得ることができる
この発明において用いられる結合剤tよ、ジルコニアに
対して結晶安定化作用をも有してI/するので、ジルコ
ニアファイバー中に結晶安定化剤を添7Jtl シない
ジルコニア単味のファイバーをも使用できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ジルコニアファイバーと、ジルコニアに対する結晶
    安定化剤または加熱により該結晶安定化剤に変化する前
    駆体である結合剤と、からなることを特徴するジルコニ
    アファイバー成形体。 2、結合剤がマグネシウム、イットリウム、カルシウム
    、サマリウム、カドミウム、ランタン、およびネオジム
    の酸化物、炭酸塩、塩基性炭酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩
    、硝酸塩、塩化物、および硫酸塩から選ばれた少なくと
    も1種の結晶安定化剤またはその前駆体である、特許請
    求の範囲第1項記載のジルコニアファイバー成形体。 3、結合剤が0.1μm〜0.3mmの粒度を持つ、特
    許請求の範囲第2項記載のジルコニアファイバー成形体
    。 4、結合剤の添加量がジルコニアファイバー100重量
    部に対して酸化物換算で1〜20重量部である、特許請
    求の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項記載のジル
    コニアファイバー成形体。 5、ジルコニアファイバー成形体が抄造成形されたもの
    である、特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか
    1項記載のジルコニアファイバー成形体。 6、抄造に用いられる媒液が、結合剤を実質的に溶解し
    ないものである、特許請求の範囲第5項記載のジルコニ
    アファイバー成形体。 7、ジルコニアファイバーが純ジルコニアファイバー、
    ライム安定化ジルコニアファイバー、マグネシア添加ジ
    ルコニアファイバー、およびイットリア安定化ジルコニ
    アファイバーから選ばれた少なくとも1種のファイバー
    である、特許請求の範囲第1項ないし第6項のいずれか
    1項記載のジルコニアファイバー成形体。 8、焼成処理されたものである、特許請求の範囲第1項
    ないし第7項のいずれか1項記載のジルコニアファイバ
    ー成形体。
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