JPS62260571A - 並列共振単相モ−タ - Google Patents

並列共振単相モ−タ

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JPS62260571A
JPS62260571A JP62099634A JP9963487A JPS62260571A JP S62260571 A JPS62260571 A JP S62260571A JP 62099634 A JP62099634 A JP 62099634A JP 9963487 A JP9963487 A JP 9963487A JP S62260571 A JPS62260571 A JP S62260571A
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motor
winding
capacitor
starting
switch
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JP62099634A
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アレクサンダー ジェイ リューアス
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 背景技術 交流モータは広範囲にわたり種々の目的に広く使用され
ている。このような交流モータは数分の1馬力から数馬
力までのものがある。大抵の大馬力モータは3相モータ
であり、数分の1馬力や低馬力のモータの大多数は単相
交流電源で運転される。単相モータが最も普及している
。大抵の家庭や営業所の電力は単相だからである。
電気モータはステータを含んでおり、ステータには始動
巻線と運転巻線とが施されており、これらの巻線は、電
源に接続されている。ステータ巻線はロータを取り囲ん
でおり、ロータはシャフトを回転してモータの出力を生
じる。ロータは。
種々の形状のものがあり、例えば、りすかどのロータ、
高抵抗ロータ、低抵抗ロータ、巻線ロータ又はマルチプ
ル式巻線・高低抵抗ロータがある。
種々のステータ巻線と共にこれらのすべてのロータが電
気モータ業界でよく知られている。
普通の単相モータは「コンデンサ始動」又は「コンデン
サ始動・コンデンサ運転」の形態を採る。普通のコンデ
ンサ始動モータにおいては始動巻線は入力端子に並列に
、始動コンデンサと遠心又は熱スィッチとに直列に接続
されている。運転巻線は直列接続の始動回路と並列に接
続されている。このコンデンサ始動モータの始動条件は
、瞬時ロックドロータ電流(inStantaneou
s 1ockedrotor current)が大き
く、そしてモータ始動電流要求ファクタも高い、このよ
うなモータは比較的高い運転温度を受け、そしてロータ
の所定の回転速度に到達した後始動巻線回路を切る、即
ち開くためのある形式の機械的スイッチ(例えば遠心又
は熱スィッチ)を必要とするにのようなコンデンサ始動
モータの始動巻線は、運転巻線に使用される導線と比較
して細い導線で巻かれている。始動巻線に細い導線を使
用するのでそのようなモータの寿命は、始動巻線の焼損
のため比較的短い。
更に、始動巻線と始動キャパシタとに直列のカットアウ
トスイッチに対する要件は結果的に複雑さと費用とモー
タ故障の原因とを付加している。
例えば、もし遠心スイッチを使用すると、スイッチのコ
ンタクトをどうしても回路に取り入れていかなければな
らないし1機械的な遠心スイッチの部品をロータのシャ
ツl−と相互接続しなければならない。このような部品
は故障になり易いし、事実故障する。
モータが運転状態に到達すると始動巻線を切り離すこと
なく90度だけステータにおいて電気的に始動巻線と運
転巻線とをずらせるようにした。
単相電源で運転する電気モータを提供することが望まし
い。
31Bへ艮1− 従って本発明の目的は、改良された交流モータを提供す
ることである。
本発明の別の目的は、単相交流電源で運転される改良さ
れた交流モータを提供することである。
本発明の更に別の目的は、高効率低始動電流。
そして低運転電流で運転する改良された単相交流モータ
を提供することである。
本発明の更に別の目的は始動トルクを高めることのでき
る改良された並列共振交流モータを提供することである
本発明の別の目的は単相交流電源で運転される改良され
た交流モータを提供することである。
本発明の別の目的は、高効率、低始動電流そして低運転
電流で運転する改良された単相交流モータを提供するこ
とである。
本発明の別の目的は、始動トルクを高めることのできる
改良された並列共振交流モータを提供することである。
本発明の更に別の目的は、始動巻線と運転巻線との間の
電気的に位相のずれ、すなわち電気的な移相をつくるた
め、単相交流モータの始動巻線に並列のコンデンサを使
用して、並列共振LC回路を提供することである。
本発明の更に別の目的は、始動巻線と運転巻線とに対し
て同じ太さの導線を使用できる単相モータを提供するこ
とである。
本発明の更に別の目的は、ステータコアーにおいて90
度だけ電気的に位相をずらせた2つの直列巻線と一方の
直列巻線と並列に接続されたコンデンサとを備え、その
一方の直列巻線とコンデンサとの値はモータの運転周波
数又はその付近で並列共振を生じるよう選択されている
単相モータを提供することである。
本発明の好ましい実施例である単相交流電源で運転する
交流モータは、電源の周波数で可変のモータインダクタ
ンス・キャパシタンスLC共振回路を形成するようコン
デンサと並列に接続した始動巻線を含んでいる。この始
動巻線の並列接続は電源端子間の合成モータ電流を制御
する。その結果、2つの巻線に流れる電流はモータの始
動と運転との両方で90度又はほぼ90度位相がずれて
いる。始動トルクを高めるためには第2キヤパシタを第
1キヤパシタと始動中だけ接続する。
見藍腹更 同じ部分には同じ番号を付して示す添付図を参照する。
第1.2図は従来のコンデンサ始動・コンデンサ運転電
気モータの略図である。第1図のモータは適当な交流源
(典型的には110ボルト、60ヘルツ)に2極単投ス
イツチ12を介して接続される。このモータは適当なス
テータフレームに巻いた始動巻線13と運転巻線14と
を備えて普通の仕方でロータ20を回転させる。始動巻
線13はスイッチ12の端子にまたがって始動コンデン
サ16とスイッチ21とに直列に接続されている。運転
巻線14もスイッチにまたがって接続されていて、それ
は始動巻線13、コンデンサ16そしてスイッチ21の
直列回路と並列になっている。典型的には、スイッチ2
1は遠心作動スイッチ又はその類似物であり、従ってモ
ータが停止している状態ではスイッチ21は閉じている
コンタクト12が閉じると電源10からモータへ。
電力が加えられ、スイッチ21を介して先ずコンデンサ
16と始動者、1i13とに電流が流れ、運転巻線14
に対して位相ずれの始動電流がロータ20へ流れる。始
動巻線13は運転巻線14に使用する導線に比べて細い
導線で巻いてできている。″巻線13に比較的高い始動
電圧降下が生じそして比較的大きいコンデンサ電流が始
動中直列コンデンサ16と巻線13とに流れる。巻RI
A13の温度はかなり急速に上昇する。そのため、もし
なにかの理由で、ロータ20が迅速に運転速度に到達し
ないと、始動巻線13を損傷することがある。極端な場
合にはモータは焼損する。しかし、正常動作中ロータ2
0は比較的早く増速し、遠心スイッチ21は開く、こう
なると、モータの運転を維持するすべての電流が運転巻
#114を流れる。始動者!jA13とコンデンサ16
とは、スイッチ421が開くと回路から切離されてしま
うからである。
第1図の従来のモータの変形を第2図に示す。
第2図のモータにおいては一対の直列の運転巻線14A
、14Bはスイッチ12の端子にまたがって接続されて
いる。更に、運転コンデンサ25(これはコンデンサ1
6よりも容量が小さい)はスイッチ21とコンデンサ1
6とに並列に接続されている。第2図のモータの始動条
件は第1図と同じである。しかし、所望の運転速度に到
達すると、スイッチ21が開いていても、モータの正常
運転中は直列の始動巻線13とコンデンサ25とに電流
が流れる。この電流は運転巻線14Aと14Bとに流れ
る電流と位相はずれている。
第2図のモータの動作はよく知られており、ここで詳し
く説明する必要はない、ただし注意すべきこととしては
、第1図のコンデンサ始動モータに対しての始動条件の
不都合は第2図のモータにも存在するということである
。始動巻線13は。
運転巻g14Aと14Bに使用するものよりも細い導線
を巻いて作るのが普通である。運転電圧。
高温そして大電流という第1図の従来のモータの欠点は
第2図のコンデンサ始動・コンデンサ運転上−タにもあ
る。
第3@は、単相交流源で運転される好ましい2相コンデ
ンサモータの略図であり、このモータはコンデンサ始動
モータの利点を有するか、付加的な機械的に作動される
スイッチ21を不要とし、そして第1,2図の形式の従
来モータの高電圧、大電流そして高抵抗という欠点を有
しない、始動巻線に直列に始動コンデンサを接続する代
りに、コンデンサ26と並列に始動巻線13を接続する
これは並列共振回路を形成し、その共振は電源10の6
0ヘルツもしくはその近辺に選定されている。もし別の
周波数の、例えば50ヘルツもしくは120ヘルツの電
源を使用すると1巻線13とコンデンサ26とから成る
LC並列共振回路の共振はその電源10の周波数と一致
するように選択される。コンデンサ26は交流の非成極
コンデンサであり、そしてそれは電解コンデンサでもよ
い。
第3図のモータの始動巻線13と運転巻線14とはステ
ータコア(図示せず)の上に巻かれており、そして電気
的に90度位相がずれている。
運転巻線14は並列共振回路と直列に接続されており、
この並列共振回路は始動巻線13とコンデンサ26とか
ら成り、スイッチ12の端子にまたがって接続されてい
る。始動者s13はコンデンサ26の結果として運転巻
線14から90度電気位相でずれている。このため巻線
13を流れる電流は遅れ電流となり、第2相巻線14を
流れる電流は巻線14の電圧で1もしくははゾ1の力率
で制御される。始動巻線13を含む並列共振回路により
始動者、ll113の導線は運転巻線14の導線と同じ
比較的太い導線とすることができる。従って、従来のコ
ンデンサ始動モータのように始動巻線13を焼損したり
、加熱したりするというおそれは第3図のモータにはな
い。
注目すべきこととして、第3図の回路形態は種々の形の
モータを有するモータに使用できるということである。
例えば、ロータ20はりすかとロータ、高抵抗ロータ、
低抵抗ロータ、巻線ロータ、又はマルチプル2巻線高低
抵抗ロータでもよい、第3図に示すステータの運転巻線
と直列の並列共振始動巻線とは、その他は標準構造のモ
ータに使用することができる。
第3図のモータは、ポンプ、ブロアー、工具及び多くの
営業用、家庭用の装置のような、始動トルクが非常に高
くなくてもよい装置に利用できる。第3図のモータは第
1,2図の従来のモータよりも電気エネルギーの消費が
少なく、始動電流が小さく、モしてモータの運転電流が
小さい。コンデンサ26の容量を大きくするにつれて、
モータの出力と、始動トルクと運転トルクは、ステータ
のコアーの磁束13.14が飽和近くなるまで増大する
。更に、第3図のモータは力率1近くで(又は実質的に
力率1で)非常に高効率で作動する。又、モータは種々
のモータ速度、例えば2極毎分3450回転、4極毎分
1750回転、6極毎分1100回転とすることができ
る。
第4Aないし4C図は第3図のモータのベクトル図で、
始動、全負荷及び無負荷状態をそれぞれ示す、第4A図
において、モータ始動状態ではOからVへのベクトル電
圧は単相ライン参照電圧である。0からvlへの電圧S
は第1の相電圧(巻線13にまたがる電圧)であり、第
2の相電圧(巻線14にまたがる電圧)はベクトルv1
からVへの電圧Rである。コンデンサ26を流れるコン
デンサ電流は均90度だけ電圧Vより進む。
これは第4A図のベクトル図の下方部分から明らかであ
る。第1相(始動巻線13)を流れる電流はOからAへ
向かうものとして示されている。コンデンサ電流ベクト
ルはAからBへ向かうものとして示されており、均90
度電圧ベクトルO■より進む、従って合成電流ベクトル
はOBであり、これは運転巻線14又は第2相を流れる
電流であり、始動状態で単相電源からのベクトル和の総
電流を構成している。第4A図を第4B図及び第4C図
と比較すると明らかなように、この始動電流は全負荷電
流及び無負荷電流よりも大きいが、第1.2図に示す形
式の従来モータと比較して小さい電流である。
第4A図に図示されるように、電流ベクトル丁フとAB
とは合成電流ベクトルiを生じる。
このベクトルの位相(角度D)は瞬時始動状態における
モータの移相した電流である。角度りはモータの始動状
態における電流移相分として5度ないし90度の付近に
ある。
第4B図は全負荷状態において作動する第3図のモータ
のベクトル(電圧と電流)を示す、このベクトルo’v
’は電源10からの電圧基準ベクトルの単相電力である
。電圧ベクトルO’V1’は始動巻fi13の第1相電
圧であり、そして運転者g14(7)第2相電圧はVl
’V”rある。
全負荷状態での電流ベクトル(第4B図)は合成ベクト
ル0′B′に示されている。これは第1位相ベクトルO
’A’とコンデンサ電流ベクトルA′B′のベクトル和
である。角度D′はモータの全負荷−転状態の電流移相
分を示す、この角度は、全負荷運転状態で、均90度で
ある。
第4C図は無負荷で運転する第3図のモータの電圧と電
流ベクトルを示す、この状態では、巻線13とコンデン
サ26の並列共振が生じ、その場合コンデンサ電流と巻
線13を流れる巻線電流は比較的大きく、運転巻線14
を流れる電流は比較的小さい。巻線13にか\る電圧の
ベクトル0”Vl″′と運転巻線14にかかる第2相の
電圧生じる。第4B図に示す全負荷状態から電流ベクト
ルにかなりの差が明らかに認められる0巻線13の電流
ベクトルO″′へ″とコンデンサ26の電13とコンデ
ンサ26の並列共振のため第2相の運転者m14の電流
ベクトルは極めて短い。
第3図に示した巻線を有するよう変更した実際のモータ
(このモータから第4Aないし4C図のベクトル図の基
礎となる情報が得られている)を製作した。モータは標
準的なゼネラルエレクトリックのモータであった(フレ
ーム182.モデル番号5KS182AC287)、こ
れは1馬力モータで、毎分1715715回転8ボルト
、7゜2アンペアであった。ステータは第3図に従って
両巻線13.14を16巻線で巻きなおされ、コンデン
サ26を加えることにより並列共振回路が作られた。ス
テータの電気回路は第3図の実施例そのものとなった。
運転巻線は始動巻線に対する大きな巻回比を有していた
。下表は、始動、全負荷そして無負荷における測定を示
す(許容誤差約±2−5%)。
嚢1 単相電力  第1相   第湘  コンデンサ(26)
運IU       5A  :   8.3A  :
   5A  :   IOA無負荷A      2
.5A  :   IOA  :   2.5A  :
   12A始動V傘230V  :   80V  
:  150V  :   80V迦時     24
0V  :  150V  :  220V  :  
150V無負荷ボルト  240V  :  160V
  :  220V  :  160VPF−始動  
   85%  :   80%  :   80% 
 :   OP陽転     97.5% :10 %
 :95 % :  OV拳 −ボルト P1″傘−力率 上記表に示すモータの測定電流から始動電流の移相角度
D(第4A図)は約19度である。運転状態では第4B
図の角度D′は約86度であり、無負荷運転状態での角
度D′″(第4C図)は約38度である。約2−5%計
器の読みが変化することがあることを考えると、これら
の角度も幾らか変る。しかし、第4A、4Bそして40
図にそして上表には相対角度が示されている。始動状態
において、上記のモータの始動トルクは約3.0フイー
トボンドであった。毎分1740回転で5アンペアの入
力で、モータのプーリング又はブレークダウントルクは
8.75フイートポンドに達した上記表から判るように
、毎分1740回転で全負荷運転のモータが生じるトル
クは、1馬力のモータ全出力で5アンペアで3フイート
ポンドであった。最初設計されたモータはそれの1馬力
の全出力で7.2アンペアをとり、第3図のように巻線
を変更したらば効率はかなり高くなる。
第5図は、第3図に示し上記表の特性を有するモータの
零から最大(毎分1740回転)まで増大した回転数に
対するトルクの出力曲線である。
第5図の又は全負荷運転状態での相対トルクを示す、最
大回転数は無負荷状態に対して示す。
第6−10図は、第31図の実施例と同じ原理を採用し
た始動巻線と運転巻線の変形態様を示す0例えば、第6
図は並列コンデンサ35.36を有する並列始動巻83
3.34の使用を示す。
並列巻線・コンデンサ回路は一対の並列運転巻線38.
39と直列に接続される。第6図のモータの性能と運転
特性は第3図のモータと同じであるか、第6図のモータ
は第3図のモータよりも低い電圧で運転できる。
第7図の別のステータ巻線の変形ではステータコアには
r結果的な極」構成と呼ばれるものになるよう巻線が施
される。この構成では第1相又は始動巻線は、同方向に
全部が向いているステータ内の北極接続をつくるよう巻
かれた一対の直列巻線40.41を構成している。コン
デンサ26は直列接続の巻IIA4o、41にまたがっ
て接続されており、無負荷運転で所望の並列共振を生じ
る。
同様に、運転巻線を構成している4つの直列接続の巻線
44.45.46.47は第7図に示す交互の磁極をつ
くるよう巻かれている。結果的な極モータは知られてお
り、そして第3図に基本的形態が示されている本発明は
第3図の基本的モータと同様結果的な極モータにも適用
できる。モータ巻、1140.41.44.45.46
.47の導線の太さは同じである。戻り比は始動巻線4
0.41に対し、そして運転巻線44.45.46.4
7に対して等しくても又は等しくなくてもよい。
第8図は本発明を適用できる別の構造を示す。
第1の始動巻線は4つの直列接続巻I&50.51゜5
2.53から成り、巻線51と52との間の接続部は中
心タップを備えており、このタップへ4つの運転巻線5
7.58.59.60が接続されている。コンデンサ2
6は全部で4つの始動巻線50−53にまたがって並列
共振回路を形成している。第8図の回路構成の主目的は
コンデンサ電圧を増大することであり、そしてコンデン
サ26として小さい容量を使用することである。モータ
は高い電圧と大きな始動トルク、大きな引きこみトルク
そして大きなモータ全負荷トルクを生じる。
第8図の変形態様、高い始動トルクを必要とし。
そして第3図のモータの始動トルクでは不十分の場合に
利用する。
第9図は多速度モータを示しており、このモータにおい
ては運転巻線は4つの直列巻@65−68を備え、各巻
線の接続点は回転スイッチ70の一方の端子へ接続され
ており、他方の端子はスイッチ12の下方の端子へ接続
されている。スイッチ70の可動接点は4つの巻線のど
れとでも接続され、そのうちの幾つでも(1つから4つ
まで)相互に直列とし、そしてスイッチ12を介して電
源と接続する。始動巻線13と並列コンデンサ26とは
、第3図を参照して既に説明したモータの場合と第9図
に示したモータの場合でも同じである。4つの異なる位
置のどれかでスイッチ70を通して接続することにより
、モータは4つの異なる速度のどれかの速度で回転する
。普通、巻線65.66.67.68は異なる太さの導
線で巻かれており、それぞれは同極性である。第9図に
示す形式のモータは、6極毎分1100回転のモータの
ような空調モータとして使用され、スイッチ70の位置
を変えることによりインピーダンスを高めると毎分60
0回転の低速で運転できる。
第10図は第3図のモータの変形態様であり。
ロータの20の回転方向を瞬間時に反転できる。
これを達成するため、双極、双投スイッチ80を使用し
て直列接続の始動巻線13とコンデンサ26との接続点
とスイッチ12の下方端子とを運転巻$14と相互接続
する。1つのスイッチ位置においては接続は第3図に示
すものと同じである。
反対のスイッチ位置(第10図の右側への位置)では巻
814に流れる電流は第3図の場合と180度反転し、
そしてロータ20は反対方向に回転する。第10図のモ
ータには遠心スイッチや他の機械的装置は使用されてい
ないので、ロータ20の方向の瞬時反転が実施できる6
例えモータが全速回転していてもスイッチ80を一方の
位置から他方の位置へ投入できる。モータは無負荷又は
全負荷のいずれでも瞬時反転する。このことは、(第1
図のスイッチ21のような)遠心スイッチを使用してい
る普通のコンデンサ始動モータと対照すべきことである
。q!通のモータでは完全に停止させてからでなければ
方向を反転することはできない、第10図のモータでは
その必要はない。
第11図はこれまでの実施例でコンデンサ26を小さく
できるようにした別の実施例を示す。
第11図において、始動巻線は2つの部分に分けられて
、それぞれ変圧器80の一次巻線81と2次巻線82と
を形成する。コンデンサ26は一次巻線81と二次巻線
82との両方と並列になって並列共振回路を形成する。
コンデンサ26に関するかぎり、巻線81.82は直列
に接続されている。それらは、ステータコアーの同じス
ロット内で2本の導線又は2つの別の絶縁コイルが一緒
になるように巻かれている0巻線!81と82との間の
中心タップは運転巻線14の一端へ接続され、それの他
端は第8図の実施例の巻線の接続と同じようにスイッチ
12の反対の極へ接続されている。
第11図に示した回路の動作において、追加の又は付加
的な電圧として変圧器の巻線81と82とに最大の逆電
磁力(CEMF)が発生する。
その結果としてコンデンサ26の電圧は第3.6.7な
いし10図を参照して上に説明した実施例の場合よりも
高い電圧となる。コンデンサの電圧は変圧器の80の巻
線81.82の電圧と180度位相がずれている。コン
デンサ26に高い電圧が現われるので、コンデンサ26
として価格の安い、標準の、高電圧コンデンサを使用で
きる。2つの巻線81.82を配分するため同数のステ
ータスロットを設けて、電圧をバランスさせるようにす
るのが望ましい、しかし、多くのモータにおけるステー
タのスロットは、分布を不均衡とするアンバランスな比
となっている。従って、そのようなモータでは巻線81
.82にはアンバランスな電圧が発生する。そうであっ
ても、コンデンサ26として標準の高電圧コンデンサを
使用できるという第11図の変圧器結合の実施例の利点
は保持される。
第11図に示す形態のモータは同馬力の標準モータより
コンデンサ26として小容量のものを使用し、モしてモ
ータ全体としても小さい。第11図の形態のものは効率
が高く、モータは小さい始動電流で適度の始動トルクを
発生する。このモータは「ソフト」モータ始動トルクと
称してもよい。従って、第11図に示す実施例のモータ
は、始動電流が制限されているのが望ましいポータプル
の交流発電機を電源とする場合に理想的である。
始動と運転の電流が小さくなければならないときはこの
モータを出力の交流発電機で運転できる。
普通のコンデンサモータはそのような小型のポータプル
発電機で使用することはできない、そのような普通のモ
ータは大きな始動電流を必要とするからである。
第12ないし14図を参照する。これらの図は第11図
のモータの始動、全負荷そして無負荷の運転状態でのベ
クトル図である。第12図において、モータ始動状態で
はベクトル電圧OV85はライン電圧である。ベクトル
86は一次巻線81の電圧ベクトルを示し、そしてベク
トル9oは二次巻882の電圧ベクトルを示す、ベクト
ル87は運転巻線14の電圧である。二次巻1iA82
の電圧、ひいては、コンデンサ26の電圧は、巻線81
について電圧ベクトル86で示したように。
−次巻線81の電圧と180度位相がずれている。
巻線1を流れる電流はベクトル93が示している。コン
デンサ電流ベクトル第12図でベクトル95により示さ
れ、そして合成電流ベクトル92は運転巻線14に流れ
る電流であり、モータの始動状態で単相電源からのベク
トル総和の電流を構成している。第12図に示される始
動状態と第13図に示される運転状態並びに第14図に
示される無負荷状態を対比すると明らかなように、ベク
トル92が示す始動電流はベクトル92′が示す全負荷
電流並びにベクトル92″戸が示す無負荷電流よりも大
きいが、第1.2図の従来モータと比べると小さい。
全負荷状態に対して第13図に示したベクトルには同じ
参照数字にダッシュを付し、そして無負荷状態に対して
の第11図のモータのベクトルはダッシュ2つ付して第
12,13.14図のベクトルを相互に比較し易いよう
にしている。 。
・ 第12.13及び14図のベクトル図を作る基礎と
なる情報を得るため第11図の巻線形態を持つように変
更した実際のモータは標準のレーランドファラディ社の
モータでフレーム145T、38J50−7110であ
った。モータ規格は1゜5馬力、毎分1725回転、1
15/230ボルト、9.5アンペアであった。第11
図に示すようにステータの巻線を巻直し、同じステータ
コアのスロットに一次巻線81と二次巻線82とを配置
した。導線の太さは下の表■に示すように各巻線の電流
に対して十分に安全であるように選定された。変圧器8
0を形成するよう改変することに加えて、コンデンサ2
6を第11図に示すように接続した。表■は始動、全負
荷及び無負荷の運転状態で(第12.13そして14図
にそれぞれ示す)itl!I定した実際の計測値を示す
、計器の読みの精度誤差は約±2−5%である。
退1゜ V傘 −ボルト W・−力率 上記表■に示す動作特性を有するこのモータは3.0フ
イートポンドの始動トルク、4.5フイートポンドの全
負荷ドルクモしては一′8.0フィートポンド又はそれ
よりゃへ大きいブレークダウントルクを生じた0表nか
ら明らかなように、モータ始動電流と運転電流とは小さ
がった。全負荷で、毎分1740回転で運転電流は7.
5アンペアであり、これは普通の巻線の同じモータの9
゜5アンペアよりかなり小さい、従って、第11図の改
変した巻線はとのモータに対してかなり高い効率を生じ
させる。
第15図は単相交流電源で運転する2相コンデンサモー
タの略図であり、本発明の別の実施例の原理を取り込ん
でいる。第15図のモータは第3図に示す形式のLC共
振回路を使用している。
しかし、第15図のモータは第3ないし14図のモータ
よりもかなり大きい始動トルクを発生する。
始動トルクを増大するには第2コンデンサ118(非極
性交流電解型)が始動スイッチ120の接点を介してコ
ンデンサ117と並列に接続されている。コンデンサ1
17と並列の第2コンデンサ118の結果としては、モ
ータの始動中巻線13.14を流れる電流の移相分を9
0度付近とするということである。更に、始動時のモー
タの全電流要求は現在出願中のモータのものよりも大き
い。
モータがそれの正常運転速度に到達すると、ロータ11
6に結合している遠心スイッチ121がコンタクト12
0を開き、そしてコンデンサ118を回路から外す、エ
ネルギー消散抵抗119は、スイッチ120が開くとき
コンデンサ118に蓄えられているエネルギーがもしあ
ればそれを消散する目的でコンデンサ118に並列に接
続されている。
第16Aないし100図はそれぞれ、始動時、全負荷時
そして無負荷時の第15図のモータのベクトル図である
。第16A図において、始動状態では0からVへのベク
トル電圧は単相ライン参照電圧である。0からV″への
電圧は第1相電圧(巻線13の電圧)であり、そして第
2相電圧(巻1i14の電圧)はベクトルV′からVへ
の電圧である。
モータの始動時の電流ベクトルは約90度移相ずれとな
っていて大きい始動トルクを生じる。
この移相はコンデンサ117と118の総合容量の結果
である。始動コンデンサ118の容量がコンデンサ11
7の容量よりもかなり大きいように定める。第15図に
示す形式の典型的モータにおいては、コンデンサ117
の容量は100マイクロフアラツドであり、そしてコン
デンサ118の容量は400マイクロフアラツドである
。始動電流に対するこの容量の総合的結果は第16A図
に示されている。
第1相巻線(始動巻線13)を流れる始動電流は第16
A図にOからAへのびるものとして示されている。始動
時の総合コンデンサ電流ベクトル(これは両コンデンサ
117と118の容量の結果)はAからBである(これ
は約90度だけOからv′への電圧ベクトルより進んで
いる)、それは、第2相巻S(運転巻線14)を流れる
合成電流ベクトルは0からBへのびる。この合成電流ベ
クトルはモータの始動中車相電源10から引きだされる
電流の総和を構成している。電流ベクトルの移相が大き
い始動トルクを発生する。第16A図と第16B、10
0図とを比較すると明らかなように、この始動電流は全
負荷電流並びに無負荷電流よりも大きいが1巻#113
とコンデンサ117とが形成する並列共振回路を使用し
ていない従来モータと比較して小さい。
第16B図は全負荷状態で回転している第15図のモー
タの電圧と電流のベクトルを示している。既に説明した
ように、全負荷状態で、スイッチ120は開かれ、そし
てそれからはコンデンサ118は回路には接続されない
、従って、コンデンサ117は正常の全負荷状態で並列
共振LC回路を形成する第1相巻線13と並列の唯一の
コンデンサデある。0′からVへのベクトルは電源10
からの電圧基準ベクトル単相電力である Q 1からV
″′への電圧ベクトルは巻線13の第1相電圧であり、
そして巻fi14の第2相電圧はV l lからVであ
る。
第16B図の全負荷状態での電流ベクトルは0′からB
′への合成ベクトルとして示す、これは第1相電流ベク
トル0′八′と、コンデンサ電流ベクトルA’B’のベ
クトル和電流である。ベクトル0’ B’は比較的短く
(小電流)、そして力率は1付近であって高効率である
。角度D(90度)は全負荷運転状態中の電流ベクトル
の移相分である。
第16A図と第16B図を見ると判るように、電流ベク
トルの移相分は始動中と全負荷運転中との両方で約90
度である。全負荷運転中コンデンサ118は切離されて
おり、第15図のモータの動作は第3図のモータと同じ
である。
第16C図は無負荷運転での第15図のモータの電圧電
流ベクトルを示す、この運転状態でスイッチ120は開
であり、コンデンサ118は回路内にはない0巻線13
とコンデンサ117との並列共振が生じると、コンデン
サ電流と巻線13の巻線電流とは比較的大きく、他方運
転巻線と考えられる巻M14の電流は比較的小さい0巻
、$13の電圧ベクトルQ j l V l j jと
第2相巻線14の電圧ベクトルv”’vとは合性ベクト
ルo”vを生じる。第16B図の全負荷状態からの電流
ベクトルのかなりの差が認められる0巻線13の電流ベ
クトルQ J j A J +とコンデンサ117の電
流ベクトルA′″B 71はかなり大きい、しかし1巻
線13とコンデンサ117の並列共振のため電流ベクト
ル○#JI3J#(これは第2相、すなわち運転巻線1
4を流れる)は非常に短い。
第15図の巻線を施された実際のモータをっくって、第
16Aないし第6C図のベクトル図をつくる基礎となる
情報を得た。モータは標準のゼネラルエレクトリックの
モータで、フレーム182、モデル番号5KS182A
C287であった。
これは1馬力のモータで、毎分1715回転で。
208ボルト、7.2アンペアであった。ステータは第
15図に従って巻きなおされ、両巻、@13.14に1
6番線を使用した。更に、改変前のモータの運転巻線と
して使用された巻線は始動巻llA13として使用され
、そして巻きなおされた始動巻線は運転巻線14として
使用された0巻線は同じ太さの導線を使用したのでこの
ようにすることができるのである。運転巻線14は始動
巻、1i13に対して大きな巻回比を有していた0次表
は、始動。
全負荷及び無負荷状態での測定値を示し、計器の読みの
許容誤差は約±2−5%である。
11v  −ボルト 相分、角度D(第16A図)は約90度に等しい。
この移相分が非常に大きい始動トルクをつくる。
更に、運転状態(全負荷)で角度りは約90度である。
その結果、合成電流ベクトルO’B″は比較的小さく、
そして電流は単相電源から力率1又はその近くで取り出
される。その結果、運転効率は高くなる。
始動時に、上記表のモータの始動トルクは11フイート
ボンドである。全負荷又は運転状態では、モータは毎分
1740回転で、電流5.5アンペアで、3フイート・
ポンドのトルクで、1馬力で出力する。モータの全負荷
から停止するブレークダウントルクは8.5フイートポ
ンド付近である。当初設計されたモータは1馬力出力で
7゜2アンペアを取る。コンデンサ117と巻線13と
の並列共振回路を使用する改変した巻線は全負荷又は運
転状態中かなり高い効率を生じる。
第17図は、上記表の特徴を有している第15図のモー
タの回転数を零から最大(毎分1740回転)まで増大
したときのモータのトルクを示す出力曲線である。第1
7図の又は全負荷運転状態での相対的トルクを示してい
る。最大回転数は無負荷状態に対して示す、第17図の
下方の曲線は、コンデンサ117と巻[13の並列共振
回路がつくり出す回転数対トルクに対する効果を示す。
上方曲線は始動コンデンサ118を加えたことにより生
じる複合的効果を示している。容易に判るように、上方
のすなわち複合曲線は低回点数において非常に大きい始
動トルクをつくる。LC共振回路からの連続運転の効率
を達成するため、モータを始動してしまってからコンデ
ンサ118を回路から切離する。そうすると第17図の
曲線の残りは巻線13とコンデンサ117とから構成さ
れる共振回路によるものである。
第18ないし21図は、第15図の本発明の実施例と同
じ原理を採用しているがその実施例に他の特性を加える
異なる回路を使用した別の回路構成を示している0例え
ば、第18図は、スイッチ12を開いてモータがオフと
なったときモータからコンデンサ放電の逆起電力誘起を
排除するという目的で第15図の回路へ別の特徴として
電力リレー128を加えている。リレー128はスイッ
チ12にまたがって接続されており、そして一対のコン
タクト130を有し、その一つはコンデンサ117.1
18と直列に接続されている。スイッチ12は最初閉じ
ており、そのときリレー128の動作コイル129に電
流が流れてコンタクト13oを閉じる。こうなると、コ
ンデンサの両方へ運転電流を流す(コンデンサ118へ
はスイッチ120の閉じたコンタクトを通して運転電流
を流す)、コンタクト130は全運転期間中閉じられた
ままである。
第18図のモータがスイッチ12を開くこ、とにより減
勢されると、リレーコイル129を流れる運転電流は止
まり、そしてコンタクト130が開く。こうなるとコン
デンサ117と118の両方の回路が開かれる。これが
、コンデンサ117の放電から生じるサージ電圧がモー
タの巻線13゜14へ加えられるのを阻止する。結果と
して、遮断時のモータの不要の振動とその振動により生
じる雑音とが排除される。更に、リレー128は、モー
タの遮断時におけるコンデンサ117,118の放電時
のモータのダイナミック制動を排除する。その結果モー
タは減速して静かにそして振動なく停止する。これがモ
ータの特に大馬力のモータの寿命を増大する。
第19図は、第15図の実施例の別の変形態様を示す、
この構造では電圧感知リレーコイル135は、始動コン
デンサ118を接続したり、切離したりする目的でコン
タクト136を制御する。
この動作は始動と運転の状態におけるモータの電圧によ
り制御される。コイル135とコンタクト136とを備
える電圧感知リレーは小型リレーであり、モしてモータ
のオフ状態にあるときと始動中コンタクト136は通常
閉じられている。
スイッチ12が制御する、入力端子に接続されたパワー
リレーの動作コイル137とコンタクト136は直列に
なっている。従って、コンタクト136が閉じられると
、コイル137の動作電流は電源1oからこれらのコン
タクトを通って流れる。これがコンタクト138を閉じ
て始動コンデンサ118を回路に入れる。第19図の構
造は大馬力モータのための非常に実用的な構造である。
モータがそれの運転電圧に到達すると、リレーコイル1
35の電圧は増大し、そしてそれはコンタクト136を
開くよう働く。こうなると動作電流はコイール137か
ら取除かれ、その結果接点138が開かれる。すると、
コンデンサ118は回路から切離され、モしてモータは
、第15図を参照して上に説明したように運転モードを
接続していく、第19図の回路の利点は、スイッチ12
を開くことによりモータへの動作電流の遮断時にその回
路がコンデンサの放電を抑制するということである。ス
イッチ120/121に必要とされる形式のコンタクト
が機械的なコンタクトであることは必要ではなく、従っ
てモータと始動回路の寿命は増大される。パワーリレー
137/138は回路に出し入れされるときコンデンサ
118からの大電流を取扱うことのできるコンタクト1
38を有している。
機械的スイッチを必要としない別の実施例を第20図に
示す、単一のコンデンサ118だけをこの実施例では使
用しており、コンデンサ117は除去されている。第2
0図において、遠心スイッチ120/121を米国特許
3,916,274に開示のソリッドステートのモータ
始動制御回路と置換している。この回路は始動コンデン
サ118と直列になっているオン・オフスイッチとじて
働くトライアック140を備えている。トライアック1
40のゲートは回路141内で一対の逆並列のダイオー
ドへ接続されている。これらのダイオードは可変インダ
クタ143の電圧降下に従ってトライアック140のゲ
ート電圧を制御する。
第20図の回路は比較的大きい電流の始動中コンデンサ
118を回路に接続するように作動し、そして全負荷又
は無負荷動作中コンデンサ118を回路から切離するよ
う作動する。
第20図の実施例のコンデンサ118を選択して第20
図のモータの始動中巻線13とLC並列共振回路を形成
する。従って、始動中並列共振は連続して使用される。
コンデンサ118が回路から外されると、モータの動作
電流は両巻線13.14を流れつづける。これらの巻線
は回路の作動中宮にスイッチ12を介して交流電源と直
列に接続されている。従来のコンデンサ始動モータにお
けるような回路から切離される「始動巻線」はなし)。
第20図のモータの第1巻線13は第2巻線14より大
きい巻回数を有しており、両巻線は低インピーダンスの
同じ太い導線を使用している。
巻g14は巻線13の約3分の1又は4分の1の巻回比
を有している。第20図のモータは運転中同じ馬力の出
力を発生するか、温度上昇は従来のコンデンサ始動モー
タよりもはるかに小さい、焼損する始動巻線はないし、
モータは比較的小さい始動電流を引き出す。
第21図は第15図と同様の別の実施例を示しているか
、第1相の巻線13は2つの部分13Aと13Bとを含
む中心タップ付き巻線を備えている0部分13Aと13
Bとの間の接続点はモータの巻線14へ接続されている
。コンデンサ117と118とは始動巻線の部分13A
と13Bと並列に接続されて開巻線部分と並列共振回路
を形成している1巻線部分13Bと巻線14とにコンデ
ンサ117と118とが直列に接続されるようにして巻
線13A、13Bとコンデンサ117゜118とを電流
が流れる。このことが巻線部分13Bと共に増大した始
動トルクのためのコンデンサ進み電流を利用することを
助ける。
第21図の回路動作は、その他は第15図と同じである
。第21図の回路は第15図のモータよりも更にモータ
よりも更に大きい始動トルクと引込トルクとをつくる。
第1図のモータに使用されたと同じモータと同じフレー
ムに第21図の形態の巻線を施した。コンデンサ117
は70マイクロフアラツドのコンデンサであり、コンデ
ンサ118は500マイクロフアラツドのコンデンサで
ある。モータは38アンペアで14.5フイートボンド
の始動トルクを発生し、そしてモータの引込トルクは1
3アンペアで8.5フイートポンドであった。全負荷で
モータは毎分1750回転で3フイートボンドのトルク
を発生し、そしてブレークダウントルクは毎分1600
回転まで9フイートボンドであった。
第22Aないし22C,は第21図のモータの始動、全
負荷そして無負荷状態のベクトル図をそれぞれ示してい
る。個々の電圧ベクトルは図示していないが、これら3
つの図面の各々に合成基準ライン電圧Vが示されている
第21図のモータの最も効率的な運転状態にとって望ま
しいことはすべての電流ベクトルの長さが等しくて正三
角形を作るということである。
第21図のモータについてこれは第22Aと22B図の
ベクトルを参照すると容易に理解されよう。
第22A図は始動時の電流を示し、そして第22B回は
毎分1750回転で正常の全負荷運転状態を示す。第2
2C図から明らかなように無負荷状態では正三角形は存
在しない。
本発明の幾つかの実施例を説明したが、これらの実施例
は本発明の思想内で種々変更できる。
例えば1巻線の形態と始動スイッチ回路とは極めて僅か
しか示していないが、この他の形態のものも使用できる
。無負荷又は全負荷状態で即時にモータを反転させる逆
転スイッチを設けることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のコンデンサ始動モータの略図である。 第2図は従来のコンデンサ始動・コンデンサ運転単相電
気モータの略図である。 第3図は本発明の好ましい実施例の略図である。 第4A、4Bそして40図は第3図のモータの動作状態
のベクトル図である。 第5図は第3図のモータの始動トルクと運転トルクとを
示す曲線である。 第6.7,8.9.10及び11図は本発明の他の実施
例を示す。 第12.13及び14図は第11図のモータの運転状態
のベクトル図である。 第15図は本発明のモータの好ましい実施例の略図であ
る。 第16A、16B及び100図は第15図のモータの運
転状態のベクトル図である。 第17図は第15図のモータの始動トルクと運動トルク
とを示す曲線である。 第18.19.20及び21図は本発明のモータの他の
実施例の略図である。 第22A、22B及び22C図は、第21図のモータの
動作状態のベクトル図である。 図中: 10:単相交流電源 12:スイッチ 13;33,34:40.41;50,51゜52.5
3;81,82:始動巻線 14;38,39:44,45,46,47;57.5
8,59,60;65,66゜67.68:運転巻線 26;35,36;117,118:コンデンサ20:
116:ロータ FIG、 6 FIG、 9 FIG、 II           FIG、 12
FIG、 20

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)始動巻線(13)と運転巻線(14)とを有する
    ステータコアとロータ(20)とを備え、単相交流電源
    から給電される交流モータにおいて、運転巻線(14)
    と始動巻線(13)とは、直列になって単相交流電源(
    10)へスイッチ(12)を介して接続されてロータ(
    20)の回転を誘起するようにしており、そしてコンデ
    ンサ(26)は始動巻線(13)と並列に接続されてモ
    ータの始動と運転中交流電源(10)からの交流電力の
    周波数でLC共振回路を形成していることを特徴とする
    交流モータ。
  2. (2)複数の始動巻線(33、34)を備え、全ての始
    動巻線にコンデンサ(35、36)が並列に接続されて
    いることを特徴とした特許請求の範囲第1項に記載のモ
    ータ。
  3. (3)複数の運転巻線(33、39又は44−47)を
    備えていることを特徴とした特許請求の範囲第1又は2
    項に記載のモータ。
  4. (4)始動巻線(13)と直列に異なる数の運転巻線(
    65、66、67又は68)を選択的に接続するスイッ
    チ(70)を備えていることを特徴とした特許請求の第
    3項に記載のモータ。
  5. (5)巻線(13)と運転巻線(14)は同じ太さの導
    線から成ることを特徴とした特許請求の範囲第1項に記
    載のモータ。
  6. (6)始動巻線(50−53又は81、82)は中心タ
    ップを有し、そして運転巻線(57−60又は14)が
    始動巻線の中心タップへ接続されていることを特徴とし
    た特許請求の範囲第1項に記載のモータ。
  7. (7)第1と第2の相巻線(13、14)が相互に90
    度の電気位相のずれでステータコアに巻かれていること
    を特徴とした特許請求の範囲第1項に記載のモータ。
  8. (8)コンデンサ(26)が交流の非極性コンデンサで
    あることを特徴とした特許請求の範囲第1項ないし7項
    のいずれかに記載のモータ。
  9. (9)第2コンデンサ(118)とスイッチ(120)
    が相互に直列に接続されそして別のコンデンサ(117
    )にまたがって、モータの正常負荷状態中スイッチ(1
    20)を開きモータの始動中スイッチ(120)を閉じ
    る装置(121)と並列に接続されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載のモータ。
  10. (10)スイッチが、モータの始動中通電しておりそし
    てモータの正常負荷状態中通電していない交流双方向半
    導体スイッチであることを特徴とした特許請求の範囲第
    9項に記載のモータ。
  11. (11)第2コンデンサ(118)の容量が第1コンデ
    ンサ(117)の容量よりも実質的に大きいことを特徴
    とした特許請求の範囲第9項に記載のモータ。
  12. (12)スイッチ(120)がモータのロータ(116
    )と(121を介して)結合された常時閉の遠心スイッ
    チであり、ロータ(116)が所定速度に到達したとき
    スイッチ(120)が開いて第2コンデンサ(118)
    を回路から切り離すことを特徴とした特許請求の範囲第
    9項に記載のモータ。
  13. (13)装置が、第1と第2のコンデンサ(117、1
    18)の各々とコンタクト(130)が直列となってい
    るパワーリレー(128)であり、そしてこのパワーリ
    レー(128)は交流電力が第1と第2の巻線(13、
    14)へ加えられるときコンタクト(130)を閉じる
    ことを特徴とした特許請求の範囲第9項に記載のモータ
  14. (14)装置が、スイッチ(138)を作動するため第
    2巻線(14)と並列に接続されている電圧感知式リレ
    ー(135、136)であって電圧感知式リレーがモー
    タの始動中スイッチ(138)を閉じ、そしてモータの
    正常負荷状態中スイッチ(138)を開くことを特徴と
    した特許請求の範囲第9項に記載のモータ。
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JP2010022120A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Shotatsu Kagi Kofun Yugenkoshi 共振回路の周波数を利用してファンの回転速度を設定する方法

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JP2010022120A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Shotatsu Kagi Kofun Yugenkoshi 共振回路の周波数を利用してファンの回転速度を設定する方法

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