JPS62259768A - 研磨用チツプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えばバレル研磨等に用いられる研磨用チップ
に関するものである。

〔発明の背景〕

スプーン、パチンコ玉等の金＠製品の研磨、あるいはプ
ラスチック成形品のパリ取り等にはこれら被処理物を研
磨用チップと共にバレルに充填し、該バレルを揺動もし
くは回転させて該被処理物を該研磨用チップによって研
磨するいわゆるバレル研磨が適用される。このようなバ
レル研磨は通常粗研磨と仕上げ研磨とが行われる。

〔従来の技術〕

従来、この種の研磨用チップとしてはプラスチックと無
機充填材との混合物が材料として用いられていた（特開
昭５１−１４７０９３号公報、特開昭５５−１５７４６
９号公報、特開昭５９−１２９６５９号公報）。そして
該研磨用チップ内部に気孔を設けて研磨用チップの比重
を調節したり、被処理材に対する衝撃力を緩和して被処
理材表面の傷付きを解消したりすることが試みられてい
る。（特公昭５０−３９８７０号公報、特開昭６０−２
’１２９６０号公報）。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら上記従来技術例では気孔は研必用チップ内
に閉鎖されているので気孔内に閉込められている空気が
完全弾性挙動を示し、被処理物に対する衝撃力は緩和さ
れるが研磨用チップが被処理材に衝突すると上記空気の
完全弾性挙動によって研磨材チップが被処理材面でゴム
マリ状にはずんでしまい研磨効率が薯るしく低下する。

したがってこのような研磨用チップは例えばジーパン等
の衣類のような柔軟な被処理材をほぐす場合に用いられ
る程度のものであった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記従来の問題点を改良する手段として、プラ
スチックと無機充填材との混合物の発泡体からなるチッ
プ（８）であって、該チップ（８）表面に少くとも一部
の気孔（１３）が開口している研磨用チップを提供する
ものである。

本発明に用いられるプラスチックとはポリアミド、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、アクリロニトリル−ブタジ
ェン−スチレン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、メタクリル樹脂、スチレン樹脂
、メラミン樹脂、尿素構脂、エポキシ樹脂等の熱可塑性
もしくは熱硬化性のプラスチックであるが、被処理物の
硬化等により該プラスチックの種類は適当に選択せられ
るべきである。

本発明に用いられる無機充填材とは砥石粉、セラミック
粉、ガラス粉、金属粉、セラミック繊維。

ガラス繊維、金属繊維等の硬質な無機材料の粉状。

繊維状、あるいは鱗片状等の微小体である。

上記プラスチックと上記無機充填材との混合比率は被処
理物の硬度等によっても異なるが、通常プラスチック１
００重量部に対して無機充填材は３０〜８０重量部が混
合される。

本発明の研磨用チップを製造するには上記プラスチック
と無機充填材との発泡性混合物を溶融して鋳込型に鋳込
む方法、上記プラスチックを形成すべきモノマー、プレ
ポリマー等の前駆体と無機充填材との発泡性混合物を鋳
込型に鋳込んで硬化せしめる方法、発泡剤もしくは揮発
性溶剤を混合したプラスチックと無機充填材との混合物
を溶融して押出機により紐状に押出しカッターにて切断
してペレット状とする方法等がある。上記鋳込型に訪込
む方法において、発泡性混合物とは上記混合物にジアゾ
カルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル等の発泡
剤を混合したものであるか、またはウレタンプレポリマ
ーの高分子化の場合にインシアナートと活性水素含有化
合物との間の反応で炭酸ガスを発生するように高分子化
に際して気体を発生して発泡体になるような混合物を云
う。

上記製造方法によれば得られる研磨用チップの気孔は該
チップ表面に開口する。

〔作用〕

本発明の作用は下記の通りである。

本発明の研磨用チップと被処理材とを混合する。

該４２合物を例えばバレル等に投入して揺動もしくは回
転すると、被処理材表面に研磨用チップが衝突しそのｉ
ｈ　５により研磨用チップは変形するがこの際気孔内の
空気が開口部から外部に排除される。

したがって研磨用チップは完全弾性体挙動を示さず被処
理材表面でゴムマリ状にはずむことなく、良好なりッシ
ョン性を持って衝突し、チップを構成するプラスチック
および含有する無機充填材によって被処理材表面磨する
。

〔発明の効果〕

したがって本発明においては被処理材表面の傷付きが解
消せられ、しかも研磨効率が低下することなく被処理材
は円滑に研磨される。

〔実施例〕

ナイロン１２５０重量部と砥石粉５０重量部、水１．５
重量部の混合物を第１図に示す押出＠（１）のホッパー
（２）に投入してダイス（３）から紐状に押出し、押出
された紐状成形物（４）は木樽（５）内の水（５）に投
入して冷却するが、該紐状成形物（４）はダイス（３）
から押出された直後で内部の水分が蒸発し発泡構造とな
る。該紐状成形物（４）は冷却後水（６）から取出され
、カッター（７）により切断されてペレット状のチップ
（８）となる。該チップ（８）は第２図および第３図に
示すように押出機（１）のダイス（３）と接触する周面
に微細なしわ状の凹凸を有するスキン５　（１０）が形
成され該スキン層（１０）表面が微細凹凸面（１１）と
なり、またカッターによる前後の切断面には発泡構造が
露出して気孔（１３）が開口し粗大凹凸面（１２）とな
る。このような微細凹凸面（１１）と粗大凹凸面（１２
）とを有する研磨用チップ（８）を用いて研磨すると、
粗研磨と仕上げ研磨とを同時に行なうことが出来る。

上記実施例以外チップ（８）には帯電防止剤が塗布ある
いは含浸されるが、あるいはプラスチックに帯１ヒ防止
剤が練込ま九でぃてもよい。上記のような帯電防止剤の
添加はチップ（８）に研磨粉が静電的に付着することを
防止するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明の一実施例を示すものであり、
第１図は装造工程図、第２図はチップ側断面図、第３図
はチップ斜視図である。 図中（８）・・・チップ、　（１３）・・・気孔１２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. プラスチックと無機充填材との混合物の発泡体からなる
   チップであって、該チップ表面に少くとも一部の気孔が
   開口していることを特徴とする研磨用チップ