JPS62257128A - 強誘電性液晶表示装置 - Google Patents

強誘電性液晶表示装置

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JPS62257128A
JPS62257128A JP10298386A JP10298386A JPS62257128A JP S62257128 A JPS62257128 A JP S62257128A JP 10298386 A JP10298386 A JP 10298386A JP 10298386 A JP10298386 A JP 10298386A JP S62257128 A JPS62257128 A JP S62257128A
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JP
Japan
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liquid crystal
rubbing
ferroelectric liquid
orientation
crystal display
Prior art date
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Pending
Application number
JP10298386A
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English (en)
Inventor
Kojiro Tsubota
坪田 耕次郎
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPS62257128A publication Critical patent/JPS62257128A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は強誘電性液晶を用いた液晶表示装置に関し、特
にその分子配向手段に技術手段を駆使したものである。
〈発明の背景〉 現在、最も広く用いられている液晶表示装置の動作モー
ドは、ツィステッド・ネマチック電界効果型であるが、
応答時間がl0m5(ミ’J秒)以上と遅いことが短所
である。最近、その欠点を克服するための動作モードの
一つとして、強誘電性を示スキラル・スメクチックC相
液晶を利用した光スイツチング素子(サーフェス、スタ
ビライズド。
フェロエレクトリック、リキッド、クリスタル。
デスプレイ、以下5SF−LCDと略す。)が、N、A
C1arkとS 、T 、Lagerwallによって
、アプライド、フィジックス、レターズ■、899(+
980)に公表された。5SF−LCDは、薄い液晶セ
ル内においては、印加電界の極性と液晶の自発分極との
相互作用によって、これら液晶の配向方向のセル面内方
位角が制御できることに基づくものである。
第1図に5SF−LCDのセル構造を示す。またこの液
晶表示装置の動作モードに関する原理を第2図及び第3
図とともに説明する。第2回国は電界印加時の5SF−
LCDセルの断面を示したもので1はガラス基板、2は
透明電極、3は液晶分子、4は偏光子、5は検光子、6
は外部光である。セル内部の電界は図中の上から下に向
っている。この電界に対して、液晶分子3の双極子モー
メントは矢印のように配列する。第2図(B)はこの状
態の分子配向をセル面に垂直な方向から見た図であるが
、液晶分子3はその配列格子面の垂線から角度θだけ傾
いている。このセルを第2図(B)に記した角度配置で
クロスニコル偏光子中に配置すると光は遮断され、暗状
態を表示する。
次に、印加電界の極性を反転すると第3回国に示したよ
うに液晶分子はその双極子モーメントを反転させ、同時
に第3図の)に示したようにセル面内での方位角を変え
て−θだけ傾く。この状態では、液晶層を通過した光は
、正常光と異常光との間に位相差が生じるため、直線偏
光は楕円偏光となり検光子5を通過する光成分が生じ、
明状態を表示する。
このように5SF−LCDの表示状態は、液晶層の光軸
とクロスニフルの配置の角度関係及び印加電界の極性の
2つの要素により決定される。以下の説明では明状態を
表示する電界極性を正とする。
5SF−LCDは、メモリ効果を示す。すなわち、第4
図に示したように、正と負のパルス状の電界によって明
暗状態はスイッチングした後に電圧をOvにしても、そ
れぞれの明暗状態がそのまま保持される。これをメモリ
効果と称す。
5SF−LCDの応答時間では、前述の文献によれば τ眞η/Ps−E  ・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・ m(ここにηとPsはそれぞれ液晶材料
の粘度と自発分極を表わし、Eは電界強度を表す。)と
いう式で表わされている。印加電界と応答時間はあらゆ
る電界強度(E)にわたって常に式+1+の関係に従っ
ている訳ではないが、低い電圧でも長時間印加すれば表
示状態が変化する可能性がある点には注意を要する。
本発明の分子配向方法が適用される動作モードは、上に
述べたように液晶分子配向のセル面内での方位角が印加
電界の極性によって制御することができ、またそれがメ
モリー効果を有するものであれば良く、表示を行なうた
めの光学的現象を特定するものではない。表示セルは透
過型の構成のみならず反射型の構成でも同様に適用され
る。また、強誘電性液晶に二色性色素を溶解したゲスト
ホスト液晶を用いて、吸光係数が入射光の偏光角度によ
って異なるという現象を利用するものであってもよい。
〈従来技術〉 現在、強誘電性液晶の分子配向法としてはtl)  磁
場を用いた分子配向法。
(2)  スペーサのエツジ効果と温度勾配との組み合
わせによる分子配向法。
(3)シェアリングの剪断力を利用した分子配向法。
(4)一対の基板間の少なくとも一方の基板に複数の構
造部材を設けその側壁に液晶の配向力を付与させた分子
配向法。
(5)一対の基板間で配向膜の種類を非対称にし、ラビ
ングを片面に施すことによる分子配向法。
(6)一対の基板間で配向膜の種類を対称にし、ラビン
グを片面に施す分子配向法。
以上の6種類の方式が提案されている。これらの方式の
中でf1+ 、 +21及び(3)の方法については極
めて小さい表示面積では良好な配向状態を確立すること
は可能であるが実用的な面積で分子を均一に配向させる
という点では適用が難しい。(4)の方法では、大画面
化あるいは解像度改善の為画素数を増加したり、画素密
度を高めたときに構造部材をセル内に均一に微細加工す
るのが困難である。また、本発明者の実験によると、(
6)の方法では、その分子配向状態は片安定になり易い
。一方、均一な配向を得る1つの方法として(5)の様
に一対の基板間の配向膜を異なる物質(即ち非対称な配
向膜の組む合わせ)で構成し片面のみをラビングしたセ
ルが提案されている。しかしながら、その配向状態は非
対称性が強い為に双極子の向きがどちらか一方の基板に
揃い易く片安定な配向状態をとり易い。それは強誘電性
液晶の双極子を初期配向状態でセル全面にわたって一方
向に揃える為の非対称性が強すぎた為であると考えられ
る。
以上このようにこれまで提案・実施されている強誘電性
液晶の分子配向法は先に述べた様な欠点をそれぞれ有し
ており、いずれも満足できる方式%式% 〈発明の目的〉 本発明は、良好な配向状態、優れたメモリー特性及び高
いコントラスト比を呈する液晶表示装置を実現するため
、双安定性を損なわず双極子を一方向に制御する分子配
向手段を付与した強誘電性液晶表示装置を提供すること
を目的としている。
〈発明の原理と作用〉 本発明は良好な強誘電性液晶表示装置を実現する為に分
子配向制御をラビング処理によって実現させるものであ
る。
強誘電性液晶に対するラビング効果のメカニズムについ
ては末だ充分に解明されていないが、しかしその作用に
ついては液晶分子を基板の一方向に優先して配向させ、
液晶分子のモノドメインを基板に平行な状態で形成する
効果を有するものと考えられる。そこで本発明者は、こ
の作用を利用して従来技術とは異なった新たなラビング
処理によって良好な強誘電性液晶表示装置を実現し得る
ことを実験結果によって見い出した。その特徴は上下基
板で同種の配向膜を使用し、ラビング処理に用いる布や
ラビング時の圧力の強さを両基板間で異ならせるもので
ある。このようにすれば、初期配向として電極の有無に
かかわらず広い面積にわたって均一な配向が得られ、さ
らに双安定なメモリー状態も得られる。この原因は、一
対のセル面に付与された配向膜上の非対称性の方が、前
述の配向膜の種類による非対称性よりも強誘電性液晶の
永久双極子との相互作用の程度が小さく、従ってメモリ
ー状態への悪影響が少なく、初期配向にのみ有効に効力
を発揮するためであると考えられる。
〈実施例〉 以下本発明の実施例について第1図を参照しながら詳説
する。酸化インジウム−酸化g(ITO)薄膜で被膜さ
れたガラス基板lを用いてその基板l上に透明電極2の
パターンを形成するためITOの゛グターン化を施し、
これを十分に洗浄した後に0CD−8iO2、電子ビー
ム蒸着あるいはスパッタ法等を用いて5i02膜7を形
成する。この5i02膜7はパッシベーション膜として
用いる。次に1wt%ポリビニルアルコール(PVA)
水溶液をディップ(dip)で塗布し乾燥させた後、1
80℃で2時間焼成して配向膜8とする。このdip塗
布で作られたPVA膜は段差針で測定したところ約50
OAの厚さであった。透明電極2は一′方のガラス基板
1でセグメント電極パターンに成形され、他方のガラス
基板1では共通(コモン)電極にパターン成形されてい
る。次にこの配向膜8が被覆されたセグメント側基板と
コモン側基板を下記に示したそれぞれの表の条件に従い
ローラの回転数を一定としてラビングを施し、配向膜8
の各々を配向処理した後、基板間隙が2μmとなるよう
に両ガラス基板lをシール材9で貼合わせた後、キラル
・スメクチック相を示す液晶3を封入し、セグメント型
5SF−LCりを作製した。
(以下余白) f+)  ラビング処理が同じ布で、異なるラビング圧
力強度である場合 (2)  ラビング処理が異なる布でラビング圧力の強
さが同じである場合 (3)  ラビング処理が異なる布で異なるラビング圧
力の強さである場合 このようにして作製した強誘電性液晶表示セルをクロス
ニフルにした偏光子と検光子を備えた透過式光学顕微鏡
を用い回転ステージに固定して液晶の配向状態を観察し
た結果、布の材質が同じであるか否か、ラビング布の基
板への当りの強さが強いか弱いか即ちラビング強度の依
存性等によって配向状態が異なり、いずれか一方もしく
は双方の条件を異なったものとした場合、すなわち非対
称な条件をもってラビング処理した場合に5SF−LC
Dセルにおいて双極子の揃った均一な液晶分子配向が実
現できた。さらにメモリー状態においても、本実施例の
液晶セルでは広い面積にわたって均一な双安定性を示し
、従来提案されている構造に比べて極めて優れているこ
とが認められた。
尚、本実施例以外のラビング処理条件例えば基板のラビ
ング速度等においても本発明に係わる条件であれば同様
な効果が発揮されることも確認している。また上記実施
例はセグメント型の5SF−LCDについて説明したが
、マトリックス型の5SF−LCDであっても本発明は
同様に適用されるものである。
〈発明の効果〉 以上詳述した如く、ラビングに用いる布やラビングの強
さを一対のセル間で非対称とするラビング処理によって
得られた配向膜構造によって、初期配向状態が均一で且
つ強誘電性液晶のもつ双安定性を付与することが可能と
なった。さらに本発明の配向膜構造によれば大画面への
適用も容易である為表示品位の高い大型液晶表示装置を
作製する上でも極めて有用な手段となる。
【図面の簡単な説明】
第′1・品は本発明の1実施例の説明に供する5SF−
LCDの基本構成図である。 第2図及び第3図は5SF−LCDの動作モードの説明
に供する説明図である。 第4図は5SF−LCDの明暗各状態でのスイッチング
特性を説明する説明図である。 1・・・ガラス基板 2・・・透明電極 3・・・液晶
7・・・5i02膜 8・・・配向膜 9・・・シール
材代理人 弁理士 杉 山 毅 至(他1名)第1図 (B) 第2図 (A) 第3図 (,4) 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、強電性液晶を配向膜の被覆された一対の電極基板間
    にホモジニァス配向させた強誘電性液晶表示装置におい
    て、一対の前記配向膜は同材料で形成されかつ互いに異
    なるラビング処理面を呈する非対称配向膜であることを
    特徴とする強誘電性液晶表示装置。 2、一対の配向膜はラビング用布またはラビング圧力強
    さの少なくとも一方が異なる条件でラビング処理されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の強誘
    電性液晶表示装置。
JP10298386A 1986-04-30 1986-04-30 強誘電性液晶表示装置 Pending JPS62257128A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05210100A (ja) * 1992-01-31 1993-08-20 Canon Inc 強誘電性液晶素子の製造方法
US5943112A (en) * 1994-04-18 1999-08-24 Fujitsu Limited Liquid crystal display device and its fabricating method

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61272719A (ja) * 1985-05-27 1986-12-03 Hosiden Electronics Co Ltd 強誘電性液晶セル及びその製造方法

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