JPS622536A - 電子ビ−ム露光装置用マスクおよびその製造方法 - Google Patents

電子ビ−ム露光装置用マスクおよびその製造方法

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JPS622536A
JPS622536A JP60140387A JP14038785A JPS622536A JP S622536 A JPS622536 A JP S622536A JP 60140387 A JP60140387 A JP 60140387A JP 14038785 A JP14038785 A JP 14038785A JP S622536 A JPS622536 A JP S622536A
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JP
Japan
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film
pattern
mask
electron beam
thin film
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JP60140387A
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English (en)
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Kiichi Takamoto
喜一 高本
Mamoru Kondo
衛 近藤
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体集積回路などの製造において必要な微
細パターンを形成するための電子ビーム露光装置のうち
で、ホトエミッタから発生する電子を利用してパターン
形成する電子ビーム露光装置に用いるマスクおよびその
製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
ホトエミッタを被着したマスクを利用し、マスクパター
ン試料面上に等倍で転写する装置を第5図に示す。1は
マスク基板、2はLSIなどのパターン、3はホトエミ
ッタ、4はウェハ、5はレジスト膜、10はウェハ保持
具、11は紫外線発生用゛ 光源、12は集束用コイル
、°13は高圧電源、zOはホトエミッタ3から発生す
る電子である。ホトエミッタ3はPdである。ウェハ保
持具10は電気の導体でつくられている。ホトエミッタ
3とウェハ4との間に、高圧電g13により10〜20
kVの高電圧を印加する。パターン2は、膜厚0.1−
前後のCr膜。
もしくは膜厚0.1−前後のCr*03Hなどで形成さ
れており、これらの膜が被着している部分では、紫外線
がほとんど透過しない。光源11から発生した紫外線を
マスク基板1に照射すると、紫外線が照射されたホトエ
ミッタ3の部分から電子20が発生する。集束用コイル
12は、磁束密度が一様になるような磁界を発生してい
る。電子zOは、ホトエミッタ3とウェハ4との間にお
ける電界および磁界の作用をうけて運動し、ホトエミッ
タ3の一点から発生した電子20は、レジスト膜5上の
一点に集束する。この結果、パターン2は、電子20を
媒介として、レジスト膜5に等倍の大きさで転写される
。(ダブリュー・アール・リヴアセイ(L R。
Livesay)による[計算機制御を用いた電子ビー
ム投影マスク位置合わせ装置(ComputerCon
trolled Electron−Beam Pro
jection MaskAligner)J固体素子
技術(SOLID 5TATETECIINOLOGY
) 1974年7月号21頁)ホトエミッタを被着した
マスクを利用し、マスクパターンを縮小して試料面上に
転写する装置を第6図に示す。101はマスク基板、 
102はLSIなどのパターン、103はホトエミッタ
、104はウェハ、105はレジスト膜、111は紫外
線発生用光源、11zは加速電極、 113.114は
電子レンズ、115はブランカ、116はビーム制限絞
り、120は高圧電源、130は電子ビームである。ホ
トエミッタ103はPdである。ホトエミッタ103と
加速電極112の間に、高圧電源120によりlO〜2
0kVの高電圧を印加する。
加速電極112は、メツシュになっている。これは。
ホトエミッタ103と加速電極112の間に一様な電界
を発生させるためである。パターン102は、膜厚0.
1−前後のCr膜、もしくは膜厚0.1t1m前後のC
r、03膜などで形成されており、これらの膜が被着し
ている部分では、紫外線がほとんど透過しない。光源1
11から発生した紫外線をマスク基板101 !こ照射
すると、紫外線が照射されたホトエミッタ103の部分
から電子が発生する。発生した電子は、加速電極112
により、加速される。加速電極112から出射した電子
ビームは、電子レンズ113.114の作用により縮小
されて、レジスト膜105上に結像する。電子レンズ1
13,114よりなる光学系の倍率は、通常174〜1
/lOである。(アール・スバイデル(R,5peid
el)、エム・メイア(M、 Mayer)によるrホ
トカソードを用いた電子ビーム投影装[(Elektr
onenoptischer Maskierungs
projektoromit Photokathod
e)J光学(Optik)1977年48巻2号247
頁) 第5図、第6図に示す電子ビーム露光装置に用いられる
マスクについて、従来の製造方法を第7図(、)〜(e
)に示す。これは、ホトエミッタとしてCsIなとの絶
縁物を用いる場合のマスク製造方法である。150は石
英ガラス等からなるマスク基板、151,155はCr
膜、152はレジスト膜。
160はホトエミッタである。Cr1lII51の膜厚
は0.11雇前後、Cr膜155の膜厚は10〜20n
−である、第7図(a)の状態において、電子ビーム露
光法、紫外線露光法などにより、レジストWA152に
パターンを露光し、レジスト膜152を現像する。その
結果、第7図(b)に示ずように、レジスト膜152に
パターンが形成される。次に、レジスト膜152に形成
したパターンをマスクとして、化学エツチング、ドライ
エツチング法などにより、Cr膜151にパターン形成
する。その後、レジスト膜152を除去する。レジスト
1152を除去した状態を第7図(c)に示す。次に、
電界分布の一様性を向上させるために、極薄いCr膜1
55をマスク基板150全体に被着する。その状態を第
7図(d)に示す。
次に、第7図(e)に示すように、マスク基板】51全
体にホトエミッタ160を被着する。
ホトエミッタとしてPdなどの電気の導体を用いる場合
には、第7図に示す工程において、Cr11155を被
着する第7図(d)の工程が省かれる。
第7図(e)に示すマスクにおいて、Cr膜151が残
っている部分では、紫外線をほとんど透過しない、Cr
膜155がマスク基板150に直接被着している部分で
は、紫外線が透過し、この部分に対応するホトエミッタ
160のところから電子が発生する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このようにして従来の方法で製造されたマスクを用い、
第5図、第6図に示す電子ビーム露光装置でレジスト膜
にパターン露光した場合、紫外線が照射される部分のホ
トエミッタから発生する電子の密度は、マスク基板上の
どの部分においても同じである。
ところで、電子ビームにより微細なパターンをレジ/ス
ト膜に形成する場合、近接効果が問題となる。このため
、電子ビーム露光法で微細なパターンを露光する場合、
近接効果を補正することが必要となる。近接効果の補正
方法には、■パターン毎に電子ビームのドーズ量を補正
する方法、および■パターン毎にパターン寸法を補正す
る方法がある。パターン寸法によって近接効果を補正す
る方法では、パターン寸法の補正量に対する解がひとつ
ではないため、実用的ではない。一方、ドーズ量によっ
て近接効果を補正する方法では、ドーズ量の補正量に対
する解がひとつである。このようなことから、近接効果
の補正では、パターン毎に電子ビームのドーズ量を補正
する方法が一般に用いられている。以上の2近接効果お
よびその補正に関する事柄は、周知の事実である。
第5図、第6図に示した電子ビーム露光装置において、
従来から用いられているマスクでは、パターンによって
電子ビームのドーズ量を変化させることができない。こ
のため、ホトエミッタを用いたマスクから電子を発生さ
せてレジスト膜にパターン露光する従来の電子ビーム露
光装置では。
近接効果の補正ができないため、 1#111以下の微
細なパターンを有するパターンの露光に実用的に用いら
れることはなかった。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するも
ので、その目的は、ホトエミッタから発生する電子を利
用してパターン形成する電子ビーム露光装置において、
近接効果を補正したパターン形成を可能とするため、パ
ターン毎に光の透過量を変えることができるマスクおよ
びそのマスクの製造方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、ホトエミッタを被着するマスクにおいて、光
が透過する部分に薄膜を形成し、かつ。
該薄膜の膜厚をパターン毎に変えることができるように
することによって、パターン毎に電子ビームのドース量
を変えることができることを最も主要な特徴とする。
すなわち、本発明の電子ビーム露光装置用マスクは、基
板と、該基板上に設けられ、所定のパターンが形成され
たパターン薄膜と、該パターン薄膜上に設けられたホト
エミッタとを具備する電子ビーム露光装置用マスクにお
いて、上記パターン薄膜の光を透過するパターンのうち
、少なくとも2つのパターンにおける光の透過率が異な
っていることを特徴とする。
また、本発明の電子ビーム露光装置用マスクの第1の製
造方法は、基板上にマスクパターンを形成すべきパター
ン薄膜を被着する工程と、該パターン薄膜」二にレジス
ト膜を被着する工程と、該レジスト膜を少なくとも2つ
のパターンの露光量が異なるように露光する工程と、該
レジスト膜を現像する工程と、該パターン化されたレジ
スト膜をマスクとして、該レジスト膜下層の上記パター
ン薄膜をドライエツチングして上記少なくとも2つのパ
ターンの膜厚を異ならせる工程とを具備することを特徴
とする。
さらに1本発明の電子ビーム露光装置用マスクの第2の
製造方法は、基板上にマスクパターンを形成すべきパタ
ーン薄膜を被着する工程と、該パターン薄膜上にレジス
ト膜を被着する工程と、該レジスト膜を露光・現像する
工程と、該パターン化されたレジスト膜をマスクとして
、該レジスト膜下層の上記パターン薄膜をエツチングし
て所定のパターンを形成する工程と、偏向・集束ビーム
により該パターン化されたパターン薄膜の、光が透過す
るパターンのうち所定のパターンのみにイオンを付着さ
せ薄膜を形成する工程とを具備することを特徴とする。
〔実施例〕
第1図(a)〜(e)は本発明の第1の実施例であって
、マスクを製造するための工程を説明する図である。2
01はマスク基板、202.212はC’r膜。
203はレジスト膜、204はホトエミッタである。
まず、マスクとして完成した状態である第1図(e)に
ついて、説明する。マスク基板201には、 。
Cr膜202,212が被着されており、このCr膜2
02および212の膜厚によりホトエミッタ204に照
射される紫外線の量を調整する。マスク基板201に被
着したCr膜において、最も薄い部分の膜厚をHoとす
る1本実施例においては、膜厚H6はCr膜212の膜
厚に等しい。第1図(e)において、光が透過する部分
のCr膜の膜厚は、パターン毎に変化している。すなわ
ち、パターン寸法が小さいパターン300の部分のCr
[liの膜厚は、H,であり、パターン寸法の大きなパ
ターン31Gの部分のCr膜の膜厚は、Hoの約1.5
倍になっている。パターン300における光の透過率を
1とすると、パターン310での光の透過率は0.5と
なる。ホトエミッタから発生する電子の密度は、照射さ
れる光量にほぼ比例する。したがって、パターン毎にC
r膜の膜厚を制御することによって、パターン毎にホト
エミッタから発生する電子の密度を制御でき、その結果
、パターン毎にレジスト膜に照射する電子のドーズ量を
変化することができるので、近接効果を補正したパター
ン露光が可能となる。
ここで、膜厚H0におけるCr膜の光の透過率をη。、
膜厚HにおけるCr膜の光の透過率をηとする。kを定
数とすると、 の関係が成り立つ、LSIパターンを電子ビーム露光法
で描画する場合、近接効果を補正するために各パターン
に与える電子ビームのドーズ量が近接効果補正プログラ
ムなどによる計算により決定される。各パターン毎の電
子ビームのドーズ量を比で表し、この比に基づき1式(
1)から、各パターンに対するCr膜の膜厚を決定する
。なお、膜厚と光の透過率との関係については1式(1
)ではなく、実際に測定した関係を用いてもよい。
次に、第1図(e)に示したようなマスクを作製する方
法について説明する。
第1図(e)に示すように、マスク基板201にCr膜
202を被着し、さらに、 Cr1i202の上にレジ
スト膜203を被着する。Cr膜202°の膜厚は、紫
外線を充分に遮断できるだけあればよく1本実施例の場
合、0.1〜0.LSI1mである。また、レジスト膜
203にはPMMAを用いている0次に、レジスト膜2
03に走査形電子ビーム露光装置によりパターンを露光
し、レジスト[I2O3を現像する。第1図(b)には
、現像後のレジスト膜203を示している。
各パターンに対して残存するレジスト膜203の膜厚が
所定の値になるようにする。電子ビームのドーズ量が最
も多いパターンに対しては、レジスト膜203の残像膜
厚が041mになるようにする。第1図(b)の状態に
おいて、レジスト5203をマスクとして、イオンエツ
チングを行い、レジスト膜203に形成したパターンを
Cr膜202に転写する。ここで、第2図に示すように
、レジスト膜203の膜厚をり、。、Or膜202の膜
厚を086%あるパターンにおいて、残存しているレジ
スト膜203の膜厚をDlとする。Cr膜202のイオ
ンエツチングによるエツチング速度をRw+、 レジス
ト[203のエツチング速度をR7とする。レジスト膜
203が残存していないパターン300において、Cr
膜202がイオンエツチングにより除去されるのに要す
る時間をToとする。T、=D、。/R,どなる、第1
図(b)の状態において、イオンエツチングする時間を
T。
とすると、レジスト膜203が残存しているパターン部
では、Cr膜202がエツチングされないで残り。
そのCr膜202の膜厚り、は。
va D+w=□・or            (2)とな
る、各パターンについて、残存させるCr膜の膜厚は、
近接効果補正から決まっているので。
式(2)により、レジスト膜203の残存膜厚を各パタ
ーンに対して決定することができる。なお、本実施例で
は、第1図(d)に示すように、マスク基板201の全
体にCr膜212を被着させるので2残存させるCr膜
202の膜厚は、近接効果補正および式(2)から決定
した膜厚の値から、Cr1l1212の膜厚を引いた値
となる。ここで、本実施例では、レジスト111I20
3にPMMAを用いている。PMMAのようなポジ形レ
ジストの場合、電子ビームのドーズ量とレジスト膜の残
存膜厚の間には、第3図に示すような関係がある。種々
の電子ビーム用レジストについて、第3図のような関係
が得られていることは周知の事実である。第3図のよう
な関係を用いて、走査形電子ビーム露光法でレジスト膜
203を露光する場合の各パターンへの電子ビームのド
ーズ量を決定する。このドーズ量に基づいてレジスト膜
を露光し、所定のレジスト膜の残存膜厚を各パターンに
ついて得ることができる。
なお、各パターンへの電子ビームのドーズ量の決定に際
しては、近接効果を補正することが必要となるが、走査
形電子ビーム露光法において近接効果の補正方法は、既
に、確立された技術であるこ゛とは周知の事実である。
第1図(c)には、j11図(b)の状態からイオンエ
ツチングし、その後にレジスト膜203を除去した状態
を示す。次に。
第1図(d)に示すように、Cr膜212をマスク基板
全体に被着する0次に、第1図(e)に示すように、ホ
トエミッタ204をマスク基板全体に被着する。これに
より、マスクが完成する。
第1図に示す本発明の実施例においては、 Cr膜21
2の膜厚は、20nmとしている。即ち、式(1)にお
けるHoの値がHa =20nmである。最小線幅が0
.54程度のLSIパターンをレジスト膜に電子ビーム
露光法で形成する場合、近接効果補正のために、各パタ
ーンに与える電子ビームのドーズ量の最大値と最小値の
比は約2となる。したがって、紫外線が透過する部分の
Cr膜の膜厚の最大値は。
約30nmとなる。高周波(RF)スパッタ法によりA
rガスを用いてイオンエッチグすると、Arのガス圧が
3 X 1O−3TorrでRF出力がioowのとき
、Cr膜のエツチング速度は約5 nm/分、PMMA
レジストのエツチング速度は約40nm/分となる。
このため、式(2)より、走査形電子ビーム露光法によ
るレジスト膜へのパターン形成において、電子ビーム照
射したレジスト膜の部分での残存膜厚の最大値は約80
rvとなる。塗布したレジストの初期膜厚を200n+
nとすると、残存膜厚と初期膜厚の此の最大値は約0.
4となる。したがって、電子ビーム照射部のレジスト膜
における残存膜厚と初期膜厚との比か0〜0.4の範囲
になるように電子ビームのドーズ量を制御してレジスト
膜に電子ビーム露光する。電子ビームのドーズ量は、可
変成形ビーム方式の走査形電子ビーム露光装置の場合、
ビームのショツト時間、スポットビーム方式の走査形電
子ビーム露光装置の場合、ビームの偏向速度によって制
御できる。
第1図に示した本発明の実施例では、第1@(d)にお
いてGrillをマスク基板全体に被着するようにして
いるが、この工程を省くこともできる。
この場合には、第1図(c)の状態において。
Cr膜の膜厚が最終的に必要な膜厚になるようにする。
また、第1図(d)に示したCr膜の状態が得られるよ
うに、レジスト膜への電子ビー゛ムの露光条件を設定す
ることにより、第1図(d)のCr膜を被着する工程を
省くこともできる。
第1図に示した本発明の実施例では、ホトエミッタとし
てC8工を用いている。ホトエミッタとして、Cs、S
b、CdS、Pd、Auなどを用いることもできる。紫
外線の透過量を調整する薄膜として、Cr膜を用いてい
るが、Cr膜の代わりに、Au、 Ag、 Ta、 T
i、^悲などの金属、あるいは各種合金Cr、O,、F
e、O,などの電気の不導体、などを用いることもでき
る。
本発明の第2の実施例を第4図(a)、(b)により説
明する。301はマスク基板、302はCr膜、303
は薄膜である。
第4図(a)は、第7図(c)と同じ状態であり、マス
ク基板301に被着したCr膜302にパターン形成さ
れている。その製造工程は、第7図(a)〜(c)によ
り説明した工程と同じである。第4図(、)の状態にお
いて、集束イオンビーム装置により、紫外線を透過させ
るパターン部に薄膜を被着する。集束イオンビーム装置
は、イオン発生源、イオン集束光学系、ブランカ、偏向
器などで構成されている。集束イオンビーム装置では、
イオンビームを偏向する偏向器の機能と、イオンビーム
をオン・オフするブランカの機能とによって、試料面上
の所定の位置あるいは所定の領域にイオンビームを照射
することができる。イオン発生源としては、 A11.
 Au、 Ga、 Siなどの種々のものがある。これ
らをイオン発生源として、集束イオンビームを得て、試
料面にこれらのイオンを付着する技術があることは周知
の事実である。集束イオンビームの直径は1通常、0.
1〜0.54である。
集束イオンビームにより、M、Au、Ga、Siなどを
試料面に付着させる場合、集束イオンビームの偏向速度
、集束イオンビームを同一場合で偏向走査する回数など
によって、付着する物質の膜厚を制御することができる
。第4図(b)には、このようにして膜厚を制御し、パ
ターン部に薄膜を付着した状態を示す、この状態は、第
1の実施例を示す第1図(c)の状態に対応する。第4
図(b)の状態から、マスクとして完成させるまでの工
程は、本発明の第1の実施例と同様である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、ホトエミッタから発生
する電子によりパターン形成する電子ビーム露光装置に
用いるマスクにおいて、光を透過するパターンに薄膜を
被着し、かつ、その薄膜の膜厚をパターン毎に制御する
ようにしているので、1)ホトエミッタから発生する電
子の密度をパターン毎に制御することができる、2)ホ
トエミッタから放出される電子によってパターン形成す
る電子ビーム露光装置にこのマスクを用いることにより
、近接効果が補正できる、3)近接効果が補正できるこ
とから、ホトエミッタを用いる電子ビーム露光装置を微
細なパターンの露光に、実用的に用いることができるな
どの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(e)は1本発明の第1の実施例であっ
て、マスクおよびマスク製造方法を説明するための図、
第2図は1本発明の第1の実施例によるマスク製造工程
で用いるイオンエツチングについて、エツチングの過程
を説明するための図、第3図は、電子ビームのドーズ量
とレジストの残存膜厚との関係のモデル図、第4図(、
)、(b)は、本発明の第2の実施例であって、マスク
製造方法を説明するための図、第5図は、ホトエミッタ
から発生する電子を利用し、マスク上のパターンを等倍
で転写する電子ビーム露光装置を示す図、第6図は、ホ
トエミッタから発生する電子を利用し、マスク上のパタ
ーンを縮小して転写する電子ビーム露光装置を示す図、
第7図(a)〜(e)は。 従来のマスクの製造方法を説明するための図である。 1.101.150.201.203,301・・・マ
スク基板2.102・・・LSIなどのパターン3.1
03・・・ホトエミッタ 4.104・・・ウェハ 5.105.152・・・レジスト膜 10・・・ウェハ保持具 11.111・・・紫外線発生用光源 12・・・集束用コイル   13.120・・・高圧
電源20・・・電子       112・・・加速電
極113.114・・・電子レンズ 115・・・ブラ
ンカ116・・・ビーム制限絞り 130・・・電子ビ
ーム151、155.202.212.302− Cr
膜160.204・・・ホトエミッタ 303・・・薄膜 300・・・寸法の小さいパターン 310・・・寸法の大きいパターン 特許出願人 日本電信電話株式会社 代理人弁理士  中 村 純之助 JjPl  図 矛2図 IF5図 、4゜ S=初期朝 s:eU*4髪5u D−電’ysV−ズ量 1−4図 (Q) (b) t5図 1P6図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板と、該基板上に設けられ、所定のパターンが
    形成されたパターン薄膜と、該パターン薄膜上に設けら
    れたホトエミッタとを具備する電子ビーム露光装置用マ
    スクにおいて、上記パターン薄膜の光を透過するパター
    ンのうち、少なくとも2つのパターンにおける光の透過
    率が異なっていることを特徴とする電子ビーム露光装置
    用マスク。
  2. (2)上記光を透過するパターンのうち、少なくとも1
    つのパターンには他のパターンとは異なる膜厚の薄膜が
    被着してあることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の電子ビーム露光装置用マスク。
  3. (3)上記光を透過するパターンにおける光の透過率が
    、近接効果を補正するように各パターン毎に調整してあ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の電子ビ
    ーム露光装置用マスク。
  4. (4)基板上にマスクパターンを形成すべきパターン薄
    膜を被着する工程と、該パターン薄膜上にレジスト膜を
    被着する工程と、該レジスト膜を少なくとも2つのパタ
    ーンの露光量が異なるように露光する工程と、該レジス
    ト膜を現像する工程と、該パターン化されたレジスト膜
    をマスクとして、該レジスト膜下層の上記パターン薄膜
    をドライエッチングして上記少なくとも2つのパターン
    の膜厚を異ならせる工程とを具備することを特徴とする
    電子ビーム露光装置用マスクの製造方法。
  5. (5)基板上にマスクパターンを形成すべきパターン薄
    膜を被着する工程と、該パターン薄膜上にレジスト膜を
    被着する工程と、該レジスト膜を露光・現像する工程と
    、該パターン化されたレジスト膜をマスクとして、該レ
    ジスト膜下層の上記パターン薄膜をエッチングして所定
    のパターンを形成する工程と、偏向・集束ビームにより
    該パターン化されたパターン薄膜の、光が透過するパタ
    ーンのうち所定のパターンのみにイオンを付着させ薄膜
    を形成する工程とを具備することを特徴とする電子ビー
    ム露光装置用マスクの製造方法。
JP60140387A 1985-06-28 1985-06-28 電子ビ−ム露光装置用マスクおよびその製造方法 Pending JPS622536A (ja)

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JPS622536A true JPS622536A (ja) 1987-01-08

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JP60140387A Pending JPS622536A (ja) 1985-06-28 1985-06-28 電子ビ−ム露光装置用マスクおよびその製造方法

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JP (1) JPS622536A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5877229A (ja) * 1981-10-31 1983-05-10 Toshiba Corp パタ−ン転写用マスクおよびその製造方法
JPS6037734A (ja) * 1983-08-10 1985-02-27 Mitsubishi Electric Corp パタ−ン形成方法

Patent Citations (2)

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