JPS6225140B2 - - Google Patents

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JPS6225140B2
JPS6225140B2 JP1508478A JP1508478A JPS6225140B2 JP S6225140 B2 JPS6225140 B2 JP S6225140B2 JP 1508478 A JP1508478 A JP 1508478A JP 1508478 A JP1508478 A JP 1508478A JP S6225140 B2 JPS6225140 B2 JP S6225140B2
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JP
Japan
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formula
optically active
amino acid
hydroxy
acid
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JP1508478A
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JPS54109946A (en
Inventor
Shunichi Yamada
Atsuro Terajima
Masahiko Nagakura
Munehiko Nara
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Kowa Co Ltd
Original Assignee
Kowa Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kowa Co Ltd filed Critical Kowa Co Ltd
Priority to JP1508478A priority Critical patent/JPS54109946A/ja
Publication of JPS54109946A publication Critical patent/JPS54109946A/ja
Publication of JPS6225140B2 publication Critical patent/JPS6225140B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明はシクロヘキセンジオールモノエステ
ル、更に詳細には1(S)4(R)1−ヒドロキ
シ−2−シクロヘキセン−4−イルエステルおよ
び1(R)4(S)1−ヒドロキシ−2−シクロ
ヘキセン−4−イルエステルならびにその製造法
に関する。 而して、本発明の目的とするところは医薬品と
して有用なプロスタグランジン類の製造の重要な
中間体を提供せんとするにある。 本発明のシクロヘキセンジオールモノエステル
は下記の一般式を有する。
【式】
【式】 (式中、R*COは光学活性の中性α−アミノ酸か
ら導れるアシル基を示す) 上記式()と()で表わされる化合物は互
いにジアステレオマーの関係にあり、それぞれ1
(S)4(R)1−ヒドロキシ−2−シクロヘキ
セン−4−イルエステル()および1(R)4
(S)1−ヒドロキシ−2−シクロヘキセン−4
−イルエステル()と指称され、何れもプロス
タグランジン類およびプロスタグランジン類似物
質の製造用中間体として利用可能である。 プロスタグランジンには種々のものが存在し、
その立体配位が薬効と密接な関係を有している。
そのため、これらの合成の何れかの段階において
その有用な異性体を分割単離する必要がある。 本発明者らはさきに次の一般式
【式】
【式】 (式中、R*COは光学活性の中性α−アミノ酸か
ら導れるアシル基を示す) で表わされる新規なシクロペンテンジオールモノ
エステルを製造し、この何れの化合物からも、プ
ロスタグランジン製造用の重要な中間体である下
記式
【式】および
【式】 で表わされる光学活性のラクトンを合成できるこ
とを見い出した(特開昭53−44545号、同44556号
および同44557号)。上記ラクトンを中間原料とす
ることにより、有用なプロスタグランジンを短工
程で立体特異的に得ることができることは知られ
ている(Tetrahedron Letters 1970、307、同
1976、4639)。 本発明者らは更に研究を行つていたところ、前
記式()および()で表わされる新規な光学
活性エステルより(−)−1(R)6(S)7−
オキサビシクロ〔4・3・0〕ノナ−2−エン−
8−オン(A)および(+)−1(S)6(R)7−
オキサビシクロ〔4・3・0〕ノナ−2−エン−
8−オン(A′)が工業的有利に製造できること
を見出した。
【式】および
【式】 この(A)および(A′)で表わされるラクトンは
プロスタグランジン類似物質に導くことができる
と共に、公知の方法〔Tetrahedron Letters
1973、3091およびJ・Org・Chem・39、256
(1974)〕により容易に天然又は非天然型プロスタ
グランジン類に変換することができる。 本発明によれば、()および()式の化合
物は次に示す反応式に従つて製造される。 (式中、Xは水酸基の保護基を、R*COOHは光
学活性の中性α−アミノ酸を示す) すなわち、1(S)4(R)1−ヒドロキシ−
2−シクロヘキセン−4−イルエステル()お
よび1(R)4(S)1−ヒドロキシ−2−シク
ロヘキセン−4−イルエステル()は、シス−
2−シクロヘキセン−1・4−ジオール()に
光学活性の中性α−アミノ酸またはその反応性誘
導体を反応せしめ、次いでこの成績体を2種のジ
アステレオマーに分割する第1の方法、またはシ
ス−2−シクロヘキセン−1・4−ジオール
()の1個の水酸基を保護して()式の化合
物となし、次いでこれに光学活性の中性α−アミ
ノ酸またはその反応性誘導体を反応せしめて
()式の化合物となし、更に該保護基を酸処理
によつて除去し、この成績体を2種のジアステレ
オマーに分細する第2の方法によつて製造され
る。 以下本発明の実施態様を説明する。 本発明で使用される光学活性の中性α−アミノ
酸は、カルボキシル基以外の他の官能基が必要に
より保護されているものである。中性α−アミノ
酸の例としては、アラニン、バリン、ノルバリ
ン、イソロイシン、ロイシン、ノルロイシン、プ
ロリン、フエニルアラニン、フエニルグリシン、
グルタミン、アスパラギン、メチオニンなどがあ
げられる。 上記光学活性の中性α−アミノ酸の官能基の保
護基としては、トシル、メシル、プロシルなどの
スルホニル基;アセチル、プロピオニル、ベンゾ
イル、フタロイルなどのアシル基;エトキシカル
ボニル、t−ブチロキシカルボニル、t−アミル
オキシカルボニルなどのアルコキシカルボニル
基;シクロヘキシルオキシカルボニルなどのシク
ロアルキルオキシカルボニル基;ベンジルオキシ
カルボニル、p−メトキシベンジルオキシカルボ
ニルなどのアラルキルオキシカルボニル基;o−
ニトロスルフエニル基などのアミノ基の保護基が
あげられる。 当該カルボン酸の反応性誘導体としては、ハラ
イド、無水物、混合酸無水物、活性エステルなど
が利用できる。 第1の方法による反応を実施するには、光学活
性の中性α−アミノ酸またはその反応性誘導体を
塩基の存在下もしくは不存在下に溶媒中でシス−
2−シクロヘキセン−1・4−ジオール()と
反応させて生成する目的物を単離すればよい。こ
のとき用い得る塩基としては、例えばトリエチル
アミン、ジメチルアニリン、ピリジンなどの3級
アミン類、トリメチルベンジルアンモニウム塩な
どの4級アンモニウムなどの他、炭酸アルカル
類、炭酸水素アルカリ類、水酸化アルカリ類など
の無機塩基があげられる。溶媒としては例えば、
ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサ
ン、石油エーテル、石油ベンジンなどの炭化水素
類;エチルエーテル、メチルエーテル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフランなどのエーテル類;アセ
トン、メチルエチルケトンなどのケトン類などが
用いられ、前記塩基を溶媒として兼ねることも可
能である。反応は通常室温で5時間〜数日で完了
するが、加熱することによつて反応を促進させる
こともできる。反応生成物の分離精製は、先ず副
生するジエステル体を通常の方法、例えばクロマ
トグラフイーで分離する。分離されたジエステル
体はアルカリ加水分解することにより容易に原料
化合物()に変換することができる。目的化合
物である2種のジアステレオマー()および
()は分別再結晶、クロマトグラフイーなどに
より容易に分別することができる。分別再結晶に
用いる溶媒としては、エチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、酢酸エチル、アルコール類、水、ベ
ンゼン、トルエン、クロロホルム、四塩化炭素、
石油エーテル、ヘキサン、アセトンなどがあげら
れる。クロマトグラフイー法としては通常のカラ
ムクロマトグラフイー、プレパラテイブ薄層クロ
マトグラフイーなどを利用できる。例えば、シリ
カゲル、アルミナなどのカラムを用い、上記再結
晶溶媒と同様なものを溶出液としてカラムクロマ
トグラフイーを行なうことができる。 第2の方法によるシス−2−シクロヘキセン−
1・4−ジオール()の1つの水酸基を保護し
てモノエーテル化合物()を製造するには、一
般に水酸基の保護のために行われている方法が採
用される。保護基としてはテトラヒドロピラニル
基、1−メトキシ−4−テトラヒドロピラニル
基、トリメチルシリル基、t−ブチル−ジメチル
シリル基、トリ−n−ブチルスズ基などがあげら
れる。例えば、テトラヒドロピラニル基によつて
保護する場合には、化合物()とジヒドロピル
ンを略等モル使用して、溶媒中室温で30分〜30時
間反応させれば化合物()が得られる。この反
応成績体中には少量のジエーテル化合物が含まれ
ているが、これはクロマトグラフイー、蒸留など
によつて除去できる。しかし、このものを分離精
製することなく次の反応の原料として使用するこ
ともできる。また除去されるジエーテル化合物は
酸加水分解することにより原料化合物()とし
て回収することができる。 モノエーテル化合物()と光学活性の中性α
−アミノ酸との反応は前記と同じ方法をそのまま
利用できる。斯くして得られる()式の化合物
の保護基は通常の酸性条件下、例えば酢酸と処理
することにより容易に脱離される。得られる化合
物()と()の分割は前述の方法と全く同様
にして得られる。 以上の如くして得られる本発明化合物()お
よび()は、その何れからも次の反応式に示す
方法に従つてプロスタグランジン類およびその類
似物質の有用な中間体である式(A)または(A′)
の化合物に導くことができる。 すなわち式()の化合物に工程Bを適用する
と化合物(A′)が、工程Cを適用すると化合物
(A)を得ることができる。同様に式()の化合物
に工程B′を適用すると化合物(A)が、工程C′を適
用すると化合物(A′)を得ることができる。 (式中、R*COは光学活性の中性α−アミノ酸か
ら導れるアシル基を、Xは水酸基の保護基を、Y
は低級アルキル基を示す) 工程BもしくはB′によれば、化合物()また
は()にトリアルキルオルト酢酸を反応せし
め、次いでこの成績体〔()または(′)〕を
加水分解更に酸処理することにより、()から
は(A′)、()からは(A)が光学活性を失うこと
なく製造される。 すなわち、化合物()または()に酸の存
在下もしくは不存在下トリアルキルオルト酢酸を
反応せしめればクライゼン型の転移反応が生起し
て()または(′)の化合物が得られる。反
応は一般にトリアルキルオルト酢酸を過剰に用い
て溶媒を兼ねさせるのが好ましいが、他の適当な
溶媒を用いることも可能である。反応系に存在さ
せる酸としては、フエノール、ハイドロキノン、
プロピオン酸等の弱酸が好ましい。反応は100〜
300℃、1〜30時間で進行する。この中間体
()または(′)は通常単離精製することなく
次の反応に付されるが、必要に応じ常法によつて
精製してから加水分解を行なうこともできる。加
水分解は溶媒中アルカリの存在下で行なわれ、用
いられるアルカリとしては、水酸化カリウム、水
酸化ナトリウム等の水酸化アルカリ類、トリエチ
ルアミン等の有機アミン類等が挙げられる。溶媒
としては、水の他メタノール、エタノール、プロ
パノール等の低級アルコール類、アセトン、テト
ラヒドロフランなどが挙げられ、これらを単独も
しくは組み合せて利用できる。反応は室温で数時
間乃至数日行うことにより進行するが、加熱する
ことにより反応を促進させることもできる。 次いでこのものに酸を作用させることにより目
的化合物(A)または(A′)が得られる。酸として
は例えば、塩化水素、硫酸等の鉱酸類、p−トル
エンスルホン酸、酢酸等の有機酸類が用いられ
る。反応は溶媒中で有利に進行し、溶媒としては
前記加水分解反応で用いられるものの他ハロゲン
化炭化水素類、エーテル類、エステル類、ケトン
類等が利用できる。反応は室温で数時間乃至数日
間行えば進行するが、加熱することにより促進さ
せることもできる。このものを通常の方法で分
離、精製すれば光学純度100%の目的化合物〔(A)
または(A′)〕が得られる。 また、工程CもしくはC′によれば、化合物
()または()の水酸基を酸で脱離される保
護基で保護したのち、アルカリ条件下で加水分解
してR*CO基を脱離せしめて他方の水酸基を遊
離させ、次いでこれにトリアルキルオルト酢酸を
反応せしめ、更にこの成績体〔()または
(′)〕を必要に応じ加水分解したのち、酸処理
することにより、()からは(A)、()からは
(A′)が製造される。 ここにおいて、酸で脱離される水酸基の保護基
としては、テトラヒドロピラニル基、トリメチル
シリル基、t−ブチルジメチルシリル基、トリ−
n−ブチルスズ基、1−メトキシ−4−テトラヒ
ドロピラニル基などが挙げられる。 本方法を実施するには、先ず原料化合物()
または()の遊離の水酸基を前記の保護基で保
護して化合物()または(′)を得る。この
とき用いる方法としては、一般に水酸基の保護の
ために行なわれている方法が採用される。例え
ば、テトラヒドロピラニル基によつて保護する場
合には、化合物()または()にジヒドロピ
ランを略等モル使用して、溶媒中室温で30分〜20
時間反応させればよく、反応を促進させるため、
p−トルエンスルホン酸等を少量を添加すること
が好ましい。溶媒としては、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、シクロヘキサン、石油エーテル、
石油ベンジン等の炭化水素類;塩化メチル、塩化
メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、塩化エチ
ル、塩化エチレン等のハロゲン化炭素類;エチル
エーテル、メチルエチルエーテル、ジオキサン、
テトラヒドロフラン等のエーテル類;アセトン、
メチルエチルケトン等のケトン類;酢酸メチル、
酢酸エチル、プロピオン酸エチル、酪酸エチル等
のエステル類などが用いられる。こうして得られ
る化合物()または(′)をアルカリ性条件
下で加水分解するとR*CO基が脱離されてモノ
エーテル()または(′)が得られる。加水
分解反応は、通常のアルカリ条件加水分解を利用
することができる。 モノエーテル()または(′)にトリアル
キルオルト酢酸を酸の存在下または不存在下に反
応せしめればクライゼン型転移反応が生起して化
合物()または(′)が得られる。反応を一
般にトリアルキルオルト酢酸を過剰に用いて溶媒
を兼ねさせるのが好ましいが、他の適当な溶媒を
用いることも可能である。反応系に存在させる酸
としては、フエノール、ハイドロキノン、プロピ
オン酸等の弱酸が好ましい。反応は100〜300℃、
1〜30時間で進行する。 次いで、このものを必要により常法によりアル
カリで加水分解したのち酸を作用させることによ
り、脱保護基と共に分子内のラクトン形成反応が
生起し、目的の化合物(A)または(A′)が得られ
る。酸としては例えば、塩化水素、硫酸等の鉱酸
類;p−トルエンスルホン酸等の有機酸類が用い
られる。反応は溶媒中で有利に進行し、溶媒とし
ては前述のものの他アルコール類が利用できる。
反応は室温で数時間乃至数日間行えば完了する
が、加熱することにより促進させることもでき
る。このものを通常の方法で分離、精製すれば光
学純度100%の目的化合物〔(A)または(A′)〕が
得られる。 以上の如く、本発明の化合物()および
()は、その何れを用いても、目的に応じて(A)
または(A′)を得ることができ、従来の方法の
如くジアステレオマーの一方のみしか利用できな
かつたのと異なり、両アイソマーを100%利用で
きるという利点を有する。また、本発明は、従来
光学活性体の合成原料として利用されていなかつ
たメソ体を原料として使用し、しかも安価な光学
活性の中性α−アミノ酸を分割剤として使用して
化合物()および()を合成できる工業的に
有利な方法である。 次に実施例および参考例を挙げて説明する。 実施例 1 シス−2−シクロヘキセン−1・4−ジオール
3.42gおよび炭酸水素カリウム30gを無水のテト
ラヒドロフラン50mlに加え、これに塩化N−フタ
ロイル−L−フエニルアラニル14.12gのテトラ
ヒドロフラン(40ml)溶液を9〜10℃で滴下す
る。滴下後、室温で4.5日撹拌し、無機塩を去
したのち、エーテルを加え、水洗後乾燥する。溶
媒を留去して得られる油状物をクロロホルムを溶
出液としてシリカゲルカラムにて精製すると、
1.56gのジエステル体の流出後にモノエステル体
6.29gを流出する。モノエステル体をエーテルよ
り再結晶すると、結晶(A)4.02g(収率34.2%)と
結晶(B)2.27g(収率19.4%)が得られる。 結晶(A) 1(S)4(R)4−ヒドロキシ−2−シクロ
ヘキセン−4−イルN−フタロイル−L−フエニ
ルアラニネート 融点;97.5〜100℃ 比旋光度;〔α〕20 −75.3゜(C=1.1、CHCl3) 元素分析値;C23H21O5Nとして C H N 計算値(%) 70.58 5.41 3.58 実験値(%) 70.54 5.43 3.54 NMR値;δTMS CDCl3 1.7〜2.3(m、5H) 3.4〜3.8(m、2H) 4.0〜4.3(m、1H) 5.0〜5.5(m、2H) 5.8〜6.0(m、2H) 7.14(s、5H) 7.74(s、4H) IR値;νKBr naxcm-1 3250、1775、1738、1713、1395、1249、1183、
1104、1059、909、720、 νCHCl 3naxcm-1 1778、1738、1716、1393 更にこのものをエーテルより再結晶すると、
〔α〕20 −50.4′(C=1.8、H2O)、融点105.5〜
106.5℃のものが得られる。 結晶(B) 1(R)4(S)1−ヒドロキシ−2−シクロ
ヘキセン−4−イルN−フタロイル−L−フエニ
ルアラニネート 融点;69〜71℃ 比旋光度;〔α〕20 −162゜(C=1.3、CHCl3) NMR値およびIR値は結晶(A)と一致した。 実施例 2 シス−2−シクロヘキセン−1・4−ジオール
4.10gをピリジン100mlに溶解し、塩化N−トシ
ル−L−アラニル9.40gのテトラヒドロフラン
(50ml)溶液を滴下し、室温で一夜反応する。反
応後ピリジンを留去し、酢酸エチルで抽出して、
塩酸、炭酸水素ナトリウム水溶液および水で順次
洗浄したのち乾燥する。溶媒を留去して得られる
油状物をクロロホルムを溶出液としてシリカゲル
カラムで精製すると、ジエステル体5.43gが流出
したのちに、モノエステル体6.13g(収率50.3
%)が得られる。モノエステル体をエーテルに溶
解し放置し、析出する結晶をエーテルより再結晶
すると1(R)4(S)1−ヒドロキシ−2−シ
クロヘキセン−4−イルN−トシル−L−アラニ
ネートが3.91g(収率32.0%)が得られる。 融点;110〜112℃ 比旋光度;〔α〕20 −58.6゜(C=2.3、CHCl3) 元素分析値;C16H21O5NSとして C H N 計算値(%) 56.62 6.24 4.13 実験値(%) 56.86 6.25 4.13 NMR値;δTMS CDCl3 1.37(d、J=7Hz、3H) 1.5〜2.2(m、4H) 2.43(s、3H) 2.4〜2.8(m、1H) 3.7〜4.3(m、2H) 4.8〜5.2(m、1H) 5.3〜6.2(m、3H) 7.28(d、J=8Hz、2H) 7.75(d、J=8Hz、2H) IR値;νKBr naxcm-1 3480、3120、1733、1441、1403、1332、1192、
1170、1147、1093、1060、956、901、820、580 νCHCl 3naxcm-1 1732、1345、1165、1138、1093 残渣を濃縮すると1(S)4(R)1−ヒドロキ
シ−2−シクロヘキセン−4−イルN−トシル−
L−アラニネート1.82g(収率14.9%)が得られ
る。 比旋光度;〔α〕20 +3.29゜(C=2.0、
CH3COOH) NMR値およびIR値は前記のものと一致した。 実施例 3 シス−2−シクロヘキセン−1・4−ジオール
3.42gおよび炭酸水素カリウム30gを無水テトラ
ヒドロフラン50mlに加え、これに塩化N−トシル
−L−アラニル15.7gのテトラヒドロフラン(40
ml)溶液を滴下する。以下実施例1と同様に反応
処理すると、モノエステル体7.12g(収率70.0
%)が得られる。以下実施例の後半と同様に処理
すると、1(R)4(S)1−ヒドロキシ−2−
シクロヘキセン−4−イルN−トシル−L−アラ
ニネート4.32g(収率42.5%)および1(S)4
(R)1−ヒドロキシ−2−シクロヘキセン−4
−イルN−トシル−L−アラニネート2.10g(収
率20.6%)が得られる。 実施例 4 シス−2−シクロヘキセン−1・4−ジオール
2.00gを塩化メチレン100mlに溶解し、p−トル
エンスルホン酸のテトラヒドロフラン溶液(1m
mole/10mlTHF)2mlを加え、これにジヒドロ
ピラン1.60gの塩化メチレン(10ml)溶液を滴下
する。一夜反応の後、ピリジン少量を加えて、エ
ーテルで抽出し、水洗、乾燥する。溶媒を留去し
て得られる油状物をシリカゲルのカラムでクロロ
ホルムを溶出液として精製すると、ジエーテル体
1.30gが流出し、次いで流出する部分を集め常法
により処理すると無色の粘質油として、シス−2
−シクロヘキセン−1・4−ジオールモノテトラ
ヒドロピラニルエーテル2.41g(収率69.6%)が
得られる。 上記モノエーテル体1.98gをピリジン20mlに溶
解し、塩化Nトシル−L−アラニル3.14gのテト
ラヒドロフラン(10ml)溶液を氷冷下で滴下し、
室温で20時間撹拌する。反応液を減圧下に濃縮し
エーテルで抽出したのち、水洗、乾燥し、溶媒を
留去する。 得られた無状物を酢酸−水(7:3)の混液50
mlに溶解し、室温で2日間放置する。反応液をエ
ーテルで抽出し、水洗、乾燥したのち溶媒を留去
する。得られた油状物をシリカゲルのカラムでク
ロロホルムを溶出液として精製すると、モノエス
テル体3.03g(収率89.4%)が得られる。 このものを実施例2の後半と同様に処理すると
1(R)4(S)1−ヒドロキシ−2−シクロヘ
キセン−4−イルN−トシル−L−アラニネート
1.92gおよび1(S)4(R)1−ヒドロキシ−
2−シクロヘキセン−4−イルN−トシル−L−
アラニネート0.90gが得られる。 このものは何れもその物理化学的恒数が実施例
2で得られたものと一致する。 参考例 1 実施例1で得られる1(S)4(R)1−ヒド
ロキシ−2−シクロヘキセン−4−イルN−フタ
ロイル−L−フエニルアラニネート1.17gおよび
ジヒドロピラン0.50gを無水テトラヒドロフラン
20mlに溶解し、無水p−トルエンスルホン酸の無
水テトラヒドロフラン溶液(1mmole/100ml)
5mlを加え、室温で5時間反応したのち、ピリジ
ン3滴を加えて反応を停止する。反応液をエーテ
ルで抽出し、水洗乾燥後溶媒を留去すると無色油
状物質として1−テトラヒドロピラノキシ−2−
シクロヘキセン−4−イルN−フタロイル−L−
フエニルアラニネートが定量的に得られる。 これをメタノール−水混液中で水酸化カリウム
0.34gと室温で反応させると、無色油状物質とし
て(−)−1(R)4(S)4−テトラヒドロピ
ラノキシ−2−シクロヘキセン−1−オールが定
量的に得られる。 比旋光度;〔α〕20 −17.3゜(C=1.2、CHCl3) NMR値;δTMSCDCl3 1.2〜2.2(m、10H)、3.3〜3.7(m、2H)、3.7
〜4.3(m、3H)、4.6〜4.8(m、1H)、4.9〜
5.5(m、2H)、5.6〜6.1(m、2H)、7.20
(s、5H)、7.73(s、4H) IR値;νKBr naxcm-1 2940、1765、1342、1293、1228、1175、1158、
1040、953、896、 νCHCl 3naxcm-1 2930、1770、1175、1151、1038、957、896 上記(−)−モノエーテル体0.60gをハイドロ
キノン0.05gおよびトリエチルオルト酢酸2mlと
160℃で24時間反応させる。反応液をエーテルで
抽出し、抽出液を希塩酸、希炭酸水素ナトリウム
水溶液で洗浄後乾燥したのち、溶媒を留去する。
得られる油状物を水酸化カリウム0.34gを用いて
加水分解し、酸性部を酢酸エチルで抽出したのち
溶媒を留去する。残渣を酢酸−水(7:3)混液
10mlに溶解し、2日間放置する。反応液を酢酸エ
チルで抽出し、抽出液を水および炭酸水素ナトリ
ウム水溶液で洗浄したのち乾燥して溶媒を留去す
る。得られる油状物をシリカゲルのカラムを用
い、クロロホルムを溶出液として精製し、更にエ
ーテル−n−ヘキサンより再結晶すると、無色プ
リズム晶として光学純度100%の(−)−1(R)
6(S)7−オキサビシクロ〔4・3・0〕ノナ
−2−エン−8−オン0.22g(収率53.1%)が得
られる。 融点;68.5〜69.5℃ 比旋光度;〔α〕20 −29.8゜(C=0.9、CH3OH) 元素分析値;C8H10O2として C H 計算値(%) 69.54 7.30 実験値(%) 69.37 7.43 マススペクトル値;M+138 NMR値;δTMS CDCl3 1.3〜2.8(m、6H) 2.9〜3.3(m、1H) 4.6〜5.0(m、1H) 5.3〜5.7(m、1H) 5.7〜6.2(m、1H) IR値;νKBr naxcm-1 2940、1765、1342、1293、1228、1175、1158、
1040、953、896 νCHCl 3naxcm-1 2930、1770、1175、1151、1038、957、896 参考例 2 実施例1で得られる1(R)4(S)1−ヒド
ロキシ−2−シクロヘキセン−4−イルN−フタ
ロイル−L−フエニルアラニネート1.17gをハイ
ドロキノン0.05gおよびトリエチルオルト酢酸2
mlと160℃で24時間反応させる。以下参考例1の
後半と同様に反応処理し、エーテル−n−ヘキサ
ンより再結晶すると〔α〕20 −30.0゜(C=1.0、
CH3OH)、融点68〜69.5℃を示す光学純度100%
の(−)−1(R)6(S)7−オキサビシクロ
〔4・3・0〕ノナ−2−エン−8−オン0.22g
(収率53.1%)が得られる。 参考例 3 実施例2で得られる1(R)4(S)1−ヒド
ロキシ−2−シクロヘキセン−4−イルN−トシ
ル−L−アラニネート0.80gを用い参考例2と同
様に反応処理すると、〔α〕20 −23.5゜(C=1.1

CH3OH)、融点60〜62℃を示す(−)1(R)6
(S)7−オキサビシクロ〔4・3・0〕ノナ−
2−エン−8−オン0.28g(収率85.9%)が得ら
れる。このものはエーテル−n−ヘキサンより1
回再結晶すると光学純度100%とすることができ
る。 参考例 4 実施例2で得られる1(S)4(R)1−ヒド
ロキシ−2−シクロヘキセン−4−イルN−トシ
ル−L−アラニネート(〔α〕20 +3.29゜(C=
2.0、CH3COOH))0.80gを用いて実施例1と同
様に反応処理すると、〔α〕20 −5.38゜(C=1.0

CH3OH)の(−)−1(R)6(S)7−オキサ
ビシクロ〔4・3・0〕ノナ−2−エン−8−オ
ン0.24g(収率73.7%)が得られる。このものは
エーテル−n−ヘキサンより再結晶をくり返すこ
とにより光学純度100%のものが得られる。 参考例 5 実施例1で得られる1(S)4(R)1−ヒド
ロキシ−2−シクロヘキセン−4−イルN−フタ
ロイル−L−フエニルアラニネート1.17g、ハイ
ドロキノン0.05gおよびトリエチルオルト酢酸2
mlを合して、160℃で16時間反応させる。反応液
をエーテルで抽出し、希塩酸および希炭酸水素ナ
トリウム水溶液で洗浄したのち乾燥して溶媒を留
去する。得られる油状物を水酸化カリウム0.70g
を用い水性メタノール中、室温で5時間加水分解
する。反応液より酸性部を酢酸エチルで抽出し、
塩酸のジオキサン溶液を数滴加えて室温で1日放
置する。反応液を炭酸水素ナトリウム水溶液で洗
浄したのち乾燥し、溶媒を留去する。得られる油
状物をシリカゲルのカラムでクロロホルムを溶出
液として精製したのち蒸留すると、〔α〕20 +23.4
゜(C=1.0、CH3OH)、融点60〜62℃の(+)−
1(S)6(R)7−オキサビシクロ〔4・3・
0〕ノナ−2−エン−8−オン0.34g(収率82
%)が得られる。このものをエーテル−n−ヘキ
サンより2回再結晶すると〔α〕20 +30.0゜(C
=1.1、CH3OH)、融点68〜69℃を示す光学純度
100%の無色プリズム晶0.23g(収率55.5%)が
得られる。IR値およびNMR値は参考例1で得ら
れる(−)体に一致する。 参考例 6 実施例2もしくは3で得られる1(S)4
(R)1−ヒドロキシ−2−シクロヘキセン−4
−イルN−トシル−L−アラニネート0.80g、ハ
イドロキノン0.05gおよびトリエチルオルト酢酸
2mlを用い160℃で24時間反応させる。以下参考
例5と同様に処理すると、〔α〕20 +5.42゜(C=
1.1、CH3OH)、沸点160℃の(+)−1(S)6
(R)7−オキサビシクロ〔4・3・0〕ノナ−
2−エン−8−オン0.28g(収率85.9%)が得ら
れる。 このものはエーテル−n−ヘキサンより5回再
結晶を行なうと光学純度100%となる。 参考例 7 実施例2もしくは3で得られる1(R)4
(S)1−ヒドロキシ−2−シクロヘキサン−4
−イルN−トシル−L−アラニネート0.80gを用
い参考例1の前半と同様にテトラヒドロピラニル
化および加水分解を行なうと、〔α〕20 +26.5゜
(C=1.2、CHCl3)の(+)−1(S)4(R)4
−テトラヒドロピラノキシ−2−シクロヘキセン
−1−オールが定量的に得られる。これを参考例
1の後半と同様に反応処理を行なうと、〔α〕20
23.5゜(C=1.1、CH3OH)融点58〜63℃の
(+)−1(S)6(R)7−オキサビシクロ
〔4・3・0〕ノナ−2−エン−8−オン0.26g
(収率79.8%)が得られる。このものはエーテル
−n−ヘキサンより再結晶を行なうと光学純度
100%とすることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、R*COは光学活性の中性α−アミノ酸か
    ら導かれるアシル基を示す) で表わされるシクロヘキセンジオールモノエステ
    ル。 2 一般式 (式中、R*COは光学活性の中性α−アミノ酸か
    ら導かれるアシル基を示す) で表わされる1(S)4(R)1−ヒドロキシ−
    2−シクロヘキセン−4−イルエステルである特
    許請求の範囲第1項記載のシクロヘキセンジオー
    ルモノエステル。 3 一般式 (式中、R*COは光学活性の中性α−アミノ酸か
    ら導かれるアシル基を示す) で表わされる1(R)4(S)1−ヒドロキシ−
    2−シクロヘキセン−4−イルエステルである特
    許請求の範囲第1項記載のシクロヘキセンジオー
    ルモノエステル。 4 シス−2−シクロヘキセン−1・4−ジオー
    ルに一般式 R*−COOH (式中、R*−COOHは光学活性の中性α−アミ
    ノ酸を示す) で表わされるカルボン酸またはその反応性誘導体
    を反応せしめることを特徴とする一般式 (式中、R*COは光学活性の中性α−アミノ酸か
    ら導かれるアシル基を示す) で表わされるシクロヘキセンジオールモノエステ
    ルの製造法。 5 シス−2−シクロヘキセン−1・4−ジオー
    ルに一般式 R*−COOH (式中、R*−COOHは光学活性の中性α−アミ
    ノ酸を示す) で表わされるカルボン酸またはその反応性誘導体
    を反応せしめ、次いでこの成績体を2種のジアス
    テレオマーに分割することを特徴とする一般式 【式】および【式】 (式中、R*COは光学活性の中性α−アミノ酸か
    ら導かれるアシル基を示す) で表わされる1(S)4(R)1−ヒドロキシ−
    2−シクロヘキセン−4−イルエステルおよび1
    (R)4(S)1−ヒドロキシ−2−シクロヘキ
    セン−4−イルエステルの製造法。 6 ジアステレオマーの分割方法が分別結晶法ま
    たはクロマトグラフイー法である特許請求の範囲
    第5項記載の方法。 7 シス−2−シクロヘキセン−1・4−ジオー
    ルの1個の水酸基を保護し、次いでこれに一般式 R*−COOH (式中、R*−COOHは光学活性の中性α−アミ
    ノ酸を示す) で表わされるカルボン酸またはその反応性誘導体
    を反応させ、更に該保護基を酸処理によつて除去
    することを特徴とする一般式 (式中、R*COは光学活性のアシル基を示す) で表わされるシクロヘキセンジオールモノエステ
    ルの製造法。 8 水酸基の保護基が、テトラヒドロピラニル基
    である特許請求の範囲第7項記載のシクロヘキセ
    ンジオールモノエステルの製造法。 9 シス−2−シクロヘキセン−1・4−ジオー
    ルの1個の水酸基を保護し、次いでこれに一般式 R*−COOH (式中、R*−COOHは光学活性の中性α−アミ
    ノ酸を示す) で表わされるカルボン酸またはその反応性誘導体
    を反応せしめ、更に該保護基を酸処理によつて除
    去し、この成績体を2種のジアステレオマーに分
    割することを特徴とする一般式 【式】および【式】 (式中、R*COは光学活性の中性α−アミノ酸か
    ら導かれるアシル基を示す) で表わされる1(S)4(R)1−ヒドロキシ−
    2−シクロヘキセン−4−イルエステルおよび1
    (R)4(S)1−ヒドロキシ−2−シクロヘキ
    セン−4−イルエステルの製造法。 10 水酸基の保護基がテトラヒドロピラニル基
    である特許請求の範囲第9項記載の方法。 11 ジアステレオマーの分割方法が分別結晶
    法、またはクロマトグラフイー法である特許請求
    の範囲第9項記載の方法。
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