JPS62251194A

JPS62251194A - Ｉｃカ−ド

Info

Publication number: JPS62251194A
Application number: JP61095415A
Authority: JP
Inventors: 明典本宮
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1986-04-24
Filing date: 1986-04-24
Publication date: 1987-10-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明はＩＣカードに係り、特に内部電源として化学電
池と太陽電池の両方を設けたＩＣカードに関する。

（従来の技術）熱可塑性樹脂シートのようなカード状基体中にＣＰＵ　
（マイクロプロセッサ）、メモリ等のＩＣを内蔵したＩ
Ｃカードは、演棹処理機能を持つことと記憶容量の大き
さとから、キャッシュカードをはじめ様々の応用が考え
られている。また、従来からのキャッシュカード等にな
い高度の機能、例えば時計機能や計算機の機能等を持た
せたＩＣカードも検討されている。

従来提案されているＩＣカードは、例えば特開昭５９−
９０１８４号公報に記載されているように、カード状基
体の表面に外部装置との接続のための接点端子を持ち、
この接点端子を通して信号の授受を行なうとともに、Ｉ
Ｃの動作のための電力供給を受ける構成となっている。

しかしながら、ＩＣカードが外部装置のみから電力の供
給を受けるようにすると、外部装置から取外したときに
はＩＣカードは電源を失うことになるので、時計機能や
計算機能といったカード単独での機能を果たすことはで
きない。そこで、ＩＣカード内に内部電源として化学電
池または太陽電池を設けることが考えられるが、化学電
池と太陽電池はそれぞれ一長一短がある。

ずなわち、化学電池は単位体積当りの供給電力−に限度
があるので、電池の収容スペースが制限されるＩＣカー
ドにおいては、長時間にわたりＩＣカードの機能を維持
することは極めて難しい。

太陽電池は供給電力量という点では化学電池に比べ有利
であるが、暗所では当然のことながら電力供給はできな
いので、時計機能のような常時電力供給を受ける必要の
ある機能を持たせることは不可能である。

（発明が解決しようとする問題点）このように従来の技術では、ＩＣカードの内部電源とし
て化学電池を用いた場合には必要な供給電力量の確保が
難しく、また太陽電池を用いた場合には常時電力供給の
必要な機能を持たせることができないという問題があっ
た。

本発明はこのような問題点を解決する−ためになされた
もので、ＩＣカード単独で発揮される特定の機能を、外
部装置からの電力供給を受けることなく長時間にわたり
維持することができ、また時計機能のような常時電力供
給が必要な機能をも持たせることができるＩＣカードを
提供することを目的とする。

［発明の構成コ（問題点を解決するための手段）本発明は上記の目的を達成するため、ＩＣカードの内部
電源として化学電池および太陽電池の両方を設けるとと
もに、ＩＣカードに内蔵されるＩＣを常時電力供給を受
ける必要のある第１の回路群と、それ以外の第２の回路
群とに分け、化学電池の出力電力は第１の回路群にのみ
供給し、太陽電池の出力電力は主として第２の回路群に
供給するようにしたことを特徴とする。

（作用）ＩＣのうち電力供給を停止してはならない第１の回路群
は、ＩＣカードが外部装置から取外され、かつ暗所に置
かれた状態においても、化学電池から電力供給を受ける
ことによってその機能を維持する。第２の回路群はＩＣ
カードが外部装置から取外された状態においても、化学
電池からの電力供給は受けず、供給電力量に比較的余裕
のある太陽電池のみから電力供給を受ける。化学電池は
ＩＣのうちの一部の回路のみの電源として専ら使用され
ることにより、ＩＣカードのような電池収容スペースの
制限のある条件下でも、長時間にわたり電力供給を行な
うことができる。

（実施例）第１図は本発明の一実施例に係るＩＣカードにおける電
源系統の結線を示す図であり、第２図はその外観図であ
る。第２図に示すように、カード状基体１の内部に複数
（図の例では７個）のＩＣチップ２が埋め込まれ、また
基体１の表面の所定位置に外部装置との接続のための複
数の接点端子３が設けられている。カード状基体１には
さらにＩＣカードを外部装置から取外した状態で直接デ
ータを入力するためのキーボード４およびデータ出力を
表示する液晶表示器５が設けられ、また内部電源として
の化学電池６および太陽電池７が設けられている。なお
、この実施例では化学電池６として二次電池を用いるも
のとする。また、第２図の各部は図示していない配線パ
ターンにより適宜接続されていることは言うまでもない
。

第１図において、外部電源接続端子１１．１２は第２図
における接点端子３の一部であり、ＩＣカードが外部装
置に接続されたときに外部電源からの電力供給を受ける
ための端子である。外部電源の電圧は例えば５Ｖである
。第１図における・ＩＣチップ２は、外部装置とＩＣカ
ードと間のデータ信号の授受を行なうための入出力イン
ターフェース１３．演算機能とＩＣカード内の他の機能
回路を制御する機能を持つＣＰＬ１１４．情報蓄積のだ
めのメモリ１５．キーボード４を走査するためのエンコ
ーダ１６．液晶表示器５を駆動するための表示ドライバ
１７．揮発性メモリ１８および時計回路１９にそれぞれ
相当する。時計回路１９には水晶振動子２０が接続され
ている。この例では便宜上これらの機能回路１３〜１９
を別々のＩＣチップに分けて構成しているが、２以上の
機能回路を同じＩＣチップにまとめて構成してもよい。

例えばＣＰＵ１４とメモリ１５を同じチップ内に設けて
もよい。

また、第１の回路群に属する機能回路と、第２の回路群
に属する機能回路を同じＩＣチップ内にまとめ、電源配
線を該チップ上に２系統設けて構成してもよい。例えば
ＣＰｔＪ１４と時計回路１９を同じＩＣチップ内に設け
てもよい。

機能回路１３〜１９のうち、入出力インターフェース１
３はＩＣカードを外部装置に接続したときにのみ動作す
ればよいものであるため、外部電源接続端子１１．１２
に直接接続されている。

ＩＣカードを外部装置に接続しない状態においても電力
供給を受ける必要のある機能回路は、入出力インターフ
ェース１３を除く全てであり、これらのうち第２の回路
群に属するＣＰＬ１１４．メモリ１５．エンコーダ１６
および表示ドライバ１７等はダイオード２１を介して外
部電源接続端子１１．１２間に接続されるとともに、ダ
イオード２２を介して太陽電池７に接続されている。な
お、太陽電池７の起電力は例えば通常の使用条件下では
４■〜４．５Ｖ程度であり、ＣＰｔＪ１４．メモリ１５
．エンコーダ１６および表示ドライバ１７は、４Ｖ程度
の電源電圧で十分に動作できるものとする。

一方、ＩＣカードを外部装置に接続しない状態において
電力供給を受ける必要のある機能回路の中でも、特に常
時連続して電力供給を受けないと機能を維持できない第
１の回路群に属する揮発性メモリ１８および時計回路１
９は、ダイオード２４を介して化学電池６に接続されて
いる。化学電池６は本実施例では二次電池であり、その
充電のためにダイオード２４と並列に設けられた抵抗２
５およびダイオード２３を介して、ダイオード２１と２
２との接続点に接続されている。なお、この化学電池６
は例えばＮｌＣｄ蓄電池を３段直列接続して３．６Ｖの
起電力を持つものとし、この化学電池６から電力供給を
受ける揮発性メモリ１８および時計回路１９は、例えば
３Ｖ程度の電源電圧で十分に動作できるものとする。

上記構成において、ＩＣカードが外部装置に接続された
ときには、全ての機能回路１３〜１９に外部電源からの
電力が供給される。この場合、外部電源の電圧と化学電
池６および太陽電池７の起電力との関係を上述のごとく
選んでおけば、ダイオード２２．２４は逆バイアス状態
となるため、太陽電池７および化学電池６の起電力はほ
とんど消費されない。また、二次電池である化学電池６
はダイオード２１．２３および抵抗２５を介して外部電
源から電力供給を受けることにより充電される。

ＩＣカードが外部装置から取外され、かつ明所にあると
きには、入出力インターフェース１３を一〇− 除く全ての機能回路１４〜１９に太陽電池７からの電力
が供給される。この場合、化学電池６と太陽電池７の起
電力の関係を上述のごとく選んでおけば、ダイオード２
４は逆バイアス状態であるため、化学電池６の起電力は
ほとんど消費されず、また太陽電池７からダイオード２
２．２３および抵抗２５を介して化学電池６に電力が供
給されることにより、化学電池６の充電がなされる。

次に、ＩＣカードが外部装置から取外され、しかも暗所
に保管されているときには、揮発性メモリ１８および時
計回路１９のみが化学電池６から電力の供給を受ける。

従って、揮発性メモリ１８の内容が保存され、時計回路
１９の動作も維持される。

なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではな
く、例えば化学電池６としては一次電池を使用してもよ
い。その場合には勿論、外部電源あるいは太陽電池７か
ら化学電池への充電経路は不要となる。また、太陽電池
７の起電力を入出力インターフェース１３を除く全ての
機能回路１４〜１９の電源として使用したが、揮発性メ
モリ１８および時計回路１９の電源としては使用しない
ようにしてもよい。その他、本発明は要旨を逸脱しない
範囲で種々変形して実施することが可能である。

［発明の効果］本発明によれば、ＩＣのうち電力供給を停止してはなら
ない第１の回路群に対しては、ＩＣカードが外部装置か
ら取外され、かつ暗所に置かれた状態においては化学電
池から電力を供給することによって、その機能を維持さ
せることができる。

また、第２の回路群に対してはＩＣカードが外部装置か
ら取外された状態においては太陽電池のみから電力を供
給することにより、化学電池の起電力の消費を抑えるこ
とができるので、化学電池の寿命を長くとることが可能
となり、電池交換や充電を行なわなくとも長時間にわた
り動作させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るＩＣカードの電源系統
に関する結線図、第２図は同実施例のＩＣカードの外観
図である。１・・・カード状基体、２・・・Ｉｃチップ、３・・・
接点端子、４・・・キーボード、５・・・液晶表示器、
６・・・化学電池、７・・・太陽電池、１１．１２・・
・外部電源接続端子、１３・・・入出力インターフェー
ス、１４・・・ＣＰＵ、１５・・・メモリ、１６・・・
エンコーダ、１７・・・表示ドライバ、１８・・・揮発
性メモリ、１９・・・時計回路、２０・・・水晶振動子
、２１〜２４・・・ダイオード、２５・・・抵抗。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）カード状基体中にＩＣを設けたＩＣカードにおい
て、内部電源として化学電池と太陽電池を設け、化学電
池の出力電力を前記ＩＣのうち常時電力供給を受ける必
要のある第１の回路群にのみ供給し、太陽電池の出力電
力を前記ＩＣのうち第１の回路群を除いた第２の回路群
に少なくとも供給する構成としたことを特徴とするＩＣ
カード。
（２）前記化学電池は一次電池であることを特徴とする
特許請求の範囲第１項記載のＩＣカード。
（３）前記化学電池は二次電池であり、該ＩＣカードが
明所にあるときに前記太陽電池の起電力により充電され
ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のＩＣカ
ード。
（４）前記化学電池は二次電池であり、該ＩＣカードが
外部装置と接続されたとき外部装置から電力供給を受け
て充電されることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
載のＩＣカード。