JPS62249691A - ミシンのルーパー糸切断端部の落脱巻付防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は縫製中の二重環縫ミシン等の、ルーパー糸繰カ
ムの周辺にある間隙内に、不測に住じたルーパー糸切断
端部が落脱巻き付を生じ、これを正常状態に調整するた
めにミシンを休止し、多大の時間と労力を要するのを防
止し、この種ミシンの労力の解消と能率の向上とを計ろ
うとするものである。

「従来の技術」 従来、二重環縫ミシン等においては、１枚カム、２枚カ
ム、及び天秤方式等が開示されるところであり、一般的
には１枚カム、２枚カム等の方式が多く採用されるとこ
ろであり、この場合ルーパー糸繰カムの外側面に間隙を
介在し、カムの回転に支障なくするのが普通である。と
ころが針先端の熱その他の要因でルーパー糸がルーパー
先端付近で不測に切断することがあるものである。斯く
糸切れを生じた場合、該ルーパー糸の切断端部はルーパ
ー糸繰カムの回転により、ルーパー糸繰りカムと糸道取
付板の左右の間隙より落ち込み、該糸繰りカムに巻き付
きカムの作用に支障を来たすから、この糸を取り除くた
めに縫製作業を中断して糸を取り除き再度縫製に適する
状態と労力を要したものである。

「発明が解決しようとする問題点」 ミシン縫製中不測にルーパー糸が切断した場合、糸繰り
カムと糸道取付板の左右の間隙より糸の切断端部が落ち
込み、糸繰りカムに巻付く等の支障をなくするのが本発
明の目的である。

「問題を解決するための手段」 この目的を達成させるために本発明では次のような構成
としている。

すなわち、前記カム両側面の間隙をカムの回転に支障の
ない状態において閉塞し、糸の切断端が該間隙に落ち込
んでカムに巻き付いたりするスペースをなくするもので
ある。

「実施例並びにその作用」 本発明をその実施の一例を示した添付図面について詳説
する。

ｌは下軸で、ミシンのフレームに挿嵌されており、公知
の駆動作用を行うものである。２は糸道取付板で、ルー
パー糸繰り調節器台７に２本の止ネジ５，５で取付けら
れ縫製中は前傾している。３は糸繰り量調節糸道で、ル
ーパー糸繰りカム６に対称的で前後に調節出来る長穴１
３を存し、前方に寄せるほど糸繰り量が大となるもので
ある。４は糸繰り制限板で、ルーパー糸繰りカム６の周
縁に跨った糸が下方に巻き込まれないためのストッパー
の役目をする。５は糸道取付板２をルーパー糸繰り調節
器台７に取付けるための止めネジであり、６はルーパー
糸繰りカムで、２枚のカム６の間に制限板４を配置し、
２個の止めネジ１２で下軸１に固着される。

７はルーパー糸繰り調節台で、ルーパー下糸繰り量調節
装置２３の基台となるもので、ミシンフレームへ取付け
られている。８は柔軟素材挿入穴で、糸道取付板２に貫
通穴として貫設される。９は柔軟素材で、糸道取付板２
に貫設され前記柔軟素材挿入穴８に、取付板２の上下面
に亘って接するように取付けられている。１０はルーパ
ー糸で、ルーパー糸繰りカム６の周縁と制限板４の上線
が交わる点が回転中前後に移動することにより、糸繰り
量が変化する。１１は下糸張力調節器で、ルーパー糸操
りカム６に跨る糸や、ルーパーに至る糸に常に適当に摩
擦を与え、糸の通過に抵抗を加える役目をする。１２は
止めネジで、糸繰り量調節糸道３を取付けるための役目
をなす、１３．１３は長穴で、糸繰り調節糸道３を前後
に調節するためのものである。１４はルーパー糸道で、
ルーパー１８にルーパー糸１ｏをｓ＜ためのもの、１５
はルーパー糸道取付ネジ、１６はガイド軸ブツシユで、
その先端にルーパ一台取付軸１７を介してルーパ一台１
９がルーパ一台締付ネジ２０で固着され、その基端にル
ーパー１８がルーパー止めネジ２１によって取付けられ
ている。２２はルーパー糸繰りカム取付ネジ、２３はル
ーパー下糸繰りＮ調節装置である。

本発明は以上のような構成で、ルーパー糸繰りカム６の
両側面は柔軟素材挿入穴８に取付けられた柔軟素材、例
えばモールのようなもので閉塞されているから、摩擦抵
抗による潜熱で不測にルーパー糸１０が切断するような
場合があっても切断糸端は脱落したり巻付いたりする間
隙がなく、核部に混乱、侵入、巻付き等のおそれがなく
縫製調子に異状を生じるおそれがなく、該個所に切断糸
端部のためミシンを停止して調整する等の時間と労力を
要しないもので、切断糸端部を容易にもとの縫製状態に
戻すことができるものである。

「発明の効果」 本発明は、前記のように糸道取付板に柔軟素材を固着し
、ルーパー糸繰りカムと糸道取付板との間に間隙をな（
し、ルーパー糸の落ち込みを防止し、ルーパー糸がルー
パー糸繰りカムに巻き付く等の支障を防止するようにし
たので、従来のようにルーパー糸が糸繰りカムに巻き付
き、績糸を取り除くため縫製作業を中断し、再度縫製可
能な状態にミシンを調節し直す等の時間と労力を解消す
ることに成功したもので、効果顕著である。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本発明実施の一例を示すもので、第１図は本
装置要部の斜視図、第２図はその側面図、第３図はその
平面図、第４図は糸道取付板に柔軟素材を固着した部分
の側面図、第５図は糸繰り制限板とルーパー糸繰りカム
の位置を示す断面図である。 １−’Ｆ軸、２−糸道取付板、３−系繰り量調節糸道、
４−系繰り制限板、５−止ネジ、６−ルーパー糸繰りカ
ム、７−・−ルーパー糸繰り調節器台、８−柔軟素材挿
入穴、９・・−柔軟素材、１０・−・ルーパー糸、１１
−下糸張力調節器、１２・・−止ネジ、１３−・長穴、
１４−ルーパー糸道、１５−ルーパー糸道取付ネジ、１
６−ガイド軸ブツシユ、１７−・−ルーパ一台取付軸、
１８−ルーパー、１９・・−ルーパ一台、２０−・・−
ルーパ一台締付ネジ、２１−ルーパー止ネジ、２２−ル
ーパー糸繰りカム取付ネジ、２３−・ルーパー下糸繰り
量調節装置。 出願人　　ヤマトミシン製造株式会社 （ばか２名） 第１図 第４図 手続補正書 昭和６１年７月２日 １、事件の表示　　昭和６１年特許願第９４０１３号２
、発明の名称　　ミシン糸切断端部の落脱巻付防止方法
並びにその装置 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 住　所　　大阪市北区西天満４丁目４番！２号名　称　
　　　ヤマトミシン製造株式会社取締役社長　　　吉　
岡　敏　夫 第１図〜第３図 ８、補正の内容 （１）特許請求の範囲を別紙の通り補正する。 （２）明細書第３頁第６行の「状態において閉塞し、」
を「状態において糸保持材をもって閉塞し、」と補正す
る。 （３）同書第４真第５行の「止めネジ１２」を「止めネ
ジ２２」と補正する。 （４）同書同頁第１Ｏ行の「９は柔軟素材で、」を「９
は糸保持材としての柔軟素材で、」と補正する。 （５）同書同真下から第７行の「制限板４の上線が」を
「制限板４の内側とが」と補正する。 （６）図面の第１図、第２図及び第３図を別紙の通り補
正する。 特許請求の範囲 １、ミシンにおゝける、ルーパー糸繰りカムの外側面の
間隙を閉塞することを特徴とするミシン糸切断端部の落
脱巻付防止方法。 １ミシンにおける、糸道取付板に柔軟素材挿入穴を穿設
し、該挿入穴に柔軟性素材を挿嵌固定することを特徴と
するミシン糸切断端部の落脱巻付防止装置。 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ミシンにおける、ルーパー糸繰りカムの外側面の間
   隙を閉塞することを特徴とするミシン糸切断端部の落脱
   巻付防止方法。 ２、ミシンにおける、糸道取付板に柔軟素材挿入穴を穿
   設し、該挿入穴に柔軟性素材を挿嵌固定することを特徴
   とするミシン糸切断端部の落脱巻付防止装置。