JPS62248087A - 郵便料金基金の支出額を計算する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は郵便料金基金の支出額を計算する装置に関する
ものである。

〔従来の技術〕

ある種の組織は大量の郵便物を定期的に差出す。

そのような組織の例としては銀行、公共事業体、保険会
社、クレジット会社等がある。それらの組織は大量の郵
便物を差出す前に予め宛先毎に分類したものをまとめる
作業を行って郵便局の手間を省くのが通例であるから、
それらの組織が差出す大量の郵便物の郵便料金は割引か
れる。それらの組織が差出す郵便物の料金を払うのには
一般に二通りのやり方がある。最も一般的なやり方は、
郵便料金計製造者から郵便当局により貸出された郵便料
金計を用い、必要な郵便料金を印字した証紙を各郵便物
に貼ることである。封筒の中にインサートを入れ、封筒
を閉じて、宛名を記入し、郵便料金証紙を貼ることがで
きるイーサータ装置が開発されている。郵便物の重量を
大急ぎで計ることができ、または全ての郵便物が同一種
類のものである場合には個々の郵便物の重量を計る必要
はなく、見本郵便物だけの重量を計る必要がある。郵便
物を処理するそれらの作業は比較的高速で行うことがで
きる。

大量の郵便物を処理する第２の方法は、許可郵便装置を
用いることである。その郵便装置においては、差出人が
郵便物に許可番号を付け、各場合に差出される郵便物の
種類および数を示す目録を作成する。

それら２種類の装置では、差出人の側で検査することを
求められる。郵便料金計の場合には、無許可で郵便料金
を使用すとする試みを示す、郵便料金計を不法に改造し
た形跡がないことを確めるために、郵便料金計の貸主、
すなわち、郵便料金計製造者が１年に２回郵便料金計を
検査することを法律により義務づけられている。許可郵
便装置の場合には、同一種類の郵便物が１度に大量に差
出されるが、許可郵便装置に附随する目録が、郵便当局
により処理された郵便物に対する郵便料金の額を正確に
計算したものであるかどうかを確認するために、郵便当
局は検査を行う。

〔発明が解決しようとする問題点〕

それら２種類の各装置には明らかにいくつかの欠点かあ
る。郵便料金計の現場検査の場合には、大量の郵便物の
差出人により使用される郵便料金計の数が多数であるた
めに、それらの郵便料金計を検査するには多額の費用が
かかる。更に、大量の郵便物を処理する郵便料金計は磨
耗が甚だしいから、比較的頻繁に取替えなければならな
い。許可郵便装置に関しては、欠点は、差出される郵便
物の数を差出人が正確に数えるようにするために、代表
的な郵便物を郵便当局が種々の差出人の住所へしばしば
送る必要があることである。このやり方は、安全ではな
い差出人の記録を用いての現場検査に頼っているために
、全面的に信頼できるというわけではない。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、現場検査なしに大量の郵便物を差出すことを
可能にする装置を提供ものである。これは、中央装置に
より郵便料金が置かれる郵便料金計に類似する安全計算
装置を有する郵便差出し装置により行われる。郵便物お
よび必要な郵便料金に関する情報を含む文言が大量の各
郵便物に附される。中央装置と郵便物差出入の間の通信
により、中央装置から差出人へ送ることができ、郵便物
差出データおよび検証データを差出人から中央装置へ送
ることが可能とされる。郵便物データおよび検証データ
は、大量の郵便物に附される郵便物文言に含まれている
データと同じものである。その装置により多数の郵便物
差出入に中央装置が与えられ、それにより郵便当局が現
場検査を行う義務から解放され、郵便料金の確認を便利
かつ安価に行うことができる、郵便当局に対する精算所
として中央装置は機能する。

本発明の別の特徴は、差出人の計算装置を識別するため
に、独特の一連番号を差出人へ与えて、その一連番号を
記憶装置に格納させることである。

本発明の更に別の特徴は、郵便料金計の安全特徴が設け
られてるとともに、郵便物に印字するために比較的安価
で、高速のプリンタを使用できることである。

他の実施例においては安全計算ユニットが他の安全計算
ユニットを有するように限定され、これら他の「スレー
ブ」システムに対する基金の供給源となる。さらに本発
明によれば、電気料金計と「スレーブ」システムは、要
求により基金の引落しと再使用貸しのための「マスター
」計算ユニットを介して互いに通信される。このシステ
ムはあらかじめ提供されたものに対するより高いレベル
の計算制御を提供する。

〔実施例〕

以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

まず第１図を参照する。大量郵便物処理システム１０が
郵便局１２と、中央装置１４および差出人装置１６とを
含む。中央装置１４はプロセッサ１８を督する。このプ
ロセッサ１８は大容量の汎用型コンピュータである。郵
便局１２と複数の中央装置１４（図には１つだけが示さ
れている）の間の通信が、電話２０のような通信装置を
有する線すなわち通信リンク１９を介して行なわれる。

プロセッサ１８に大容量のメモリ２２とレジスタ設定装
置２３が接続される。メモリ２２には大量のデータを格
納できる。レジスタ設定装置２３は郵便料金計を遠隔で
リセットする際に必要とされる種類の暗号化ソフトウェ
アを含む。郵便料金計を遠隔リセットする装置は良く知
られており、たとえば米国特許第３．７９２．４４６号
、第４，０９７，９２３号および 第４，４４７．８９０号の各明細書を参照されたい。

差出人装置１６は安全装置２５を含む。この安全装置の
ことを「サーバー」と呼ぶことにする。

サーバー２５は中央装置１４から差出人へ供給され、差
出人プロセッサ２４を含む。この差出人プロセッサは、
米国力リホルニア州すンタ・クララ（Ｓａｎｔａ　Ｃ１
ａｒａ）所在のインテル・コーポレーション（Ｉｎｔｅ
ｌ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ）から入手できるインテル
８０８５プロセツサのような、はるかに小容量のプロセ
ッサを用いることができる。メモリ２６はなるべく不揮
発性メモリ（ＮＶＭ）とする。差出人プロセッサ２４は
線すなわち通信リンク２８を介して中央装置プロセッサ
１８へ接続される。プロセッサ１８と２４の間で選択的
に通信を行なうために、電話３０その他の通信装置を通
信リンク２８に設けることができる。プロセッサ２４に
はＲＡＭ３２と、ＲＯＭ３４と、暗号器３５およびクロ
ック３６も接続される。入力／プロセッサ３８が差出人
プロセッサ２４へ接続され、それにより、郵便物を処理
するために必要なデータを与えるために、データを手動
で、またはディスクやテープのような媒体を介して差出
人プロセッサ２４へ与えることができる。入力／プロセ
ッサ３８は、キーボードおよび表示装置を肴するパーソ
ナルコンピュータであればどのようなものでも使用でき
、たとえばアイビーエム（ＩＢＭ）のＸＴパーソナルコ
ンピュータを使用できる。

高速インサータ３９がサーバー２５と交信し、インサー
トを封筒の中に挿入する、封筒を封じる、郵便物の向き
をそろえる、郵便物を郵便料金計またはプリンタへ送る
、というような、郵便物の処理に含まれる物理的作業を
行なう。インサートという用語は請求書、広告物、通知
状等の封筒の中に入れることができる寸法の書面を含む
ものである。この種の高速インサータは、たとえば米国
コネチカット州スタムフォード（Ｓｔａ■ｆｏｒｄ）所
在のピットニー・ボウズ社（Ｐｌｔｎｅｙ　Ｂｏｖｅｓ
　Ｉｎｃ、）からＮｏ、３１００インサータとして容易
に入手できる。

第１のプリンタ４０がサーバー２５の差出人プロセッサ
２４および入力／プロセッサ３８と交信し、かつインサ
ータ３９から受けたインサートを含む封筒のような郵便
物４２に印字できる。この第１のプリンタ４０は差出人
が設置するプリンタであって、差出人プロセッサ２４ま
たは入力／プロセッサ３８により制御できる安全でない
高速プリンタである。文言紙４６その他の紙に印字する
ために第２のプリンタ４２が設けられる。この第２のプ
リンタ４２は中央装置１４により与えられる安全プリン
タである。この安全という用語は、許可を受けた人を除
き、内部に接近することができない郵便料金計と同様に
製作された装置を意味する。そのような郵便料金計の一
例が、前記ビットニー・ボウズ社から人手できる６５０
０型郵便料金計である。第２のプリンタ４４は安全でな
いプリンタとすることができることは明らかであるが、
そうすると、郵便料金の支払いを検証するのに大きい危
険を伴うことが明らかである。内訳と請求の差引き勘定
を通じて、その文言紙４６は「パスポート」と呼ばれる
。パスポート４６の詳細については、後で第２図を参照
して説明する。

ただ１つの差出人装置１６を示し、かつ説明するが、た
とえば多重化により１つの中央装置１４により多数の差
出人装置を制御できることがわかるであろう。中央装置
１４は郵便料金計製造者またはその他の勘定できる組織
の装置とすることができる。

次に動作を説明する。差出人装置１６における大全の郵
便物の差出人に、中央装置１４により識別番号が与えら
れる。その識別番号はサーバー２５のメモリ２６に入れ
られる。この識別番号は各サーバー２５に対して独特か
つ永久的なものであって、差出人はメモリ２６のうちそ
の識別番号を格納している部分に接近することはできな
い。

この特徴は郵便料金計にも適用できることがわかるであ
ろう。メモリ２６に識別番号を格納することにより、郵
便料金計またはサーバー２５に銘板を取付ける必要がな
くなる。サーバー２５は郵便料金計の有する特徴の多く
、すなわち、安全性、降下レジスタ等を有するが、ある
種の要素は無い。

最も明らかな無い要素はプリンタである。それの利点に
ついては明細書全体を通じて述べる。使用しない別の要
素は上昇レジスタである。郵便料金計においては郵便料
金計製造者の保守技術者によってのみ上昇レジスタに接
近でき、郵便料金計の不法改造が行なわれたか否かを判
定するためにその上昇レジスタを使用できる。以下の説
明かられかるであろうように、サーバー２５における上
昇レジスタの必要性が避けられる。識別番号の付与に続
いて、メモリ２６に差出人が与えることを望む郵便料金
の額を中央装置１４へ指示するために、差出人は電話３
０を介して中央装置１４と通信する。電話３０の押しボ
タンを押して設定装置２３をアドレスできるようにする
アクセスコードが差出人へ割当てられる。アクセスコー
ドを割当てられた差出人は中央装置１４へそのアクセス
フードと識別番号および郵便料金の請求額を送る。設定
装置２３は郵便料金の額をメモリ２６に格納し、または
メモリ２６内の郵便料金を増額する。メモリ２６は降下
レジスタを含む。この降下レジスタは選択された郵便料
金の額を中央装置１４により入れられる。差出人装置１
６が郵便物を処理するにつれて、降下レジスタ内の郵便
料金の額が郵便物を差出すために必要な郵便料金に従っ
て減少させられる。降下レジスタのようなレジスタにデ
ータを入れるための装置は良く知られており、たとえば
米国特許第３．７９２．４４６号、第４，０９４，９２
３号および 第４，４４７，８９０号の各明細書を参照されたい。

サーバー２５はＲＯＭ３４とＲＡＭ３２と、クロック３
６と、暗号器３５を有する。ＲＯＭ３４は、アドレス信
号を書式化する情報を含み、かつサーバー２５の機能を
制御する一連のプログラムを格納する。ＲＡＭ３２は実
時間データを保持して、その実時間データを供給する。

クロック３６は時刻および日付を与える。暗号器３５は
降下レジスタの設定機能のために必要なコードを格納す
る。暗号器３５としては、米国商務省国立標準局により
１９７７年１月１５日に出版されたＦＩＰＳＰ４Ｂ　４
８に記載されているデータ・エンクリブションースタン
ダーズ（Ｄａｔａ　Ｅｎｃｒｙｐｔｉｏｎ　５ｔａｎｄ
ａｒｄｓ）を用いる装置を含めて、いくつかの暗号化装
置のいずれも使用できる。

プリンタ４０はインクジェットプリンタ、レーザプリン
タまたは各種のドツトマトリックスプリンタのような安
全でない、安価な高速プリンタであって、名宛人または
差出人の住所を入力／プロセッサ３８の指令の下に郵便
物の表面に印字する。

また、プロセッサ２４から指令を与えられた時に、他の
情報をプリンタ４０により各郵便物４６に印字できる。

その情報には取扱い番号（ｔｒａｎｓａｃｔｌ−ｏｎ　
ｎｕｍｂｅｒ）（Ｔ、Ａ、Ｎｏ、）　、特定の１群の郵
便物の流れ（ｒｕｎ）、差出しの日時、郵便物の種別お
よびバッチ番号が含まれる。取扱い番号は、郵便料金が
サーバー２５へ加えられるたびに中央装置により差出人
装置へ割当てられる番号であって、メモリ２６に格納さ
れる。その取扱い番号は、差出される１群またはそれ以
上の郵便物群に対して同じであり、メモリ２６に郵便料
金の額が再び格納されるまで同じである。郵便料金の額
が再び格納された時には、新しい取扱い番号が割当てら
れ、先の取扱い番号の代りにメモリ２６に格納される。

各再格納の時に取扱い番号を変更することにより郵便料
金を検証するための要素が設けられる。群番号は入力／
プロセッサ２８を用いて差出人により割当てられる番号
であって、その群番号により与えられた郵便物群は、す
なわち、特定の種別の郵便物がその差出人に割当てられ
た番号により識別される。また、群のサブセットである
ラン番号を、群の識別された特定セグメントへ与えるこ
とができる。

郵便物群を差出す差出人は郵便物および検証情報を入力
／プロセッサ３８を介して差出人プロセッサ２４へ与え
る。その差出人プロセッサ２４はその情報の少なくとも
一部をインサータ３９へ送る。その情報には処理すべき
郵便物の数と、各封筒の中に入れる挿入紙の数が含まれ
る。差出の日時が、クロック３６を無視して入力／プロ
セッサ３８を用いてプリンタ４０へ供給できる。そのク
ロック３６を無視することは、後で出す郵便物を処理し
ている時に有用である。それから、適切な郵便料金、差
出し日時、取扱い番号および宛名を特定のランのために
郵便物４２に印字することを差出人プロセッサ２４がプ
リンタ４０に指令する。

そのランに、差出す特定の郵便物に関連する番号が付け
られる。その番号はそのランの郵便物４２に印字される
。各郵便物にプリンタが適切な情報を印字すると、郵便
物の数および必要な郵便料金の額が差出人プロセッサ２
４により決定される。

郵便物群が終ると、第２のプリンタ４４がパスポート４
６に許可情報を印字する。

次に第２図を参照する。この図には、１群の郵便物を差
出すために必要な合計の郵便料金と、取扱い番号（Ｔ、
Ａ、Ｎｏ、）と、その郵便物群中の郵便物カウントと、
その合計郵便料金額を差し引いた後の降下レジスタの内
容（Ｒｃｇ、Ａｍ、）と、差出し日時と、郵便物群番号
と、ＲＵＮ　　Ｎｏ、　　（オプション）とが印字され
た後のパスポート４６が示されている。また、メモリ２
６に格納されているサーバ一番号、すなわち、識別番号
と、差出人名と、希望する任意の図形とを印字すること
もできる。

パスポート４６上のそれらの情報は多くの目的のために
使用できる。まず、降下レジスタの内容がメモリ２６の
降下レジスタに格納されている郵便料金の額の物理的な
記録として機能する。その内容がパスポート４６の右上
に印字される。その内容は、全ての郵便料金の入力が、
差出す郵便物群に対して行なわれた後の内容である。各
郵便物群の処理の後でそのレジスタ内容をパスポート４
６に印字することにより、メモリ２６に格納されている
郵便料金の額の永久記録が保持される。このようにして
、サーバー２５が破壊されたり、メモリ２６の格納され
ている内容が失なわれたとしても、最初に購入して格納
した郵便料金の額から残っている郵便料金の額を確かめ
るための手段を差出人は依然として有する。取扱い番号
は、識別番号またはサーバ一番号と同様に許可の点検を
行なう。サーバーの各再格納により取扱い番号を変更す
ることにより、より多額の郵便料金が許可されているも
のより多い取扱い番号を伴っているかどうかを容易に判
定できる。また、パスポート４６にはそのパスポート４
６に印字した日時と、郵便物カウンタ、すなわち、特定
の郵便物群中の差出される郵便物の数と、郵便物の種別
とも印字される。パスポート４６に印字されると、その
郵便物群に必要な合計郵便料金額がメモリ２６の降下レ
ジスタに格納されている郵便料金額から差し引かれる。

メモリ２２と通信するプロセッサ１８を介して記録が保
持されるように、各郵便物群が処理された後で、パスポ
ート４６に印字された情報が通信リンク２８を介して中
央装置１４へ自動的に送られる。メモリ２２はサーバー
２５の降下レジスタに対応する上昇レジスタを有する。

知られているように、上昇レジスタはそれに与えられた
データを長期間にわたって累積するレジスタである。希
望によっては、メモリ２２は降下レジスタを有すること
ができる。その降下レジスタは、動作の進行中に、メモ
リ２６の降下レジスタの内容をそのまま含む。サーバー
の値に対応し、かつメモリ２２に格納されている郵便料
金の額を有することにより、パスポート４６に記載され
ている情報と、差出人により支払われた郵便料金の額が
一致することを確認するための点検が常に行なわれる。

更に詳しく言えば、差出人装置に付与された郵便料金の
総額を示すメモリ２２に格納され、上昇レジスタに格納
された郵便料金の額が差出人が使用できる郵便料金の額
を超えたとすると、使用できる郵便料金の額が不足する
ことを差出人装置は知らされる。一群の郵便物が郵便局
に差出される時は、その郵便物群のためのパスポート４
６が添附される。その情報が真正なものであることにつ
いての疑問が郵便局において持たれた時は、その郵便局
は中央装置１４に間合わせ、パスポート４６に含まれて
いる情報を検証するための情報を中央装置１４から通信
リンク１９を介して受ける。その情報が正しければ、郵
便局はその郵便物が許可されているものである、すなわ
ち、その郵便物の郵便料金が支払われていることを知る
。一方、何らかの差違があれば、詐欺行為を正すため、
またはその差違を正すための行為を行なうことができる
。

郵便料金計の使用者が通常行なうように、差出人装置１
６は全ての郵便物を割当てられた郵便局へ差出す。

次に第３図を参照する。この図には本発明の装置１０に
より作成された封筒４２が示されている。

封筒４２の左上隅に差出人の住所および名が記載され、
右上隅にはブロック４３が予め印刷されており、そのブ
ロックの中に郵便物の種別が印刷されて、差出人の識別
番号またはサーバ一番号を示す。その情報は郵便物の処
理の前に予め印刷しておくこともできる。そのような先
行印刷は、差出人装置１６の他の装置を介在させること
なしに、入力／プロセッサ３８とプリンタ４４の直接通
信により行なうことができる。

郵便物群の処理においては、宛名欄の最初の３行に受取
人の名、住所および郵便番号が最初に印字され、４行目
、すなわち、郵便料金槽がプロセッサにより供給される
情報を用いて印字される。

その郵便料金槽には郵便料金０，２２ドルと、日付であ
る１９８５年１０月１８日と、取扱い番号Ｃ２ｊ２７４
３７５Ｂとが含まれる。その郵便料金槽には、その郵便
物が処理された時刻のような他の情報も希望により含ま
せることができる。郵便料全行を英数字で印字している
様子を第３図に示しいるが、バーコードで印字すること
もでき、希望によってはバーコードの宛名を封筒に印字
することができる。また、予め印刷されているブロック
４３内に含まれる情報を、他の情報とともに宛名欄に印
字して、そのプロセッサ４３を無くすこともできる。

第３図には、封筒４２に郵便料金と宛名情報を印字して
示したが、窓をあけた封筒を使用することもできる。窓
付き封筒の場合には、プリンタ４０で封筒４２の表面に
印字する代りに、挿入紙に必要事項を前記のようにして
印字し、その挿入紙を封筒の窓から見えるようにして封
筒の中に挿入することもできる。あるいは、ラベルに郵
便料金と宛名を印字し、そのラベルを封筒４２に貼付す
ることもできる。

以上説明したように、あらゆる郵便物に無料郵送の印を
付することなしに、大量の郵便物を差出すことができる
ようにする方法について説明した。

また、許可されていない郵便物が送られることを検証す
るために、差出人袋ｆｉｆ１６において現場検査を必要
とする問題を郵便当局は免れることができる。郵便料金
と、取扱い番号と、郵便物カウントと、格納されている
郵便料金の額とを相関させることにより、暗号化の必要
なしに検証を行なうことができる。中央装置１４は郵便
業務を表すバンクとして多かれ少なかれ機能し、そのた
めの基金を取扱い、かつ検証のための記録を保持する。

サーバー２５に格納された基金すなわち郵便料金の額は
前納でき、または中央装置１４により差出人に信用供与
の形で与えることができる。中央装置１４は、サーバー
内に置かれている郵便料金の額に対して、郵便業務のた
めに勘定できる。中央装置１４は郵便料金計またはサー
バー２５の製造者またはその他の信用できる適当な組織
とすることができる。

本発明の別の利点は、大量の郵便物に印字するプリンタ
４０が、郵便料金計の場合とは異なり、安全部材の一部
ではないことである。そのために、全体を交換するとい
う出費または不便をこうむることなしにプリンタを交換
できる。以上説明した２台のプリンタ４０．４４の代り
に１台のプリンタを使用できることがわかるであろう。

しかし、好適な実施例は上記の理由により２台のプリン
タを使用するようになっている。

第７図は本発明による基金管理を組込んだ装置のブロッ
ク図である。この実施例においては、入力プロセッサ４
８が線２８を介して中央装置と通信するように置かれる
。その入力プロセッサ４８もアイビーエム（ＩＢＭ）の
ＡＴパーソナルコンデンサで構成できる。線２８には電
話機３０を含ませることができる。その入力プロセッサ
はサーバ５０に接続される。このサーバは、後で述べる
理由から、「マスク」サーバとして示されている。

ここで説明している実施例においては、マスタサーバ５
０は、手出しをされないようになっている安全環境にお
いて郵便料金を計算するための安全計算盤で構成できる
。サーバのその他の機能は入力プロセッサ４８にソフト
ウェアで含ませることができる。適当な計算回路がたと
えば米国特許第３．９７８，４５７号明細書に示されて
いる。入力プロセッサ４８は、米国特許 第４，３０１，５０７号明細書に記載されているインタ
ーフェイスおよびプロトコルを用いて安全計算盤と通信
する。

安全プリンタではないプリンタ５２が入力プロセッサ４
８へ接続され、前記したようにバスポートを印字するた
め、および希望に応じて報告またはジャーナル印字のた
めに用いられる。

入力プロセッサ４８は「スレーブ」サーバ２５Ａのプロ
セッサ２４Ａと通信する。郵便物の処理に対する「スレ
ーブ」サーバ２５Ａの動作は、第１図を参照して先に述
べたことと全く同じであるから、ここでは説明は省く。

しかし、サーバ２５Ａにおいて利用できる郵便料金基金
に関しては、前記した中央装置１４との直接通信の代り
に、ここで説明している実施例は、中央装置１４から「
スレーブ」サーバ２５Ａへ郵便料金基金を通信する必要
なしに、「スレーブ」サーバ２５Ａとマスクサーバ５０
の間の郵便料金基金の転送を可能にするものである。

入力プロセッサ４８は、それぞれのインサータに関連す
る他の「スレーブ」サーバ（図示せず）へ希望により通
信するために接続できることがわかるであろう。また、
「スレーブ」サーバは、「マスク」サーバに関して先に
説明したように入力プロセッサと通信する安全計算盤と
することができることもわかるであろう。

電子郵便料金計５６および重量計とインターフェイスす
る計算装置５４も入力プロセッサ４８へ接続される。重
量計５８は希望により設けることができる。計算装置５
４は、ピットニイφバウス（Ｐｉｔｎｏｙ　Ｂｏｖｏｓ
）により販売されているＡ３００計算装置に類似の諸特
徴を適当に含む。そのような計算装置が、たとえば１９
８５年１２月２６日出願のＭａｌ　１ｏｚｚｉなどによ
る「印刷中のデータ保持手段を存する郵便料金計により
消費される郵便料金計算システム」という名称の米国特
許出願筒８１３，４５８号明細書に記載されている。そ
の米国特許出願は本願出願人に譲渡されている。

そのような計算装置はデータ入力装置と、表示装置およ
びプログラムデータと計算記録を格納するための記憶装
置を通常含む。記憶装置は記録を格納するための不揮発
性記憶装置と、電子郵便料余計に対するインターフェイ
スと、プロセッサとを更に含む。そのプロセッサは、デ
ータ入力装置と記憶装置およびインターフェイスに接続
されるＣＰＵを含む。希望により、前記したようにｆｆ
ｌ計へのインターフェイスも設けることができる。

通信は米国特許第４，２０１，５０７号明細書に記載さ
れているインターフェイスおよびプロトコルをなるべく
用いて行うようにする。

プロセッサはプログラムデータに従った郵便情報の入力
に応答して、信号をインターフェイスを介して送って電
子郵便料金計をセットし、それから支出された郵便料金
を示す信号に応答する。その信号は電子郵便料金計から
インターフェイスを介して送り返えされ、郵便料金情報
により指定されている計算番号に対応する計算記録を更
新する。

計算記録は補助プリンタ（図示せず）によりもちろん印
字でき、あるいはプリンタ５２により印字するために入
力プロセッサ４８へ送ることもできる。

入力プロセッサ４８はジョブに関連する情報および郵便
料金を中央点に集めるようにも機能する。

その情報は各サーバから、またはインサータに関連する
入力プロセッサから、および計算装置５４から集めるこ
とができる。

第８図は第７図に示されているマスタサーバ５０とスレ
ーブサーバ２５Ａとの間、または電子郵便料金計５６の
間で郵便料金基金を転送させるためのルーチンを示す。

郵便料金基金の転送は、郵便料金基金転送要求に対する
呼出しにより開始される （ブロック１１０）。このルーチンは、スレーブサーバ
および電子郵便料金計への郵便料金基金のダウンローデ
ィングと、マスタサーバへの郵便料金基金のアップロー
ディングの両方をカバーするものであることを理解され
た。

郵便料金基金の転送は、スレーブサーバ２５Ａまたはス
レーブ入力プロセッサ３８Ａからの手動入力により、あ
るいは計算装置からの手動入力により開始される（ブロ
ック１２０）。また、郵便料金基金の転送は入力プロセ
ッサ４８からの指令により開始させることもてきる（プ
ロ・ツク１３０）。後で述べるように、郵便料金基金の
転送は自動的に開始させることもできる。

郵便料金基金の転送を安全なやり方で取扱うために適当
なルーチンが、たとえば米国特許第４，０９７，９２３
号明細書に記載されている。

中央装置とマスクサーバの間の安全な郵便料金基金転送
はその米国特許明細書に記載されているやり方に類似す
るやり方で行うことができる。その米国特許明細書に記
載されているやり方は、ピットニー・バラス（Ｐｉｔｎ
ｃｙ　Ｂｏｗｅｓ）がそれの遠隔メータリセット装置を
用いて行われる。各転送においては、郵便料金基金の減
少額（ｎｅｇａｔｌｖｅ　ｆｕｎｄａｍｏｕｎｔｓ　）
の転送により郵便料金基金のアップローディングを行う
ことができる。本発明の装置は音声による回答を必要と
せず、専用線によるモデムＲ５−２３２直列伝送を介す
るデータの直接転送により、またはこの分野において良
く知られている適当な通信技術により実現できることが
わかるであろう。

前記米国特許第４，０９７，９２３号明細書により完全
に記載されている手順に従って、スレーブサーバ２５Ａ
または電子郵便料金計５６がアクセスコードを計算しく
ブロック１４０）、そのアクセスコードをマスクサーバ
５０へ送る（ブロック１５０）。マスタサーバ５０は詰
め替え組合わせ（ｒｅｆｉｌｌ　ｃｏｍｂｉｎａｔｌｏ
ｎ）を計算しくブロック１６０）、その詰め替え組合わ
せを、郵便料金基金の転送を求めたスレーブサーバ２５
Ａまたは電子郵便料金計５６へ送る（ブロック１７０）
。詰め替え組合わせはサーバまたは電子郵便料金計によ
り確認され（ブロック１８０）、もし妥当であれば（ブ
ロック１９０）レジスタの内容が増加され（ブロック２
００）、プログラムは郵便物プロセッサ・ルーチンへ戻
る（ブロック２１０）。

第９図は１つのサブユニット内の郵便料金基金の更新の
ためのルーチンを示すものである。郵便物の処理の実行
の終りに（ブロック３００）、希望によってはある所定
の時間間隔で、サーバおよび郵便料金計内の郵便料金基
金の額がある所定の額以上であるか否かを確認するため
に装置は自動的に点検を行う（ブロック３１０．３２０
）。郵便料金基金の額がその所定の額より少なければ、
第８図の要求転送ルーチンが呼出される。

第１０図は需要を基にした郵便料金要求のルーチンのた
めの流れ図である。

本発明のこの面に従って、任意の１つの場所、すなわち
、入力プロセッサ３８Ａを有するインサータと、計算装
置５４またはマスク入力プロセッサ４８におけるオペレ
ータがジョブの特性についての情報を入力する（ブロッ
ク４００）。たとえばカウント、ジョブＩＤ、オペレー
タＩＤ、マシンＩＤ、日付、種別／特殊取扱い、開始時
刻、終了時刻、全郵便物、実際の郵便料金、請求すべき
料金、ジョブの種類のような情報を含むそれらの特性を
基にして、入力プロセッサはジョブに必要なコストおよ
び郵便料金基金を計算する（ブロック４１０）。それら
の特性は入力プロセッサ４８ヘキーにより入力でき、ジ
ョブＩＤすなわちチケットに関連させられることがわか
るであろう。そのジョブＩＤは後で読み灯すことができ
、または要求されている情報を呼だすための実行時にキ
ーで入力できる。十分な郵便料金が残っているかどうか
を調べるために、ある特定の装置に残っている郵便料金
基金が調べられる（ブロック４２０）。

要求された郵便料金基金があればブロック１１０か呼出
される。十分な郵便料金基金を利用できるか、または装
置か再び充たされた後で郵便物の処理が開始される（ブ
ロック４３０）。郵便料金計算がブロック４４０に示す
ように計算装置５４または入力プロセッサ３８Ａにおい
て行われ、その結果を分類または格納するために、その
結果が入力プロセッサ４８へ送られる（ブロック４５０
）。

ある場合には、郵便料金基金を格納するためにマスタサ
ーバ５０を含む必要が無いことがあることがわかるであ
ろう。その場合には、入力プロセッサ４８は中央装置１
４と適切な装置の間で郵便料金基金を送るように機能で
き、かつ郵便物ラン情報の収集、表示または印字を行う
ことができることもわかるであろう。また、本発明を１
つのスレーブサーバおよび１台の電子郵便料金計に関し
て説明したが、本発明の装置はより多くのインサータお
よびより多くの郵便料金計を任意の種々の組合わせで含
むことができることもわかるであろう。また、参照符号
５４で示した計算装置は、各場合の取扱いのための郵便
料金計算を行うために重数の電子郵便料金計とのインタ
ーフェイスをするようにもされることを理解すべきであ
る。

本発明に従って、１つの装置から郵便料金基金をアンプ
ローディングし、それから郵便料金基金をより多額の郵
便料金基金を必要としている装置へタウンローディング
することにより、入力プロセッサ４８と通信している種
々の装置から郵便料金基金を移動させることができる。

希望によっては、郵便料金基金を入力プロセッサ４８か
ら中央装置１４へ同様にアップロードできることもわか
るであろう。

希望によっては、各装置において利用できる郵便料金の
額をある所定の額に制限することができる。そうすると
、多数の名宛人のために郵便物を差出す作業を行う郵便
処理装置のオペレータは、名宛人のために行われる郵便
物処理の範囲を決定するためにクレジットのレートおよ
びその他の関連情報を利用できる。

本発明の装置は、中央装置に郵便料金基金を格納するこ
と、および利息のつく勘定（ｉｎｔｅｒｅｓｔ　−ｂｅ
ａｒｉｎｇ　　ａｃｃｏｕｎｔｓ　）に置くことを可能
にするものである。それから、郵便料金基金は必要に応
じて入力プロセッサ４８を介して引出される。支出され
なかった郵便料金基金は、入力プロセッサ４８により制
御される他の装置へ転送でき、または中央装置１４ヘア
ツブロードでき、かつ利息のつく勘定（ｉｎｔｅｒｅｓ
ｔ　−ｂｅａｒｉｎｇ　ａｃｃｏｕｎｔｓ　）へ戻すこ
とができる。

サーバおよび計算装置５４とともに入力プロセッサが融
通性を有するために、インサータ、郵便料金計を有する
郵便処理装置および表示装置のような各種の装置に対し
て郵便料金の計算を行うことができる。したがって、よ
り高いレベルの郵便料金計算制御を行う種々の装置で同
時にランを行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は大量郵便処理装置のブロック図、第２図は第１
図に示されている装置により送られる大量の郵便物に添
附される郵便料金計算文書の平面図、第３図は第１図の
装置により貼付される情報を含む封筒の平面図、第４〜
６図は第１図に示されている装置の機能を記述する流れ
図、第７図は郵便料金基金の管理を含む郵便処理装置の
ブロック図、第８〜１０図は第７図に示されている郵便
物処理装置の流れ図である。 １０・・・大量郵便処理装置、１４・・・中央装置、１
６・・・差出人装置、１８・・・プロセッサ、２０・・
・電話、２２・・・記憶装置、２３・・・レジスタ設定
装置、２４・・・差出人プロセッサ、２５・・・安全装
置、２８・・・通信リンク、３２・・・ＲＡＭ、３４・
・・ＲＯＭ。 ３５・・・暗号器、３８・・・入力／プロセッサ、３９
・・・インサータ、４０．４４・・・プリンタ、４８・
・・入力プロセッサ、５０・・・サーバ、５４・・・計
算装置、５６・・・電子郵便料金計。 出願人代理人　　佐　　藤　　−雄 ＦＩＧ、２ ＦＩＧ、３ イ５う４．：／？−ｔズ 図面の浄書（内容に変更なし）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、入力プロセッサ手段と、 郵便取扱いのための料金を計算する複数の安全計算手段
   と、 前記入力プロセッサ手段と各前記複数の安全計算手段の
   間で通信するための通信手段とを備え、各前記複数の安
   全計算手段は、郵便情報を前記入力プロセッサに集める
   ために計算・情報を前記入力プロセッサ手段へ送るよう
   に動作することを特徴とする郵便料金基金の支出額を計
   算する装置。 ２、特許請求の範囲第１項記載の装置において、前記入
   力プロセッサ手段と各前記安全計算手段の間で基金を転
   送する手段を更に備えたことを特徴とする郵便料金基金
   の支出額を計算する装置。 ３、特許請求の範囲第２項記載の装置において、電子郵
   便料金計およびその電子郵便料金計にインターフェイス
   される計算手段を更に備え、その計算手段は計算情報を
   前記入力プロセッサ手段へ通信し、かつ前記入力プロセ
   ッサ手段と前記電子郵便料金計の間で基金を転送するよ
   うに動作することを特徴とする郵便料金基金の支出額を
   計算する装置。 ４、特許請求の範囲第２項記載の装置において、前記安
   全計算手段の１つにおける基金が所定の最低額に達した
   時に、前記１つの安全計算手段と前記入力プロセッサ手
   段の間で基金が自動的に転送されることを特徴とする郵
   便料金基金の支出額を計算する装置。 ５、特許請求の範囲第４項記載の装置において、電子郵
   便料金計およびその電子郵便料金計にインターフェイス
   される計算手段を更に備え、電子郵便料金計内の基金が
   所定の最低額に達した時に基金が電子郵便料金計へ自動
   的に転送されることを特徴とする郵便料金基金の支出額
   を計算する装置。 ６、特許請求の範囲第２項記載の装置において、入力プ
   ロセッサへのジョブ特徴情報入力を基にして郵便料金基
   金の額を計算した後で、基金が入力プロセッサ手段から
   前記安全計算手段の１つへ転送されることを特徴とする
   郵便料金基金の支出額を計算する装置。 ７、特許請求の範囲第６項記載の装置において、電子郵
   便料金計およびその電子郵便料金計にインターフェイス
   される計算手段を更に備え、入力プロセッサへのジョブ
   特徴入力を基にして求められている郵便料金基金の額を
   計算した後で、基金が入力プロセッサ手段から電子郵便
   料金計へ転送されることを特徴とする郵便料金基金の支
   出額を計算する装置。 ８、第１のプロセッサ手段と、 第２のプロセッサ手段を含み、郵便料金基金を計算する
   安全計算手段と、 電子郵便料金計と、前記第１のプロセッサ手段と第２の
   プロセッサ手段との間で郵便料金基金を表す計算情報と
   データを通信する通信手段と、この電子郵便料金計にお
   ける取扱いに関する計算情報を累算するために前記電子
   郵便料金計と通信する第２の計算手段と、 この第２の計算手段と前記第１の計算手段の間で通信す
   る手段とを備え、 前記第１のプロセッサ手段は基金を表すデータを前記第
   １のプロセッサ手段と前記安全計算手段および前記第２
   の計算手段の間で転送するように動作することを特徴と
   する郵便料金基金を処理する装置。 ９、特許請求の範囲第８項記載の装置において、前記第
   １のプロセッサ手段と通信する別の安全計算手段を更に
   備え、この別の安全計算手段は中央装置から転送されて
   きた基金を格納するように動作することを特徴とする郵
   便料金基金を処理する装置。 １０、特許請求の範囲第８項記載の装置において、前記
   第１のプロセッサ手段は前記安全計算手段および前記第
   ２の計算手段からの郵便ラン情報を累積および格納する
   ことを特徴とする郵便料金基金を処理する装置。 １１、特許請求の範囲第１０項記載の装置において、情
   報は前記第１のプロセッサへ入力されることを特徴とす
   る郵便料金基金を処理する装置。 １２、特許請求の範囲第８項記載の装置において、第１
   のプロセッサ手段は、選択された郵便物ランに対する郵
   便料金基金の額を計算して、十分な基金を安全計算手段
   の１つと、郵便料金基金を要求する郵便料金計とへ選択
   的に転送する手段を更に備えることを特徴とする郵便料
   金基金を処理する装置。 １３、特許請求の範囲第８項記載の装置において、前記
   電子郵便料金計内の基金および前記安全計算手段内の基
   金がある特定のレベルに達した時に、基金は第１のプロ
   セッサ手段から電子郵便料金計と安全計算手段へ常に自
   動的に転送されることを特徴とする郵便料金基金を処理
   する装置。 １４、特許請求の範囲第８項記載の装置において、基金
   を前記第１のプロセッサ手段と中央装置の間で通信する
   通信手段を更に備えることを特徴とする郵便料金基金を
   処理する装置。