JPS62244454A

JPS62244454A - 固体燃料スラリ製造装置

Info

Publication number: JPS62244454A
Application number: JP8893986A
Authority: JP
Inventors: 成仁高本; 信康廻
Original assignee: Babcock Hitachi KK
Current assignee: Mitsubishi Power Ltd
Priority date: 1986-04-17
Filing date: 1986-04-17
Publication date: 1987-10-24
Anticipated expiration: 2009-10-26
Also published as: JPH0683797B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業−にの利用分野）本発明は固体燃料スラリ製造装置に係り、特に石炭や石
油コークスなどの固体燃料を、水などの液体と混合して
粉砕し、固体燃料スラリをつくるミル（粉砕機）を備え
た装置におい一ζ、ミルから排出される上記スラリ中の
組人粒子を除去−４−＝、　ｕ過装置に］二人を加えた
、固体燃料スラリ製造装置に関するものである。

（従来の技術）ボイラなどの燃焼装置で使用する燃料としては、重油や
Ｌ　Ｎ　Ｇ等の液体燃料が盛んに使われていたが、昭和
４８年の石油ンヨノクを契機として、石炭燃料の見直し
が行なわれ、ボイラ燃＊、１として微粉炭が使われるよ
うになった。しかしながら、微粉炭を燃料とするには広
大な貯炭場を必要とし、また、微粉炭の安全な保管とい
う問題もある。そこで、微粉炭と重油を混合したＣｉ　
０Ｍ燃料は液体燃料として取扱えることから開発が進め
られ°ζきた。しかし、ＣＯＭは値段的にメリットが少
ないということから、微粉炭を界面活性剤などの添加剤
と水で混合してスラリ化した石炭・水スラリは、輸送や
貯蔵などの面で取扱いが容易となるので、ボイラなどの
燃焼装置用燃料として研究が進められている。石炭　水
スラリは一般にＣＷ　Ｍ　（ＣＯａ　１．　　Ｗ　ａ　
ｔ　ｅ　ｒ　　Ｍ　ｉ　ｘ　ｔ　ｕ　ｒ　ｅ　）と呼ば
れている。ＣＷＭを燃焼させるためにはできるたけ水分
を少なくすることが熱効率的に有利であるため、その石
炭濃度を高くする努力が払われている。また、燃焼性を
よくするために石炭の粒度をある値以下にすることが行
なわれている。また、ＣＷＭを燃焼させるには、燃焼炉
内にＣＷＭを微細に噴霧するが、この噴霧はバーナに設
げた小さなノズル孔を通して行なう。したがって、ＣＷ
Ｍを構成する石炭粒子がノズル孔を閉塞することがあっ
てはならない。

ボイラ用燃料としζ考えられているＣＷＭは、その石炭
濃度は約６０重量％以上の高濃度であり、その粒度は２
００メソシュ通過量（７４μｍ以下）約７０〜８０市量
％であるが、その最大粒子の粒径が噴霧ノスルのノズル
孔を寒くものであってはならない。

ＣＷＭ製造装置の系統を第５図に示す。この装置は、複
数個のホール１０を内蔵したミル３を回転する動力を供
給する電動機１と、電動機の回転速度を減速し、かつ、
その回転力をミルに伝えるガースギヤ２と、ミルに石炭
（あるいは石油−Ｉ−クス）１２や界面活性添加剤１３
および水１５などを供給する供給］］を備えたミル人「
１部４と、製造されたスラリを取出すスラリυ１出部５
と、ミルから取出されたスラリを一時貯留するサンプタ
ンク６と、サンプタンク６のスラリをスル−−ノー（濾
過装置）８に送給するザンプボンプ７とを有する。

スＩ−レーナ８に供給されたスラリは、モータ１１によ
り回転されるかき取り装置を備えた金網８ａにより所定
粒度以下のものが濾過されＣＷＭの製品１４として送り
出される。金網８ａで濾過されなかった粒度の大きい石
炭粒子は、戻り配管９を経てミル３に戻される。

（発明が解決しようとする問題点）ミル出口５から取出されるスラリ中には、まだよく粉砕
されていない粗大な石炭粒子や石炭中に混入している粗
粒の石など、あるいは、ミル内に納められている石炭粉
砕用の鉄製のポールの摩耗して小さくなったものなと゛
がン昆大しており、これらが混入したままでストレーナ
８に送られると、金網８ａにかかる負担が過大となり、
金網８ａの濾過能力を相当余裕をもって設計していても
、しばしば閉塞したり、場合によっては過大な負荷のた
め破損する。このストレーナ装置の故障は、ＣＷＭ製造
装置全体の運転停止をもたらすので解決が急がれていた
。

本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決し、スト
レーナ等における詰まり、閉塞を防止することができる
固体燃料スラリ製造装置を提供することにある。

（問題点を解決するための手段）本発明は、上記した問題点を解決するため、ミル出口に
濾過装置を設け、ここでいまだよく粉砕されていない粗
大な石炭粒子や、石炭中に混入していた石、ボールの磨
滅して小さくなったものなどをスラリから分離し、これ
らを分離したあとのスラリを従来のストレーナに送って
濾過するようにしたものである。

（実施例）本発明の実施例を第１〜４図により説明する。

第１図はその軸方向を水平にして据付けられた円筒形の
ミル３における、スラリを散出すミル出口５付近の正面
図、第２図は第１図のミルを上から見た平面図である。

ミル出口５ば軸受１０２で回転可能に支持されている。

ミルから出てきた石炭・水スラリ３０は、円筒形金網の
スクリーン１０８で濾過され、比較的微細な微粒スラリ
１７はスクリーン１０Ｂの外周面から落下し、サンプタ
ンク６の微粒スラリ室１０６に貯蔵される。スクリーン
１０８を通過できなかった粗大な石炭や石、ミルボール
等は、スクリーン１０８の先端部に設りた１１１粒排出
口１１４から排出され、サンプタンク６の籾粒室１１０
に貯えられる。スクリーン１０８の金網の網目は１６メ
ソシユ程度としており、さきに説明した第５図における
ストレーナ８の金網８ａの２０〜３０メソシユに比較し
て相くなっている。室１０６内の微粒スラリは第５図に
示すようにザンプボンプ７によりストレーナ８に送られ
、回転式金網８ａ　（網目の大きさ約３０メソシユ）で
濾過され製品ＣＯＭ］４として貯蔵タンクに送り出され
、濾過されなかった粗粒は配管９を経てミル３に戻され
る０第３図はサンプタンクの詳細説明図である。微粒スラリ
室１０６のコーナ部にばコーナ湾曲プレー）１１３を設
け、第２図に示すように攪拌機１０７でスラリを攪拌し
た際、コーナ部にスラリか堆積して、長期間にわたる場
合にスラリか固着するのを防止する。粗粒排出Ｄ　１１
４から排出された粗大な石炭粒子や石、あるいは摩耗し
て小さくなったボールなどの混合物ｋｌ、粗粒室内ζこ
設けた傾斜板］　０９−Ｊ二に落下する。傾斜板１０９
は水平面に対し適当な角度で傾斜して取イ」けられてお
り、その先端１０９ａの前方には粗粒落下口１１１が設
けられている。傾斜板１０９に落下した上記混合物は、
その斜面を下方に向けて転落してい（。

石炭粒子は、石やボールに比し比重が小さいのでコガリ
カ（速度）が小さい。また、ボールは形状的にも球形に
近く比重も大きいので一番二１ガリカが大きい。

このため、転落する物体のうう、石炭粗粒６１１１１粒
落下Ｄｌｌｌより粗粒室１１０中に落下する。

一方ポールば落下口１１１を越えて摩耗ホール室１１２
に落下する。石は比較的大きいものは室１１２内に、小
さいものは１１０室に落下する。１１４から上記混合物
と一緒に排出された水分はｔｎ粒室１１０内に流下する
。粗ｉ合室内の粗粒炭は再度ミル内に戻され粉砕される
。なお、スラリ排出部から排出されるスラリ中に摩耗ポ
ールや、石などがない場合は、スクリーン１０８は微粒
スラリ１７を微粒スラリ室１０６に、粗粒スラリは、粗
粒室１１０に分離して排出することになる。

第３図の鎖線Ｉ−■“を含む垂直面で切った仮想断面内
の視図により］こ記状況を示しノこのが第４図である。

図中、１１６ば粗粒炭、１１５が摩耗ボールを示す。

（発明の効果）本発明によれば、ミルから取出されたスラリを、スクリ
ーンで濾過して、スラリ中の摩耗ボールや粗粒固体燃料
を除去したのち、最終製品ストレーナに供給して、所定
粒度以下のスラリ燃料を得るようにしたので、高価な最
終現品ス］・レーナにかかる負担を軽減することができ
、これにより、ストレーナの故障が少なくプラントの運
転停止を防止することができる。

また、第２〜４図に示した実施例においては、スクリー
ンで分離された粗粒石炭と摩耗ボールも選別可能として
いるので、粗粒石炭のみを容易に再利用することができ
る。

【図面の簡単な説明】第１図は、本発明の実施例であるスクリーン装置を備え
たミル出口正面図、第２図は、第１図の平面図、第３図
は、第１図の構成を詳細に説明するための斜視図、第４
図は、第３図のＩ−１’線を含む仮想垂直断面内の分離
機構の説明図−第５図は、ＣＷＭ製造装置の系統図であ
る。３・・・ミル、５・・・スラリ排出部、６・・・サンプ
タンク、７・・・ザンプボンプ、８・・ス１［・−）′
、］　０・・ボール、１２・・・石炭、１３・・・界面
活１’１．　を活）ｊ１］剤、１４・・・製品スラリ、
１５・・・水、１０６・・・微粒ノラリ室、１０８・・
・ヌ、クリーン、１０９・・・傾斜４ｋ、１ｊＯ・・・
粗粒室、１１１・・・粗粒落下１」、１１２・・摩耗ボ
ール室、１】４・・・籾粒排出日。

Claims

【特許請求の範囲】

固体燃料を液体とともに供給して粉砕し固体燃料スラリ
をつくる、内部に複数個のボールを備えたミル装置と、
該ミル装置から上記スラリを排出するスラリ排出部と、
該排出スラリを濾過装置に送る送給装置と、この送給さ
れたスラリを濾過して所定粒径以上の固形燃料を除去す
る濾過装置と、濾過された所定粒径以下の固体燃料と液
体よりなるスラリの送出装置とからなる固体燃料スラリ
製造装置において、前記スラリ排出部に、該排出スラリ
中の粗大固体燃料や摩耗ボールを除去するスクリーン装
置を設けたことを特徴とする固体燃料スラリ製造装置。