JPS62244448A - 粉砕装置の加圧方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、セメント原料、セメントタリンカー、鉱石、
石炭、石灰、ボーキサイト、ドロマイト等を対向する高
圧のロールで圧砕する粉砕装置の加圧方法に関するもの
である。

（従来の技術） 粉砕すべきもろい材料の粒体を、層状の形で硬い２面間
で加圧して微粉砕するに当り、ごの粉砕すべき粒体の層
状体を圧縮して粉砕させるばかりでなく、砕片が集塊化
や団塊化を生じさせるのに十分なエネルギーで１回加圧
する従来の粉砕機を第９図〜第１１図について説明する
。

なお、第９図はロールおよび同噛込部を示ず側断面図、
第１０図は粉砕機全体の平面図である。

さて２つの駆動モータ０１−ａおよび０１−ｂによって
別々に駆動される２個の平滑面を有するロール０２−ａ
および０２−ｂに対し、」三方から粉砕されるべく粒状
の原料０３−ａが層状で、かつ重力で供給され、２つの
ロールの摩擦力により引込まれ、２つのロール間の最小
隙間に送られる。この場合対向する２つのロールは、平
行、かつ水平に配列されている。また粒状の原料０３−
ａは、単独粒子粉砕によって予備粉砕され、その直後最
小隙間の領域で前記単独粒子粉砕の陸生じた粉砕原料片
は、材料床粉砕によって更に粉砕され、最終的にロール
出口において粉砕された原料の集塊０３−ｂが得られる
。

２個のロールは各々両端の軸部０５−ａおよび０５−ｂ
で軸受０４−ａ、０４−ｂ、０４−Ｃおよび０４−ｄに
よって支えられている。そしてロール間の原料の圧砕の
たみ、片側のロール０２−ｂは軸受０４−ｃおよび０４
−ｄを介し、油圧装置０６−ａおよび０６−ｂ等により
、相手のロール側へ押されている。また原料に対し要求
される粉砕の程度により、ロールでの加圧力を変えたり
、または原料の硬さの変動、原料の通過量の変動により
、ロールに対する原料側からの反力が変動するに従い、
２つのロール間隙寸法が変動するので、駆動モータ０１
−ｂとロール軸０５−ｂの間は、可撓軸０７で連結され
ているのが１！−通である。なお、他方のロール軸０８
は固定されているので、この場合は可撓軸でなく、通常
の連結軸０８でよい。原料は上方よりシュー１〜０９を
介してロール全中にわたって供給される。

（発明が解決しようとする問題点） 前記従来の粉砕装置では、上方よりシュートを介してロ
ール全中にわたって原料が供給されるものの、原料がロ
ール巾方向において中央部に供給される割合が高く、ま
たロールを加圧する場合、ロールの両端を加圧するたみ
、原料が噛み込む際に、中央部が撓んでロール間隙が広
がり、また原料が噛み込み易いような状態となる。

これらのことから、ロールの摩耗パターンは、ロール全
中にわたり均一にはならず、第１１図の如くロール中央
部の窪みが深さ方向および巾方向に成長するようなパタ
ーンを示す。このため摩耗の進行とともに、窪め部を通
過する粉体層には有効に加圧力が伝わらなくなり、十分
粉砕されないまま排出される原料量が増加するので、粉
砕能力が低下するとともに、加圧力がロール巾方向で不
均一となるたみ、粉砕効率も低下する。またロールから
ｆｉｌ出される集塊状の原料を後段に配したチューブミ
ル等に供給して解砕し、最終（仕」−げ）粉砕を行うが
、十分粉砕されていない原料量が増加すると、この後段
の粉砕機にも悪影響を及ぼすという欠点があった。

本発明はこれらの問題点を解決しようとするものである
。

（問題点を解決するための手段及び作用）このため本発
明は、対向したロールとロールの間隙に粒塊状物を噛込
み、層状の形で連続的に粒塊状物を圧砕する装置におい
て、一方のロールを固定し、もう一方のロールを上下左
右及び／又は前後方向に移動さセ、対向したロールとロ
ールの間隙をロールの偏摩耗を防止する方向に調整し圧
砕するようにしてなるもので、ごれを問題点解決のため
の手段及び作用とするものである。

（実施例） 以下本発明を図面の実施例について説明すると、本発明
の実施例を第１図〜第８図に示す。

第１図及び第２図は、固定側ロール０２−ａに対して水
平位置を保持したまま、水平方向に傾斜させてスライド
側ロール０２−ｂをセントした場合の対向するロール位
置関係の平面図及び側面図である。また第３図及び第４
図は、固定側ロール０２−ａに対して平行位置を保持し
たまま、上下方向に傾斜させてスライド側ロール０２−
ｂをセントした場合の対向するロール位置関係の正面図
及び側面図である。さらに第５図〜第８図は、第１図〜
第４図および第１０図に示すようなロール位置関係から
、スライド側ロール０２−ｂのみを左右方向に移動させ
てセットした場合の、対向するロール位置関係の平面図
、側面図及び正面図、側面図である。

さて回転する対向したロール間隙に、第９図に示すシュ
ート０９より、例えばセメントクリンカーのような粉砕
すべきもろい材料の粉体０３−ａを層状の形で供給する
。この場合、従来のロール位置は、第１０図に示すとお
り、軸芯が平行になるようにセントされている。そして
供給された原料は、ロールにより加圧され、集塊あるい
は団塊の形で排出される。この場合一般に高圧の部分が
摩耗度合が高く、従って従来の場合は原料の流れからロ
ール長手方向の中央部の圧力が高く、第１１図に示すと
おり、ロールの中央部が優先的に摩耗する傾向が見られ
る。

これらの現象を改善するため本発明では、第１し］〜第
４図に示すとおり、供給原料に対してロールが最も力１
１圧される位置、即ち最も摩耗する位置をスライｔ’　
（！１．１１０−ル０２−ｂについて、水平方向あるい
は上下方向に、固定側ロール０２−ａに対してｆｔｒｉ
　＆Ｊることにより、ロール中央部から若干すらず。こ
のような七ソトを組み合せ、摩耗が進んでいない部分を
優先的に圧力を上げて摩耗させ、じ１−ル全巾にわたっ
て均一に摩耗させ、ロールを長時間使用することができ
るようにするとともに、製品の粒径を安定化させる。

同様に第５図〜第８図に示す如く、第１図及び第３図の
状態のものを輔芯方向乙こすらすことにより、同等の効
果を得、またはずし状に発生ずる摩耗の成長を防止させ
る。

（発明の効果） 以」二詳細に説明した如く本発明は構成されているので
、１１−ルｒＩＪ央伺近から摩耗が進行しはしめた場合
、ロールの位置関係を変更することにより、最大摩耗位
置をずらずことができ、ロール巾方向に壮較的均−な摩
耗形状を形成することができるので、ロールを長時間使
用することができ、また圧砕してできた製品粒径を安定
させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す粉砕装置の平面図、第２
図は同側面図、第３図は他の実施例を示す粉砕装置の正
面図、第４図は同側面図、第５図は更に異なる実施例を
示す粉砕装置の平面図、第６図は同側面図、第７図はま
た更に異なる実施例を示す粉砕装置の正面図、第８図は
同側面図、第９図は従来の粉砕機の側断面図、第１０図
は同平面図、第１１図はロール中央部の摩耗の状態を示
す断面図である。 図の主要部分の説明 ０２−ａ−固定側ロール ０２−ｂ−スライド側ロール ０５−ａ、０５−ｂ　−−軸部 第５図　　　　　　第６図 第−７図　　　　　第８図 シ０３−ｂ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 対向したロールとロールの間隙に粒塊状物を噛込み、層
   状の形で連続的に粒塊状物を圧砕する装置において、一
   方のロールを固定し、もう一方のロールを上下左右及び
   ／又は前後方向に移動させ、対向したロールとロールの
   間隙をロールの偏摩耗を防止する方向に調整し圧砕する
   ことを特徴とする粉砕装置の加圧方法。