JPS62244119A - 箔巻巻線の製造方法 - Google Patents
箔巻巻線の製造方法Info
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- JPS62244119A JPS62244119A JP8700886A JP8700886A JPS62244119A JP S62244119 A JPS62244119 A JP S62244119A JP 8700886 A JP8700886 A JP 8700886A JP 8700886 A JP8700886 A JP 8700886A JP S62244119 A JPS62244119 A JP S62244119A
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Landscapes
- Insulating Of Coils (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は、銅或いはアルミ箔等の金属シートと絶縁シー
トとを重ねて巻いた箔状の巻線を用いた箔巻変圧器にお
ける箔巻巻線の製造方法に関する。
トとを重ねて巻いた箔状の巻線を用いた箔巻変圧器にお
ける箔巻巻線の製造方法に関する。
(従来の技術)
箔巻変圧器は、巻線の占積が良く小形、軽量化ができる
特徴がある。既に数KV、数100KVA程度の比較的
電圧の低い小容量の変圧器では実用化されている。近年
、その優れた長所に鑑み、より高電圧、大容量の例えば
275KV、300MVA級変圧器への適用拡大が研究
されているが、I&大の技術的問題点はいかに冷却能力
を向上させ、高い絶縁能力を巻線に持たせられるかとい
うことと、短絡事故時の半径方向機械力に対して耐えさ
せ得るかにかかっている。まだ、この様な高電圧大容量
変圧器は実用化に至ってないが、第3図の如く。
特徴がある。既に数KV、数100KVA程度の比較的
電圧の低い小容量の変圧器では実用化されている。近年
、その優れた長所に鑑み、より高電圧、大容量の例えば
275KV、300MVA級変圧器への適用拡大が研究
されているが、I&大の技術的問題点はいかに冷却能力
を向上させ、高い絶縁能力を巻線に持たせられるかとい
うことと、短絡事故時の半径方向機械力に対して耐えさ
せ得るかにかかっている。まだ、この様な高電圧大容量
変圧器は実用化に至ってないが、第3図の如く。
巻線内に冷却ダクトを内蔵させ、この冷却ダクトに絶縁
特性の優れた冷媒を送り込み、巻線損失から発生する熱
を冷媒の蒸発潜熱を利用して冷却する、いわばヒートパ
イプ方式の箔巻変圧器が有力である。
特性の優れた冷媒を送り込み、巻線損失から発生する熱
を冷媒の蒸発潜熱を利用して冷却する、いわばヒートパ
イプ方式の箔巻変圧器が有力である。
即ち、この箔巻変圧器は、鉄心の脚部1に、金属シート
2と絶縁シート3を重ねて巻いて成る低圧巻線4と高圧
巻、115が巻装され、それらの巻線内には中空状の冷
却ダクト6が内蔵されている。
2と絶縁シート3を重ねて巻いて成る低圧巻線4と高圧
巻、115が巻装され、それらの巻線内には中空状の冷
却ダクト6が内蔵されている。
冷却ダクト6の中空部の薄い間隙内には、フロンR−1
−13やフロツナ−1〜FCフ5等の冷媒が封入されて
おり、ポンプ7により循環され巻線内の発熱を冷媒の蒸
発潜熱で奪い、その蒸気を凝縮器8内において冷却水管
9で冷却させ凝縮させる様になっている。液化した冷媒
は、冷媒タンク10に肘められ、更にポンプ7で巻線内
に送り込まれるという冷却径が構成されている。
−13やフロツナ−1〜FCフ5等の冷媒が封入されて
おり、ポンプ7により循環され巻線内の発熱を冷媒の蒸
発潜熱で奪い、その蒸気を凝縮器8内において冷却水管
9で冷却させ凝縮させる様になっている。液化した冷媒
は、冷媒タンク10に肘められ、更にポンプ7で巻線内
に送り込まれるという冷却径が構成されている。
冷却系を構成する導液管11はステンレス等の金属で作
られており、この導液管11と冷却ダクト6とはテフロ
ン樹脂等の絶縁パイプ12を介して接続されている。ま
た、この導液管11は、タンク13等のアース電位にも
接続されている。一方、冷却ダクト6は、巻線内に組み
込まれている関係上、近接する巻線と同電位に電気的に
接続されている。
られており、この導液管11と冷却ダクト6とはテフロ
ン樹脂等の絶縁パイプ12を介して接続されている。ま
た、この導液管11は、タンク13等のアース電位にも
接続されている。一方、冷却ダクト6は、巻線内に組み
込まれている関係上、近接する巻線と同電位に電気的に
接続されている。
更に、巻線各部の絶縁は、タンク13内に封入されたS
F、ガス等の絶縁ガスにより確保されている。
F、ガス等の絶縁ガスにより確保されている。
(発明が解決しようとする問題点)
このような箔巻変圧器に用いられる箔巻巻線すなわち巻
線4.5は、帯状の金属シート2と、この金属シート2
より広幅をなす帯状の絶縁シート3を組合せ、絶縁シー
ト3の幅方向両端部を金属シート2の両端部側へ突出さ
せて金属シート2の各巻きターン間の絶縁距離をもたせ
ている。
線4.5は、帯状の金属シート2と、この金属シート2
より広幅をなす帯状の絶縁シート3を組合せ、絶縁シー
ト3の幅方向両端部を金属シート2の両端部側へ突出さ
せて金属シート2の各巻きターン間の絶縁距離をもたせ
ている。
そして、この箔巻巻線を製造する場合には、絶縁シート
3の中央部上に金属シート2を配置して両シーh2,3
を重ね合せ、巻取機により両シート2,3を巻取り絶縁
筒16や絶縁バリヤ16aに巻付けるようにしている。
3の中央部上に金属シート2を配置して両シーh2,3
を重ね合せ、巻取機により両シート2,3を巻取り絶縁
筒16や絶縁バリヤ16aに巻付けるようにしている。
また、巻線は各シート2゜3の摩擦力により自重を鉄心
脚部1に分担させて鉄心脚部1に巻装している。
脚部1に分担させて鉄心脚部1に巻装している。
しかしながら、各シフト2,3を単に巻取って摩擦力で
保持するだけでは巻線の剛性が小さく。
保持するだけでは巻線の剛性が小さく。
しかも巻戻しが生じた場合には一層剛性が低下する。こ
のため、鉄心に巻装された巻線は輸送時の振動などによ
り各シー1〜2,3がずれて金属シー1−2の端部にず
れを生じ1巻線端部の電界条件の悪化を招くおそれがあ
る。特に、大容量変圧器では巻線の外径、重量とも大き
いのでこの点が著しく、ずれの進行によって巻線の脱落
が起こると。
のため、鉄心に巻装された巻線は輸送時の振動などによ
り各シー1〜2,3がずれて金属シー1−2の端部にず
れを生じ1巻線端部の電界条件の悪化を招くおそれがあ
る。特に、大容量変圧器では巻線の外径、重量とも大き
いのでこの点が著しく、ずれの進行によって巻線の脱落
が起こると。
短絡によって大事故が発生する。
本発明は、金属シートと絶縁シートとを簡易な方法で、
精度よく、かつ確実に巻じわを生ずることなく固定して
、両シート間の隙間をなくし、良好な熱伝達特性と大な
る剛性および端部の絶縁性を向上させた箔巻巻線の製造
方法を提供することを目的とするものである。
精度よく、かつ確実に巻じわを生ずることなく固定して
、両シート間の隙間をなくし、良好な熱伝達特性と大な
る剛性および端部の絶縁性を向上させた箔巻巻線の製造
方法を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段および作用)本発明の箔
巻巻線の製造方法は、予め所定の寸法に調製した金属シ
ートと同等の線膨張係数を有する帯状の半硬化絶縁シー
トを絶縁シートの軸方向の両端部に配置して、金属シー
ト及び絶縁シートと同時に巻取り、前記帯状の半硬化絶
縁シートを後硬化させることにより、金属シートと絶縁
シートを精度よく、かつ強固に固定するようにしたもの
である。
巻巻線の製造方法は、予め所定の寸法に調製した金属シ
ートと同等の線膨張係数を有する帯状の半硬化絶縁シー
トを絶縁シートの軸方向の両端部に配置して、金属シー
ト及び絶縁シートと同時に巻取り、前記帯状の半硬化絶
縁シートを後硬化させることにより、金属シートと絶縁
シートを精度よく、かつ強固に固定するようにしたもの
である。
(実施例)
第1図は本発明の製造方法の一実施例を示している。こ
の実施例は低圧巻線4を製造する場合に適用したもので
ある。
の実施例は低圧巻線4を製造する場合に適用したもので
ある。
まず巻取機における巻取芯15に絶縁筒16を嵌装する
。絶縁シート3の中央部上に絶縁シート3より狭幅の金
属シート2を重ね合わせ、さらに、帯状半硬化絶縁シー
ト17を金属シート2端部と隙間ができないよう絶縁シ
ート3の端部上に配置し、これら両シート2,3の長手
方向先端部を揃えて。
。絶縁シート3の中央部上に絶縁シート3より狭幅の金
属シート2を重ね合わせ、さらに、帯状半硬化絶縁シー
ト17を金属シート2端部と隙間ができないよう絶縁シ
ート3の端部上に配置し、これら両シート2,3の長手
方向先端部を揃えて。
端部の帯状半硬化絶縁シート17とともに絶縁筒16の
外周面に接着固定する。
外周面に接着固定する。
次に1巻取機の巻取芯15を図示方向に回転させ。
絶縁筒16を一体回転させることにより、両シート2.
3及び帯状半硬化絶縁シート17に対しテンションロー
ラーなどにより張力を与えつつ両シート2.3をその長
手方向に沿って順次巻取る。このため絶縁シート3が金
属シート2と帯状半硬化絶縁シート17と重ね合わせた
状態で、巻取芯15に巻取られて絶縁筒16に巻付けら
れる。この場合5両シーh2,3及び帯状半硬化絶縁シ
ート17は互に密着するよう、また金属シート2の端部
と帯状半硬化絶縁シート17の端部は、互に隙間ができ
ないように緊密に巻取る。なお各シート2,3及び帯状
半硬化絶縁シート17を巻取る過程の途中で冷却ダクト
6も一緒に巻込んで内蔵させる。
3及び帯状半硬化絶縁シート17に対しテンションロー
ラーなどにより張力を与えつつ両シート2.3をその長
手方向に沿って順次巻取る。このため絶縁シート3が金
属シート2と帯状半硬化絶縁シート17と重ね合わせた
状態で、巻取芯15に巻取られて絶縁筒16に巻付けら
れる。この場合5両シーh2,3及び帯状半硬化絶縁シ
ート17は互に密着するよう、また金属シート2の端部
と帯状半硬化絶縁シート17の端部は、互に隙間ができ
ないように緊密に巻取る。なお各シート2,3及び帯状
半硬化絶縁シート17を巻取る過程の途中で冷却ダクト
6も一緒に巻込んで内蔵させる。
金属シート2と絶縁シート3.帯状半硬化絶縁シー1−
17を全部巻取り絶縁筒16への巻付けを終了した後に
、帯状半硬化絶縁シート17を加熱乾燥工程により完全
に硬化させ、絶縁シー1−3の隣り合う各端部を固着す
る。帯状半硬化絶縁シート17は絶縁性無機繊維の織布
あるいは不織布に耐熱絶縁樹脂、例えばエポキシ樹脂を
含浸させ半硬化状態にしである。
17を全部巻取り絶縁筒16への巻付けを終了した後に
、帯状半硬化絶縁シート17を加熱乾燥工程により完全
に硬化させ、絶縁シー1−3の隣り合う各端部を固着す
る。帯状半硬化絶縁シート17は絶縁性無機繊維の織布
あるいは不織布に耐熱絶縁樹脂、例えばエポキシ樹脂を
含浸させ半硬化状態にしである。
このようにして製造された低圧巻線4すなわち箔巻巻線
は、絶縁シート3の上下両端部が、帯状半硬化絶縁シー
ト17により接着によって固定されているので絶縁シー
ト3が各巻きターン毎に相互に確実に固定されるととも
に各巻きターンの金属シートも絶縁シート3に挟まれて
密着して強固に固定される。よって巻線全体の剛性が大
きくなり、各シー1〜2,3が巻線の軸方向にずれるこ
とがな1、N 。
は、絶縁シート3の上下両端部が、帯状半硬化絶縁シー
ト17により接着によって固定されているので絶縁シー
ト3が各巻きターン毎に相互に確実に固定されるととも
に各巻きターンの金属シートも絶縁シート3に挟まれて
密着して強固に固定される。よって巻線全体の剛性が大
きくなり、各シー1〜2,3が巻線の軸方向にずれるこ
とがな1、N 。
また、変圧器の運転中に起る負荷の変動に対して金属シ
ート2と帯状絶縁シート17は線膨張係数が近いので両
者の突き合せ部に隙間などができず良好な絶縁性が維持
できる。さらに絶縁シート3端部を接着するのに帯状半
硬化絶縁シート17を用いるため、予めこの帯状絶縁シ
ートの寸法を精度よく決定しておくことにより、接着に
よるシート巻取り時の巻じわの発生を防止することがで
きる。
ート2と帯状絶縁シート17は線膨張係数が近いので両
者の突き合せ部に隙間などができず良好な絶縁性が維持
できる。さらに絶縁シート3端部を接着するのに帯状半
硬化絶縁シート17を用いるため、予めこの帯状絶縁シ
ートの寸法を精度よく決定しておくことにより、接着に
よるシート巻取り時の巻じわの発生を防止することがで
きる。
さらに、シート巻取り時に、同時に接着剤を絶縁シー1
〜3端部に塗布する方法に比べ、特別な装置を、没ける
ことなく、また作業性の向上も著しい。
〜3端部に塗布する方法に比べ、特別な装置を、没ける
ことなく、また作業性の向上も著しい。
しかして、この箔巻巻線すなわち低圧巻線4は、第2図
で示すように絶縁筒16を鉄心脚部1に嵌装して鉄心脚
部1に設ける。巻線4の上下両端部側には複数の絶縁板
18A、18B、18Cを設けて、この絶縁板18A、
18B、18Cにより巻線4の両端部を押え、さらに絶
縁板18Cは鉄心締付金具19にねじを用いて固定する
。ここで、絶縁板18Aは小径のリング状をなし、絶縁
板18Bは大径のリング状をなして絶縁板18Aの外周
側に配置され、また絶縁板18Cは絶縁板18A、18
Bの外側に複数個放射状に配置されて鉄心締付金具19
に固定される。また、冷却ダクト6の上下端部は絶縁板
18A、 18Bの間に位置し、絶縁パイプ12は絶縁
板18Gの間を通って導出される。尚、第2図は巻線4
の上部を示している。しかして、巻線4は各シート2,
3が確実に固定されているので、巻線4の鉄心挿入作業
時およびそれ以後の作業工程時に巻線4には巻戻りが生
じない。また、巻線4は金属シート2と絶縁シート3が
隙間なく密着しているので、各シート2,3間の熱伝達
特性が良好であり、冷却ダクト6の冷媒により巻線4を
冷却する効果が大である。さらに、巻線4はそれ自身の
剛性が大であるために輸送時の振動などによっても金属
シー1−2相互にずれを生じることがなく、金属シート
2のずれによる巻線端部の電界条件が悪化することを防
止できる。また、巻線4は短絡時の機械力に対しても充
分な強度を有する。しかも、巻線4 ・における絶縁シ
ート3の上下両端部が接着固定されて、巻線両端部の圧
縮剛性も強化されているために、絶縁板18A、18B
、18Cを介した鉄心締付金具19による締付固定もよ
り確実となる。なお前述した実施例では箔巻巻線として
低圧巻線4を例にとって説明したが、高圧巻線に対して
も同様な方法で適用できる。
で示すように絶縁筒16を鉄心脚部1に嵌装して鉄心脚
部1に設ける。巻線4の上下両端部側には複数の絶縁板
18A、18B、18Cを設けて、この絶縁板18A、
18B、18Cにより巻線4の両端部を押え、さらに絶
縁板18Cは鉄心締付金具19にねじを用いて固定する
。ここで、絶縁板18Aは小径のリング状をなし、絶縁
板18Bは大径のリング状をなして絶縁板18Aの外周
側に配置され、また絶縁板18Cは絶縁板18A、18
Bの外側に複数個放射状に配置されて鉄心締付金具19
に固定される。また、冷却ダクト6の上下端部は絶縁板
18A、 18Bの間に位置し、絶縁パイプ12は絶縁
板18Gの間を通って導出される。尚、第2図は巻線4
の上部を示している。しかして、巻線4は各シート2,
3が確実に固定されているので、巻線4の鉄心挿入作業
時およびそれ以後の作業工程時に巻線4には巻戻りが生
じない。また、巻線4は金属シート2と絶縁シート3が
隙間なく密着しているので、各シート2,3間の熱伝達
特性が良好であり、冷却ダクト6の冷媒により巻線4を
冷却する効果が大である。さらに、巻線4はそれ自身の
剛性が大であるために輸送時の振動などによっても金属
シー1−2相互にずれを生じることがなく、金属シート
2のずれによる巻線端部の電界条件が悪化することを防
止できる。また、巻線4は短絡時の機械力に対しても充
分な強度を有する。しかも、巻線4 ・における絶縁シ
ート3の上下両端部が接着固定されて、巻線両端部の圧
縮剛性も強化されているために、絶縁板18A、18B
、18Cを介した鉄心締付金具19による締付固定もよ
り確実となる。なお前述した実施例では箔巻巻線として
低圧巻線4を例にとって説明したが、高圧巻線に対して
も同様な方法で適用できる。
本発明の箔巻巻線の製造方法によれば、以上説明したよ
うに、帯状半硬化絶縁体により、絶縁シートの両端部を
容易に、かつ精度よく接着し、各シートを確実に固定で
きて、大なる剛性を有し且つ各シートが隙間なく密着し
て良好な熱伝達特性を有すると同時に金属シート端部の
電気絶縁特性を向上させることができる。
うに、帯状半硬化絶縁体により、絶縁シートの両端部を
容易に、かつ精度よく接着し、各シートを確実に固定で
きて、大なる剛性を有し且つ各シートが隙間なく密着し
て良好な熱伝達特性を有すると同時に金属シート端部の
電気絶縁特性を向上させることができる。
さらに運転中の負荷変動に対しては金属シー1−と帯状
絶縁体の線膨張係数が近似しているので両者の突き合せ
部の巻線の軸方向への隙間はできないので電気絶縁特性
に有利となる。
絶縁体の線膨張係数が近似しているので両者の突き合せ
部の巻線の軸方向への隙間はできないので電気絶縁特性
に有利となる。
第1図は本発明箔巻巻線の製造方法の一実施例を示す斜
視図、第2図は本発明により作られた箔巻巻線を変圧器
の鉄心に設けた状態を示す要部断面図、第3図は箔巻巻
線を備えた変圧器の一般構成を示す要部断面図である。 1・・・鉄心脚部 2・・・金属シート3・・・
絶縁シート 4・・・低圧巻線5・・・高圧巻線
6・・・冷却ダクト7・・・ポンプ 8
・・・凝縮器9・・・冷却水管 10・・・冷媒
タンク11・・・導液管 12・・・絶縁パイ
プ13・・・タンク 14・・・巻線端部15
・・・巻取芯 16・・・絶縁筒16a・・・
絶縁バリヤ 17・・・帯状半硬化絶縁シート18A、
18B、18G・・・絶縁板 19・・・鉄心締付金具
代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同 三俣弘文 第1図 第2図
視図、第2図は本発明により作られた箔巻巻線を変圧器
の鉄心に設けた状態を示す要部断面図、第3図は箔巻巻
線を備えた変圧器の一般構成を示す要部断面図である。 1・・・鉄心脚部 2・・・金属シート3・・・
絶縁シート 4・・・低圧巻線5・・・高圧巻線
6・・・冷却ダクト7・・・ポンプ 8
・・・凝縮器9・・・冷却水管 10・・・冷媒
タンク11・・・導液管 12・・・絶縁パイ
プ13・・・タンク 14・・・巻線端部15
・・・巻取芯 16・・・絶縁筒16a・・・
絶縁バリヤ 17・・・帯状半硬化絶縁シート18A、
18B、18G・・・絶縁板 19・・・鉄心締付金具
代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同 三俣弘文 第1図 第2図
Claims (1)
- 金属シートを、この金属シートより幅広の絶縁シート
の中央部に配置して重ね合せ、この絶縁シートの両端部
に前記金属シートと同等の線膨張係数を有する帯状の半
硬化絶縁シートを前記金属シート及び絶縁シートと同時
に巻取り、巻き取られた前記絶縁シートの両端部を前記
帯状半硬化絶縁シートを硬化させることにより固着する
ことを特徴とする箔巻巻線の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8700886A JPS62244119A (ja) | 1986-04-17 | 1986-04-17 | 箔巻巻線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8700886A JPS62244119A (ja) | 1986-04-17 | 1986-04-17 | 箔巻巻線の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62244119A true JPS62244119A (ja) | 1987-10-24 |
Family
ID=13902919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8700886A Pending JPS62244119A (ja) | 1986-04-17 | 1986-04-17 | 箔巻巻線の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62244119A (ja) |
-
1986
- 1986-04-17 JP JP8700886A patent/JPS62244119A/ja active Pending
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