JPS62242447A - ト−ン信号検出装置 - Google Patents

ト−ン信号検出装置

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JPS62242447A
JPS62242447A JP8499886A JP8499886A JPS62242447A JP S62242447 A JPS62242447 A JP S62242447A JP 8499886 A JP8499886 A JP 8499886A JP 8499886 A JP8499886 A JP 8499886A JP S62242447 A JPS62242447 A JP S62242447A
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signal
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Kenzo Urabe
健三 占部
Kenji Aoyama
賢司 青山
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Kokusai Electric Corp
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は単一周波数トーン信号の時間的組合わせを用い
て情報伝送を行うトーン伝送システムに使用されるトー
ン信号検出装置の小形化と経済化に関するものである。
(従来の技術) トーン伝送による制御、監視情報の伝送はデータ伝送に
比べて情報の伝送速度が低い、すなわち単位時間当たり
の伝送情報量が少ないという欠点とは逆に、回線雑音耐
力が大きく、高信頼度の情報伝送が得られるという特長
があり、無線通信機用のトーンスケルチ方式など各種の
制御監視システムに利用されている。
特に単一周波数トーン信号の時間的組合せによる情報の
伝送は、モデムによるデータ伝送と同様回線のグイナミ
ソクレンジの有効利用が可能で、多周波トーン同時伝送
と共に広く応用されている。
その−例としてEIA規格のCTCSS(Contin
uousTone−Controlled 5quel
ch Systems)がある。
さてトーン信号の検出装置として従来はアクティブフィ
ルタやスイッチドキャパシタフィルタを使用するもの、
A/D変換を使用したディジタル信号処理を行うディジ
タルフィルタや離散的フーリエ変換を利用するもの等が
知られている。しかしこのうちアクティブフィルタやス
イッチドキャパシタによる方法では、使用される周波数
の種類(CTCSSではA群17波、8群16波、0群
4波計37波)が多くなると回路規模が大きくなり高価
になってくる。またディジタル信号処理によるものは検
出パラメータを可変にできるため周波数の種類が多いこ
とには対応できるが、A/D変換を必要とし、ディジタ
ル数値化された情報の高速処理機能をになうため、一般
にはシグナルプロセッサを用いている。しかしその消費
電力は市販のCMO5LSIに比べて現在のところ著し
く大きく、電池を電源とする装置には不適当である。
・(発明の具体的な目的) 本発明は前記従来の装置の欠点を取除くために行ったも
ので、使用する周波数の種類にかかわらず周波数に対応
したパラメータ設定が容易であること、市販のCMO5
論理ICを使用した簡易な回路で実現でき、ゲートアレ
イ化が容易で低消費電力化に適すること、装置のほとん
どの部分を1個の汎用1チツプマイクロコンピユータに
よってソフトウェア化できること等が目的である。
(発明の構成) 第1図は本発明を実施したトーン信号検出装置の構成例
図である。図中の記号1はレベル比較器で、アナログ信
号人力を基準電位(アース)と比較して“l”と“0”
の2値信号に変換する。INはトーン信号入力、Poは
2値に変換された整形出力である。2はD形フリップフ
ロップ(D −F F)で、PINを入力し、これをサ
ンプルホールドする。
CLKはクロック信号で、その立上り時点でサンプリン
グタイミングを与える。その周波数は検出すべきトーン
信号(以下希望トーンという)の4倍に設定する。P、
はD−FF2のサンプルホールド出力、3はグレイコー
ド発生器で、CLKを入力しその立上り時点毎に変化す
る2ビットのグレイ(Gray)コード出力Px、Py
を発生する。その入出力タイミングは発生器のタイムチ
ャートである第2図によって説明する。
第2図において横軸は時間の経過を表し、左端の記号C
LK、Pつ、Pyはグレイコード発生器の人、出力信号
であることは第1図に示す通りである。右端の1と0は
各信号の2値状態を示している。CLKの1周期は希望
トーンの周期Tに対して前記の設定からT/4となり、
CLKの1つの立上りから次の立上りまでのT/4の時
間区間毎にグレイコード出力Pイ、P7の状態が確定す
る。このPX、P、の各区間毎の組合わせを(pX。
py)と置くと、これは図示のように(1,1)−(0
゜1)−(0,0)−(1,Q)−(1,1)・〜・・
・のように変化し、いずれの遷移もハミング距離が1ビ
ットであるというグレイコード特有の性質を持っている
。さらにPxとPvの極性に着目するとこれらはそれぞ
れ第2図の第4.第5各段に破線で示した/fcos(
2fft/T)およびdstn  (2πt /T)曲
線の時刻t−(2n−1)T/8 (nは時系列番号で
正の整数)における値(+1)に対してl″→+l、 
 “0”−−1の1対1写像関係が成立する。
第1図に戻って4と5は排他的負論理和回路(EX−N
ORゲート)で、その1人力はいずれもサンプルホール
ド出力P、であり、他の1人力はそれぞれPにおよびR
7である。ここで+1゜−1の乗算は24m論理値“l
”、“0”の排他的負論理和と同値であるから、ゲート
4と5はそれぞれP、とR8およびP、とPVの+1.
−ルヘルでの乗算処理に相当する機能を有し、その出力
U D XおよびU D vは乗算結果の2値論理値“
l”。
O”への写像となる。
6と7はアップダウンカウンタで、それぞれEX−NO
Rゲート4,5の出力U DX 、 U Dvをアップ
ダウン制御人力U/Dとする。8はインバータでクロッ
ク信号CLKを入力し、この反転値CLKをアップダウ
ンカウンタ6.7のカウントクロック入力とする。この
結果6と7はCLKの立上り時点(=CLKの立下り時
点)にそれぞれ確定しているEX−NORゲート4.5
の出力U DX 、  U Dvの状態に従って、これ
らが“l”のとき+1のアンプカウントを、“0”のと
き−1のダウンカウントをそれぞれ行う。XとYはそれ
ぞれカウンタ6と7のカウント(ディジタル数値)出力
である。また9は判定回路で、希望トーン信号の有無を
判定する、すなわちカラン+−x、yおよびクロックC
LKを入力し、その周期T/4の所定の複数倍区間(以
下識別周期と言う)毎に、X、Yのそれぞれの値からこ
れらの自乗和を算出し、これと所定のしきい値(以下識
別しきい値という)とを比較する機能や、識別周期と識
別しきい値を後述する方法によって変化させる機能を備
えていて、これらを使用して希望トーンの受信開始時と
終了時の応答時間の短いトーン検出動作を行う。この判
定回路9の出力信号DETはその検出出力で、状態“1
”では検出あり、状態“0”では検出なしをそれぞれ示
している。またRは9よりのリセットパルス信号出力で
、前記の識別周期毎にアップダウンカウンタ6と7を初
期値(カウントゼロ)にリセットするため6と7のリセ
ット入力Rに接続される。
第3図は前記判定回路9の回路構成の一例図である。こ
の図において91は自乗加算器で、前記のカウンタのカ
ウント値XとYを入力し、xZ + YZを出力する。
これはROM(リードオンリメモリ)を用いたテーブル
による公知の方法で容易に実現できる。92は2つのデ
ィジタル数の比較器、93は2つのディジタル数の一方
を選択する切替ゲートである。比較器92は自乗加算器
91の出力XZ +Y2と切替ゲート93の出力Z2と
を比較して出力Cを発生する。ここでCはxZ + Y
 2≧Z2のとき“1”を、X X + y ! < 
z tのとき03となるものとする。さらに切替ゲート
93への入力Z2工と22Lはあらかじめ定められる2
つのディジタル定数で、;いずれも前記識別しきい値の
高、低値にそれぞれ相当する。またQは切替制御信号で
、Q=“0”のとき出力Z2はZtLに、Q=“1”の
とき出力Z2はZへとなる。
94はD−FFで比較器出力Cを入力してサンプルホー
ルドする、このホールド出力はトーン検出出力DETと
なる。
95と96はタイマー回路で、クロックCLKを入力し
てその立上りの回数をカウントし、それぞれがあらかじ
め定めであるN、個およびNL個をカウントしたとき短
時間のタイムアツプパルス信号TUHおよびTULを出
力する、このうちTU。
はD−FF94のサンプリングタイミング人力CKとな
る@  THr TLをタイマー回路95.96それぞ
れのタイマ一時間とすれば、T、I=T/4N、。
T L = T / 4 N Lとなり、いずれも前記
の識別周期を与える。
97はR3形フリップフロップ(RS −F F)、9
8はANDゲート、99はEX−ORゲートである。
R3−FF97はタイムアツプパルス信号TU工により
リセットされ、このとき出力Qは“0”、Qは1″とな
る。またANDゲートの出力によってセットされ、この
とき出力Qは“1″、Qは0”となる。出力Qは前記切
替ゲート93の切替制御信号になると共にタイマー回路
96のりセント端子Rにも入力し、Q=“1″のときタ
イマー回路96の動作を禁止しかつ初期化する。他方出
力dはタイマー回路95のリセット端子Rへ入力され、
Q=“1”のときにはタイマー回路95の動作を禁止し
かつ初期化する。
ANDゲート98の一方の入力はタイマー回路96のタ
イムアツプパルス信号TU、、もう一方の入力はEX−
ORゲート99の出力である。EX−ORゲート99の
一方の入力は検出出力DETであり、他方の入力は比較
器92よりの比較出力Cである。910はORゲートで
、95.96よりのタイムアツプパルス信号TUH,T
ULのいずれかにパルス信号が出力されたとき前記のリ
セットパルス信号Rを出力する。
以上述べた第3図の判定回路を含む第1図の装置は、希
望トーン信号の周波数の4倍の周波数であるクロック信
号CLKに相当する割込みタイミングを発生できるプロ
グラマブルタイマやレベル比較器を内蔵した市販の1チ
ツプマイクロコンピユータを使用することにより、ソフ
トウェアで容易に実現できる。
(発明の動作) 第1図と第3図によって構成を示した本発明のトーン信
号検出装置の動作を第4図と第5図を用いて次に説明す
る。
第4図は第1図中のアップダウン(U/D)カウンタ6
と7のカウントクロックCLK入力の立上り回路Nに対
する第3図判定回路中の自乗加算器の自乗和X2+Y!
の変化を示した特性図であり、横軸にはN、縦軸にはX
 t + Y!を対数目盛でとっている。
第2図によって既に説明したように、第1図のEX−N
ORゲート4と5は、それぞれ入力信号の2値化整形出
力P4のサンプルホールド信号P。
とグレイコード発生器3の出力P、およびPvとの+1
.−ルベルでの乗算処理に相当しており、P、とPKあ
るいはP、とPYが同符号のときゲート4,5の出力U
D、、UDVは“1”すなわちU/Dカウンタ6.7は
アップカウントモードとなり、異符号のときはUDX、
UDllは“0”でダウンカウントモードになる。従っ
てCLKの立上り回数NのうちU/Dカウンタ6のアッ
プカウント回数およびダウンカウント回数をそれぞれN
、Iu、NXDとし、U/Dカウンタ7のアップカウン
ト回数およびダウンカウント回数をそれぞれNVLl+
 I”lyeとすると次の関係が成立し、N =NXL
I + NXD= Nvu + Nvo  −・−−−
−−−−−・・−(1)X = N 110  N X
D     =−−−−−−−−−−−・−−−−−−
−−(2)Y ”= N vu  N vo     
−−−−−−−−−−−=−・−=−=−(3)Xおよ
びYはそれぞれP、とPXおよびP、とP7とのN回カ
ウント(する)区間の2値レベル上の乗算による積算値
、すなわち時間相互相関値になっている。よってX t
 + Y tはN回カウント区間の相関自乗和となり、
Nは時間相互相関値X、 Yを得る積算回数と考えられ
る。
いまトーン信号入力INの時間波形r工(1)を周波数
fのトーン信号とし r 、 M(t) = A cos (2πf t +
 a )   −−−−−−−−−(4)A〉0.αは
初期位相とすると、第1図の構成においてPいの時間波
形の“0”、“1”を−1゜+1に写像したときの波形
P+5(t)は次のようになる。
P tN(t)=sgn (Acos(2yc f t
 + α) ) −−(5)ただしsgn (x) =
  1  ・−−−−−−x≧0のとき冨−1−・・・
−・・・x<0のとき グレイコード出力Pg、Pyについても同様の時間波形
Px (tl、  Pv (t)を定義すると、第2図
のPvの立上り点を時間軸tの基準点(1=0)とした
とき次のようになる。
他方相関自乗和X t +Y!の積算のためのサンプリ
ング時刻はnを正の整数として t = (2n −1) T / 8  −−−−−−
−−−−−−−−−− (81で与えられるので、積算
値XおよびYは(5)〜(8)式から最終的に となる。ただし変数x、 yに対し一般的にsgn(x
)・sgn (y) =sgn (に・y)が成立する
ことを使用している。(9)aφ両式はパラメータとし
てトーン入力信号の周波数rをパラメータとして含んで
おり、X、Yの値がfに依存することを示している。
希望波トーンの周期はTであるからその周波数f0は f 、 = 1 /T     −−−−−−・−・−
−一−−・・・−・−・−−−−一仙であるが、roに
対し±Δfの範囲まで検出可能となるように設計すると
し、 Q = f o  / 2Δr    −−−−−−−
−−−−−−−−=−−−−−−−amlによって定義
される量Qを検出同調度(以下検出Qという)と呼べば
、検出Qは本検出装置の検出可能な比帯域2Δf/fo
の逆数となっている。
いま If−’−f61”Δf   −−−−−−−−−、・
−・−・−・−・・・−α萄と置き、トーン入力信号周
波数【が丁度検出限界にあると想定したときのNに対す
るX!+Yzの変化をそのときのQをパラメータとして
表現すれば、装置の検出QとX 2 +Y!のしきい値
(Z”)の設定値との関係が明らかになり、良い設計指
針を与えることになる。aυ〜0り式よりを得るので、
+9)、 01式に代入すれば次のように表される。
第4図は初期位相αをゼロとし、Q=25.50゜75
、100 、00のそれぞれについて(9)’ 、 Q
l’両式からX t + Y 2を求め、Nに対するX
 Z + Y tの変化を実線で示している。なおα=
−π/4.Q=75の場合を破線で表している。また同
図中のO印は特性の折返し点を示し、それより先は縦軸
対称の特性を繰返すことを意味する。これは2つの周期
関数の相互相関関数が周期的になることによるもので、
折返し点のNの値をNMとすれば次式が成立する。
2πΔf−Ns/4fo ”π −・−・・・−・・−
・四従って(2)、θつ両式から次のようになる。
N M = 4 Q       ・−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−−−=Ql折返し点NMに至
るまでの相関自乗和X ! 十Y tが単調増加特性と
ならず途中で多少の下降部分が見られること、および初
期位相αに依存して特性が変化すること〔第4図のQ=
75のときのα=0(実線)とα−−π/4(破線)の
特性参照〕などは通常の正弦波や余弦波を使用した相関
特性と異なる特徴であるが、これらは入力トーン信号I
Nを2値信号に整形したこと、およびサンプリング周波
数が希望トーンの周波数の4倍で一般のディジタル信号
処理の場合に比べて低いこと等に起因している。しかし
第4図からたとえば検出Q=75のトーン信号検出を行
うとき、NM”300の折返し点においてα=0とα−
−π/4の場合の各X′+ Y Zのうち低い値の方、
約2X10’を識別しきい値Z2とすれば、実用上有効
な周波数識別が可能である。
以上は第1図の判定回路9へ与えられる相互相関値X、
Yから第3図の自乗加算器91を介して得られる相関自
乗和X 2 + y !のりセント信号Rの1周期にお
ける一般特性と、検出動作のパラメータ設定の一例を示
したものである。
次に第3図の判定回路の動作を第5図によって説明する
。第5図は本発明装置の入力INに検出帯域内の周波数
を有するトーン信号が出現し、次に消失するまでの判定
回路9の動作例を示すタイムチャートであって、横軸は
時間の経過を示し、左端には信号名称を示した。第5図
の最上段は第1図に示したトーン入力信号INの包絡綿
の形を模式的に示し、第2段から下は順に第3図のTU
L。
TUH、C,Q、R,DETの各2値信号の動作を示し
ている。また図の右端にはこれらの2値信号のレベルを
1”と“0″にて表示した。
まず入力INにトーン信号が出現していない場合には、
検出出力DETは“0′(検出せず)の状態にある。第
3図のR5−FF97はタイマ回路95が過去に動作終
了した時点で、そのタイムアツプパルス信号T U o
によってリセットされQ=“O′になっているから、切
替ゲート93の出力、すなわち識別しきい値Z2はZ2
Lになっており、タイマ回路95はQ−“1”であるか
ら動作禁止状態にあり、逆にタイマ回路96は動作状態
にあってそのタイムアツプパルス信号TULが識別周期
TLで出力される。ここで前記のN、は装置の仕様に適
合する検出Q値を01式のQに代入して得られるNHと
等しく、また、NLはN、より小さく設定する。
他方識別しきい値Z”+l +  Z”Lは(9)“ 
式、(lG)’ 式においてそれぞれN =NH、N 
= NLを代入して得られるX2+Y2を選ぶものとす
る。このときNL<NN−・−・−(17)  である
から一般にT L < To 、 Z ZL< Z 2
)I  ・−・−・−・−・−・0匂が成立することは
明らかである。
さて検出可能なトーン信号がINに出現すると、タイム
アツプパルス信号TULのそれ以後の最初の立上りか、
もしくはその次の立上り時点、たとえば第5図の例では
時刻t1に至るまでに相関自乗和X2 + Y 2は低
い識別しきい値zZ=12Lを越えるので比較器92の
出力Cは途中で“O”−“ビの変化を行い、時刻t、で
はC=“l”、DET=“0”によってEX−ORゲー
ト99の出力が“l”になるから、ANDゲート98に
よってT U LのパルスがR3−FF97のセット人
力Sに伝えられ、R3−FF97はセットされてその出
力はQ=“1”。
Q=”0”となる。
従って時刻1.以後はしきい値Z2はZ−に切替わり、
タイマ回路96は動作禁止状態となり、タイマ回路95
が動作を開始する。この直後ではTULによりORゲー
ト910よりリセットパルス信号R1が出力されるので
、判定回路入力のX、Yは共に”O”に初期化されるた
めCは再び“0”となる。
時刻t1よりタイマ回路95による識別周期T。
たけ経過した時刻t2に至るまでに相関自乗和Xz+ 
Y 2は高い識別しきい値Z”=Z”nを越えるため、
比較器出力Cは途中で再び“O”−“l”の変化を生じ
、時刻t2においてD−FF94がTU。
の立上りによりC=″1″の状態をサンプルホールドす
るので、その出力DETは0″から1″に変化し、外部
にトーン信号の検出を通知する。
なおこの時点でR3−FF97はTU、によって再びリ
セットされ、Q=″0”、Q=“1″となるからDET
の状態を除く他の状態は時刻t1以前と同一になる。ま
たCは時刻1.の直後と同様、t2の直後においても0
″に戻る。
以後同様にして識別周期TLで識別動作を繰返すが、ト
ーン信号が入力されている限り、毎回の識別周期TLの
終了点(TULの立上り)でC=“1”、DET=″1
”の状態となるので、EX−ORゲート99の出力はこ
の時点では0”となり、ANDゲート98を介したR3
−FF97のセットが行われずQ=“0”の状態は継続
することは第5図にも示す通りである。
次に人力INのトーン信号が消失した時は、それ以後の
最初のTULの立上りかもしくはその次の立上り時点、
たとえば第5図の例では時刻t。
に至るまでに相関自乗和X 2 + Y 2は低いしき
い値Z2Lに到達できないためC=“O”の状態が保持
され、これとDET=“1”とによりEX−ORゲート
99の出力が時刻t3では“1”となるから、ANDN
Oゲートを介してTULのパルスにより再びR3−FF
97がセットされQ=″l”となる。そして再び識別周
期Tllによる識別動作が開始されるが時刻t3よりT
Hだけ経過した時刻t4に至ってもX2 + Y2はZ
2Hを越えることができずC=′0”の状態は変化しな
いので、これがD−FF94によってTUHの立上りタ
イミングでサンプルされ、その出力DETは“l”から
“0”に変化してトーン信号消失を外部に示す。
時刻t4以後は時刻1以前と全く同様である。
以上をまとめると、第3図の判定回路は低い識別しきい
値ZtL(すなわち低い検出Q)と短い識別周期TLに
よる希望トーン信号の発生および消滅の判定を行い、一
旦過去の判定結果(DETの状態)と異なる結果が生じ
た場合識別しきい値と識別周期をそれぞれ高い値、TH
,Z−に切替え、装置仕様に適合するQ値によって再度
判定を繰返し、トーンの発生、消滅の検出動作を確実に
する。
次に第1図に示したトーン信号検出装置の構成をすべて
1個のマイクロコンピュータを用い、そのソフトウェア
で実現した例の実測による効果を第6図によって説明す
る。第6図はトーン入力信号に対し500Hz = 1
000Hzに帯域制限を施した白色雑音を加え、前記装
置がトーンを検出できる限界のS/N ()−ン信号電
力対雑音電力比)を縦軸にとり、横軸には希望トーン信
号の周波数r0に対するトーン信号の周波数偏差Δf 
(Δr=r−ro、fはトーン信号周波数)をとって示
したものである。使用した希望トーン信号周波数はf0
= 967.582 (Q −79)とf o ”’5
17.5Hz(Q =42)の2波であって、それぞれ
の場合を実線と破線で示しである。なお検出Q値は検出
帯域幅を約12112以内としたのでほぼ周波数に比例
した値になっている。
第6図においてΔf=oのときS/N≧−3,7dBで
検出可能であり、他のアナログ方式によるトーン信号検
出装置に比べて遜色のない性能が得られる。また検出の
立上り、立下りの時間は画周波数共それぞれ108m5
ec以下および77III!Iec以下でほぼ検出帯域
幅(約12Hz)の逆数値83m5ecに比べ大きな劣
化はないことが確かめられた。
(発明の効果) 本発明のトーン信号検出装置においてはディジタル処理
による性能の安定化が図られると共に、トーン入力信号
は2値に整形されるのでA/D変換が不要である。また
トーン信号周波数に対応するパラメータは処理のための
クロック信号周波数(検出するトーン周波数の4倍)と
大小2つの識別しきい値および識別周期だけでよく、通
常のアナログ、ディジタル両フィルタ方式に比べて1つ
のトーン信号光たりの所要パラメータ数が極めて少ない
。さらにこれを実現するに当たって低消費電力のCMO
3論理ICによるゲートアレイ化が容易であること、お
よび装置のほとんどを1個のマイクロコンピュータによ
ってソフトウェア化できること等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施したトーン信号検出装置の構成側
図、第2図はグレイコード発生器の人出力タイミングを
示すタイムチャート、第3図は第1図中の判定回路の回
路構成側図、第4図は第3図内の相関自乗和X 2 +
 Y 2と第1図のアップダウンカウンタ6.7のカウ
ントクロックの立上り回数Nの関係を検出Q値をパラメ
ータとして示したグラフ、第5図は本発明装置の入力に
検出帯域内の周波数を有するトーン信号が入力し、次に
消失するまでの判定回路9の各部信号の動作を示すタイ
ムチャート、第6図は第1図に示したトーン信号検出装
置を1個のマイクロコンピュータを用いそのソフトウェ
アで実現した場合のトーンを検出できる限界のS/Nと
希望するトーン信号の周波数に対するトーン信号の周波
数偏差Δfとの関係実測側図である。 l・・・レベル比較器、2・・・D−FF、3・・・グ
レイコード発生器、4,5・・・EX−NORゲート、
6.7・・・アップダウンカウンタ、8・・・インバー
タ、9・・・判定回路、91・・・自乗加算器、92・
・・比較器、93・・・切替ゲート、94・・・D−F
F、95、96・・・タイマ回路、97・・・R3−F
F、98・・・ANDゲート、99・・・EX−ORゲ
ート、910・・・ORゲート、IN・・・トーン信号
入力、PIN・・・INの整形出力、P、・・・Pl、
1のサンプルホールド出力、P、、P、・・・グレイコ
ード出力、UD、・・・R3とR8のEX−NOR出力
、U D v ”’ P sとPV(7)EX−NOR
出力、X・・・アップダウンカウンタ6のカウント数値
、Y・・・アップダウンカウンタ7のカウント数値、C
LK・・・クロック信号、CLK・・・CLKの論理反
転信号、DET・・・トーン信号検出出力。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. トーン信号入力を2値の論理波形に変換整形するレベル
    比較器と、前記比較器の出力を検出しようとするトーン
    周波数の4倍の周波数を有するクロック信号でサンプル
    ホールドするD形フリップフロップと、前記クロック信
    号のタイミングで2ビットのグレイコードを発生するグ
    レイコード発生器と、前記D形フリップフロップの出力
    とグレイコード発生器出力の各ビットとの排他的負論理
    和(EX−NOR)出力を得る2つのEX−NORゲー
    トと、これら2つのゲートそれぞれの出力をそれぞれア
    ップダウン制御入力とし前記クロック信号の反転信号を
    カウント入力とする2つのアップダウンカウンタと、こ
    れら2つのアップダウンカウンタそれぞれのカウント数
    値XおよびY並びに前記クロック信号を入力して前記ク
    ロック信号の所定の複数個の区間よりなる識別区間毎に
    X^2+Y^2がその識別区間に対応する識別しきい値
    を越えるかどうかを識別し、そのつど前記2つのアップ
    ダウンカウンタをいずれも初期化するリセット出力と前
    記トーン信号入力の識別結果を外部へ出力するトーン検
    出出力とを発生する判定回路とを設けて、前記判定回路
    は前記識別結果とトーン検出出力が不一致の場合には、
    トーン信号検出装置に要求される検出帯域幅を満足する
    長さの識別区間と大きい識別しきい値による識別結果を
    次のトーン検出出力として更新し、また前記識別結果と
    トーン検出出力とが一致する場合およびトーン検出出力
    が更新された場合には前記より短い識別区間と小さい識
    別しきい値による識別動作を継続するように構成したこ
    とを特徴とするトーン信号検出装置。
JP8499886A 1986-04-15 1986-04-15 ト−ン信号検出装置 Granted JPS62242447A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0465178A2 (en) * 1990-06-28 1992-01-08 Sharp Kabushiki Kaisha Device for detecting a plurality of frequencies sent from an exchange

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0465178A2 (en) * 1990-06-28 1992-01-08 Sharp Kabushiki Kaisha Device for detecting a plurality of frequencies sent from an exchange
EP0465178A3 (en) * 1990-06-28 1992-09-16 Sharp Kabushiki Kaisha Device for detecting a plurality of frequencies sent from an exchange
US5307404A (en) * 1990-06-28 1994-04-26 Sharp Kabushiki Kaisha Signal detecting device

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