JPS62241927A - ビニル系重合体の乾式成形法 - Google Patents

ビニル系重合体の乾式成形法

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JPS62241927A
JPS62241927A JP61084084A JP8408486A JPS62241927A JP S62241927 A JPS62241927 A JP S62241927A JP 61084084 A JP61084084 A JP 61084084A JP 8408486 A JP8408486 A JP 8408486A JP S62241927 A JPS62241927 A JP S62241927A
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JP
Japan
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vinyl polymer
polymer
molding
dry molding
dry
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Pending
Application number
JP61084084A
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English (en)
Inventor
Akira Yamashita
山下 昭
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はビニル系重合体の乾式成形法に関するものであ
る。更に詳しくはポリ塩化ビニル系重合体で代表される
各種ビニル系重合体を繊維、テープ、フィルム等の形態
に乾式成形する方法に関するものである。
[従来の技術] ポリ塩化ビニル系重合体等のビニル系重合体を適当な溶
媒に溶解して紡糸口金、ダイ等を通じて押出すか又は流
延して繊維、テープ、フィルム等の成形物を製造するこ
とは古くから知られている。
しかしながら、実際に通常のビニル系重合体を乾式成形
すると、成形性が必ずしも十分ではなく、成形時に屡々
トラブルが発生するという現象が認められる。例えば、
ポリ塩化ビニル系重合体から乾式紡糸によってIIIを
製造する場合、紡糸時の断糸、延伸時の毛羽や断糸の発
生が避けられず、amの歩留り、生産性は必ずしも良好
とは言えない。特に、ポリ塩化ビニル系重合体を比較的
溶解力の小さい禽溶媒に加熱溶解して乾式紡糸する場合
にこの傾向が顕著であり、生産性の向上が強く望まれて
いる。
かかる問題を解決するため、成形時に溶液の濾過を強化
するなど種々の対策がとられて来たが、それでも前記ト
ラブルを一定以下に減少させることは困難であり、かか
る問題はビニル系重合体の乾式成形にあっては不可避な
ものとされるに至っている。
[発明の目的] 本発明の主たる目的は、前述の如きビニル系重合体の乾
式成形において、成形性を大幅に改良し、歩留り、生産
性を向上させる方法を提供することにあり、他の目的は
乾式成形によって品質の優れたビニル系重合体の成形物
を得る方法を提供することにある。
[発明の構成] 本発明者らは前述の目的を達成すべく鋭意研究の結果、
乾式成形それ自体の改良による効果にはおのずから限度
があり、むしろ成形に供する原料重合体として特別なも
のを選定することによって、成形性が大幅に改善される
ということを見い出した。
本発明は、かかる知見に基づくもので、ビニル系重合体
を乾式成形するに当り、原料ビニル系重合体として、そ
の90重量%以上が空孔率30容量%の多孔質粉粒体で
あってその細孔のうち半径2500Å以下の微細孔が全
細孔の40%以上を占め、しかも乾式成形に用いる溶媒
と同一の溶媒に溶解した溶液における不溶解重合体の量
が0.4%重岱以下である粉粒体を用いて乾式成形する
ことを特徴とする方法である。
本発明でいうビニル系重合体としては、ポリ塩化ビニル
、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレン、ポリアクリロニトリ
ル等及びこれらを主成分とする共重合体が挙げられるが
、本発明は、特にポリ塩化ビニル系重合体に対し好まし
く適用される。ポリ塩化ビニル系重合体は、単独重合体
でもよいが、塩化ビニルと他のビニル化合物との共重合
体でもよく、また後塩素化ポリ塩化ビニルであってもよ
い。
また、本発明では共通の溶媒に溶解し得る2種以上のビ
ニル系重合体の混合物を使用することもできる。
これらのビニル系重合体、特にポリ塩化ビニル系重合体
(以下、PvCと略称する)は、通常、直径が50〜2
00μの粒状幼体の形で市販されている。これらの粉体
内の空孔率はおよそ20〜40容量%の広範囲に及んS
いる。また、その空孔を形成する細孔半径は10000
Å以下の範囲に分布している。
本発明者らの研究によれば、粉粒体の空孔率及び細孔分
布が成形性に重大な影響を及ぼすことが判った。
例えば同じ重合度のPVCを乾式紡糸し、得られた繊維
を延伸する場合、他の条件が同一でもPvCの粉粒体の
状態によって第1表に示す如く紡糸時及び延伸時の断糸
数が顕著に変化する。
第1表 項目      P v C性 状       断糸
数〈回/Wω達)平均  空孔率  細孔分布(半径)
    紡糸時   延伸特例   重合度     
2500A以下 25QOÅ以上1   1300  
40%    20%    80  %   3  
  6前述の実験結果から、空孔率が30容量%以上で
且つ細孔半径が2500Å以下である微細孔が40容盪
%以上内在する粉粒体が乾式成形上有利であることが判
る。なお、ここでいう空孔率及び細孔分布は水銀ポロシ
メーターで測定した値である。
一方、本発明方法においては、空孔率及び細孔分布がた
とえ上記の範囲内にあるものであっても、ロフト内に不
溶解物質を内在していれば、成形上のトラブルや製品欠
点に結びつく。したがって、基本的物性(空孔率、細孔
分布など)の確保とともに、不溶解物質の混在量を極力
少くすることが必要である。
このため、本発明では乾式成形に用いる溶媒に原料重合
体を溶解させその溶液中に残存する不溶解物もしくは未
溶解物をポアサイズ既知の濾紙を用いて濾過処理し濾滓
(不溶解重合体)の量を測定、その値が一定以下のもの
を使用する。
この場合、測定のための溶媒組成は乾式成形において溶
媒として使用する溶媒組成と同一する必要があるが、溶
液の濃度は成形用溶液(ドープ)より低濃度でもよい。
例えば、溶媒として比較的溶解能の小さい貧溶媒を用い
る場合には、常温でも十分に溶解し得る程度の濃度(例
えば1重量%程度)の希薄溶液として測定すれば良い。
今、前記例3のPVCにおいて、前記濾滓の量(ill
ll−率PVC重量%)を少なくしたPVCを用いて乾
式紡糸を行ない、製、糸性を調べた結果を次の第2表に
示す。
第2表 この不溶分(811滓)は重合体であり、化学構造もP
VCそのものであった。
したがって、この濾滓は異物質ではなく、溶解性が劣る
PVCの存在を意味するものである。
一方、PvCの重合時に発生する釜内スケールは、同様
にPVCそのものであり、重合度や化学構造は本体のP
vCと全く同じであり、異なる点は空孔率が極めて低い
ものであって、その濾滓率が高いことを確認している。
(これは、一方では前述した空孔や細孔分布の重要性と
も関連性があることを示す事象でもある。) したがって、濾滓の大半は、重合スケールに近い形態の
緻密な物質であると推定できる。
それ故、これらを皆無にしたPVCを用いれば、より一
層効率的な成形が出来、品質も向上できると思われるが
、現実的には、不溶解(濾滓)の率が0.4%重量以下
のものであれば成形する上でのトラブルは大巾に減少で
きる。
なお、前記測定における濾紙のポアサイズは、繊維を成
形する場合、紡糸口金のノズル内径に対応して適宜選択
すれば良い。
乾式成形の条件は、公知の条件を採用することができ、
例えば、PVCからII維を製造する場合は、アセトン
/ベンゼン混合溶媒(重量比10/90〜30/70)
にポリマー濃度10〜40重量%となるよう低温で混合
してスラリー状となし、これを密閉器中で加熱溶解し温
度調整して100〜500m/分の紡糸速度で乾式紡糸
することによって、良好な品質のpvcm雑とすること
が出来る。
以上、本発明の方法をpvcsa維の乾式紡糸を中心に
説明したが、他のビニル系重合体にも適用でき、成形物
の種類も繊維に限らず、剛毛、テープ、リボン、フィル
ム等の形成物とすることも可能である。
[発明の効果] 前述の如き本発明方法によれば、特定の空孔率。
細孔分布を有しかつ濾滓率が一定以下のビニル系重合体
を選定することにより、乾式成形における成形調子を大
幅に向上させることが可能となり、成形以降の加工、例
えば延伸の調子も改善することが出来る。このため、従
来に比べて生産性が顕著に向上するばかりでなく、製品
の品質も改良され、工業的にきわめて有用である。
[実施例] 平均重合度1300のPVC粒子(平均粒径120μ。
最大粒径200μ、R小粒径50μ)を用い、これをア
セトン/ベンゼン混合溶媒(重量比20/ 80 ’)
中にポリマー濃度30重量%となるように低温で混合分
散させてスラリーとなし、該スラリーを密閉系中で13
0℃に加熱して溶解して溶液となし、これを100℃ま
で降温させた後、紡糸口金から加熱空気中に押出して乾
式紡糸し、200m /分の速度で引取って、500d
e / 40fHのマルチフィラメントヤーンを製造す
るに当り、PVCとして下記の空孔率、lI孔分布で且
つ下記の溶解テストにおける溶解性を示すものを用いて
実験を行った。
溶解テスト(illll側率)条件 (イ) 溶媒・・・アセトン/ベンゼン混合溶媒(重量
比(0)PVC溶解濃度・・・1重量% (/リ 溶解条件 130℃X20分(120rl)■
で撹拌)に)冷却条件  30℃X15分(120rp
mで撹拌)(4)濾過条件 (ω 濾紙 「二1クリポアメンブレンJ 18111
4(ポアサイズ8μ) 山) 濾過吸引圧  −50m1−b (C)   吸液it    20〜40gその結果を
次の第3表に示す。
第3表

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ビニル系重合体を乾式成形するに当り、原料ビニ
    ル系重合体として、その90重量%以上が空孔率30容
    量%以上の多孔質粉粒体であって該粉粒体における細孔
    のうち半径2500Å以下の微細孔が全細孔の40%以
    上を占め、しかも乾式成形に用いる溶媒と同一の溶媒に
    溶解した溶液における不溶解重合体の量が0.4%重量
    以下である粉粒体を用いて乾式成形することを特徴とす
    るビニル系重合体の乾式成形法。
  2. (2)ビニル系重合体がポリ塩化ビニルである特許請求
    の範囲第(1)項記載の乾式成形法。
JP61084084A 1986-04-14 1986-04-14 ビニル系重合体の乾式成形法 Pending JPS62241927A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS438866Y1 (ja) * 1965-10-14 1968-04-18
JPS5845409U (ja) * 1981-09-24 1983-03-26 ダイワ精工株式会社 伸縮自在な管体

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS438866Y1 (ja) * 1965-10-14 1968-04-18
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