JPS62241223A - 開閉器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、開閉器に関し、特に両接触子間に発生した
アークにガスを吹き付けて消弧する開閉器に関するもの
である。

〔従来の技術〕

第８図は従来の開閉器の一例を示すもので、第１の接触
子である固定接触子（１）には可動棒（２）の上下動に
より第２の接触子である可動接触子（３）が接離可能に
なっている。可動接触子（６）の周には、ガス流路を形
成するノズル（４）を支えるノズル支え部（５）が設け
られている。ノズル支え部（５）には圧力発生装置（６
）が連設されている。圧力発生装置（６）はシリンダ（
７）とピストン（８）とから構成されている。

上記のように構成された従来の開閉器においては、可動
棒（２）が操作機（図示せず）に連動して下動し、可動
接触子（６）と固定接触子（１）とが開離して両接触子
（３）、（１）間にはアークが生じる。さらに、可動棒
（２）が下動してシリンダ（７）内の圧力が上昇し、ノ
ズル（４）の最狭部が固定接触子（１）の先端部を通過
すると、シリンダ（７）内の高圧ガスは、開放され、両
接触子（５）（１１間のアークに吹き付けられ、アーク
電流の零値を迎えてアークは消滅する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の開閉器は以上のように構成されているので、遮断
電流が大きくてイオン化したガスが増す程、そのガスが
室内に多量に排出され、接触子（１）。

（３）間および対地絶縁は一時的に低下するという問題
点があった。また、排出ガスは高温であるために近接し
た絶縁物に接触して表面劣化を起こすという問題点もあ
った。さらに、この排出ガスはノズル（４）内にも少な
からず滞留して再発弧や面点弧を生じる要因にもなり、
そのために、より大きな圧力発生装置（６）で大量なガ
スをアークに向けて吹き付けたりまた固定接触子（１）
と可動接触子（３）との間の絶縁距離を長くしなければ
ならず、開閉器の小形化ができないという問題点もあっ
た。

この発明は、かかる問題点を解決するためになされたも
ので、圧力発生装置の大形化および両接触子間の絶縁距
離を長くすることなく大容量化を図ることのできる等の
開閉器を得ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に依る開閉装置は、ノズルに設けられ接触子の
軸方向にガスを分流する分流手段を備えたものである。

〔作　用〕

この発明においては、アークに吹き付けられ高温化した
ガスは、分流手段の分流壁に接触して冷却され消イオン
化される。また、ガスは接触子の軸方向に沿って流れア
ーク空間の外にスムースに排出され、接触子間に滞留す
ることはなく、消弧後接触子間の絶縁耐力は急速に回復
し、高電圧化が容易となる。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を図について説明する。

第１図、第２図はこの発明の一実施例を示すものであり
、第８図と同一または相当部分は同一符号を付し、その
説明は省略する。

図において、ノズル（４）の上端部には固定接触子（１
）の軸方向にガスを拡張して分流する分流手段（９）が
設けられている。分流手段（９）は、ノズル（４）の上
端部に取り付けられた分流環（１０）と、この分流環（
１Ｑ）に連設され上方が拡大した切頭円錐状の拡大部（
１１）とから構成されている。

このように構成された開閉装置においては、可動棒（２
）の下動により固定接触子（１）と可動接触子（６）と
は開離し、両液触子（１）（３）間にアークが発生する
。

さらに、可動棒（２）が下動してシリンダ（７）内の圧
力が上昇すると共にアークは引き伸ばされる。この動作
は消弧に必要な最短アーク長さとなるまで継続する。こ
の間においてはノズル（４）内のアーク空間に略アーク
電流に対応する熱エネルギーが注入されアーク空間内の
ガスは高温化される。しかし、この高温のイオン化され
たガスは、圧力発生装置（６）内の高圧化したガスによ
り順次分流手段（９）の分流路に圧送されて、アーク空
間の外へ排出される。

この分流手段（９）の拡大部（１１）を通過する間に細
流化された排出ガスは効果的に冷却されて消イオン化さ
れる。この状況は軸方同番こ配置された分流路毎に生じ
るので高温化されたガスは軸方向においても速やかにア
ーク空間外へ排出され、アーク空間内は圧力発生装Ｒ（
６）により供給される新鮮な高圧ガスで置換される。し
たがって、アーク電流が大きい場合にもアーク空間内が
高温化するのが抑制されるので、消弧後の接触子（１）
、（３）間の絶縁回復が速やかに行なわれ、かつより高
い再起電圧に耐え得る。また、アーク空間内が低温化さ
れるので、固定接触子（１）、可動接触子（６）および
ノズル（４）の消耗は少なくてすむ。

な＃、分流手段（９）としては、第３図、第４図に示す
ように放射線状に複数個の切欠き部品をノズル（４）に
形成したものでもよい。また、この発明は可動接触子（
３）が回動自在な第５図に示すガス開閉器にも適用する
ことができ、この場合にはノズル（４）の先端面に第６
図に示すように分流手段（９）が垂直方向に取り付けら
れている。また、分流手段（９）は第７図に示すように
例えば四分流路のものでもよい。さらに、上記実施例で
は第１の接触子が固定接触子（１）で、ノズル（４）側
に配設された第２の接が可動接触−Ｒ３＞であってもよ
い。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、ノズルに接触
子の軸方向にガスを分流する分流手段を設けたので、ア
ークにより高温化されたアーク空間内のガスは効果的に
冷却されかつアーク空間外に排出され、圧力発生装置の
大形化、両接触子間の絶縁距離を長くすることなく大容
量化を図ることができる。また、アーク空間内の低温化
がなされるので、両接触子、ノズル等の寿命は延長され
るという効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す断面図、第２図は第
１図の分流手段の全体斜視図、第３図はこの発明の他の
実施例を示す断面図、第４図は第３図の平面図、第５図
はこの発明のさらに他の実施例を示す断面図、第６図は
第５図の分流手段の全体斜視図、第７図はこの発明のさ
らにまた他の実施例を示す全体斜視図、第８図は従来の
開閉器の一例を示す概略構成図である。 （１）・・固定接触子、（６）・・可動接触子、（４）
・・ノズル、（６）・・圧力発生装置、（９）・・分流
手段。 なお、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。 尾３図 熱４図 革５図 篤６図 第８図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）相対的に接離する第１の接触子および第２の接触
   子と、両接触子間に発生するアークにガスを吹き付ける
   圧力発生装置と、前記第１の接触子が貫通し内部が前記
   アークの空間になると共に前記ガスの流路を形成するノ
   ズルとを備えている開閉器において、前記ノズルに設け
   られ前記第１の接触子の軸方向にガスを分流する分流手
   段を備えていることを特徴とする開閉器。
2. （２）分流手段は第１の接触子の軸方向に拡張されて形
   成されている特許請求の範囲第１項記載の開閉器。