JPS6223858Y2 - - Google Patents

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JPS6223858Y2
JPS6223858Y2 JP1982074903U JP7490382U JPS6223858Y2 JP S6223858 Y2 JPS6223858 Y2 JP S6223858Y2 JP 1982074903 U JP1982074903 U JP 1982074903U JP 7490382 U JP7490382 U JP 7490382U JP S6223858 Y2 JPS6223858 Y2 JP S6223858Y2
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weight
casing
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cover
soundproof
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JP1982074903U
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JPS58180934U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、油圧式のドロツプハンマに係り、特
に雑音を防止すると共に重錘の昇降に伴なう発熱
を防止する構造に関する。
杭打機においては、杭打ちに伴なう雑音の発生
を少なくするために、油圧式ドロツプハンマが広
く用いられている。該油圧式ドロツプハンマにお
いても、雑音をより低減しうるものとして、特開
昭56−34824号公報において、第1図のような密
閉構造のドロツプハンマが提案されている。この
ドロツプハンマの構造を説明すると、本体1は、
上部にシリンダカバー10を一体に設けたインナ
ーカバー2と、該インナーカバー2の外周部にこ
れを囲むように取付けたアウターカバー4とから
なり、インナーカバー2の下端にはクツシヨンゴ
ム板5を上面に設けたアンビル6がボルト7によ
つて取付けられ、重錘11はシリンダカバー10
内に吊下げて取付けられた油圧シリンダ9のピス
トンロツド12と連結されており、油圧シリンダ
9のロツド室側に圧油を供給することによつて重
錘11を押し上げ、該圧油を排出することによつ
て重錘11を自重で落下させてアンビル6を介し
て杭(図示せず)を打ち込むようになつている。
ここで、重錘11が上昇する時にはインナーカバ
ー2内の上部の空気は圧縮されて該インナーカバ
ー2の上部に設けた空気抜き孔13からインナー
カバー2とアウターカバー4との間の空隙3を通
り、下部の空気抜き孔14から重錘11の下側の
室に入る。重錘11が自由落下する時には前記と
逆方向の空気の流れとなる。なお、図中、8は杭
打機のリーダに設けられるガイドパイプを上下動
可能に抱持するガイドである。
このような従来のドロツプハンマにおいては、
前述のように、重錘11の昇降に伴なつて本体1
内の空気が上下するだけで外部との間で空気の出
入りがない。このため、杭打ちが連続的に長時間
にわたつて行われる場合、本体1内のバランス温
度は次第に上昇し、その結果、油圧ハンマ装置の
動力源(例えば車体上に設置した油圧ポンプ)の
ヒートバランス温度も上昇する。従つて、動力源
の冷却能力も大きくなければならず、冷却装置が
大形のものとなる。また、アンビル6上に設置さ
れたクツシヨンゴム板5が打撃と空気の温度上昇
による発熱により燃焼するおそれがある。また、
クレーンを使用して杭打ちを行なう装置として、
特開昭51−72116号公報に示されているように、
杭に筒形縦長の防音カバーを嵌合し支持させ、該
防音カバーに油圧ハンマを上下動自在に内嵌した
ものがあるが、防音カバーに油圧ハンマを垂直に
支持させる機能を持たせているので、縦長となら
ざるを得ず、小型化が困難である。
また、打設した杭の支持力は、重錘の重量とス
トロークにより決まるため、杭の支持力をストロ
ークによつて確認することが行なわれる。従来、
この重錘のストロークを確認する装置として、近
接スイツチを等間隔に配置し、重錘が接近すると
ランプが点灯して重錘位置を表示するものがあつ
たが、ハンマは衝撃が大きいため、前記スイツチ
等が破損しやすく、コードの断線が多いという欠
点がある。
また、従来の他のストローク確認装置として、
重錘を上下動させる油圧シリンダの油圧源として
定吐出量ポンプを使用し、重錘上昇時に油を送つ
ている時間と重錘のストロークとの関係から、油
を送つている時間をタイマ等によつて制御するこ
とにより、重錘の位置を推定するものがある。し
かしこの従来装置においては、油圧ポンプを駆動
するエンジン回転数や効率等によつて油吐出量が
不安定になり、設定ストロークの信頼性が悪いと
いう欠点がある。
本考案の目的は、重錘による打撃音波の伝搬が
防止され、かつ重錘を収容したケーシング内の空
気温度上昇が防止できる構成のドロツプハンマを
提供することにある。
重錘を昇降可能に収容した油圧ハンマのケーシ
ングに、上下に間隔を有して、前記重錘が昇降す
るたびに油圧ハンマ外部の空気を吸排気する吸排
孔を設け、前記ケーシングに設ける上方の吸排孔
を縦長に形成して前記重錘のストロークが目視さ
れるようになし、該ケーシングの周囲に、キヤツ
プ装着部、下方の吸排孔および杭頭を覆いかつ吸
音材を有する防音カバーを取付け、該防音カバー
の下端部に、防音カバーと杭との間を閉塞する防
音用パツキングを取付け、防音カバーもしくは防
音カバーとケーシングとの間に設けられる部材の
前記下方の吸排孔より上方の個所に、防音カバー
内部と外気とを連通させる開口部を設けたことを
特徴とする。
以下本考案の一実施例を第2図により説明す
る。第2図において、20は杭打機のリーダ、2
1は該リーダに取付けられたガイドパイプ、22
は油圧ハンマのケーシング30に取付けられ、ガ
イドパイプ21を上下動可能に抱持する抱持具で
ある。ケーシング30は、油圧シリンダ31を収
容した上部ケーシング32と、重錘33を昇降可
能に収容した下部ケーシング34とからなり、上
下のケーシング32,34は各々の下端、上端に
設けたフランジ35,36をボルト37で締結す
ることにより一体化されている。38は下部ケー
シング34の下端に設けたフランジ39にボルト
40により取付けられた重錘落下防止用のリング
状ストツパ、41は該ストツパ内に装着されるキ
ヤツプであり、該キヤツプ41は上面にかしの木
等でなる緩衝材42を設け、下面には杭43の頭
部を嵌め込むアダプタ44が、杭43の種類に応
じて交換可能に取付けられている。45は該キヤ
ツプ41のフランジ部に取付けたゴム板等でなる
緩衝材であり、打撃時の衝撃が下部ケーシング3
4に伝わることを防止するものである。46,4
7は本考案により下部ケーシング34に設けられ
た吸排孔であり、一方の吸排孔46は下部ケーシ
ング34の上方に縦長に設けてあり、他方の吸排
孔47は下部ケーシング34の下方に設けてあ
る。これらの吸排孔は1個または複数個設けられ
る。48は筒状をなす防音カバーであり、該防音
カバー48は、遮音板48aとガラスウール等の
吸音材48bとからなり、遮音板48aは、下部
ケーシング34の前記吸排孔47よりも上方に固
着されたフランジ49に上端の取付部50をボル
ト51によつて固定することにより取付けられ、
かつ前記キヤツプ41の装着部と杭43の頭部を
囲むことが可能となるように取付けられている。
吸音材48bは遮音板の内壁に設けてあり、遮音
板48aの下端にはキヤツプ41を受けるストツ
パ53が設けてある。該ストツパには杭43の外
周に内周が接するようにすなわち杭43と防音カ
バー48との間隙を閉塞するように防音用パツキ
ング54がボルト56によつて取付けてある。5
5は前記フランジ49に1個または複数個設けら
れた開口部であつて、該開口部は防音カバー48
の方に、あるいは両者の間の吸排孔47より上方
となる個所に設けてもよい。
この構成において、油圧シリンダ31に圧油を
供給してピストンロツド31aを収縮させると、
該ピストンロツド31aに連結された重錘33が
上昇する。このとき下部ケーシング34内の重錘
33より上方の空間Bの空気が圧縮されるので、
該空間Bの空気は吸排孔46から外部に排出され
る。一方、下部ケーシング34内の重錘33より
下方の空間Aが拡大されるので、ハンマの外部の
空気がフランジ49の開口部55、下部ケーシン
グ34と防音カバー48との間の空間Cおよび吸
排孔47を介して該空間A内に吸込まれる。重錘
33が設定された高さに上昇すると、重錘は自由
落下に移り、この時は下方の室Aの空気は吸排孔
47、空間Cおよび開口部55を介して外へ排出
され、上方の空間Bには外部より吸排孔46を介
して空気が吸込まれる。このように、下部ケーシ
ング34内に外気が吸込まれ、排出されるため、
下部ケーシング34および重錘33等の冷却効果
があがる。また、重錘33が緩衝材42に衝突し
た時の打撃音は、吸排孔47を通り、防音カバー
48の遮音板48aおよび吸音材48bにより吸
収される。また、開口部55から洩れる音は、ダ
クト効果により減音される。また、吸排孔46
は、音源から離れているので、大きな音は外部に
漏れない。従つて、ケーシング等の冷却効果をあ
げながら防音を行うことができる。
また、上方の吸排孔46を縦長に形成している
ので、重錘33のストロークを目視することがで
きる。
本実施例においては、本体30を上下に分割さ
れたケーシング32,34により構成したが、こ
れは一本のシリンダあるいは3本以上のシリンダ
からなる構造であつてもよい。また重錘33の摺
動抵抗を小さくするために、ケーシングに潤滑油
の給油口を設けてもよい。
以上述ったように、本考案のドロツプハンマに
おいては、重錘によるキヤツプの打撃音波が下方
の吸排孔を通り防音カバーの吸音材にて吸収され
るため、防音効果をあげることができ、しかも、
重錘の昇降に伴なつて吸排孔を通してケーシング
内に外気を吸込んで排出する動作が繰り返される
ため、ドロツプハンマ装置の動力源のヒートバラ
ンス温度が低くなり、冷却装置が小形でよい。ま
た、ケーシング内の空気の温度上昇が防止される
ので、キヤツプ上の緩衝材が燃えにくくなり、寿
命が延長される。
また、本考案の防音カバーは、キヤツプ装着
部、下方の吸排孔および杭頭を覆い、ケーシング
全体を覆わず、しかも杭と防音カバーとの間を防
音用パツキングにより遮音する構造としたので、
防音装置を小型化することができる。また、防音
カバーの上方、すなわち下方の吸排孔より上方に
開口部を設けたので、杭打撃部で発生する騒音が
下方に伝播されず、打撃音の影響が有効に軽減さ
れる。
また、本考案によれば、上方の縦長の吸排孔か
ら重錘のストロークが目視できるようにしたの
で、ストロークの確認が確実に行なえ、信頼性の
高い杭打ちが行なえる。また、近接スイツチ等破
損しやすい機器を必要としないという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の油圧式ドロツプハンマの一部縦
断側面図、第2図は本考案の一実施例を示す一部
縦断側面図である。 30……ケーシング、31……油圧シリンダ、
32……上部ケーシング、33……重錘、34…
…下部ケーシング、41……キヤツプ、43……
杭、48……防音カバー、48b……吸音材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 重錘を昇降可能に収容した油圧ハンマのケーシ
    ングに、上下に間隔を有して、前記重錘が昇降す
    るたびに油圧ハンマ外部の空気を吸排気する吸排
    孔を設け、前記ケーシングに設ける上方の吸排孔
    を縦長に形成して前記重錘のストロークが目視さ
    れるようになし、該ケーシングの周囲に、キヤツ
    プ装着部、下方の吸排孔および杭頭を覆いかつ吸
    音材を有する防音カバーを取付け、該防音カバー
    の下端部に、防音カバーと杭との間を閉塞する防
    音用パツキングを取付け、防音カバーもしくは防
    音カバーとケーシングとの間に設けられる部材の
    前記下方の吸排孔より上方の個所に、防音カバー
    内部と外気とを連通させる開口部を設けたことを
    特徴とするドロツプハンマ。
JP7490382U 1982-05-24 1982-05-24 ドロツプハンマ Granted JPS58180934U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7490382U JPS58180934U (ja) 1982-05-24 1982-05-24 ドロツプハンマ

Applications Claiming Priority (1)

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JP7490382U JPS58180934U (ja) 1982-05-24 1982-05-24 ドロツプハンマ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58180934U JPS58180934U (ja) 1983-12-02
JPS6223858Y2 true JPS6223858Y2 (ja) 1987-06-18

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ID=30084294

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7490382U Granted JPS58180934U (ja) 1982-05-24 1982-05-24 ドロツプハンマ

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015224527A (ja) * 2014-05-30 2015-12-14 若築建設株式会社 油圧ハンマ用防音装置
KR102317709B1 (ko) * 2020-02-03 2021-10-26 김철수 항타기의 소음 저감장치

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5172116A (ja) * 1974-11-16 1976-06-22 Keeerinku Gnbh
JPS5486905A (en) * 1977-12-21 1979-07-10 Hitachi Construction Machinery Method and device for driving stake

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