JP3609400B1 - 騒音低減装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】建設機械等の操作性の悪化を低減し且つ建設機械等本来の作業性能を維持すると共に、建設機械等から発生する騒音を低減する騒音低減装置を提供する。
【解決手段】 騒音発生源を有する建設用機械又は建設用器具の該騒音発生源の騒音を低減して外部に発散する騒音低減装置1であって、前記騒音発生源が遮音部材10で被われて配置されることにより、該騒音発生源の騒音を外部に発散する伝達経路位置に該遮音部材10が配置され、該遮音部材10の内部には密閉された中空部20が形成されており、該中空部には該騒音発生源を被う液体30が封入されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、騒音低減装置に関する。具体的には、建設用機械又は建設用器具(以下、建設機械等と呼ぶ。)から発生する騒音を低減するために、その建設機械等に設けられた液体を用いた騒音低減装置に関する。
音の発生原因となる振動を吸収,減衰するという液体の性質を利用して、建設機械等から発生する振動音(騒音)を低減する消音装置が知られている。例えば削岩機全体を水密のカバーで被い、そのカバーと削岩機との間に水を充填する消音装置がある(特許文献1参照。)。これによれば、削岩機全体を被う液体によって、削岩機から生ずる騒音を吸収,減衰させることができる。
また別の例として、削岩機のハンマーが打ち下ろされる打撃面に液体を配置し、ハンマーの打撃力を吸収する消音装置がある(特許文献2参照。)。これによれば、ハンマーの打撃力を液体で吸収することにより、振動音発生の原因となる打撃力(起振力)を低減することができる。
特開平10−292373号公報 特開2003−13684号公報
しかし全体を水で被う消音装置を装備した削岩機は、その重量が増すため操作性に劣るという問題があった。このため、取扱い易さや移動性能などの操作性が重視される削岩機にはその使用が敬遠され、専ら備え付けの建設機械等に使用されるにとどまっていた。
一方、ハンマーの打撃面に液体を配置する消音装置によれば、削岩機全体を水で被う場合と比較して少ない水量で騒音低減効果を発揮する。しかしハンマーの打撃力が低減することにより、削岩機の掘削力等の作業性能が落ちてしまうという問題があった。
本発明は上述した点に鑑みて創案されたものである。つまり本発明が解決しようとする課題は、液体を封入した遮音部材を建設機械等の騒音発生源に被せることで、建設機械等の操作性の悪化を低減し且つ建設機械等本来の作業性能を維持すると共に、建設機械等から発生する騒音を低減する騒音低減装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の各発明は次の手段をとる。
先ず第1の発明に係る騒音低減装置は、騒音発生源を有する建設用機械又は建設用器具の騒音発生源の騒音を低減して外部に発散する騒音低減装置であって、騒音発生源が遮音部材で被われて配置されることにより、騒音発生源の騒音を外部に発散する伝達経路位置に遮音部材が配置され、遮音部材の内部には密閉された中空が形成されており、中空には騒音発生源を被う水が封入されており、中空室は空気層を有し、遮音部材の中空室内の水体積が、中空室の全体積に対して30%以上であり、遮音部材には中空室から外部に水を出し入れする供給・排出口が設けられており、建設用機械又は建設用器具はプレートコンパクターであり、プレートコンパクターは、振動を発生する起振機と起振機の振動が伝達される転圧盤とを備えることで転圧盤の振動により被締固め物を締め固める外部部位箇所が騒音発生源となるものにおいて、転圧盤自体を遮音部材として構成したことを特徴とする。
この第1の発明によれば、騒音発生源から発生する騒音(振動)は、中空室内の水により吸収,減衰される。このため、騒音低減装置を通過して外部に発散する騒音は、騒音発生源から直接外部に発散する騒音と比較して低減される。また騒音低減装置に封入される水量は、騒音発生源(プレートコンパクターの一部)を被うだけの体積分となる。このため、プレートコンパクター全体を水で被う場合と比較して、プレートコンパクターの重量増加に伴う操作性の悪化を低減できる。またプレートコンパクターと水とは遮音部材により分離されている。このため、プレートコンパクター全体を防水構造とする必要がない。更に騒音発生源内部には水が配置されていない。このため、プレートコンパクターの有する起振力等にも影響がない。つまりプレートコンパクター本来の作業性能は維持される。
更に、プレートコンパクターの構成要素を遮音部材が兼用する。このためプレートコンパクターの構成要素とは別に、騒音低減装置の構成要素をプレートコンパクターに装備する必要がない。装備する必要がない構成要素の重量だけプレートコンパクター全体の重量増加が抑えられる。このため、プレートコンパクターの操作性の悪化が低減される。
更に、供給・排出口により水を供給,排出することで、中空室内の水量を変更できる。
更に、中空室は空気層を有し、遮音部材の中空室内の水体積が、中空室の全体積に対して30%以上である。
ここで「建設用機械又は建設用器具」とは、土木,建築の工事およびその付帯工事を行う営業に用いられる機械,器具,装置その他の機器をいう。例えば、車両系建設機械等,整地・運搬・積込用機械,掘削用機械,切断用機械,切削用機械,解体用機械,基礎工事用機械,締固め用機械,路面用機械,舗装用機械,コンクリート機械,除雪機械,トンネル掘進機械,発電機械,高所作業車,ボーリング機械,作業船,海洋作業台などがある。締固め用機械としては、ローラ機,プレートコンパクター,平板式ダンピング機などがある。掘削用機械としては、せん孔機,削岩機,石炭掘削機,電気ショベルなどがある。路面を所定の深さまで削る切削用機械としては、コールドプレナーなどがある。
「騒音発生源」とは、その周りの空気の圧力変化を起こすことで、音(騒音)を発生させる音源のことをいう。爆発など直接的に空気の圧力変化を生じさせる音源と、振動など間接的に空気の圧力変化を生じさせる音源とがある。直接的な音源の例としては、内燃機関(エンジン)内で生じる混合気の爆発などがある。間接的な音源の例としては、発電機等その物体自体が振動するものと,プレートコンパクター・削岩機などのように構成要素の一部を所定部位に衝突させることで振動を発生させるものとがある。
次に第2の発明に係る騒音低減装置は、第1の発明に係る騒音低減装置において、前記遮音部材の中空室内の水体積が、該中空室の全体積に対して80%以上であることを特徴とする。
この第2の発明によれば、第1の発明に係る中空室内の水体積が中空室の全体積に対して80%以上とすることで、本発明に係るプレートコンパクターで達成可能な騒音低減効果を得ることができる
上述した本発明によれば、次の効果を得ることができる。
先ず第1の発明によれば、騒音発生源から発生する騒音を低減する。また重量増加に伴うプレートコンパクターの操作性の悪化を低減する。またプレートコンパクター本来の作業性能を維持する。
また、騒音低減装置の重量増加を抑えることでプレートコンパクターの操作性の悪化を低減する。
また、中空室内の水量を変更できる。
また、従来構造のプレートコンパクターよりもその騒音が低減される。
次に第2の発明によれば、本発明に係るプレートコンパクターで達成可能な騒音低減効果を得ることができる
以下に、本発明を実施するための最良の形態について各図面を参照しつつ説明する。
[第一の実施形態]
図1は第一の実施形態における騒音低減装置の斜視図、図2は第一の実施形態における騒音低減装置を装備した削岩機の断面図である。
図2に示すように削岩機40は、削孔駆動部41と,その削孔駆動部41を被うカバー体42とを有する。削孔駆動部41は、所定のストロークで往復運動するハンマー41aと,そのハンマー41aの打撃力を受けて削孔運動を行うシャンクロッド41bとを有する。ハンマー41aは、エンジンの回転動力,蒸気・圧縮空気,電気など公知の動力源により往復運動を行う。カバー体42は、ハンマー41aとシャンクロッド41bとの周りを被うように、それらに沿って配置されている。
第一の実施形態における騒音低減装置(以下、装置1と呼ぶ。)は、図2の通りハンマー41aがシャンクロッド41bを打撃する部位40a(以下、打撃部位40aと呼ぶ。)を被うようにカバー体42に沿って削岩機40に取付けられている。
この装置1は、遮音部材10と,遮音部材10内部の中空室20と,中空室20内の液体層30とからなる。また遮音部材10には、中空室20と装置1の外部とを連通する供給・排出口11が設けられている。以下、装置1の各構成要素について説明する。
遮音部材10は、騒音発生源の少なくとも一部を被う形状と大きさとを有する。例えば板状,帯状,筒状,円柱状(管状),多角柱状等の形状を有する遮音部材10で騒音発生源を囲う。管状の遮断部材10を連続して並べるなど複数の遮音部材10を用いて騒音発生源を囲うこともできる。図1の遮音部材10は筒状形状である。そして図2のように、カバー体42に密着して遮音部材10が打撃部位40aの周囲を被う。
なお遮音部材10と建設機械等とは脱着可能の別部材でも良いし、カバー体42の所定部を加工し建設機械等と一体化したものでも良い。例えば、カバー体42自体を二重中空にすることで、カバー体42と遮音部材10とを一体化することができる。
また遮音部材10は二重壁構造を有し、その二つの壁の間に水密の中空室20が形成される。なお中空室20内部には、その内部を区画するように隔壁を設けてもよい。隔壁を設けて中空室20内部を区画することにより、遮音部材10が受けた衝撃を各区画が撓むことで逃すことができる。このため、遮音部材10自体の変形,破損を低減できる。またその隔壁には各区画間を液体が行き来可能な導水口を設けることもできる。導水口を設けることで、遮音部材10における衝撃を液体の移動エネルギーに変換して吸収できる。
中空室20内部には、少なくとも騒音発生源を被うだけの液体が封入される。遮音部材10の二重壁の間に液体が封入されて、騒音発生源と装置1の外部との間に液体層30が形成される。
液体層30の液体は、供給・排出口11により中空室20に供給又は外部に排出される。第一の実施形態における供給・排出口11は、図1のように円筒状の遮音部材10の側面上部に設けられる。この供給・排出口11には蓋12が嵌め込まれる。
(遮音部材の材質)
遮音部材10の材質は、音を遮音する性能を有する材質であればよい。例えば、鉄・アルミニウム・鋳鋼などの金属,天然樹脂や合成樹脂(プラスチック)・天然ゴム・合成ゴムなどの高分子化合物(以下、プラスチック等と呼ぶ。),コンクリート,ガラス,レンガ等の材質を用いた遮音部材10を使用できる。このとき面密度が高い材質の遮音部材10は音の透過損失が高いため、遮音部材10を透過する音の量を低減できる。面密度が高い材質の遮音部材10としては、例えば鉄・アルミニウム・鋳鋼などの金属,コンクリート,ガラス,レンガ等がある。特に延性・展性に富むアルミニウムを加工して製造された遮音部材10は、建設機械等と間に隙間などができにくく密着性が高い。またアルミニウムは耐食性,機械的性質に優れるため、アルミニウムを用いた遮音部材10は腐蝕しづらく又衝撃に対して変形しづらく丈夫なものとなる。なお削岩機やプレートコンパクターの構成要素を遮音部材10が兼用する場合には、削岩機等から生ずる衝撃に耐えるだけの機械的特性を有する鉄・アルミニウム・鋳鋼などの金属が好ましい。
上述の材質を二種類以上使用してもよい。例えば、軟鋼板に薄いスズ層をかぶせてその腐食を防止するブリキ等のスズめっき鋼板も遮音部材10として使用できる。またステンレス鋼,銅=亜鉛共融体(真鍮),銅=スズ共融体(ブロンズ)などの合金を使用した遮音部材10であってもよい。元となる金属とは異なる物理的,化学的,機械的性質が合金に付加されるため、遮音部材10の使用範囲を広めることができる。特にジェラルミンなどのアルミニウム合金は、アルミニウムの機械的性質が強化されているため好ましい。
またプラスチック等を用いた遮音部材10の場合には、金属製のものと比較してその重量が軽い装置1となる。またプラスチック等をブロー成形等で一体的に成形された遮音部材10は、中空室20を有する遮音部材10が一体的に成形されるため、その密閉度が高い中空室20を有する。なお上述の材質を2種類以上使用して多層構造の遮音部材10としてもよい。また撓み変形するプラスチック等は遮音部材10の形状に沿って形状変化できるため、遮音部材10と削岩機40とを密着させることができる。
プラスチック等としては、例えばポリビニルアルコール,ポリ塩化ビニル,ポリ塩化ビニリデン,ポリエチレン,ポリスチレン,ポリアミド,ポリ酢酸ビニル,アクリロニトリル=スチレン共重合体(AS),アクリロニトリル=ブタジエン=スチレン共重合体(ABS)などの熱可塑性樹脂、フェノール樹脂,エポキシ樹脂,不飽和ポリエステル樹脂,ユリア樹脂,メラミン樹脂,ポリウレタン樹脂,シリコン樹脂などの熱硬化性樹脂、生ゴムなどの天然ゴム、スチレン=ブタジエンゴム,ブタジエンゴム,ブチルゴム,エチレン=プロピレンゴム,ニトリルゴム,ウレタンゴムなどの合成ゴムがある。
(液体)
液体は、空気よりも粘性を有するものであり、且つ少なくとも建設機械等の使用時において流動性を有するものであればよい。例えば、水などの有極性液体,四塩化炭素などの無極性液体のいずれも液体として適用できる。また、シリンダー油などの車両用・船舶用潤滑油,コンプレッサー油などの工業用潤滑油も液体として使用できる。また工業用潤滑油として、マシン油などの原料油と切削油などの金属加工油の両者を使用できる。水など常温において揮発性の低い液体は気化による体積の変化が少なく、使用される液体として好ましい。また水など空気中で燃焼を継続しない非可燃性のものは使用する人にとって安全なため、使用される液体として好ましい。また液体を分散媒としたコロイド溶液であるゾルも液体として使用できる。ゾル状の液体は、分散媒として用いた液体よりもその粘性が高くなるため音を吸収する効果が向上する。コロイド溶液がゼリー状に固化したゲル又は固体物であっても、建設機械等の使用時に流動性を有するものであれば液体として使用できる。ゲル又は固体物は、常温ではその気化量が少ない。更に、最終的には硬化するがその硬化速度が遅いものも、その流動性がある間は液体として使用できる。例えば低硬化性シリコンシーリングなど、その表面は硬化するが内部には流動性を保持するものも液体として適用できる。
次に装置1の作用,効果について説明する。
まず削岩機40から発生した騒音は、装置1により低減される。先ず遮音部材10に中空室20を設けることで質量則以上の騒音低減効果を発揮させる。つまり二重壁を離して設けることで、その壁を単に二枚重ねた場合よりもその遮音性能を高くする。更に中空室20内に液体層30を設けることで、液体の粘性抵抗を利用して遮音部材10を透過した騒音を減衰させる。更に液体の防振効果により、中空室20内の共鳴透過を低減させる(後述の[第一実施例]を参照。)。
また装置1には封入される液体の量は、打撃部位40aを被う液体量だけでよい。このため削岩機40全体を液体で被う場合と比較して、その液体による削岩機40の重量増加が少ない。つまり重量増加に伴う削岩機40の操作性の悪化を低減できる。このため、その取扱い易さや移動性能などの操作性が重視される削岩機40にも使用できる。例えば建設現場の作業員が個々に使用する小型の削岩機40にも使用できる。
また削岩機40と液体層30とは遮音部材10にて分離されているため、削岩機40全体を防水構造とする必要がない。更にハンマー41aとシャンクロッド41bとは直接的に接触するため、削岩機40の有する衝撃力(起振力)にも影響がない。つまり削岩機40本来の作業性能が維持される。また削岩機40から発散される熱を液体層30により吸収することができる。また装置1の運搬時には液体を排出して、その重量を軽くできる。
また装置1を装備した削岩機40は、その打撃部位40aから発散する騒音が低減されたものとなる。
[第二の実施形態]
図3は第二の実施形態におけるプレートコンパクターの一部断面図、図4は第二の実施形態における転圧盤の平面図である。
図3のプレートコンパクター50は転圧盤51を有する平板式タンピング機である。転圧盤51上には動力源のエンジン52と起振機53とがそれぞれ固定されている。なおエンジン52の後部には、作業員がプレートコンパクター50を操作するための操作ハンドル54が設けられている。
転圧盤51は、図4で見て平面長方形の板部材である。転圧盤51はアスファルト等を締固める締固め面51aを有する。締固め面51aは、その周囲が上方に向かって延長されている。この延長した部位には、ウレタン樹脂,シリコン樹脂,ゴム等を材料とする防音材55が装着されている。転圧盤51の内部には、締固め面51aに沿って中空構造が設けられている。中空構造は、その内部が充填構造を有する転圧盤51においてはその内部を取除くことで形成される。またアーチ形状の断面形状を有する転圧盤51においては、その従来構造としての中空構造をそのまま中空室20aとして使用できる。
エンジン52は、ガソリン,軽油,ガスなどを燃料として稼動する公知のエンジンが用いられる。なおエンジン52の代りに動力源として振動モータを用いてもよい。振動モータを用いることで、エンジン52を使用したものと比較してその騒音が低減される。
起振機53は、振動を生じさせる起振軸を有する公知の起振機である。なお起振機53ではなく、エンジン52の回転動力をクランクで往復運動に変換し、その往復運動をスプリングを介して転圧盤51に伝える機構(振動ダンパ機構)を用いてもよい。
上述のエンジン52内で生じる回転動力は、所定の動力伝導機構を介して起振機53内部の起振軸(図示せず。)へと伝達される。これにより起振軸が回転する。この起振軸の回転により生じた振動が、起振機53の下の転圧盤51に伝達される。この転圧盤51の振動により舗装時のアスファルト,砂等の締め固め動作を行う。
第二の実施形態の騒音低減装置(以下、装置2と呼ぶ。)は、図3の通り転圧盤51として形成されている。転圧盤51が遮音部材となり、転圧盤51内部の中空構造が中空室20aとなる。この中空室20aに、転圧盤51上部に設けられた供給・排出口11aを介して液体が供給される。供給された液体は、転圧盤51内部の中空室20aで液体層30aを形成する。供給・排出口11aには蓋12aが取付けられている。
装置2によれば、プレートコンパクター50とは別に遮音部材を装備する必要がない。このため遮音部材の重量だけプレートコンパクター50全体の重量増加が抑えられる。つまり、重量増加に伴うプレートコンパクター50の操作性の悪化が低減される。
また転圧盤51の中空構造内に液体層30aが配置されている。つまりアスファルト等と締固め面51aと間には液体層30aが配置されていないため、プレートコンパクター50の作業性能には影響がない。
また装置2の達成可能な騒音低減効果と防音材55の達成可能な騒音低減効果との両者の効果を得ることができる(後述の[第二実施例]を参照。)。
また転圧盤51内の液体体積は、その中空構造部分の全体積に対して30%以上であればよい。上述の液体体積を封入したプレートコンパクター50であれば、従来構造のプレートコンパクターよりもその騒音が低減される。
このとき中空室20a内の液体体積が多いほど、その騒音低減効果が高いため望ましい。望ましくは、上述の液体体積が80%以上である。液体体積が80%以上であれば、装置1で達成可能な騒音低減効果を得ることができる。
また供給・排出口により、転圧盤51内の液体量を調整することができる。
転圧盤51内の液体体積を少なくした場合は、その重量増加に伴う操作性の悪化を低減できる。一方転圧盤51内の液体体積を多くした場合は、その騒音低減効果が更に向上する。例えば建設現場の状況に応じて、距離減衰,樹木や地表の吸音効果など他の騒音低減効果を期待できる場合は、中空室20aの液体体積を少なくして操作性の悪化を抑える。一方、他の騒音低減効果の期待できない場合は、中空室20aの液体体積を大きくして装置1で達成可能な最大の騒音低減効果を得る。
またプレートコンパクター50の搬送時には液体を排出することで、プレートコンパクター50の重量を軽くして搬送し易くする。そしてプレートコンパクター50の使用時には、液体を供給して騒音低減効果を発揮させる。
[第三の実施形態]
図5は第三の実施形態における発電機械の斜視図、図6は第三の実施形態における外殻カバーの断面図である。
その発電機械60は、外殻カバー61と,外殻カバー61内部に配置された発電機(図示せず。)とを有する。また図5で見て発電機械60の正面にはコントロールパネルが配置されている。発電機械60の裏面(図示せず。)には、空気の供給と発電機の排気ガスの排気を行う給排気口と電力供給コードとが配置されている。
発電機はエンジンの回転動力を利用した発電機が用いられる。外殻カバー61は、図5で見て発電機械60の上面と両側面とを覆う防護壁である。
第三の実施形態の騒音低減装置(以下、装置3と呼ぶ。)は、図6の通り外殻カバー61として形成されている。この外殻カバー61が遮音部材となり、外殻カバー61内部の中空構造が中空室20bとなる。この中空室20b内に、外殻カバー61上部に設けられた供給・排出口11bを介して液体が供給される。供給された液体は、外殻カバー61内部で液体層30bを形成する。供給・排出口11bには、蓋12bが取付けられている。装置3によれば、発電機械60の騒音を低減することができる(後述の[第三実施例]を参照。)。また発電機械60とは別に遮音部材を装備する必要がない。つまり遮音部材の重量だけ発電機械60全体の重量増加が抑えられる。
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。なお本発明はこの実施例に限定されない。
[第一実施例]
実施例の削岩機40は、圧縮空気により反復運動を行うハンマー41aでシャンクロッド41bに打撃を加えるタイプのものを使用した。削岩機40自体の重量は20kgであり、中空室20に液体を充填した場合(注入量100%の場合。)には22kgとなる。
実施例の騒音低減装置は、その厚さが0.5mmのアルミニウムの二重壁からなる遮音部材10を用いた。この壁同士は10mm離れて設けられている。この二重壁で囲まれた部位を中空室20とした。各実施例では、上述の中空室20に所定量の水を封入した。
なお比較例として、騒音低減装置を装備しない削岩機40を用いた。削岩機40の構成は、上述の実施例における削岩機40の構成と同様である。
(騒音測定試験)
上述の削岩機40から水平距離で7.5m離れた位置で且つ地上 1.2mの高さに設置したマイクにより騒音を集音した。そして所定時間内に集音された騒音(dB(A))の最大値(騒音レベルL5)を測定した(今回は1秒間に1000回の計測を行った。)。今回の騒音測定試験は、リオン株式会社製の「普通騒音計(型式:NL−05A)」を用い、A特性に補正した騒音を測定した。
Figure 0003609400
表1は、実施例及び比較例の削岩機40の騒音レベルL5を示した表である。なお表中の液体の注入量(%)とは、中空室20の全体体積に対する液体体積(%)のことを意味する。
表1によれば、実施例1及び実施例2の騒音レベルL5は、比較例1と比較して3dB(A)以上低下した。液体の注入量が80%の場合、注入量が100%の場合と比較してその騒音レベルL5が低い。これは、削岩機40の振動により中空室20内部の液体と空気とが混ざり合ったためと考えられる。つまり液体層30に生じた気泡の形状変化により、振動が吸収されたためと考えられる。このため中空室20には液体層30と空気層とを有することが望ましいといえる。なお、この推論は本発明を拘束するものではない。
[第二実施例]
(実施例)実施例のプレートコンパクター50では、厚さ8mmの二枚の鉄板を用いて二重壁構造を形成した厚さ50mmの転圧盤51を用いた。また、転圧盤51の全体積に対して70%の体積を有する中空室20aを締固め面51aに沿って設けた。また転圧盤51には、ウレタン樹脂又はシリコン樹脂からなる防音材55を図4に示すように塗付した。なおプレートコンパクター50の重量は60kgであり、中空室20aに液体を充填した場合には62kgとなる。
実施例3〜6では、この中空室20aに所定量の水を封入した。実施例7,8では、中空室20aに所定量のシリンダー油(無泡)(密度:0.874g/cm)を封入した。実施例9では、中空室20aに所定量のシリコンシーリング材(密度:1.03g/cm)を封入した。
(比較例)比較例のプレートコンパクター50も、上述のものと同様の構成を有する。ただし比較例2では、防音材55が塗付されていない。
比較例2及び比較例3では、中空室20a内に空気が充填されている。比較例4では、中空室20の全体積に対して、締固め状態で80%の体積を満たす量の砂(単位容積質量:1.61g/cm)が封入されている。
(騒音測定試験)
上述のプレートコンパクター50を用いて、密粒度アスファルトコンクリート(以下、密粒アスコンと呼ぶ。)を敷詰めた路面を締固めた場合(締固め時)に生ずる騒音を測定した。また同様に上述のプレートコンパクター50を用いて、締固め動作終了後の既設密粒アスコン上で締固め動作を行った場合(空打ち時)に生ずる騒音を測定した。試験手順は[第一実施例]と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
(締固め率測定試験)
先ず上述のプレートコンパクター50を用いて締固め動作を行った後の密粒アスコンより、コアカッターを用いφ10cmの直径を有する試料(φ10cmコア供試体,以下、コアと呼ぶ。)を採取した。採取したコアの密度(g/cm)を以下の式に従って算出した。コア空中質量とは、空気中におけるコアの質量(g)をいう。コア水中質量とは、水中におけるコアの質量(g)をいう。
コアの密度(g/cm)=(コア空中質量)/{(コア空中質量)−(コア水中質量)}

次に上述の式から導き出した各試料のコアの密度(g/cm)と比較試料のコアの密度(g/cm)とを比較し、各試料の締固め率(%)を以下の式に従い算出した。
また比較試料として、比較例2のコアを用いた。
締固め率(%)={(試料のコア密度)/(比較試料のコア密度)}×100
Figure 0003609400
Figure 0003609400
表2は、比較例であるプレートコンパクターの騒音レベルL5と締固め率を示した表である。表3は、実施例であるプレートコンパクターの騒音レベルL5と締固め率を示した表であり、液体の注入量(%)とは、中空室20aの全体体積に対する液体体積(%)のことを意味する。
表2及び表3より、実施例3〜9における締固め時及び空打ち時の騒音レベルL5は、比較例2(防音材なし)と比較して約7dB(A)低下した。
次に実施例3〜9における締固め時の騒音レベルL5は、比較例3(防音材あり)と比較して1.4dB(A)以上低下した。また実施例3〜9における空打ち時の騒音レベルL5も、比較例3(防音材あり)と比較して2.0dB(A)以上低下した。
なお、中空室20aに砂を封入した比較例4の騒音レベルL5は、比較例2(防音材あり)と同程度であった。また同一注入量で比較すると、比較例4の方が質量が大きいにも係らず、実施例5,8,9の方が騒音低減効果が高いことから、実施例には質量則以上の騒音低減効果があることがわかった。
次に実施例3〜9における締固め率は、比較例2(防音材なし)及び比較例3(防音材あり)と同程度であった。このことから実施例3〜9の締固めに関する作業性能は、プレートコンパクター50が本来有する作業性能を維持していることがわかった。特に実施例5,6,8,9での締固め率は、比較例2,3と遜色がなかった。
[第三実施例]
(実施例)実施例の発電機械60では、厚さ1.2mmである二枚の鉄板からなる二重壁を外殻カバー61として用いた。鉄板と鉄板との間は10mmである。その二重壁で囲われた部分を中空室20bとした。外殻カバー61は、図5で見て発電機械60の上部面と両側部面とを覆っている。発電機は、エンジンの回転動力を利用したものである。その出力電力は、三相200Vである。実施例では、中空室20bに所定量の水を封入した。
(比較例)比較例の発電機械60の基本構成は、実施例の発電機械60と同様の構成を有する。ただし比較例の外殻カバー61は、一枚の鉄板で形成されている。
騒音測定試験の手順は[第一実施例]と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
Figure 0003609400
表4は、実施例と比較例の発電機械60の騒音レベルL5を示した表であり、液体の注入量(%)とは、中空室20bの全体体積に対する液体体積(%)のことを意味する。
表4より、実施例10,11の騒音レベルL5は、比較例5と比較して3dB(A)以上低下した。
更に表1〜表4から、本実施例にかかる構成の騒音低減装置を用いることで、65dB(A)〜110dB(A)の範囲の騒音レベルL5に対してその騒音低減効果を発揮することが分かった。
本発明は上述の実施形態に限定されるものなく、上記各手段以外に次の手段をとる。
先ず第2の発明に係る騒音低減装置において、その建設用機械が削岩機でありその削岩機はケースとケース内に削孔駆動部とを備えることで削孔駆動部が騒音発生源となるものにおいて、ケース自体を第2の発明に係る遮音部材として構成したことを特徴とする。これによれば上述の第2の発明と同様の理由で、建設機械等の操作性の悪化が低減される。
次に第3の発明に係る騒音低減装置において、その転圧盤の表面に沿って防音材が配置されていることを特徴とする。これによれば、本発明の騒音低減装置で達成可能な騒音低減効果と防音材で達成可能な騒音低減効果との両者の効果を得ることができる。
次に第1の発明に係る騒音低減装置を装備した削岩機であることを特徴とする。これによれば、本発明の騒音低減装置で達成可能な騒音低減効果を奏する削岩機となる。
次に遮音部材10は、打撃部位40aと離れた位置に配置されていてもよい。打撃部位40aから発散した音が人に伝達していく経路(伝達経路)を遮る位置に遮音部材10が配置されていれば、遮音部材10の遮音効果により遮音壁として働くためである。
第一の実施形態における騒音低減装置の斜視図である。 第一の実施形態における騒音低減装置を装備した削岩機の断面図である。 第二の実施形態におけるプレートコンパクターの一部断面図である。 第二の実施形態における転圧盤の平面図である。 第三の実施形態における発電機械の斜視図である。 第三の実施形態における外殻カバーの断面図である。
符号の説明
1,2,3 騒音低減装置(装置)
10 遮音部材
11,11a,11b 供給・排出口
12,12a,12b 蓋
20,20a,20b 中空室
30,30a,30b 液体層
40 削岩機
40a 打撃部位
41 削孔駆動部
41a ハンマー
41b シャンクロッド
42 カバー体
50 プレートコンパクター
51 転圧盤
51a 締固め面
52 エンジン
53 起振機
54 操作ハンドル
55 防音材
60 発電機械
61 外殻カバー

Claims (2)

  1. 騒音発生源を有する建設用機械又は建設用器具の該騒音発生源の騒音を低減して外部に発散する騒音低減装置であって、
    前記騒音発生源が遮音部材で被われて配置されることにより、該騒音発生源の騒音を外部に発散する伝達経路位置に該遮音部材が配置され、該遮音部材の内部には密閉された中空が形成されており、該中空には該騒音発生源を被う水が封入されており、
    該中空室は空気層を有し、
    該遮音部材の中空室内の水体積が、該中空室の全体積に対して30%以上であり
    前記遮音部材には中空室から外部に水を出し入れする供給・排出口が設けられており、
    前記建設用機械又は建設用器具は、プレートコンパクターであり、
    該プレートコンパクターは、振動を発生する起振機と該起振機の振動が伝達される転圧盤とを備えることで該転圧盤の振動により被締固め物を締め固める外部部位箇所が騒音発生源となるものにおいて、前記転圧盤自体を前記遮音部材として構成したことを特徴とする騒音低減装置。
  2. 請求項1に記載の騒音低減装置において、
    前記遮音部材の中空室内の水体積が、該中空室の全体積に対して80%以上であることを特徴とする騒音低減装置。
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