JPS62236797A

JPS62236797A - 磁性表示板

Info

Publication number: JPS62236797A
Application number: JP7923486A
Authority: JP
Inventors: 忠明佐藤; 沢田　興三; 理磯崎; 賢二久保田; 力冨永
Original assignee: Kansai Paint Co Ltd; Nippon Mining Co Ltd
Current assignee: Kansai Paint Co Ltd; Eneos Corp
Priority date: 1986-04-08
Filing date: 1986-04-08
Publication date: 1987-10-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明における銅スラグのリン酸塩結合型不焼伐成型体
とは、銅製錬において産出する鋼スラグの粒子に、　Ｉ
ＪンＭ及び（又は）リン酸塩を添加混合し、所望の形態
を有する型枠内に流込みそして常温で凝結硬化させるこ
とにより得られる成型体を云う。銅スラグに清色剤その
他の添加剤を混入することが出来、本明細書ではそれら
を含めて銅スラグと称する。更に「磁性を有する銅スラ
グ」とは、Ｆｅ３Ｏ４含有量の多い鉄精鉱、他の銅スラ
グと鉄精鉱との混合物、銅スラグに磁性材料（ｒ−Ｆｅ
２０３＊　Ｆｅ、０４　　等）を混合したものを代表と
する。

鋼製錬から産出される銅スラグとしては前述したような
各種のものがあるが、それぞれの製造方式に基き、組成
の差異を有している。しかしながら、その主成分は、Ｔ
、Ｆｅ　５５〜６０％、２ＦｅＯ・５ｉｎ２２０〜４０
Ｘ、　Ｆｅ５Ｏ４１〜２５％セして５ｉｎ２２０〜３５
Ｘの範囲にあると一般的に言うことが出来る。但し、転
炉産出銅スラグはＦｅ　ｓＯ４が多いことを特徴とする
。次は自溶炉スラグと転炉鉄精鉱との差異を示す：本発明においては、自溶炉スラグ、反射炉スラグ、溶鉱
炉スラグ、転炉スラグ、ＭＩ法錬跋炉スラグ等いずれを
も対象とするが、特にはＴ、Ｆｅ４０〜５５　Ｘ　１２
　Ｆｅｄ’　８１０２２０〜５０％、Ｆｅ５０４１５〜
２５％そして８１０２　２１〜２９％を主成分とする磁
性鋼スラグ特定的には転炉産出鉄精鉱を対象とする。こ
うしたスラグは、通常、０．５〜４％Ａｌ２Ｏ３，０，
２〜３ＸＭｇＯ，０，５〜４　ＸＣａＯ。

１〜５Ｚｎその他の不純物を含有しているが、これらは
ほとんど影響を与えない。

鉄精鉱の他、鉄精鉱と他の銅スラグとの組合せ、銅スラ
グと磁性粒子、例えばｒ　”’　Ｆｅ２Ｏ，ｐ　Ｆｅ、
０４等との組合せも本発明における原料となしうる。

こうした銅スラグは、水砕、風砕、機械的粉砕により細
く粉砕される。２００メツシユ以下に整粒することが好
ましい。

リン酸は、それ自身が接着力を有しているわけではない
が、金属酸化物等の他の物質と反応して塩類をつくり、
こうした塩類が結合材としての役割を果し、特に銅スラ
グ粒子用結合材として優れた適性を有している。不定形
耐火物等へのリン酸及び燐酸塩結合材の使用は知られて
いるが、銅スラグ用結合材としてこれらを単独で使用す
る試みは本発明が初めてである。

リン酸としては、次亜リン酸、亜リン酸、次リン酸、メ
タリン酸、ピロリン酸及びオルソリン酸等棹々のものが
存在するが、本発明においてはそのいずれをも含むもの
である。しかし、工業的にもつとも重要で、生産量も多
いのがオルソリン酸であり、実用的にはこれで充分であ
る。リン酸塩には、オルソリン酸塩、ビロリン酸塩、ポ
リリン酸塩、メタリン酸塩等があり、本発明では、広く
用いられるリン酸アルミニウム（例　第１リン酸アルミ
ニウム）、リン酸ナトリウム（例　第１リン酸ナトリウ
ム）及びリン酸マグネシウム（例第１リン酸マグネシウ
ム）を単独であるいは組合せ及び又はそれらの結合組成
物で好適に用いることが出来る。

リン酸及びリン酸塩は５０〜８０％水溶液として用いら
れる。リン酸は一般に８５〜７０％程度の水溶液として
市販されており、これらをそのまま用いてもよい。

銅スラグ粒子とリン酸及び（或いは）リン酸塩との混合
物は、リン酸及び（或いは）リン酸塩を１〜６０１ｆｔ
−ＪｔＸ添加し、充分に混錬することにより生成される
。結合剤は、銅スラグ粒子全体を結合するに適正でなけ
ればならず、多すぎてはならない。こうした目的ＶＣ１
〜６０１１ｒ量％好ましくは１〜４０重量％より好まし
くは５〜５０重景％が適正である。

必要に応じ、ベンガラのよ５な着色料、顔料等を添加し
てもよい。これらは、銅スラグの６０Ｘまで添加するこ
とが出来る。

生成する銅スラグ粒子スラリーは、目的とする表示板寸
法に応じた型枠に流込まれる。平板状成型品は、加熱し
ても歪曲しない剛直性を有している。表示板に模様づけ
、枠づけ等が必要なら、型枠に然るべき転写模様を付け
ておくことにより模様等付き表示板が容易に成型時に生
成しうる。

本発明の基本的に重要な特徴は、速硬性でありそして不
焼成状態において多くの製品としての使用に耐える充分
の強度を発現することである。硬化は３０秒〜１０分の
短時間で完了する。あまり急速な硬化が望ましくない場
合には、結合材添加量をコントロールすることによって
目標に合わせる。

本発明による生成物は、前述したように、着色剤を適量
混合することにより様々の色を発現することが出来る。

例えば、ベンガラ（Ｆｅ２０５）は赤褐色をセしてＴｉ
Ｏ２は白青色を生みだす。その他斯界で知られる着色剤
を単独で或いは複数種組合せて使用することにより無数
の着色が可能である。

更には、８０℃前後の蒸気養生によって白色を生みだす
ことが出来る。着色剤と蒸気養生との組合せによって一
段と深味のある色を生みだすことが出来る。特に１天理
石のような重厚感のある色合いを発現できる。こうして
、表示板に装飾価値を増し、室内装飾をも兼ねさせるこ
とができる。

本発明による組成物は塗料との適合性も良好であり、実
質上すべての塗料によって彩色可能である。特に、アル
カリ分を含まないことから、ＥＢＣ塗料（′ｖＩＬ子線
硬化塗料）の使用が可能であり、きわめて美しい外観の
密着性の良い塗膜の形成が可能であり、これら製品の筒
級感、１ｆ厚感等をかもし出し、更に一層広い分野での
製品化を可能ならしめる。

ＥＢＣ塗料は、電子線によって塗料を硬化乾燥させる方
法において用いられる塗料であり、不飽和樹脂、オリゴ
マー、反応性希釈剤、着色剤、安定剤などから構成され
、ＥＢＣ塗料に電子線を照射するとラジカルが発生し、
そのラジカルによって塗料が硬化乾燥することを原理と
する。ＥＢＣ樹脂は秒以下で硬化乾燥するに加えて、寸
法安定性も良好である。本発明成型品はアルカリを含ん
でいないことから予備処理を要せずＥＢＣ塗料の適用が
可能であり、従来品では得られなかった彩度の高い赤、
黄、ライトグリーン、メタリック色等の塗装が短時間で
得られる。更に、この塗膜は、硬度が高く傷つきにくい
こと及び耐摩耗性が良好な点でも優れている。

本発明においては、大寸の平板を単一材料で簡易に作製
しうるので従来表示板よりコストを下げることが出来る
。更Ｋ、適度の磁性は紙片等の貼付に好適であり、表示
板とし【の機能を増進する。

発明の効果鋼スラグな磁性表示板という意外な用途において再活用
し、コストの安いしかも装飾価値のある磁性表示板を簡
易に作製することに成功した。

実施例１粒度２００メツシユ以下の次の鉄精鉱を使用した：Ｔ、Ｆｅ　　　　　　　　　　４８．５％Ｆｅ、０４２
１２％２ＦｅＯ−８ｉＯ２２５，１％ＳｉＯ□　　　　　　　　２５ＸＡｌ２Ｏ２１４％ＭｇＯ０，６ＸＣａＯｔ４ＸＺｎ　　　　　　　２８％Ｐｂ　　　　　　　ｔ４ＸＣｕ　　　　　　　Ｑ、６ＸＳ　　　　　　　　ＣＬＯ４％上記の鉄精鉱に濃度８［］Ｘのリン酸水浴液を５＝１の
ＸＣｔ比で添加混合し、１ｍＸｔ５ｍｘｏ、０１ｍの寸
法の平板を流込成型した。３０秒後に硬化を完了した。

黒色の磁性のある平板が得られた。

Claims

【特許請求の範囲】１）磁性を有する銅スラグのリン酸塩結合型不焼成成型
体から成る磁性表示板。２）表面にＥＢＣ塗料を塗布した特許請求の範囲第１項
記載の磁性表示板。