JPS6223565A - ガス焚機関の燃料制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はガス焚機関の燃料制御装置に関する。

〔従来の技術〕

ＬＮＧ運搬船の航行中におげろカーゴタンクの圧力制御
は、発生したボイル・オフ・ガスを圧縮機で吸引し、推
進機関の燃料として使用することにより行われる。

この場合、カーゴタンクの圧力はタンク強度面から０〜
０．２５ａｔｇの間に制御する必要があり、特に負圧に
なることは避けなければならず、一方、ガス焚機関側よ
りみれば、安定した燃料供給は不可欠であり、機関負荷
に応じたホイル・オフ・ガスを供給する必要がある。

そこで、ガス焚機関としては上記の２つの要求を一台の
圧縮機で処理する必要があり、圧縮機にとっては吐出圧
を一定に保つと又もが必要となる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明はこのような事情に鑑みて提案されたもので、液
化ガスタンクの圧力を許容値内に維持しながら、機関へ
のガス供給圧力を一定に保つことにより、燃料ガス圧縮
機の完全自動運転を可能とするガス焚機関の燃料制御装
置を提供することを目的とする。

〔問題点を解決する１こめの手段〕 そのために、本発明は、液化ガス貯蔵タンクで自然発生
したボイル・オフ・ガスを主燃料として燃料ガス圧縮機
により吸引加圧して供給し不足分を補助燃料で補って運
転されるガス焚機関において、上記燃料ガス圧縮機下流
の供給ガス圧を設定圧力に保つと又もにガス焚機関回転
数を機関速度設定値に保つように燃料ガス供給量と補助
燃料供給量とを制御する電子ガバナーと、上記供給ガス
圧を設定圧力に保つように上記燃料ガス圧縮機の流量を
制御する圧縮機制御装置と、上記液化ガス貯蔵夕／りの
ボイル・オフ・ガス圧がタンク許容最低圧力以下になら
ないように上記圧縮機制御装置の出力制御信号を規制す
る圧縮機制御装置規制手段とを具えたことを特徴とする
。

〔作　用〕 このような構成により、液化ガスタンクの圧力を許容値
内に維持しながら、機関へのガス供給圧力を一定に保つ
ことにより、燃料ガス圧縮機の完全自動運転を可能とす
るガス焚機関の燃料制御装置を得ることができる。

〔実施例〕

本発明の一実施例を図面について説明すると、第１図は
その系統図、第２図は第１図のタンク圧と圧縮機の出力
との関係を示す線図である。

上図において、１は液化ガスタンク、２は液化ガスタン
ク１内に貯蔵されたＬＮＧ等の液化ガス、３は外部から
の侵入熱により液化ガス２の一部が自然蒸発してできた
ボイル・オフ・ガス、４はガス焚機関で、前記ボイル・
オフ・ガス３を主燃料とし、不足分を油等の補助燃料で
補って運転される。

５は燃料ガス路で、液化ガスタンク１から機関４へ通じ
ている。６は燃料ガス圧縮機で、燃料ガス路５の途中に
設置され、液化ガスタンク１のボイル・オフ・ガス３を
吸引加圧し、ガス焚機関４へ送給する。７は燃料ガス弁
で、ガス焚機関４の入口に設けられ、ガス焚機関４への
ガス流入量すなわち機関のガス消費量を調節する。

８はガス弁駆動用サーボモーターで、燃料ガス弁７を制
御する。９は、補助燃料制御用サーボモーターで、機関
設定速度と燃料ガス供給量から計算された燃料の不足分
を補う量の補助燃料をガス焚機関４へ供給する。１０は
補助燃料供給路である。

１１は機関速度設定器、１２は機関回転数検出器、１３
は電子ガバナーで、機関速度設定器１１力）らの榊閘股
宏回餅ｔ！１１．ｌ−１榊閘回←数検出器１２からの実
際の機関回転数を比較し、その偏差信号で両サーボモー
ター８，９を制御して、機関速度を設定値に保つ。

１４は圧縮機制御装置で、燃料ガス圧縮機６を、電圧、
周波数変換方式で制御し、供給ガス流量を調節する。１
５はタンク圧検出器で、液化ガスタンク１内のボイル・
オフ・ガス３の圧力を検出し、電気信号に変換して圧縮
機制御装置１４へ送る。１６は供給ガス圧検出機で、燃
料ガス圧縮機６出口のガス圧を検出し、電気信号に変換
して電子ガバナー１３へ送る。

なお、電子ガバナー１３内には、供給ガス圧設定値が記
憶させられており、供給ガス圧検出器１６よつの供給ガ
ス圧信号と比較されその偏差信号で、ガス弁駆動用サー
ボモーター８が操作され、この偏差信号は、圧縮機制御
装置１４へも送られる。

また、圧縮機制御装置１４内には、燃料ガス圧縮機６に
よるボイル・オフ・ガス３の吸過ぎにより、液化ガスタ
ンク１の内圧が設定値以下にならないようにするための
最低タンク圧保持回路がマイクロコンピー−ターとして
組み込まれている。

このような装置において、ガス消費量一定で機関が運転
されている状態で、何らかの理由により、供給ガス量が
低下すると、供給ガス圧力が下がり、設定値に対する偏
差値がマイナスとなる。

その結果、電子ガバナー１３からガス弁駆動用サーボモ
ーター８に燃料ガス弁７を絞るよう指令が出され、同時
にマイナスの偏差値信号は、圧縮機制御装置１４へも送
られ、燃料ガス圧縮機６の流量を増大させようとする。

この場合、前記供給ガス圧の低下の原因が液化ガスタン
ク１の最低圧力保持の必要性に基づくものであれば、燃
料ガス圧縮機６に対する流量増大の要請は、前記最低タ
ンク圧力保持回路により拒否されるので、燃料ガス弁７
のみが絞られ、機関へのガス供給量（消費量）は、供給
ガス圧が回復するまで減らされる。

勿論、機関設定測度を維持するために、ガス供給量が低
下した分だけ、補助燃料の供給量が自動的に増大される
。

また、逆に何らかの理由で、供給ガス量が増大すると、
供給ガス圧が設定値より高くなるので、偏差値がグラス
となり、ガス弁駆動用サーボモーター８を介して燃料ガ
ス弁７が開かれ、機関４へのガス供給量（消費量）が増
やされ、その分、補助燃料の消費量は減少する。

一例として、第２図に示すように、タンク圧が０．２５
〜０．０５ａｔｇの間は電子ガバナー１３からの制御電
号がそのま瓦燃料ガス圧縮機６に出力されるが、タンク
圧が０．０５ａｔｇ以下になると、最低タンク圧力保持
回路が作動して電子ガバナー１３からの信号は制限をう
ける。

例えば、電子ガバナー１３から、燃料ガス圧縮機６に対
して８０％の出力運転の要求が出ても、最低タンク圧力
保持回路から、７０％出力運転の制限が与えられると、
圧縮機制御装置は後者を優先し、燃料ガス圧縮機の出力
を７０％に抑える。

なお、タンク圧が０．０３ａｔｇ以下になると、タンク
保護のだめ、燃料ガス圧縮機６の運転は停止させる。

〔発明の効果〕

要するに本発明によれば、液化ガス貯蔵夕　４゜ンクで
自然発生したボイル・オフ・ガスを主燃料として燃料ガ
ス圧縮機により吸引加圧して供給し不足分を補助燃料で
補って運転されるガス焚機関において、上記燃料ガス圧
縮機下流の供給ガス圧を設定圧力に保つと−もにガス焚
機関回転数を機関速度設定値に保つように燃料ガス供給
量と補助燃料供給量とを制御する電子ガバナーと、上記
供給ガス圧を設定圧力に保つように上記燃料ガス圧縮機
の流量貯蔵タンクのボイル・オフ・ガス圧がタンク許容
最低圧力以下にならないように上記圧縮機制御装置の出
力制御信号を規制する圧縮機制御装置規制手段とを具え
たことにより、液化ガスタンクの圧力を許容値内に維持
しながら、機関へのガス供給圧力を一定に保つことによ
り、燃料ガス圧縮機の完全自動運転を可能とするガス焚
機関の燃料制御装置を得るから、本発明は産業上極めて
有益なものである。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例を示す系統図、第２図は第１
図におけるタンク圧と圧縮機出力との関係を示す線図で
ある。 １・・・液化ガスタンク、２・・・液化ガス、３・・・
ボイル・オフ・ガス、４・・・ガス焚機関、５・・・燃
料ガス路、６・・・燃料ガス圧縮機、７・・・燃料ガス
弁、８・・・ガス弁駆動用サーボモーター、９・・・補
助燃料制御用サーボモーター、１０・・・補助燃料供給
路、１１・・機関速度設定バナー、１５・・・圧縮機制
御装置、１６・・・供給ガス圧検出器 復代理人　弁理士　塚　本　正　文 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 液化ガス貯蔵タンクで自然発生したボイル ・オフ・ガスを主燃料として燃料ガス圧縮機により吸引
   加圧して供給し不足分を補助燃料で補って運転されるガ
   ス焚機関において、上記燃料ガス圧縮機下流の供給ガス
   圧を設定圧力に保つとゝもにガス焚機関回転数を機関速
   度設定値に保つように燃料ガス供給量と補助燃料供給量
   とを制御する電子ガバナーと、上記供給ガス圧を設定圧
   力に保つように上記燃料ガス圧縮機の流量を制御する圧
   縮機制御装置と、上記液化ガス貯蔵タンクのボイル・オ
   フ・ガス圧がタンク許容最低圧力以下にならないように
   上記圧縮機制御装置の出力制御信号を規制する圧縮機制
   御装置規制手段とを具えたことを特徴とするガス焚機関
   の燃料制御装置。