JPH022939Y2 - - Google Patents

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JPH022939Y2
JPH022939Y2 JP1983022578U JP2257883U JPH022939Y2 JP H022939 Y2 JPH022939 Y2 JP H022939Y2 JP 1983022578 U JP1983022578 U JP 1983022578U JP 2257883 U JP2257883 U JP 2257883U JP H022939 Y2 JPH022939 Y2 JP H022939Y2
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fuel
engine
fuel pump
amount
battery voltage
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JP1983022578U
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電気式燃料ポンプを備えたエンジン
の燃料送給装置に関するものである。
(従来の技術) 一搬に、エンジンの燃料系においては、エンジ
ンに燃料を供給する気化器あるいは燃料噴射弁に
対し、燃料タンクから燃料を送給する電気式燃料
ポンプが設けられている。そして、通常、上記燃
料ポンプはエンジンの高負荷時における最大燃料
消費量より多い吐出量が得られるように駆動して
いる。
また、例えば特開昭49−27720号公報に示され
るように、燃料ポンプの作動をエンジンの燃料消
費量に応じてその消費量より多い吐出量に制御す
るようにした技術が提案されている。
(考案が解決しようとする課題) そして、上記のようにエンジンの高負荷時もし
くは急激な負荷の上昇に対処するために、エンジ
ンでの燃料消費量より比較的多い燃料吐出量を得
るための燃料ポンプの駆動は、エンジンの低負荷
時等の比較的燃料消費量の少ない領域では無駄な
電気負荷となつている。
一方、エンジンの始動時においては、上記燃料
ポンプの駆動に加えて、スタータモータの起動を
行うために、全体として大きな電気負荷となるも
のである。その際、バツテリ電圧が低下している
と、スタータモータの作動不良による始動不能が
発生するものである。特に、寒冷時にはバツテリ
の性能が低下していることから、バツテリ電圧が
低いことが多い。また、燃料噴射式のエンジンに
おいては、バツテリ電圧が低いとソレノイドの励
磁不足により、所定の燃料が噴射されず、さらに
始動性が悪化するものである。
そこで、本考案は、通常運転時には燃料ポンプ
の吐出量をエンジン負荷に応じた要求燃料供給量
よりも多く設定することで加速要求に対応できる
ようにしながら、バツテリ電圧の低いエンジンの
始動時には燃料ポンプの吐出量を必要最少限に減
少させることにより、燃料ポンプの電気負荷を軽
減して確実なスタータモータの作動による始動性
を確保せんとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段
は、燃料タンクから気化器もしくは燃料噴射弁へ
燃料を送給するための吐出量が可変な電気式燃料
ポンプと、エンジンの負荷状態に対応してエンジ
ンに供給する要求燃料供給量よりも所定量多い吐
出量で上記燃料ポンプを駆動制御する制御回路と
を備えたエンジンの燃料送給装置を前提とする。
この前提のもとで、エンジンの始動時を検出する
始動検出手段と、バツテリの電圧が所定値以下で
あることを検出するバツテリ電圧検出手段と、上
記両検出手段からの信号を受けたとき、上記燃料
ポンプの吐出量を減少させるよう補正する補正回
路とを備えたものである。
(作用) このことにより、本考案では、通常運転時に
は、エンジンの負荷状態に対応してエンジンに供
給する要求燃料供給量よりも、負荷の急激な上昇
に対処できるよう所定量多い吐出量で燃料ポンプ
を駆動制御するので、加速要求の対応を可能とす
るとともに、燃料ポンプの無駄な駆動を減少さ
せ、燃料ポンプの電気負荷を軽減して燃費性能の
向上を図る。一方、バツテリ電圧が設定値以下の
始動時には、燃料ポンプの吐出量を減少補正する
ことにより、始動に必要な燃料費を確保した状態
において燃料ポンプの電気負荷を軽減し、スター
タモータの回転数を上昇して始動性を向上でき
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に沿つて説明す
る。第1図において、1は吸気通路2及び排気通
路3を備えたエンジン、4は上記吸気通路2に配
設されエンジン1に燃料を供給する燃料噴射弁、
5は燃料噴射弁4と燃料タンク6とを接続する燃
料供給通路を示す。燃料供給通路5には、燃料タ
ンク6から燃料噴射弁4に燃料を送給するための
吐出量が可変な電気式燃料ポンプ7が介装されて
いる。
上記燃料供給通路5の燃料ポンプ7の前後には
それぞれフイルタ8,9が配設され、燃料ポンプ
7及び燃料噴射弁4の異物による故障等の発生を
防止している。
一方、10は、上記燃料噴射弁4よりの上流側
の燃料供給通路5から分岐し、圧力レギユレータ
11を介して燃料タンク6に接続されたリターン
通路を示す。上記圧力レギユレータ11には燃料
噴射弁4近傍の吸気通路2の吸気負圧が導入さ
れ、この吸気通路と燃料供給通路5の燃料圧力と
の差が一定となるようにリターン通路10を通る
燃料量を調整するように構成されている。
また、前記エンジン1の吸気通路2には、エア
クリーナ12の下流側にエンジン1の負荷状態に
対応する吸入空気量を検出するエアフローメータ
13が介装され、このエアフローメータ13の下
流側で燃料噴射弁4の上流側の吸気通路2にはス
ロツトル弁14が介装されている。
一方、15は上記燃料ポンプ7の吐出量制御を
行う制御回路であり、この制御回路15には、前
記エアフローメータ13からのエンジン1の負荷
状態に対応する吸入空気量信号が入力されるとと
もに、エンジンの始動時を検出する始動検出手段
16の始動信号及びバツテリ電圧が所定値以下で
あることを検出するバツテリ電圧検出手段17か
らの信号が入力される。上記始動検出手段16と
しては、例えばスタータスイツチの閉成信号によ
り検出するものが使用され、また、バツテリ電圧
そのものが検出信号として入力されるものであ
る。
上記制御回路15は、エアフローメータ13か
らの吸入空気量に対応するエンジン1の負荷状態
に応じて上記燃料ポンプ7の吐出量をエンジン消
費量よりも所定量多い送給量に基本的に制御する
一方、バツテリ電圧検出手段17で検出したバツ
テリ電圧が設定値以下でかつ始動検出手段16に
よつて始動時を検出したときにリターン通路10
を通る燃料の流量が減少するように燃料ポンプ7
の吐出量を補正制御するべく燃料ポンプ7に制御
信号を出力する。
なお、18は吸気弁、19は排気弁、20は点
火プラグを示す。
第2図には、上記制御回路15の一例を示し、
エアフローメータ13の吸入空気量信号は、基本
駆動信号設定回路21に入力され、この基本駆動
信号設定回路21ではエアフローメータ13から
の吸入空気量に対応するエンジンの負荷状態に応
じ、負荷の急激な増大時にも燃料不足が発生しな
いように燃料噴射弁4からの燃料噴射量に所定量
だけ増量した燃料流量に相当する吐出量を得るた
めの基本駆動信号を出力する。この信号は、補正
回路22を介して燃料ポンプ駆動回路23に出力
され、この燃料ポンプ駆動回路23から燃料ポン
プ7に制御信号が出力される。
上記補正回路22には始動検出手段16及びバ
ツテリ電圧検出手段17の両信号が入力され、バ
ツテリ電圧が設定値以下のエンジン始動時に、リ
ターン通路10のリターン流量が減少するように
基本駆動信号設定回路21からの基本駆動信号よ
り補正信号を減算した信号を燃料ポンプ駆動回路
23に出力し、燃料ポンプ7の吐出量を減少させ
るものである。
第3図には上記補正回路22をさらに具体的に
示し、バツテリ電圧検出手段17のバツテリ電圧
信号が補正回路22の比較器24に入力され、こ
の比較器24、検出電圧が設定電圧以下のとき比
較器24から信号がAND回路25に出力され、
さらに、このAND回路25に始動検出手段16
からの始動信号が入力される。AND回路25の
出力信号は反転回路26及び抵抗R、ダイオード
Dを介して出力され、基本駆動信号設定回路21
からの基本駆動電流を一定値減算して、燃料ポン
プ駆動回路23に出力するものである。
上記実施例によれば、エンジン1の負荷状態に
対応して燃料噴射弁4からエンジン1に供給する
要求燃料供給量よりも、負荷の急激な上昇に対処
できるよう所定量多い基本吐出量で燃料ポンプ7
を制御することで、加速要求に対処できるととも
に燃料ポンプ7の無駄な駆動を減少させ、燃料ポ
ンプ7の電気負荷を軽減して燃費性能の向上を図
る。一方、バツテリ電圧が設定値以下の始動時に
は、余剰燃料を燃料タンク6に戻すリターン通路
10を流れる燃料の流量が減少するように燃料ポ
ンプ7の吐出量を減少補正制御することにより、
始動に必要な燃料量を確保した状態において燃料
ポンプ7の電気負荷を軽減し、スタータモータの
回転数を上昇して始動性が向上する。またバツテ
リ電圧が設定値を越えて大きいときには、始動性
に問題がないので、燃料ポンプ7の吐出量の減少
は行わない。
尚、本考案は上記実施例の構造に限定されるこ
となく種々の変形例を包含している。すなわち、
燃料噴射弁4に代えて気化器を有するエンジンに
対しても上記構造は適用可能である。特に気化器
の場合は、そのフロート室に燃料が入つているの
で燃料ポンプの駆動を停止するようにしてもよ
い。また、バツテリ電圧が設定値以下の始動時で
の燃料ポンプ7の吐出量の減少量は、上記実施例
のように一定値とするかもしくはバツテリ電圧に
応じて可変としてもよい。さらに、制御回路15
としては、上記アナログ方式によるもののほか、
コンピュータを使用したデジタル方式によるもの
が適宜採用可能である。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、燃料タ
ンクから気化器あるいは燃料噴射弁へ燃料を送給
するための吐出量が可変の電気式燃料ポンプに対
し、通常運転時には燃料ポンプの吐出量をエンジ
ンの負荷に応じた要求燃料供給量よりも多く設定
して加速要求に対応できるようにしながら、バツ
テリ電圧が低下したエンジン始動時には、燃料ポ
ンプの吐出量を減少させることにより、燃料ポン
プの電気負荷を軽減して良好な始動性を確保する
ことができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を例示し、第1図は概略
構成図、第2図は制御回路を示すブロツク図、第
3図は補正回路の具体例を示す電気回路図であ
る。 1…エンジン、2…吸気通路、5…燃料供給通
路、7…燃料ポンプ、15…制御回路、16…始
動検出手段、17…バツテリ電圧検出手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 燃料タンクから気化器もしくは燃料噴射弁へ燃
    料を供給するための吐出量が可変な電気式燃料ポ
    ンプと、エンジンの負荷状態に対応してエンジン
    に供給する要求燃料供給量よりも所定量多い吐出
    量で上記燃料ポンプを駆動制御する制御回路とを
    備えたエンジンの燃料送給装置において、 エンジンの始動時を検出する始動検出手段と、 バツテリの電圧が所定値以下であることを検出
    するバツテリ電圧検出手段と、 上記両検出手段からの信号を受けたとき、上記
    燃料ポンプの吐出量を減少させるよう補正する補
    正回路とを備えたことを特徴とするエンジンの燃
    料送給装置。
JP2257883U 1983-02-17 1983-02-17 エンジンの燃料送給装置 Granted JPS59127877U (ja)

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JP2257883U JPS59127877U (ja) 1983-02-17 1983-02-17 エンジンの燃料送給装置

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JP2257883U JPS59127877U (ja) 1983-02-17 1983-02-17 エンジンの燃料送給装置

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Publication Number Publication Date
JPS59127877U JPS59127877U (ja) 1984-08-28
JPH022939Y2 true JPH022939Y2 (ja) 1990-01-24

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JP2257883U Granted JPS59127877U (ja) 1983-02-17 1983-02-17 エンジンの燃料送給装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5728832A (en) * 1980-07-30 1982-02-16 Honda Motor Co Ltd Control circuit of fuel pump driving motor

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5728832A (en) * 1980-07-30 1982-02-16 Honda Motor Co Ltd Control circuit of fuel pump driving motor

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JPS59127877U (ja) 1984-08-28

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