JPS6223525A - 多気筒エンジンの吸気装置 - Google Patents

多気筒エンジンの吸気装置

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JPS6223525A
JPS6223525A JP60162611A JP16261185A JPS6223525A JP S6223525 A JPS6223525 A JP S6223525A JP 60162611 A JP60162611 A JP 60162611A JP 16261185 A JP16261185 A JP 16261185A JP S6223525 A JPS6223525 A JP S6223525A
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intake air
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cylinder
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、複数の気筒に対する吸気の慣性過給を行うと
ともに、複数の気筒に必要に応じて加熱された吸気を供
給するようにされた多気筒エンジンの吸気装置に関する
(従来の技術) エンジンの吸気行程において吸気通路に生じる吸気圧力
振動を利用して、吸気をその慣性によって気筒内に押し
込むようにする、所謂、気筒に対する吸気の慣性過給を
行うことにより、気筒における吸気充填率を向上させる
技術が知られており、斯かる吸気の慣性過給を、複数の
気筒を有するエンジンにおける各気筒に対して行うよう
になす多気筒エンジンの吸気装置が堤案されている。
そして、斯かるエンジンの吸気装置が採用された多気筒
エンジン、特に、多気筒ディーゼルエンジンにおいて、
その始動性の向上等を図るべく、各気筒に接続された複
数の独立した吸気通路(以下、個別吸気通路と呼ぶ)の
夫々に、あるいは、例えば、実開昭56−90457号
公報に示される如く、個別吸気通路についての集合部の
吸入側開口部(上記公報では入口部ベッセルの空気吸入
口と呼ばれている)等の吸気供給系における所定の部位
に、電熱式ヒータあるいは燃焼式ヒータ等の吸気加熱用
ヒータを設け、この吸気加熱用ヒータにより寒冷時に吸
気温度を上昇せしめるようにすることも知られている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、多気筒エンジンにおいて、各気筒に対す
る吸気の慣性過給が行われるようにされるとともに、始
動性の向上等を図るための吸気加熱用ヒータが吸気供給
系に付設されるにあたり、個別吸気通路の夫々に吸気加
熱用ヒータが設けられると、吸気加熱用ヒータが各個別
吸気通路を流れる吸気に対する比較的大なる通路抵抗と
なり、効果的な吸気の慣性過給を行うことができなくな
るという問題がある。また、吸気加熱手段が個別吸気通
路についての集合部における吸入側開口部等の位置に設
けられる場合には、吸気加熱手段が各個別吸気通路に設
られる場合に比して吸気に対する通路抵抗を減すること
ができるとともに、各気筒に対して吸気加熱用ヒータが
共用化されることになる利点が得られる反面、吸気加熱
用ヒータと各気筒との間の通路長が比較的大となって、
吸気加熱用ヒータにより加熱された吸気の各気筒に到達
するまでの間における放熱量が大となり、吸気温度を効
率良く上昇させることが困難となるという問題がある。
斯かる点に鑑み、本発明は、多気筒エンジンが所定の運
転状態にあるもとで、各気筒に対する吸気の慣性過給を
効果的に行って吸気充填率の顕著な向上を図ることがで
きるとともに、始動性の向上等を目的としての吸気加熱
用ヒータが吸気供給系に付設されて、効率良く加熱され
た吸気を各気筒に供給することができるものとされた多
気筒エンジンの吸気装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成すべく、本発明に係る多気筒エンジン
の吸気装置は、複数の気筒の夫々に対して独立に吸気の
慣性過給をなす複数の個別吸気通路と、複数の気筒の夫
々もしくは複数の個別吸気通路の夫々に連通ずる共通通
路部を有し、その共通通路部を介して複数の気筒に吸気
を専く補助吸気通路と、補助吸気通路が有する共通通路
部に設けられ、補助吸気通路を通じて複数の気筒に導か
れる吸気を加熱する吸気加熱用ヒータとを具備して構成
される。
(作 用) 上述の如くの構成を有する本発明に係る多気筒エンジン
の吸気装置にあっては、各個別吸気通路を通じて複数の
気筒の夫々に対する独立の吸気の慣性過給が行われる吸
気態様と、吸気が補助吸気通路を通じ、吸気加熱用ヒー
タにより加熱されて各気筒に供給される吸気態様とがと
られる。吸気の慣性過給が行われる吸気態様においては
、各個別吸気通路には吸気加熱用ヒータが設けられてい
ないので、吸気に対する通路抵抗が低く保たれて吸気の
圧力振動が効果的に利用され、充分な吸気慣性効果が得
られる。また、吸気が吸気加熱用ヒータにより加熱され
て各気筒に供給される吸気態様においては、共通通路部
に設けられた吸気加熱用ヒータが各気筒に対して共用さ
れることになり、それによって、吸気供給系のスペース
効率の改善や組立作業の簡易化が図れ、また、吸気加熱
用ヒータが配される補助吸気通路における共A通路部は
各気筒に近接した位置をとり得、それによって、吸気加
熱用ヒータと各気筒との間の通路長が比較的小とされて
、効率の良い吸気加熱が行われることになる。
(実施例) 第1図及び第2図は、本発明に係る多気筒エンジンの吸
気装置の一例をそれが適用されたエンジンの主要部とと
もに示す。第1図及び第2図に示されるエンジンは、車
両に搭載される4サイクル形式の直列4気筒デイーゼル
エンジンであって、エンジン本体Eに気筒10A、IO
B、IOC及びIODが形成されている。
斯かるエンジン本体Eに対して本発明に係る多気筒エン
ジンの吸気装置の一例が適用されており、第1図及び第
2図に示される如く、エンジン本体已に形成された気筒
10A〜IODの夫々に対して、吸気ボート部15と排
気ボート部17とが設けられている。各吸気ボート部1
5は、4個の吸気管18のうちの対応するものと共に、
エアークンク11の内部に形成された吸気拡大室12か
らの吸気を気筒10A〜IODの夫々に専く個別吸気通
路14A、14B、14c及び14Dの夫々を形成して
おり、また、各排気ボート部I7は、4個の排気管19
のうちの対応するものと共に、気筒10A〜100の夫
々からの排気通路15A216B、16C及び16Dの
夫々を形成している。
吸気ボート部15の夫々は、そこを通過して気筒10A
、−101’)の夫々に吸入さ力、る吸気がスワールを
生成するものとなるように渦巻状に湾曲形成されている
。そして、各吸気ボート部15及び各排気ボート部I7
には、図示が省略されている公知の動弁R横により所定
のタイミングで開閉駆動される吸気弁及び排気弁が夫々
配されている。
また、気筒10A−10Dの夫々には、第2図で示され
る如くピストン20が嵌挿されており、ピストン20.
  シリンダヘッド22.シリンダブロック24.吸気
弁及び排気弁等に包囲されて燃焼室26が形成される。
個別吸気通路14A〜14Dの夫々は、エンジンが所定
の運転状態にあるとき気筒10A〜10Dの夫々に対す
る吸気の慣性過給が効果的に行われるように、その通路
長1通路形状等が選定され、実効1111路長が同一と
なるように設定されている。
そして、個別吸気通路14A〜14Dの夫々には、アク
チュエータ32により一斉に開閉される通路開閉弁30
が設けられている。アクチュエータ32は、全体として
個別吸気通路14A−14Dの下方側に配されており、
第3図に詳細に示される如く、アングル37を介してシ
リンダヘッド22に支持された負圧作動式のダイアフラ
ム機構33と、ダイアフラム機構33の駆動ロッド33
aに連結された作動リンク35と、この作動リンク35
と各通路開閉弁30の回動軸30aとを連結する4個の
レバ一部材36とを有して形成されている。そして、第
1図に示される構成のもとに、ダイアフラム機構33の
負圧作動室33[に、エンジンのクランク軸によって駆
動されるバキュームポンプ等の負圧供給源38からの負
圧が、電磁切換弁39が介設された負圧供給通路34A
を介して供給されるとき、ダイアフラム機構33がその
駆動ロッド33aを第3図において白抜矢印Pで示され
る方向に引き込み、これに連動して作動リンク35が各
レバ一部材36を回動させる。これにより、各通路開閉
弁30が一斉に回動されて、第3図において実線で示さ
れる如くの個別吸気通路14A〜14Dの夫々を閉状態
とする位置から、一点鎖線で示される如くの個別吸気通
路14A〜14Dの夫々を開状態とする位置へと移行せ
しめられる。
本例においては、上述の構成に加えて、第1図及び第2
図に示される如く、個別吸気通路14A〜14Dとは別
に、一端部がエアータンク11に連結された共通管43
と、この共通管43の他端部にその中央部が連結されて
各吸気管18のエンジン本体E側の端部上に固定された
、比較的小面積の分配エアータンク46と、この分配エ
アータンク46と個別吸気通路14A−14,Dの夫々
との間に介設された比較的小径の円筒状断熱材からなる
連結管47とにより形成される補助吸気通路40が設け
られている。この補助吸気通路40は、エアータンク1
1の内部に形成された吸気拡大室12からの吸気を個別
吸気通路14/’、〜14Dの夫々における通路開閉弁
30が配された部分より下流側の部分に導くものとされ
ている。
補助吸気通路40における、分配エアータンク46の共
通管43に連結された中央部により形成される部分は、
共通iIl路部42とされており、この共通通路部42
には、第4図に詳細に示される如く、電熱式の吸気加熱
用ヒータ41の発熱部41a、41b及び41Cが臨設
されている。また、補助吸気通路40における、分配エ
アータンク46のその中央部の両側の伸長部により形成
される部分は、分配通路部44A及び44Bとされてお
り、さらに、補助吸気通路40における各連結管47に
より形成される部分が、連通路45とされている。
補助吸気通路40の共通通路部42における吸気加熱用
ヒータ4Iの発熱部41a、41b及び41cが臨設さ
れた部分より上流側の部分には、第3図及び第4図に示
されるアクチュエータ51によって開閉される開閉制御
弁50が設けられている。アクチュエータ51は、共1
IliJTl路部42の吸気加熱用ヒータ41が配され
た部分の下方位置においてシリンダヘッド22に取り付
けられたブラケット57により支持されて配された負圧
作動式のダイアフラム機構53と、ダイアフラム機構5
3の駆動ロッド53aと開閉制御弁50の回動軸50a
とを連結するレバ一部材56とを有して形成されている
。そして、第1図に示される構成のもとに、ダイアフラ
ム機構53の負圧作動室53fに、負圧供給源38から
の負圧が、電磁制御弁59が介設された負圧供給通路3
4Bを介して供給されるとき、ダイアフラム機構53が
その負圧に応じて第3図において白抜矢印Qで示される
方向に駆動ロッド53aを引き込み、それによってレバ
一部材56を回動させる。これにより、開閉制御弁50
が、通路開閉弁30の場合とは逆に、第3図において実
線で示される如くの共通通路部42を開状態とする位置
から、第3図において一点鎖線で示される如くの共通通
路部42を閉状態とする位置へと移行せしめられる。
上述の如くに作動する各通路開閉弁30及び開閉制御弁
50についての開閉制御11、及び、吸気加熱用ヒータ
41の作動制御等を行うべく、第1図に示される如くの
制御ユニソl−100が設けられている。
この制御ユニット100には、上述のエンジンが搭載さ
れた車両に設置された、シフトポジションを検出するシ
フトポジションセンサPS、 アクセルペダルが踏み込
まれているか否かを検出するアクセルペダルスイッチA
S、及び、エンジンの冷却水温を検出する水温センサS
Sから夫々得られる検出信号Sp、Sa及びSsが供給
される。
また、制御ユニット100は、エンジンスイッチ83を
介して車両のバッテリ81に接続されており、エンジン
スイッチ83が○N接点83aもしくはST(スタート
)接点83bの位置におかれるとき、制御ユニット10
0に対するエンジンスイッチ83を通じてのバッテリ電
圧V8の供給がなされ、エンジンスイッチ83がOFF
接点83Cの位置におかれるときには制御ユニット10
0に対するエンジンスイッチ83を通じてのバッテリ電
圧V8の供給はなされない。
制御ユニット100は、上述の検出信号Sp。
Sa及びS s−、及び、エンジンスイッチ83を通じ
て供給されるバッテリ電圧Vllに基づいて、電磁切換
弁39のソレノイドを通電励磁するための制御信号Ca
と、電磁制御弁59のソレノイドを通電励磁するための
制御信号cbと、吸気加熱用ヒータ41に作動電流を流
すためのヒータ制御信号Ccと、グローシグナルランプ
87を点灯させるためのランプ点灯信号Cdとを形成し
、各信号を後述する如くのタイミングで送出するように
されている。
なお、電磁切換弁39のソレノイドが制御信号Caに基
づいて通電動る〃されるとき、電磁切換弁39が開状態
をとるものとされ、電磁切換弁39の供給ポート39a
と負圧供給ポート39bとの間が開通されるとともに、
供給ポート39aと大気ポート39cとの間が遮断され
る。これにより、負圧供給71JX38からの負圧が電
磁切換弁39を介してダイアフラム機構33の負圧作動
室33fに供給され、その結果、各通路開閉弁30が、
第3図において一点鎖線で示される如くに、−斉に個別
吸気通路14A〜14Dの夫々を開状態とする位置をと
るものとされる。一方、電磁切換弁39のソレノイドが
通電励磁されないときには、電磁切換弁39が閉状態を
とるものとされ、電磁切換弁39の供給ポーt−39a
と負圧供給ポート39bとの間が遮断されるとともに、
供給ポート39aと大気ポー)39cとの間が開通され
る。これにより、大気が電磁切換弁39を介してダイア
フラム機構33の負圧作動室33fに供給され、その結
果、各通路開閉弁30が、第3図において実線で示され
る如くに、−斉に個別吸気通路14A〜14Dの夫々を
閉状態とする位置をとるものとされる。
また、電磁制御弁59のソレノイドが制御信号cbに基
づいて継続的に通電励磁されるとき、電磁制御弁59の
供給ボート59aと負圧供給ポート59bとの間が開通
されるとともに、供給ポ−ト59aと大気ポート59C
との間が遮断される。
これにより、負圧供給源38からの負圧が電磁切換弁5
9を介してダイアフラム機構53の負圧作動室53fに
供給され、その結果、開閉制御弁50が、第3図におい
て一点鎖線で示される如くに、共通通路部42を閉状態
とする位置をとるものとされる。一方、電磁制御弁59
のソレノイドが通電励磁されないときには、電磁制御弁
59が閉状態をとるものとされ、電磁制御弁59の供給
ポート59aと負圧供給ポート59bとの間が遮断され
るとともに、供給ポート59aと大気ポート59cと間
が開通される。これにより、大気が電磁制御弁59を介
してダイアフラム機構53の負圧作動室53fに供給さ
れ、その結果、開閉制御弁50が、第3図において実線
で示される如くに、共通通路部42を開状態とする位置
をとるものとされる。
さらに、電磁制御弁59のソレノイドが制御信号cbに
基づいて所定の時間間隔で通電励磁されるとき、即ら、
制御信号cbが所定のデユーティ比を有するパルス信号
とされるとき、電磁制御弁59が所定の時間間隔で開状
態と閉状態とを交互にとるものとされ、供給ポート59
aと負圧供給ボー1−59bとの間及び供給ポート59
aと大気ポート59cとの間が交互に所定の時間間隔で
開通される。この結果、ダイアフラム機構53の駆動ロ
ッド53aが所定量だけQ方向に引き込まれ、開閉制御
弁50が第3図において破線で示される如くに、所定開
度をもって共通通路部42を絞り開状態とする位置をと
るものとされる。
上述の如くの構成のもとに、エンジンの運転状態に応じ
て、各通路開閉弁30及び開閉制御弁50の開閉制御、
吸気加熱用ヒータ41の作動制御及びグローシグナルラ
ンプ87の点滅制御が行われ、気筒10A〜IODの夫
々に対する吸気供給態様が変化せしめられる。そして、
斯かる制御は主として制御ユニット100に内蔵された
マイクロコンピュータの動作に基づいて行われるが、こ
のマイクロコンピュータが実施するプログラムの一例を
第5図にフローチャートで示す。
以下、第5図のフローチャートを参照して本例の動作を
説明する。
第5図に示されるプログラムは、エンジンスイッチ83
がON接点83aの位置におかれ、バッテリ81からの
ハソテリ電圧Vllがエンジンスイッチ83を通じて制
御11ユニット100に供給されるとき、即ち、エンジ
ンの始動が開始されたときスタートし、スタート後プロ
セス101で、シフトポジションセンサPS、アクセル
ペダルスイッチAS及び水温センサSSからの検出信号
Sp。
Sa及びSsを入力する。続いて、ディシジョン102
で、検出信号Ssに基づいてエンジンの冷却水温度Ts
が設定温度TI 、例えば、10°Cより大であるか否
かを判断する。
エンジンの冷却水温度Tsが設定温度T、より大でない
とき、従って、寒冷時における始動であると判断された
場合には、吸気温度を上昇せしめる必要があるので、プ
ロセス103,104及び105を順次実行する。即ち
、プロセス103において、制御信号Caを送出せず、
電磁切換弁39に閉状態をとらせる。これにより、ダイ
アフラム機構33の負圧作動室33「に大気が供給され
、各通路開閉弁30により個別吸気通路14A〜14D
の夫々が閉状態とされる。続くプロセス104において
、制御信号cbを送出せず、電磁制御弁59に閉状態を
とらせる。これにより、ダイアフラム機構53の負圧作
動室53fに大気が供給され、開閉制御弁50によりM
助吸気通路40が開状態に保たれる。そして、プロセス
105において吸気加熱用ヒータ41の作動制御′ll
lが行われる。
プロセス105における吸気加熱用ヒータ41の作動制
御は、例えば、第6図にフローチャートで示される如く
のものとされる。
即ち、スタート後、プロセス201でグローシグナルラ
ンプ87の点灯時間taを、プロセス202でプリヒー
ト時間tb、即ち、完爆前における吸気加熱用ヒータ4
1の予熱時間を、プロセス203でアフタヒート時間t
c、即ち、完爆後における吸気加熱用ヒータ41への通
電時間を、夫々、水温センサSSからの検出信号Ssが
あられすエンジンの冷却水温度Tsに応じて設定する。
そして、続くプロセス204で、内蔵された予熱インジ
ケータ・タイマ及びプリヒートタイマを起動して、点灯
時間ta及びプリヒート時間tbの計測を開始した後プ
ロセス205に進む。プロセス205では、グローシグ
ナルランプ87にランプ点灯信号Cdを供給してこれを
点灯させ、続くプロセス206で、吸気加熱用ヒータ4
1に作動電流を流すためのヒータ制御信号Ccを供給し
て吸気加熱用ヒータ41を作動状態(予熱状B)にする
このようにしてプリヒートが開始された後ディシジョン
207に進み、プロセス201で設定された点灯時間t
aが経過したか否かを判断する。
点灯時間taが経過していない場合には、プロセス20
5に戻り、点灯時間taが経過した場合には、プロセス
208に進んでグローシグナルランプ87へのランプ点
灯信号Cdの供給を停止する。
これにより、グローシグナルランプ87が消灯し、エン
ジンのクランキングを開始してもよい状態となったこと
が表示される。ここで、エンジンスイッチ83がON接
点83aの位置からST接点83bの位置に切換えられ
てエンジンのクランキングが開始されると、エアクリー
ナ等を介して吸気拡大室12に導かれた吸気が、補助吸
気通路40を通じてその共通通路部42に配された吸気
加熱用ヒータ41により加熱された後、個別吸気通路1
4A〜14Dの夫々における開閉制御弁50が配された
部分より下流側の部分を介して気筒10A〜IODの夫
々に供給される。
続り、ディシジョン209では、プロセス202で設定
されたプリヒート時間tbが経過したか否かを判断する
。プリヒート時間tbが経過していない場合には、プロ
セス206に戻って吸気加熱用ヒータ41に対するヒー
タ制御信号Ccの供給を継続して吸気を加熱し、プリヒ
ート時間tbが経過した場合には、ディシジョン210
に進む。
ディシジョン210においては、クランキング中か否か
、即ち、エンジンスイッチ83がST接点83bの位置
にあるか否かを判断し、クランキング中である場合には
、吸気加熱用ヒータ41に対するヒータ制御信号Ccの
供給を続行すべくプロセス206に戻る。一方、クラン
キング中でない場合、従って、エンジンスイッチ83が
ON接点83aの位置とされてエンジンの自刃運転が開
始されている場合には、プロセス211に進む。
プロセス211では、内)成されたアフタヒートタイマ
を起動してプロセス203で設定されたアフタヒート時
間tcの計測を開始する。そして、続くディシジョン2
12でアフタヒート時間tcが経過したか否かを判断し
、アフタヒート時間tCが経過していない場合には、ア
フタヒートを継続すべくプロセス206に戻り、吸気加
熱用ヒータ41に対するヒータ制御信号Ccの供給を続
行する。一方、アフタヒート時間tcが経過した場合に
は、プロセス213において、給気加熱用ヒータ41へ
のヒータ制御信号Ccの供給を停止して、吸気加熱用ヒ
ータ41に対する作動制御を終了する。
一方、前述したディシジョン102において、エンジン
の冷却水温度Tsが設定温度T1より高いと判断された
場合には、ディシジョン106においてアクセルペダル
が踏み込まれている(アクセル開)か否かを判断する。
この判断はアクセルペダルスイッチASからの検出信号
Saに基づいて行われ、アクセルペダルが踏み込まれて
いる場合にはディシジョン107に進み、アクセルペダ
ルが踏み込まれていない場合にはプロセス108に進む
。アクセルペダルが踏み込まれている場合に進むディシ
ジョン107では、シフトポジションセンサPSから得
られる検出信号Spに基づいてシストポジションがニュ
ートラルか否かを判断し、ニュートラル位置にある場合
には、エンジンがアイドリング状態にあるので、ディシ
ジョン106においてアクセルペダルが踏み込まれてい
ないと判断された場合と同様にプロセス108に進み、
プロセス108及び109を順次実行する。
プロセス108においては、前述したプロセス103に
おけると同様に、制御信号Caを送出せず、電磁切換弁
39を閉状態となし、ダイアフラム機構33の負圧作動
室33fに大気を供給して、各通路開閉弁30により個
別吸気通路14A〜14Dの夫々を閉状態に保ってプロ
セス109に進む。プロセス109においては、所定の
デユーティ比を有した制御信号cbを形成してこれを電
磁制御弁59に送出し、電磁制御弁59に所定の時間間
隔で開状態と閉状態とを交互にとらせる。これにより、
ダイアフラム機構53の負圧作動室53fに所定圧の負
圧が供給され、ダイアフラム機構53の駆動ロッド53
aが所定量だけ引き込まれる。その結果、開閉制御弁5
0により補助吸気通路40の共通通路部42が絞り開状
態とされる。
そして、続くプロセス110で、吸気加熱用ヒータ41
へのヒータ制御信号CCの供給を停止して吸気加熱用ヒ
ータ41の作動を停止した後、スタートに戻る。
従って、上述のプロセス108〜110が実行される、
エンジンがアイドリング状態にあるときにおいては、吸
気拡大室12からの吸気が補助吸気通路40を通じて個
別吸気通路14A〜14Dの夫々における通路開閉弁3
0が配された部分より下流側の部分に導かれて、気筒1
0A〜IODの夫々に供給される。このとき、補助吸気
通路40を通じて気筒10A〜IODの夫々に供給され
る吸気が開閉制御弁50により所定量に絞られるため、
気筒10A〜IODの夫々における燃焼が安定したもの
とされる。なお、エンジンがアイドリング状態にあると
き、必ずしも上述の如くに吸気加熱用ヒータ41の作動
を停止する必要はなく、適宜吸気加熱用ヒータ41を作
動させて吸気を加熱するようにしてもよい。
前述したディシジョン107において、シフトポジショ
ンがニュートラルではないと判断された場合、即ち、車
両が走行状態にあると判断された場合には、プロセス1
11.112及び113を順次実行する。
プロセス111においては、電磁切換弁39に制御信号
Caを供給して電磁切換弁39を開状態とし、ダイアフ
ラム機構33の負圧作動室33fに負圧を供給する。こ
れにより、ダイアフラム機構33がその駆動ロッド33
aを引き込み、各通路開閉弁30によって個別吸気通路
14A〜14Dの夫々が一斉に開状態とされる。続くプ
ロセス112において、電磁制御弁59に制御信号cb
を供給して電磁制御弁59を継続的に開状態とし、ダイ
アフラム機構53の負圧作動室53fに負圧を供給する
。これにより、ダイアフラム機構53がその駆動ロッド
53aを引き込み、開閉制御弁50によって補助吸気通
路40の共通通路部42が閉状態とされる。そして、プ
ロセス113において、吸気加熱用ヒータ41へのヒー
タ制御信号Ccの供給を停止し、吸気加熱用ヒータ41
の作動を停止ヒした後、スタートに戻る。
)すiかるプロセス111〜113が実行される車両の
走行状態においては、吸気拡大室12からの吸気が個別
吸気通路14A〜14Dの夫々を通じて、直接、気筒1
0A〜IODの夫々に供給される。このようにして、吸
気が個別吸気通路14A〜14Dを通じて気筒10A〜
IODに供給されるときにおいては、個別吸気通路14
A−14Dの夫々の通路長が前述の如くに所定長に選定
されていることにより、個別吸気通路14A〜14Dの
夫々の内部で発生する吸気の圧力振動が利用され、特に
、大なるトルクの発生が要求されるエンジンの運転域(
例えば、高速回転域)において、吸気がその慣性によっ
て気筒10A〜IODの夫々に押し込まれるようにして
供給される。即ち、気筒10A〜10Dの夫々に対する
吸気の慣性過給が行われるのであり、吸気充填効率が効
果的に向上せしめられる。
上述の如く、本例では、エンジンの始動時等において吸
気温度を上昇せしめる必要があるときには、吸気が補助
吸気通路40を通じて、その共通通路部42に設けられ
た吸気加熱用ヒータ41により加熱された後、気筒10
A〜10Dに供給される。即ち、気筒10A〜IODの
夫々における吸気行程は実質的にオーバーラツプしない
ので、補助吸気通路40における共通通路部42に設け
られた吸気加熱用ヒータ41が共用化されたもとで、気
筒10A〜IODの夫々に供給される吸気の加熱が行わ
れるのである。このため、吸気供給系のスペース効率1
紐立作業性等の改善が図られるものとなる。
また、吸気加熱用ヒータ41が補助吸気通路40におけ
る共111ill路部42の下流側の部分に設けられて
いるので、吸気加熱用ヒータ41から気筒10A〜IO
Dの夫々に至る通路長が比較的短くて済み、吸気加熱用
ヒータ41により加熱された吸気が直ちに気筒10A〜
IODの夫々に供給される。この結果、吸気加熱用ヒー
タ41による吸気加熱効率が著しく高められることにな
る。
さらに、車両が走行状態にあるときには、上述の如くに
、個別吸気通路14A〜14Dの夫々を通じて気筒10
A−10Dの夫々に対する吸気の慣性過給が行われる。
このとき、個別吸気通路14A−14Dには吸気加熱用
ヒータが設けられていないので、吸気に対する通路抵抗
は極めて低いものとされ、気筒10A〜IODの夫々に
おける吸気充填効率が効果的に向上せしめられる。
なお、上述の例においては、補助吸気通路40の一端が
個別吸気通路14A〜14Dの夫々に接続されているが
、補助吸気通路40の一端を気筒10A〜IODの夫々
に接続し、エンジンの始動時等においてはこの補助吸気
通路40を通じて吸気を気筒10A〜10Dの夫々に直
接導くようにしてもよい。
(発明の効果) 以上の説明から明らかな如く、本発明に係る多気筒エン
ジンの吸気装置によれば、エンジンが所定の運転状態に
あるときには、個別吸気通路を通じて各気筒に対する吸
気の慣性過給を行うことができる、かつ、エンジンの始
動時等において吸気温度を上昇せしめる必要があるとき
には、吸気を、補助吸気通路を通じてその共通通路部に
設けられた吸気力U防用ヒータによって加熱した後、各
気筒に供給することができる。従って、各気筒に対する
吸気の慣性過給が行われる吸気態様においては、吸気に
対する通路抵抗が低く保たれて吸気の圧力振動が効果的
に利用されることになり、その結果、各気筒における吸
気充填効率を充分に高めることができ、また、吸気が吸
気加熱用ヒータにより加熱されて各気筒に供給される吸
気態様においては、共通通路部に設けられた吸気加熱用
ヒータが各気筒に対して共用されることになり、それに
よって、吸気供給系のスペース効率の改善や組立作業の
筒易化が図れ、さらに、吸気加熱用ヒータが配される補
助吸気通路における共通通路部を各気筒に近接させて、
吸気加熱用ヒータと各気筒との間の通路長を比較的小と
なし、効率の良い吸気加熱が行われるようにすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る多気筒エンジンの吸気装置の一例
をそれが適用されたエンジンの主要部とともに示す概略
構成図、第2図は第1図に示される例の主要部を示す側
面図、第3図は第1図に示される例の部分構成の説明に
供される概略図、第4図は第1図に示される例の部分を
示す断面図、第5図及び第6図は第1図に示される例に
用いられる制御ユニットの一例におけるマイクロコンピ
ュータの動作プログラムの例を示すフローチャートであ
る。 図中、■0A〜loDは気筒、14A 〜14Dは個別
吸気通路、3oは通路開閉弁、32はアクチュエータ、
39は電磁切換弁、4oは補助吸気通路、41は吸気加
熱用ヒータ、42は共通通路。 部、50は開閉制御弁、51はアクチュエータ、59は
電磁制御弁、100は制御ユニットである。 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 複数の気筒の夫々に対して独立に吸気圧力振動を利用し
    た吸気供給をなす複数の個別吸気通路と、上記複数の気
    筒の夫々もしくは上記複数の個別吸気通路の夫々に連通
    する共通通路部を有し、該共通通路部を介して上記複数
    の気筒に吸気を導く補助吸気通路と、上記共通通路部に
    設けられ、上記補助吸気通路を通じて上記複数の気筒に
    導かれる吸気を加熱する吸気加熱用ヒータとを具備して
    構成された多気筒エンジンの吸気装置。
JP60162611A 1985-07-23 1985-07-23 多気筒エンジンの吸気装置 Expired - Lifetime JPH0692736B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5038457A (en) * 1988-04-27 1991-08-13 Shin Meiwa Industry Co., Ltd. Harness producing apparatus
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JPS5833760U (ja) * 1981-08-28 1983-03-04 日産デイ−ゼル工業株式会社 エンジンの始動装置

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