JPS6223432Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6223432Y2 JPS6223432Y2 JP1983140398U JP14039883U JPS6223432Y2 JP S6223432 Y2 JPS6223432 Y2 JP S6223432Y2 JP 1983140398 U JP1983140398 U JP 1983140398U JP 14039883 U JP14039883 U JP 14039883U JP S6223432 Y2 JPS6223432 Y2 JP S6223432Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fulcrum
- scissors
- blade
- piece
- pieces
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 8
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 2
- 229910010293 ceramic material Inorganic materials 0.000 claims 1
- 238000009958 sewing Methods 0.000 description 2
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 230000003020 moisturizing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Scissors And Nippers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
鋏は相対する二枚の刃をすり合わせて、てこの
原理よつて物を切る道具であ、従つて鋏はてこの
重点、支点、及び力点の相互関係によつて、力
点が重点と支点の間にあ元支点のもの(例へば和
裁用の握り鋏)、支点が力点と重点の間にある
中間支点のもの(例えば西洋鋏)、重点が力点
と支点の間にある先支点のもの(例えば押切鋏)
の三種類に大別されるのであつて、通常この種の
鋏は何れも被切断材を対接刃体によつて「挟み切
る」のであり、しかもこれらの鋏は、何れも支点
を基準としてV字状に開かけた対接刃体を、上下
対接方向に閉じさせる際に切断するのであるか
ら、刃部を開た状態から閉じていくと、該刃部の
切断部分(閉じ位置)が次第にその角度を閉じ乍
ら前方に移動することになるのであり、従つて被
切断材は上記刃部の閉じ位置の移動に伴つて前方
に押し出されようとする力(押し切り作用)を受
けることにより切断作用をそれだけ弱めることに
なるのである。
原理よつて物を切る道具であ、従つて鋏はてこの
重点、支点、及び力点の相互関係によつて、力
点が重点と支点の間にあ元支点のもの(例へば和
裁用の握り鋏)、支点が力点と重点の間にある
中間支点のもの(例えば西洋鋏)、重点が力点
と支点の間にある先支点のもの(例えば押切鋏)
の三種類に大別されるのであつて、通常この種の
鋏は何れも被切断材を対接刃体によつて「挟み切
る」のであり、しかもこれらの鋏は、何れも支点
を基準としてV字状に開かけた対接刃体を、上下
対接方向に閉じさせる際に切断するのであるか
ら、刃部を開た状態から閉じていくと、該刃部の
切断部分(閉じ位置)が次第にその角度を閉じ乍
ら前方に移動することになるのであり、従つて被
切断材は上記刃部の閉じ位置の移動に伴つて前方
に押し出されようとする力(押し切り作用)を受
けることにより切断作用をそれだけ弱めることに
なるのである。
本考案は前述の支点の端部に設けた、に属
する元支点と先支点形成の鋏における上記した機
能の改良をはかることを目的とし、即ち鋏の対接
部片の摺り合わせがわ内面に夫々添接状態で介在
させた薄刃を、一端は一方の部片の反支点がわに
枢着すると共に、他端は他方の部片における支点
がわの位置であつて、かつ該支点がわに向けて移
動させうるように支持させるとにより、該薄刃と
上記他方の部片に対向して形成した各刃縁でもつ
て切断させる際被切断材を単に挟み切るのみでは
なく、同時に曳き切りを行わせて切れ味を可及的
に向上させるようにしたもので、つまりこの種の
鋏の刃に、包丁やナイフのような曳き切り機能を
併有させるようにしたもので、以下これを図の実
施例について説明する。
する元支点と先支点形成の鋏における上記した機
能の改良をはかることを目的とし、即ち鋏の対接
部片の摺り合わせがわ内面に夫々添接状態で介在
させた薄刃を、一端は一方の部片の反支点がわに
枢着すると共に、他端は他方の部片における支点
がわの位置であつて、かつ該支点がわに向けて移
動させうるように支持させるとにより、該薄刃と
上記他方の部片に対向して形成した各刃縁でもつ
て切断させる際被切断材を単に挟み切るのみでは
なく、同時に曳き切りを行わせて切れ味を可及的
に向上させるようにしたもので、つまりこの種の
鋏の刃に、包丁やナイフのような曳き切り機能を
併有させるようにしたもので、以下これを図の実
施例について説明する。
第1〜3図は元支点形式の例を示す握り鋏を、
第4図は先支点形式の押切鋏を示しているのであ
り、先ず前者の例について説明すると、1は基部
1aをU字形に弯曲させて両延長部における対接
部片1b,1cをすり合わせ可能に形成した鋏で
あつて、夫々イ、ロ、ハが支点、力点及び重点の
位置を示す。2は上記対接部片1b,1cにおけ
る各摺り合わせがわ内面に夫々の側面を添接状態
で介在させて薄刃で、該薄刃は、一端を一方の部
片1bの反支点がわの端部、つまり重点ハの近く
において枢着3すると共に、他端を他方の部片1
cの支点イがわの位置であつた、該部片の刃縁
1′の形成方向に向けて設けた長孔4へピン5に
よりスライド可能に支持せしめられ、かつこの薄
刃2における上記他方の部片1cの刃縁1′と交
差する一側には刃縁2′が形成されているのであ
る。
第4図は先支点形式の押切鋏を示しているのであ
り、先ず前者の例について説明すると、1は基部
1aをU字形に弯曲させて両延長部における対接
部片1b,1cをすり合わせ可能に形成した鋏で
あつて、夫々イ、ロ、ハが支点、力点及び重点の
位置を示す。2は上記対接部片1b,1cにおけ
る各摺り合わせがわ内面に夫々の側面を添接状態
で介在させて薄刃で、該薄刃は、一端を一方の部
片1bの反支点がわの端部、つまり重点ハの近く
において枢着3すると共に、他端を他方の部片1
cの支点イがわの位置であつた、該部片の刃縁
1′の形成方向に向けて設けた長孔4へピン5に
よりスライド可能に支持せしめられ、かつこの薄
刃2における上記他方の部片1cの刃縁1′と交
差する一側には刃縁2′が形成されているのであ
る。
上記実施例構成によると、通常の和裁用の握り
鋏と同様に、力点ロに両側より矢印方向(第3
図)の力を加えると、基部1aがわの支点イを基
準として対接部片1b,1cが相接近することに
より薄刃2と部片1cにおける夫々の刃縁2′,
1′が挟み切り作用をなすのであるが、この切断
時において、上記支点イ位置をA、枢着部3とピ
ン5の各位置を夫々B,Cとすると、このA,
B,Cを結ぶ線は三角形を形成するのであり、こ
の三角形A,B,Cにおいて、上記部片1b,1
cを接近させると線AC,BCが他方の線ABに接
近せしめられることで点Cのピン5による支持部
が長孔4に案内されて後方に移動し、このため薄
刃2は対向部片1cに接近しながら長手方向後方
にスライドすることになつて、被切断材を挟み切
ると同時に曳き切りをなすのである。
鋏と同様に、力点ロに両側より矢印方向(第3
図)の力を加えると、基部1aがわの支点イを基
準として対接部片1b,1cが相接近することに
より薄刃2と部片1cにおける夫々の刃縁2′,
1′が挟み切り作用をなすのであるが、この切断
時において、上記支点イ位置をA、枢着部3とピ
ン5の各位置を夫々B,Cとすると、このA,
B,Cを結ぶ線は三角形を形成するのであり、こ
の三角形A,B,Cにおいて、上記部片1b,1
cを接近させると線AC,BCが他方の線ABに接
近せしめられることで点Cのピン5による支持部
が長孔4に案内されて後方に移動し、このため薄
刃2は対向部片1cに接近しながら長手方向後方
にスライドすることになつて、被切断材を挟み切
ると同時に曳き切りをなすのである。
次に先支点形式の第4図の押切鋏の例について
説明すると、11は側刃部片11aを装着した基
台11bにおける該部片のすり合わせ面の先端部
に可動部片11cの一端を枢着12せしめた鋏で
あつて、イ、ロ、ハは支点、重点及び力点の位置
を示している。13は上記側刃部片11aと可動
部片11cにおける各摺り合わせがわ内面に添接
状態で介在させた薄刃で、該薄刃は、一端を該片
の力点がわ後端に枢着14すると共に、他端を側
刃部片11aの支点イがわにおいて該部片の刃縁
11′の形成方向に向けて設けた長孔15へピン
16によりスライド可能に支持せしめられ、かつ
この薄刃の上記側刃部片の刃縁11′と対向する
側縁には刃縁13′が形成されている。
説明すると、11は側刃部片11aを装着した基
台11bにおける該部片のすり合わせ面の先端部
に可動部片11cの一端を枢着12せしめた鋏で
あつて、イ、ロ、ハは支点、重点及び力点の位置
を示している。13は上記側刃部片11aと可動
部片11cにおける各摺り合わせがわ内面に添接
状態で介在させた薄刃で、該薄刃は、一端を該片
の力点がわ後端に枢着14すると共に、他端を側
刃部片11aの支点イがわにおいて該部片の刃縁
11′の形成方向に向けて設けた長孔15へピン
16によりスライド可能に支持せしめられ、かつ
この薄刃の上記側刃部片の刃縁11′と対向する
側縁には刃縁13′が形成されている。
上記実施例構成において、通常の押切鋏と同様
に力点ハを押し下げると、可動部片11cと側刃
部片11aとの間で押切り作用をなすものである
が、前記実施例と同様に、支点をA、枢・軸着部
14,16を夫々B,Cとすると、三角形ABC
において可動部片11cを押下げると、二辺
BC,CAが直線に近づくことにより点Cが長孔1
5に案内されて前方のA点がわに移動し、このた
め薄刃13は対向部片11aに接近しながら前方
の支点イがわにスライドすることになつて、被切
断材を挟み切ると同時に曳き切りをなすものであ
る。
に力点ハを押し下げると、可動部片11cと側刃
部片11aとの間で押切り作用をなすものである
が、前記実施例と同様に、支点をA、枢・軸着部
14,16を夫々B,Cとすると、三角形ABC
において可動部片11cを押下げると、二辺
BC,CAが直線に近づくことにより点Cが長孔1
5に案内されて前方のA点がわに移動し、このた
め薄刃13は対向部片11aに接近しながら前方
の支点イがわにスライドすることになつて、被切
断材を挟み切ると同時に曳き切りをなすものであ
る。
以上のように本考案によるときは、支点を端部
に設けた元支点及び先支点形式の鋏において切断
作用を行わしめる際、対接部片間に介在させた薄
刃を支点がわに向けて移動させるようにしたの
で、当該鋏において、挟み切り作用に併せて曳切
りを行わせうることになつて鋏の機能を可及的に
向上させて切れ味を良好ならしめうると共に、被
切断材を内方に曳こませることになるので、切断
力を強力ならしめ、しかも薄刃は両対接部片に添
接され、かつ長手方向の両端が支持されているこ
とにより切断作用を確実に行わしめうる効果を有
するのである。
に設けた元支点及び先支点形式の鋏において切断
作用を行わしめる際、対接部片間に介在させた薄
刃を支点がわに向けて移動させるようにしたの
で、当該鋏において、挟み切り作用に併せて曳切
りを行わせうることになつて鋏の機能を可及的に
向上させて切れ味を良好ならしめうると共に、被
切断材を内方に曳こませることになるので、切断
力を強力ならしめ、しかも薄刃は両対接部片に添
接され、かつ長手方向の両端が支持されているこ
とにより切断作用を確実に行わしめうる効果を有
するのである。
なお本考案において薄刃の材料としてセラミツ
クを用いると好適であり、他の構成部材は合成樹
脂としてもよく、さらに長孔14,15は図示の
ように部片1cないし11aの刃に対して若干傾
斜させ、或いは該刃に平行に形成させても差し支
えないのである。
クを用いると好適であり、他の構成部材は合成樹
脂としてもよく、さらに長孔14,15は図示の
ように部片1cないし11aの刃に対して若干傾
斜させ、或いは該刃に平行に形成させても差し支
えないのである。
図は本考案の鋏を示し、第1図は握り鋏の正面
図、第2図は側面図、第3図は同挟み切り時の正
面図、第4図は押切鋏の側面図である。 1b,1c及び11a,11bは部片、2,1
3は薄刃、3,14及び5,16は枢着部、4,
15は長孔、イは支点。
図、第2図は側面図、第3図は同挟み切り時の正
面図、第4図は押切鋏の側面図である。 1b,1c及び11a,11bは部片、2,1
3は薄刃、3,14及び5,16は枢着部、4,
15は長孔、イは支点。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 端部に支点を設け、かつ相対接する二枚の部
片をすり合わせうるようにした鋏において、上
記対接部片における各摺り合わせがわ内面に添
接状態として介在せしめた薄刃を、一端は一方
の部片の反支点がわの位置に枢着すると共に、
他端を他方の部片の支点がわの位置であつて、
該部片の刃縁形成方向に向けて設けた長孔へピ
ンによりスライド可能に支持せしめたことを特
徴とする鋏。 (2) 二枚の対接部片を合成樹脂材により、薄刃を
セラミツク材にて各形成したことを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第1項記載の鋏。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14039883U JPS6047463U (ja) | 1983-09-09 | 1983-09-09 | 鋏 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14039883U JPS6047463U (ja) | 1983-09-09 | 1983-09-09 | 鋏 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6047463U JPS6047463U (ja) | 1985-04-03 |
JPS6223432Y2 true JPS6223432Y2 (ja) | 1987-06-15 |
Family
ID=30314361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14039883U Granted JPS6047463U (ja) | 1983-09-09 | 1983-09-09 | 鋏 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6047463U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5121435Y2 (ja) * | 1973-10-01 | 1976-06-03 |
-
1983
- 1983-09-09 JP JP14039883U patent/JPS6047463U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6047463U (ja) | 1985-04-03 |
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