JPS6223402A - 液体混合物の分離膜 - Google Patents

液体混合物の分離膜

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JPS6223402A
JPS6223402A JP60162591A JP16259185A JPS6223402A JP S6223402 A JPS6223402 A JP S6223402A JP 60162591 A JP60162591 A JP 60162591A JP 16259185 A JP16259185 A JP 16259185A JP S6223402 A JPS6223402 A JP S6223402A
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JP
Japan
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group
polyorganosiloxane
formula
liquid mixture
repeating unit
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Pending
Application number
JP60162591A
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English (en)
Inventor
Kiyohide Matsui
松井 清英
Yutaka Nagase
裕 長瀬
Tomoko Ueda
智子 上田
Masaki Uchikura
内倉 昌樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sagami Chemical Research Institute
Tosoh Corp
Original Assignee
Sagami Chemical Research Institute
Toyo Soda Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sagami Chemical Research Institute, Toyo Soda Manufacturing Co Ltd filed Critical Sagami Chemical Research Institute
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Publication of JPS6223402A publication Critical patent/JPS6223402A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D71/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by the material; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D71/06Organic material
    • B01D71/52Polyethers
    • B01D71/522Aromatic polyethers
    • B01D71/5223Polyphenylene oxide, phenyl ether polymers or polyphenylethers

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は液体混合物の分離に用いる高分子膜に関するも
のである。さらに詳しくは、液体の透過性および分離能
の両方に優れ、特に浸透気化法(パーベーパレーション
)による液体混合物の分離に好適な液体分離膜に係るも
のである。
浸透気化法は、非多孔質高分子膜を境にして、その一方
何に液体混合物を供給し、他方側を真空に引いて減圧に
するか、または不活性ガス等のキャリアガスを流して蒸
気圧を低下させることによシ、膜を透過しやすい成分を
優先的に分離、濃縮する方法である。この膜分離方法は
、従来の蒸留法では容易でなかった液体混合物の分離例
えば共沸混合物、近沸点混合物、異性体、あるいは加熱
により変性しやすい液体混合物の分離などに有効である
。中でも特に、・クイオマス資源を発酵して得られる低
濃度アルコール水溶液からのアルコールの分離等に有効
である。
〔従来技術〕 非多孔質高分子膜透過を利用した、浸透気化法による液
体混合物の分離プロセス研究の歴史は古く、蒸留では分
離が困難な混合物系を中心に多くの研究がなされてきた
。例えば、B1nn1nHによってポリビニルアルコー
ル膜を用いだ共沸混合物の分離(米国特許第29535
02号)が検討され、またスチレン/アクリル酸共重合
体膜等を用いた水−ホルムアルデヒド混合液の分離(米
国特許第4035291号)が報告されているか、これ
らの高分子膜では透過性および分離能が充分でなく、い
まだ実用化には至っていない。
これに対して近年省エネルギー的な立場から、浸透気化
法を従来の蒸留法を補う、もしくは代替する分離プロセ
スとして利用することが注目されている。
特にバイオマスにおけるアルコール発酵のように、少量
の有機物を含む水溶液から高濃度の有機物を取り出した
い場合、蒸留法は経済的に不利でアシ、浸透気化法が最
も望ましい方法と考えられている。水−アルコール混合
物の浸透気化法を用いる分離膜としては、酢酸セルロー
ス、セロファン、ポリアミド、N−ビニルピロリドング
ラフト体、ポリビニルピリジン、あるいはフッ素系カチ
オン交換膜(%開昭58−84005号)の高分子膜が
提案されている。しかしながら、これらの高分子膜は水
を選択的に透過する膜であり、共沸混合物のように少量
の水を含む混合物からの水分の除去には適しているが、
上述の、アルコールを8から15チ程度しか含まない発
酵液からのアルコールの分離には向かない。一方、アル
コールを選択的に透過する高分子膜としては、ポリエチ
レン、ポリプロピレンあるいはシリコーンゴム膜(49
R3昭57−136905号)などの膜がわずかに知ら
れているのみで、これらの膜も成膜性、透過性および選
択性が不充分であり実用化に至っていない。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
本発明は上に述べた従来の液体分離膜の欠点を、液体混
合物の透過性および分離能にすぐれ、かつ機械的強度に
すぐれた高分子膜により解決しようとするものである。
液体混合物のうちと9わけ水−アルコール混合物を極め
て効率的に分離する分離膜を提供するものである。
〔発明の詳細な説明〕
本発明者らは、上記分離膜における欠点を解決すべく鋭
意検討した結果、液体混合物の分離において透過性およ
び分離能にすぐれ、かつ機械的強度にすぐれた高分子膜
素材を見い出し、本発明を完成させるに至ったものであ
る。
すなわち、本発明は、繰り返し単位が一般式(式中、B
j、B2は同一あるいは異ってもよく、水様シ返し単位
ごとに任意に異ってもよい。ただし、Yは酸素原子また
は2価の有機基、2はポリオルガノシロキサン鎖、R1
−R5は同一あるいは異ってもよくアルキル基、置換ア
ルキル基、フェニル基または置換フェニル基である。A
1はメチル基まり返し単位ごとに任意に異ってもよい。
Aはメチいずれか一方、またはハロゲン原子またはアル
コキシ基であり、ただしメチル基あるいはし単位ごとに
任意に異ってもよい。)からなシ、主鎖のポリフェニレ
ンオキシドの繰り返し単位と側鎖のポリオルガノシロキ
サンの繰り返し単位とのモル比が80/20から10/
90の範囲にあシ、分子量が少くとも1方のポリフェニ
レンオキシド/ポリオルガノシロキサングラフト共重合
体から形成されることを特徴とする液体混合物の分離膜
を提供するものである。
なお、上記定義中の二価の有機基としては、置換もしく
は無置換のポリメチレン鎖(炭素数2以で示される基等
を例示することができる。また、上記定義中のオルガノ
シロキサン鎖とは、繰り返し単位が一般式 %式%() (式中、R6、R7は同一あるいは異ってもよく、アル
キル基、置換アルキル基、フェニル基又は置換フェニル
基であり、繰り返し単位ごとに任意に異なってもよい。
) で表される基である。
本発明の分離膜を形成する前記一般式(1)で表される
繰り返し単位から成るポリフェニレンオキシド/ポリオ
ルガノシロキサングラフト共重合体は、一般式 (式中、Aはハロゲン原子、メチル基またはアルコキシ
基である。) で表される繰り返し単位からなるポリフェニレンオキシ
ドを強塩基と反応させた後、一般式(式中、Xはハロゲ
ン原子、Yは酸素原子または2価の有機基、2はオルガ
ノシロキサン鎖、R1−R5は同一あるいは異ってもよ
く、アルキル基、置換アルキル基、フェニル基、置換フ
ェニル基である。) で表される片末端反応性ポリオルガノシロキサンと反応
させることにより合成することができる。
原料となる一般式(1)で表されるポリフェニレンオキ
シドとしては例えば、ぼり(2,6−ジメチル−p−フ
ェニレンオキシド)、ポリ(2−メチル−6−クロロ−
p−フェニレンオキシド)、ホ!J(2−メチル−6−
フルオロ−p−フェニレンオキシド)、ポリ(2−メチ
ル−6−ノドキシ−p−フェニレンオキシド)、ポリ(
2−メチル−6−エトキシ−p−フェニレンオキシド>
等ヲhけることができる。
これらのポリフェニレンオキ7ドは2.6−二置換フェ
ノール類の酸化力、プリング反応により合成することが
でき(例えば、J、 Am、 Chem−Soc、+第
81巻、6335ページ)、またその一部は市販されて
いる。
強塩基としては、メチルリチウム、n−ブチルリチウム
、t−ブチルリチウム、フェニルリチウム、リチウムジ
イソプロピルアミド等の有機リチウム化合物、水素化カ
リウム、水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物、
ヨウ化メチルマグネシウム、臭化エチルマグネシウム、
臭化フェニルマグネシウム等のグリニヤール化合物等を
例示することかできるが、反応効率の点で有機リチウム
化合物が好ましい。これらの強塩基は通常原料のポリフ
ェニレンオキシドの繰り返し単位に対して通常0.01
〜4当量用い、この量によって、オルガノシロキサン鎖
の導入率を制御できる。
また、これらの塩基との反応を、N、N、N<N’−テ
トラメチルエチレンノアミン等のジアミンの存在下に行
なうと反応が円滑に進行する点で好ましい。
本反応に用いる溶媒としては、ポリフェニレンオキノド
およびポリオルガノシロキサンを共に溶解する溶媒であ
れば何でもよく、例えばトルエン、ベンゼン、テトラヒ
ドロフラン、n−ヘキサン、クロロホルム、四塩化炭素
等の有機溶媒を用いることができる。
また反応温度としては通常室温付近で好適に反応が進行
するが、40〜150℃に加熱することにより、ポリオ
ルガノシロキサン鎖の導入率をさらに高めることもでき
る。
前記一般式(■)で表される片末端反応性ポリオルがノ
シロキサンの一例としては、 (1)CH3CH5CH3C2H5 C6−8t−0−Z−81−CH,CL−81,−0−
Z−8l−C2H5CH3CH,CH5C2H5。
C2H5C2H5 Ct−8t−0−Z−8i−CH2C12CF3C2H
5C2H5 CH5CH3 (2)   CH3CH。
C4−3l−CH2CH2−Z−8l−CH5l CH3CH3 Ct−8l−CH2CH2−Z−81−C,2H5CH
,C2H5 CH3CH5 CH,CH3 CH3CH。
等を例示することができる。ただし、上記式中2は繰り
返し単位が前記一般式(II)で表されるポリオルガノ
シロキサン鎖で、その−例をあげると等の繰り返し単位
の1種または2種以上の組み合せからなるシロキサン鎖
を例示することができる。
前記の片末端反応性ポリオルガノシロキサンのうち、第
(1)群の化合物は、例えば、下記の反応式で示す如く
、三置換シラノールに等モル量のn−BuLiを加える
ことによシ得られるシラル−トアニオンを開始剤として
、シクロシロキサン化合物をリビングアニオン重合し、
反応性置換基を有するハロシラン化合物を用いて反応を
停止させることによシ合成することができる。
(式中、mは1以上、pは3以上の整数、XおよびX′
は同一あるいは異るハロダン原子であり 、R1−R7
は同一あるいは異りてもよく、アルキル基、置換アルキ
ル基、フェニル基又は置換フェニル基である。ただしR
,Rは繰り返し単位ごとに任意に異ってもよい。) また、その他にも上記のシラル−トアニオンを尚モル量
のα、ω−ジクロロポリオルガノシロキサンと反応させ
ることにより合成することができる。
(参考例1参照) さらに第(2)群の片末端反応性ポリオルガノシロキサ
ンは上記の反応式中x’−5i−xで表される化合截 物の代シに一般式、 ct−sl−H(M) (式中、R6、R7は上記と同様である。)で表される
シラン化合物を用い、同様の方法によシ合成しうる一般
式、 (式中R3〜R7は上記と同様である。)で表される片
末端ヒドロシリル化ポリオルガノシロキサンと、炭素−
炭素二重結合を有するクロロシラン化合物とのヒドロシ
リル化反応により合成することができる(参考例2〜4
参照)。
ここで用いる炭素−炭素二重結合を有するクロロシラン
化合物としては、 Ct−8l−CH−CH2Cl−81−CHCH−CH
2CH3CH3 CH,CH3 等を例示することができる。
上記のヒドロシリル化反応にあたっては触媒の使用が必
須であり、触媒としては塩化白金酸を用いるのが最も一
般的であるが、その他にもパラジウムやロジウムを含む
金属錯体が使用可能である。
反応は溶媒中で行なうのが好ましく、溶媒としては、へ
キサン、ベンゼン、トルエン、アセトン、トリクロロエ
チレン、四塩化炭素、THFなどを用いることができる
。反応温度は、60℃〜130℃の温度範囲で行い、ま
たアルゴンや窒素等の不活性気体雰囲気下で行なうこと
が好ましい。
以上のようにして得られる前記一般式(IV)で表され
る片末端反応性ポリオルガノシロキサ/を、強塩基に対
して0.5〜3.0当量好ましくは0.9〜2.0当量
用いることによυ収率良く目的とする前記一般式(1)
で表される繰り返し単位から成るグラフト共重合体を得
ることができる。
本反応は前記一般式(III)で表される繰り返し単位
から成るポリフェニレンオキシドと強塩基との反応にひ
き続き、同一容器内で連続的に行うことができる。
反応温度は好ましくは0〜150℃の範囲であり、より
好ましくは室温付近である。反応温度が0℃以下では反
応速度が減少し、また反応温度を150℃以上で行って
も反応率の向上は期待できない。
本発明の分離膜を形成する前記一般式(1)で表される
繰り返し単位から成るポリフェニレンオキシド/ポリオ
ルガノシロキサングラフト共重合体は、主鎖ポリフェニ
レンオキシドの繰り返し単位と側鎖ポリオルガノシロキ
サンの繰り返し単位とのモル比が80/20からIV9
0の範囲にあることが必要である。すなわちこの範囲よ
シポリオルガノシロキサン単位が少ないと、得られる膜
の機械的強度が充分でなく、さらに液体の透過性が低く
なりすぎ、また多いとガラス転移温度が低くなりすぎる
ため製膜性が悪くなり薄膜が得にくくなる。上記のモル
比の範囲のグラフト共重合体は、本製造方法において強
塩基の量および片末端反応性ポリオルガノシロキサンの
量および鎖長を調整することにより得ることができる。
また、共重合体の重量平均分子量は膜強度の点から大き
いことが望ましく、通常1万以上、特に好ましくは5万
以上である。
本発明の分離膜を形成するだめの該グラフト共重合体の
製膜方法としては、特に限定されることなく公知あるい
は周知の手段を用いることができる。例えば、キャスト
溶液から金属上、ガラス板上、水面上などで溶媒を蒸発
させて製膜することができる。また、多孔質の支持体を
溶液に浸漬したのちにひき上げたり、溶液を塗布、乾燥
させるなどの方法も採用することができる。この場合の
溶媒トシテハ、トルエン、ベンゼン、エチルベンゼン、
キシレン等の芳香族系溶媒、四塩化炭素、クロロホルム
、トリクロロエチレン等のハロダン化炭化水素あるいは
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル系
溶媒等が良好に用いられる。
本発明の膜は、充分な透過量を与えかつ実用的な強度を
持つだめに、膜の厚さが0.05〜100μm特に0.
1〜50μmのものが好ましく用いられる。
膜厚が1μm以下の薄膜では支持体とともに用いること
が好ましい。支持体としては、織布状支持体、不織布状
支持体、ミクロフィルター、限外ろ過膜など膜を支持す
る充分な強度を有する多孔質体であれば、これを用いる
ことができる。
本発明の膜は平膜、管状膜、中空糸膜など、いかなる形
態においても用いることができる。
本発明の分離膜は、該グラフト共重合体のみからなるも
のばかりでなく、他の高分子あるいは低分子物質を添加
、混合したものでもよい。
また、本発明において、上記分離膜を他の膜と重ね合わ
せた積層膜の形で用いることもできる。
またこのようにして得られる膜は、平膜、管状膜、中空
糸膜などいかなる形状においても用いることができる。
本発明において、分離対象とする液体混合物は、本発明
の分離膜を溶解させないものであればよい。
液体混合物を構成する成分化合物としては以下のものを
例示することができる。すなわち、水およびメタノール
、エタノール、プロパツール、ブタ/ −A/ 、ペン
タノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、アリル
アルコール、エチレングリコール、グリセリン、2.2
.2− )リフルオロエタノール等のアルコール類、ア
セトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン
、シクロヘキサノン等のケトン類、ペンタン、ヘキサン
、ヘプタン、オクタン等の炭化水素類、ギ酸、酢酸、プ
ロピオン酸、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、
クロトン酸等の酸類およびそれらのエステル化物、ジメ
チルエーテル、ジエチルエーテル等ノエーテル類、メチ
ルアミン、エチルアミン、エチレンジアミン、アニリン
、ピリジン等のアミン類、N、N−ツメチルホルムアミ
ド、スルホラン、ジメチルスルホキシドのごとき有機液
体を挙げることができる。
本発明において分離の対象とする液体混合物とは上記の
ごとき液状化合物を2種類もしくはそれ以上含む混合物
である。
もちろん本発明の分離膜は上記以外の、例えば無機けん
濁物質を含むような液体混合物の分離等にも用いること
ができる。本発明の分離膜が特にすぐれた選択透過性能
を示す液体混合物の例としては、水−有機液体混合物、
特に水−メタノール、水−エタノール等の水−アルコー
ル混合物を挙げることができる。
本発明の分離膜は広い温度範囲で用いることができるが
、好ましくは一30〜150℃の範囲、よυ好1しくは
O℃〜100℃の範囲で用いることが望ましい。これ以
上の温度は膜の耐久性の上から好ましくなく、またこれ
以下の温度は透過性の低下と冷却に必要なエネルギーの
問題から好ましくない。
本発明の分離膜を用いて液体混合物を分離、濃縮する場
合、膜を透過する物質は液体、蒸気いずれの状態でも取
シ出すことができるが、膜の持つ分離能を充分発揮させ
るためには蒸気として取り出すことが好ましい。この場
合、分離膜の液体混合物を供給する側の圧力は大気圧〜
100気圧がよく、より好ましくは大気圧およびその近
傍がよい。これ以上の圧力を負荷することは分離膜の選
択透過性に対して余シ大きなメリットとはならない。一
方、透過側は減圧にするか、または空気等の不活性ガス
を流して、分離したい成分のケミカルポテンシャルを供
給側よシ低く保つことが必要である。
本発明の分離膜は極めて高い分離能を有しているが、液
体混合物を1回透過させただけでは所望の純度に達しな
い場合は、透過物を繰返し膜透過させることにより、所
望の純肛まで高めることもできる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明の分離膜は、従来のシリコーンゴ
ム膜に比べ優れた膜強度を有するために薄膜化が可能で
あシ、さらに非常に優れだ液体選択透過性を有している
ため、本発明の膜を用いて水−アルコール混合物等、種
々の液体混合物の分離または濃縮を極めて効率良く行う
ことができる。
〔実施例〕
以下に、実施例および参考例によシ本発明をさらに詳し
く説明する。ただし、本発明がこれらに限定されるもの
ではないことはもちろんである。
参考例1 トリメチルシラノール6、09 y (67,5mmo
l )をテトラヒドロフラン70 mlに溶解し、n−
ブチルリチウムのヘキサン溶液(1,61mol/l)
42m(67,6mmol )を加えアルゴン気流下O
℃にて15分間撹拌した後、この溶液を1,7−シクロ
ロオクタメチルテトラシロキサン25F(71,1mm
ol)をテトラヒドロフラン100反に溶解した溶液に
アルゴン気流下室温にて約30分間かけて滴下し、さら
に3時間撹拌した。この反応溶液からアルゴン気流中で
溶媒を蒸発除去し減圧蒸留したところ、75〜80℃7
7 mHgの沸点範囲で、ノシロキサン14.212を
得た。その構造はガスクロマトグラフィー、マススペク
トルおよヒ赤外吸収ス(クトル(以下IRと省略する)
により確認した。マススペクトルによるとその分子量は
404であった。
実施例1 アルドリッチ社製、数平均分子量1.70X10’、重
量平均分子!4.64x104のポリ(2,6−ノメチ
k −p −7エニl/ 7オキシド)1.0f(8,
30mmol)をTI(F 100 mlに溶解し、N
、N、N’、N’−テトラメチルエチレンジアミン2.
5 rnl (16,6mmol )、n−ブチルリチ
ウムヘキサン溶液(1,6mol/l)10、4 mA
’ (16,6mmol )を加え、アルゴン気流下室
温にて4時間撹拌したところ、反応溶液が赤色を呈した
。さらに、参考例1で得られたポリオルガノシロキサン
13 t (32,2mmol )を加えて室温にて1
5分間撹拌した。反応溶液が赤色から白濁溶液へと変化
したことを確認した後、反応溶液をメタノール21に注
ぎ、沈殿を生成せしめた。
得られた沈殿をろ別し、トルエン50dに溶解し、メタ
ノール21に再沈殿した後、ろ別し乾燥したところ1.
2!5fの白色ポリマーを得た。得られたポリマーにつ
いてテトラヒドロフランを溶媒としテ’r’ ル/ン−
ミエー7ヨンクロマトグラフィー(以下、GPCと省略
する。)を用いて分子量測定した結果、ポリスチレン換
算値で、数平均分子量2.87×104、重量平均分子
量9.27X10’であった。
また、核磁気共鳴スペクトル(以下、小化と省略する。
)およびIRを測定した結果、以下に示すピークを検出
した。
δ(CDCt、、ppm)  : 0.10(s)、 
0.20 (a) 、 0.63 (s) 。
2.26 (s) 、 6.67 (s)IRの特性吸
収(crn−’):  2980.1605.1480
 。
1390 .1300 .1260  。
1190 .1080 .1040  。
840 .800 これらのビークよシ、生成ポリマーは原料のボIJ(2
,6−−、’メチルフェニレンオキシド)の核置換メチ
ル基上の水素および主鎖フェニレン環上の換された構造
を有するポリフェニレンオキシド/ポリオルガノシロキ
サングラフト共重合体であることを確認した。さらに、
上記の毘ピークの積分比より得られたグラフト共重合体
の主鎖ポリフェニレンオキシド単量体単位と側鎖ポリオ
ルがノシロキサン単量体単位のモル比を算出したところ
、45155であった。また、生成ポリマーの元素分析
値を以下に示す。
元素分析値(チ)、C,59,37、H,7,83得ら
れたグラフト共重合体100■をトルエン’l mlに
溶解し面積25 cm”のテフロン板上に流延し、溶媒
を40℃にて留去した後充分に真空乾燥して均一、透明
な膜厚15,6μmの膜を得た。得られた膜をステンレ
ス裂浸透気化法用セル(・9−ベーパレーショ/セル)
にはさみ込み透過側を0.5mHgの減圧にし水−エタ
ノール混合物の透過を行った。
膜を透過した混合液組成はTCD−がスクロマトグラフ
ィーにより検出し透過速度p(r・−m”hr)および
選択性αを下記式によシ求めた。
以上のような透過実験を供給液組成を変えて数回行い、
各々の場合のPおよびαを測定した。結果を表1に示す
表  1 参考例2 トリエチルシラノール2.162(14,6mmol 
)を乾燥THF 10 rfLlに溶解し、アルゴンガ
ス気流下にて1.60 mol/lのn−BuLlヘキ
サン溶液10.5rnl (16,8mmol )を加
えた。10分間撹拌した後、さらにヘキサメチルシクロ
トリシロキサン13.74r(185,3mmol )
を乾燥THF 120 mlに溶解した溶液を加え、ア
ルゴンガス気流下で室温にて22時間撹拌した。この溶
液に停止剤としてジメチルクロロシラン4 ml (3
6,7mmol )を加え、リビング重合を停止した。
次に減圧下で溶媒を除去した後生成した塩をろ別し、0
.1 wHg以下の真空下で200℃にて6時間加熱し
て未反応のシクロシロキサンおよび過剰の停止剤を除去
したところ、無色透明な粘性液体15.15Fを与えた
。得られたポリマーについてIR測測定量測定を行い、
その確認した。また平均重合度iは小組におけるプロト
ン比基準で約10.2であった。
このようにして得られたポリオルガノシロキサン4.4
Ofを乾燥トルエン4011Llに溶解し、アルゴンガ
ス気流下にてビニルジメチルクロロシラン1.2WLl
および触媒として塩化白金酸エタノール溶液(0,19
3mol/l) 7μtを加え、80℃で1.5時間加
熱撹拌した。この溶液をIR測測定たところ原料のポリ
オルガノシロキサン末端の5i−H結合に基づく吸収ピ
ーク(2175μtg−’ )は完全に消失していた。
この溶液からアルゴン気流中で溶媒および過剰のジメチ
ルクロロシランを蒸発除去し、片末端ジメチルクロロシ
リル化ポリオルガノシロキサンを得た。
実施例2 アルドリッチ社製、数平均分子量1.70X10’、重
量平均分子量4.64x104のプリ(2,6−ジメチ
ル−p−フェニレンオキシド)1.0f(8,30mm
ol)をTHF 100−に溶解し、N、N、N’、N
’−テトラメチルエチレンジアミン0.625 ml 
(4,20mmol)、n−ブチルリチウムへキサン溶
液(1,6mol/J )2、6 ml (4,16m
mol )を加え、アルゴン気流下室温にて4時間撹拌
したところ、反応溶液が赤色を呈した。さらに参考例2
で得られた片末端ジメチルクロロシリル化ポリオルガノ
シロキサン3.3tを加えて室温にて15分間撹拌した
後、反応溶液が赤色から白濁溶液へと変化したことを確
認した後、反応溶液をメタノール2!に注ぎ、沈殿を生
成せしめた。得られた沈殿をろ別し、トルエン50ゴに
溶解し、メタノール21に再沈殿した後、ろ別し乾燥し
たところ1.3Ofの白色ポリマーを得た。得られたポ
リマーについてテトラヒドロフランを溶媒としてGPC
を用いて分子量測定した結果、ポリスチレン換算値で、
数平均分子量4.13×104、重量平均分子fL1.
34X105であった。
また罵を測定した結果、以下に示すピークを検出した。
IRの特性吸収は実施例1と同様であった。
δ(CDCl2・ppm ) : 0.10(8) 、
 0.20(s) 、 0.63(s) 。
0.95(t)、 1.55(t)、 2.26(s)
6.67(II) これらのピークおよびIR測測定結果より、生成4リマ
ーは原料のポリ(2,6−ノメチルフエニレンオキシド
)の核置換メチル基上の水素および主鎖フェニレン環上
の水素の一部が される基に置換された構造を有するポリフェニレンオキ
シド/ポリオルガノシロキサングラフト共重合体である
ことを確認した。さらに、上記の懇ピークの積分比より
得られたグラフト共重合体ノ主鎖ポリフェニレンオキシ
ド単量体単位と側鎖ポリオルガノシロキサン単量体単位
のモル比を算出したところ、24/76であった。また
、生成ポリマーの元素分析値を以下に示す。
元素分析値(チ)、C,49,75、II、7.79得
られたグラフト共重合体より実施例1と同様の方法によ
シ厚さ18.8μmの均一で透明かつ強度のある膜を作
成した。この膜の水−エタノール混合物の透過特性を供
給液組成を種々変化させて実施例1と同様の方法で測定
した。結果を表2に示す。
表  2 参考例3 トリエチルシラノール2.162(14,6mmol 
)を乾燥THF 10 tnlに溶解し、アルゴンがス
気流下にてl、 60 mol/lのn−BuLlヘキ
サン溶液10.11’ (16,2mmol )を加え
た。10分間撹拌した後、さらにへ牟すメチルシクロト
リンロキサ76.52f(87,9mmol )を乾燥
THF 60 mに溶解した溶液を加え、アルゴンガス
気流下で室温にて22時間かくはんした。この溶液に停
止剤としてジメチルクロロシラン4m(36ゴmmol
)を加え、リビング重合を停止した。次に減圧下で溶媒
を除去した後生成した塩をろ別し、0.1 wrHg以
下の真空下で200℃にて6時間加熱して未反応のシク
ロシロキサンおよび過剰の停止剤を除去したところ、無
色透明な粘性液体9.05Fを与えた。得られたポリマ
ーについてIR測測定曳測定を行い、その構造が また重合度nは小電におけるプロトン比基準で約5.1
であった。
このようにして得られたポリオルガノシロキサン9,0
5fを乾燥トルエン60ゴに溶解し、アルゴンガス気a
 下にてビニルジメチルクロロシラン6、Odおよび触
媒として塩化白金酸エタノール溶液(0,193mol
/l) 7μlを加え、80℃で1.5時間加熱かくは
んした。この溶液をIR測測定たところ原料の?リオル
ガノシロキサン末端の5l−I(結合に基づく吸収ピー
ク(2175tM−1)は完全に消失していた。この溶
液からアルゴン気流中で溶媒および過剰のジメチルクロ
ロシランを蒸発除去し、片末端ジメチルクロロシリル化
ポリオルガノシロキサンを得た。
実施例3 アルドリッチ社製、数平均分子量1,70X10、重量
平均分子量4,64X10’のポリ(2,6−ジメチル
−p−フェニレンオキシド)1.0f(8,30馴01
)をTHF 100−に溶解し、N、N、N’、N’−
テトラメチルエチレンジアミン0.63m(4,21r
爾o1)、n−ブチルリチウムヘキサン溶液(1,6m
ot/l)2、6 ml (4,16mmol )を加
え、アルゴン気流下室温にて4時間撹拌したところ、反
応溶液が赤色を呈した。さらに、参考例3で得られた片
末端ジメチルクロロシリル化ポリオルガノシロキサン4
.02を加えて室温にて15分間撹拌した後、反応溶液
が赤色から白濁溶液へと変化したことを確認した後、反
応溶液をメタノール21に注ぎ、沈殿を生成せしめた。
得られた沈殿をろ別し、トルエン50μに溶解し、メタ
ノール21に再沈殿した後、ろ別し乾燥したところ12
1Fの白色ポリマーを得た。得られfcポリマーについ
てテトラヒドロフランを溶媒としてGPCを用いて分子
量測定した結果、ポリスチレン換算値で、数平均分子量
3.45×104、重量平均分子量1.11X10”で
あった。
また、懇を測定した結果、以下に示すピークを検出した
。IRの特性吸収は実施例1と同様であった。
δ(CDC43,ppm ) : 0.10(a) 、
 0.20(s) 、 0.63(a)。
0.95(t) 、 1.55(t) 、 2.26(
s)。
s、67(s) これらのピークおよびIR測測定結果よシ、生成ポリマ
ーは原料のポリ(2,6−ノメチルフエニレンオキシド
)の核置換メチル基上の水素および主鎖フェニレン環上
の水素の一部が れる基に置換された構造を有する?ジフェニレンオキシ
ド/ポリオルガノクロキサングラフト共重合体であるこ
とを確認した。さらに、上記の飄ピークの積分比より得
られたグラフト共重合体の主鎖ポリフェニレンオキシド
単量体単位と側鎖ポリオルがノシロキサン単量体単位の
モル比を算出したところ、39/61であった。また、
生成ポリマーの元素分析値を以下に示す。
元素分析値(%)  C,57,11、H,7,56得
られたグラフト共重合体よυ実施例1と同様の方法によ
シ厚さ12.8μmの均一で透明かつ強度のある膜を作
成した。この膜の水−エタノール混合物の透過特性を供
給液組成を種々変化させて実施例1と同様の方法で測定
した。結果を表3に示す。
表  3 参考例4 トリメチルシラノール1.61 ? (17,8mmo
l )を乾燥THF 10 mに溶解し、アルゴンガス
気流下にてl、 60 mol/lのn−BuLiヘキ
サン溶液13.4mj! (21,4mmol )を加
えた。10分間撹拌した後、さらにヘキサメチルシクロ
トリシロキサン7.96r(107mmol)およびト
リス(3,3,3−トリフルオロプロピル)トリメチル
シクロトリシロキサン11.17 f (71,5mm
ol )を乾燥T)tF 150 dに溶解した溶液を
加え、アルゴンガス気流下で室温にて20時間攪拌した
。この溶液に停止剤としてジメチルクロロシラン4 r
nl (36,7mmol )を加え、リビング重合を
停止した。次に減圧下で溶媒を除去した後生成した塩を
ろ別し、0.1 wmHg以下の真空下で200℃にて
6時間加熱して未反応のシクロシロキサンおよび過剰の
停止剤を除去したところ、無色透明な粘性液体18.5
Ofを与えた。
得られたポリマーについてIR測測定量測定をCH,C
H2CH2CF3 ら成るポリオルガノシロキサン鎖であることを確認した
。またNMRにおけるプロトン比基準で、繰比ば7:3
であυ平均重合度は約10.9であった。
このようにして得られたポリオルガノシロキサン9.5
5fを乾燥トルエン60m1に溶解し、アルゴンガス気
流下にてビニル・ジメチルクロロシラン1.7−および
触媒として塩化白金酸エタノール溶液(0,193mo
l/l) 10111を加え、80℃で1.5時間加熱
撹拌した。この溶液をIR測測定たところ原料のポリオ
ルガノシロキサン末端の5l−H結合に基づく吸収ピー
ク(2175α−1)は完全に消失していた。この溶液
からアルゴン気流中で溶媒および過剰のジメチルクロロ
シランを蒸発除去し、片末端ジメチルクロロシリル化ポ
リオルガノシロキサンを得た。
実施例4 アルドリッチ社製、数平均分子i1.70X10、重量
平均分子量4,64X10’のポリ(2,6−ジメチル
−p−フェニレンオキシド)1.0f(8,30mmo
l)をTHF 100 mlに溶解し、N、N、N’、
N’−テトラメチルエチレンジアミ70.625m1(
4,20mmol)、n−ブチルリチウムヘキサン溶液
(1,6mol/l)2、6 vtl (4,16mm
ol )を加え、アルゴン気流下室温にて4時間撹拌し
たところ、反応溶液が赤色を呈した。さらに参考例4で
得られた片末端ジメチルクロロシリル什ポリオルガノシ
ロキサン832を加えて室温にて15分間撹拌した後、
反応溶液が赤色から白濁溶液へと変化したことを確認し
た後、反応溶液をメタノール2ノに注ぎ、沈殿を生成せ
しめた。得られた沈殿をろ別し、トルエン50m1!に
溶解し、メタノール21に再沈殿した後、ろ別し乾燥し
たところl、 58 tの白色ポリマーを得た。得られ
たポリマーについてテトラヒドロフランを溶媒としてG
PCを用いて分子量測定した結果、ポリスチレン換算値
で、数平均分子量3.78×104、重量平均分子量1
,38X105であった。
また毘およびIRを測定した結果、以下に示すピークを
検出した。
δ(CDCl2−ppm ) : 0.10(s) 、
 0.20(s) 、 0.63(s)。
0.75(t)、 1.25(t)、 2.26(s)
6、67 (a) IRの特性吸収(z−’):  2980.1605.
1480 。
1390.1300,1260゜ 1210.1190,1080゜ 1020.900,840,800 これらのピークよシ、生成ポリマーは原料のポリ(2,
6−シメチルフエニレンオキシド)の核置換メチル基上
の水素および主鎖フェニレン環上のcH3CH2CH2
CF。
位から成るポリオルガノシロキサンであり、繰すは7:
3であう、平均重合度は約10.9である。)で表され
る基に置換された構造を有するポリフェニレンオキシド
/ポリオルガノシロキサングラフト共重合体であること
を確認した。さらに、上記の10迅ピークの積分比より
得られたグラフト共重合体の主鎖ポリフェニレンオキシ
ド単量体単位と側鎖ポリオルガノシロキサン単量体単位
のモル比を算出したところ、41159であった。また
、生成ポリマーの元素分析値を以下に示す。
元素分析値(チ) C142,21,H17,01得ら
れたグラフト共重合体よυ実施例1と同様の方法によシ
厚さ14.2μmの均一で透明かう強度のある膜を作成
した。この膜の水−エタノール混合物の透過特性を供給
液組成を種々変化させて実施例1と同様の方法で測定し
た。結果を表4に示す。
表  4

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繰り返し単位が一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、B^1、B^2は同一あるいは異ってもよく、
    水素原子または▲数式、化学式、表等があります▼で表
    される基であり、 繰り返し単位ごとに任意に異ってもよい。ただし、Yは
    酸素原子または2価の有機基、Zはポリオルガノシロキ
    サン鎖、R^1〜R^5は同一あるいは異ってもよくア
    ルキル基、置換アルキル基、フェニル基または置換フェ
    ニル基である。A^1はメチル基または▲数式、化学式
    、表等があります▼で表される基であり、繰 り返し単位ごとに任意に異ってもよい。A^2はメチル
    基あるいは▲数式、化学式、表等があります▼で表され
    る基の いずれか一方、またはハロゲン原子またはアルコキシ基
    であり、ただしメチル基あるいは ▲数式、化学式、表等があります▼で表される基の場合
    、繰り返 し単位ごとに任意に異ってもよい。)からなり、主鎖の
    ポリフェニレンオキシドの繰り返し単位と側鎖のポリオ
    ルガノシロキサンの繰り返し単位とのモル比が80/2
    0から10/90の範囲にあり、分子量が少くとも1万
    のポリフェニレンオキシド/ポリオルガノシロキサング
    ラフト共重合体から形成されることを特徴とする液体混
    合物の分離膜。
  2. (2)該液体混合物が水−有機液体混合物である特許請
    求の範囲第(1)項記載の液体混合物の分離膜。
  3. (3)該有機液体を構成する成分の少くとも1つが低級
    アルコールである特許請求の範囲第(2)項記載の液体
    混合物の分離膜。
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