JPS62201605A - 液体混合物分離用高分子膜 - Google Patents

液体混合物分離用高分子膜

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JPS62201605A
JPS62201605A JP61197987A JP19798786A JPS62201605A JP S62201605 A JPS62201605 A JP S62201605A JP 61197987 A JP61197987 A JP 61197987A JP 19798786 A JP19798786 A JP 19798786A JP S62201605 A JPS62201605 A JP S62201605A
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poly
polymer
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松井 清英
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裕 長瀬
Kazuhiko Ishihara
一彦 石原
Shigehiro Mori
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔M業上の利用分野〕 本発明は液体混合物の分離に用いる高分子膜に関するも
のである。さらに詳しくは、液体の透過性および分離能
の両方に優れ、特に浸透気化法(パーベーパレーション
)による液体混合物の分離に好適な液体分離膜に係るも
のである。
浸透気化法は、非多孔質高分子it−境にして、その一
方何に液体混合物を供給し、他方側を真空に引いて減圧
にするか、貰たは不活性ガス等のキャリアガスを流して
蒸気圧を低下させることにより、膜を透過しやすい成分
上優先的に分離、濃縮する方法である。この膜分離方法
は、従来の蒸留法では容易でなかった液体混合物の分離
例えば共沸混合物、近沸点混合物、4@性体、あるいは
加熱により変性しやすい液体混合物の分離などに有効で
あるう中でも特に、ノ2イオマス資源を発酵して得られ
る低濃度アルコール水溶液からのアルコールの分離等に
有効である。
〔従来技術〕
非多孔質高分子膜透過を利用した。浸透気化法による液
体混合物の分離プロセス研究の歴史は古く、蒸気では分
離が困雌な混合物系を中心に多くの研究がなされて@九
。例えば、Binningによってポリビニルアルコー
ル膜を用いた共沸混合物の分離(米国特許第29535
02号)が検討され、またスチレン/アクリル酸共重合
体膜等を用い死水−ホルムアルデヒド混合液の分離(米
国特許第4035291号)が報告されているが、これ
らの高分子膜では透過性および分離能が充分でなくいま
だ夾用化には至っていない。
これに対して近年省エネルギー的な立場から。
浸透気化法′t−従来の蒸留法を補つ、もしくは代替す
る分離プロセスとして利用することが注目されている。
特にメイオマスにおけるアルコール発酵のように、少量
の有機物を含む水溶液から高濃度の有機物を取り出した
い場合、蒸留法は経済的に不利であシ、浸透気化法が最
も望ましい方法と考えられている。水−アルコール混合
物の浸透気化法を用いる分離膜としては、酢酸セルロー
ス、セロ7ア/、ポリアミド、N−ビニルピロリド9ン
グ27ト体、ポリビニルピリジン、あるいはフッ素系カ
チオン交#g(特開昭58−84005 号”)(DK
分子MLが提案されている。しかしながら、これらの高
分子膜は水を、φ択的に透過する膜でめ9.共沸混合物
のように少量の水を含む混合物からの水分の除去には適
しているが、上述の、アルコールを8から15%程度し
か含まない発酵液からのアルコールの分離には向かない
。一方、アル;−ルを選択的に透過する高分子膜として
は、ポリエチレン、ポリプロピレンあるいはシリコーン
ゴム膜(特開昭57−136905号)などの膜がわず
かに知られているのみで、これらの膜も成膜性、透過性
および選択性が不充分であシ実用化に至ってbない。
その他にも、本発明者等は主鎖がポリスチレン、側鎖が
ポリフルオロアルキルアクリレートよシ成るグラフト共
重合体が水−アルコール混合物より選択的にアルコール
を分離する膜となシ得ることを見出した( Po17e
r Preprinta 、 Japan 、 34 
47.1841(1985))が、低濃度のアルコール
水溶液の透過速度がやや低いという点で若干問題がある
。また、近年ボリニ置換アセチレンの合成が可能となシ
その1種であるポリトリメチルシリルプロピンがシリコ
ーンゴム同様アルコールを優先的に透過する高分子膜素
材となシ得ることが見出され、(Makromol 、
 Chem、 、Rapid、Commun、 、 7
 。
43(1986))[強度においてシリコーンゴムをは
るかに凌駕するという点で注目を集めている。
しかしながら、ポリトリメチルシリルプロピン膜は単位
膜厚めたシの液体透過量および選択性がシリコーンゴム
膜とはぼ同程度で、Sり、特に選択性の点で低濃度のア
ルコールを濃縮するためには充分とは言えない(比較例
参照)。さらに、ポリトリメチルシリルプロピン以外の
ボリニ置換アセチレン、すなわちポリ(2−オクテン)
、ポリ(l−クロロ−1−オクチン)、ポリ(1−フェ
ニルプロピン)、ポリ(クロロフェニルアセチレン)等
から形成される膜は、同様に優れた膜強度を有している
ものの水−アルコール混合物を透過させた場合水を優先
的に透過してしまうことが報告されている。(Poly
mer Preprints 、 Japan 、 3
5e43.447(1986)) 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は上に述べた従来の液体分離膜の欠点を、液体混
合物の透過性および分離能にすぐれ、かつ機械的強度に
すぐれた高分子膜により解決しよう離膜を提供するもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、前述のボリニ置換アセチレンのもつ優れ
た膜強度を維持しつつ、高い叡体透過性を有し、かつア
ルコールの水に対する選択性がよシ高い新規の膜素材を
得るべく鋭意検討した。その結果、ボリニ置換アセチレ
ンにポリシロキサン鎖を導入して得られるポリ二置換ア
セチレン/ポリオルガノシロキサングラフト共重合体か
ら成る膜が、浸れた膜強度および高い液体透過性を有す
ると共に、原料のボリニ置換アセチレンとは異なシ、非
常に優れたアルコール選択性を有することを見出し、本
発明に到達した。
すなわち、本発明は、繰り返し単位が一般式(式中、A
はアルキル基、置換アルキル基、フエ。
ニル基、置換フェニル基、または R5R8 Aおよび又は縁り返し単位ごとに任意に異なってもよい
。ただし、Yは酸素原子または2価の有機基、2はポリ
オルガノシロキサン鎖 R1−R8は同一あるいは異な
ってもよくアルキル基、置換アルキル基、フェニル基ま
たは置換フェニル基である。) からなす、主鎖のボリニ置換アセチレンの繰り返し単位
と側鎖のポリオルガノシロキサンの繰9返し単位とのモ
ル比が99/1から5/95の範囲にあり、分子量が少
なくとも1万以上であるポリ二置換アセチレン/ポリオ
ルガノシロキサングラフト共重合体から形成されること
を特徴とする液体混合物分離用高分子膜に関するもので
ある。
上記Yの定義の中の2価の有機基としては、置換もしく
は無置換のポリメチレン@(炭素数2以0−CH,CH
,CH2−で示される基等を例示することができる6ま
た、2のポリオルガノシロキサン鎖とは、繰り返し単位
が一般式 %式%() (式中、R9,R10は、同一あるいは異ってもよく、
アルキル基、置換アルキル基、フェニル基又は置換フェ
ニル基で6D、繰シ返し単位ごとに任意に異ってもよい
。) からなるポリシロキサン鎖である。
本発明の高分子膜を形成する前記一般式+13で表され
る繰シ返し単位からなるポリ二置換アセチレン/ポリオ
ルガノシロキサングラフト共重合体は、例えば、繰り返
し単位が一般式 %式%(1) (式中、Aはアルキル基、置換アルキル基、フエわされ
る基であり、繰返し単位ごとに任意に異なってもよい。
) からなるボリニ置換アセチレンを強塩基と反応させ死後
、一般式 (式中、R,Rは前記と同様であシ、mは3〜6の整数
である。) で表されるシクロシロキサン化合物と反応させ、さらに
一般式 (式中、Bはハロゲン原子、R、Rは前記と同様である
。) で表されるトリオルガノハロゲノシラン化合物を加えて
反応を停止することにより合成することができる。また
、上記の方法以外にも、前記一般式(1fl)で表され
る繰返し単位からなるポリニ置換アセチレンを強塩基と
反応筋せた後、一般式るシクロシロキサン化合物または
前記一般式(Vl)で表される片末端反応性1トリオル
ガノシロキサンと反応させる際に用いる強塩基としては
、メチルリチウム、n−ブチルリチウム、t−ブチルリ
チウム、フェニルリチウム、リチウムジイソプロピルア
ミド勢の有機リチウム化合物、水素化カリウム、水素化
ナトリウム等のアルカリ金属水素化合物、ヨウ化メチル
マグネシウム、臭化エチルマグネシウム、臭化フェニル
マグネシウム等のダリニャール化合物等を例示すること
ができるが、反応効率の点で有機リチウム化合物が好ま
しい。これらの強塩基は通常原料のボリニ置換アセチレ
ンの繰返し単位に対して通常α1〜4当量用い、この量
によって、ポリオルガノシロキサン成分の導入率を制御
できる。
前記一般式(1)で表されるポリニ置換アセチレンと9
Ji塩基との反応においては溶媒を用いることが好まし
く、溶媒としては、ポリニ置換アセチレンを溶解し、反
応に関与しない溶媒であれば何でもよく、例えばn−<
ンタン、n−ヘキサン、シン、シクロインタン、シクロ
ヘキサン等の脂肪族炭化水素を用いることが好ましい。
また、反応温度としては通常O℃〜90℃の範囲で好適
に反応が進行する。さらに、この強塩基との反応を、N
 、 N 、 N’、 N/−テトラメチルエチレンジ
アミン等のジアミンの存在下に行なうと反応が円滑に進
行する点で好ましい。
前記一般式(IV)で表されるシクロシロキサン化合物
としては、 ? (ただし1mは3〜6の整数) 等を例示することができる。また、これらのシクロシロ
キサン化合物の2種以上の混合吻を用いてもよい。
前記一般式(IV)で表されるシクロシロキサン化合物
を反応系に加える際には、シクロシロキサン化合物をあ
らかじめ溶媒に溶解させて加えることが好ましく、この
場合に用いる溶媒としてはテトラヒドロ7′7ン、n−
″堅ンタン、n−ヘキサン、シクロペンタン、シクロヘ
キサン等の有機溶媒が挙げられる。また、シクロシロキ
サン化合物と反応させる際に、反応温度としては通常室
温付近で好適に反応が進行し、反応時間は2時間以上よ
シ好ましくは10時間以上行うことによりシクロシロキ
サン化合物の開環重合が完結する。
上記の反応を停止させるために用いる前記一般式(V)
で表されるトリオルガノハロゲノシラノ化合物としては
、 等を例示することができる。これらのトリオルガノハロ
ゲノシラン化合物はそのhとんどが市販されてお9、ま
た既知の方法により容易に合成することができる。これ
らのトリオルガノハロゲノシラン化合物を、用いた強塩
基に対して2〜20尚量過剰に反応系へ加えることによ
り、反応は完全に停止する。その場合1反応時間は20
分間以上行うことが好ましい。
また、前記一般式(■)で興される片末端反応性ポリオ
ルガノシロキサンの一例としては、等を例示することが
できる。ただし、上記式中2は繰返し単位が前記一般式
(n)で表されるポリオルガノシロキサン鎖で、その−
例をあげると。
F 等を例示することができる。
前記の片末端反応性ポリオルガノシロキサンのうち、第
(1)群の化合物は、例えば、下記の反応式で示す如く
、三置換シラノールに等モル量のn−BuLiを加える
ことにより得られるシラル−トアニオンを開始剤として
、シクロシロキサン化合物ヲリビンクアニオン重合し、
反応性置換基を有するハロゲノシラン化合物を用いて反
応を停止させることにより合成することができる。
(式中、Pは1以上、mは3〜6の整数、BおよびB′
は同一あるいは異なるハロゲン原子であυ、R,Hは同
一めるい社異なって本よく、アルキル基、置換アルキル
基、フェニル基または置換フェニル基である。ただしR
,Rは繰返し単位ごとに異なってもよい。)また、その
他にも上記のシラル−トアニオンを当モル量のα、ω−
ジクロロポリオルガノシロキサンと反応きせることによ
シ合成することができるつ さらに第(2)群の片末端反応性ポリオルガノシロキサ
ンは上記の反応式中 B−81−B’ で貴さ督 れる化合物の代りに一般式、 (式中R,Rは上記と同様である。) で表されるシラン化合物を用い同様の方法によシ合成し
うる一般式、 (式中R=R、mおよびpは上記と同様である。) で表される片末端ヒドロシリル化ポリオルガノシロキサ
ンと、二重結合を有するクロロシラ/化合物とのヒドロ
シリル化反応によシ合成することができる。
ここで用いる二重結合を有するクロロシラン化合物とし
ては、 等を例示することができる。
前記一般式(Vl)で表される片末端反応性ポリオルガ
ノシロキサンを、強塩基に対して0.5〜3.0当量好
ましくは0.9〜2.0当量用いることにより収率良く
目的物を得ることができる。
本発明のグラフト共重合体はトルエン、ベンゼン、エチ
ルベンゼン、キシレン等の芳香族系溶媒、四塩化炭素、
クロロホルム、トリクロロエチレン等のハロゲン化炭化
水素、n−ヘキサン、シクロヘキサン、シクロヘキセン
等の炭化水素系溶媒あるいはテトラヒドロフラン等のエ
ーテル系溶媒に可溶で、アルコール類または水に対して
は不溶性である。
本発明の高分子flXt−lXチー前記一般式(1)で
表わされる繰シ返し単位からなるボリニ置換アセチレン
/ポリオルガノシロキサングラフト共重合体は、主軸の
ボリニ置換アセチレンの繰シ返し単位と側釦のポリオル
ガノシロキサ/の繰シ返し単位とのモル比が99/1か
ら5/95の範囲にあることが必要である。すなわち、
この範囲よジオルガノシロキサン単位が少ないと、得ら
れる膜の液体分離特性が原料のポリニ置換アセチレンの
場合とほとんど違いがなく、また多いと、グラフト共重
合体のガラス転移点が低くなυすぎるため成膜性が悪く
なり薄膜化し雌い傾向がある。特に一般る場合には、上
記モル比が98/2から20/80の範囲にあることが
好ましく、またAがアルキル基、置換アルキル基、フェ
ニル基または置換フェニル基の場合には、上記モル比が
60/40から5/95の範囲にあることが好ましい。
これらモル比の範囲のグラフト共重合体は、前述の製造
方法において、強塩基の量あるいはm1記一般式(fV
)で表されるシクロシロキサン化合物の量または前記一
般式(’1ll)で表される片末端反応性ポリオルガノ
シロキサンの量および鎖長’t−R整することにより得
ることができる。
また、共重合体の重量平均分子量は膜強度の点から大き
いことが望ましく、通常1万以上、特に好ましくは5万
以上である。
本発明の高分子N’に形成するための該グラフト共重合
体の製膜方法としては、特に限定されることなく全知多
るいは周知の手段を用いることができる。例えば、キャ
スト溶液から金属上、ガラス板上、水面上などで溶媒を
蒸発させて製膜することができる。“また、多孔質の支
持体を溶液に浸漬したのちにひき上げたり、溶液を塗布
、乾燥させるなどの方法も採用することができる、この
場合om媒としては、トルエン、ベンゼン、エチルベン
ゼ/、キシレン等の芳香族系溶媒、四塩化炭素、クロロ
ホルム、トリクロロエチレン等のハロゲン化炭化水素ち
るいはテトラヒドロ72ン等のニーチル系溶媒等が良好
に用いられる。
本発明の膜は、充分な透過量を与えか′:)実用的な強
度を持つために、模の厚さがO,OS〜100μm%に
0.1〜50μmのものが好ましく用いられる。膜厚が
1μm以下の薄膜では支持体とともに用いることが好ま
しい。支持体としては、織布ミ 状支持体、不織布状支持体、Vクロフィルター、限外ろ
過膜など膜を支持する充分な強度を有する多孔質体であ
nば、これを用いることができる。
本発明の膜は平膜、管状膜、中空糸膜など、いがなる形
態においても用いることができる。t+、本発明に用い
るグラフト共重合体を溶媒に溶解した後金組上、ガラス
板上、水面上などに延展した後、ただちにアルコールま
たは水郷の貧溶媒に浸漬すること等により非対称膜を作
成することもできる。
また、本発明において、上記分離膜を他の膜と重ね合わ
せた積層膜の形で用いることもできる。
またこのようにして得られる膜は、平膜、管状膜、中空
糸膜などいかなる形状においても用いることができる。
本発明において、分離対象とする液体混合物は、本発明
の膜を溶解させないものであればよい。液体混合物を構
成する成分化合物としては以下のものt例示することが
できる。すなわち、水およびメタノール、エタノール、
プロパツール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノー
ル、シクロヘキサノール、アリルアルコール、エチレン
クリコール、グリセリン、2.22−)リフルオロエタ
ノール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケト
ン等のケトン類、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、    
゛アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、クロトン酸
等の酸類およびそれらのエステル化物、ジメチルエーテ
ル、ジエチルエーテル、テトラヒト90フラン、ジオキ
サン等のエーテル類、メチルアミン、エチルアミン、エ
チレンジアミン、アニリン、ピリジン等のアミン類、N
、N−ジメチルホルムアミド、スルホラン、ジメチルス
ルホヤシトのごとき有機液体t−埜げることができる。
本発明において分離の対象とする液体混合物とは上n6
のどと1!液状化合物を2種類もしくはそれ以上含む混
合物である。
もちろん本発明の膜は上記以外の、例えば無機けん濁物
質を含むような液体混合物の分離等にも用いることがで
きる。本発明の分離膜が特にすぐれ比選択透過性能を示
す液体混合物の例としては、とができる。
本発明の膜は広い温度範囲で用いることができるが、好
ましくは−30−%−150℃の範囲、より好ましくは
0℃〜100℃の範囲で用いることが望ましい。これ以
上の温度は膜の耐久性の上から好ましくなく、またこれ
以下の温度は透過性の低下と冷却に必要なエネルギーの
問題から好ましくない。
本発明の膜を用いて液体混合換金分離、濃縮する場合、
膜を透過する物質は液体、蒸気いずれの状態でも取り出
すことができるが、膜の持つ分離能を充分発揮させるた
めには蒸気として取り出すことが好ましい。この場合、
分離膜の液体混合物を供給する側の圧力は大気圧〜10
0気圧がよく、より好ましくは大気圧およびその近傍が
よい。これ以上の圧力を負荷することは分離膜の選択透
過性に対して余り大きなメリットとはならない。一方、
透過側は減圧にするか、または空気等の不活性ガスを流
して、分離したい成分のケミカルポテンシャルを供給側
より低く保つことが必要である。
本発明の分離膜は極めて高い分離能を有しているが、液
体混合物t−1回透過させ九だけでは所望の純度に達し
ない場合社、透過物を繰返し膜透過させることにより、
所望の純度まで高めることもできる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明の分離膜は、従来のシリコーンゴ
ム膜に比べ優れた膜強度上布するために薄膜化が可能で
あり、さらに非常に優れた液体選択透過性1有している
丸め、本発明の膜を用いて水−アルコール混合物等、種
々の液体混合物の分離または濃縮を極めて効率良く行う
ことができる。
〔実施例および参考例〕
以下に、参考例、実施例および比較例により本発明をさ
らに詳しく説明する。ただし、本発明がこれらに限定さ
れるものでないことはもちろんである。
参考例1〔ポリ(1−フェニルプロピン)の合成〕l−
フェニルプロピン44.391− )ルエン500−に
溶解し、五塩化夕/タル2.79 ’i加えステンレス
裂重合管中にて脱気封管後、80℃で6時間掘とうし、
粘稠なゲル状重合体を得たうこの重合体をトルエンに溶
解させ、多量のメタノール中に数回再沈殻を繰り返し、
得られた黄色繊維状固体を真空下60℃にて乾燥し九。
収量Fi38.2g(収率8a2%)であった。得られ
た重合体について、IRlH−NMR,C−NMR測定
および元素分析を行い、目的とするポリ(1−フェニル
プロピン)であることを確認し九、また、GPC測定の
結果、数平均分子量および重量平均分子量はポリスチレ
ン換算値でそれぞれZ15X10゜5.53X10  
であった。
実施例1 参考例1で得られたポリ(1−フェニルプロピン)3.
89を乾燥シクロヘキサン450−に溶解し、アルゴン
ガス気流下60℃に加熱した後、N 、 N 、 N’
、 N/−テトラメチルエチレンジアミン4.90au
(32,,7mmoA! )およびn−ソチルリチウム
ヘキサン溶液(1,6mol/l ”) 20.4d(
32,7mmoJ ) @加えさらに1時間撹拌を続け
たところ反応溶液が黒赤色を呈した。次に反応溶液の温
度を室温まで冷却しヘキサメチルシクロトリシロキサン
36.49 (163,6mmoJ)i乾燥THF’2
50M/に溶解した溶液を一度に加えたところ、反応溶
液は黒赤色から黒紫色に変化しその後しだいに淡黄色へ
と変化した。さらに室温にて24時間撹拌を続け、トリ
メチルクロロシラン18x4(142mmoA)を加え
反応を停止した後さらに2時間撹拌を続けた。最後に、
上記の反応源fiをメタノール5jに注ぐことにより白
色ポリマー1−得た。得られたポリマーを再びトルエン
300dに溶解しメタノール/ジエテルエーテ#?1合
11媒(80/20voli)41に再沈殿を行い、さ
らに同様に数回再沈壇會繰り返すことにより混入してい
るポリジメチルシロキサンを除きポリマーt−N製した
。生成ポリマーの収量は6.8gであった。
得られたポリマーについてGPC測定を行ったところ、
数平均分子量および重量平均分子量はポリスチレン換算
値でそれぞれ2.37XI0  。
5.61X10  であった。
また、工Rスペクトル、H−NMRスペクトルおよび元
素分析の結果は次のとおりでめった。
工Rx−<クトk (譚−” ) 13100(ml、
 3070(sL3040(m)、2980(s)、2
920(at、2860(ml、1950(w)。
1890(W)、1800(WJ、1600(s 、主
鎖ポリ(1−フェニルプロピン)のフェニル基の特性吸
収)、1500(g)、1440(sl、14151m
)、13701s)、1260(SS側鎖ポリジメチル
シロキサンのメチル基の特性吸収)、1100(11、
シロキサン結合の特性吸収L  1020(a 、シロ
キサン結合の特性吸収ル910(W)、 86018)
、 800(s)、 770(s)、 695(s)”
H−NMRxベクトル、δ(CDCl2.P) ; Q
、10(側鎖ポリジメチルシロ+17のメチル基のプロ
トンピーク)t  L60(主鎖ポリ(1−フェニルプ
ロピン)のメチル基のプロトンピーク)*6.90C主
鎖d(I) (1−フェニルプロピン)のフェニル基の
プロトンピーク) 元素分析値(チ) p C:57.01−  Hニア、
54以上の結果より、生成ポリマーは原料のポリ(1−
フェニルプロピン)のメチル基上の水素の一部が で表される基に置換された構造を有するボIJ (1−
フェニルプロピン)/ポリジメチルシロ中サングラフト
共重合体であることを確認した。また、1t(−NMR
スイクトルの0.10p%と6.90Pのプロトンピー
ク面積比より求めたこのグラフト共重合体の主鎖のボ!
J (1−フェニルプロピン)の繰り返し単位と側鎖の
ポリジメチルシロキサンの繰返し単位とのモル比は30
/70でめった。
このようにして得られたグラフト共重合体をトルエンに
溶解した後テフロン板上に流延し、トルエンをゆっくり
と蒸発除去することによシ膜厚が28μmの均一で透明
かつ強度のある膜を作成した。得られた膜をステンレス
展浸透気化法用セル(パーベーパレーションセル)Kは
さみ込1[側を0.5■Hgの減圧にし水−エタノール
混合物の透過全行った。膜を透過した混合液組成はTC
D−ガスクロマトグラフィーにより検出し透過速度P 
(9−m7W、hr)および選択性αを下記式によシ求
めた。
以上のような透過実験全供給液組成を変えて数回行い、
各々の場合のPおよびαを測定した。結果を表1に示す
実施例2 実施例1において、ヘキサメチルシクロトリシロキサン
の!全54.69 (245mmoJ)とした以外は実
施例1とまったく同様な操作を行い、白色ポリマー&7
9を得た。
GPC測定による数平均分子量および重量平均分子量は
ポリスチレン換算値でそれぞれ2.44X10.5.6
5X10  であった。
得られたポリマーのIRスペクトルおよびH−LiMR
スペクトルは実施例1の結果と同様であり、元素分析値
は以下の通りであった。
元素分析値(%) ; C:49.98.  Iiニア
、65したがって、生成ポリマーは実施例1で得られた
ポリマーと同様な構造上官するポリ(1−フェニルプロ
ピン)/ポリジメチルシロキサン〆う7ト共重合体であ
り、 H−NMRスペクトルのプロトンビーク面積比よ
り求めた主鎖のボv<x−フェニルプロピン)の繰り返
し単位と側鎖のg IJ ジメチルシロキサンの繰り返
し単位とのモル比は20/ 80であった。
得られたグラフト共重合体より実施例1と同様の方法に
より厚さ25μmの均一で透明かつ強度のめる膜を作改
した。この膜の水−エタノール混合物の透過特性を供給
液組成音種々変化させて実施例1と同様の方法で測定し
た。結果を表2に示す。
実施例3 実施例1において、ヘキサメチルシクロトリシロキサン
のtt36.19 (162mmoJ)とし、こレニト
リス(a&3−トリフルオロプロピル)トリメチルシク
ロトリシロキサン3&09(80,9mmoJ)  t
−加え、それ以外は実施例1とまったく同様な操作を行
い、白色ポリマー11.59を得た。
GPC測定による数平均分子量および重量平均分子量は
ポリスチレン換算値でそれぞれz44×10.5.29
X10  であった。
1&、IRスペクトル、  H−NMRスペクトルおよ
び元素分析の結果は次のとおりであった。
IRスペクト#(m−”); 3100(ml、307
0(mJ。
3040(ml、2980(8)、2920Tm)、1
950(W)、1600(m、主鎖ポリ(1−フェニル
プロピン)のフェニル基の特性吸収)、1500(m)
、1440(ml、1370(ml、 1318(mL
 1260(B 、側鎖ポリオルガノシミキサンのメチ
ル基の特性吸収)、1210(’、C−F結合の特性吸
収)t  1130(sl、1100(’−シ”tt7
M合〕特性吸収)、1070(11)、1020(11
゜シロキサン結合の特性吸収L  900(a)、84
0(8)。
800(sL 770(sL 695(s)、 550
(mJ”H−NMRスペク)ル、a (cDcz3.p
ps); 0.10C側釦ポリオルガノシロキサンのメ
チル基のプロトンビーク)、0.85(aa3− トリ
フルオロプロピルシリル基のシリル基側メチレン基のプ
ロトンピーク)、1.60(主鎖ポリ(1−フェニルプ
ロピン)のメチル基のプロトンピーク)、2.1213
3−)リフルオロプロピルシリル基のトリフルオロメチ
ル基側メチレン基のプロトンピーク)。
6.90C主鎖ポリ(1−フェニルプロピン)のフェニ
ル基のプロトン1.’−/) 元素分析値(%) ; C:4s、az、  H:5.
99以上の結果より、生成ポリマーは原料のポリ(l−
フェニルプロピン)のメチル基上の水素の一部が CH3 −Z’−81−CH3 CH3 で表される繰返し単位からなるポリオルガノシロ中サン
である。) で表される基に置換された構造を有するポリ(1−フェ
ニルプロピン)/ポリオルガノシロ中サングラフト共重
合体でろることragした。また、”H−NMRスペク
ト/uo 0.10PF  0.85PFt6.90四
のプロトンピーク面積比より求めた側鎖H3 ■ ポリオルガノシロキサンの+810÷およびH3 H3 醤 十810÷   で表される繰返し単位のそル比はCk
1□CL12CF’3 63/37であり、主鎖のポリ(1−フェニルプロピン
の妓返し単位と側鎖のポリオルガノシロキサンの繰返し
単位とのモル比は2277gであった。
得られたグラフト共重合体より実施例1と同様の方法に
より厚さ22μmの均一で透明かつ強度のあるFak作
成した。この膜の水−エタノール混合物の透過特性を供
給液組成全種々変化させて実施例1と同様の方法で測定
した。結果を表3に示す。
表3 1−トリメチルシリルプロピン42.61トルエン30
0dに溶解し、五塩化¥ンタルを249加えステンレス
製重合管中にて脱気封管後、80℃で24時間振とうし
、粘稠なゲル状重合体を得た。この重合体をトルエンに
溶解させ、多量のメタノール中に数回再沈殿をくり返し
、得られた白色繊維状団体を真空下60℃にて乾燥し次
。収量は3&59(収890.3%)であった。得られ
比重合体について、工R,H−NMR,C−NMR測定
および元素分析を行い、目的とするポ17 (1−トリ
メチルシリルプロピン)であること金確認した。
また、GPC測定の結果、その数平均分子量および重量
平均分子量はポリスチレン換算値でそれぞれ5.36X
10%2.26X10  であった。
参考例3(片末端反応性ポリシロキサンの合成1)トリ
メチルシラノール14.29(α157m0J)を乾燥
THF200−に溶解し、アルゴンガス気流下にてn−
ブチルリチウムへキサン溶液(1,6nol!/J)1
00d(0,16moj)t−加えた。10分間撹拌し
た後、さらにヘキサメチルシクロトリシロキサン3 a
69 (0,479m0J)を乾燥TH1i”200−
に溶解した溶液を加え、アルゴンガス気流下で室温にて
21時間撹拌した。この溶液に停止剤としてジメチルク
ロロシラン601E#(0,551mo/ ) を加え
、リビング重合を停止した。次に減圧下で溶媒を除去し
た後生成した塩をろ別し、0、lmHg以下の真空下で
150’Cにて3時間加熱して未反応のシクロシロキサ
ンおよび過剰の停止剤を除去したところ、無色透明な粘
性液体5L69を与えた。得られたポリマーについてI
R測測定NMR測定を行い、その構造が した。
また平均重合度mはNMRにおけるプロトン比基準で約
4.2であった。
このようにして得られたポリジメチルシロキサン2&0
9(約α067m0N)を乾燥トルエン50dに溶解し
、アルゴンガス気流下にてビニルジメチルクロロシラン
30atj(α22m0A)および触媒として塩化白金
酸エタノール溶液(0,193moJ/jJ)14μj
t−加え、80℃で2時間加熱撹拌した。
コノ溶液をIR測測定たところ原料のポリジメチルシロ
キサン末端の5i−a結合に基づく吸収ピーク(217
5cm  )は完全に消失してい友。この溶液からアル
ゴン気流中で溶媒および過剰のジメチルクロロシランを
蒸発除去し、片末端ジメチルクロロシリルポリジメチル
シロキサン約269t−得た。
実施例4 参考例2で得られたJ IJ (1−(トリメチルシリ
ル)プロピン) 1.09 (8,90mmoJ) t
”THF200g#に溶解し、アルピン気流下O℃にて
n−ブチルリチウムヘキサ/溶fi (1,6molt
/11 )6.0Ml (9,60mmoJ ) f加
え3時間撹拌したところ、反応溶液が赤色を呈した。さ
らに参考例3で得られた片末端ジメチルクロロシリルポ
リジメチルシロキサン14g(約24 mmol ) 
 を加えてさらに0℃にて15分間撹拌し、反応溶液が
赤色から無色透明溶液へと変化したことtS認した後、
反応溶液をメタノール21に注ぎ沈殿を生成せしめた。
得られ九沈#をろ別し、トルエン200dに溶解しメタ
ノール2jに注ぎ沈mt−生成せしめた。その後、同様
に数回再沈殿を行い精製した。得られた沈殿をろ別し乾
燥したところ1.099の白色ポリマーを得た。この、
)k IJママ一ついて、GPC測定を行ったところ、
数平均分子量および重量平均分子量はポリスチレン換算
値でそれぞれ4.26 X10’t 1.90X10 
 で6)た。マタ、工Rスペクトルおよび元素分析値は
次のとおりであった。
工Rスペクトル(国−”) : 2980(sl、29
20(sl。
1565(el、1433(m)、1370(m、主鎖
ポリトリメチルシリルプロピン上のメチル基の特性吸収
)。
1260(’を側鎖ポリジメチルシロキサン上のメチル
基の特性吸収)、1250(11,主鎖ポリトリメチル
シリルプロピン上のトリメチルシリル基の特性吸収L 
 1180(ml、1100 (at シロキサン結合
の特性吸収) p  1020(sl、 915(m)
、840(’)−800(#1.?50(1)、685
(四、630(IAI元素分析値C%) : C:63
.59.  H:10.48以上の結果より、生成ポリ
マーは原料のポリ〔1−(トリメチルシリル)プロピン
〕の主鎚二重結合に直結し几メチル基上の水素の一部が
で表わされる基に置換された構造を有するポリ(1−ト
リメチルシリルプロピン)/ポリジメチルシロキサング
ラ7ト共重合体であることを確認した。さらに1元素分
析値の炭素含量より主鎖ポIj (1−トリメチルシリ
ルプロピン)単量体単位と側鎖ポリジメチルシロキサン
単量体単位のモル比を算出したところ、96/4であっ
た。
得られたグラフト共重合体1010019t−キシレン
2Rtに溶解し面積25−のテア0ン板上に流延し、溶
媒t−40℃にて留去した後充分に真空乾燥して均一、
透明な膜厚IL6μmの膜を得九。
得られた膜の水−エタノール混合物の透過特性を供給液
組成ta々変化させて実施例1と同様の方法で測定した
。結果を表4に示す。
参考例4(片末端反応性ポリシロキサンの合成2)参考
例3において、トリメチルシラノールを7、29 <0
.0798moJ)、 n−ブチルリチウムへ中サン溶
液50 txl (0,080moJ )、ジメチルク
ロロシラン30d(0,275moJ)とした以外は参
考例2とまつ九く同様な操作を行い、その構造がである
ポリジメチルシロキサンを得九。
さらに、このポリジメチルシロキサン22.09を参考
例3と同様にビニルジメチルクロロシランとヒドロシリ
ル化反応を行うことにより1片末端ジメチルクロロシリ
ルポリジメチルシロキサン約249を得た。
実施例5 実施例4において、参考例3で得られ九片末端ジメチル
クロロシリルポリジメチルシロキサンの代りに参考例4
で得られた片末端ジメチルクロロシリル、N IJジメ
チルシロキサン10g(約16mmoJ )i用いた以
外は実施例4とまったく同様な操作を行い、ポリ(1−
(トリメチルシリル)プロピン〕の主鎖二重結合に直結
したメチル基上の水素の一部が で表わされる基に置換された構造を有するポリ(1−ト
リメチルシリルプロピン)/ポリジメチルシロキサング
ラ7ト共重合体1.089を得た。
IRスイクトルは実施例1とまったく同様であったが、
1260備 の側鎖ポリジメチルシロキサン上のメチル
基の吸収強度およびllQQcm−1のシロキサン結合
の特性吸収がより強くなっていた。
元素分析値は以下の通りである。
元素分析値(%) : C:61.60.  H:9.
69上記の炭素含量より主鎖ボIJ (1−(ト’)メ
チルシリル)プロピン〕単量体単位と側軸ポリジメチル
シロキサンの単量体単位のそル比を算出し九ところ、8
8/12であった。また、GPC測定による数平均分子
量および重量平均分子fはポリスチレン換算値でそれぞ
れ4.13X10.1.77X10’であった。
得られたクラフト共重合体より実施例4と同様の方法に
より厚さ1&8μmの均一で透明かつ強度のある膜を作
成した。この膜の水−エタノール混合物の透過特性を供
給液組成を種々変化させて実施例1と同様の方法で測定
した。結果を表5に示す。さらに、同じ膜を用いて水−
アセトン混合物の透過特性上同様な方法により測定し、
その結果を表6に示す。
表6 参考例5(片末端反応性ポリシロキサンの合成3)参考
例3において、トリメチルシラノールを5−49 (0
,060moA )、n−ブチルリチウムへキサン溶f
f138d(0,061moJ)ジメチルク’aaシラ
ン20 rxl (0,184mol)とした以外は参
考例3とまつ次く同様な操作を行い、その構造が であるポリジメチルシロキサンを得た。
烙らに、このポリジメチルシロキサy 24.09七参
考例3と同様にビニルクロロシランとヒドロシリル化反
応を行うことにより、片末端ジ゛′チルクロロシリルポ
リジメチルシロ中サン約25Sl得た。
実施例6 実施例4において、参考例3で得られた片末端ジメチル
クロロシリルポリジメチルシロキサンの代りに参考例5
で得られた片末端ジメテルクロロクリルポリジメチルシ
四キサン209(約27・mmoJ)t−用いた以外は
実施例4とまったく同様な操作全行いポリ(1−トリメ
チルシリルプロピン)の主鎖二重結合に直結したメチル
基上の水素の一部が で表わされる基に置換された構造を有するポリ(1−ト
リメチルシリルプロピン)/ポリジメチルシロキサング
ラフト共重合体1.339t’?Oた。
IRスペクトルは実施例4とまったく同様であったが、
1260m  の@釦ポリジメチルシロキサン上のメチ
ル基の吸収強度がおよび1100− のシロキサン結合
の特性吸収が実施例5に比べさらに強くなっていた。元
素分析値は以下の通りである。
元素分析値(%) : C,60,23,H,10,2
7上記の炭素含量より主鎖ボIJ (1−トリメチルシ
リルプロピン)単量体単位と側鎖ポリジメチルシロキサ
ンの単量体単位のモル比を算出したところ、8271B
であった。tた、GPC測定による数平均分子量および
重量平均分子量はポリスチレン換算値でそれぞれ5.7
1X10.1.77X10  であった。
得られ次グラフト共重合体より実施例4と同様の方法に
より厚さ15.4μmの均一で透明かつ強度のある膜を
作成した。この膜の水−エタノール混合物の透過特性管
供給液組成を種々変化させて実施例1と同様の方法で測
定し友。結果を表7に示す。
表7 参考例6(片末端反応性ポリシロキサンの合成4)参考
例3において、トリメチルシラノールを3、69 (0
,0399moAり、n−ブチルリチウムヘキサン溶液
25 yxl (0,040moJ )、ジメチルクロ
ロシラン15ゴ(0,138m0J)とした以外は参考
例3とまったく同様な操作を行い、その構造がでるるポ
リジメチルシロ中すン全得た。
ぢらに、このポリジメチルシロキサン272gを参考例
3と同様にビニルジメチルクロロシランとヒドロシリル
化反応を行うことにより、片末端ジメチルクロロシリル
ポリジメチルシロキサン約289を得友。
実施例7 実施例4において、参考例3で得られた片末端ジメチル
クロロシリルポリジメチルシロキサンの代りに参考例6
で得られ九片末端ジメチルクロロシリルポリジメチルシ
ロキサン20g(約20mmoJ)t−用いた以外は実
施例4とまったく同様な操作上行い、ポリ(l−トリメ
チルシリルプロピン)の主鎖二重結合に直結したメチル
基上の水素の一部が で表わされる基に置換ぜれ几構造上官するポリ(1−ト
リメチルシリルプロピン)/ポリジメチルシロΦサング
ツフト共重合体1.389 k得た。
IRスペクトルは実施例4とまったく同様であったが、
1260m−1の側鎖ポリジメチルシロキサン上のメチ
ル基の吸収強度がおよび1100cm−1のシロ中サン
結合の特性吸収が実施例6に比べより強くなっていた。
元素分析値は以下の通りである、元素分析値(%): 
C:55.21.H:9.85上記の#、素含量より主
鎖ボIj (1−トリメチルシリルプロピン)単量体単
位と側@ポリジメチルシロキサンの単量体単位のモル比
t″算出したところ、63/37であった。また、GP
O測定による数平均分子量および重量平均分子量はポリ
スチレン換算値でそれぞれ5.05X10 、Z18X
10  でめった。
得られたグラフト共重合体より実施例4と同様の方法に
より厚さ14.8μmの均一で透明かつ強度のある膜を
作成した。この膜の水−エタノール混合物の透過特性を
供給液組成金種々変化させて実施例1と同様の方法で測
定し次、結果’kfi8に示す。
表8 参考例7(片末端反応性ポリシロキサンの合成5)トリ
メチル72ノール3.909 (0,0432moJ)
を乾燥T)lF200−に溶解し、アルゴンガス気流下
にてn−メチルリチウムへキサン溶液(1,6mo17
))、29m# (0,046mo#)1−加えた。1
0分間撹拌した後、ヘキサメチルシクロトリシロキサロ
キサン50.99 (0,326moJ)t−乾燥TH
1’150−に溶解した溶ml:加え、アルゴンガス気
流下で室温にて20時間撹拌した。この溶液に停止剤と
してジメチルクロロシクン40m(0,367moJ)
を加え、リビング重合を停止した。次に減圧下で溶媒全
除去した後生成した塩をろ別し、0.1 m+Hg以下
の真空下で150℃にて3時間加熱して未反応のシクロ
シロキサンおよび過剰の停止剤金除去したところ、無色
透明な粘性液体7&3Sl与えた、得られたポリマーに
ついて工R測定、NMR測定を行い、七の構造が CH2C)12C1’3 リオルガノシロキサンであることを確認し友。
また、NMRにおけるプロトン比基準で、繰返し比は6
3/37であり、平均重合度は23.4であつたつ さらにこのポリオルガノシロキサン50.091”参考
例3と同様にビニルジメチルクロロクランとヒドロシリ
ル化反応を行うことにより、片末端ジメチルクロロシリ
ルポリオルガノシロキサン約519を得た。
実施例8 実施例4において、参考例3で得られた片末端ジメチル
クロロシリルポリジメチルシロキサンの代りに参考例7
で得られた片末端ジメチルクロ四シリルポリオルガノシ
ロキサン45g(約16mmoJ )を用いた以外は実
施例4とまったく同様な操作を行い、ポリ(1−()リ
メチルシリル)プロピ/〕の主鎖二重結合に直結し九メ
チル基上の水素の一部が の繰返し単位から成るポリオルガノシロキサンでH3 H3 ÷810÷  のモル比は63/37であり、平C)1
2CH2C1i’ 3 均重合度は約23.4である。) で懺わされる基に置換された構造上布するポリ(1−(
トリメチルシリル)プロピン〕/ポリジメチルシロキチ
ングラフト共重合体141g“を得7j、IRスペクト
ルおよび元素分析値は次のとおりであった。
工Rスペクトル(国 )、2980(1,2920(a
)。
1565(8)、1433(ml、1370(Ine主
鎖ポリトリメチルシリルプロピン上のメチル基の特性吸
収)・1260(81msポリシロキサン上のメチル基
の特性吸収L  1250(’*主鎖ポリトリメチルシ
リルプロピン上のトリメチルシリル基の特性吸収)。
収)、tloo(st シロキサン結合の特性吸収)。
1020(sl、915(mJ、840(s)、800
(sl、750(sl。
740(87,685(ml、 635(m)元素分析
値(%) : C,4444,li、a、sz元素分析
値の炭素含量より主軸ボ!j (1−(トリメチルシリ
ル)プロピン〕単量体単位と側鎖ポリオルガノシロキサ
ン単量体単位のモル比を算出したところ、40/60で
あった。また、GPC測定による数平均分子量および1
!量平均分子量はポリスチレン換算値でそれぞれ4.8
3X10  。
ZIIXIOであつ几。
得られたグラフト共重合体より実施例4と同様の方法に
より厚さ16.2μmの均一で透明かつ強度のある膜上
作成した。この膜の水−エタノール混合物の透過特性を
供給液組成上種々変化させて実施例1と同様の方法で測
定した。結果t−fi9に示す。
我 9 実施例9 参考例2で得られたポリ(1−()リメチルシリル)プ
ロピン) 1.09 (&90mmoJ) ’iT H
F200dに溶解し、アルゴン気流下θ℃にてn−プデ
ルリチウムヘキサン溶液(L 6 moJ/J)6.0
d (9,60mmoJ)を加え1時間撹拌した後、ヘ
キサメチルシクロトリシロキサ72..19 (28,
3mmoJ)t−T11F l stdに溶解した溶液
を加えさらに3時間θ℃にて撹拌を続けた0次にトリメ
チルクロロシラン6 rxl (47,6mmoJ )
を加え反応を停止した後反応溶液tメタノール2!に注
ぎ沈IRt生成せしめた。得られた沈殿全ろ別し、トル
エン20〇−に溶解しメタノール2ノに注ぎ沈殿を生成
せしめた。その後、同様に数回再沈殿七行い精製した。
得られた沈殿をろ別し乾燥し九ところ1.209の白色
ポリマー全書た。このポリマーについて、  ゛GPC
測定を行ったところ、数平均分子量および重量平均分子
量はポリスチレン換算値でそれぞれ4.42X10 、
1.79X10  であり九。また、IRスペクトルは
実施例4の場合とほぼ同様であり、元素分析値は以下の
通りであった。
元素分析値(%): C:63.26.H:10.68
以上の結果より、生成ポリマーは原料のポリ(1−) 
IJメチルシリルプロピン)の主鎖二重結合に直結した
メチル基上の水素の一部がで戒わされる基に置換された
構造を有するポリc i −、(トリメチルシリル)プ
ロピンク/ポリジメチルシロキサングラフト共重合体と
確認された。
さらに1元素分析値の炭素含量より主鎖ポリ〔1−(ト
リメチルシリル)プロピン〕単量体単位と側佃ポリジメ
チルシロキサン単量体単位のモル死金算出したところ、
94/6でろつ比ゆ得られたグラフト共重合体より実施
例4と同様の方法により厚さIL4μmの均一で透明か
つ強度のある膜を作成した。この膜の水−エタノール混
合物の透過特性上供給液組成を種々変化させて実施例1
と同様の方法で測定した。結果t″光10に示す。
表 10 〔比較例〕 参考例2で得られ九ポリ(1−(ト’)メチルシリル)
プロピン〕を用いて実施例4と同様の方法によ0厚さ1
7.3μmの均一で透明かつ強度のある膜を作成し念。
この膜の水−エタノール混合物の透過特性を供給液組成
1一種々変化させて実施例1と同様の方法で測定し几。
結果は表11に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 繰り返し単位が一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Aはアルキル基、置換アルキル基、フェニル基
    、置換フェニル基または ▲数式、化学式、表等があります▼表わされる基、Xは
    水素原子また は▲数式、化学式、表等があります▼で表わされる基で
    あり、 AおよびXは繰り返し単位ごとに任意に異なつてもよい
    。ただし、Yは酸素原子または2価の有機基、Zはポリ
    オルガノシロキサン鎖、R^1〜R^8は同一あるいは
    異なつてもよくアルキル基、置換アルキル基、フェニル
    基または置換フェニル基である。) からなり、主鎖のポリ二置換アセチレンの繰り返し単位
    と側鎖のポリオルガノシロキサンの繰り返し単位とのモ
    ル比が99/1から5/95の範囲にあり、分子量が少
    なくとも1万以上であるポリ二置換アセチレン/ポリオ
    ルガノシロキサングラフト共重合体から形成されること
    を特徴とする液体混合物分離用高分子膜。
JP61197987A 1985-11-14 1986-08-26 液体混合物分離用高分子膜 Granted JPS62201605A (ja)

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EP19860906928 EP0245516A4 (en) 1985-11-14 1986-11-14 POLYMER MEMBRANE FOR SEPARATING LIQUID MIXTURES.
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WO1988004569A1 (en) * 1986-12-15 1988-06-30 Mitsubishi Chemical Industries Limited Process for separating liquid mixture
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