JPS62233615A - クリンカアツシユのスラリ−輸送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本元明は、石炭焚ボイラのボイラ火炉下に落下したクリ
ンカアッシュを、目的地（灰捨場または脱水＋！！りま
で効率よく経済的にスラリー輸送する装置に関するもの
である。

〔従来の技術〕

従来、ボイラ火炉下に落下したクリンカアッシュのスラ
リー輸送方式としては、ＷＩＩＢ図に示すような、水エ
ジェクタで輸送する方式、および第４図に示すような、
スル−スウェイビットの中をアッシュポンドまで水流輸
送し、アッシュポンドからスラリーポンプで輸送する方
式が知られている。

なお実線は灰捨場方式、鎖線は脱水槽方式を示している
。

第３図において、ボイラ火炉１から水浸式クリンカホッ
パ２に落下したクリンカアッシュは、灰処理ボン１３に
より送られる水を水エジェクタ４に導入し、クリンカア
ッシュを吸引して灰捨場５または脱水槽６ヘスラリー輸
送する。クリンカホツバ２へは補給水ポンプ７により冷
却用の水が供給され、オーバフロー水は排水Ｉ！８へ排
出される。

この排水槽８内の水は、排水ポンプ１０によシ灰捨場５
ｔたは灰沈降Ｊｌｌｌへ送られる。１２は貯水槽でるる
。

また第４図において、ボイラ火炉１から水浸式クリンカ
ホッパ２に落下したクリンカアッシュは、灰処理ポンプ
１３（補給水ポンプをも兼用）によシ送られる水で、ス
μｍスウェイピット１４の中をアッシュポンド１５まで
水流輸送され、アッシュポンド１５からスラリー輸送グ
１６で灰捨場５または脱水槽６までスラリー輸送される
。灰処理ボン１１８からの水の一部はクリンカホッパ２
へ冷却用の水として供給され、オーバフロー水はブツシ
ュボンド１５へ排出される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記のように、クリンカアッシュをスラリー輸送する従
来の方式においては、通常、２つの給水源を必要とする
。その内の１つは、クリンカアッシュを目的地（灰捨場
または脱水槽）まで輸送するために必要な給水（輸送用
水）であり、灰処理ボンフ”３または１８によシ給水さ
れる。他の１つは、ボイラ火炉１から落下してくるクリ
ンカアッシュを冷却し、クリンカホッパ２内の水温を６
０°Ｃ以下に保つように連続的にクリンカホッパ２へ給
水される冷却用水であシ、ｊｇ３図では補給水ポンプ７
より、また第４図では灰処理ポンプ１３の吐出ラインよ
シ分岐給水される。

クリンカホッパ２に給水された冷却用水のうち、少量は
水面から蒸発するが、その殆どはクリンカホッパ２から
オーバフロー水として排出される。

このように、第３図および第４図に示す従来方法では、
いずれもクリンカホッパ２へ冷却用水力給水され、オー
バフロー水として排出されてきた水は、何ら利用される
ことなく、そのまま灰造場または灰沈降槽へ排出されて
おり、水の使用量が増大するとともに、装置全体の電力
費が嵩み、またスラリー−送配管サイズが大きくなるな
どの問題点がある。

本発明は上記の諸点に鑑みなされたもので、ボイラ火炉
下に水封式チェーンコンベアｔ−設置＆Ｌ、水封式チェ
ーンコンベアからのオーバフロー水ヲ有効利用できるよ
うに構成することによシ、水の使用量および装置全体の
″電力費を低減し、かつスラリー輸送配管サイズなどを
少さくできる。すなわち、ランニングコヌト、設備コス
トの低減を図ることができるクリンカアッシュのスラリ
ー輸送装置の提供を目的とするものでおる。

〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明のク
リンカアッシュのスラリー輸送装置は、図面を参照して
説明すれば、石炭だきボイラのボイラ火炉ｌ下に落下し
たクリンカアッシュをアッシュポンド１５に移し、つい
でスラリー輸送フ“１６により灰捨場５または脱水槽６
ヘスラリー輸送する装置において、ボイラ火炉１の下方
に、水の中に落下したクリンカをスクレーバ２０で掻き
出し傾斜部２２で水を切って湿灰状態で排出する水封式
チェーンコンベア１８を設け、この水封式チェーンコン
ベア１８の一端に補給水ポンプ７を備えた補給水ライン
２７を接続し、水封式チェーンコンベア］８の出口２３
にアッシュポンド１５を接続し、水封式チェーンコンベ
ア１８にオーパフｏ−ｍ２５をｒｌ、このオーバフロー
部２ｓ！：アツシュボンド１５とをオーバフロー水排水
管２８を介して接続したことを特徴としている。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１
図は本発明の一夾施例で、灰捨場方式の場会を示してい
る。ボイラ火炉１の下部にトランジションシュー）　１
７　ｆ：介り、Ｃ水封式ｆｘ　−７：２ンベア１８を設
置する。この水封式チェーンコンベア１８は、水の中に
落下したクリンカアッシュをスクレーバ２０で掻キ出し
、チェーンコンベア２１の出口側の傾斜部２２で水を切
って、湿灰状態で出口２３から排出されるように構成さ
れている。２４は箱形本体、２５は箱形本体の上部に設
けられたオーバフロー部、２６はクリンカクラッシャで
ある。

水封式チェーンコンベア１８の一端の入口側には、補給
水ボンフ“７を備えた補給水ライン２７が接続され、水
封式チェーンコンベアの出口２３に、アッシュポンド１
５が接続されている。またオーバフロー部２５とアッシ
ュポンド１５゛とが、オーバフロー水排水管２８を介し
て接続されている。

アッシュホント１５から灰捨場５までスラリー輸送を行
うためには、アッシュポンド１５にクリンカアッシュを
スラリー化させるための給水が必要であるが、この水に
チェーンコンベアからのオーバフロー水を用い、スラリ
ーポンプ１６で灰１場５までスラリー輸送する。

第２図は本発明の他の実施例で、脱水槽方式の場合を示
している。本例はアッシュポンド１５内のスラリーを、
スラリーポンプ１６で脱水［６へ送り、脱水槽６からの
分離水を灰沈降槽１１へ送って沈降物と分離水とに分離
した後、分離水を貯水槽１２へ一旦貯え、補給水ライン
２７へ循環するように構成したものである。他の構成、
作用は第１図の場合と同様である。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明の装置においては、スラリ
ー輸送用の水としてチェーンコンベアカラのオーバフロ
ー水を有効利用することができ、従来方式で必要として
いたクリンカ輸送水（＠３図、第４図における輸送用水
）を不要とすることができる。すなわち、従来方式では
、クリンカアッシュはクリンカ輸送水（第３図、第４図
における輸送用水）で、目的地（灰捨場または脱水槽）
まで輸送シ、一方、り°リンカホッパへ冷却用水を給水
し、オーバフローしてきた水は別ラインで排水していた
が、本発明の装置では、この補給水（冷却用水）をクリ
ンカアッシュの冷却に使用するとともに、クリンカアッ
シュと混合することにより、スラリー輸送用にも利用す
ることができる。

したがって、前述のようにクリンカ輸送水（第３図、第
４図における輸送用水）を不要とすることができるので
、水使用量を大幅（従来方式の約６０％）に低減するこ
とができ、かつ灰処理ポン１３を有するラインをなくす
ことができるか、あるいは灰処理ポンプ１８の容量を小
さくすることができ、排水量の低減とともに、ランニン
グコストおよび設備コストの大幅な低減を図ることがで
きる（ランニングコスト、設備コストとも、従来方式の
約７０％ですむ）。なお冷却用水の必要水量は、従来方
式、本発明方式とも同量であ−る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のクリンカアッシュのスラリー輸送装置
の一例を示すフローシート、′ｆＪ２図は本発明の装置
の他の例を示すフローシート、第８図および第４図は従
来の装置の一例を示すフローシートである。 １・・・ボイラ火炉、２・・・水浸式クリンカホッパ、
３・・・灰処理ポンプ、４・・・水エジェクタ、５・・
・灰捨場、６・・・脱水槽、７・・・補給水ポンプ、８
・・・排水槽、１０・・・排水ポンフ”、１１・・・灰
沈降槽、１２・・・貯水槽、１３・・・灰処理ポンプ、
１４・・・スルースウェイビット、１５・・・アッシュ
ポンド、１６・・・スラリーポンプ、１７・・・トラン
ジションシュー）、１８・・・水封式チェーンコンベア
、２０・・・スクレーバ、２１・・・チェーンコンベア
、２２・・・ｍ斜部１，２ｓ・・・出口、２４・・・箱
形本体、２５・・・オーバフロー部、２６・・・クリン
カクラツシャ、２７・・・補給水ライン、２８・・・オ
ーバフロー水排水管

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　石炭だきボイラのボイラ火炉下に落下したクリンカ
   アッシュをアッシュポンドに移し、ついでスラリーポン
   プにより灰捨場または脱水槽へスラリー輸送する装置に
   おいて、ボイラ火炉の下方に、水の中に落下したクリン
   カをスクレーバで掻き出し傾斜部で水を切って湿灰状態
   で排出する水封式チェーンコンベアを設け、この水封式
   チェーンコンベアの一端に補給水ポンプを備えた補給水
   ラインを接続し、水封式チェーンコンベアの出口にアッ
   シュポンドを接続し、水封式チェーンコンベアにオーバ
   フロー部を設け、このオーバフロー部とアッシュポンド
   とをオーバフロー水排水管を介して接続したことを特徴
   とするクリンカアッシュのスラリー輸送装置。