JPS62233035A - 配電線遠方監視制御方式 - Google Patents

配電線遠方監視制御方式

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JPS62233035A
JPS62233035A JP61073720A JP7372086A JPS62233035A JP S62233035 A JPS62233035 A JP S62233035A JP 61073720 A JP61073720 A JP 61073720A JP 7372086 A JP7372086 A JP 7372086A JP S62233035 A JPS62233035 A JP S62233035A
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、配電系統に設置した親局と複数の子局間の通
信方式に係り、特に配電線系統の状態変化を検出するに
好適な配電線遠方監視制御方式に関する。
〔従来の技術〕
配電線を信号伝送路として用いるいわゆる電力線搬送方
式は、配電用トランスの2次側に親局を設置し、配電用
トランスの2次側からの電気が供給されているあらゆる
箇所に子局を設置してなるものであり、その電気の供給
されるあらゆる箇所と通信ができるという長所がある。
しかしながら。
この電力搬送方式は1例えば、断線事故、開閉器の「入
」から「切」への状態変化等配電線路が途中で断たれた
場合、その点以降の停電区間とは全く通信できなくなる
という短所がある。
したがって、系統状態を監視するうえで、系統に設置し
た多数の散在した子局との通信の可否を常時親局が把握
していなければならないという重大な欠点があった。
それでは、前記電力線搬送方式について、零相キャリア
伝送方式を例にとって、以、下に説明することにする。
配電系統において、適用される零相キャリア伝送方式は
、@9図に示すように構成されている。
すなわち、配ttimトランス10の二次側に接続され
た送信部TXは、三相のうちの一相(本例ではA相とす
る)と大地間に、少容量のインピーダンス11(本例で
はコンデンサとする)を、第10図(a)の送信入力に
示すような伝送付号に合わせて送信用スイング装置12
を入切するように構成されている。このような送信部T
Xにより平衡状態にある対地静電容量13のうち、A相
のみわずかに変化させることにより、A相の対地間電圧
を変化させる。
同様に、トランス10の二次側に接続された受信部RX
は、コンデンサ分割器14.15と、その分割器14.
15からの電圧を取り込み、第10図(b)のどとき零
相電圧Voを得るベクトル合成回路16に、ベクトル合
成回路16からの零相電圧VoとA相の分圧電圧とから
同期検波して第10図(Q)のごとき信号を得る同期検
波回路17と、この回路17からの信号から高調波成分
を除去して第10図(d)のごとき信号を得る高調波成
分除去回路18とから構成されている。
三相の対地間電圧をコンデンサ分割器14゜15を介し
て取り出し、これをベクトル合成器16に入力してベク
トル合成し、第10図(b)に示す零相電圧Voを得る
。該零相電圧Voは、常時は零に近い値であるから、二
の零相電圧の変化分のみを抽出することにより、大きな
SN(信号対雑音)比が得られることになる。さらに、
伝送信頼度向上のため、前述の零相電圧と、基準相とし
たA相の対地間電圧をベクトル合成器16で積演算する
ことにより同期検波を行い、第10図(c)に示すよう
な直流成分と、第2高調波成分からなる波形を得る。該
波形から直流成分のみを取り出し、受信信号として送信
信号を復調する(第10図<d>)、これが零相キャリ
ア伝送方式の原理である。
また、親局2は、上記送信部TXと、受信部RXと、処
理袋[PUとからなっている。同様に、子局4は、上記
送信部TXと受信部RXと制御装置CTLとからなって
いる。
このような親局2と子局4とを備えてシステムについて
、第11図を参照しながら説明する。
配電用トランス1の二次高圧配電線上に零相キャリア伝
送の送受信機能を有した親局2を設置し、また、前記高
圧配電線上に設置された開閉器3の状態を監視し、制御
を実行し、零相キャリア伝送の送受信機能を有した子局
4を各開閉器と1対1で設置した配電系統群5が一つの
配電用トランス1の2次に複数設けられている。親局2
から子局4、子局4から親局2の双方向性の通信が可能
である。
また、上記伝送方式の場合、送信および受信タイミング
は、系統周波数を基準クロックとしているので、システ
ム同期を容易にとることができるという特徴を有してい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この零相キャリア伝送方式をはじめ電力線搬送方式が通
信するためには、同一の系統で電気が配られている範囲
に限定される1例えば、第11図の開閉器3−1が切状
態であったとすると、その開閉器3−1以降が停電であ
るような場合、またはその開閉器3−1が切状態で開閉
器3−2までが他の配電用トランスから逆送されている
場合などは、親局2と子局4−2、子局4−nは通信不
能状態となる。
このため、親局2は全開閉器3の状態を把握することは
もちろんのこと、全子局2との通信可否も把握しなけれ
ばならない。
その方法の一つとして、ポーリング方式がある。
ポーリング方式というのは1wA局が監視、制御の対象
とする全ての子局に対して、順次子局1台ずつと通信を
行い、開閉器状態等の情報を収集すると同時に、当該子
局との通信可否をも把握する方式である。本方式によれ
ば、開閉器の状態変化。
通信不能な子局等をも検出することができるが、子局の
数だけ通信を繰り返すため、系統全体を把握するために
は、長時間を要するという問題があった。また、電力線
搬送方式は、伝送速度を系統周波数に依存するため、一
般の通信システムのように、システムに応じて伝達速度
を選ぶ(通信路の選択等)ことができないという問題も
ある。
一般に、配電系統における開閉器の状態変化は頻繁に発
生することはなく、断線発生などは稀であるが、需要家
の停電等の早期検出の目的から、−刻も早く検出した方
が好ましいことは当然である。したがって、滅多に発生
しない状態変化を常時監視するには、短時間の周期で繰
り返し系統全体を把握する手法の確立が切望されていた
本発明の目的は、親局が系統の運用状態を把握し、状態
変化を早急に検出するとともに、該状態変化の内容を早
急に検出する配電線遠方監視制御方式を捉供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決し、目的を達成する本発明は、配電用
変電所からの配電線に接続され、配電系統の状態監視を
行うとともに、制御等を行うための各種の指令を発生す
る親局と、配電線路に接続され、その線路上に設置され
た開閉器等の状態を取り込んでその情報を親局に送出可
能にするとともに親局からの指令を基に開閉器の開閉制
御を行う複数の子局からなる配電線遠方監視制御方式に
おいて、前記親局は配電用変電所から配電している末端
の開閉器を監視する子局からの情報を基に配電系統の状
態変化を検出することを特徴とするものである。
〔作用〕
系統の運用状態を親局が把握したのち、配電の末端にあ
る開閉器のみの状態変化を監視すれば、系統全体の状態
変化を検出できることになる。つまり、電力線搬送伝送
方式は、信号路である配電線が健全(配電されている状
態)でなければ、親局と配電の末端に位置した開閉器を
監視制御する子局との通信ができないという原理に基づ
いて上述のように問題点を解決している。
すなわち1通信の対象としている末端の子局が。
親局に対して返信しないときは、 (1)当該子局までの一つの配電線上に設置された開閉
器のいずれかに、状態変化(入→切)が発生した場合 (2)当該子局までの一つの配電線上のどこかで断線が
発生した場合 (3)当該子局に異常が発生した場合 が予想される。そこで、j1局は当該配電線上の他子局
と通信を行い、原因を突き止めるものとする。
また、末端に位置した開閉器の状態変化は、常時の通信
により検出できる。
当然のことであるが、末端の子局に状態変化がなく、通
信が正常に行われていれば、系統全体に状態変化がない
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
く第1実施例〉 第1図は、開閉器の遠方監視制御を行う上での対象とな
る配電系統の一部を例として示すブロック図である。
第1図(A)において、配電用トランス1の二次高圧配
電線に、該配電線を信号伝送路とした電力線搬送方式に
よる送受信機能を有した親局2を配置し、前記配電線に
設置された配電線引外し用遮断器3−1.3−2を経て
、各配電区間を管理する開閉器3−3〜3−10が設置
されている。
各開閉器3−1〜3−10には、監視・制御を目的とし
、配電線を信号伝送路とした電力線搬送方式による送受
信機能を有した子局4−1〜4−10を設置する。
なお、第1図(B)、(C)は、開閉器の「入」。
「切」の状態を説明するために示す図である。
上述の系統において、全遮断器3−1.3−2および開
閉器3−3〜3−10の接続情報を第2図に示す、開閉
器3−1〜3−10には、全て順送、逆送の向きを固定
に設置し、子局4−1〜4−10の制御電源は、全て順
送方向が健全であるときのみ通信可能という状態にする
。ここで、子局4が1対1で監視制御する開閉器3が逆
送から給電され、かつ入状態にあれば、当該子局4が通
信でき得る状態にあることは明白である0例えば。
第1図において、開閉器3−1.3−3.3−6゜3−
9がr入」で、開閉器3−10が「切」の場合、子局4
−10が送信すると、開閉器3−9゜3−6.3−3.
3−1を介して親局2に信号が伝送されるが、開閉器3
−2.3−4.3−7゜3−10が「入」で、開閉器3
−9が「切」の場合、子局4−10が送イaすると、開
閉器3−10゜3−7.3−4.3−2を経て親局2へ
信号が伝送される。
さて、システム立上げ時に親局2は、系統状態を以下の
手順で把握する。第2図から、順送接続のない開閉器3
−1.3−2が、系統の最上位であることがわかる。ま
ず、開閉器3−1の状態を子局4−1と通信し、r入」
状態であることを知る。次に、開閉器3−1の接続情報
は、逆送接続の開閉器3−3のみであるから、開閉器3
−3の接続情報により、未だ状態把握していない開閉器
3−5および3−6について、子局4−5.4−6とそ
れぞれ個別に通信を行う、親局2は、この手順を繰り返
して面状に広がっている系統状態を一つの配電ルートに
展開し、系統の運用テーブルを作り上げるのであるが、
上記までの情報で作成中の運用テーブルを第3図に示す
次に、開閉器3−5の接続情報により、開閉器3−8の
状態を子局4−8と通信し、該状態が「切」であること
より、配電ルート1の末端が開閉器3−9と認識する。
また、開閉器3−9.3−10.3−7の順に子局4−
9.4−10.4−7と通信し、開閉器3−7が「切」
であることから、配電ルート2の末端が開閉器3−7と
認識する。同様に、開閉器3−2.3−4の順に子局4
−2.4−4と通信を行い、状態を把握するが。
開閉器3−4の接続情報にある全ての開閉器の状態は、
すでに把握済みであることより、全開閉器3の状態把握
が終了したことになる。この時点で11M2が作成した
系統の運用テーブルを第4図に示す。
ここで、各配線ルートの末端にあると認識した開閉器(
本例では、開閉器3−8.3−7.3−4)の中で、「
切」状態の開閉器(本例では、開閉13−8.3−7)
に着目する。つまり、開閉器が「切」であれば、該開閉
器と対になる子局は。
順送側にのみ返信するのだから、配電ルートは返信する
方向に属さねばならない。したがって、開閉N3−8の
順送接続は開閉器3−5であり、同じtffiルート1
内であり、修正の必要はないが、開閉器3−7の順送接
続は開閉器;3−4であり。
配電ルートが異なっていることがわかる。つまり。
開閉器3−7は、配電ルート2ではなく、配電ルート3
に属すように修正する必要がある。したがって、親局2
が作成する系統の運用テーブルは第5図のようになる。
以上の処理手順を整理する。
系統の最上位(配電用トランス2次と直結する)開閉器
を把握し、配電ルートの起点とする(第7図ステップ1
00)、開閉器状態が「入」であれば、当該開閉器の接
続情報に従い、状態の把握していない開閉器のみを通信
により調査する(7図ステップ101)、ただし、接続
が複数になるときは、配電ルートを新しく作る。上記ス
テップ101に従って、通信を進めていくうち、接続情
報の全てがすでに調査済み、または当該開閉器が「切」
状態であったとき、当該開閉器が配電ルートの末端であ
るとする(第7図ステップ1o2)。
全ての面状に広がって開閉器の状態を調査し終えて、運
用テーブルに配電ルートを作成完了した時点で、各配電
ルートの末端開閉器の中で「切」状態の開閉のみ、子局
の伝達方向を考慮し、該開閉器の順送接続にある開閉器
と同一の配電ルートにデータを移し、系統の運用テーブ
ル作成処理が完了する(第7図ステップ103)。
以上が、現在の配電状態の末端開閉器を操す手法の一例
であるが、このシステム立上げ時の処理(システムのイ
ニシャル処理)が済んだ後は、系統の常時監視を以下の
方法により行えば、系統の全体を把握することができる
系統の運用テーブルの末端にある開閉器以外の全ての開
閉器は「入J状態であり、かつ末端の開閉器を監視・制
御する子局4と親局2の通信は、前記運転用テーブルの
給電ルートを信号伝送路としていることから、親局2は
系統の運用テーブルの末端に位置する開閉器3の子局4
と常時通信し、通信の可否と末端開閉器の状態変化発生
有無を監視すればよいことになる。
すなわち、末端に位置する開閉器3の子局4との通信が
できるということは、親局2と当該子局4との間の信号
伝送路が健全であることを意味し、該信号伝送路上に設
置されている開閉器3は「入」状態のまま、状態変化が
ないことに外ならず、さらに、系統の断線事故等が発生
していないことも明白である。また、末端の開閉器状態
は当該子局4との通信により常時監視するのだから、状
態変化発生の有無を把握できることはいうまでもない。
いま、第1図に示す系統図で、系統の運用テーブルが第
5図であるとき、開閉器3−9が1人」から「切」に状
態変化したときの状態変化の検出と、状態変化発生の開
閉器を検出する手順例について第8図(I)を参照しな
がら説明することにする。
親局2は、系統の運用テーブル(第5回)から、末端に
位置する開閉器3−8.3−10.3−7を順番に子局
4−8.4−10.4−7と通信を行うようにする(第
8図(I))、開閉器3−9が「入」から「切」に状態
変化すると、子局4−10は親局2からの送信に対し返
信不能となり。
親局2は子局4−10が通信不能であると認識し。
開閉器3−10を末端とする配電ルートから。
■ 開閉器3−1.3−3.3−6.3−9のいずれか
に「入」から[切」に状態変化が発生したこと、 ■ 配電用トランス1と開閉器3−10との間に断線が
発生したこと、 を推定し、系統に状態変化があったと認識する。
もちろん、 ■ 子局4−10に異常が発生したこと。
■ 外乱(雷サージ等)による一時的な通信不良等も考
えられるが、それは以下に述べる確認方法の一例により
検出できる。
親局2は、末端に状態変化が発生したと認識すると、開
閉器3−10を末端とする配電ルート上に設置されてい
る開閉器3−1.3−3.3−6゜3−9の状態を「二
分法」により監視する。つまり、系統の運用テーブルか
ら、開閉器3−1と3−10の中間の開閉器3−6の状
態を子局4−6と通信を行い、1人」状態であることを
認識する。
次に、開閉器3−6と開閉器3−10との中間にある開
閉器3−9の状態を子局4−9と通信を行い「切」状態
であることを認識し、開閉器3−9が「人」から「切」
に状態変化したことを検出する。
以上のように1通信不能となった子局4が監視制御して
いる開閉器3と、親局2を結ぶ配電線上の開閉器状態を
順次監視することにより、状態変化の発生した開閉器3
を検出する0本例では。
「二分法」を用いているが、系統の運用テーブルの順番
に開閉器の状態を監視することも1本例と同様の効果が
あることはいうまでもない。
また、開閉器3の状態変化ではなく、断線事故が発生し
た場合には、次の検出手順により把握できる。いま、開
閉器3−6と3−9の間に断線事故が発生したとする。
子局4−10が通信不能となるため、前述のように開閉
器3−6の状態を子局4−6と通信を行い、「入」状態
であることを認識する6次に、開閉器3−9の状態を子
局4−9と通信を行い、子局4−9は親局2からの送信
に対して返信せず、親局2は子局4−9との通信が不能
であることを認識する。そこで、開閉器;3−6と3−
9の中間にある開閉器を監視しようとするが、運用テー
ブルから、開閉器3−9は3−6に接続していることが
わかり、かつ開閉器3−6が「入」状態であることより
、開閉器3−6と3−9間に断線事故が発生したと認識
する。ここで、開閉器3−9以降に設置した子局4は全
て通信不能であることは、当該給電ルートの末端子局4
−10が通信不能であることにより裏付けされる。
また、給電ルート上の全開閉路3が各子局4と通信によ
り[入」であることがわかった場合には。
再度通信不能であった末端子局4と通信を行い、一時的
な通信不良でなかったかを把握する。この通信において
も、当該子局4が返信しない場合には。
(イ) 当該末端開閉器3と同一給電ルートにある隣接
開閉器3間に断線事故が発生した。
(ロ) 当該末端子局4に異常が発生した。
として、親局2は認識する。
親局2の認識した内容は、1lIi局2の処理装置Pu
内に設けられた系統状態表示盤、ディプレイ、プリンタ
、警報等の出力により運転員に連絡、記録9表示するこ
とは、従来の遠方監視制御システムと同様である。
本実施例によれば、従来、系統全体を常時監視するため
に必要とした通信対象子局数は、監視制御する開閉器の
数だけあったものを、各配電ルートの末端の子局だけで
よく、多大な通信効率の向上がある。第1図の運用系統
においては、常時10台を監視する必要があったのに対
し、本発明による方法では、3台を通信対象とするだけ
で全体を把握できる。
また1水力式によれば、系統に発生した継線事故がどの
区間にあるかをも検出できるという、遠方監視制御の機
能向上がある。
〈第2実施例〉 第2実施例の動作について、第8図(IT)を参照しな
がら説明する。
上記第1実施例では、親局2と子局4の通信を親局2と
特定の子局4に限定した1対1の通信による方法を述べ
たが、以下に親局2と複数の子局4との1対Nの通信方
法による第2実施例を述べる。
親局2は、システムのイニシャル処理により、系統の運
用テーブルを第5図のように作成したのち、第8図(I
I)に示すように、各子局4に対して、「配電ルートナ
ンバー」、「返信待機時間1」、「末端フラグ」、「返
信待機時間2」を送信し、子局4には、不揮発生の書き
換え用メモリを設け、親局2からの指示に従い記憶する
。第5図に示した系統の運用テーブルを基に、親局2が
各子局4に送信し、記憶させるデータを第6図に示す。
該データを各子局4に送信後、親局2は「末端フラグ」
がrlJの子局4のみ「返信待機時間2」経過後、該子
局4の監視している開閉器の状態を返信させる「末端子
局一斉監視指令」を発生する。
親局2からの指令を受信した子局4は、親局2から指定
され記憶されたデータのうち、「末端フラグがrljで
あるか判断し、「1」でなければ。
l5IF52に返信せず、「1」であれば、「返信待機
時間2」にセットされたデータと、子局1台が親局2に
返信するに必要な時間を乗算した時間だけ待ち、当該子
局4が監視している開閉器の状態を返信始める(第8図
(If) ) 、返信に際して、システムの通信は同期
がとられなければならないが。
電力線搬送方式では、系統周波数を信号の送受信クロッ
クとして親局2、子局4が利用しているため、複数の子
局4が返信を必要としても、親局2からの指令を受信完
了した時点をシステム同期として、返信待機時間に相当
する系統周波数によるクロックをカウントすることによ
り、子局同士の返信信号が衝突することはない。
親局2と特定の子局4が1対1で通信を行うためには、
当該子局4−mに限定するためのアドレスを通信の中に
含まなければならないこと、子局4−mが返信するため
には、親局2が送信しなければならないことが必須条件
であるが1本実施例では、親局2が一回の送信により監
視する必要がある全子局4が順次返信するため、系統全
体を把握するための通信時間をさらに短縮することがで
きる。親局2は、「末端子局一斉監視指令」発生後、返
信されてきた時期により、どの開閉器の情報であるかを
識別することができる。
以上の方法により、系統の運用テーブルの末端開閉器の
状態を、親局2と複数の末端子局との1対N通信により
、−回で把握することができる。
また、返信しない子局をも同時に検出することができる
0通信不能な子局から系統に状態変化が発生したことは
、第1実施例で述べた通りである。
第2実施例では、通信不能な末端子局を検出したのちは
、親局2は、該末端開閉器が属する配電ルートを、運用
テーブルから判断し、当該配電ルートを対象とした「配
電ルート状態一斉監視指令」を発生する。該指令の中で
、「配電ルートナンバー」は2進数で、各子局に予め指
定しているため、配電ルートの指定は、2進数の特定桁
数を用いる。
つまり、親局2から「配電ルート状態一斉監視指令」を
受信した子局4は、「配電ルートナンバー」の指定桁数
が、当該子局が記憶している「配電ルー1−ナンバー」
のデータにおいて、[1」でなければ親局に返信せず、
「1」であれば、「返信待機時間1」にセットされたデ
ータと、子局1台が親局2に返信するに必要な時間を掛
は合わせた時間だけ待ち、その後当該子局4が監視して
いる開閉器状態の返信を開始する。システム同期のとり
方は、前述の「末端子局一斉監視」と同じである。
具体例として、開閉器3−9が「入」から「切」に変化
したときの処理手順を述べる。
親局2は、「末端子局一斉監視」を常時繰り返し行って
おり(第8図(II)参照)、子局4−10が返信しな
いことを検出し、第1実施例と同様に、系統に状態変化
が発生したことを認識する。
第5図の運用テーブルから、子局4−10が配電ルート
ナンバー2の末端であることを判別し、「配電ルート状
態一斉監視指令」を配電ルートナンバーの2桁目を指定
して発生する。該指令を受信した子局は、自局の配電ル
ートナンバーの2桁目をチェックし、子局4−1.4−
3.4−6゜4−10が、親局2に対して返信する。該
5台の子局4−1.4−3.4−6.4−10は、「返
信待機時間1」のデータに従って、返信を開始するまで
の時間だけ待機し、その後それぞれ監視している開閉器
状態を返信開始する。親局2は、子局4からの返信情報
と返信時期から、指定した配電ルートの各開閉器の状態
と、返信はない子局4とを識別することができる。した
がって、開閉器3−9がr入」から「切」に状態変化し
たことを検出することができる。
また、開閉器状態と子局からの返信有無により、第1実
施例で述べた系統の断線事故とその区間を検出可能であ
ることはいうまでもない。
本実施例によれば、第1実施例の効果に加えて。
さらに系統状態把握のための通信所要時間が短かくなる
という大きな効果がある。
第1実施例、第2実施例ともに、まず、末端に位置する
子局が通信不能であることを判断するうえで、−回の通
信でなく複数回の通信を行い(リトライ処理)、RAS
機能を設けて、伝送信頼度向上を図りうることもまた、
いうまでもない。
また、系統状態変化発生後は、状態変化の内容に応じて
、系統の運用テーブルを修正し、現在の配電ルートを認
識し、各末端に位置する子局との通信を行い、次の系統
の状態変化に対応できるようにする。
なお、現在の配電運用上、末端に位置する開閉器を検出
するために、第2の実施例で述べた親局と複数子局との
1対N通信処理において、当該系統の全子局を対象とし
て現在の全開閉器状態を把握し、該状態情報と第2図に
示した接続情報から、運用テーブルを作成するに要する
システムのイニシャル処理時間を短縮できることも明白
である。
さらに、配電系統の運用においては、常時「切」状態と
する開閉器(他S/Sとの並列運転用開閉器、同−S/
S内でのループ用開閉器等)があり、   ′接続情報
中に当該開閉器情報を入力しておくことにより、システ
ムの豆上げ時の運用テーブルを、各開閉器状態把握のた
めの通信処理を行うことなく作成し、常時監視処理を実
行しても、現在の運用状態を掌握できることも明白であ
る。
〔発明の効果〕
以上述べたように1本発明によれば、系統の運用状態を
開閉器の接続状態も含めて親局が管理するとともに、系
統に散在する複数の子局全てと通信するのではなく、特
定の子局と通信を行うことにより、系統全体を監視でき
るので、開閉器の状態変化を早期に検出できるという多
大な効果があり、また、開閉器の状態変化だけでなく、
系統の断線事故の発生とその断線発生区間を検出できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すブロック図、第2図ない
し第6図は同動作を説明するために示す説明図、第7図
は同動作を説明するために示すフローチャート、第8図
(1) 、  (II)は同動作を説明するために示す
タイムチャート、第9図は零相キャリア伝送方式の原理
を示す回路図、第10図は同動作の原理を説明するため
に示すタイムチャート、第11図は同原理を適用した配
電線を示す系統図である。 1・・・配電用1〜ランス、2・・・親局、3・・・開
閉器、4・・・子局、TX・・・送信部、RX・・受信
部、PU・・・処理装置、CTL・・・制御装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、配電用変電所からの配電線に接続され、配電系統の
    状態監視を行うとともに、制御等を行うための各種の指
    令を発生する親局と、配電線路に接続され、その線路上
    に設置された開閉器等の状態を取り込んでその情報を親
    局に送出可能にするとともに、親局からの指令を基に開
    閉器の開閉制御を行う複数の子局からなる配電線遠方監
    視制御方式において、前記親局は配電用変電所から配電
    している末端の開閉器を監視する子局からの情報を基に
    配電系統の状態変化を検出することを特徴とした配電線
    遠方監視制御方式。 2、特許請求の範囲第1項において、親局は配電線路上
    に設置された全開閉器の各隣接した開閉器との接続情報
    を予め記憶しておき、系統の状態変化が発生したときに
    発生内容と状態変化の発生した開閉器を把握することを
    特徴とする配電線遠方監視制御方式。 3、特許請求の範囲第1項において、親局は配電用変電
    所からの配電している末端の開閉器を監視制御している
    子局のみが返信するように、当該子局に返信責務、返信
    方法等を指定し、子局はこの指定に基づいて現在の配電
    系統の末端に位置する子局のみが応答することにより状
    態一斉監視を常時行うことを特徴とする配電線遠方監視
    方式。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013156103A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Hitachi Ltd 配電線監視制御システムおよび配電線監視制御方法
JP2019004620A (ja) * 2017-06-15 2019-01-10 株式会社東芝 電力関連情報収集表示システム
CN110319884A (zh) * 2019-06-27 2019-10-11 国网甘肃省电力公司武威供电公司 一种基于物联网的电表箱感知监控装置

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