JPS62231621A - 脳波測定用ヘツドセツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、脳波測定用ヘッドセットとこのヘッドセット
′に装着する使い捨て脳波モニターに関し、さらに詳細
には、被験者の頭に当てるヘッドセットに関する。この
ヘッドセットは自己準備性の使い捨てモニターを備えて
いる。このモニターは、皮膚の死層である角質のクチク
ラ層の内部にある血液の多い表皮層と接触するので脳波
測定が可能になる。このモニター用に使い捨ての電解質
アプリケータもヘッドセットに備えである。

従来の脳波測定用電極には、貼着式電極あるいは電極を
内部に設けたストレッチキャップがある。こうした従来
型電極にあっては、電極との接触面に隣接する皮膚を切
開して絶縁性の角質層を除去しなければならない。さら
に、そうした電極を頭に当てる場合、接触点の周りの毛
髪も剃って電解質クリームを頭皮に氷相しなければなら
ない。そうした電極は「自己準備性でない」というが、
それは、電極を当てる前に被験者の皮膚の方を準備して
おかなければならいあからである。この皮膚の準備のた
めに毛髪を剃ったり電解質クリームを塗布することはい
つでも被験者にとって不愉快で体裁の悪いものである。

上述した従来型の電極は、組織の破壊をもたらし測定時
間も５乃至１０分要する。こうした従来の電極は、被験
者が短時間しか来れないような業務用には望ましいもの
ではない。

本発明の目的は、使い捨ての自己準備性モニターを備え
た改良型の脳波測定用ヘッドセットを提供することであ
る。

この目的を達成するため、本発明は、誘発電位による自
動屈折率測定装置に使用するため被験者が頭に着用する
脳波測定用ヘッドセットであって、銀被覆のチューブと
このチューブから延びて平坦な接触面を形成する導電性
の銀線の束とを備えている使い捨てモニターと、このモ
ニターを被験者の頭に対し遠近自在に調節し保持するた
めの調節自在なホルダーと、このホルダーを滑動自在に
保持するためのスロットとホルダーを回転自在に調節す
るためのヒンジとを備えているばねとより成り、これら
のスロットとヒンジによりホルダーとモニターの被験者
の頭に対する位置を調節できることを特徴とする脳波測
定用ヘッドセットにある。

以下、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明
する。

使い捨てモニター３００用のホルダー２．００を備えて
いる本発明の調節自在なヘッドセット１００が第１図に
図示しである。このヘッドセット１００は、肉厚的０．
０３０インチ（約０　、７７　ｍｍ）で幅約１インチ（
約２５．４ｍｍ）のプレキシグラスのばね１１０，１２
０を備えている。ばね１１０は、全長が８−１３７１８
インチ（約２１．２ｃｍ）で、直径５インチ（約（１２
，７ＣＩ１１）の半円に成形しである。また、ばね１２
０は、全長が約４−１／４インチ（約３．８ｃｍ）で、
５インチ（約１２．７ｃｍ）の半円直径の曲げ部がある
。これらのばね１１０．１２０は、トリクロロエチレン
のようなプレキシグラスの溶接コンパウンドを用いて接
着しである。

ばね１１０．１２０は、被験者に与える恐怖心が少ない
という理由でプレキシグラスが好ましいがスチールや他
の金属で作ることもできる。各ばねの端には、幅５／１
６インチ（約１７．９ｍｍ）で全長１−１７４インチ（
約１９．１ｍｍ）のスロット１３０が形成しである。こ
のスロット１３０を用いて頭におけるモニター３００の
配置を調節することができる。ヘッドセット１００はス
チロフォームのクッション４００に接着しである。この
クッション４００は、椅子のヘッドレストのような表面
に被験者の頭がもたれる際役立つ。

第２図は、第１図のホルダー２００を詳細に図示してい
る。モニター３００は、５７１６インチ（約７．９ｍｍ
）のプラスチックボルト２２０のねじ部にドリルであけ
た直径０．１５２インチ（約３．９ｍｍ）で深さ３７８
インチ（約９　、５　ｍｍ）の孔に摩擦嵌めしである。

ボルト２２０の他端には、直径０．０５２インチ（約１
．３ｍｍ）の接触リード線用の孔もドリルであけである
。ボルト２２０のねじ部は、プラスチックナツト２３０
．２４０を用いてばね１１０または１２０の所定位置に
保持するためのものである。プラスチックナツト２３０
．２４０を用いることによって、ねじ付きボルト２２０
が被験者に近づいたり遠ざかるように調節できる。この
調節によって、被験者の頭がヘッドセット１００より小
さい場合にはその頭と接触するようにモニター３００を
移動させ、被験者の頭が適当な大きさの場合には頭に当
てる力を強めることになる。モニター３００は、ドリル
孔２１０に摩擦嵌めしてあり、この孔２１０内に装着し
た銀製もしくは銀を被覆したリード線２５０と接触する
。このリード線２５０のモニター３００と接触する露出
部分に代わりに、リード線に付けた導電性の銀被覆のス
リーブ状ろうを用いることもできる。また、モニター３
００を孔２１０に挿入する前にリード線２５０の露出部
分をモニター３００に銀でろう付けすることによって、
使い捨てホルダー２００に固定モニター３００を設ける
こともできる。ホルダー２００の後側から出ているリー
ド線２５０の部分は絶縁してあり、さらに、周囲のノイ
ズを減少するようにシールドすることもできる。

モニター３００は、直径０．１２５インチ（約３．２ｍ
ｍ）で全長０．５インチ（約１２．７ｍｍ）の銅製ロッ
ド３１０で構成しである。この銅製ロッド３１０は、そ
の両件側に肉厚約２００ミクロンインチ（約５．１ミク
ロン）の銀被覆３２０を施してあり、その一端内には直
径約０．０８９インチ（約２．３ｍｍ）で深さ約３７８
インチ（約９．５ｍｍ）の孔３４０がドリルであけてあ
りチューブを形成している。銀被覆３２０は、従来の電
気メツキ技術で形成してあり、モニターの分極が起こら
ないため被覆のないむくの銅より好ましい。ドリル孔３
４０には、直径５ミル（約１２フンミクロン）の約６０
本の撚った銀線３３が挿入しである。この撚った銀線３
３０の束はロッド３１０の中に摩擦嵌めしである。この
線の束は、円筒に銀線を巻き付け、この巻線を円筒の長
袖方向に切断し、その束を折ってそれに軽い撚りを与え
ることによって作られる。この束の製法によって、線束
の先端は確実にそろうことになる。

銀線を電解質溶液で充分飽和するためには、銀線はロッ
ド３１０の内側に接着せずにおいて電解質溶液が吸い上
が作用によって線間の隙間に吸引されるようにする。銀
線３３０はドリル孔３４０に銀ろう付けできるが、この
銀ろうが、通常電解質を含むことになる隙間を満たして
しまうので、ロッドのドリル孔をもっと深くしなければ
ならなくなる。銀線３３０を孔３４０にろう付けすると
電気容量は減少するが、抵抗はあまり減少しない。測定
が低容量を必要とすればろう付けした方がよい。銀線の
露出端がそろうようにして被験者の皮膚と接触する際そ
のほとんど全本数が同時に接触することが重要である。

銀線の露出端が形成する平坦面がばね作用を持つクッシ
ョンとして働くので、頭皮を深く突き通すことがなくな
る。露出端が平坦面になっておらず個々の銀線が突き出
ていると、針状の先端のために不要の不快感を招いてし
まうことになる。６０本を越えるかそれ未満の本数の銀
線を用いると、先端はそれぞれ強すぎるか柔らかすぎて
しまう。銀被覆の真鍮または銅の線を用いることもでき
る。しかしながら、これらの被覆線の剛性が増加するこ
とは望ましくない。

第４図は、モニターの変形例を図示しており、銀線を含
まない場合である。この第４図のモニターは、第３図の
構成程良い電気接触は得られない。

ロッド３１０にフレア付先端３５０を形成したモニター
の変形例が第５図に図示しである。ロッド３１０をドリ
ルに押し付けることによって形成されるフレア付先端は
比較的鋭いエツジになっているので、押し当てると皮膚
の角質層を貫通する。とはいえ、このエツジの鋭さは被
験者に不快を与える程ではない。

第６図は、第５図のロッド３１０に銀被覆３２０を施し
たものを図示している。上述したように、ロッド３１０
は銅製であるが、真鍮やアルミのような導電性の金属で
作ることもできる。

別の変形例が第７図に図示しである。このモニター３０
０は、線束３３０とチューブ状リード線２５０を導電性
または非導電性のシート３６０で包むというペンキブラ
シ組立体を用いて作られる。剛毛を押し込んでヘアーブ
ラシを作ると同じ方法で線３００をプラスチックロッド
やチューブに押し込んでもモニター３００を作ることが
できる。

第８図は、ヘッドセット１００の変形例を図示している
。このヘッドセット１００は、モニターの配置をもう一
つの方向にも調節できるヒンジ１４０を備えている。ヒ
ンジ１４０のそれぞれは、リベット１５０とばね１１０
のモニタ一部分１７０を枢支している２枚のワッシャ１
６０とから構成しである。

第９図は椅子６００に度っている被験者５００にヘッド
セット１０ｏを当てる方法を図示している。電解質溶液
を塗布した後、ヘッドセット１００をその頭部電極が０
□で指示する国際電極配置位置に来るように配置し、２
木の側部電極を乳様突起の上に来るようにする。被験者
はそれからゆったりと椅子によりかかる。未使用のモニ
ター３００を挿入し、これらのモニター３００に電解質
溶液を塗布し、被験者の頭にヘッドセットを配置しても
１分とはかからない。電極の配置を調節する必要があれ
ば、被験者が頭を前に傾けて医者や検査技師が必要な調
節をできるようにするだけでよい。これで、ヘッドセッ
ト１００は、その開発の本来の目的である訟発電位によ
る自動屈折率測定装置を用いる視力検査を行う際の脳波
測定位置にモニターを配置したことになる。とはいえ、
ヘッドセット１００は、モニターを配置し直したり別な
モニターを加えたりすれば、別な測定や誘発電位検査を
することができる。

第１０図は、椅子６００の一体部分としたヘッドセット
１００の別の実施例を図示している。この実施例では、
寸法が約１０ｘ６ｘ６インチ（約２５．４Ｘ　１５．２
Ｘ　ｌＯ，２ｃｍ）のフオームクッション７００にはモ
ニターホルダー８００が装着しである。これらのモニタ
ーホルダー８００は第１１図に図示したようにクッショ
ン７００を貫通し、それらの下側の対はクッション７０
０に埋めこんだプレキシグラスのばね９００に接触関係
に保持されている。このばね９００は、肉厚的０．０３
インチ（約Ｑ、７６ｍｍ）　、幅約１インチ（約２．５
ｃｎ＋）、全長約１２インチ（約３０．５ｃｍ）のプレ
キシグラスのバンドを、半径約４インチ（約１０．２ｃ
ｍ）で人間の頭を概形にならうように曲げたものである
。第１１図及び第１２図は、ホルダー８００に関連する
ばね９００の配置を図示している。この実施例にあって
は、被験者が頭を背もたれにもたれるだけで、モニター
は頭の適当な部位に接触する。

第１３図は、この実施例のホルダー８００とモニター３
００を詳細に図示している」ホルダー８００は、５７１
６インチ（約７．９ｍｍ）のプラスチックボルトのねじ
なし部分８１０に孔８２０を穿設してモニター３００を
嵌着するようにしている。ボルト８１０にはリード線用
の孔８３０を形成して、この中をモニター３００用のリ
ード線を通す。ボルト８１０に摩擦嵌めする安定板８４
０をクッション７００の内面に保持してモニターを横方
向に安定化しているので、被験者の頭に接触している間
モニターの位置がずれていることがない。

モニター３００に水や食塩のような電解質溶液を塗布す
る際、使い捨ての電解質アプリケータ１０００を用いる
。このアプリケータ１０００は、第１４図に図示しであ
るように、電解質溶液で満たした孔１０２０を形成した
プラスチックロッド１０１０である。この孔１０２０は
破断可能なプラスチックフィルム１０３０で閉じである
。このフィルム１０３０は、モニター３００をホルダー
に取り付けた後モニターで突き破られる。

第１５図は、電解質をモニター３００に塗布する別の方
法を図示している。曲げたプレキシグラスがワイヤで作
ったチューブホルダー１８０でモニター３００の近くに
電解質溶液用チューブ１０４０を保持する。モニターを
被験者の頭に位置決めした後そのチューブ１０４０から
電解質溶液を吐出させる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、使い捨てモニターを備えた本発明によるヘッ
ドセット１００の一実施例を図示している。 第２図は、第１図の使い捨てのモニターのホルダー２０
０を詳細に図示している。 第３図は、第２図に図示した使い捨てモニター３００の
実施例をより詳細に図示している。 第４図乃至第７図は、使い捨てモニター３００の変形例
を図示している。 第８図は、本発明によるヘッドセット１００の第２の実
施例を図示している。 第９図は、第１図と第２図のヘッドセット１００を被験
者に用いる使用法を図示している。 第１０図は、ヘッドセット１００を被験者用椅子６００
の一部として一体化した別の変形例を図示している。 第１１図及び第１２図は、一体化したヘッドセット１０
０を詳細に示す。 第１４図は、使い捨てモニター３００と共に用いる使い
捨ての電解質アプリケータ１０００を図示している。 第１５図は、第１図と第８図のヘッドセット１００と一
体化した電解ｉｔ溶液のアプリケータを図示している。 １００・・・・ヘッドセット １１０．１２０・・・・ばね １３０・・・・スロット １４０・・・・ヒンジ ２００・・・・ホルダー ３００・・・・使い捨てモニター ３１０・・・・銅製ロッド ３３０・・・・銀線

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、誘発電位による自動屈折率測定装置に使用するため
   被験者が頭に着用する脳波測定用ヘッドセットであって
   、銀被覆のチューブとこのチューブから延びて平坦な接
   触面を形成する導電性の銀線の束とを備えている使い捨
   てモニターと、このモニターを被験者の頭に対し遠近自
   在に調節し保持するための調節自在なホルダーと、この
   ホルダーを滑動自在に保持するためのスロットとホルダ
   ーを回転自在に調節するためのヒンジとを備えているば
   ねとより成り、これらのスロットとヒンジによりホルダ
   ーとモニターの被験者の頭に対する位置を調節できるこ
   とを特徴とする脳波測定用ヘッドセット。 ２、チューブはフレア付先端を備えていることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項に記載のヘッドセット。 ３、銀線の束は、銀線が撚られて被験者の頭との平坦な
   接触面を形成する所でチューブと摩擦係合していること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のヘッドセッ
   ト。 ４、電解質溶液をモニターに塗布して被験者の頭とモニ
   ターとの電気的接触状態を改善するように電解質アプリ
   ケータが接続されること、このアプリケータは、電解質
   溶液を収容する孔が形成されたロッドと、その孔を閉じ
   ている破断可能なフィルムとから成ることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項に記載したヘッドセット。