JPS62231156A - ガスセンサ−の低濃度領域に於ける感度向上方法 - Google Patents
ガスセンサ−の低濃度領域に於ける感度向上方法Info
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- JPS62231156A JPS62231156A JP61073918A JP7391886A JPS62231156A JP S62231156 A JPS62231156 A JP S62231156A JP 61073918 A JP61073918 A JP 61073918A JP 7391886 A JP7391886 A JP 7391886A JP S62231156 A JPS62231156 A JP S62231156A
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Landscapes
- Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、限界電流方式の酸素センサーでの低濃度領域
に於ける感度の向上方法に関するものである。
に於ける感度の向上方法に関するものである。
〈従来の技術〉
従来の限界電流方式の酸素センサーの一例を示すと、第
3図の如くで、この酸素センサー1は、安定化ジルコニ
ア(ZrO□)等の固体電解質からなるイオン導電板2
の両面に白金等の多孔質金属膜からなる電極3,3′を
設け、一方の電極3″側のイオン導電板2には頂部中央
部に小孔の拡散孔4を有するキャップ状のカバー5を被
せて内部に隔離室(拡散室)Rを形成し、且つ上記電極
3,3°に電源6を接続して、通常、隔離室R側の電極
3゛をマイナス極性とし、他方の電極3をプラス極性と
して測定電圧を印加して使用している。
3図の如くで、この酸素センサー1は、安定化ジルコニ
ア(ZrO□)等の固体電解質からなるイオン導電板2
の両面に白金等の多孔質金属膜からなる電極3,3′を
設け、一方の電極3″側のイオン導電板2には頂部中央
部に小孔の拡散孔4を有するキャップ状のカバー5を被
せて内部に隔離室(拡散室)Rを形成し、且つ上記電極
3,3°に電源6を接続して、通常、隔離室R側の電極
3゛をマイナス極性とし、他方の電極3をプラス極性と
して測定電圧を印加して使用している。
〈発明が解決しようとする問題点〉
しかしながら、この酸素センサーの場合、測定ガスの濃
度が低いと、例えば1100pp程度以下の濃度領域(
以下、低濃度領域という)になると、十分な感度は望め
なくなる。
度が低いと、例えば1100pp程度以下の濃度領域(
以下、低濃度領域という)になると、十分な感度は望め
なくなる。
このことは、本発明者等の行った第4図に示す実験から
明らかである。つまり、本実験の場合、酸素(02)と
窒素(N2)との混合ガスからなる種々のガス濃度(’
1000.500.100240.20の各ppmtf
fi度)で各電圧−電流特性曲線Ll−5を得たが、1
100pp以下、特に4oppmの曲線L4と2opp
mの曲線り、の場合、出力電流が小さく、測定印加電圧
によっては殆ど判別できない程である。
明らかである。つまり、本実験の場合、酸素(02)と
窒素(N2)との混合ガスからなる種々のガス濃度(’
1000.500.100240.20の各ppmtf
fi度)で各電圧−電流特性曲線Ll−5を得たが、1
100pp以下、特に4oppmの曲線L4と2opp
mの曲線り、の場合、出力電流が小さく、測定印加電圧
によっては殆ど判別できない程である。
そこで、従来は、この低濃度領域の測定に対応ずため、
拡散孔4の孔径を大きくする等の方法が検討されている
が、この孔径を大きくし過ぎる′と、センサー自体の特
性が変わって、通常濃度領域(ここでは濃度が1100
ppを越える場合をいう)でかえって不利になり、低濃
度領域でしか使用できなくなると言う問題が生ずる。
拡散孔4の孔径を大きくする等の方法が検討されている
が、この孔径を大きくし過ぎる′と、センサー自体の特
性が変わって、通常濃度領域(ここでは濃度が1100
ppを越える場合をいう)でかえって不利になり、低濃
度領域でしか使用できなくなると言う問題が生ずる。
この間の事情をより詳しく説明すると、次の如くである
。即ち、低濃度領域で測定するには、測定ガスの拡散量
が多くなければならず、このため拡散孔4を大きくしな
ければならないわけであるが、孔径を大きくし過ぎると
、通常濃度領域では電解質のイオン導電板2に大きな電
流が流れ、寿命が短くなる恐れがある他、ある程度以上
の高濃度では、イオン導電板2の酸素イオン移送能力を
越えるようになるため、拡散孔4の大きさには自ずと限
界がある。一方、導電板2の両面に形成される電極3,
3゛は金属膜の多孔質であり、拡散律速性を持っており
、この電極白金面は拡散孔4に比較して相対的に大きい
。そこで、この電極層を拡散律速層として使用すれば、
低濃度測定には有利と推測される。
。即ち、低濃度領域で測定するには、測定ガスの拡散量
が多くなければならず、このため拡散孔4を大きくしな
ければならないわけであるが、孔径を大きくし過ぎると
、通常濃度領域では電解質のイオン導電板2に大きな電
流が流れ、寿命が短くなる恐れがある他、ある程度以上
の高濃度では、イオン導電板2の酸素イオン移送能力を
越えるようになるため、拡散孔4の大きさには自ずと限
界がある。一方、導電板2の両面に形成される電極3,
3゛は金属膜の多孔質であり、拡散律速性を持っており
、この電極白金面は拡散孔4に比較して相対的に大きい
。そこで、この電極層を拡散律速層として使用すれば、
低濃度測定には有利と推測される。
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたもの
である。
である。
〈問題点を解決するための手段〉
つまり、本発明では、上記センサー拡散孔の拡径化は通
常の濃度領域での測定に支障を来さない程度のレベルに
止めておき、低濃度の測定領域に対応するに当たっては
、イオン導電板の電極に対する印加電圧の極性を逆にし
て、白金電極の構造を拡散律速に利用することによって
、出力電流を大きくする点に特徴がある。
常の濃度領域での測定に支障を来さない程度のレベルに
止めておき、低濃度の測定領域に対応するに当たっては
、イオン導電板の電極に対する印加電圧の極性を逆にし
て、白金電極の構造を拡散律速に利用することによって
、出力電流を大きくする点に特徴がある。
〈作用〉
しかして、本発明では、低濃度のガス濃度を測定する場
合、適宜切換手段により、センサーの印加電圧を逆転さ
せれば、十分判別できる良好な感度を持って測定するこ
とができる。
合、適宜切換手段により、センサーの印加電圧を逆転さ
せれば、十分判別できる良好な感度を持って測定するこ
とができる。
〈実施例〉
第1図は本発明方法を実施するための一装置例を示した
もので、本装置では、限界電流方式の酸素センサー1の
両電極3,3゛ と電源6間に極性切換用の切換スイッ
チ7を接続しである。尚、この切換手段としては、当該
切換スイッチ7の他、その他の切換手段でもよく、更に
は2個の電源6゜6を用意して切り換えるようにするこ
とも可能である。
もので、本装置では、限界電流方式の酸素センサー1の
両電極3,3゛ と電源6間に極性切換用の切換スイッ
チ7を接続しである。尚、この切換手段としては、当該
切換スイッチ7の他、その他の切換手段でもよく、更に
は2個の電源6゜6を用意して切り換えるようにするこ
とも可能である。
か\る本装置によれば、切換スイッチ7の切り換えによ
り、電極3.3°の極性を変更することができる。つま
り、図示の如く切換スイッチ7の可動片7a、?aを固
定片7b、7b側に切り換えたとき、電rA6のプラス
側と電極3とが接続されると共に電源6のマイナス側と
電極3° とが接続され、センサー1に於ける通常濃度
領域での測定態勢が取られる。一方、切換スイッチ7の
可動片?a、?aを固定片7c、Tc側に切り換えれば
、電源6のプラス側と電極3° とが接続される共に電
源6のマイナス側と電極3とが接続され、極性の反転が
行われ、この反転により、センサー1の低濃度領域での
測定態勢が取られる。
り、電極3.3°の極性を変更することができる。つま
り、図示の如く切換スイッチ7の可動片7a、?aを固
定片7b、7b側に切り換えたとき、電rA6のプラス
側と電極3とが接続されると共に電源6のマイナス側と
電極3° とが接続され、センサー1に於ける通常濃度
領域での測定態勢が取られる。一方、切換スイッチ7の
可動片?a、?aを固定片7c、Tc側に切り換えれば
、電源6のプラス側と電極3° とが接続される共に電
源6のマイナス側と電極3とが接続され、極性の反転が
行われ、この反転により、センサー1の低濃度領域での
測定態勢が取られる。
囚に、本発明者等がこの低濃度領域態勢での測定を行っ
たところ、第2図の結果を得た。即ち、1100pp以
下の濃度であっても、十分に判別可能な電流出力のある
電圧−電流特性曲線L3°。
たところ、第2図の結果を得た。即ち、1100pp以
下の濃度であっても、十分に判別可能な電流出力のある
電圧−電流特性曲線L3°。
L4°、L、°が得られた。
勿論、通常の濃度領域態勢では従来と同様の測定性能が
得られた。
得られた。
〈発明の効果〉
以上の説明から明らかなように本発明によれば、通常の
濃度領域での測定に対応できる一個の限界電流方式の酸
素センサーを用いて、単に切換スイッチ等により電極の
極性を変えることにより、低濃度領域での濃度測定に十
分対応することができる。つまり、低濃度領域でのセン
サー感度の向上を図ることができる。これにより、低濃
度領域専用のセンサーは特に必要はなく、一つのセンサ
ーで、広範囲の濃度領域に対応することができる。
濃度領域での測定に対応できる一個の限界電流方式の酸
素センサーを用いて、単に切換スイッチ等により電極の
極性を変えることにより、低濃度領域での濃度測定に十
分対応することができる。つまり、低濃度領域でのセン
サー感度の向上を図ることができる。これにより、低濃
度領域専用のセンサーは特に必要はなく、一つのセンサ
ーで、広範囲の濃度領域に対応することができる。
第1図は本発明方法を実施するための−装置例を示した
概略説明図、第2図は第1図の装置におけるセンサー極
性を低濃度領域にしたときの各電圧−電流特性曲線を示
したグラフ、第3図は従来の一般的な限界電流方式の酸
素センサーを示した概略説明図、第4図は第3図のセン
サーにおける各濃度での電圧−電流特性曲線を示したグ
ラフである。 図中、 1・・・限界電流方式の酸素センサー、2・・・イオン
導電板、 3.3゛ ・・・電極、 4・・・拡散孔、 5・・・カバー、 6・・・電源、 7・・・切換スイッチ、 特許出願人 藤倉電線株式会社 ゛に、3ηこノ 第1図 第2図 電圧(V) 第4図 古庄(V )
概略説明図、第2図は第1図の装置におけるセンサー極
性を低濃度領域にしたときの各電圧−電流特性曲線を示
したグラフ、第3図は従来の一般的な限界電流方式の酸
素センサーを示した概略説明図、第4図は第3図のセン
サーにおける各濃度での電圧−電流特性曲線を示したグ
ラフである。 図中、 1・・・限界電流方式の酸素センサー、2・・・イオン
導電板、 3.3゛ ・・・電極、 4・・・拡散孔、 5・・・カバー、 6・・・電源、 7・・・切換スイッチ、 特許出願人 藤倉電線株式会社 ゛に、3ηこノ 第1図 第2図 電圧(V) 第4図 古庄(V )
Claims (1)
- 低濃度ガスの測定において、限界電流方式の酸素センサ
ーの測定印加電圧の極性を通常濃度時の極性と逆にして
測定することを特徴とするガスセンサーの低濃度領域に
於ける感度向上方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61073918A JPS62231156A (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | ガスセンサ−の低濃度領域に於ける感度向上方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61073918A JPS62231156A (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | ガスセンサ−の低濃度領域に於ける感度向上方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62231156A true JPS62231156A (ja) | 1987-10-09 |
Family
ID=13532022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61073918A Pending JPS62231156A (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | ガスセンサ−の低濃度領域に於ける感度向上方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62231156A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011513720A (ja) * | 2008-03-06 | 2011-04-28 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | ガス・センサの作動方法 |
US9732657B2 (en) | 2010-12-24 | 2017-08-15 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Oxygen sensor and oxygen sensor control device |
JP2020125928A (ja) * | 2019-02-01 | 2020-08-20 | 株式会社東芝 | 酸素計測装置および酸素計測方法 |
-
1986
- 1986-03-31 JP JP61073918A patent/JPS62231156A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011513720A (ja) * | 2008-03-06 | 2011-04-28 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | ガス・センサの作動方法 |
US9732657B2 (en) | 2010-12-24 | 2017-08-15 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Oxygen sensor and oxygen sensor control device |
DE112010006089B4 (de) | 2010-12-24 | 2022-01-05 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Sauerstoffsensorsteuerungseinrichtung |
JP2020125928A (ja) * | 2019-02-01 | 2020-08-20 | 株式会社東芝 | 酸素計測装置および酸素計測方法 |
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