JPS62230637A - 板ガラス成型装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、板ガラスを加熱成形する板ガラス成形装置に
係り、更に詳しくは加熱炉内で板ガラスを加熱しつつ搬
送し成形型に送込む搬送路の制御方式の改善に関する。

（従来の技術） 第３図は、従来のこの種の板ガラス成形装置を示す、同
図によれば、板ガラス（１０）を水平状態で加熱炉（１
）内のローラコンベアなどの搬送路（１１）に設置し、
加熱炉（１）内を移動させる間に板ガラス（ｌＯ）を軟
化点付近まで加熱し、′所定の温度の板ガラス（ｌＯ）
を成形炉（２）に送込むようにする。成形炉（２）では
、板ガラス（１０）を加熱炉（１）の搬送路（１１）と
隣接して設けた搬送路（２１）により板ガラス（１０）
をプレス成形型（２０）に導入し、加圧成型する。この
際、成形炉（２）に進入する板ガラス（ｌＯ）の温度が
予め定めた目標温度になっていることが重要であり、こ
の温度が目標温度と著しく異なる場合には製品ガラスの
品質のバラツキや製品の欠陥を生じてしまう。このため
、この従来装置では、成形炉（２）内の人口付近に温度
検出器（２９）を設けている。また、加熱炉（１）の搬
送路（１１）と成形炉（２）の搬送路（２１）との間に
温度検出器を設置した従来装置もあった（例えば特開昭
５３−５８２１０号、特開昭５７−２０５３３０号など
）。

丘記のような温度制御を実行するには、温度検出器（２
９）で検出した成形炉（２）に進入する板ガラス（１０
）の温度と予め定めた目標温度とを比較し、搬送路（１
１）又は搬送路（２１）の搬送速度を制御するようなフ
ィードバック制御を行うのが一般的である。すなわち、
検出温度が目標温度を上回る場合は搬送速度を低下させ
、検出温度が目標温度を下回る場合は搬送速度を増大さ
せる。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、以上で説明したような従来装置では、板ガラス
が加熱炉を出た後に板ガラスの温度検出を行うため、有
効な温度制御をすることはできなかった。すなわち、板
ガラスが加熱炉を出た後に温度不適正と判断しても、加
熱炉の搬送路速度を制御するものにあっては、最早その
判断の対象となった板ガラスは制御対象ではなくなって
いるため適正な温度制御が不可能となってしまい、製品
の歩留りを増加させる原因となっていた。また、成形炉
の搬送路速度を制御するものにあっては、板ガラスを加
熱するための手段がなく、また成形型までの搬送距離も
短いため目標温度への追従が不可能となってしまう場合
もあった。

従って、本発明は、加熱炉からの送出し温度を常に適正
に制御することのできる板ガラス成形装置を提供するこ
とを目的とする。

（問題点を解決するための１段及び作用）この［１的を
達成するため、本発明によれば、成形すべき板ガラス（
ｌＯ）を、加熱炉（１）内で軟化点付近まで加熱しつつ
搬送路（１１）上を移動させ次の成形炉（２）に送込む
ようにし、ここで前記加熱炉（１）内の搬送路（１１）
上を移動する前記板ガラス（ｌＯ）の温度を非接触で検
出する温度検出手段（１５）、（３１〜３３）と、この
温度検出手段（１５）、（３１〜３３）の検出した温度
に基づいて前記板ガラス（１０）が前記加熱炉（１）か
ら出炉するタイミングを演算する演算制御手段（３４〜
３６）と、この演算制御手段（３４〜３８）の演算結果
に基づいて前記加熱炉（１）内の搬送路（１１）の搬送
速度を制御する搬送路駆動手段（３７）、（３８）とを
備えるようにする。

このような構成とすることにより、温度検出の対象とな
った板ガラスも直ちに加熱炉内で連続的に制御すること
ができる。

（発明の実施例） 以下、添付図面に従って本発明の詳細な説明する。なお
、各図において同一の符号は同様の対象を示すものとす
る。

第１図は本発明の実施例に係る板ガラス成形装置を示す
。図において、（１）は成形すべき板ガラス（ｌＯ）を
軟化点付近まで加熱する加熱炉、（２）は加熱炉（１）
内の搬送路（１１）と協働して板ガラス（ｌＯ）を移動
させる搬送路（２１）及びプレス成形型（２０）を有す
る成形炉、（１５）は加熱炉（１）内の搬送路（１１）
上を移動する板ガラス（１０）の温度を非接触で検出す
る放射温度計、（３１）　、（３２）、（３３）はそれ
ぞれ温度検出手段の一部を成す検出制御回路、データバ
ッファ、並びに平均化手段、（３４）　、（３５）、（
３Ｂ）は温度検出手段の検出した温度に基づいて板ガラ
ス（ｌＯ）が加熱炉（１）から出炉するタイミングを演
算する演算制御手段を構成するタイミング演算手段、目
標温度設定手段、並びに速度演算手段、（３７）は演算
制御手段の演算結果に基づいて加熱炉（１）内の搬送路
（１１）の搬送速度を制御する搬送路駆動手段を構成す
る駆動回路並びにモータ、（４ｏ）は要求される構成要
素を所定のプログラムで制御するＣＰＵである。なお、
第２図は加熱炉（１）及び成形炉（２）の内部平面図で
ある。以下、これらのうち主要な構成要素を説明する。

放射温度計（１５）は加熱炉（１）の搬送路（１１）の
途中に配置してあり、板ガラス（１ｏ）の放射スペクト
ルからその温度を検出するものである。検出制御回路（
３１）は、板ガラス（ｌＯ）が検出器（１５）の位置に
到達した後この温度検出器（１５）を所定の吟間間隔（
サンプリング時間）で作動させ、板ガラス（ｌＯ）の各
部の温度を検出するようにする。各サンプリングによっ
て検出した温度データは一旦データバッファ（３２）に
蓄積し、所定回数のサンプリングを終了した後平均化手
段（３３）で平均する。この平均化手段（３３）の出力
信号はその板ガラス（ｌＯ）の測定温度（ｔｘ）に対応
する。この平均化手段（３３）の出力（ｔｘ）はタイミ
ング演算手段（３４）に入力され、目標温度設定手段（
３５）の与える目標ガラス温度（ｔＯ）と共にタイミン
グ演算手段（３４）の演算パラメータとなる。タイミン
グ演算手段（３４）は、目標ガラス温度（ｔｏ）に対す
る基準出炉タイミング時間（ＴＯ）を、目標温度設定手
段（３５）の設定温度をアドレスとするテーブルに記憶
している。タイミング演算ｐ段（３４）は、測定温度（
ｔｘ）を読込むのと同じタイミングでこの基帛出炉タイ
ミング時間（Ｔｏ　）をテーブルから読出し、要求され
る出炉タイミング時間（ＴＩ）を求めるため、 Ｔｘ＝Ｔｏ−Ｋ　（ｔ　ｘ−ｔ　ｏ） を演算する。ただし、Ｋは定数である。

速度演算手段（３６）は、タイミング演算手段（３４）
の出力信号（Ｔｘ）に基づいて、所定タイミングを得る
に必要なモータ（３８）の回転速度を与える駆動信号を
形成し駆動回路（３７）を介してモータ（３８）を駆動
する。この駆動信号は、モータ（３８）の制御方式によ
って異なり、例えば界磁制御の場合には電流信号であり
、またＰＷＭ制御の場合にはデユーティ値信号である。

なお、搬送路（１１）、（２１）は、例えば図示のよう
に複数のローラを並列に配置したローラコンベアであり
、タイミングベルトなどを介して各ローラを同時に駆動
するようになっている。他の搬送方法が可能であるのは
もちろんのことである。また、成形炉もプレス成形によ
るもののみでなく、板ガラスの自重によって成形するも
のでもよい。

（発明の効果） 本発明によれば、以上のように加熱炉内で板ガラスの温
度を検出し加熱炉の搬送路の搬送速度をリアルタイムで
制御するようにしたことにより、板ガラスの加熱炉から
の出炉温度を常番こ正確番こ制御することのできる信頼
性の高い板ガラス成形装置を得ることができる・

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係る板ガラス成形装置の系統
図、第２図は本発明の実施例に係る板ガラス成形装置の
要部平面図、第３図は従来装置の説明図である。 図面において、（１）は加熱炉、（２）は成形炉、（１
０）は板ガラス、（１１）、（２１）は搬送路、（１５
）。 （３１）、（３２）、（３３）は温度検出手段の構成要
素、（３４）、（３５）、（３１３）は演算制御手段の
構成要素、（３７）、（３８）は搬送路駆動手段の構成
要素である。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）成形すべき板ガラスを、加熱炉内で軟化点付近ま
   で加熱しつつ搬送路上を移動させ次の成形炉に送込むよ
   うにした板ガラス成形装置において、 前記加熱炉内の搬送路上を移動する前記板ガラスの温度
   を非接触で検出する温度検出手段と、この温度検出手段
   の検出した温度に基づいて前記板ガラスが前記加熱炉か
   ら出炉するタイミングを演算する演算制御手段と、この
   演算制御手段の演算結果に基づいて前記加熱炉内の搬送
   路の搬送速度を制御する搬送路駆動手段とを備えたこと
   を特徴とする板ガラス成形装置。
2. （２）特許請求の範囲第１項記載の装置において、前記
   温度検出手段は、前記加熱炉内に放射温度計を備えてい
   ることを特徴とする板ガラス成形装置。
3. （３）特許請求の範囲第１項又は第２項記載の装置にお
   いて、前記演算制御手段は、前記温度検出手段による検
   出温度と予め設定した目標温度とを比較して前記出炉タ
   イミングを演算することを特徴とする板ガラス成形装置
   。