JPS62229707A - 口金付蛍光灯装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） −本発明は例えばほぼＵ字状に屈曲された放電路を有す
るバルブの複数本を金属製連結部材により気密に連結す
る口金付蛍光灯装置に係り、特に、バルブの支持方法を
改良した口金付蛍光灯装置に関する。

（従来の技術） 従来、この種の口金付蛍光灯装置は、例えばほぼＵ字状
の屈曲放電路を有するバルブの複数本をセラミックスま
たはガラス製の連結部材により気密に連結し、これらバ
ルブを、白熱電球用の口金をカバーに被着する口金複合
部材の支持塁体に固定させており、白熱電球に比して高
効率および長寿命であり、しかも、白熱電球用ソケット
に装着できるという互換性を有することから省エネルギ
ー光源として普及しつつある。

しかし、このような従来例ではバルブどうしを気密に連
結する連結部材がセラミックスまたはガラス製であるの
で、その加工困難性または強度不足のために、支持構造
等を加工することができなかった。

そこで、従来の口金付蛍光灯装置では連結部材を口金複
合部材の支持基体に接着剤により接合して、バルブを支
持基体に固定していた。また、この支持基体はバルブを
点灯させる点灯回路部品も取付けて、いる。

したがって、点灯回路部品に電子部品を含む場合は、電
子部品の低い耐熱性を考慮して、支持基体とバルブの連
結部材との接着剤による接合には常温硬化による接着方
法が採られている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、このような従来の口金付蛍光灯装置の常
温硬化法では、接着剤が硬化するまで長時間を要するう
えに、その間各バルブと連結部材と取付基体とを所定の
接合位置関係に保持しておかなければならず、これらに
動揺を与えることができないから、これらの固定作業の
作業性が低いという問題点があった。

そこで、本発明は、バルブを支持基体上に容易かつ迅速
に固定することができて、その固体作業の作業性を高め
ることができる口金付蛍光灯装置を提供することを目的
とする。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 本発明は複数本のバルブどうしを気密に連結する金属製
連結部材が、金属材料の有する加工容易性から支持構造
を非常に容易に形成することができる点に着目してなさ
れたものであり、次のように構成される。

複数本のバルブと、このバルブの複数本の端部同士を少
な（ともこの放電路を臨む面には電気絶縁被膜を被覆し
た金属製の連結部材とにより、気密に連結して１つの屈
曲放電路を形成した蛍光ランプと、口金を装着するカバ
ーに上記蛍光ランプを支持する支持基体を設ける口金複
合部材とを有する口金付蛍光灯装置において、上記蛍光
ランプは金属製連結部材に形成した支持部によって口金
複合部材に支持固定されている。

（作用） 本発明において、複数本のバルブどうしを金属製の連結
部材を介して気密に連結した蛍光ランプを口金複合部材
に支持固定する場合は、連結部材に形成した支持部によ
り行なうことができる。

したがって、バルブを口金複合部材に支持固定させる作
業を著しく容易かつ迅速に行なうことができ、作業性の
向上を図ることができる。

〈実施例） 以下、本発明の実施例について第１図〜第５図を参照し
て説明する。なお、図中共通部分には同一符号を付して
いる。

まず、メタルキャップを組み込む口金付蛍光灯装置に本
発明を適用した場合の実施例を示す。

第１図は第１の実施例の全体構成を一部切欠いて示して
おり、口金複合部材１上に円筒状のガラス製のグローブ
２を立設している。

グローブ２内には蛍光ランプ３が収容され、この蛍光ラ
ンプ３は例えばほぼＵ字状の屈曲放電路を有する２本の
バルブ４．４を倒立させて、その接続端４ａ、４ａどう
しを、メタルキャップ５の各連通孔５ａ、５ａにそれぞ
れ接合して、各バルブ４．４どうしをメタルキャップ５
を通して気密に連結し、１本の蛇行放電路を形成してい
る。

各バルブ４，４は横断面が円形もしくは矩形の偏平形に
形成され、管内壁には蛍光物質からなる蛍光体被膜を被
着し、各一端部に図示しない電極を封止して、水銀とア
ルゴンガス等の始動用希ガスとを封入している。

メタルキャップ５は金属材料により密閉容器に形成され
、その上蓋には接続しようとするバルブ４．４の接続端
部４ａ、４ａの開口端に適合して、それぞれ気密に接続
される連通孔５ａ、５ａが穿設され、その上蓋上面と密
閉容器内とには図示しないガラス薄膜等の電気絶縁被膜
が被覆され、密閉容器内の放電の絶縁と不純ガスの放出
の防止を図っている。

メタルキャップ５はその側周壁にて外方へ膨出する嵌合
凸部（支持部）５ｂを少なくとも径方向に対向するよう
に対向配置し、口金複合部材１の取付基体１ａ上に載置
される。この嵌合凸部（支持部）５ｂはメタルキャップ
５の側周壁を一周する紐状突起でであってもよい。これ
ら嵌合凸部（支持部）５ｂはメタルキャップ５が金属製
であるので、メタルキャップ５が小形であっても容易に
形成することができる。

これらメタルキャップ５の嵌合凸部（支持部）５ｂは合
成樹脂製の内向係止爪６，６の嵌合凹部６ａ、６ａに嵌
合される。

これら内向係止爪６．６はメタルキャップ５の外周面に
接して取付基体１ａ上に起立するように植設され、その
上端内角部は所要角度で面取りされ、各内向係止爪６．
６の上方よりその対向空間内への挿入により各内向係止
爪６，６を上方に開口させて、その挿入を円滑に案内す
るようになっている。

一方、口金複合部材１はほぼカップ状のカバー１ｂの底
部に白熱電球用の口金１０を被着して、カバー１ｂの上
端開口に合成樹脂製の支持基体１ａを取付けてなり、支
持基体１ａの外周縁部はグローブ２の下端部を嵌入させ
る嵌合凹部１ｄを形成すると共に、グローブ２の上端部
外周に凹設された周溝２８内に嵌入されて係止する外部
係止爪１ｅを周方向に複数個設けている。

口金複合部材１の支持基体１ａの下面にはパルプを点灯
させるための点灯回路部品（図示省略）を取付けるプリ
ント基板７の複数枚を固定し、これらプリント基板７を
カバー１ｂ内に吊設して、支持基体１ａにより点灯回路
部品からの放熱をしゃ断している。

このように構成された本実施例によれば、複数本のパル
プ４．４を気密に連結するメタルキャップ５を、各内向
係止爪６．６間に挿入することにより、キャップ５の嵌
合凸部（支持部）５ｂに各内向係止爪６，６の嵌合凹部
６ｂ、６ｂをそれぞれ嵌合させることができる。これに
より、パルプ４．４を支持基体１ａにワンタッチで固定
することができ、その固定作業の作業性を＾めることが
できる。

なお、上記実施例ではメタルキャップ５に嵌合凸部（支
持部）５ｂを形成した場合につい゛て説明したが、本発
明はメタルキャップ５に支持部として嵌合凹部または孔
を設け、この支持部に対応する支持構造を、例えば嵌合
凹部に嵌合する嵌合凸部を支持基体１ａに設けてもよい
。

すなわち、本発明の第２の実施例の要部縦断面を示す第
２図のように′、複数本のパルプ（図示省略）どうしを
気密に連結する金属製のメタルキャップ１０の外向７ラ
ンジ１０ａに、板厚方向に貫通する嵌合孔（支持部）１
０ｂ、１０ｂを少なくとも左右２箇所に設ける。

メタルキャップ１０は上記第１実施例と同様に金属材料
により密閉容器に形成されて、その上蓋には接続しよう
とする複数本のパルプの接続端部に気密に接続される連
通孔１０ｃ、１０ｃを穿設している。

メタルキャップ１０の嵌合孔（支持部）１０ｂ。

１０ｂには、上記口金複合部材１の支持基体１ａ上に一
体に植設された例えば左右一対の嵌合凸部である嵌合ビ
ン１１．１１をそれぞれ嵌合させ、メタルキャップ１０
を支持基体１ａ上に固定するようになっている。

一対の嵌合ビン１１．１１は合成樹脂よりなり、丸頭に
形成された頭部１１ａ、１１ａを径方向にほぼ２分する
ように分割し、基端部で一体に接合して２つ割りの丸頭
部を常に径方向に拡間させている。

したがって、一対の嵌合ビン１１．１１の上方からメタ
ルキャップ１０を支持基体１ａ上に着座させると、メタ
ルキャップ１０の各嵌合孔（支持部）１０ｂ、１０ｂの
下面に、各嵌合ビン１１゜１１の拡開している２つ割の
丸頭が当接して、各丸頭が閉じる。これにより、各嵌合
孔（支持部）１０ｂ、１０ｂ内に嵌合ビン１１．１１の
頭部が挿入されて、その復元力により再び拡開し、メタ
ルキャップ１０の各嵌合孔（支持部）１０ｂ、１０ｂの
上面外周縁部が各嵌合ビン１１．１１の各頭゛部の下面
に係止される。

この結果、メタルキャップ１０と、このメタルキャップ
１０により連結された複数本のバルブとにより構成され
る蛍光ランプが口金複合部材１の支持基体１ａ上に支持
固定される。

次に、−楔板状のメタルプレートを有する口金付蛍光灯
装置に本発明を適用した場合の実施例について第３図〜
第５図を参照して説明する。

第３図で示す第３の実施例のメタルプレート２０は一枚
板状の金属製円板２０ａの上面外周部にて、平面が円弧
状に屈曲された長円状の連通凹部２０ｂを下方に膨出さ
せて、例えば３箇所にほぼ同心状に配設し、その上面に
はガラスｌ膜等の電気絶縁被膜を全面的にコーティング
している。

このメタルプレート２０上には第３図（Ｂ）に示すよう
に平面が円弧状に屈曲された長円状で、はぼＵ字状の屈
曲放電路を有するバルブ２１の例えば３本を、周方向で
隣接する連通凹部２０ｂ。

２Ｏｂ間に跨るように立設している。各バルブ２１はガ
ラスフリット等の接着剤によりメタルプレート２０のガ
ラス薄膜上に気密に接合される。

また、メタルプレート２０はその外周縁に偏平円筒状で
金属製の円胴２２を固着して、メタルプレート２０の下
面より下方へ膨出する各連通凹部２０ｂの外周を覆うと
ともに、円胴２２の外周面には外方へ突出する嵌合凸部
（支持部）２３を、径方向で互いに対向するように少な
くとも左右に対向配置している。

これら嵌合凸部（支持部）２３は紐状突起でもよく、第
１実施例で示す内向係止爪６，６のような嵌合凹部と嵌
合し、メタルプレート２０を第１図で示すような口金複
合部材１の支持基体１ａに固定するようになっている。

第４図で示す第４の実施例はほぼＵ字状屈曲放電路を有
するバルブ３０の例えば３本を、バーナ吹き破り等によ
り形成される２本のカラー３１を介して順次気密に連結
し、金属製のメタルプレート３２上にガラスフリット等
で固着している。

メタルプレート３１は平板の金属円板の上面にガラス薄
膜等をコーティングしており、その外周部には板厚方向
に貫通する所要径の嵌合孔（支持部）３３を例えば３箇
所に周方向に等配している。

すなわち、メタルプレート３１はその嵌合孔（支持部）
３２を例えば第２図で示すような嵌合ピン１１に嵌合さ
せて、口金複合部材１（第１図参照）の支持基体１ａ上
に固着されるようになっている。

この＊施例とほぼ同様に第５図で示す第５の実施例もメ
タルプレート４０の外周部に例えば３つの嵌合孔（支持
部）４１を周方向に等配している。

本実施例のメタルプレート４０は第３図で示すメタルプ
レート２０とほぼ同様に構成されているが、円胴２２は
設けていない。

すなわち、メタルプレート４０は一枚板状の金属製円板
４０ａの外周部に平面が円弧状に屈曲された長円状の連
通凹部４０ｂを下方に膨出させて、例えば３箇所にほぼ
同心状に配設し、その上面にはガラス酵膜等の電気絶縁
被膜を全面的にコーチ′　　インクしている。

このメタルプレート４０上には第５図（Ｂ）に示すよう
に平面が円弧状に屈曲された長円状で、はぼＵ字状の屈
曲放電路を有するバルブ４２の例えば３本を、周方向、
で隣接する連通凹部４０ｂ。

４０ｂ間を跨るように立設している。各バルブ４２はガ
ラスフリット等の接着剤によりメタルプレート４０のガ
ラス薄膜上に接合される。

以上用３、第４、第５の実施例についてもメタルプレー
ト２０．３１．４０が金属製であるので、穴明は等、嵌
合構造等の支持部に必要な加工を容易に行なうことがで
き、この支持構造を介してバルブを支持基体に容易かつ
迅速に固定することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、複数本のバルブを気密に
連結する連結部材が金属製であるので、その金属材料が
有する加工容易性から金属製連結部材に支持部を容易に
加工することができる。

このために、蛍光ランプを金属製連結部材に形成した支
持部を介して口金複合部材に支持させることにより、蛍
光ランプを口金複合部材に容易かつ迅速に固定すること
ができ、その固定作業の作業性を高める効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る口金付蛍光灯装置の第１の実施例
の全体構成の一部切欠縦断面図、第２図は本発明の第２
の実施例の要部縦断面図、第３図は本発明の第３の実施
例を示しており、（Ａ）は正面図、（Ｂ）は平面図、第
４図は本発明の第４の実施例を示しており、（Ａ＞は正
面図、（Ｂ）は平面図、第５図は本発明の第５の実施例
を示しており、（Ａ）は正面図、（Ｂ）は平面図である
。 １・・・口金複合部材、１ａ・・・支持基体、１ｂ・・
・カバー、１Ｃ・・・口金、２・・・グローブ、３・・
・蛍光ランプ、４．２１，３０，４２・・・バルブ、５
，１０・・・メタルキャップ、５ｂ、２３・・・嵌合凸
部（支持部）、６・・・内向係止爪、６ｂ・・・嵌合凹
部、１０ｂ。 ３３．４１・・・嵌合孔（支持部）、１１・・・嵌合ピ
ンＮ６１合突部）、２０，３２，４０・）ｌ／Ｌ、プＬ
／−ト。 ＄　ｌ　図 タノ 第　３　回 ＦＡ）　　　　第４図 Δｆ ＄　５　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数本のバルブと、このバルブの複数本の端部どう
   しを少なくともこの放電路を臨む面には電気絶縁被膜を
   被覆した金属製の連結部材とにより、気密に連結して１
   つの屈曲放電路を形成した蛍光ランプと、口金を装着す
   るカバーに上記蛍光ランプを支持する支持基体を設ける
   口金複合部材とを有する口金付蛍光灯装置において、上
   記蛍光ランプは金属製連結部材に形成した支持部によっ
   て口金複合部材に支持固定されていることを特徴とする
   口金付蛍光灯装置。 ２、上記口金複合部材および上記連結部材のいずれか一
   方に嵌合凸部を、その他方にこの嵌合凸部と嵌合する嵌
   合凹部ないし孔をそれぞれ設けたことを特徴する特許請
   求の範囲第１項に記載の口金付蛍光灯装置。