JPS62228530A - 構造物の沈設方法

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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は構造物の沈設を均等に行う、構造物の沈設方
法に関するものである。

（発明が解決しようとする問題点）地上で構築された構造物を沈設する、いわゆるケーソン
の沈設に際しては通常地盤の性質が均一でないため構造
物の傾斜を修正しながらこれを行う必要がある。

この構造物沈設時の傾斜は主として刃口部分の地盤強度
や透水性の相違によって生ずるもので、一般にその修正
は容易でないだめ沈設作業には慎重を要する。

この発明はこうした地盤強度等の相違による傾斜を回避
し、構造物の均等な沈設を行う目的からなされたもので
、沈設に先立って刃口部分の地盤改良を行うことにより
これを解決しようとするものである。

（問題点を解決するだめの手段）本発明では構造物の刃口下の地盤を部分的に帯状にボー
リングし、その結果によりその箇所に地盤強度や透水性
等を均質にするための地盤改良を施し、地質を調整する
ことにより構造物を均等に沈設することを可能にする。

地盤改良は構造物が均等に沈下するよう刃口部分の地盤
の状態を均一にする目的で行われ、ボーリング調査に基
づき、地盤の性質に応じてその強度、透水性等を調整す
る。

具体的には強度が大きい場合には刃口部分に砂や粘土等
を混入して強度を小さくし、逆に小さい場合にはセメン
ト類の地盤硬化剤等により・強度を高め、地盤の性質を
均等にする。

（実施例）以下本発明を一実施例を示す図面に基づいて説明する。

この発明は地上で構築された構造物Ａの沈設に先立って
その刃口１下の地盤を部分的にボーリングし、刃口１部
分の地質を全体的に均質化した後に構造物Ａをそのスラ
ブ２下を掘削しながら地中４゜に沈設する方法である。

地盤改良は地盤の状態を均質化するとともに、構造物Ａ
の沈下速度を適度に保つために行われるもので、第１図
に示すように全体のバランスを考え、改良部分、面積、
そして第２図のようにその深さを調整して行われる。

図中ａは地盤改良部分を、ｂは非改良部分を示す。

強度が大きい地盤の場合には地盤改良として砂もしくは
粘土を入れる等して強度を弱め、一方強度が小さい場合
には地盤硬化剤を入れ、地盤の状態に応じて適当な地盤
改良を施す。　　　・地盤改良作業が終了したところで
構造物Ａの沈設を行う。

（発明の効果）この発明は以上の通りであり、刃口部分の地盤を改良し
た後に、構造物を沈設する方法であるため沈設時の構造
物の傾斜を小さく抑えることができ、構造物の均等な沈
設が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は地盤改良部分を示した平面図、第２図はその一
部を示した斜視図である。Ａ：構造物、１：刃口、２ニスラブａ：改良部分、ｂ＝非改良部分。第　２　図第１１！Ｉ

【特許請求の範囲】