JPS6222699Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6222699Y2 JPS6222699Y2 JP1982096733U JP9673382U JPS6222699Y2 JP S6222699 Y2 JPS6222699 Y2 JP S6222699Y2 JP 1982096733 U JP1982096733 U JP 1982096733U JP 9673382 U JP9673382 U JP 9673382U JP S6222699 Y2 JPS6222699 Y2 JP S6222699Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- transmission
- oil pump
- lubrication
- nozzle
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 31
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 claims description 13
- 230000009194 climbing Effects 0.000 claims description 8
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 6
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 6
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 58
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は大型自動車の登坂時におけるトランス
ミツシヨンの歯車の潤滑性能の向上に関する。
ミツシヨンの歯車の潤滑性能の向上に関する。
従来大型トラツクのトランスミツシヨンはトラ
ンスミツシヨンケース内に蓄えられているオイル
をカウンターシヤフトに取付けられている歯車
が、かき上げるオイルによつて歯車の潤滑を行な
つている。一方航空機においては一組の歯車に対
してオイルを噴射するようにした技術が特公昭48
−30097号公報に開示されている。
ンスミツシヨンケース内に蓄えられているオイル
をカウンターシヤフトに取付けられている歯車
が、かき上げるオイルによつて歯車の潤滑を行な
つている。一方航空機においては一組の歯車に対
してオイルを噴射するようにした技術が特公昭48
−30097号公報に開示されている。
しかるに従来のはねかけ式潤滑においては、車
輛の登坂時にトランスミツシヨンが傾斜した際ト
ランスミツシヨン前部の歯車のオイルが不足する
場合があり、このような場合を考慮して十分なオ
イルを蓄えておくと重量が増大するとともに平坦
路を高速で走行する場合多量のオイルが歯車で撹
拌されるので温度が上昇し、オイルが劣化しやす
い等の問題がある。
輛の登坂時にトランスミツシヨンが傾斜した際ト
ランスミツシヨン前部の歯車のオイルが不足する
場合があり、このような場合を考慮して十分なオ
イルを蓄えておくと重量が増大するとともに平坦
路を高速で走行する場合多量のオイルが歯車で撹
拌されるので温度が上昇し、オイルが劣化しやす
い等の問題がある。
一方上記の航空機の例ではオイルポンプを歯車
箱とは別に設けてオイル噴射のみにより潤滑する
例が示されている。このようにオイルポンプの駆
動源を別に設けることは製品のコストの上昇を招
き好ましくない。
箱とは別に設けてオイル噴射のみにより潤滑する
例が示されている。このようにオイルポンプの駆
動源を別に設けることは製品のコストの上昇を招
き好ましくない。
本考案は、トランスミツシヨンの油量を適正に
すると共に登坂時にオイルの不足する歯車に十分
なオイルを供給することができかつコストの安い
自動車用トランスミツシヨンの潤滑装置を提供す
ることを目的とする。
すると共に登坂時にオイルの不足する歯車に十分
なオイルを供給することができかつコストの安い
自動車用トランスミツシヨンの潤滑装置を提供す
ることを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案ではトランス
ミツシヨンと該トランスミツシヨンの後部低位置
に設けられ且つカウンターシヤフトギヤによつて
駆動されるオイルポンプと上記トランスミツシヨ
ンのケースの前部側壁に設けられ且つ登坂時に油
量が不足する歯車にオイルを噴射するノズルと上
記オイルポンプと上記ノズルとを連絡する配管と
から構成され、はねかけ式潤滑とオイル噴射によ
る潤滑とを併用したことを特徴とするものであ
る。
ミツシヨンと該トランスミツシヨンの後部低位置
に設けられ且つカウンターシヤフトギヤによつて
駆動されるオイルポンプと上記トランスミツシヨ
ンのケースの前部側壁に設けられ且つ登坂時に油
量が不足する歯車にオイルを噴射するノズルと上
記オイルポンプと上記ノズルとを連絡する配管と
から構成され、はねかけ式潤滑とオイル噴射によ
る潤滑とを併用したことを特徴とするものであ
る。
〔作 用〕
高速走行時のトランスミツシヨンの油温を適正
な値に保つことによりオイルの劣化を防止し且つ
登坂時にオイルが不足する歯車に向けて常時オイ
ルが噴射されているので歯車の焼付を防止するこ
とができる。
な値に保つことによりオイルの劣化を防止し且つ
登坂時にオイルが不足する歯車に向けて常時オイ
ルが噴射されているので歯車の焼付を防止するこ
とができる。
以下実施例を図について説明する。
第1図はトランスミツシヨンの本考案に係る潤
滑系統説明図である。1はエンジン、2はトラン
スミツシヨン、3はラジエータでその前面にオイ
ルクーラー4,4′を装備する。第1図、第4図
及び第5図に示すようにオイルポンプ5はトラン
スミツシヨンの内で最後部であるオーギジリアリ
ーミツシヨン17の後部低位置に設けられカウン
ターシヤフト18にギヤ19を介して取付けられ
ており、油はオーギジリアリーミツシヨン17の
低位置から吸入孔16及び吸込管20を経由して
オイルポンプ5に吸込まれる。オイルポンプ5の
吐出管21はオイルフイルター6に連結され、油
は過されて車輛の前方に送られ、エンジン前面
に設置されているオイルクーラー4と4′を順次
通過して冷却される。
滑系統説明図である。1はエンジン、2はトラン
スミツシヨン、3はラジエータでその前面にオイ
ルクーラー4,4′を装備する。第1図、第4図
及び第5図に示すようにオイルポンプ5はトラン
スミツシヨンの内で最後部であるオーギジリアリ
ーミツシヨン17の後部低位置に設けられカウン
ターシヤフト18にギヤ19を介して取付けられ
ており、油はオーギジリアリーミツシヨン17の
低位置から吸入孔16及び吸込管20を経由して
オイルポンプ5に吸込まれる。オイルポンプ5の
吐出管21はオイルフイルター6に連結され、油
は過されて車輛の前方に送られ、エンジン前面
に設置されているオイルクーラー4と4′を順次
通過して冷却される。
次いで油はトランスミツシヨンの前部歯車に近
い側壁からノズル7,7′によつて、之等の歯車
の歯面に向つて噴射される。
い側壁からノズル7,7′によつて、之等の歯車
の歯面に向つて噴射される。
第2図は上記噴射ノズル7,7′のB−B断面
側面図、第3図はA−A断面正面図である。8は
トランスミツシヨンケースの側壁でノズル取付用
の座9を設け、これにネジ孔を明ける。次いで同
径のネジを有するノズル10をねじ込むが、パツ
キンを入れてアイジヨイント11を一緒に締め付
ける。圧力を持つた油は油入口12よりアイジヨ
イント11内の空間13を充たし、孔14よりノ
ズル10内に入り、先端の小孔15より歯車に向
つて噴射する。
側面図、第3図はA−A断面正面図である。8は
トランスミツシヨンケースの側壁でノズル取付用
の座9を設け、これにネジ孔を明ける。次いで同
径のネジを有するノズル10をねじ込むが、パツ
キンを入れてアイジヨイント11を一緒に締め付
ける。圧力を持つた油は油入口12よりアイジヨ
イント11内の空間13を充たし、孔14よりノ
ズル10内に入り、先端の小孔15より歯車に向
つて噴射する。
第4図はオイルポンプ5の取付状況を示すもの
で、トランスミツシヨンの後部にオーキジリアリ
ートランスミツシヨン17が設けられており、こ
のオーギジリアリートランスミツシヨン17の後
端部にカウンターシヤフト18で駆動されるギヤ
19によりオイルポンプ5が駆動される。
で、トランスミツシヨンの後部にオーキジリアリ
ートランスミツシヨン17が設けられており、こ
のオーギジリアリートランスミツシヨン17の後
端部にカウンターシヤフト18で駆動されるギヤ
19によりオイルポンプ5が駆動される。
第5図はトランスミツシヨンケースを後方から
見た図であつて、オーギジリアリートランスミツ
シヨン17ケースの低部側壁にオイルの吸入孔1
6を設けてあり、ここから吸入管20によりオイ
ルポンプ5に吸入され、吐出管21によりオイル
フイルタ6に送られる。
見た図であつて、オーギジリアリートランスミツ
シヨン17ケースの低部側壁にオイルの吸入孔1
6を設けてあり、ここから吸入管20によりオイ
ルポンプ5に吸入され、吐出管21によりオイル
フイルタ6に送られる。
オイルポンプ5はカウンターシヤフト18と共
に常時回転しているが、登坂時にオイルが不足す
る歯車にのみ送ればよいので小型のトロコイドポ
ンプで十分である。
に常時回転しているが、登坂時にオイルが不足す
る歯車にのみ送ればよいので小型のトロコイドポ
ンプで十分である。
以上の説明で明らかなように本考案は、はねか
け式潤滑とオイルポンプによるオイル噴射の潤滑
を併用したので、登坂時のオイル不足を考慮する
ことなくまた高速走行時の油温上昇を招くことも
なく、オイルの量を適正な量に設計することがで
きる。
け式潤滑とオイルポンプによるオイル噴射の潤滑
を併用したので、登坂時のオイル不足を考慮する
ことなくまた高速走行時の油温上昇を招くことも
なく、オイルの量を適正な量に設計することがで
きる。
考案者の実験においては従来16のオイルが必
要であつたものが、本考案の実施により12で十
分な潤滑を行なうことができた。
要であつたものが、本考案の実施により12で十
分な潤滑を行なうことができた。
第1図は本考案に係るトランスミツシヨンの潤
滑系統図、第2図は油噴射ノズルの取付を示すB
−B断面側面図、第3図は同じくA−A断面正面
図、第4図はオイルポンプの断面図、第5図はト
ランスミツシヨンの後部のオイルポンプの取付け
状況を示す図である。 2……エンジン、2……トランスミツシヨン、
4,4′……オイルクーラー、5……オイルポン
プ、6……オイルフイルター、7,7′………オ
イルノズル、11……アイジヨイント、15……
ノズル小孔、16……オイル吸入孔、18……カ
ウンターシヤフト、19……オイルポンプ駆動ギ
ヤ、20……吸入管、21……吐出管。
滑系統図、第2図は油噴射ノズルの取付を示すB
−B断面側面図、第3図は同じくA−A断面正面
図、第4図はオイルポンプの断面図、第5図はト
ランスミツシヨンの後部のオイルポンプの取付け
状況を示す図である。 2……エンジン、2……トランスミツシヨン、
4,4′……オイルクーラー、5……オイルポン
プ、6……オイルフイルター、7,7′………オ
イルノズル、11……アイジヨイント、15……
ノズル小孔、16……オイル吸入孔、18……カ
ウンターシヤフト、19……オイルポンプ駆動ギ
ヤ、20……吸入管、21……吐出管。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 トランスミツシヨンと、該トランスミツシヨン
の後部低位置に設けたオイルポンプと、 上記トランスミツシヨンのケース側壁に設けら
れかつ上記トランスミツシヨン前部に配設され登
坂時に油量が不足する歯車に油を噴射するノズル
と、 上記オイルポンプと上記ノズルとを連絡する配
管とから構成され、はねかけ式潤滑とオイル噴射
による潤滑とを併用したことを 特徴とするトランスミツシヨンの潤滑装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9673382U JPS593057U (ja) | 1982-06-29 | 1982-06-29 | トランスミツシヨンの潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9673382U JPS593057U (ja) | 1982-06-29 | 1982-06-29 | トランスミツシヨンの潤滑装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS593057U JPS593057U (ja) | 1984-01-10 |
JPS6222699Y2 true JPS6222699Y2 (ja) | 1987-06-09 |
Family
ID=30230407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9673382U Granted JPS593057U (ja) | 1982-06-29 | 1982-06-29 | トランスミツシヨンの潤滑装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS593057U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6223839A (ja) * | 1985-07-25 | 1987-01-31 | Aisin Warner Ltd | 車両用トランスファ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4830097A (ja) * | 1971-08-23 | 1973-04-20 |
-
1982
- 1982-06-29 JP JP9673382U patent/JPS593057U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4830097A (ja) * | 1971-08-23 | 1973-04-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS593057U (ja) | 1984-01-10 |
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