JPS62225542A - 耐ブロツキング性エチレン系重合体フイルムの製造方法 - Google Patents

耐ブロツキング性エチレン系重合体フイルムの製造方法

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JPS62225542A
JPS62225542A JP6878986A JP6878986A JPS62225542A JP S62225542 A JPS62225542 A JP S62225542A JP 6878986 A JP6878986 A JP 6878986A JP 6878986 A JP6878986 A JP 6878986A JP S62225542 A JPS62225542 A JP S62225542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
ethylene
barium sulfate
sulfate powder
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP6878986A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Fukui
福井 八州雄
Yoshiaki Izawa
義昭 伊澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP6878986A priority Critical patent/JPS62225542A/ja
Publication of JPS62225542A publication Critical patent/JPS62225542A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、そのままではブロッキングしやすいエチレン
系重合体フィルムのブロッキング防止に関するものであ
る。さらに詳しくいえば、本発明は、フィルムのもつ良
好な透明性及び色相を損うことなく、かつフィルムに摩
擦による白濁がほとんど生じることのない耐ブロツキン
グ性lエチレン系重合体フィルムの製造方法に関するも
のである。
従来の技術 従来、ポリオレフィン系フィルム、特に密度が0.94
f/7−未満の中低密度ポリエチレンやエチレン単位が
70重量%以上のエチレン系共重合体の無添加フィルム
はブロッキング性が大きいという欠点1に有することが
知られている。
このブロッキング性は、チューブ状やフラット状などの
フィルムの形態、あるいはフィルムの製法を問わず、共
通な問題であり、重ね合わさnたフィルムを一枚一枚剥
離することを著しく困難にするもので、フィルムの使用
の際に著しい障害となる。
このようなブロッキングを防止するためには。
無機光てん剤の配合が■効であることが知らnており、
ポリエチレンフィルムには、これまでアンチブロッキン
グ剤として、シリカ粉末が用いら1てきた。
しかしながら、アンチブロッキング剤として、シリカ粉
末を使用した場合、フィルムの透明性が低下する上に、
取扱いや運搬などの際に、摩擦によりフィルムが損傷し
、白濁化するため、製品フィルムは外観上の品質が著し
く低下して、その商品価値が低下するのを免れない。
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、このようなアンチブロッキング剤とし
てシリカ粉末を用いる従来の耐ブロツキング性エチレン
系重合体フィルムの欠点を改良し、フィルムの良好な透
明性及び色相を損うことなく。
かつフィルムに摩擦による白濁がほとんど生じない、耐
ブロツキング性エチレン系重合体の製造方法を提供する
ことにある。
問題点を解決するための手段 本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、エチレン系重合体
に、特定の粒径をMする沈降性硫酸バリウム粉末を所定
の割合で配合してフィルム成形することによシ、前記目
的を達成しうろこと全見出し、この知見に基づいて本発
明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、中低密度ポリエチレン。
エチレンを主体とするエチレン系共重合体及びこれらの
混合物の中から選ばれた樹脂に、平均粒径0.1〜10
μmの沈降性硫酸バリウム粉末を、その樹脂重量に基づ
き0.01〜1重量%の割合で配合してフィルム成形す
ることを特徴とする耐ブロツキング性エチレン系重合体
フィルムの製造方法を提供するものである。
本発明で用いられるフィルム基材は、密度が0.94f
/cd未満のエチレンホモポリマー又はエチレンを主体
とするすなわちエチレン単位が70重87%以上のエチ
レン系共重合体あるいはこれらの混合物であって、アン
チブロッキング剤全添加しないと著しくブロッキングを
起すものである。
該エチレン系共重合体としては、例えばエチレン−α−
オレフィン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−メチルメタクリレート共重合体又はその金属
塩置換物、エチレン−エチルアクリレート共重合体又は
その金属塩置換体など。
それのみでフィルム化した場合にはブロッキングしやす
いエチレンの共重合体を挙げることができる。
本発明においては、アンチブロッキング剤とし平均粒径
0.1〜10μmの沈降性硫酸バリウム粉末が用いられ
る。この平均粒径が0.1μm未満のものではブロッキ
ング防止効果が得られず、また10μmを超えるとフィ
ルムの外観や光学的特性が著しく損われる。良好な透明
性とブロッキング防止効果を得るためには、平均粒径0
.8〜6μmの沈降性硫酸バリウム粉末を用いることが
好ましい。
本発明においては、前記沈降性硫酸バリウム粉末の配合
量は0.01〜1重量%、好ましくは0.03〜0.6
重量%の範囲で選ぶことが必要である。この量が0.0
1重量%未満ではブロッキング防止効果が低く、また1
重量%を超えるとフィルムの外観や光学特性が低下する
この配合量から明らかなように、本発明においては、増
量剤や補強剤などの目的で使用する充てん剤としての沈
降性硫酸バリウムの配合量範囲とは明白に異なるもので
ある。
なお、アンチブロッキング剤として硫酸カルシウム粉末
が提案さnているが(特公昭52−31896号公報)
、このものは、凝固性ヲ有し、かつ粒径が細かく、粒径
の揃ったものの入手が困難であり、しかも凝固性を有し
ているために、フィルムとした場合にその表面にザラツ
キがみられるなどの欠点を有している。
これに対し、本発明で用いる沈降性硫酸バリウム粉末は
、粒径の揃ったものの入手が容易であり、フィルムとし
た場合に、その表面にザラツキがみられず、かつ極めて
透明性の良好なフィルムが得ら几る。
本発明においては、該沈降性硫酸バリウム粉末を、例え
ば直接添加方式、マスターバッチ刃穴、スラリ一方式な
ど、任意の方法き用い、エチレン系重合体に添加して混
練し、得らルた組成物をフィルムに成形する。この際、
他の添加剤として滑剤が通常併用される。
発明の効果 本発明方法によると、中低密度ポリエチレンフィルムや
エチレンを主体とするエチレン系共重合体フィルムの最
大の欠点であるブロッキング性を大幅に改善することが
でき、しかも従来のブロッキング防止法のもつ欠点が改
良され、得ら几たフィルムは良好な透明性及び色相を有
し、かつ摩擦による白濁が極めて少ない。
実施例 次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。
なお、フィルムは下記の方法により評価した。
フィルム外観°フィルムの透視外観を観察した。
白斑点:シェーカーにてフィルム同士を滑らせた場合の
白斑点のつきやすさを観察した。
透明性゛ヘイズ ASTM D−1003により測定光
沢度 ASTM D−2457によシ測定透明度 平行
透過、標準値10.00に対する比較値 ブロッキング: ASTM D−1893により測定(
数値カ低いとブロッキングが少な く、実用上好ましい。) 実施例I ポリエチレンとして、密度0.923 f/i、メルト
インデックス3.(1/10分の高圧法により製造した
低密度ポリエチレン樹脂ベレットを用い、これに、アン
チプロツキフグ剤として、平均粒径′5μmの沈降性硫
酸バリウム粉末をそれぞれ帆05重量%、0.1重置部
、0.15重量係配合し、さらに滑材としてエルカ酸ア
ミド0.1重量%をそれぞれに配合して得られた組成物
をペレット化し、このベレット’lインフレ成形機によ
って、厚み35μmのフィルムに成形した。
フィルムの成形は、モダンマシナリ−5Q mmインフ
レ成形機を用い、グイ径1000.成形温度160℃、
ブロー比1.5で行った。
得らnたフィルムの評価結果を第1表に示す。
比較例1〜3 実施例1において、平均粒径5μmの沈降性硫酸バリウ
ム粉末の代シに、平均粒径12μの沈降性硫酸バリウム
粉末(比較例1)、クリカ粉末(比較例2)、硫酸カル
シウム粉末(比較例3)をそれぞれ帆1重置部配合する
以外は、実施例1と同様にしてフィルムを作成した。得
られたフィルムの評価結果を第1表に示す。
比較例・1 実施例1において、平均粒径5μmの沈降性硫酸バリウ
ム粉末の配合量全1.5重量%とする以外は、実施例1
と同様にしてフィルムを作成した。
得られたフィルムの評価結果を第1表に示す。
第1表から本発明の沈降性硫酸バリウムを使用すること
により、透明性の低下、摩擦による白濁の生成の欠点が
改良さするが、平均粒径が12μ。
の沈降性硫酸バリウムでは透明性の改良効果が不十分で
あることは明らかである。
また硫酸カルシウムは、白濁の生成は少ないが、フィル
ム表面にザラツキがあシ、フィルム外観が劣る。
実施例2.比較例5 樹脂成分として、メルトインデックス2.8r/10分
、酢酸ビニル単位歯t6重量%のエチレン−酢酸ビニル
共重合体を用い、アンチブロッキング剤として、平均粒
径5μmの沈降性硫酸バリウム粉末0.2重量%全配合
する他は、実施例1と同様の方法でフィルム評価した結
果をシリカ粉末0.1重量%を配合した比較例5と共に
第2表に示す。
第    2    表

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 中低密度ポリエチレン、エチレンを主体とするエチ
    レン系共重合体及びこれらの混合物の中から選ばれた樹
    脂に、平均粒径0.1〜10μmの沈降性硫酸バリウム
    粉末を、その樹脂重量に基づき0.01〜1重量%の割
    合で配合してフィルム成形することを特徴とする耐ブロ
    ッキング性エチレン系重合体フィルムの製造方法。
JP6878986A 1986-03-28 1986-03-28 耐ブロツキング性エチレン系重合体フイルムの製造方法 Pending JPS62225542A (ja)

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JPS62225542A true JPS62225542A (ja) 1987-10-03

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ID=13383839

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0412029A1 (en) * 1989-08-03 1991-02-06 Eastman Kodak Company Polyester compositions and articles produced therefrom

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0412029A1 (en) * 1989-08-03 1991-02-06 Eastman Kodak Company Polyester compositions and articles produced therefrom
WO1991002030A1 (en) * 1989-08-03 1991-02-21 Eastman Kodak Company Polyester compositions and articles produced therefrom

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