JPS62223933A - ブラウン管の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内部に螢光面を形成したガラスバルブと電子
銃構体を搭載したステム構体とを封止するブラウン管の
製造方法に関するものである。

〔従来の技術〕

一般にカラーブラウン管の製造工程において。

ガラスバルブの内部に螢光面、黒鉛電極を形成し、シャ
ドウマスク等を装着した後、このガラスバルブネック部
開口端に、電子銃構体を搭載したステム構体が封止され
る。この場合、螢光面の中心点くおいて螢光面と電子銃
構体の中心軸とをほぼ直交させることが要求される。

この種の製造方法は、第８図（ａ）　、　（ｂ）にガラ
スバルブと電子銃構体との位置関係の平面図で示すよう
にパネル１＆の内面に螢光面１ｂ、黒鉛電極を形成し、
シャドウマスク等を装着したガラスバルブ１のパネル１
ａ外周面を基準となる図示しないバルブホルダのパネル
押え３ｍ、３ｂ、３ｃに当接させ、このパネル押え３ａ
、３ｂ、３ｃから決定された螢光面１ｂの水平方向の基
準軸Ｘ目−ＸＩ２と、この螢光面１ｂに対向配置される
電子銃構体１０の青（Ｂ）、緑（Ｇ）、赤（Ｒ）に対応
する電子ビーム通過孔１０１，１０ｚ、１０ｇのインラ
イン方向の水平軸Ｍ、−Ｍ２とのねじれ角度θを検出し
、このねじれ角度θをほぼ零となるように調整した後、
封止を行なっていた（特開昭５１−９７３６８号公報）
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

前述した製造方法によると、螢光面１ｂの水平方向の基
準軸Ｘ１ｓ　　Ｘｓｚ　は、ガラスパネル１＆の外周面
を基準として検出しておシ、そして、このガラスバルブ
ル１ａの外面寸法は材質、＃作土ある程度の寸法裕度を
有していることから、前述したねじれ角度θは±１．５
度程度が限界であった。一方、近年のカラーブラウンＴ
ｊ（ＣＲＴ）、カラーディスプレイ管（ＣＵＴ）、特に
高精細ＣＤＴでは、そのねじれ角度θは更に高精度に例
えば±０．３度以内が要求されておシ、このため１画面
の両端側に比較的大きなミスコンバーゼンスが常に発生
し。

画像品質を低下させるとともに、その調整工数が多大と
なシ、生産性を低下させるという問題があった。さらに
、前記基準軸Ｘｌｌ　　Ｘ１２及びこれと直交する第２
の基準軸Ｙｌｌ　　Ｙ１２のそれぞれに対する電子銃構
体の管軸と平行方向の中心軸が直交しないという問題も
あった。　　　　“本発明は、螢光面の中心点において
螢光面と電子銃構体の長さ方向中心軸とを高精度で直交
させ、ダイナミックコンバーゼンス特性を改善し、尚品
質の画像が得られるブラウン管を生産性良く得ることが
できるブラウン管の製造方法を提供することを目的とし
ている。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明によるブラウン管の製造方法は、螢光面の中心点
において螢光面と電子銃構体の中心軸とをほぼ直交させ
た後にガラスバルブネック部と電子銃構体を搭載したス
テム構体とを加熱加工して」封止するものである。

〔作用〕

本発明においては、第９図に示すように螢光面１ｂの水
平中心軸Ｘｌ−Ｘ２と電子銃構体１０の電子ビーム通過
孔１０し１０ｚ　、１０３　　のインライン方向の水平
軸ｘ３−ｘ、と全平行にするとともに、螢光面１ｂ中心
点Ｘｏの垂直軸２．−２２と電子銃構体１０中心軸Ｚ３
−Ｚ、と全同軸化するべく制御される。

〔冥施例」 次に図面を用いて本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明によるブラウン管の製造方法の一実施例
を説明するための製造装置を示す構成図である。同図に
おいて、１は内部に螢光面、黒鉛電極およびシャドウマ
スク等が装着されたガラスバルブであり、このガラスバ
ルブ１には第２図に示すようにパネル１ａ内の螢光面１
ｂの両端側に。

シャドウマスク孔から設定された例えば螢光体からなる
２個の目印１ｃ、Ｉｄが形成されておシ、この目印１ｃ
、ｌｄを結ぶ仮想線が螢光面１ｂの水平方向の基準とな
る水平軸Ｘ３−Ｘ４を形成している。また、目印１ｃ、
ｌｄの中央点が螢光面１ｂの中心点となる。したがって
この水平軸Ｘ３　Ｘ４はパネル１ａの外形から設定され
る基準線とは必らずしも一致していない。２はこのガラ
スノくルプ１を保持するバルブホルダであシ、このバル
ブホルダ２にはガラスパルプ１のパネル１ａ外Ｍｌ？ｆ
ｊがパネル押え３により保持される。４はガラスバルブ
１のファンネル部１ｅを保持するサドル、５はパルプホ
ルダ２およびサドル４ｔ−保持するホルダ受けでアシ、
このホルダ受け５は、内部にスライド部６を有し互いに
矢印Ａ−Ａ’方向に自在に回動する第１のホルダ受け５
＆と第２のホルダ受け５ｂとネック部を固定するネック
クランプ機構５Ｃとから構成されている。７は第２のホ
ルダ受け５ｂを固定するサポートである。８は第２のホ
ルダ受け５ｂ上に固定配置された例えばパルスモータ等
からなる駆動装置で、１、この駆動装置８の歯車８ａが
第１のホルダ受け５＆に噛合され、この駆動装置８に入
力されるパルス信号によシ第１のホルダ受け５ａが前述
した矢印Ａ−Ａ’方向に所定のピッチで回動される。し
たがって、サポート７上に固定配置された第２のホルダ
受け５ｂに、スライド部６を介して第１のホルダ受け５
ａ上に搭載されたガラスバルブ１．バルブホルダ２．お
よびサドル４等が一体となって駆動装置８の駆動によシ
矢印Ａ−Ａ’方向に回動される。９は電子銃構体１０を
搭載したステム構体１１が装着されガラスパルプ１と同
軸上に配置されたマウントビンシャフト、１２はマウン
トビンシャフト９のｘ−ｙ方向の移動および傾斜角度の
修正が可能となる駆動装置である。なお、ここで用いら
れる電子銃構体１０は、第３図に示すようにステムビン
１１＆が植設されたステムガラス１１ｂ上に、カソード
に、第１グリツドＧ１＋第２グリツドＧ２１第３グリツ
ドＧ３Ｔ第４グリツドＧ４．第５グリツドＧ５＋第６グ
リツドＧ６および第７グリツドＧ７が順次所定の寸法で
積層されビードガラス１０ａにより支持固定されて構成
され、この第３グリツドＧ３の外面には第４図に示すよ
うにその電子銃構体１０の中心軸方向と平行な方向の直
交する２つの側面に少なくとも各々の面に電子銃構体１
０の中心軸と平行に２組の基準目印１０４．１０ｇおよ
び１０６゜１０７が離間して形成され、この目印１０４
，１０５および１０６，１０７を結ぶ仮想線からなる基
準軸Ｍ！Ｍ２およびＭ３−Ｍ４が形成されている。また
。

この第３グリツドＧ３の基準目印１０６　と対称な側面
にはさらに基準目印１０８　を有し、これらの目印１０
ａ　、１０ｇの中心金結ぶ軸ＭＳ−Ｍ６は電、子銃構体
１０の中心軸と直角になるように目印１０ｇの位置を定
めている。また、第１図において、１３．１４．１５は
前述したマウントピンシャフト９の長さ方向と平行に同
軸上に配置されかつ前述した第３グリツドＧ３の目印１
０４−１０５および１０６，１０７，１０１１をそれぞ
れ撮像する第１のＩＴＶカメラ、第２のＩＴＶカメラお
よび第３のＩＴＶカメラ、１９は第１のＩＴＶカメラ１
３により撮影した目印１０４．１０５および第２ノ工Ｔ
ｖカメラ１４により撮影した目印１０６，１０７および
第３のＩＴＶカメラ１５により撮影した目印１０８の画
面白基準線からの絶対位置をそれぞれ測定する画像処理
部、２０は第３グリツドＧ３のＭｌ−Ｍ２軸とＭ３−Ｍ
４軸との螢光面１ｂの中心点の垂直ｍＺ＋　　Ｚ２に対
する傾斜角度を検出しその補正する角度を演算する認識
演算部である。２１はモニタテレビ、２２．２３はガラ
スバルブ１と対向されかつパネル１ａ上の螢光面１ｂ水
平軸Ｘ３　　Ｘ４方向に形成された基準点目印１ｃ、１
ｄ　（第２図参照）をそれぞれ撮像する第４のＩＴＶカ
メラ、第５のＩＴＶカメラ、２４は第４のＩＴＶカメラ
２２．第５のＩＴＶカメラ２３によシ撮影した基準目印
１ｃ、１ｄの画面白基準線からの絶対位置をそれぞれ測
定する画像処理部、２５は螢光面１ｂの水平軸Ｘ３　　
Ｘ４を決定し、また螢光面１ｂの中心座標を演算する認
識演算部、２６はモニタＴＶ、２７は水平軸Ｘ５−Ｘ４
　　＋螢光面１ｂの中心座標、第３グリツドＧ３のＭＩ
　　Ｍ２　１Ｍ３　　Ｍ４　　ＴＭ５　　Ｍｓ　　の各
軸を記憶し、駆動装置８，１２にそれぞれその補正制御
動作の実行を命令する中央処理装置（ＣＰＵ）である。

次に、このように構成されるブラウン管の製造装置の動
作を第５図（、）　、　（ｂ＞および第６図（ａ）　、
　（ｂ）を用いて説明する。なお、これらの図において
は（、）図はフローチャートを示し、（ｂ）図はその工
程での状況を示している。

第５図において、まず、ステップ１００で第３のＩＴＶ
カメラ２２および第４のＩＴＶカメラ２３を動作させ、
その撮影によ）パネル１ａの有無を検出し是後、パネル
１ａが存在したときステップ１０１で第３のＩＴＶカメ
ラ２２．第４のＩＴＶカメラ２３Ｑ撮影によシバネル１
ａ上の基準目印１ｃ、１ｄを撮影するとともにその拡大
像をモニタＴＶ２６のディスプレイ画面内にそれぞれパ
ターン懺示させる。次にステップ１０２で画像処理部２
４によりディスプレイ画面内に表示される各画面基準線
からの各基準目印１ｃ、１ｄの拡大像中心までの絶対位
Ｋ　Ｌ３　、Ｌ＜をそれぞれ測定し、ステップ１０３で
認識演算部２５によシ第３グリッドＧ３の目印１０６゜
１０８の基準軸Ｍ５−Ｍ、に対する螢光面１ｂの水平軸
Ｘ３−Ｘ４　との平行度を検出し完全平行化する角度を
演算しその補正角度をＣＰＵ　２７に記憶させる。次に
ステップ１０４でＣＰＵ　２７からの命令信号により駆
動装置８のアクイメントパルスモータを駆動させてガラ
スバルブ１をＡ−Ａ’力方向回転させて第３グリツドＧ
３の目印１０ｇ、１０ｇの基準軸ＭＭ　−Ｍｌｌ　と直
交化させる。

次に第６図において、まず、ステップ１１０で第１のＩ
ＴＶカメラ１３および第２のＩＴＶカメラ１４の撮影に
よシ這子銃構体１０の有無全検出した後。

電子銃構体１０が存在したときにステップ１１１で駆動
装置１２に連結されたマウントビンシャフト９のクラッ
チを解放し、ステップ１１２で第１のＩＴＶカメラ１３
．第２のＩＴＶカメラ１４により第３グリツドＧ３の基
準目印１０４−１０５および１０．。

１０７の拡大像を撮影するとともにモニタＴＶ２１のデ
ィスプレイ画面内にそれぞれ表示させる。次にステップ
１１３で画像処理部１９によシブイスプレイ画面内に表
示される各画面基準線からの各目印１０４．１０５およ
び１０６，１０７までの絶対位置ＬｅｅＬ２およびＬｓ
　ｒ　Ｌ４をそれぞれ測定し、ステップ１１４で認識演
算部２０によシ螢光面１ｂの水平軸′Ｘａ　　Ｘ４から
演算した中心座標ＸＯに直交するパルプ中心軸ｚ、−ｚ
、ｔｑ第３グリッドＧ３の目印１０４，１０１１および
１０６．１０７の基準軸Ｍｌ　−Ｍ２およびＭ３−Ｍ４
との傾斜角度を検出し、直交させる角度を演算し、その
補正角匿をＣＰＵ　２７に記憶させる。また、その後バ
ルブ中心軸Ｚｓ−２２と電子銃構体中心軸ｚ３−ｚ４と
のずれ量を演算し記憶させる。次にステップ１１５でＣ
ＰＵ　２７からの命令信号によシ駆動装置１２のアライ
メントパルスモータを駆動させてマウントビンシャフト
９を傾斜または水平移動させ、バルブ中心軸ｚ１−２２
と電子銃中心軸Ｚ３−２４　とを同軸化させる。そして
、例えば傾斜角度が±０．３度以上となったときは前述
したステップ１１２に戻って再度測定、演算を行ない、
再度実行する。傾斜角度が±０．３度以下となったとき
はステップ１１６でマウントビンシャフト９のクラッチ
が固定される。しかる後、駆動装置１２によシマラント
ピンシャフト９を矢印Ｃ方向に所定の距離だけ上昇させ
、第７図に示すようにネック部１Ａと電子銃構体１０を
搭載したステムガラス１１Ａとを接触させ、封止装置の
ガスバーナ３０により発生させた炎３１でその外周面を
加熱加工し溶着させて封止する。

このような方法によれば、螢光面１ｂの水平軸Ｘａ　　
Ｘ４から求めた中心座標ＸＯに直交するｚｌ−ＺＺ軸と
第３グリッドＧ３ノ目印１０４，１０１１オよび１０ａ
＝ＩＱｙの中心軸Ｍｌ−Ｍ、およびＭ３−Ｍ４との傾酬
角度が高精度で一致させることができるので、ガラスバ
ルブ１の水平方向と電子銃構体１０の中心軸との傾きが
±０．３度以内に設定され、ダイナミックコンバーゼン
ス特性のレベルを大幅に向上させることができる。また
、これによって偏向ヨークによる調整作業が極めて容易
かつ短縮され、生産性を向上させることができる。

なお、前述した実施例においては、ガラスパルプ１と電
子銃構体１０とを直交化させるのＫ、電子銃構体１０を
搭載したステムビンシャフト９を傾斜させたが、ガラス
パルプ１を保持するホルダ受け５を傾斜させても前述と
全く同様の効果が得られることは勿論である。

また１本発明の方法は、カレントレス方式、すなわち特
開昭５７−２１０５４２号公報に示すような構造のもの
ではバルブ開口端とステム構体とを突き合わせ封止する
構成であるから、仮にステム構体中心とバルブ中心とが
不一致となっても実用上封止に支障をきたすことが少な
いという効果が得られる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、螢光面の中心垂直
軸と電子銃構体の中心軸との傾斜角度が制御され、高精
度で一致され、また螢光面の水平軸と電子銃構体の電子
ビーム通過孔配列水平軸とのねじれ角度が制御され高精
度に平行化されて封止されるので、ダイナミックコンバ
ーゼンス特性の良好なブラウン管が生産性良く得られる
などの極めて優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるブラウン管の製造方法の一実施例
を説明するための製造装置の構成図、第２図はパネルを
示す平面図、第３図、第４図は電子銃構体を示す図、第
５図（ａ）　、　（ｂ）はガラスパルプの水平軸の検出
を説明する図、第６図は電子銃構体の水平軸の検出を説
明する図、第７図は封止方法を説明する図、第８図（ａ
）１缶）はパネルと電子銃構体との位置関係を示す平面
図、第９図は螢光面と第３グリツドとの方向性を説明す
る斜視図である。 １・・・−カラスバルブ　ｉＢ拳・・・パネル。 １ｂ・・・・螢光面、１ｃ、Ｉｄ・・・・目印、１ａ・
・嗜・７アンネル部、２−・・・バルブホルダ。 ３・・・・パネル押え、４・・・・サドル、５゜ｓａ、
ｓｂ・・・・ホルダ受け、６・・・・スライド部、７・
・・・サポート、８・・・・駆動装置５８＆・・・・歯
車、９・・・・マウントビンシャフト、１υ・・・・電
子銃構体、１０＋　、１０２゜１０３・・・・電子ビー
ム通過孔、１０４，１０５゜１０ｓ　、１０７，１０ｓ
　　・・・・基準目印、１１・・・・ステム構体、１２
・・・・駆動装置、１３゜１４．１５・・・・ＩＴＶカ
メラ、１９・・・・画像処理部、２０・・・・認識演算
部、２１・・・−モ＝りＴｖ、２２．２３−−−−　Ｉ
ＴＶカメラ。 ２４・・・・画像処理部、２５・・・・認識演算部、２
６・・・・ＣＰＵ、３０・・・・バーナ、３１・・・・
炎。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、ガラスバルブ内螢光面の中心点およびステム構体に
   搭載された電子銃構体の中心軸を検出するとともに前記
   螢光面の中心点を通る垂直軸と電子銃構体の中心軸とを
   ほぼ一致させた後に前記ガラスバルブネック部とステム
   構体とを加熱加工することを特徴としたブラウン管の製
   造方法。