JPS62223494A - 冷風機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、人体や室内に向けて冷風を送るための冷風機
の改良゛に関するものである。

従来の技術 人体に向けて風を送る装置としては、従来より扇風機が
広く使用されている。

また、より効率の良い機器として冷風機も普及している
。冷風機は、水を含んだ布をエンドレスに走行させなが
ら、そこにファンより空気を吹付けて水を気化させ、そ
の気化時の吸熱作用により空気の温度そのものを下げる
ものである。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら扇風機は、汗が蒸発するときの吸熱作用に
より体感温度を下げる作用は有するものの、送られる風
そのものの温度は室内の空気の温度と同じであるため、
室内の温度が高いときは涼しさをそれほど感じないとき
がある。

この点冷風機は、順風機に比べれば冷風が得られるので
有利であるが、その温度低下効果は必ずしも充分ではな
く、また水を含んだ布に風が当るときの抵抗のため、フ
ァンの能力に比しては得られる風速が弱くかつ風量が小
さくなるという問題点があり、その結果風速、風量をあ
げようとすれば勢いモーターやファンとして定格の大き
いものを使用せねばならず、装置のコンパクト化、低価
格化に不利に作用した。

本発明は、このような状況に鑑み、コンパクトでありな
がら効率的に冷風を送る装置を提供することを目的とす
るものである。

問題点を解決するための手段 本発明の冷風機は、人体や室内に向けて冷風を送る装置
であって、送風機構（１）を有する機器に水を霧化させ
る霧化機構（２）を設置し、該霧化機構（２）から発生
した霧滴（Ｂ）を前記送風機構（１）の作動により生ず
る空気流（Ａ）と接触させ、もって−、；；滴（Ｂ）の
値化時の吸熱作用により前記空気流（Ａ）を冷却するよ
うに構成したことを特徴とするものであり、このような
特定の構造の冷風機を見出すことにより、上記目的を達
成するに奎っだ。

以ド、本発明の冷風機を詳Ｍ１１に説明する。

未発明における送風機構（１）を有する機器としては、
従来の扇風機のように大型のファンを備えたものが好適
に用いられる。また、従来のクーラーのように冷却機構
および送風機構を備えたものも好適に用いることができ
る。後渚の場合は、本発明の機構に改良することにより
冷却機能が一段と向Ｊ−シ、また同一冷却能力を得よう
とするときは、クーラーの冷却機構をより能力の小さい
ものにすることができる。

送風機構（１）は、強弱数段階に風速を切換え可能にし
たり、首振りタイプとしたり、入出力タイマーを付設し
たり、タッチセンサーを付設したり、高低の高さを調節
できるようにしたりすることができる。

霧化機構（２）としては、超音波霧化装置を用いること
が特に好ましい。超音波霧化装置とは、水の中で水晶振
動子による高い周波数の超音波を発振し、水を細かな霧
とする装置である。なお場合によっては、霧化機構（２
）として遠心霧化式などの機構も採用できる。

超音波霧化装置を使用した場合は、そこから発生した霧
滴（Ｂ’ｌを該装置と付設の霧滴取出しファン（３）に
より取出して、前記送風機構（１）の作動により生ずる
空気流（Ａ）に接触させるようにすることが望ましい。

ここで言う霧滴取出しファン（３）とは、北記送風機構
（１）におけるファン等とは別個のものである。

本発明の冷風機は、室内用、車内用など任意の場所にお
いて用いることができる。

次に実施例をあげて本発明の冷風機をさらに説明する。

作　　　用 本発明の冷風機においては、霧化機構（２）から発生し
た霧′Ｗ４（Ｂ）は、霧化機構（２）に付設の霧滴取出
しファン（３）により取出される。霧化機構として超音
波霧化装置を用いれば、霧滴（Ｂ）の粒径は極めて小さ
いものとなり、気化しゃすいものとなる。霧滴（Ｂ）は
送風機構（１）の作動により生ずる空気流（Ａ）と接触
し、はとんど瞬間的に気化する。霧滴（Ｂ）の気化時の
吸熱作用により１ｍ記空気流（Ａ）は冷却され、人体に
心地よい冷気を感じさせる。

実　　施　　例 実施例１ 第１図は本発明の冷風機の一例を示した概念図である。

（１）は扇風機タイプの送風機構であり、（４）はプロ
ペラ状のファン、（５）はファン（４）を回転させるフ
ァンモータ、（６）は危険防市川の５網、（７）はハウ
ジングである。（Ａ）は空気流である。

（２）は霧化機構の・例としての超音波霧化装置であり
、（８）はタンク、（３）は霧滴取出しファン、（９）
は水晶振動子、（Ｃ）はタンク（８）中の水である。（
Ｂ）は霧滴である。

第２図は、第１図に示した装置の回路図である。

（１０）は超音波ユニット、（１１）は霧化調整ボリュ
ーム、（１２）はスイッチ、（１３）はコンデンサ、　
　（１４）はトランス、　　（１５）はヒユーズである
。（１６）は電源ランプ、（１７）は渇水スイッチ、（
１８）は渇水表示ランプ、（１９）は霧滴取出しファン
である。

（２０）は霧化停止スイッチであり、前記霧化調整ボリ
ューム（１１）と連動している。

（２１）は送風機構（１）作動用のスイッチ、（２２）
は送風機構（１）のファン（４）用のファンボリューム
、（５）は前述のファンモータ、（２３）はヒユーズで
ある。

第３図は、送風機構（１）の別の例を示した回路図であ
る。

（５）はモータ、　　（２４）は主コイル、　　（２５
）は補助コイル、（２６）はロータリースイッチ、（２
７）はコンデンサ、（２８）はりアクタンスである。

第２図のスイッチ（２１）をＯＮにし、あるいは第３図
のロータリースイッチ（２６）をＯの位置から１，２ま
たは３の位置に切換えれば、モータ（５）が作動し、フ
ァン（４）が回転する。一方、第２図の各スイッチをＯ
Ｎにすれば、超音波霧化装置（２）が作動を開始し、発
生した霧滴（Ｂ）は霧滴取出しファン（３）により取出
され、ファンの回転により生ずる空気流（Ａ）と接触し
、気化する。そして霧滴（Ｂ）気化時の吸熱作用により
空気流（Ａ）は冷却される。

モータ（５）のみを作動させ、超音波霧化装置（２）の
作動を停止卜すれば、室温の風のみが送られることにな
る。

発明の効果 本発明の冷風機においては、霧化機構（２）から発生し
た粒径の極めて小さい霧滴（Ｂ）は、送風機構（１）の
作動により生ずる空気流（Ａ）と接触してほとんど瞬間
的に気化するので、その気化時の吸熱作用により空気流
（Ａ）は冷却され、冷風が得られる。

また、冷風機構（１）や霧化機構（２）はコンパクトに
することができるので、冷風機全体もコンパクトとなり
、しかも低価格とすることができる。

よって、本発明は実用ヒの意義が大きいものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の冷風機の一例を示した概念図である。 第２図は、第１図に示した装置の回路図である。 第３図は、送風機構（１）の別の例を示した回路図であ
る。 （１）・・・送風機構、（２）・・・霧化機構、（３）
・・・霧滴取出しファン、（４）・・・ファン、（５）
モータ、（６）・・・危険防Ｗ用の網、（７）・・・／
＼ウジング、（８）・・・タンク、（９）・・・水晶振
動子、（１０）・・・ＪｄＪ　ｒｆ波ユニット、　　（
１１）・・・霧化調整ボリューム、　　（１２）・・・
スイッチ、（１３）・・・コンデンサ、（１４）・・・
トランス、（１５）・・・ヒユーズ、（１６）・・・電
源ランプ、（１７）・・・渇水スイッチ、（１日）・・
・渇水表示ランプ、（１９）・・・霧滴取出しファン、
（２０）・・・霧化停止Ｆスイッチ、（２１）・・・送
風機構（１）作動用のスイ・ンチ、（２２）・・・ファ
ン（４）川のファンボリューム、（２３）・・・ヒユー
ズ、（２４）・・・主コイル、（２５）・・・補助コイ
ル、（２ｆ３）・・・ロータリースイッチ１．（２７）
・・・コンデンサ、（２８）・・・リアクタンス、 （Ａ）・・・空気流、（Ｂ）・・・霧滴、（Ｃ）・・・
水特許出願人　　株式会社ウィング 代　理　人　　弁理士　大石征部。 Ｌ　、。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、人体や室内に向けて冷風を送る装置であって、送風
   機構（１）を有する機器に水を霧化させる霧化機構（２
   ）を設置し、該霧化機構（２）から発生した霧滴（Ｂ）
   を前記送風機構（１）の作動により生ずる空気流（Ａ）
   と接触させ、もって霧滴（Ｂ）の気化時の吸熱作用によ
   り前記空気流（Ａ）を冷却するように構成したことを特
   徴とする冷風機。 ２、霧化機構（２）が、超音波霧化装置である特許請求
   の範囲第１項記載の冷風機。 ３、霧化機構（２）から発生した霧滴（Ｂ）を霧化機構
   （２）に付設の霧滴取出しファン（３）により取出して
   、前記送風機構（１）の作動により生ずる空気流（Ａ）
   と接触させるようにしたことを特徴とする特許請求の範
   囲第２項記載の冷風機。 ４、送風機構（１）を有する機器が、扇風機タイプの送
   風機構である特許請求の範囲第１項記載の冷風機。 ５、送風機構（１）を有する機器が、クーラータイプの
   送風機構である特許請求の範囲第１項記載の冷風機。