JPS62221582A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPS62221582A
JPS62221582A JP6506486A JP6506486A JPS62221582A JP S62221582 A JPS62221582 A JP S62221582A JP 6506486 A JP6506486 A JP 6506486A JP 6506486 A JP6506486 A JP 6506486A JP S62221582 A JPS62221582 A JP S62221582A
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修 朝倉
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明彦 鋤柄
Yoshikazu Shibamiya
芳和 柴宮
Shigeru Mizoguchi
茂 溝口
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の産業上の利用分野〕 本発明は、出力装置例えば電子タイプライタ−、ファク
シミリ装置、パーソナルコンピュータ等の記録部に用い
られるプリンタ、あるいはワードプロセッサ等の、イン
クを有するインクシートを用いて、色情報に応じた色の
記録画像を得ることのできる記録装置に関するものであ
る。なお本発明には、前述色情報が異なる色を意味する
場合は勿論のこと、同じ色を意味する場合も含まれる。
〔従来の技術〕
従来、色情報に応じた色の記録画像を得ることのできる
記録装置では、幅方向に異なった色のインク層を塗布し
た幅の広いインクリボンを用いて、記録すべき色に応じ
てこのインクリボンを上下方向へ回動させることによっ
て、記録部へ所望の色のインク層を導ひかねばならなか
った。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで上記従来装置では、インクリボンを上下方向へ回
動させるための手段を必要とし、装置が大型化、複雑化
する問題点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本件出願人は先に、特願昭59−260403号
をもって、次のような技術を明らかにした。
即ち、被記録体上に鮮明な複数色の記録を行なうために
、支持体上に該支持体側から順に、互いに色調の異なる
第1インク層と第2インク層とを設け、前記支持体側か
ら熱エネルギーを印加した後、前記被記録体と支持体と
を剥離する際に、前記熱エネルギーを印加してから前記
両者を剥離するまでの時間を変化させることにより、被
記録体へ選択した色の記録像を形成するものである。
さらに本件出願人は、特願昭60−298831号で次
の様な技術を明らかにした。
即ち、支持体上に第1インク層と第2インク層との少(
とも2つのインク層を有し、該両インク層の間または第
1インク層と支持体との間の少(とも一方に接着層を有
しているインクシートを被記録体に当接し、記録情報に
従って、熱エネルギーをインクシートに印加した後、該
印加後からインクシートと被記録体とを剥離するまでの
剥離時間を制御することにより、所定のインク層を被記
録体に転写することにより、被記録体へ選択した色の記
録像を形成するものである。
本発明は、上記の技術をさらに発展させたものであり、
インクを有するインクシートを用いて、被記録体に記録
を行う記録装置において、上記被記録体に記録を行なう
ために、上記インクシートを加熱する加熱手段、上記被
記録体への記録に係る情報に基づいて、上記加熱手段に
よる上記インクシートの加熱後、上記インクシートと上
記被記録体との剥離を行う剥離手段、上記被記録体への
記録に係る情報に基づいて、上記剥離手段の剥離条件を
制御する制御手段、上記インクシートの交換或いは装置
への電源投入時に上記剥離手段を初期化する様、上記制
御手段は、上記剥離手段を制御することを特徴とする記
録装置である。
〔作用〕
本発明は、装着部にインクシートを装着して記録を行な
うと、被記録体に色情報に応じた色の、鮮明な画像記録
を行なうことができる。
〔実施例〕
以下、図面を用いて、本発明の実施例について説明する
なお、以下の実施例においては、説明を簡略化させるた
めに、2色記録の場合について説明する。
しかしながら、これに限定されるものではなく、例えば
第1インク層と第2インク層の色調を同じにしても良い
し、あるいはさらに色調の異なるインク層を加えて、3
色以上の記録を行なうこともできる。
なお、第1インク層と第2インク層の色調を同じにした
場合には、インクシートを単色記録で2倍分に用いるこ
とができる。
まず、本実施例に用いられるインクソートについて説明
する。なお、本実施例に用いられるインクシートは、前
述した特願昭59−260403号あるいは特願昭60
−298831号でもって明らかにしたものを用いるこ
とができる。
第1図は、本発明に適用することのできるインクリボン
lの断面図である。
即ち、第1図に示すようにインクリボンlはシート状の
支持体2上に熱転写性インク層3を形成して成る。
また、この熱転写性インク層3は、それ自体複数層構造
を有しており、支持体2側から順に設けた第1インク層
3a及び第2インク層3bからなる。
支持体2としては、従来より公知のフィルムや祇をその
まま使用することができ、例えばポリエステルやポリカ
ーボネート、トリアセチル、セルロース、ナイロン、ポ
リイミド等の比較的耐熱性の良いプラスチックのフィル
ムや、セロハン或いは硫酸紙、コンデンサー紙等が好適
に使用できる。支持体2の厚さは、熱転写に際しての熱
源として熱ヘッドを4慮する場合には、1〜+57zm
程度であることが・望ましいが、例えばレーザー光等の
熱転写性インク層を選択的に加熱できる熱源を使用する
場合には特に制限はない。
第1インク層3aは、熱エネルギーが印加された時に、
第1インク層3aと第2インク層3bとの剥離がQいこ
とが必要である。また、第1インク層3aは熱エネルギ
ーが印加されてから支持体2を被記録体より引渡すまで
の時間が長いとき、つまりインクリボンlと被記録体が
対向して密着され、熱印加された後密着されたままの熱
ヘッドが走行して、インクリボン1がかなり冷却された
ときに、支持体2から第1インク層3aが剥離し易いこ
とが必要である。
このため、熱溶融性バインダーとしては、鯨ロウ、ミツ
ロウ、ラノリン、カルナバワックス、キャンデリラワッ
クス、モンタンワックス、セレシンワックス等の天然ワ
ックス、−パラフィンワックス、マイクロクリスタリン
ワックス等の石油ワックス、酸化ワックス、エステルワ
ックス、低分子量ポリエチレン、フィッシャートロプシ
ュワックス等の合成ワックス、ラウリン酸、ミリスチン
酸、バルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸等の高級
脂肪酸、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等
の高級アルコール、ショ糖の脂肪酸エステル、ソルビタ
ンの脂肪酸エステル等のエステルir1、オレイルアミ
ド等のアミド類を少なくとも50%以」二をa(Tし、
その池ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、エポキン系樹脂、ポリウレタン系樹脂
、ポリアクリル系(封脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、セル
ロース系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、石油系樹
脂、フェノール系樹脂、ポリスチレン系樹脂、酢酸ビニ
ル系樹脂、天然ゴム、スレチンブタジェンゴム、イソブ
レンゴj\、クロロブレンゴム等のエラストマー類、ポ
リイソブチレン、ポリブデン或いは可塑剤、鉱油、植物
浦等の油剤を適宜混合させ、着色剤その他添加剤を含め
たインク層としての溶融温度が500C〜150℃、1
50℃における溶融粘度(回転粘度計)が500 CP
 Sであることが望ましい。
尚本例で言う溶融温度とは5津フローテスターCF ′
I’ Fl O(l型を用いて荷重10Kg界温速度2
°C,/分の条件で試料インクの見掛けた粘度一温度曲
線を求めた時に、流出開始温度として求められるもので
ある。
第2インク層3bとしては、熱ヘッドから熱印加された
時に溶融軟化して被記録体にしっかりと固111する事
、第2インク層3bが溶融状態の時に第1インク層J 
aと混合しにくい事が必要である。その/)の熱溶融性
バインダーとしては、上記した樹脂を少な(とも50%
以」−含有し、その他面、記したワックス類、可塑剤、
鉱油、植物浦等の油剤を適宜混合させ、インク層として
の溶融温度が60°C−150℃の溶融粘度(回転粘度
計)が200CPS−1,000゜0 +1 Fl C
P Sになるように選ぶのが良い。又、第2インク層3
bの印字のキレを良くする為に、第2インク層3bをド
ツト状に形成したり、第2インク層3b表面を凹凸状に
形成したりしても勿論良い。
第1インク層3aの厚さは0.5μ〜lOμの範囲が好
ましく、熱転写性インク層3全体の厚さは2μ〜207
zが好ましい。
また、第1インク層3aの色調と第2インク層3bの色
調を5′−1ならせる場合には、第1インク層3aに黒
色等の暗色を、第2インク層:3bには黄色等の明色を
配置するのが良く、第1インク層′、)aの色調及び第
2インク層3bの色ユ”11との8色が得たい場合には
、例えば第1インク層3aがイエロー、第2インク層3
bをマゼンタに配色しておけば、マゼンタ色と赤色が得
られる。その他各層の顔料濃度或いは層厚比率を変える
ことにより、様々な互いに異なる2色の記録を得ること
が出来る。
着色剤としては、印刷記録の分野で広く用いられている
各種の染料顔料が使用される。着色剤の含有量はインク
層3a・3bの夫々について1〜80%の範囲が適当で
ある。又、インク層3a・3bには夫々必要により更に
分散剤或いは金属微粉末、無機微粉末、金属酸化物宿か
らなる充填剤等の添加剤を適宜加えも良い。
第1インク層3;l、第2インク層:3bの関係につい
ては、お互いに相容性の無い材料を選択する事が望まし
いが、相容性の有る材料であってもその溶融粘度の;C
・により拒互の剥離が可能となる。
本実施例に使用するインクリボンをiでiるには、イン
ク層3a・3bの夫々について上記した熱溶融性バイン
ダー、着色剤及び添加剤をアトライター等の分ii& 
’に?置を用いて溶融1昆練するか、或いは適当な溶剤
とともに混練して熱溶融性、或いは溶液ないし分lid
液状のインクを得、これらのインクを支持体上で;順次
塗布し、必要に応じて乾燥することにより、第1インク
層、第2インク層の順で形成すれば良い。
更にインクリボンlの池の実施例を第2図に示す。
第2図に示すインクリボンlは、支持体2上に第1接i
′i層4 a s第1インク層3a、第2接着層4b及
び第2インク層3bを順次有する。
第2図に示すインクリボンlの場合も、支持体!及び第
1インク層3aの間の接着力と、第1インク層3a及び
第2インク層3bの間の接着力の関係は、第1図に示し
たインクリボンと変わるところはない。
即ち、第2接着層4bとして温度による接着力変化の大
きいものを用いれば、サーマルヘッドの加熱で第2接6
層4bの温度が−L昇するとともに第2接i′1層4b
の゛強度が急激に低下し、各層間の接着力は第:3図(
a)に示すように変化する。
また、第1接着層4aとして温度による接合力の変化の
大きいものを用い、第2接着層4bとして温度による接
着力の変化が比較的小さいものを用いれば、各層間の接
着力は第3図(b)の様な変化を示す。
なお、2aは耐熱性保護層で、熱ヘッドと接触する支持
体2の表面に設けられ、シリコーン樹脂、ふっ素樹脂、
ポリイミド樹脂、メラミン樹脂、ニトロセルロース等か
らなり、支持体2の耐熱性を向上することが出来、或い
は従来用いることの出来なかった支持体材料を用いるこ
とも出来る。
さて、次に、上記インクリボンを用いて色情報に応じた
色の記録画像を得ることのできる記録装置について、電
子タイプライタ−を例にあげて説明する。
なお、以下述べる実施例は、インクシートに熱エネルギ
ーを印加し、熱エネルギーを印加してから短時間にイン
クシートと被記録体とを剥離する場合と、熱エネルギー
を印加した後インクシートの冷却過程を設けてインクシ
ートと被記録体とを剥ρillする場合とを適宜設ける
ことによって、2色記録を可能にしたものである。
第4図は本発明の一実施例を適用した、出力装置である
タイプライタ−l゛の外観斜視図である。
図において、I0はプラテン、I2は記録用紙、1:)
は外装、14は電源のオンオフを制御するパワースイッ
チ、15は、キーボードである。16はフード13aの
開閉によって、オン、オフされるフートスイッチで、フ
ード13aの開閉を感知し、フード13aが開けられた
時、後述のインクリボンを所定の位置へ7フトさせる信
号を発する他、同信号にてキーボードをロックさせてい
る。M OK Yは、モードキー!で、後述するリボン
モード設定等各種モードを設定するためのものである。
P RK Yはプリント指令キーである。また本タイプ
ライタ−1゛には、印刷部、人力部、表示部、制御部、
及び外部人出力インターフェース部等が内蔵されている
。なお本実施例は、」二足人力部及び表示部が設けられ
ていなくても良いことは勿論である。
第5図及び第6図は、本発明の実施例を適用した記録部
の斜視図である。
記録紙12は、プラテン10にバックアップされた状態
で、紙送りローラ17のゴム部(図示せず)に、ピンチ
ローラ18によって圧接されている。この紙送りローラ
17の軸17aには、ギア!9が取付られ、減速ギア2
0を介して紙送りモータMlに接続されており、紙送り
モータMlの回転により、紙送りローラ17が回転し、
記録紙12を搬送する。したがって、後述するサーマル
ヘッド25が記録紙12に当接して記録を行なう際に、
プラテンlOは記録紙12の位置を維持する。
次にキャリア22の往復移動について説明する。
プラテン10の前側には平行にシャフト21が設置され
ている。このシャフト21にキャリア22(第6図)が
、矢印六方向に移動可能に案内支持されている。即ちキ
ャリア22は、記録紙I2の搬送経路Sに沿って往復移
動可能である。
ベルト2:3は、その一部が上記キャリア22に固定さ
れ、2個のプーリー(図示せず)によって、張設されて
いる。このプーリー(図示せず)には、ギア(図示せず
)を介してキャリアモータM2が接続されている。そこ
でこのキャリアモータM2の回転により、プーリー(図
示せず)が回転し、これによってヘルド23が回転する
ことによりキャリア22をノヤフト21に沿って往復移
動(矢印六方向)する。また、キャリア22の位置を検
出する為のリミットセンサ2:つがホームポンンヨン側
端部に設置されている。
さらに、キャリア22には、ヘッドホルダ24(第6図
)が、シャフト21の回りに回転可能に案内支持されて
いる。このヘッドホルダ24には、サーマルヘッド25
を取り付けたヒートシンク26が取付である。なおこの
キャリア22は、一体のガイド部22H1によりラック
27に案内支持されている。またこのラック27には、
その両端に突出部27a、  27bが設けられている
さらにこのキャリア22には、インクリボンカセット5
0(第11図)を搭載する為のキャリアテーブル28が
゛設けられている。このテーブル28には、インクリボ
ンカセット50の有jjjj、セト頌、及びインクリボ
ン1のエンド検出を行う為のセンサ29が設けられてる
。またさらにキャリアテーブル28には、連結レバー:
30がプラテン10に対して垂ICE方向(矢印C方向
)にカイト22aに沿って移動可能に案内支持されてい
る。このレバー30は、さらにヒートシンク26に取り
付けられた、連結部材;目と係合している。そこで、ヒ
ートシンク26のプラテン10方向(矢印B方向)の回
転によって、レバー30はプラテン!0に対して接近・
離隔する方向(矢印C方向)へ移動する。なお、この連
結レバー30には、指標部30aが設けられている。こ
の指標部30 aによって次に印字する位置が目視確認
できる。またこの連結レバー30の後端には、係合部3
0bが設けられており、後述するカセット50の1.、
IJ換レバー62が係合した際には、このレバー62を
プラテン10方向へ押し上げる。
この様に本実施例では、サーマルヘッド25に近接する
、剥離条件の制御に関係する連結レバー30に指標部:
10aを設けたので、指標部30 aで示した位置に記
録を行なう場合に、指標部30aで示した位置まで僅か
な距離だけサーマルヘッドを移動させれば良いので、指
標を設けたにもかかわらず、記録速度を遅くすることな
(、また騒音等の問題も生ずることがない。
尚キャリアテープ28に、カセット50を取り外し可1
1ヒに装填する場合を次に説明する。このキャリアテー
プ28には、上面に固設されたピン28a・28b及び
その側面に弾性的なフック部28cが設けられている。
そこで、後述するカセット50(第12図)の下カセツ
トケース52に設けられた開口52h・521に上記ピ
ン28a・28bを嵌入し、下カセツトケース52の係
止部52jに上記フック部28cを弾性的に係合するこ
とによって、カセット50は取り外し可能にキャリアテ
ーブル28に装填することができる。又このキャリアテ
ーブル28には、2色リボンカセットのみならず、通常
の単色リボンカセットも共通に装填することができるこ
と勿論である。
次に、サーマルヘッド25のアップ・ダウン機構につい
て説明する。
第7図、第8図、第9図及び第10図は、ヘッド25の
圧接(ダウン)・離反(アップ)、及びリボンの巻取機
構に掛る一実施例を示す図である。
アップダウンモータM3がキャリア22に設けられ、こ
のアップダウンモータM3の駆動力はギア部(図示せず
)、減速歯車31を介してカム32の歯車部32aへ伝
達されて、カム32を回転させる。このカム32にはカ
ム突出部32bが設けられ、カム32が時計方向(矢印
DI力方向(第9図)又は反時計方向(矢印D2方向)
(第10図)へ回転した場合、キャリア22に設置され
たストッパ33と当接し、カム32の回転を規制する。
なおこのストッパ33は、ゴム等の弾性を持つ部材で形
成され、カム32との当接を緩和させる役割も兼ねてい
る。
またアップダウンレバー34は、シャフト35(第10
図)の回りに回転自在にキャリア22上に設けられてい
る。さらにこのアップダウンレバー34の突出部34a
、  34b (第10図)の間には、ネジリコイルバ
ネ゛:36がバネ力をチャージされた状態で設置されて
いる。アップダウンレバー:311の一端には、コロ3
7が回転自在に案内支持されている。さらに、ヘッドホ
ルダ24のノ\ネ掛部24a及びキャリア22のハネI
t)部、22bの間には、ヘッド戻しノくネ38が没け
られ、ヘッドホルダ24をプラテンlOから遠ざかる方
向(矢印B2方向)(第8図、第10図)へf1勢して
いる。このヘッド戻し/〈ネ38の付勢力は、ヘッドホ
ルダ24の圧接部24bから、ネジリコイルバネ:(6
の腕部3621へ伝達されて、この腕部36aからアッ
プダウンレバー311へ伝達される。従って、アップダ
ウンレバー34はヘッド戻し)くネ38によって、プラ
テン10から遠ざかる方向(矢印E2方向)(第10図
)へ付勢されており、アップダウンレバー34に設けら
れたコロ37は、カム32に圧接される。
したがって、ヘッド25はモータM3の駆動によってプ
ラテン10方向に対して回動する。
次に、インクリボンlの巻取り機構について説明する。
さて、キャリア22には、巻取リシャフト;I9が設け
られている。さらにこの巻取シャフト39には、明細書
の浄書(内容に変更なしJ 巻取シャフト39の回りに、巻取レバー40及びこの巻
取レバー40の上部には巻取りラッチ41が各々回転自
在に支持されている。さらに巻取レバー40には、巻取
ギア42が回転自在に支持されており、巻取りラッチ4
1のギア部(図示せず)が太陽ギア、巻取ギア42が遊
星ギアの関係になっている。
また、キャリア22の案内部22cには巻取切換レバー
43が矢印Gl(第7図)及び矢印G2(第8図)方向
に移動可能に設置されており、この巻取切換レバー43
の一端は、巻取レバー40と係合関係にある。さらにこ
の、巻取レバー40のバネ掛部40 ’aとキャリア2
2のバネ掛部22dとの間には、巻取レバー圧接バネ4
4が設けられており、巻取レバー40を矢印F1方向に
付勢している。この巻取レバー圧接バネ44の付勢力は
、巻取レバー40を介して巻取切換レバー43へ伝達さ
れ、巻取切換レバー・13を矢印G1方向へ付勢して、
ヒートシンク26へ圧接する。この巻取りラッチ41に
は、ハブ受部41aが設けられ、インクリボン1と巻取
ハブと嵌合可能となっている。また、巻取りラッチ41
のハブ受部41;+とギア部(図示せず)の間には摩擦
クラッチ(図示せず)が設けられ、ギア部(図示せず)
の回転はハブ受部41aへ伝達される。
次に、上述した構成におけるヘッドの圧接(ダウン)・
離反(アップ)及びリボン巻取の作動を説明する。
第7図及び第9図はヘッド圧接(ダウン)状態を示す図
であり、リボン巻取可能状態を示す図である。アップダ
ウンモータM3を時計方向に駆動し、減速山車:目を介
してカム32を矢印Dl(第9図)方向へ回転させ、カ
ム32のカム突出部32bをストッパ:3コ3に当接さ
せる。
ここで、カム32の時計方向(矢印DI) (第9図)
の回転に従って、カム32とアップダウンレバー34に
設けられたコロ37との当接点におけるカム32の半径
は増加する。これによって、アップダウンレバー34は
、ヘッド戻しバネ38の付勢力に抗して反時計方向(矢
印E1方向)(第9図)へ回転する1、このアップダウ
ンレバー34の回転力は、アップダウンレバー:(1に
設けられたネジリコイルバネ36の腕部36aからヘッ
ドホルダ24の圧接部24bへ伝達され、ヘッドホルダ
24を反時計方向(矢印1131方向)(第9図)へ回
転させる。そこで、ヘッドホルダ24に設けられたヒー
トシンク26に貼付られたサーマルヘッド25は、記録
紙12を介してプラテン10に押接する。すなわち、ヘ
ッド25による記録時、ヘッド25は記録紙12に当接
し、この記録紙12はプラテン10によってその位置を
維持される。
またサーマルヘッド25がプラテンIOに当接した以降
も、カム32の半径は増加し、アップダウンレバー34
をさらに反時計方向(矢印E1方向)(第9図)へ回転
させる。この状態において、ヘッドホルダ24はサーマ
ルヘッド25がプラテン10に当接している為、動作は
規制される。従って、ヘッドホルダ24の圧接部24b
に当接しているネジリコイルバネ36の腕部36 aの
動作は規制される。そこで、アップダウンレバー34の
反時計方向(矢印E1方向)(第9図)の回転にともな
い、ネジリコイルバネ36はアップダウンレバー34の
突出部34bを離れ、不ノリコイルバネ36はさらにバ
ネ力がチャージされる1、ネジリコイルバネ36のバネ
力は、アップダウンレバー34の突出部34bとネジリ
コイルバネ:(6の腕部36aが離れた為、ヘットホル
ダ24の圧接部24bに伝達され、サーマルヘッド25
を記録紙!2を介してプラテンIOへ押圧する。
なお、第9図におけるカム32のカム突出部32bがス
トッパ33に当接した状態においては、所定の力で、サ
ーマルヘッド25はプラテン10に押圧される。
次にインクリボンlを巻取るためのリボン巻取り機構に
ついて説明する。
ヘッドホルダ24に取付られなヒートシンク26のプラ
テン10へ近ずく方向(矢印B1方向)への移動にとも
ない、巻取切換レバー43は、巻取レバー圧接バネ44
の力によって、矢印G1方向へ移動する。そこでこの巻
取レバー40は矢印F1方向へ回転し、巻取レバー40
に設けられた巻取ギア42は、ラック27に設けられた
歯部27cと噛み合う。ここで、サーマルヘッド25が
プラテン10に押圧した状態において、巻取レバー40
の動作は、巻取ギア42とラック27の当接位置によっ
て規制され、巻取ギア42は巻取レバー圧接ハネ44に
よってラック27に付勢される。そこでキャリア22が
記録方向(矢印A1方向)へ移動した場合には、巻取ギ
ア42は時計方向(矢印H1方向)へ回転し、この巻取
ギア42の回転は巻取りラッチ41へ伝達され、ハブ受
部41aは反時計方向(矢印■1方向)へ回転する。
そこでキャリアテーブル28にカセット50を装着した
際に、ハブ受部41aにカセット50側に設けられた図
示巻取ハブ55が嵌合した場合には、カセット50内の
インクリボンlの巻取りを行うことが可能となる。
次に、ヘッド25のプラテンlOからの離反(アップ)
について説明する。第8図及び第10図は、ヘッド離反
(アップ)状態を示す図であり、リボン巻取り停止状態
を示す図である。
アップダウンモータM3を前述とは逆の反時計方向に駆
動し、減速歯車31を介して、カム32を矢印1)2(
第10図)方向へ回転させて、カム32のカム突出部:
32bをストッパ33に当接させる。ここでカム:32
の矢印]〕2(第10図)方向の回転に従って、カム:
32とアップダウンレバー34に設けられたコロ37の
当接点におけるカム32の半径は減小する。そこでアッ
プダウンレバー34はヘッド戻しバネ:18の付勢力に
よって、矢印E2(第1O図)方向へDoilEし、ヘ
ッドホルダ24は矢印B2方向へ移動し、ヘッドホルダ
ー24に取付られたヒートシンク26及びサーマルヘッ
ド25はプラテンlOから離反する。また、ヒートシン
ク26の矢印B2方向の移動によって、巻取切換レバー
43は矢印G2方向へ移動する。そこで巻取切換レバー
43は巻取レバー圧接バネ44の付勢力に抗して、巻取
レバー40を矢印F2方向へ回転させて、巻取ギア42
をラック27から離反させる。
ヘッド25がプラテンIOから離反したこの非記録状態
において、キャリア22をシャフト21に沿って矢印A
I、A2方向へ移動させても、巻取りラッチ41の′ハ
ブ受部41aは回転せず、インクリボンlの在き取りは
行われない。したがって、後述するようにヘッド25と
連動して切換レバー62(後述)及び剥離ローラ54が
プラテン10から離反した際にも、インクリボンlの巻
き取りは行なわれない。
また、ヘッド戻しバネ38の付勢力は、ネジリコイルバ
ネ36をチャージする力はないが、巻取レバー圧接バネ
に抗する力を持つように設定されており、カム32の半
径によって、サーマルヘッド25及び巻取ギア42の位
置が定まる。
なおアップダウンモータM3の駆動、停止は、カム32
の回転に必要な十分な時間駆動させても良いし、あるい
はカム突出部32bとストッパ33の当接によるアップ
ダウンモータM3のロック電流を検出して停止させても
良く、本実施例ではカム32の位置を検出するセンサ(
図示せず)を設けて、駆動、停止を行っても良い。
また、ヘッド25あるいはヘッド25と連動して切換レ
バーや剥離ローラがプラテン10から離反(アップ)す
るのは、キャリア22のホームポジションへのリターン
時、あるいは記録すべき画像間に所定以」二の隙間があ
った場合(所謂スキップ)、さらに部分記録の場合等が
何り、これらの際インクリボンの巻き取りが行なわれな
いので、インクリボンの無駄な消費を防止できる。
次にインクリボンカセットについて、第1I図及び第1
2図を用いて説明する。。
50は前述したインクリボンカセットで、カセット下ケ
ース52とカセット上ケース63とで形成されたケース
C内にインクリボンlを収納した状態で、キャリアテー
プ28に取り外し可能に装填される。
図において、インクリボンIは、コア51に巻かれ、カ
セット下ケース52の突出部52aに嵌合されている。
前記インクリボンlは、カセット下ケース52の突出部
52b・インクリボン検出窓部52c・カセット下ケー
ス突出部52dにそれぞれ回転自在に取り付けられたロ
ーラ53b・53c・53dを経て、カセット下ケース
開口部52eで一旦ケースC外へ露出した後、剥離ロー
ラ54に案内された後開口部521から再びケースC内
へ侵入して、巻取ハブ55に巻取られる。
なお、このカセット50がテーブル28の所定位置に装
填された際には、本体側のヘッド25に対向してこのカ
セット開口部52cが位置する。そこで、カセットケー
スC外へ露出したインクリボンを、記録情報に応じて発
熱するサーマルヘッド25によって加熱することができ
る。さらに前記インクリボン1は、カセット下ケース5
2に設けられた圧接バネ56によってローラ53bに付
勢される。なお前記バネ56には、フェルト56aが貼
付されており、インクリボンlの圧接による損傷を防止
している。
またテンションバネ57はインクリボンlを矢印J方向
に付勢しており、インクリボンlの弛みを取る。すなわ
ち、このテンションバネ57はカセット下ケース52に
設けられており、ローラ53c・53dの上流側(イン
クリボンlの巻取り方向に対して)でインクリボンlを
弾性的に押圧している。そこで、後述する剥離レバー5
8の移動によて剥離ローラ54が変位することによって
、インクリボンlの経路が変化した場合に、リボン1に
弛みが生じても、このテンションバネの弾性力によって
この弛みを速やかに吸収することができ、リボン!が弛
んだままの状!Eとなるのを防止できる。なお、前記テ
ンションバネ57にもやはり、インクリボンlとの接触
面にフェルト57aが貼付されており、インクリボンl
に対する損傷を防止している。ここでフェルトの他に、
テンジョンバネ5フ表面にコーティング等をほどこして
も良い。
さらに剥離レバー58は、開口部52eが設けられてい
る側のカセット50の側端部50aに沿ってスライド自
在(矢印Cl−C2方向)に設けられている。
すなわち、レバー58は奥側をカセット上ケース63の
端部63aとガイド63b及びカセット下ケース52の
端部(図示せず)とガイド(図示せず)によって、また
その手前側をカセット上ケース63の下方折曲部63b
及びカセット下ケース52の上方折曲部52bによって
案内されて、移動可能である。またこのレバー58の先
端には、前記剥離ローラ54が輔54aを中心にして回
転自在に取り付けられている。さらにこのレバー58に
は、上開口58a・下開L:l58bが設けられている
。この」二間口58aには、下ケース突出部52「が嵌
入しており、この突出部52Fとレバー58との間には
ガイド棒58cに沿って戻しバネ59が設けられている
。したがって、レバー58はこのバネ59の弾性力によ
って下方(矢印C2方向)へ付勢されている。さらに下
開口58bには、スライダ60が設けられている。この
スライダ60は、ガイド58dに沿ってレバー58に対
してスライド自在である。さらに、この下開口58bに
は、レバー58に固設されたガイド棒58eとスライダ
60に固設されたガイド棒58「に沿って、レバー58
とスライダ60との間に圧接バネ61が設けられている
。そこで、このスライダ60は常に下方(矢印C2方向
)へ付勢されており、ガイド58dのストッパ部58g
に当接して停止している。
ここで切換レバー62は、その先端62aをスライダ6
0の下端60aに係合させて、カセット下ケース52及
びカセット上ケース63間にスライド自在(矢印に方向
)に、また回動自在(矢印り方向)に設けられている。
なお、この切換えレバー62の後端には折曲切換部62
bが設けられており、この切換部62bが本体側の前述
突出部27a・27bに当接することによって、レバー
62は左右方向(図示I(方向)へスライドする。また
、このレバー62の移動範囲は、開D52cの左右端に
よって規制される。さらにレバー62の回動は、下ケー
ス52及び上ケース63に設けられた長細開口63cに
係合する、レバー62の突出部62cを中心にして行な
われる。
また、このレバー62の先端側には、凸部62dが設け
られており、不用意にレバー62が左右方向へ移動する
のを防止している。しかし切換部62bが本体側の突出
部27a・27bと当接し、レバー62が左・右方向へ
移動する際には遮げとならない様、この凸部62dは斜
面62dlを有している。そこでレバー62の移動時に
は、凸部62dは僅がな力でコロ52kを乗り越えるこ
とができる。
したがって、上述カセット5oでは、切換部62bが本
体側の突出部27bと当接して、レバー62が左方向へ
移動しその先端62aがカセット側端部50aから突出
すると、この先端62aが本体側の係合部30bと当接
する位置へ等びかれる。そこで、前述した通りモータM
3の駆動によって連結し/<−30がプラテン10側へ
移動すると、係合部30bと先端62aが係合して、レ
バー62がプラテンIO方向へ押される。するとこのレ
バー62が戻しハネ59の付勢力に抗して、レバー58
をプラテン10方向(矢印CI)へ押す。さらに、レバ
ー58がインクリボン1及び記録紙12を介してプラテ
ン10に当接後スライダ60を圧接バネ6!の付勢力に
抗してプラテンIO方向(矢印C1)へ押し、圧接バネ
61の付勢力によってレバー58がプラテン10を押圧
した状態で停止する。
したがって、この剥離ローラ54の位置までは、加熱後
記録紙12とインクシートlとは剥離せずに接触したま
まの状態で走行し、この剥離ローラ54を通過両者は剥
離される。
ナオこの様に本実施例では、切換レバー62はバネ61
の弾性力を介して、剥離ローラ54がプラテンIOに軽
ろく抑圧するよう構成されているので、剥離ローラ54
がプラテン10に当接する時には、弾性力による安定し
た力で当接するので、オフセットによる画像記録の汚れ
、あるいはインクシートのしわや斜行などの供給不良等
も防止できる。
また反対に、切換部62bが本体側の突出部27aと当
接して、レバー62が右方向へ移動しその先端62 a
がカセット側端部50a内へ退避すると、本体側の連結
レバー30がプラテン10側へ移動してもレバー62は
押されることはな(、レバー62は戻しバネ59の付勢
力によってプラテン10がら遠ざかる方へ退避したまま
である。したがって、この剥離ローラ54の位置は、プ
ラテン1oから離れたままであり、加熱後記録紙とイン
クシート1とはサーマルヘッド25の端部を通過後まも
なく剥離される。
さらにインクリボンカセットの他の実施例を、第13図
に示す。本実施例は、前述の剥離レバー58・剥離ロー
ラ54・戻しバネ59・スライダ6o・圧接バネ61の
代りに、一体め当接レバー63を用いたものである。
ここで本実施例では、当接レバー63は、カセット上ケ
ース52及びカセット上ケース(図示せず)によって、
矢印Cl−C2方向に移動可能に案内される。またこの
当接レバー63は、切換レバー62と係合関係にあり、
切換レバー62の動きによって、矢印C1−C2方向に
移動する。
したがって、上述カセットでは、切換部62bが本体側
の突出部27bと当接して、レバー62が左方向へ移動
しその先端62aがカセット側端部50aから突出する
と、この先端62aが本体側の係合部30bと当接する
位置へ導ひかれる。そこで、前述した通りモータM3の
駆動によって連結レバー30がプラテン10側へ移動す
ると、係合部30bと先端62aが係合して、レバー6
2がプラテン10方向へ押される。するとこのレバー6
2からサーマルヘッド25がプラテンIOに対する位置
とほぼ同じ位置まで当接レバー63を押し、当接レバー
63はプラテン10へ接近又は当接した位置で停止する
したがって、この剥離ローラ54の位置までは、加熱後
記録紙12とインクシートlとは剥離せずに接触したま
まの状態で走行し、この剥離ローラ54を通過両者は剥
離される。
また反対に、切換部62bが本体側の突出+M< 27
 aと当接して、レバー62が右方向へ移動しその先端
62 aがカセット側端部内へ退避すると、本体側の連
結レバー30がプラテン10側へ移動してもレバー62
は押されることはなく1.レバー62はプラテンlOか
ら遠ざかる方へ退避したままである。したがって、この
当接レバー63の位置は、プラテン10から離れたまま
であり、加熱後記録紙とインクノートlとはサーマルヘ
ッド25の端部を通過後まもなく剥離される。
次に本実施例における記録画像の色の切換えについて説
明する。なお、本実施例では、赤色及び黒色の記録画像
を例にあげて説明するが、これに限定されるものではな
い。
第14図〜第17図は、2色記録の動作を示す平面図で
ある。図には、インクリボンカセット5oがキャリアテ
ーブル28に装填されている記録可能状態を示す。
以下に、゛前述インクリボンカセット5oを用いて、赤
・黒2色の記録画像を色情報に応じて選択的に形成する
例を示す。
まず、赤色記録を行なう場合を示す。
第14図及び第15図は、2色インクリボンlの第2イ
ンク層3b(赤色)を用いて画像記録を行なう場合を示
す図であり、第14図は、カセットの色切換動作を示す
まず、後述する通りの方法により赤色記録情報を受ける
と、前述した通り、アップダウンモータM3(第8図)
を反時計方向へ回転し、サーマルヘッド25を矢印B2
方向へ動かし、プラテン1’Oがら離反させる。また連
結レバー3oは、矢印c2方向へ移動させる。次いでキ
ャリアモータM2(第5図)を駆動し、キャリア22(
第8図)を左方向(図示A2方向)へ移動させ、切換レ
バー62に設けられた切換部62bと、ラック27の突
出部27 aとを当接させて、切換レバー62を右方向
(図示に1方向)へ移動させる。この切換レバー62の
矢印K 1方向の移動によって、切換レバー62の連結
部62aは、連結レバー30と係合関係は解除される。
また、戻しバネ59の付勢力によって、剥離レバー58
は下方(図示C2方向)へ、また切換レバー62は反時
計方向(図示し2方向)へ各々付勢されている。
そこて剥離ローラ54はプラテン!0がら十分離れてい
る。。
第15図は2色リボン1の第2インク層3b(例えば赤
色)を用いた記録を行なう状態を示す図である。前述第
16図を用いて説明した状態において、アップダウンモ
ータM3(第8図)を時計方向へ駆動し、サーマルヘッ
ド25をプラテン10方向(図示I11方向)へ回動さ
せて、記録紙12及び2色インクリボンlを介して、プ
ラテン10に押圧する。
この際、ヒートシンク26の矢印B1方向の移動によっ
て、連結レバー30はプラテン1o方向(図示CI左方
向へ移動する。しかしながら前述した通り、戻しバネ5
9によって剥離レバー58は下方(図示C2方向)へ、
切換えレバー62は反時計方向(図示■、2方向)へ、
各々付勢されたままの状態であり、剥離レバー58は記
録紙12がら十分な距離離反した状態にある。そこで、
キャリア22を右方向記録方向(図示AI左方向へ移動
し、サーマルヘッド25の発熱部25aを記録情報に応
じて発熱させて2色インクリボンlを加熱し、第2イン
ク層3bを記録紙12へ転写することによって赤色画像
を記録紙12へ形成する。加熱後、すぐに、インクリボ
ンlはサーマルヘッド25の端部25bから巻取りクラ
ッチ4Iの矢印11方向の回転による巻取り力によって
変向し、記録紙12と剥離する。なおその後、2色リボ
ンlは巻取りコア55に巻き取られる。
次に、黒色記録を行なう場合を示す。
第16図及び第17図は、2色インクリボンlの第1イ
ンク層3a及び、第2インク層3bの両方を用いて画像
記録を行なう場合を示す図であり、第16図はカセット
の色切換動作を示す。
まず、後述する通りの方法により黒色記録情報を受ける
と、前述した通り、アップダウンモータM3 (第8図
)を反時計方向へ回転し、サーマルヘッドを25を矢印
B2方向へ移動させ、プラテン10から離反させる。ま
た連結レバー30を矢印C2方向へ移動させる。次いで
、キャリアモータM2(第5図)を駆動し、キャリア2
2(第8図)を右方向(図示AI力方向へ移動させ、切
換レバー62のυノ換部(i 2 bとラック27の突
出部27bとを当接させ、切換レバー62を左方向(図
示K 2方向)へ移動させる。この切換レバー62の矢
印に2方向の移動によって、切換レバー6?の連結部6
2aは連結レバー30と係合する。また、戻しバネ59
の付勢力によって、剥離レバー58は下方(図示C2方
向)へ、またIJJ換レバー62は反時計方向(図示し
2方向)へ各々付勢されており、剥離レバー58は記録
紙12から離反した状態にある。
第16図は2色リボンlの第1インク層3a(黒色)第
2インク層3bともども記録紙12へ転写して、黒色記
録を行なう状態を示す図である。前述第15図を用いて
説明した状態において、アップダウンモータM3(第8
図)を時計方向へ駆動し、サーマルヘッド25をプラテ
ン10方向(図示B1方向)へ回動させて、記録紙12
.2色インクリボンlを介して、プラテンlOに押圧す
る。この際、ヒートシンク2Gの矢印DI力方向移動に
よって、連結レバー30はプラテン10方向(図示CI
力方向へ移動する。この連結レバー30の図示C1方向
への移動によって、連結レバー30の係合部301〕は
切換レバー62の連結部(52aを押し上げ、戻しハネ
5つに抗して切換レバー62を時計方向(L1方向)へ
回転させる。この切換レバー62のL+力方向回転によ
り、剥離レバー58は上方(図示CI力方向へ移動し、
リボンlを介して記録紙12に当接する。
連結レバー30はさらにCI力方向移動し、切換レバー
62をL1方向へ回転させる。切換レバー62のL1方
向へのさらなる回転により、戻しバネ59及び圧接バネ
61に抗して、スライダ60を矢印C1方向へ移動させ
る。そこで、圧接バネ61の反力によって、剥離レバー
58の剥離ローラ54をインクリボン!を介して記録紙
12に圧接もしくは近接する。
この状態でキャリア22を右方記録方向(図示AI力方
向へ移動し、サーマルヘッド25の発熱部25aを記録
情報に応じて発熱させて、2色インクリボン1を加熱し
、その後発熱部25aから、距離l離れた剥離レバー5
8の剥離ローラ54の位置で、インクリボンを巻取りラ
ッチ41の矢印11方向の回転による巻取り力によって
変向し、記録紙12と剥離し、第2インク層3bととも
に第1インク層3aを記i]A紙12へ転写することに
よって、黒色画像を記録紙12へ形成する。なお、その
後、2色リボンlは巻取コア55に巻き取られる。
次に、上記説明した赤・黒各々の画像記録の状態を拡大
模式図を用いて説明する。第18図(21)・(b)は
赤色の画像記録の場合、第19図(a)・(b)はfl
−色の画像記録の場合を各々示す拡大模式図である。
第18図(a)及び第18図(b)は第2インク層(例
えば赤色記録)の画像記録を示す図である。
図において、サーマルヘッド25は2色インクリボン1
及び記録紙12を介して、プラテンlOに押圧している
。そしてこのサーマルヘッド25を矢印AI力方向走行
させながら、サーマルヘッド25の発熱部25a(例え
ば複数の発熱素子からなる)を記録情報に応じて発熱さ
せて2色インクリボンIを加熱する。加熱によって2色
インクリボンlの第2インク層3b(例えば赤色記録)
か記録紙12に付着する。
次にサーマルヘッド25を矢印AI力方向移動させサー
マルヘッド25のエツジ部25bにおいて、インクリボ
ンlを変向させて加熱後のはやい時間tlすなわち加熱
されたインクリボンlが冷却する前に(第3図(a)2
色インクリボン特性図参照)インクリボンlを巻き取り
力によって引張り記録紙12から剥離する。
第3図(a)に示す通り剥離時点の2色インクリボンl
の支持体2、第1インク層3a、第2インク層3b相互
の接着力の関係は、支持体2と第1インク層3aとの間
の接着力が第1インク層3aと第2インク層3bとの間
の接着力よりも大きい。又、第2インク層3bと記録紙
12との間の接着力は、サーマルヘッド25の加熱によ
り大きく、従って、接着力の一番弱い第1インク層3a
と第2インク層3bとの間でインク層3が分離され、第
2インク層3b(例えば赤色記録)のみが記録紙12に
転写され赤色画像記録RIがkriられる。
これに対して黒色画像記録は次の様に行なわれる。
第19図(a)及び第19図(b)は第1インク層3a
、第2インク層3bの記録を示す図である。
前記と同様にサーマルヘッド25を2色インクリボンl
及び記録紙12を介してプラテンlOに押圧し、このサ
ーマルヘッド25を矢印AIに走行させながらサーマル
ヘッド25の発熱部25aを画像情報に応じて発熱させ
て2色インクリボン1を加熱する。
加熱によって2色インクリボンlの第2インク層3bが
記録紙12に付着する。また2色インクリボンlはサー
マルヘッド25の発熱部25aから矢印AIと反対方向
に距wE1(第19図(a))だけ離れた点で剥離ロー
ラ54によって記録紙12に当接されている。次にサー
マルヘッド25及び剥離ローラ54は距離lを保ちなが
ら、矢印AI力方向移動して、剥離ローラ54の地点に
おいてインクリボンlを加熱後の〃い時間t2即ち加熱
されたインクリボンlが冷却した後で(第3図(a)2
色インクリボン特性図参照)変向して巻き取り力によっ
て引張り記録紙12から剥離する。時間t2はサーマル
ヘッド25の移動速度及び距離lによって定めることが
可能である。
第3図(a)に示す通り剥離時点のインクリボン1の支
持体2、第1インク層3a、第2インク層3b相互の接
着力の関係は、支持体1と第1インク層3aとの間の接
着力は、第1インク層3aと第2インク層3bとの間の
接着力よりも小さい。また、第2インク層3bと記録紙
12との間の接着力はサーマルヘッド25の加熱により
大きく、従って接着力の一番弱い支持体2と第1インク
層3aとの間でインク層3が分離され、第1インク層3
a及び第2インク層3bがともに記録紙12に転写され
黒色画像記録Blが得られる。
以上述べた様に本実施例の装置によって、第2インク層
3bのみの転写と第1インク層3a及び第2インク層3
bの合体転写が可能となり、2色画像記録が可能となる
。サーマルへラドエッヂ部での加熱直後のインクリボン
の剥離とサーマルヘッド加熱後距離lの移動(オーバー
ラン)と、サーマルヘッドと距離12@れた圧接ローラ
部でのインクリボンの剥離の制御によって2色画像記録
が可能となる。
〔構成ブロック図〕
次に以上説明した出力装置の構成ブロック図を第20図
に示す。
尚、本図では各ブロックの接続関係のみを示しており、
詳細なコントロールラインは省略しである。点線で囲れ
た部分がCPUユニットである。
CPUは中央演算処理装置であり、後述のROM等から
プログラムや各種データを読み出し、必要な演算、判断
を行い、各種制御を行う。また、CPUは複数で構成さ
れていても良い。ROMは読出し専用メモリであり前記
CPUが動作する為の各種プログラムや文字コード、ド
ツトパターン(キャラクタジェネレータ、CG)、印字
等に必要な各種データが格納されている。1’ RA 
Mはリードノライトメモリであり、CPUが命令実行中
のデータ、演算結果を一時た(わえておくワーキングエ
リア、キーボード15及び、外部インターフニス部[F
u(後述)より入力された各種データを格納しておくバ
ッファエリア、文書を保存しておくテキストエリア等か
ら成り、電池によるバックアップによりパワースイッチ
14のオフにより本体電源が切れてもデータを保存可能
となっている。
またC I) Uユニットは、サーマルヘッドトライバ
”r HD 、  モータドライバMD、及び検出部S
uを介してプリンタユニットP uと接続されている。
サーマルヘッドドライバT I−I DはCPUの制御
により、前述のプリンタユニットPuに設けられている
。サーマルヘッド25を駆動し、モータドライバMDは
CPUの制御によって、紙送りモータMl。
キャリアモータM2.アップダウンモータM3の駆動を
行う。
検出部SuはプリンタユニットPuに設けられている前
述のリミットセンサ23及びセンサ29の情報をCPU
に伝達する。
電源PSuはサーマルヘッド25の駆動用電源V H。
紙送りモータM+、キャリアモータM2.アップダラン
モータM3の駆動用電源VM、及びその他の日ノツク回
路用電源VCCを供給する。
またコントローラGAはCPUの制御により、前記サー
マルヘッド25駆動用電源V Hの電圧及び電流を変化
させたり、サーマルヘッド25のヒート時間やデユーテ
ィ−を変化させ、たり各種制御を行う。
またC I’ UユニットにはキーボードコネクタK 
B Cを介して印字9編集等に必要な各種データを入力
するキーボードI5が接続されている。
またCPUユニットにはLCDコネクタLCDCを介し
て、キーボード15より入力されたデータや情報を表示
する為の液晶表示部70が接続されている。
なお、液晶表示部70のかわりに、CRT等他の表示装
置であっても良い。
CPUユニットには、インターフェースコネクタIFC
を介して、外部制御装置による本記録装置の制御や外部
機器との通信を行うためのR3232C。
セントロインターフェース、モデム等のインターフェー
スが接続可能である。
またC 11 UユニットにはカートリッジコネクタC
ACを介して、特殊機能の動作や別書体による印判用の
ROMカートリッジ及び文書、データ等の保存の為の拡
張メモリ用のRA Mカートリッジが接続可能となって
いる。
更に、本図には示していないがブザー等、音声出力装置
が設けられていても良い。
〔パワーオンシーケンス〕
次に、上記ROMに格納されたプログラムにより出力装
置の制御について説明する。第21図は、本願発明適用
の出力装置のパワーオンシーケンスの制御フローである
。この出力装置は前述した様に、2色の印字が可能なサ
ーマルプリンタを有し、1色用のリボン或いは1つのリ
ボンで2色の印字が可能な2色用のリボンを搭載するこ
とができ、更に2色の場合、色の切換えを行うことがで
きる。
なお、本発明では色情報としてリボン識別信号或いはキ
ーから入力される色指定信号等が考えられる。
まず装置の電源がオン(power  on)されると
サーマルヘッドをアップさせ、プラテンIOから該ヘッ
ドを離した状態にしくSt)、キャリッジの絶対位義を
検出すべく、キャリア22をリミットセンサ23方向へ
移動させる(S2)。
リミットセンサ23がキャリアを検出すると(S3)、
ステップ4 (S4)に進み、リボンが2色用の場合、
基本色例えば黒で印字するぺ(カラーフラグ(上記′l
’ RA Mに格納されている)をオフしておく。つま
り基本色がパワーオン時の標準モードである。なお標準
モードであることを表示するようにしてもよい。次に8
5で均一な印字品位を保つべ(リボンのたるみ取りを行
う。なお、たるみ取りについての詳細は後述する。次に
搭載されている或いは搭載すべきリボンが(1)単色リ
ボンか2色リボンかを識別するリボンモードフラグ(上
記’r RA Mに格納されている)を調べる(S6)
。なお、このリボンモードフラグはリボン又はリボンカ
セットの種類を判別するセンサ29によってセットされ
る様にしても良いし、オペレータがキー人力や音声入力
等によってセットされる様にしても良い。フラグが1色
リボンモードにセットされていた場合はステップ8 (
S8)に進む。又、リボンモードフラグが2色リボンモ
ードにセットされていた場合は、2色の内の基本色(黒
)の印字ができる様に、括水色セット位置ヘキャリッジ
を移動し、(第16図、第17図参照)リボンカセット
の状態を基本色にセットする(S7)。そしてS8にお
いて1色のリボンモードであれば1色リボンモード用の
レフトマージンLMIに、2色のリボンモードであれば
2色リボンモード用のレフトマージンLM2にキャリッ
ジを移動させる。このレフトマージンについての説明は
第22図において行う。なおリボンモードフラグはパワ
ーオフされても電源によりバックアップされており、パ
ワーオフされた時のリボンモードは保存される。
そして、パワーオン時にリボンを判別し、パワーオフ時
と異なる場合はオペレータが間違っている可能性(1色
用リボンが装着されているのに2色用リボンが装着され
ているとして入力を行ってしまう可能性)があるのでパ
ワーオン後人力の前に、ブザー、メツセージ等で報知す
る様にしてもよい。
次に第22図を参照し、前述した1色印字用、2色印字
用のマーノン(キャリッジの移動範囲)について説明す
る。LMI及びRMIは単色(1色)用リボンによる印
字可能な範囲を示すレフトマージン、ライトマージンで
ある。この場合本実施例では80characters
の印字が可能である。又、2色用のリボンではLM2.
RM2が印字可能範囲で、前述の黒又は赤の印字が可能
である。この場合76charactersの印字が可
能である。又、左右の2charactersは、左端
においては赤色セット位置(突出部27a位tト)にお
ける色切換領域、右端においては黒色セット位置(突出
部27b位置)における色切換領域である。更に、セン
サ23の位置から実際の印字が可能な領域までの間はリ
ボンのたるみ取りを行う領域(例えばIcharact
erピッチ分)である。なお27−a、27−bは前述
したリボンの色切換えのための突出部である。
〔キー人カンーケンス〕 次に第23図においてオペレータのキー人力を制御する
フローチャートである。Slにおいてキー人力があった
場合S2に進み、リボンモード設定キーの押下があった
か否かを判定する。yesであればS8のリボンモード
チェンジのプログラムに進む。
NoであればS3に進む。なおリボンモード設定キーR
MKYは、例えば第4図ノモー+;キーM OK Y 
+数値キー田によるキーオペレーション等である。次に
83においてカラーチェンジ−キーCCK Yの押下を
判定する。Yesの場合はS7のカラーチェンジプログ
ラムに進む。なおりラーチェンジキーCCK Yは、例
えば第4図のモードキーM OK Y+数値キー(2)
によるキーオペレーション等であっても良い。又、カラ
ーチェンジキーは前述した色を変えるキーである。S3
でNoの場合はS4に進み、S4においてリターンキー
、タブキー、センタリングキーレフトマージンセット等
のキーであるならばS6に進み、上記ファンクションの
動作制御プログラムに進む。
又、S4でNoの場合は入力されたキーが印字キーPR
KYだと判断し、印字制御プログラムs5に進む。以上
の動作終了後は再びSlに戻りキー人力を待つ。なお以
」−はキー人力によってデータが入力される場合につい
て説明したが、テキスト情報内のコマンドあるいは、ホ
スト等の外部制御機器からの制御命令であっても良いこ
とは言うまでもない。
〔リボンのたるみ取り〕
次に、第21図85のリボンのたるみ取りについて説明
する。第24図は、リボンのたるみ取りの制御フローチ
ャートである。Slでは、サーマルヘッド25をダウン
させる。このことにより、カセット内のリボンの巻き取
りが可能となる(第7図〜第10図参照)。次にS2で
ヘッド25のヒートをすることなくキャリッジを矢印A
I力方向移動させ、1文字分移動させる。そして、S3
でヘッドアップを行なう。これらの動作によってリボン
が所定のテンションで張られ、たるみ取りが行なわれる
〔リボン・モードチェンジ〕
次に、第2:3図88で示したリボン・モードチェンジ
について説明する。リボン・モード設定キーRM K 
Yが入力されると、まず第25図のStにおいて、TR
AMに記憶されたリボンモードフラグのビットを反転し
、リボンモードフラグを1色リボンモードなら2色リボ
ンモードへ、2色リボンモードなら1色リボンモードに
変える。次に82で、どちらのモードに変わったのかを
判定し、1色モードであるならS4に進み第21図のパ
ワーオンルーチンに進む。又、S2で、リボンモードが
、2色リボンモードであった場合、S3において第22
図において説明した2色用のレフト(LM2)ライトマ
ージン(RM2)の位置をメモリ(TRAM)にセット
する。(通常はLMI、RMIがセットされている。)
そしてS4のパワーオンルーチンに進む。そしてパワー
オンルーチンでは前述した様に、リボンのたるみ取りを
行い、1色或いは2色リボンに応じて、所定のレフトマ
ージン(LMI或いはLM2)にキャリッジを移動させ
る。なお、ユーザが設定した所望のマージン位置に移動
させる様にしても良い。なお、リボンモードは、キー人
力によってセットされるだけでなく、前述した第5図の
センサ29によって、自動的に判別し、第25図のルー
チンに進んでも良い。叉、上記2つの印字範囲があるこ
とにより、ユーザがマーノン位置をミス入力してしまう
場合があるが、その場合は警告又は、ユーザの入力した
マージン位置を無視し、LMI或いはL M 2に移動
するようにしてもよい。
〔カラー・チェンジ〕
次に、第23図87に示したカラーチェンジについて説
明する。カラーチェンジを行う場合、2色リボンカセッ
トが搭載されていることが前提であるので、Slにおい
て、リボンモードフラグを判定し、1色のリボンカセッ
トが搭載されていると判断した場合、人力されたカラー
チェンジ情報は無効であるので82においてブザー、デ
ィスプレイ、音声によって警告を行う。Slにおいてリ
ボンモードフラグが2色、つまり2色のリボンが搭載さ
れていると判断した場合は、出力すべき色を変えるべ(
TRAMに格納されたカラーフラグのビットを83にお
いて反転する。つまり2色リボンの内、黒(基本色)が
選択されていたなら、赤(予備色)を出力する様に、赤
が選択されていたなら黒を出力するべく、カラーフラグ
のビットを反転させるのである。そして、現在のキャリ
ツノ位置をTRAMに記憶しておき、次に84で反転さ
れたカラーフラグを判定し、オフ(黒)であればS5に
進み、前述した基本色(黒)セット位置ヘキャリッジ(
キャリア)を移動させる。又、S3でカラーフラグをオ
ン(赤)し、S6において、予備色(赤)セット位置ヘ
キャリッジを移動する。(第16、第17図参照)次に
87で85、S6によるキャリッジの移動の前のキャリ
ッジの位置或いは次の印字位置ヘキャリッジを移動させ
る。
なお、本説明ではカラーチェンジでは、リボンのたるみ
取りを行っていないが、カラーチェンジ信号が入力され
た時にもリボンのたるみ取りを行う様(例えば第26図
の87の後に、たるみ取りを行うよう)にしても良い。
〔印字シーケンス〕
次に、第23図85に示した印字シーケンスにっいて、
第27図を参照し説明する。なお、本発明において出力
される情報は、文字、図形、画像、記号等又はそれらの
組合せ等どのようなデータであってもよい。第23図の
85へは印字指令キーPRKYによって進むが、Ich
aracter人力毎に印字指令が発生されても良いし
、word単位或いは1打型位で、印字指令が発生され
て、第23図の85に進んでもよい。キャリッジ等の移
動は第20図に示したモータドライバMD等によって行
っているが、モータ等は説明上省略する。
第27図において、Slで印字開始位置ヘキャリツジを
移動する。S2ではサーマル・ヘッド25をダウンする
。S3でリボン・モード・フラグを調べる。ここで、単
色リボンモードであるならS4へ遷移する。S4では単
色用のキャリッジスピードを設定しくROM上の速度テ
ーブル)、S5で設定されたスピードでキャリッジを加
速、及び助走させる(例えば+8charcters/
 5ec)。そしてS6では単色用ヒート条件の設定を
している。ここでは電圧、電流を変化させるため、コン
トローラーに対してコマンドを送出する。また、単色用
ヒート時間を設定する(例えば1.lm5ecヒートす
る)。S7では前記ヒート条件により、サーマル・ヘッ
ド25をヒートし、印字する。そして、S8に移ると、
ヘッド25をアップし、S9でキャリッジをオーバー・
ラン、即ち、一定量移動させる。ここでオーバー・ラン
をすることにより、印字部を見ることができるようにな
り、かつ、インデックス30aが次印字文字を示すこと
が可能になる。そして処理を終了する。
ここで、キャリッジが停止している位置が単色リボン時
の印字待機位置である。
ところで、S3へ戻りリボン・モード・フラグが2色リ
ボン・モードであるなら、SIOへ移行する。
SIOではカラー・フラグを調べる。フラグがオン、即
ち予備色(赤)であるなら、Sllへ遷移する。
S11では予備急用のキャリッジ・スピードを設定しく
ROM上の速度テーブル)、S12で設定されたスピー
ドでキャリッジを加速、及び助走させる(例えばl 8
 c h a r a c t e r s / s 
c c )。そして、S13では予備急用ヒート条件の
設定をし、即ち、予備色用電圧、予備色用電流、予備急
用ヒート時間(例えば1,1m5ec)で、S14にお
いてサーマル・ヘッドをヒートし、印字する。そして、
S15でヘッドをアップし、S16でオーバ・ランを行
ない、処理を終了する。
+Irび、SIOへ戻り、カラー・フラグがオフ、即ち
、J、(水色であるなら、S17へ遷移する。SI7で
はノーζ水色相のキャリッジ・スピードを設定し、SI
8で設定されたスピードでキャリッジを加速及び助走さ
せる(例えば1ocharacters/ 5ec)。
そして、S19では基本色用ヒート条件を設定し、S2
0においてサーマル・ヘッドをヒートし、印字する(例
えば0.8m5ecヒート)。ここで基本色の場合は、
他とキャリッジのスピード、ヒート時間を変えているの
は、確実に基本色を印字するためである。S21ではリ
ボンの剥離位置を変えるため、ヘッドアップ開始位置ま
でキャリアをダウンさせ、距離l(第28図参照)移動
させている。このことによりリボンの第1インク層及び
第2インク層が転写され黒が印刷される。モしてS22
でヘッドをアップし、単色補助(予備)色と同様に、S
23でオーバー・ランさせる。単色、補助色印字時では
、該オーバー・ラン(S9.516)によって、インデ
ックスが次の印字位置を示すようになるが、S24では
S21のため、単色リボン時とは異なった位置にキャリ
ッジが停止しているため、インデックスが次印字文字を
示していない。そこで、単色リボン時と同じ位置にキャ
リッジを停止させるべく、S21で移動した64パルス
分を戻している。そして、どのリボンモード或いは、色
で印字していても次の印字位置に指標30aを位置づけ
るべくキャリッジを移動させる。
第28図は上述のインデックス30aとヘッド25と印
字文字との関係を示す図である。実線のHは既印字文字
、点線のト■は次の印字文字位置を示すものとする。m
はインデックス30aとヘッド25間の距離で、当然リ
ボンモードやカラーに係わらず一定である(第5図参照
)。なお点線で描かれたインデックスは、次の印字位置
を示す所望の位置、太線で描かれたインデックスは、基
本色印字後へラドアップされる位置を示している。nは
印字終了時のヘッド25の位置から次の印字文字中心位
置までの距離である。従って、単色印字或いは、2色リ
ボンであっても、予備色の印字の場合は、次の印字位置
に指標を合わせるために、m十nだけオーバランさせる
(第27図89.516)。基本色印字の場合は第27
図321において説明した様に第28図では例えば既に
lたけキャリッジが進んでいる。
なお、nとmとlの大小関係はどちらが大きくても良い
。第27図のS21.S23、S24では、”+ n 
+ m −’7−1  の様にキャリッジを移動させて
いるが、第28図から明らかな様に、印字後lだけ進ん
だ後(S21)、l −(m+n)だけ、キャリッジを
戻すようにしても良い。なお本例ではヒート時間を変え
ていたが、前述したVHを制御して電圧を変えるように
しても良いことは言うまでもない。
なお、前記実施例ではインクリボンを用いる例をあげて
説明し々が、本発明はリボン状のものに限定されること
なく、インクシートとしてインクリボンの他に例えばラ
インプリンター等に用いられる幅広のテープ状のもの等
を適宜用いることもできる。
また、被記録体としては、前記実施例で述べた記録紙の
他に、例えばオーバーヘットプロジェクタ−(所謂01
−I P )に用いられる透明なプラスチック薄板等を
適宜用いることもできる。
さらに、加熱手段としては、前記実施例で述べたサーマ
ルヘッドに限定されるものではなく、例えば赤外線ある
いはレーザービーム等を適宜用いることもできる。
また、前記実施例では、サーマルヘッドが記録紙に沿っ
て往復移動する所謂シリアル型を例にあげて説明したが
、本発明はこれに限定されることなく、例えばサーマル
ヘッド等の加熱手段が記録幅の全幅にわたって設けられ
ている所謂フルライン型にも適宜用いることができる。
またさらに、前記実施例では、インクリボンをケース内
に収納し、装置本体に着脱可能なインクリボンカセット
を用いる場合を例にあげて説明したが、記録装置に関す
る本発明はこれに限定されることな(、例えばリールあ
るいはロール等に巻かれたインクシートをそのまま装置
本体に装填して用いても良いこと勿論である。
さらに、前記実施例では、インクリボンカセットが往復
移動するタイプを例にあげて説明したが本発明はこれに
限定されずに、例えばインクリボンカセットは静止して
いるタイプ等であっても良い。
また前記実施例では、2色画像記録を例にあげて説明し
たが、本発明はこれに限定されずに、3色以−Lの画像
記録にも適用されること勿論である。また各インク層の
記録画像色を同じにした場合にも適用できて、この場合
には、単色配縁でインクシートを例えば2倍あるいは3
倍分等に用いることができる。
またインクシートは実施例に示したものに限定されずに
、他のインクシートも適宜用いられることは勿論である
さらに前記実施例では、剥離ローラ等の剥離タイミング
制御部材をカセット側にも設けているが、本発明はこれ
に限定されずに例えばこれを装置本体側に設けても良い
こと勿論である。
またさらに前記実施例では、加熱後のインクシートを冷
却する工程を、インクシートの剥離タイミングを遅らせ
ることによって自然冷却することで得°Cいるが、本発
明はこれに限定されずに、例えば鉄・アルミニウム等の
金属等をインクシートに接触あるいは近接させて強制冷
却させる、あるいはノズルから冷気を吹きかけることも
可能である。
〔発明の効果〕
以上、詳述した様に、本願発明により色情報に応じた記
録が容易に行え、更に装置が小型化しインクシートの交
換や、電源投入時に標準の基本色(例えば黒)の記録が
可能な様に装置をセットするので、記録色の誤りが発生
しに<<、高機能な装置にありがちな、操作ミス等も防
げるという効果がある。
又、本発明により、インクを有するインクシートを用い
て、被記録体に記録を行う記録装置において、上記被記
録体に記録を行なうために、上記インクシートを加熱す
る加熱手段、上記被記録体への記録に係る情報に基づい
て、上記加熱手段による上記インクシートの加熱後、上
記インクシートと上記被記録体との剥離を行う剥離手段
、上記被記録体への記録に係る情報に基づいて、上記剥
離手段の剥離条件を制御する制御手段、上記インクシー
トの交換或いは装置への電源投入時に上記剥離手段を初
期化する様、上記制御手段は、上記剥離手段を制御する
ことを特徴とする記録装置を提供することが可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の実施例に適用し得るインク
リボンの厚さ方向断面図、 第3図(a)・(b)は時間経過と各層間の接着力の変
化の関係を示すグラフ、 第4図は本発明の一実施例を適用したタイプライタ−の
外観斜視図、 第5図及び第6図は本発明の実施例を適用した記録部の
斜視図、 第7図及び第8図はヘッドの回動及びリボンの巻取り機
構を示す平面図、 第9図及び第1O図はその側面図、 第11図は2色リボンカセットの外観斜視図、第12図
はその内部平面図、 第13図は2色リボンカセットの他の実施例を示す外観
斜視図、 第14図〜第17図は色切換え動作を示すための平面図
、 第18図(a)・(b)及び第19図(a) −(b)
は本実施例装置の記録部の拡大模式図、 第20図は、出力装置の構成ブロック図、第21図は出
力装置のパワーオンシーケンスを示すフローチャート、 第22図はリボンに応じた出力範囲を示す図、第23図
はキーオペレーションを示すフローチャート、 第24図はリボンのたるみ取りを示すフローチャート、 第25図はリボンモードチェンジの動作を示すフローチ
ャート、 第26図はカラーチェンジの動作を示すフローチャート
、 第27図は印字ンーケンスを示すフローチャート、第2
8図は印字位置とヘッド、指標の関係を示す図、 50はカセット、58は剥離レバー、25はサーマルヘ
ッド、22はキャリア、M3はアップダウンモータ、2
9はセンサ、CPUはセントラルブロセツシングユニッ
ト、THDはTHドライバ、30aは指標。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)インクを有するインクシートを用いて、被記録体
    に記録を行う記録装置において、 上記被記録体に記録を行なうために、上記インクシート
    を加熱する加熱手段 上記被記録体への記録に係る情報に基づいて、上記加熱
    手段による上記インクシートの加熱後、上記インクシー
    トと上記被記録体との剥離を行う剥離手段、 上記被記録体への記録に係る情報に基づいて、上記剥離
    手段の剥離条件を制御する制御手段 上記インクシートの交換或いは装置への電源投入時に上
    記剥離手段を初期化する様、上記制御手段は、上記剥離
    手段を制御することを特徴とする記録装置
  2. (2)上記制御手段は、該装置が所定の色の記録を行な
    う場合、上記剥離手段を初期することを特徴とする第1
    項記載の記録装置
JP6506486A 1986-02-03 1986-03-24 記録装置 Expired - Fee Related JPH0720724B2 (ja)

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EP19870901119 EP0255841A4 (en) 1986-02-03 1987-02-03 IMAGE RECORDING DEVICE AND INK SHEET CASSETTE APPLICABLE TO SAID DEVICE.
PCT/JP1987/000071 WO1987004666A1 (en) 1986-02-03 1987-02-03 Image recording device and ink-sheet cassette applicable to said device
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US07/714,354 US5175563A (en) 1986-02-03 1991-06-12 Image recording apparatus and ink sheet cassette usable in the image recording apparatus

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0536703Y2 (ja) * 1987-11-16 1993-09-16

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JPH0536703Y2 (ja) * 1987-11-16 1993-09-16

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