JPS62220856A - フロ−ク−ロメトリ検出器 - Google Patents
フロ−ク−ロメトリ検出器Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は被検液中に含まれるイオンの原子価と濃度の検
出に使用されるフロークーロメトリ検出器に係り、特に
核燃料再処理工程におけるウラニウムイオンおよびプル
トニウムイオンの原子価と11度とを検出するために使
用される70−クーロメトリ検出器に関するものである
。
出に使用されるフロークーロメトリ検出器に係り、特に
核燃料再処理工程におけるウラニウムイオンおよびプル
トニウムイオンの原子価と11度とを検出するために使
用される70−クーロメトリ検出器に関するものである
。
(従来の技術)
核燃料再処理の主工程では、一般に溶媒抽出法により使
用済核燃料に含まれているウランd3よびプルトニウム
を核分裂生成物から分離し、さらにウランとプルトニウ
ムを分離精製して回収している。この主工程を連続的か
つ経済的に進行させるためには、温度、圧力、vL間等
の通常のプロセス制御間のほかに化学成分をもモニタし
、それらを適当な値に保持する必要がある。そして、こ
の化学成分のなかでも塩析剤として用いられる硝酸の濃
度とともに、最終目的製品であるウラニウムイオンおよ
びプルトニウムイオンの原子価ごとに濃度の監視は非常
に重要である。従って、多聞の使用済核燃料の再処理を
迅速に行なうためには、これらの濃度を連続的に、ある
いは短い繰り返し周期でモニタできることが必要となる
。ウラニウムイオンおよびプルトニウムイオンの原子価
ごとの濃度を測定できるものとしてフロークーロメトリ
検出器がある。このフロークーロメトリ検出器は被検液
中に含まれるイオン等の分析物質を迅速電解し、ファラ
デーの法則により絶対定量するものであり、この検出器
を複数組み合わせることにより被検液中に種々のイオン
が共存している状態においても特定の原子価のイオンの
濃疾が測定できる装置である。
用済核燃料に含まれているウランd3よびプルトニウム
を核分裂生成物から分離し、さらにウランとプルトニウ
ムを分離精製して回収している。この主工程を連続的か
つ経済的に進行させるためには、温度、圧力、vL間等
の通常のプロセス制御間のほかに化学成分をもモニタし
、それらを適当な値に保持する必要がある。そして、こ
の化学成分のなかでも塩析剤として用いられる硝酸の濃
度とともに、最終目的製品であるウラニウムイオンおよ
びプルトニウムイオンの原子価ごとに濃度の監視は非常
に重要である。従って、多聞の使用済核燃料の再処理を
迅速に行なうためには、これらの濃度を連続的に、ある
いは短い繰り返し周期でモニタできることが必要となる
。ウラニウムイオンおよびプルトニウムイオンの原子価
ごとの濃度を測定できるものとしてフロークーロメトリ
検出器がある。このフロークーロメトリ検出器は被検液
中に含まれるイオン等の分析物質を迅速電解し、ファラ
デーの法則により絶対定量するものであり、この検出器
を複数組み合わせることにより被検液中に種々のイオン
が共存している状態においても特定の原子価のイオンの
濃疾が測定できる装置である。
第4図はかかるフロークーロメトリ検出器の従来例の断
面図を示している。アルミナ多孔質等からなり内部に被
検液流路が形成される筒状の電解隔膜18の内部に作用
電極19が軸方向に充填されている。この作用電極19
は広い電位範囲に適用可能な材質、例えば炭素m雑ある
いはグラジ−カーボン繊維などの束からなっている。作
用電極19は作用電極部分を流れる分析物質の全てを電
解するものであり、このため被検液流路の断面に対して
80%前後の充填率となるように電解隔膜18に挿入さ
れる。前記電解隔膜18の外側には液絡部が電@隔1!
118に接近するようにした参照電極20が配設される
と共に、電解隔膜18の周囲に貴金属からなる対極21
が配設されている。
面図を示している。アルミナ多孔質等からなり内部に被
検液流路が形成される筒状の電解隔膜18の内部に作用
電極19が軸方向に充填されている。この作用電極19
は広い電位範囲に適用可能な材質、例えば炭素m雑ある
いはグラジ−カーボン繊維などの束からなっている。作
用電極19は作用電極部分を流れる分析物質の全てを電
解するものであり、このため被検液流路の断面に対して
80%前後の充填率となるように電解隔膜18に挿入さ
れる。前記電解隔膜18の外側には液絡部が電@隔1!
118に接近するようにした参照電極20が配設される
と共に、電解隔膜18の周囲に貴金属からなる対極21
が配設されている。
前記対極21内は被検液と同種の溶液あるいは塩化カリ
ウム溶液等の対極液22で満たされている。
ウム溶液等の対極液22で満たされている。
又、前記電解隔膜18の両側には導入口24および導出
口25が接続されており、被検液は電解隔1Iis内の
作用電極190部分のみを通流れするようになっている
。この作用電極19への電位の印加および電解電流の取
り出しは、作用電極19に平衡となるようにM解隔膜1
8内に挿入されたグラジ−カーボン等からなる集電休2
3を介して行われる。又、前記電解隔膜18の気孔率、
孔径あるいは厚みなどは電解隔膜を通じて作用電極側か
ら対穫液側へ漏洩する被検液の場が被検液量に比べて無
視できる範囲内におさまるように予め、設定されている
。
口25が接続されており、被検液は電解隔1Iis内の
作用電極190部分のみを通流れするようになっている
。この作用電極19への電位の印加および電解電流の取
り出しは、作用電極19に平衡となるようにM解隔膜1
8内に挿入されたグラジ−カーボン等からなる集電休2
3を介して行われる。又、前記電解隔膜18の気孔率、
孔径あるいは厚みなどは電解隔膜を通じて作用電極側か
ら対穫液側へ漏洩する被検液の場が被検液量に比べて無
視できる範囲内におさまるように予め、設定されている
。
このような70−ク−ロメトリ検出器の作用電極19に
参照電極20の電位を基準とした分析物質の電解電位を
ポテンショスタットで印加し、分析物質を含む被検液を
一定流量で流したときに作用電極19および対極21の
闇には次式に示す大きざの電解tli流が流れる。
参照電極20の電位を基準とした分析物質の電解電位を
ポテンショスタットで印加し、分析物質を含む被検液を
一定流量で流したときに作用電極19および対極21の
闇には次式に示す大きざの電解tli流が流れる。
1−n−F−C−f
開式において、1は電解Ti流(A>、nは分析物質の
電解に関与する電子数、Fはファラデ一定数(C/no
t ) 、Cは分析物質の濃度(mol /41 )、
fは被検液流51 (J /sec )である。ここで
nとFは既知の値であるから、作用電極19および対極
21の間を流れるN解電流を測定することで分析物質の
濃度を検出することができる。従って、このフロークー
ロメトリ検出器を使用することで核燃料再処理工程にお
いて塩析剤として使用され2+4+ ている硝酸溶液中に含有されるUO、U 等のウラニ
ウムイオンおよびPu 、Pu3+等のブ4÷ ルトニウムイオンの定量が10’mol /M程度の濃
度域まで行なわれている。
電解に関与する電子数、Fはファラデ一定数(C/no
t ) 、Cは分析物質の濃度(mol /41 )、
fは被検液流51 (J /sec )である。ここで
nとFは既知の値であるから、作用電極19および対極
21の間を流れるN解電流を測定することで分析物質の
濃度を検出することができる。従って、このフロークー
ロメトリ検出器を使用することで核燃料再処理工程にお
いて塩析剤として使用され2+4+ ている硝酸溶液中に含有されるUO、U 等のウラニ
ウムイオンおよびPu 、Pu3+等のブ4÷ ルトニウムイオンの定量が10’mol /M程度の濃
度域まで行なわれている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかし、従来のフロークーロメトリ検出器では作用電極
19側から対極液22側への被検液の漏洩量を微量にす
るために、電解隔WA18の孔径、気孔率を小さくある
いはその厚さを大きくする必要があり、これにより作用
電極19、対極21間の電気抵抗が非常に大きくなって
いる。このため、作用電極19と対極21との間に流す
ことができる電解電流を小さいものにする必要がある。
19側から対極液22側への被検液の漏洩量を微量にす
るために、電解隔WA18の孔径、気孔率を小さくある
いはその厚さを大きくする必要があり、これにより作用
電極19、対極21間の電気抵抗が非常に大きくなって
いる。このため、作用電極19と対極21との間に流す
ことができる電解電流を小さいものにする必要がある。
以上のことから、従来のフロークーロメトリ検出器では
、高濃度のウラニウムイオンあるいはプルトニウムイオ
ンの濃度の迅速な測定を必要とする核燃料再処理工程に
適用するのが難しい、問題点を有している。
、高濃度のウラニウムイオンあるいはプルトニウムイオ
ンの濃度の迅速な測定を必要とする核燃料再処理工程に
適用するのが難しい、問題点を有している。
そこで、本発明の目的は上記従来技術が有する問題点を
解消し、被検液中の高濃度で含有される分析物質を迅速
に測定でき、これにより核燃料再処理工程におけるウラ
ニウムイオンおよびプルトニウムイオンの原子価と濃度
とを検出するのに最適なフロークーロメトリ検出器を提
供することにある。
解消し、被検液中の高濃度で含有される分析物質を迅速
に測定でき、これにより核燃料再処理工程におけるウラ
ニウムイオンおよびプルトニウムイオンの原子価と濃度
とを検出するのに最適なフロークーロメトリ検出器を提
供することにある。
(問題点を解決するための手段)
本発明による70−クーロメトリ検出器は、被検液が流
れる収納体に電解隔膜と集電体とを配設し、この収納体
の被検液流路内に充填された作用電極と前記集電体との
接触部分に流量絞り管を設けて作用電極と集電体との接
触部分における被検液の圧力損失を減じ、作用電極と集
電体との電気的接続を増大させたことを特徴としている
。
れる収納体に電解隔膜と集電体とを配設し、この収納体
の被検液流路内に充填された作用電極と前記集電体との
接触部分に流量絞り管を設けて作用電極と集電体との接
触部分における被検液の圧力損失を減じ、作用電極と集
電体との電気的接続を増大させたことを特徴としている
。
(作 用)
本発明によれば、作用電極と集電体との接触部分に流量
絞り管を設けたから、作用電極と集電体との接触部分に
おける被検液の圧力損失を小さくでき、また作用電極側
と対極液側の圧力差を小さくして作用電極と対極との間
に大きな電解電流を使用でき、高濃度の分析物質の濃度
測定が迅速に可能となる。
絞り管を設けたから、作用電極と集電体との接触部分に
おける被検液の圧力損失を小さくでき、また作用電極側
と対極液側の圧力差を小さくして作用電極と対極との間
に大きな電解電流を使用でき、高濃度の分析物質の濃度
測定が迅速に可能となる。
(実施例)
一般に、作用電極側から対極液側の被検液の漏洩量を微
量にする方法としては、電解隔膜の孔径。
量にする方法としては、電解隔膜の孔径。
気孔率を小さくあるいは1ツさを大きくし電解隔膜の漏
洩抵抗を大きくする方法と、作用電極の充填率を小さく
して作用電極側の被検液に加わる圧力を減少させて作用
電極側と対極液側との圧力差を小さくする方法とが知ら
れている。本発明者らが作用電極の充填率を変えて種々
実験を行なったところ、作用電極と集電体との電気的接
続が確実に行なわれている状態においては流路断面に対
する作用電極の充填率が60〜80%の範囲でも分析物
質が全て電解されることを見出した。これにより従来作
用電極の充填率を80%前後にする必要があったのは作
用電極と集電体の電気的接続を確実に行うためと推定さ
れた。作用電極と集電体との電気的接続を確実にさえす
れば、作用電極の充填率を小さくできるため、作用電極
部の圧力損失を小さくできる。この結果、従来のように
作用電極を80%前後の充填率で充填した場合に比べて
被検液に加わる圧力が小さくなるため作用電極側と対極
液側の圧力差が小さくなる。これより、電解隔膜の孔径
、気孔率を大きく、あるいは厚さを薄くでき、作用電極
、対極間の電気抵抗を小さくできる。この結果、作用電
極、対極間に流せる電解電流を大きくでき、高濃度の分
析物質の濃度測定が被検液流量を小さくすることなく可
能となる。
洩抵抗を大きくする方法と、作用電極の充填率を小さく
して作用電極側の被検液に加わる圧力を減少させて作用
電極側と対極液側との圧力差を小さくする方法とが知ら
れている。本発明者らが作用電極の充填率を変えて種々
実験を行なったところ、作用電極と集電体との電気的接
続が確実に行なわれている状態においては流路断面に対
する作用電極の充填率が60〜80%の範囲でも分析物
質が全て電解されることを見出した。これにより従来作
用電極の充填率を80%前後にする必要があったのは作
用電極と集電体の電気的接続を確実に行うためと推定さ
れた。作用電極と集電体との電気的接続を確実にさえす
れば、作用電極の充填率を小さくできるため、作用電極
部の圧力損失を小さくできる。この結果、従来のように
作用電極を80%前後の充填率で充填した場合に比べて
被検液に加わる圧力が小さくなるため作用電極側と対極
液側の圧力差が小さくなる。これより、電解隔膜の孔径
、気孔率を大きく、あるいは厚さを薄くでき、作用電極
、対極間の電気抵抗を小さくできる。この結果、作用電
極、対極間に流せる電解電流を大きくでき、高濃度の分
析物質の濃度測定が被検液流量を小さくすることなく可
能となる。
本発明は上記知見に塁いてなされたものであり、以下、
図示する実施例により、さらに具体的に説明する。
図示する実施例により、さらに具体的に説明する。
第1図は本発明によるフロークーロメトリ検出器の一実
施例の断面図、第2図はそのI−IF線断面図である。
施例の断面図、第2図はそのI−IF線断面図である。
第1図において、角rUJ字形に屈曲され内部に被検液
流路3が形成された収納体4に、アルミナ多孔質体等か
らなる円筒状の電解隔膜1と、電解隔膜1の上端面に接
着された黒鉛等の集電体2とが備えられている。前記収
納体4はアルミナからなり、その被検液流路3内には作
用電極11が充填されている。この作用電極11は例え
ば、無撚の炭素11mの束からなっている。又、この作
用電極11は電解隔膜1と集電体2とを合わせた長さと
同一となるように被検液流路3内に充填されている。前
記電解隔膜1の外側には電解隔膜1を覆う筒状の対極6
が設けられると共に、電解隔膜1に液格部5aが接近す
るように参照電極5が配設されている。ここで、対極6
は白金からなり、参照電極5は全体がアルミナからなっ
ている。
流路3が形成された収納体4に、アルミナ多孔質体等か
らなる円筒状の電解隔膜1と、電解隔膜1の上端面に接
着された黒鉛等の集電体2とが備えられている。前記収
納体4はアルミナからなり、その被検液流路3内には作
用電極11が充填されている。この作用電極11は例え
ば、無撚の炭素11mの束からなっている。又、この作
用電極11は電解隔膜1と集電体2とを合わせた長さと
同一となるように被検液流路3内に充填されている。前
記電解隔膜1の外側には電解隔膜1を覆う筒状の対極6
が設けられると共に、電解隔膜1に液格部5aが接近す
るように参照電極5が配設されている。ここで、対極6
は白金からなり、参照電極5は全体がアルミナからなっ
ている。
前記電解隔膜1、集電体2および対極6はアルミナから
なる容器10内に収納され、容器10内に対極液7が充
填されてこれらが対極液7に浸漬される。この場合、容
器10にはオーバーフロ一孔9が形成されて対極液の液
面8が電解隔膜1の上部に位置するようになっている。
なる容器10内に収納され、容器10内に対極液7が充
填されてこれらが対極液7に浸漬される。この場合、容
器10にはオーバーフロ一孔9が形成されて対極液の液
面8が電解隔膜1の上部に位置するようになっている。
又、前記集電体2の外面には金線からなる作用電極リー
ド線13が導電性の無機接着剤を介して接着されており
、さらに集電体2の外面と作用電極リード線13は絶縁
性の無機接着剤でコーティングされて対極液7と接触し
ないようになっている。
ド線13が導電性の無機接着剤を介して接着されており
、さらに集電体2の外面と作用電極リード線13は絶縁
性の無機接着剤でコーティングされて対極液7と接触し
ないようになっている。
このようなフロークーロメトリ検出器において、前記作
用電極11と集電体2との接触部分には流…絞り管12
が設けられている。すなわち、′a量絞り管12は、第
2図に示すように、被検液流路3に充填された作用電極
11の上方から被検液流路内に挿入され、その下端部が
電解隔111と集電体2との境界面に一致され、その上
端部が集電体2の上端部と一致するように設けられるも
のである。この流出絞り管12は円筒状のアルミナから
なり、中央に軸方向の流路15が形成されている。
用電極11と集電体2との接触部分には流…絞り管12
が設けられている。すなわち、′a量絞り管12は、第
2図に示すように、被検液流路3に充填された作用電極
11の上方から被検液流路内に挿入され、その下端部が
電解隔111と集電体2との境界面に一致され、その上
端部が集電体2の上端部と一致するように設けられるも
のである。この流出絞り管12は円筒状のアルミナから
なり、中央に軸方向の流路15が形成されている。
このように、流出絞り管12が集電体2と作用電極11
との接触部分に設けられることで、集電体2と作用電極
11との電気的接続が確実となると共に、導入口14か
ら導出016の間の流路3内を通流する被検液の量をあ
る程度、制限するため集電体2と作用電極11との接触
部分における圧力損失を低減させることができる。なお
符号17は対極リード線である。
との接触部分に設けられることで、集電体2と作用電極
11との電気的接続が確実となると共に、導入口14か
ら導出016の間の流路3内を通流する被検液の量をあ
る程度、制限するため集電体2と作用電極11との接触
部分における圧力損失を低減させることができる。なお
符号17は対極リード線である。
次に以上の実施例を具体的な数値で構成した場合の測定
例を説明する。
例を説明する。
前記電解隔膜1を平均孔直径0.58μm気孔率42%
のアルミナ焼結体で形成し、その寸法を内径5H,外径
14mm、長さ4011Illとし、又、前記集電体2
をこの電解隔膜1と同一の内・外径の長さ101mの1
n体から形成した。前記作用電極11として平均直径8
.6μmの無撚炭素Il#f1束を使用し、電解隔膜1
部分の被検液流路断面に対する充填率が60%になるよ
うに長さ5011111の前記繊維を29.000本充
填した、又、前記流量絞り管12は外径3m1m、内径
2mm、長さ10mmのアルミナ管で成形し、この外径
は流量絞り管12部分の作用電極11の充填率が80%
になるように設定したものである。被検液は収納体4の
上部の被検液導入口14から流入され、被検液流路3を
通過後、作用電極11の下部に導かれ、電M隔膜1内の
作用電極11を通流後、集電体2内に配置された流量絞
り管12の中央部に形成された流路15を通り、被検液
導出016より流出する。
のアルミナ焼結体で形成し、その寸法を内径5H,外径
14mm、長さ4011Illとし、又、前記集電体2
をこの電解隔膜1と同一の内・外径の長さ101mの1
n体から形成した。前記作用電極11として平均直径8
.6μmの無撚炭素Il#f1束を使用し、電解隔膜1
部分の被検液流路断面に対する充填率が60%になるよ
うに長さ5011111の前記繊維を29.000本充
填した、又、前記流量絞り管12は外径3m1m、内径
2mm、長さ10mmのアルミナ管で成形し、この外径
は流量絞り管12部分の作用電極11の充填率が80%
になるように設定したものである。被検液は収納体4の
上部の被検液導入口14から流入され、被検液流路3を
通過後、作用電極11の下部に導かれ、電M隔膜1内の
作用電極11を通流後、集電体2内に配置された流量絞
り管12の中央部に形成された流路15を通り、被検液
導出016より流出する。
このように構成されたフロークーロメトリ検出器を用い
て、検出効率(電解電流の実測値と理論値の比)を2規
定の硝酸溶液からなる被検液の流量と分析物質のめ度を
パラメータとして測定した。
て、検出効率(電解電流の実測値と理論値の比)を2規
定の硝酸溶液からなる被検液の流量と分析物質のめ度を
パラメータとして測定した。
ここで、分析物質としては第二鉄イオン(F e ”イ
オン)を使用した。又、対極液は被検液と同一の2規定
の硝酸溶液を使用した。結果を第3図の3十 実線Aに示1゜Fe イオンの濃度が10−3〜10”
mol /41では被検液の流量の増加とともに検出効
率が少しずつ小さくなっているが、2−/10において
も99%程度であった。Fe3+イオンのIIrtlが
0.3Mの場合は流量が1.5m/1n付近t’T’1
.t10’ 〜10−1+mol /41 (DjlA
合ト同様であるが、1.5++d!、/+in以上では
検出効率が急激に増加して100%を超えている。この
ことは、硝酸溶液がFe3+イオンの電解電流によって
分解されたことによると推定される。従って、本実施例
でのFe3+イオンの測定上限の濃度が流量が1.5M
1/winにおいて0.3+ol /41 テあり、こ
の濃度をウランに換算した場合においては、0、151
nol /41 (約40s/N)プルトニウムでは
0.3mol /J! (約72g/ρ)となる。一
方、従来装置を使用して作用電極の充填率が80%にな
るように直径8.6μmの炭素繊維を390.000本
充填して同様に測定した検出効率を第3図に破線Bで示
す。この場合、被検液流出が1ml!/1llinにお
いて検出効率は86%程度である。これは作用電極部分
の圧力損失が大きいため、作用電極側から対極液側への
被検液の河洩槍が多いことによると考えられる。従って
、従来装置で検出効率を99%程度にするためには電M
、隔膜の厚さを相当厚くするか、あるいは孔径、気孔率
を小さくする必要があり、測定できるイオン温度が非常
に小さい場合にしか適用できない。これに対して本実施
例では高濃度のイオンが含まれていてもその測定を行な
うことができる。
オン)を使用した。又、対極液は被検液と同一の2規定
の硝酸溶液を使用した。結果を第3図の3十 実線Aに示1゜Fe イオンの濃度が10−3〜10”
mol /41では被検液の流量の増加とともに検出効
率が少しずつ小さくなっているが、2−/10において
も99%程度であった。Fe3+イオンのIIrtlが
0.3Mの場合は流量が1.5m/1n付近t’T’1
.t10’ 〜10−1+mol /41 (DjlA
合ト同様であるが、1.5++d!、/+in以上では
検出効率が急激に増加して100%を超えている。この
ことは、硝酸溶液がFe3+イオンの電解電流によって
分解されたことによると推定される。従って、本実施例
でのFe3+イオンの測定上限の濃度が流量が1.5M
1/winにおいて0.3+ol /41 テあり、こ
の濃度をウランに換算した場合においては、0、151
nol /41 (約40s/N)プルトニウムでは
0.3mol /J! (約72g/ρ)となる。一
方、従来装置を使用して作用電極の充填率が80%にな
るように直径8.6μmの炭素繊維を390.000本
充填して同様に測定した検出効率を第3図に破線Bで示
す。この場合、被検液流出が1ml!/1llinにお
いて検出効率は86%程度である。これは作用電極部分
の圧力損失が大きいため、作用電極側から対極液側への
被検液の河洩槍が多いことによると考えられる。従って
、従来装置で検出効率を99%程度にするためには電M
、隔膜の厚さを相当厚くするか、あるいは孔径、気孔率
を小さくする必要があり、測定できるイオン温度が非常
に小さい場合にしか適用できない。これに対して本実施
例では高濃度のイオンが含まれていてもその測定を行な
うことができる。
このように本実施例によれば、被検液の流出を格別、少
なくすることなく高濃度の分析物質の濃度測定が可能で
あるから、核燃料の再処理主工程においてウラニウムイ
オンおよびプルトニウムイオンの原子価別の濃度測定に
使用できるものである。
なくすることなく高濃度の分析物質の濃度測定が可能で
あるから、核燃料の再処理主工程においてウラニウムイ
オンおよびプルトニウムイオンの原子価別の濃度測定に
使用できるものである。
なお、本発明は種々変更が可能である。電解隔膜および
集電体を円筒形以外の他の形状にしてもよく、流ル絞り
管も同様である。又、電解隔膜の孔径、気孔率の数値、
厚さ、あるいは作用電極の充填率も変更できる。さらに
は、フロークーロメトリ検出器を複数直列に接続して、
各検出器で特定イオンの測定も行なってもよい。
集電体を円筒形以外の他の形状にしてもよく、流ル絞り
管も同様である。又、電解隔膜の孔径、気孔率の数値、
厚さ、あるいは作用電極の充填率も変更できる。さらに
は、フロークーロメトリ検出器を複数直列に接続して、
各検出器で特定イオンの測定も行なってもよい。
以上のとおり本発明によれば、被検液の流路に配設され
た作用電極と集電体との接触部分に流量絞り管を設けて
、作用電極と集電体との接触部分における被検液の圧力
損失を小さくすると共に、作用電極の集電体との電気的
接続を確保したから、被検液に作用する圧力が小さくな
り、作用電極側と対極液側の圧力差が小さくなる。これ
より、電解隔膜の孔径、気孔率を大きくあるいは厚さを
Mくでき、作用電極・対極間の電気抵抗を小さくできる
。従って、作用電極と対極との間に大きな電解電流を使
用できるから、被検液の流量を少なくすることなく、高
濃度の分析物質の濃度測定か迅速に可能となる。
た作用電極と集電体との接触部分に流量絞り管を設けて
、作用電極と集電体との接触部分における被検液の圧力
損失を小さくすると共に、作用電極の集電体との電気的
接続を確保したから、被検液に作用する圧力が小さくな
り、作用電極側と対極液側の圧力差が小さくなる。これ
より、電解隔膜の孔径、気孔率を大きくあるいは厚さを
Mくでき、作用電極・対極間の電気抵抗を小さくできる
。従って、作用電極と対極との間に大きな電解電流を使
用できるから、被検液の流量を少なくすることなく、高
濃度の分析物質の濃度測定か迅速に可能となる。
第1図は本発明に係るフロークーロメトリ検出器の一実
施例の縦断面図、第2図は第1図における■−■線断面
図、第3図は検出効率−被検液流量の特性図、第4図は
従来のフロークーロメトリ検出器の縦断面図である。 1・・・電解1!i!嗅、2・・・集電体、3・・・被
検液流路、4・・・収納体、5・・・参照電極、6・・
・対極、7・・・対極液、10・・・容器、11・・・
作用電極、12・・・流量絞り管。 出願人代理人 佐 藤 −雄 蔓 l 図 蔓2 図 ネ交虜に東流量 (備)l摺iガ)狭山効率−1L
検歳流量贋性 午 3 図 蔓4 圓
施例の縦断面図、第2図は第1図における■−■線断面
図、第3図は検出効率−被検液流量の特性図、第4図は
従来のフロークーロメトリ検出器の縦断面図である。 1・・・電解1!i!嗅、2・・・集電体、3・・・被
検液流路、4・・・収納体、5・・・参照電極、6・・
・対極、7・・・対極液、10・・・容器、11・・・
作用電極、12・・・流量絞り管。 出願人代理人 佐 藤 −雄 蔓 l 図 蔓2 図 ネ交虜に東流量 (備)l摺iガ)狭山効率−1L
検歳流量贋性 午 3 図 蔓4 圓
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、被検液の流路が形成され、この被検液流路に電解隔
膜と集電体とが位置するように形成された収納体と;こ
の収納体の流路内に充填された作用電極と;前記電解隔
膜の外側に設けられた対極と;前記電解隔膜の外側に液
絡部が位置するように配設された参照電極と;これらを
浸漬する対極液が内部に充填された容器と;前記集電体
と作用電極との接触部分に位置するように前記被検液流
路内に配設された流量絞り管とを備えていることを特徴
とするフロークーロメトリ検出器。 2、前記電解隔膜と集電体とが前記収納体の軸方向に連
設されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
記載のフロークーロメトリ検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6527686A JPS62220856A (ja) | 1986-03-24 | 1986-03-24 | フロ−ク−ロメトリ検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6527686A JPS62220856A (ja) | 1986-03-24 | 1986-03-24 | フロ−ク−ロメトリ検出器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62220856A true JPS62220856A (ja) | 1987-09-29 |
Family
ID=13282238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6527686A Pending JPS62220856A (ja) | 1986-03-24 | 1986-03-24 | フロ−ク−ロメトリ検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62220856A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01172744A (ja) * | 1987-12-26 | 1989-07-07 | Power Reactor & Nuclear Fuel Dev Corp | フロークーロメトリ用電解セル |
-
1986
- 1986-03-24 JP JP6527686A patent/JPS62220856A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01172744A (ja) * | 1987-12-26 | 1989-07-07 | Power Reactor & Nuclear Fuel Dev Corp | フロークーロメトリ用電解セル |
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