JPS6221833B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6221833B2
JPS6221833B2 JP53087519A JP8751978A JPS6221833B2 JP S6221833 B2 JPS6221833 B2 JP S6221833B2 JP 53087519 A JP53087519 A JP 53087519A JP 8751978 A JP8751978 A JP 8751978A JP S6221833 B2 JPS6221833 B2 JP S6221833B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wood
adhesive
flour
mesh
particle board
Prior art date
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Expired
Application number
JP53087519A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5513759A (en
Inventor
Mikio Tantani
Yoshihiro Kato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dantani Plywood Co Ltd
Original Assignee
Dantani Plywood Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dantani Plywood Co Ltd filed Critical Dantani Plywood Co Ltd
Priority to JP8751978A priority Critical patent/JPS5513759A/ja
Publication of JPS5513759A publication Critical patent/JPS5513759A/ja
Publication of JPS6221833B2 publication Critical patent/JPS6221833B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は粒度が規制され、かつ吸水性が改良さ
れた木粉よりなる木材用接着剤の増量、充填材と
磨きパーテイクルボードとの製造法に関する。 従来、木材加工用接着剤の増量、充填材として
小麦粉、大麦粉、脂肪大豆粉、血粉などが用いら
れているが、これ等の内、植物系粉は飼料又は食
品などに利用されているため高価であり、しか
も、天然物の為め価格変動が大きく、更には産地
別、天候による品質の安定性を欠き、製糊上問題
が多い。 そこで、上記増量充填剤の代替として、常時安
易に入手出来、品質的にも安定した価格の安い木
粉の利用も多く試みられ、文献(昭和46年2月20
日発行木材工業の廃材とその利用(科学技術庁資
源調査会編))にも記載されている。 ところが、文献に記載された通常の木材や廃材
(製材)鋸屑などを粉砕して得られる150メツシユ
以下の粒度分布にある木粉を水溶性合成樹脂接着
剤に添加した場合、混合時に於て接着剤と木粉と
は混りにくく充分に混和する為には長時間の撹
拌、混合を必要として実用的ではない。又、充分
混和した後も接着剤と木粉が分離しやすい性質が
あり、使用経時中一部の木粉が分離し、そのため
に被塗物基板に対し接着剤の均等な塗布が困難で
接着むらを生じ、実用的でない。更に接着剤と木
粉を分離しにくくする為め、150メツシユスルー
の木粉を混和しても木粉の吸水性が、小麦粉、大
麦粉、脂肪大豆粉に比し大きく、接着作業に適し
た粘度に調整するには多量の水が必要で、接着剤
中の有効樹脂固形分比率が非常に小さくなつて、
接着力が実用に耐えられない状態になる。 即ち、通常使用している尿素系の合板製造用接
着に於ては45%固形分を有する尿素樹脂100重量
部に対し、小麦粉25部、水25部、硬化剤0.8部の
みを混和し20poise程度にして使用すれば、JAS
普通合板2類に合格するが、木粉を入れた場合、
45%固形分を有する尿素樹脂100重量部に対し150
メツシユスルーの木粉25部を加えた場合、これを
20poiseにする為めには85部の水を加え、更に0.8
部の硬化剤を入れねばならない。この場合、接着
力に影響ある尿素固形分は従来の配合に比べ約30
%少なくなり、JAS普通合板2類に合格しない。 更に、このような水分率の大きい木粉を混入し
た接着剤を合板製造に使用した場合、水分が異常
に多いため、100℃以上の温度で加熱圧縮する
と、多量に発生する水蒸気により接着面が剥れる
状態(通称パンク現象)となり実用に耐えられな
い。100℃以下の低温で接着する場合は、接着剤
中の水分発散に長時間を必要とし、これも又実用
的とは云えない。 以上のように、前記文献に記載された150メツ
シユスルーの木粉の利用は実験的には出来ても、
JAS(日本農林規格)の普通合板試験に合格しが
たく、実用には適しない状態にある。 また、特開昭54−39号公報には、単独の木粉に
合成樹脂を吹きつけたり、含浸したのち、乾燥
し、更にボールミルなどで微粉化した100メツシ
ユ通過の木粉よりなる合板用接着剤の充填剤が記
載され、特開昭53−124543号公報には、単独のチ
ツプに熱硬化性樹脂初期縮合物をシヤワーや減
圧・加圧注入したのち加熱し、更に粉砕機で粉砕
して得た100メツシユ通過の木粉よりなる接着剤
配合用木質微粉が記載されている。 ところが、100メツシユスルーの粒度の大きな
樹脂含浸木粉を接着剤液に混入した時の糊液の流
動性、塗布性、延展性、沈降性、接着力などの諸
物性を150メツシユスルーの樹脂含浸木粉のそれ
とを比較すると以下の表のようになる。
【表】
【表】 この表から見られるように、150メツシユスル
ーの樹脂含浸木粉を用いた糊液は100メツシユス
ルーの樹脂含浸木粉を用いた糊液に比較して格段
にすぐれた流動性、塗布性、延展性等を有し、接
着力が大きいものである。 これに対し、100メツシユスルーの樹脂含浸木
粉は、糊液粘度を21poiseに調整するためには多
量の水を添加しなければならず、そのために流動
性や塗布性などの糊液状態を悪化し、かつ接着力
が大幅に低下する。 また、前記特開昭54−39号公報記載のもの及び
特開昭53−124543号公報記載のものは、木粉の合
成樹脂液をスプレーやシヤワーなどで塗布した
り、樹脂液の木粉を浸漬したり、さらには減圧・
加圧含浸するなど、種々の含浸処理作業を行なつ
た後、加熱、乾燥し、さらにボールミルや粉砕機
を用いて粉砕し、その後分篩する等の加工工程が
必要で、得られる木粉のコストも非常に高くな
り、得られる製品は樹脂含浸木粉のみである。 本発明は上記の問題点に対処し、合成樹脂を表
面に付着又は含侵させた150メツシユスルーの粒
度の木粉よりなる木材接着用増量、充填剤と磨き
パーテイクルボードとを共に得ることができ、前
記木材接着用増量、充填剤は木粉の吸水性を減少
させ、接着剤との混和時に於ける混和性の向上及
び木粉の分離性を改善し、使用上の作業性を改善
し接着性能を向上させることができる木材接着用
増量、充填剤とパーテイクルボードの製造法を提
供するものである。 なお、150メツシユ以下の大きな粒度の物を多
量に含む木粉では接着剤液に混入した時の流動性
や混合性が従来用いている小麦粉や米粉等の増
量、充填剤よりも悪くなり、塗布作業性や結果的
には接着力が良くないとともに、木粉自体の吸水
性を改良するために要する樹脂含浸等の処理作業
と時間も粒度が大きくなればなるほど加圧含浸法
等が必要となつて複雑かつ長時間となり、得られ
る木粉自体のコストも高くなる等の問題点が生じ
る。 木粉に対する合成樹脂の付着、含浸量としては
木粉全乾重量に対し3〜30%の範囲にあれば良
い。 前記目的を達成するために、本発明の木材接着
用増量、充填材とパーテイクルボードの製造法
は、粉砕された木片に熱硬化型合成樹脂液を混合
させてパーテイクルボードとした後、該パーテイ
クルボードの表裏面をサンダー切削し、発生した
サンダー木粉を150メツシユの篩によつて分篩し
て150メツシユスルーの粒度の樹脂含浸木粉と磨
きパーテイクルボードとを得ることを特徴とす
る。 以下本発明の実施例を上げる。 以下、部は特記なき限り重量%を示す。 16メツシユスルーの粒度分布に粉砕された木片
に尿素接着剤を該木片絶乾100部に対し10部混合
して作られたパーテイクルボードのその表面を厚
み規正又は平滑にする為めにサンダー加工した時
に生じる尿素樹脂付着木粉を増量、充填剤として
150メツシユにてふるい、これにより、木材接着
用増量、充填剤と磨きパーテイクルボードとを得
た。 尿素接着剤(固形分45%)100部に対し上記増
量、充填剤を25部、水を30部及び硬化剤を適量加
え混合し、粘度が約20poiseの接着剤とした。つ
いで該接着剤を厚み1.5mmの含水率を10%程度に
乾燥した木材単板の両面におのおの125g/m2
布して芯板とし、その表裏面にそれぞれ1.5mmの
乾燥(10%程度の含水率)単板を置き、接着剤が
乾かない適当な時間仮圧着後、温度120℃、圧力
10Kg/cm2、時間2分間熱圧して合板とした。その
合板を普通合板の日本農林規格(JAS)2類試験
に従つて試験の結果、いずれも充分合格する値を
得た。なお、塗布機による接着剤の状態は、塗布
性や粘度変化はともに従来品と大差なく良好な結
果であつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 粉砕された木片に熱硬化型合成樹脂液を混合
    させてパーテイクルボードとした後、該パーテイ
    クルボードの表裏面をサンダー切削し、発生した
    サンダー木粉を150メツシユの篩によつて分篩し
    て150メツシユスルーの粒度の樹脂含浸木粉と磨
    きパーテイクルボードとを得ることを特徴とした
    木材接着用増量、充填剤とパーテイクルボードの
    製造法。
JP8751978A 1978-07-17 1978-07-17 Bulking filler of wood flour for wood adhesive Granted JPS5513759A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8751978A JPS5513759A (en) 1978-07-17 1978-07-17 Bulking filler of wood flour for wood adhesive

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8751978A JPS5513759A (en) 1978-07-17 1978-07-17 Bulking filler of wood flour for wood adhesive

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5513759A JPS5513759A (en) 1980-01-30
JPS6221833B2 true JPS6221833B2 (ja) 1987-05-14

Family

ID=13917233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8751978A Granted JPS5513759A (en) 1978-07-17 1978-07-17 Bulking filler of wood flour for wood adhesive

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5513759A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3807830B2 (ja) * 1997-09-19 2006-08-09 株式会社タバタ ナイフ保持具

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53124543A (en) * 1977-04-06 1978-10-31 Oshika Shinko Co Wood flour for use as compounding ingredient of adhesives
JPS5439A (en) * 1977-06-02 1979-01-05 Mitsui Toatsu Chem Inc Filler for polywood adhesive

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53124543A (en) * 1977-04-06 1978-10-31 Oshika Shinko Co Wood flour for use as compounding ingredient of adhesives
JPS5439A (en) * 1977-06-02 1979-01-05 Mitsui Toatsu Chem Inc Filler for polywood adhesive

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JPS5513759A (en) 1980-01-30

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