JPS62218174A - 感熱転写体 - Google Patents

感熱転写体

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JPS62218174A
JPS62218174A JP6356286A JP6356286A JPS62218174A JP S62218174 A JPS62218174 A JP S62218174A JP 6356286 A JP6356286 A JP 6356286A JP 6356286 A JP6356286 A JP 6356286A JP S62218174 A JPS62218174 A JP S62218174A
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JP
Japan
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heat
fine powder
weight
ink
magnetic
Prior art date
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Pending
Application number
JP6356286A
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English (en)
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Osamu Saito
治 斎藤
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Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感熱転写体に係わり、さらに詳しくはその熱溶
融性インク層の改良に関する。
〔従来の技術〕
感熱転写体における熱熔融性インクは、顔料、染料など
の着色剤、ワンクスなどのバインダー剤、石油樹脂など
の熱可塑性樹脂、ミネラルオイルなどの柔軟剤などを含
有してなり、塗布により基体上に層状に設けられ、印字
にあたっては、感熱ヘッドによる加熱により局部的に熔
融して基体上から剥離し、被印字紙上に転写するもので
ある(例えば特開昭55−3919号公報)。
しかしながら、上記のような熱熔融性インクは、表面粗
度の大きい、いわゆるラフ紙に対しては、溶融したイン
クが紙表面の凸部あるいはその近傍にのみ転写するだけ
で凹部に入り込まないため、転写が不充分となり、鮮明
な印字が得られないという問題があった。
そこで、熱転写シートに導電層を設け、被印字紙の背面
に背面電極を設け、熱転写シートと背面電極との間に電
界を印加して表面の粗い普通紙にも印字できるようにす
ることが提案されているが(特開昭59−76294号
公報)、上記提案には具体的な電界の印加手段が明示さ
れておらず、提案されている内容だけからは、熱転写シ
ートへの電界の印加が確実かつ安定になされるとは思え
ず、従って、サーマルヘッドにより軟化した転写部材が
當に一様な帯電量を得ることがむつかしく、電界の強さ
が不安定であるという問題が残されていると考えられる
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上のように、従来から採用されている熱溶融性インク
では、表面粗度の大きいラフ紙に対して鮮明な印字をす
ることができず、また、それを解消するための提案も帯
電量の不均一さのために、結果的には、期待したような
印字ムラの解消は困難であり、かえって一般的な熱転写
より不安定な5素を持つなどの問題があって、必ずしも
良好な結果が得られなかった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、熱溶融性インク層中に磁性体の微粉末を含有
させることにより、前記提案法におけるような不安定で
不確実な要素を含む手段であることからくる印字の不安
定さ、印字ムラを生じることな(、表面粗度の大きなラ
フ紙に対しても鮮明な印字ができる1:t3熱転写体を
提供したものである。
すなわら、表面に凹凸を有するラフ紙に対して鮮明な印
字を行うには、ラフ紙の表面の凹部に対しても凸部と同
様にインクが転写されることが必要であるが、上記のよ
うに熱熔融性インク層中に磁性体の微粉末を含有させ、
それを例えばゴム磁石を表面に被覆した帯磁プラテンを
備えたFF!、熱転写プリンターにより印字すると、感
熱へ・7ドによっテ熔融されたインクは、上記プラテン
の磁界中に置かれているため、プラテンの方向に引き寄
せられ、上記プラテン上に置かれた被印字紙表面に強く
引き寄せられた状態で付着し、その結果、ラフ紙の凹部
に対してその凸部同様にインクが転写され鮮明な印字が
得られるようになるのである。
そして、本発明では、熱溶融したインク層は、磁性体微
粉末が均一に分布されているために、溶融した部分は磁
性体微粉末に働く磁気的に均一な吸引力を受けるので、
前記提案法におけるような帯電量の不均一、不安定さの
ために生じる転写の不均一さ、転写ムラなどは生じない
本発明において、熱熔融性インク層中に含有させておく
磁性体の微粉末は、それ自身ですでに磁化しているもの
はもとより、帯磁プラテンで励磁できるものであれば未
磁化のものであってもよい。
上記磁性体の微粉末は、例えばマグネタイト(F133
04)のようにそれ自身で顔料として使用できるもので
もよいし、また着色剤としての能力を持たないものでも
よい、そして粒度的には平均粒径で0.01〜1.0μ
m程度のものが好ましい。
本発明において用いられる磁性体微粉末の代表的なもの
を例示すると、例えば上記のマグネタイト(Fe304
) 、r−Fe2O3(ガンマヘマタイト)、Co0−
Fe2O3(コバルトフェライト)、Co(コバルト)
 、G o −N i  (コバルト−ニッケル合金)
、Co−P(コバルト−リン合金)、Cr02(二酸化
クロム)、Fe(鉄)、Ba−フェライト (バリウム
−フェライト)などの100エルステッド以上の保磁力
を有する強磁性体の微わ)末があげられる。
熱熔融性インク中への磁性体微粉末の配合量は、上記磁
性体微粉末を着色剤として用いるかどうかによって大き
く充なり、また、それらの磁性の強さなどによっても異
なるが、磁性体微粉末が着色剤としての役割を兼ねない
場合には磁性体微粉末が熱溶融性インク中の3〜50重
量%を占めるようにするのが好ましく、また、磁性体微
粉末を着色剤としても用いる場合には、磁性体微粉末が
熱熔融性インク中の25〜85重量%を占めるようにす
るのが好ましい、すなわち、磁性体微粉末が着色剤とし
ての役割を兼ねない場合、磁性体微粉末の量が上記範囲
より少ないと、ラフ紙の凹部にインクを充分に転写する
ことができず、したがって印字が不鮮明になり、磁性体
微粉末の量が上記範囲より多くなると、インク層が皮膜
形成能を失って、感熱転写体を作製することができなく
なるか、たとえ転写体を作ることができたとしても、被
印字紙に付着しなくなるからである。そして、磁性体微
粉末を着色剤としても用いる場合には、磁性体としてラ
フ紙への印字を可能にする役割に加えて、着色剤として
も働くことが必要なことより、熱溶融性インク中で占め
る量の下限は前述のように30重量%と、着色剤として
の役割を兼ねない場合よりも高くなり、上限は着色剤と
しての役割を兼ねることによってカーボンブランクなど
の着色剤を減らすことができるので、前述のように85
市量%と、着色剤としての役割を韮ねない場合よりも高
くできる。
基体としては、例えばポリエステルフィルム(ポリエチ
レンテレフタレートフィルム)、ポリイミドフィルム、
ポリカーボネートフィルム、ナイロンフィルム、ポリス
ルフォンフィルム、セロファン、三酢酸セルロースフィ
ルム、ポリプロピレンフィルムなどが用いられる。
そして、前記の磁性体微粉末以外の熱熔融性インクの構
成成分は、例えば顔料、染料などの着色剤、ワンラス類
などのバインダー剤、石油樹脂などの熱可塑性樹脂、例
えば流動パラフィンなどの柔軟剤、例えばジオクチルス
ルフォコハク酸ナトリウムなどのその他の添加剤などで
あり、これらはこの種の感熱転写体の熱溶融性インクの
構成成分として通常用いられているものと同様のもので
ある。ただし、磁性体微粉末がマグネタイトのように着
色剤としての能力を持っている場合には着色剤の全部ま
たは一部を省略することができる。
〔実施例〕
つぎに実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1 パラフィンワックスaom1部、カルナウバワックス2
0重量部、石油+1脂20重量部およびジオクチルスル
フォコハク酸ナトリウム5重量部からなる!!)溶融性
組成物100重量部に対して平均粒径1.θμ−のマグ
ネタイト(Fe304、保磁力350エルステツド)粉
末を40重量部加えて混合し、これをミネラルスピリッ
ト250重量部中に熔解して黒色インクを調製した。
これを厚さ6μ霞のポリエステルフィルム(ポリエチレ
ンテレフタレートフィルム)上に乾燥厚が4μ鴫になる
ように塗布し、乾燥後、裁断して幅6.3M−のリボン
状の感熱転写体を作製した。第1図に上記のようにして
作製された感熱転写体を模式的に示す0図中、1は基体
、2は熱溶融性インク屓で、3は上記熱溶融性インク層
2中に含有された磁性体微粉末であり、本実施例におい
ては、基体1としてはポリエステルフィルムが用いられ
、磁性体微粉末としてはマグネタイト粉末が用いられて
いて、マグネタイトは黒色顔料としての役割をも果たし
ている。そして、上記感熱転写体のBfa融性インク中
においてマグネタイトの占める量は28.6ffi量%
である。
実施例2 パラフィンワックス40重量部、カルナウバワックス2
0重量部、石油樹脂20重量部、カーボンブラック15
重量部およびジオクチルスルフォコハク酸ナトリウム5
重量部からなるカーボン入り熱熔融性組成物100重量
部に対して平均粒径0.4μ曙のr−Fe203(保磁
力320エルステツド)粉末を25重量部加え、混合し
、これをミネラルスビリソ) 200ifi量部中に入
れ混合して黒色インクを調製した。この感熱転写体にお
ける熱溶融性インク中のγ−F(1203が占める量は
20重量%である。
この黒色インクを用い、以後実施例1と同様にしてリボ
ン状のr:j3熱転写体を作製した。
実施例3 磁性体の微粉末として、実施例2のr−Fe203に代
えて、平均粒径0.6 p mのCo0−Fe2O3(
保磁力580エルステツド)粉末を用い、このCoo・
l?e203を実施例2のカーボン入り熱溶融性組成物
100重量部に対して30重量部加えたほかは、実施例
2と同様にしてリボン状の感熱転写体を作製した。この
!3熱転写体における熱溶融性インク中のCoo・Fe
2O3が占める量は23.1重量%である。
実施例4 磁性体の微粉末として、実施例2のr−Fe203に代
えて、平均粒径0.2μmのCo(保磁力950エルス
テツド)粉末を用い、このCo粉末を実施例2のカーボ
ン入り熱熔融性組成物100重量部に対して15重量部
加えたほかは、実施例2と同様にしてリボン状の感熱転
写体を作製した。この感熱転写体における熱溶融性イン
ク中のCoが占める量は13.0ffi1%である。
実施例5 磁性体の微粉末として、実施例2のγ−Fe2O3に代
えて、平均粒径0.3 p mのCo−N1(保磁力8
50エルステツド)粉末を用い、このC。
−Ni粉末を実施例2のカーボン入り熱熔融性組成物1
00重量部に対して20重量部加えたほかは、実施例2
と同様にしてリボン状の感熱転写体を作製した。この感
熱転写体における熱溶融性インク中のCo−Niが占め
る量は16.7ffi量%である。
実施例6 磁性体の微粉末として、実施例2のT−Fe2o3に代
えて、平均粒径0.5μ鴎のCo−P(保磁力800エ
ルステツド)粉末を用い、このCo−P粉末を実施例2
のカーボン入り熱熔融性組成物100重量部に対して3
5重量部加えたほかは、実施例2と同様にしてリボン状
の感熱転写体を作製した。この感熱転写体における8熔
融性インク中のCo−Pが占める發は25.9重量%で
ある。
実施例7 磁性体の微粉末として、実施例2のγ−Fe2O3に代
えて、平均粒径0.4μmのCrO2(保磁力560エ
ルステツド)粉末を用い、このCrO2粉末を実施例2
のカーボン入り熱熔融性組成物100重量部に対して2
0重量部加えたほかは、実施例2と同様にしてリボン状
の感熱転写体を作製した、この感熱転写体における熱溶
融性インク中のCrO2が占める量は16.7重量%で
ある。
実施例8 磁性体の微粉末として、実施例2の?−Fe2o3に代
えて、平均粒径0.8μmのFe(保磁力1100エル
ステツド)粉末を用い、このFe粉末を実施例2のカー
ボン入り熱溶融性組成物100重量部に対して30重量
部加えたほかは、実施例2と同様にしてリボン状の感熱
転写体を作製した。この感熱転写体における熱溶融性イ
ンク中のFeが占める量は23.1重量%である。
実施例9 磁性体の微粉末として、実施例2のr−Fe203に代
えて、平均粒径0.6μlのBa−フェライト(保磁力
520エルステツド)粉末を用い、このBa−フェライ
ト粉末を実施例2のカーボン入り熱熔融性組成物100
重量部に対して20重量部加えたほかは、実施例2と同
様にしてリボン状の感熱転写体を作製した。この感熱転
写体における熱熔融性インク中のBa−フェライトが占
める量は16.7重量%である。
比較例 実施例1におけるマグネタイトに代えてカーボンブラッ
クを用いたほかは実施例1と同様にして、リボン状の感
熱転写体を作製した。
〔発明の効果〕
以上のように作製した実施例1〜9および比較例の感熱
転写体を用い、プリンターには8ドツト/11Illの
サーマルヘッドを持ち、かつゴム磁石を表面に被覆した
帯磁プラテン(保磁力150エルステツド)を備えた1
3熱転写プリンターを使用し、ベック平滑度が20秒の
コツトン紙に印字したときの転写面積率を第1表に示す
第   1   表 第1表に示すように、本発明の実施例1〜9の感熱転写
体は、従来品を示す比較例の!3熱転写体に比べて転写
面積率が大きく、コツトン紙のようなラフ紙に対しても
鮮明な印字をすることができた。
なお、上記実施例ではヘノク平壱度が20秒のコノトン
紙に対して転写を行い、その効果を確認したが、本発明
によれば、磁性体微粉末の量を変えることなどによって
、例えばポンド紙のようにヘソク平滑度が5秒程度のラ
フ紙に対しても鮮明な印字をすることができる。
以上説明したように、本発明では、感熱転写体の熱溶融
性インク層中に磁性体の微粉末を含有させておくことに
より、ラフ紙に対しても鮮明な印字ができるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の!3熱転写体の一実施例を模式的に示
す断面図である。 l・・・基体、 2・・・熱溶融性インク屓、3・・・
磁性体微粉末 特許出願人 日立マクセル株式会社 第1図 ■・・・基体 2・・・熱溶融性インク層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基体上に熱溶融性インク層を設けてなる感熱転写
    体において、上記熱溶融性インク層が磁性体の微粉末を
    含有していることを特徴とする感熱転写体。
JP6356286A 1986-03-19 1986-03-19 感熱転写体 Pending JPS62218174A (ja)

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JP6356286A JPS62218174A (ja) 1986-03-19 1986-03-19 感熱転写体

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JPS62218174A true JPS62218174A (ja) 1987-09-25

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