JPS62217063A - スタ−リングサイクル装置 - Google Patents

スタ−リングサイクル装置

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JPS62217063A
JPS62217063A JP61258094A JP25809486A JPS62217063A JP S62217063 A JPS62217063 A JP S62217063A JP 61258094 A JP61258094 A JP 61258094A JP 25809486 A JP25809486 A JP 25809486A JP S62217063 A JPS62217063 A JP S62217063A
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JP
Japan
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heat exchanger
bellows
gas
section
regenerative heat
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JP61258094A
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English (en)
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スターリング エイ コルゲイト
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KORUGEITO SAAMODAINAMITSUKUSU
KORUGEITO SAAMODAINAMITSUKUSU CO
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KORUGEITO SAAMODAINAMITSUKUSU
KORUGEITO SAAMODAINAMITSUKUSU CO
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02GHOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02G1/00Hot gas positive-displacement engine plants
    • F02G1/04Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type
    • F02G1/043Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines
    • F02G1/044Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines having at least two working members, e.g. pistons, delivering power output
    • F02G1/0445Engine plants with combined cycles, e.g. Vuilleumier
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B9/00Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point
    • F25B9/14Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the cycle used, e.g. Stirling cycle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2225/00Synthetic polymers, e.g. plastics; Rubber
    • F05C2225/08Thermoplastics
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2309/00Gas cycle refrigeration machines
    • F25B2309/003Gas cycle refrigeration machines characterised by construction or composition of the regenerator

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
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  • Radiation-Therapy Devices (AREA)
  • Massaging Devices (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Diaphragms And Bellows (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発ユ皇背量 本発明はスターリングサイクル装置に関し、より詳細に
は作動効率を改善するための新規な再生熱交換器構造体
を有するスターリングサイクル装置に関する。
慶孟 スターリングサイクル冷凍装置では、等温サイクルの2
つの位相の各々の間で小さい可逆的損失でガスの熱を蓄
熱するため再生熱交換器が使用ささる。家内用熱ポンプ
および冷凍機におけるように絶対温度に対するサイクル
の温度差が小さければ、材料およびガスの熱特性が再生
熱交換器全体でほぼ一定に保たれるという点で再生熱交
換器は簡単な構造にできる。温度差が大きい低温熱交換
器では、再生熱交換器はより複雑となり、熱ポンプの効
率は再生熱交換器の特性に対して敏感である。従って、
いくつかの損失のすべてを強調しながら低温再生熱交換
器について説明をし、次に温度差の小さい熱ポンプに対
して理想的な単一の上部ステージの再生熱交換器につい
て説明する。
皿盈再生然又宜塁 今日入手できる代表的低温装置は、低温および小容量で
は極めて非効率的である。ここで効率とは、理想的なカ
ルノー効率に対して使用されるものである。例えば、3
’にで固体センサのため10ミリワツトの冷却をしたい
と仮定する。この場合カルノー係数3/300は1%と
なり、絶対最小人力パワーは1ワツトとなる。今日市場
で入手できる代表的装置はカルノー係数よりも低い効率
の100〜200分の1であるので、10ミリワツトの
冷却をするには数百ワットの入力パワーを必要とする。
1ワツトの大きさの冷却をするこれよりも大きい容量の
装置は大まかにいって5%のカルノー効率を有する。
本発明の目的は、極めて小さい容量でもカルノー効率に
近い(例えば、2分の1以内)の低温効率を達成するこ
とにある。
スターリングサイクルの低温装置の非効率の主要な原因
は再生熱交換器にある。ここで再生熱交換器とは、大気
温度の圧縮容積から低温の膨張容積へ作動流体、例えば
ガスを伝達するのに使用・される熱交換器のことである
。この再生熱交換器の機能は、各サイクルで無視できる
損失にてこのガスを可逆的に通過することにある。等温
性、低摩擦および汚染がないことに関連した利点を有す
るベローズまたはダイヤフラムの公知技術を使用して実
行可能な程度に等温的な膨張および圧縮容積が有利に形
成される。かかる構造体は米国特許第4.490,97
4号に記載されている。しかしながら、膨張および圧縮
容積は、一般的低温装置では多くて効率を2分の1しか
低下させないので、膨張容積および圧縮容積の等温性お
よび摩擦損失を改善しても全体の効率は、2分の1だけ
異なるにすぎないことになる。他方このことは、温度の
差の小さい熱ポンプでは大きな改善となる。再生熱交換
器自体を改善するだけで、低温(例えば極低温の冷凍)
では極めて大きな改善率が得られる。
1に舞! 従来技術の上記およびそれ以外の欠点は、比熱が比較的
高い熱容量材料から成り、長手方向の熱伝導度が比較的
小さい壁部材により支持された離間したスムーズなチャ
ンネル壁によりそれぞれ画定された1つ以上のチャンネ
ルを有する再生熱交換器をスターリングサイクル装置に
設けることにより本発明に従い克服または少なくとも軽
減される。この再生熱交換器は、特定長さの複数の長手
方向部分を有し、各部分では、チャンネルは、熱容量材
料の均一な所定チャンネル間隔および厚さを有する。こ
の再生熱交換器の各部分では、(a)壁の熱質量、(b
3壁の長手方向の熱伝導度、(C)壁の直角熱転導度、
(d)ガスと壁との熱伝導度、<elガスと壁の摩擦お
よびTf)所定チャンネルガス容積によるサイクルパワ
ー損失に起因する等温サイクル損失がかかる損失のすべ
てを互いにほとんど等しくすることにより総合的に最小
となるようチャンネル壁の間隔(チャンネル幅)、部分
の長さ、熱容量材料の厚さおよび壁部材の構造で選択す
る。
本発明に係る再生熱交換器は、各部分の長さおよび各部
分内の熱容量材料の厚さは膨張(低温)室から圧縮(高
温)室までの方向に漸減し、チャンネル壁の間隔および
各部分におけるチャンネルの横方向の大きさは同じ方向
に漸増することを特徴とする。再生熱交換器の少なくと
も一部内の各チャンネルの壁部材は、階段状のテーパの
付いた内部部材を囲む階段状のテーパの付いたチューブ
状外側部材から成り、外側および内側部材は、内側部材
の外側表面および外側部材の内側表面がチャンネルを画
定し、チャンネル壁として作動するよう位置、寸法およ
び形状が定められる。再生熱交換器が2つ以上のチャン
ネルを有する場合、同軸状チューブ状部材を備えた嵌合
状態のチャンネルを形成することが好ましい。
本発明の一実施態様によれば、チャンネルを形成する壁
部材の少なくとも所定部分は、比熱が比較的高く、熱伝
導度が比較的低い一様な材料から形成される。ガスの作
動温度が1001よりも低い再生熱交換器の部分では、
壁部材の材料は、0.1〜1%のビスマスまたはセシウ
ムを有する鉛の合金であることが好ましい。再生熱交換
器は、圧縮(高温)室に最も近くに位置する一つ以上の
複数のチャンネル端部分を含むことが好ましく、各部分
はチューブ壁内に密閉された均一な高さの規則的に隔置
された平行な波形を備えた圧延されたステンレススチー
ルのフォイルから成る。
本発明の別の実施態様によれば、チャンネルを形成する
壁部材の少なくとも一部は、交互に位置する第1および
第2セグメントから成る。第1セグメントは、比熱が比
較的大きく、熱伝導度が比較的高い熱容量材料から成る
が、第2セグメントは熱伝導度が比較的低い材料から形
成される。各壁部材の第1セグメントは、他の壁部材の
セグメントに対して対向するよう配置される。第1セグ
メントはガスの平均作動温度が50°Kよりも低い部分
は鉛から形成し、ガスの作動温度が50°Kよりも高い
部分は鉛または銅から形成することが好ましい。第2セ
グメントはガラスまたはガラス発泡体から成る。別例で
は、第1セグメントは鉛または銅でバッキングされた真
ちゅうのフォイルまたはステンレススチールフォイルか
ら形成でき、第2セグメントはバッキングされていない
真ちゅうまたはステンレススチールフォイルのみから成
る。第2セグメントの長さに対する第1セグメントの長
さの比は約10=1にし、一部分内の第1セグメントの
数は10よりも多くすることが好ましい。再生熱交換器
は、圧縮(高温)室に最も近くに位置する1つ以上の複
数のチャンネル端部分を含み各部分はチューブ状壁内に
密閉された均一な高さの規則的に隔置された、平行な波
形を有する圧延されたステンレススチールフォイルから
成ることが好ましい。
各チャンネル内の部分の数および部分の長さは、隣接部
分間で作動ガスの平均温度が約2分の1だけ変わるよう
に設計することが好ましい。従って、室内温と4°にと
の間で作動する再生熱交換器はほぼ6つの部分を有する
ことになる。
本発明の目的は、極めて小さい寸法でもカルノー効率に
近いしく2分の1以内)低温効率を得ることにある。
本発明を良好に理解するため、添付図面と組合わせて例
示した実施態様の次の詳細な説明を参照する。
図中図示した装置の同じ部品、部分または特徴事項を示
すのに同じ参照番号または文字を使用した。
詳1騒口【吸 本発明の再生熱交換器の一つのユニークな特徴は、再生
熱交換器に関連したすべての損失を同時に処理すること
に関連する。以前の再生熱交換器は一般に低温目的のみ
における熱損失だけを強調する傾向があつた。その代わ
りに私はガスの空気力学、サイクル損失および熱交換ま
たは伝導特性を考慮することにより、容量と無関係に高
い効率を得るよう鉛またはステンレススチールのような
比較的一般的な材料を使用して新規な再生熱交換器を製
造できることを発見した。本発明の新規な再生熱交換器
は、4重において1/10ワツトのような小容量の再生
熱交換器における現在の技術状態よりも効率を約100
分の1改善するものである。
これまでは、再生熱交換器の設計において、熱損失と共
にサイクルおよび粘性損失の双方を同時に考慮すべきで
あることがTif!認されていなかった。
すべての損失の組合わせは5次元空間を意味し、設計で
は再生熱交換器の長手方向に沿うなどの温度にもおける
すべての損失の最小の組合わせを求めなければならない
。次の設計例では、再生熱交換器は、部分ごとの温度変
化が大まかに2分の1となっている多数の部分に分割さ
れる。このことは、再生熱交換器の材料の特性、例えば
熱伝導度、比熱等およびガスの性質、例えば密度、温度
、音速等は各部分内では定数に近位されることを意味す
る。しかしながら下記の設計原理は、部分間の温度比を
1に接近することにより、例えばΔTを対応した部分の
増加と共にステージごとにゼロに接近させることにより
、連続体に一般化できる。
生執六 t′。 の虫へ 次の設計上の解析において重要な仮定は、再生熱交換器
の各々の部分は、別々に処理できることおよび各々がe
ff、の効率を有する一連のこれら部分は、各ステージ
での効率の積である全効率Ef!、を生じさせるもとと
なる。
ここでNは再生熱交換器内のステージの数であり、効率
とは、所定単位の熱交換に必要な実際の仕事量に対する
カルノーの仕事量の比として定義される。各部分の損失
(1effi )がより低温の部分に対して悪影響を与
えるよにう各部分の効率を別々に処理しないと、再生熱
交換器の全損失は、指数関数的に大きくなり、自然に限
定された温度にさせる。再生熱交換器の損失は、効率の
積よりも悪いとの通常の仮定を行うので、下方ステージ
での累積的損失を補うよう再生熱交換器の長手方向に沿
って冷却を分布させなければならない。
i番目の部分より後で再生熱交換器は全効率Eff、を
有すると仮定する。i番目の部分に完全再生熱交換器の
j番目の部分(損失のない完全冷凍器の部分)を加える
とすると、完全低温部分の入力部にある圧力容積サイク
ルの仕事は損失のないもの、すなわち定義により (1
−EffJ) PdV=0となる。従って上方ステージ
の不完全性(損失)  (1−Eff、 )はこれらの
損失を補う仕事源はないので、上方ステージへの入力点
はおし)る余分な(1−Eff、 ’) PdVの仕事
により完全に補わなけばならない。従って、各部分の損
失はPdVの増分により補われ、純冷却の仕事はステー
ジごとにリニアに依存する。実際のところPは全サイク
ル中に常にすべての容積ではとと一定であるので、容積
は温度に逆比例して変化しなければならない。
このことは、冷凍機の底端部における極小変位容積(膨
張−圧縮容積は、冷凍機の上端部における大きな冷凍効
果を引き起こす。
各部分における損失がリニアに依存するという仮定は、
各部分における温度差に関連する。各部分における損失
が小さく、更にかかる損失が各部分の温度差に比例する
とすれば、各部分の温度差がゼロに接近する連続体設計
への近似を行うことができる。
部数損失eが小さいと仮定すれば、nm部分の全体は一
部分あたりe/mの損失を有することになる。2倍の数
の部分(すなわちm=2)を使用すれば、全効率゛は次
のように表わされる。
全効率= (1−e/m) ″。(1−e)11(21
すなわち、全損失は、部分の寸法に依有し、損失は各部
分の温度差に比例し、よってe/mは定数となる。従っ
て、各ステージの温度差が1/2となる冷凍機の設計は
、連続体設計への粗い近位となる。再生熱交換器および
ガスの特性は、再生熱交換器を横断する全温度差に対応
した温度範囲に対してほぼ一定となるという仮定は、任
意の部分の単位長さあたりの損失がほとんど一定となる
ことを意味する。従ってすべての部分は2つに分割でき
るので、一つの部分あたりe / 2の損失を有する2
11の部分となり、(1−e/2) 2〜(1−e)n
の同じ全効率が生じる。
最後に各部分での損失は、上部ステージによってなされ
る余剰な冷凍の仕事により補われなければならない。−
次の損失を補うのに必要な冷凍の仕事の非効率により別
の(2次)の損失が生じる。
例えば、ステージごとの損失は(1−eff)であるの
で、n番目のステージでの損失を補うのに余剰な冷凍の
仕事が必要である。次にこの仕事は、(eH)f″−1
1の効率で行なわれ、必要な余剰な入力パワーは(ef
f)eff (l″″”  となる。
次にすべてのnのステージでは全入力パワーはだけ大き
くなる。
この2次の損失はeff、40%およびn=5ステージ
、すなわちステージごとに14%の損失では全損失の大
まかに2倍となる。附録■には連続体再生熱交換器の場
合のこの損失のより正確な誘導法が示されている。より
正確な誘導によって得られる結果は、上記のものに匹敵
する。
逸皇至尺度 冷凍の仕事は、伝達される熱Qに比例し、熱交換の場所
の温度Tに逆比例する。この冷凍性能の尺度すなわち熱
交換の困難さは、サイクルあたりすなわち単位時間あた
りに伝達されるエントロビ−であるQ/Tとなる。効率
は、熱の伝達に必要な仕事PdVに対する伝達された熱
の比となる。容積は温度に比例するので、Q/Tおよび
PdV/Tの双方は存効な冷凍を評価する温度独立量と
なる。
ステージごとの効率は、(Q/T)  (PdV/T)
 テあり、ステージごとに所定のエントロピーQ/Tを
伝達するのに必要な余剰のPdVの仕事の大きさとなる
。9これら損失は、摩擦、伝導および混合による。エン
トロピーの不可逆的変化であるので、各再生熱交換器の
部分内の損失は独立的であり、効率は部分のシーケンス
の効率の積であり、非効率性(1−eff)は、所定の
温度におけるPdVの仕事の分数表示損失である。
且生然又腹1度u皿 再生熱交換器は、高温領域から低温領域へガスを伝え、
次にガスの熱および圧力エネルギーを無視できる周期的
損失で流れを反転しなければならない。また高温リザー
バから低温リザーバへ熱を伝えてはならない。この再生
熱交換器は高温における大きな容積変化により駆動され
、デッド容積として保留するよりも多量のガスを−サイ
クルの間で送らなければならない。これらの要件は、次
の損失により限定されている。
■)基本熱流の方法、すなわち再生熱交換器の軸方向の
への熱伝導。最初に再生熱交換器の材料は熱的に等方性
であるとみなし、その後の実施例で異方性材料について
検討する。
2) サイクル中の蓄熱のため再生熱交換器の材料の有
限な熱質量による等温性の逸脱 3)作動流体ガスと再生熱交換器材料との理想熱交換の
喪失 4) ガス流からの再生熱交換器の長手方向に沿う圧力
低下を生じさせる速度による余剰PdVの仕事と摩擦熱
5)作動しない、すなわちサイクル巾膨張したり収縮し
ない再生熱交換器内のガスのデッド容積によるサイクル
損失。この容積は、サイクル圧縮比を制限する。
これらの変数の多くは相対向するので、合理的な設計に
これら5つの変数を関連させることば困難な仕事である
。例えば、熱伝導を最小にするには、熱を伝えるための
材料が多量とならないように蓄熱質量を最小にすること
が好ましい。他方、サイクル中の熱エネルギーを貯蔵す
るには蓄熱質量を大きくすることが好ましい。蓄熱質量
を小さくするには、1秒あ”たりに蓄熱質量の熱を多く
の回数使用するように作動回数を多くしなければならな
い。更に別の考慮としては、再生熱交換器内に貯蔵され
る量、すなわち作動容積と逆のデッド容積に比して大き
な量にて各サイクルで膨張容積または圧縮容積を満たす
よう再生熱交換器を充分なガスが通過して流れるように
しなければならないことである。そのようにしないと、
圧縮比、したがってサイクル効率が低すぎることになる
。このことは高作動回数ではできるだけ大きい容積のガ
スを伝えるようガス速度を大きくしなければならないこ
とを意味する。しかし、ガス速度が速いと再生熱交換器
内の粘性損失と圧力低下が大きくなり、その結果無駄な
仕事が生じ、それに関連して所望の冷却回路をショート
する熱が生じる。このような概念の組合せがシステム内
での種々の損失および利得間で生じる対立の概要である
次に、小型低温熱ポンプ用再生熱交換器の設計について
検討する。ユニークな特性すなわち、強度、低熱伝導度
、製作の容易性および不活性により、ステンレススチー
ルを使用すると仮定する。
ステンレススチールの熱特性は、鉛、希土類金属のよう
な困難な材料または異方性熱伝導構造または向流の使用
に頼ることなく50Xまでの実行できる設計を可能とす
る。これら付加的選択案の全ては、低温熱交換器の下方
ステージの効率を改善するのに利用できる。次に、4°
Kまでの低温で作動するための熱交換器の設計および設
計案をより効率的にするのに必要な変形例について説明
する。
ヘリウムを使った場合に限り、等温再生熱交換サイクル
で最も低い温度を得ることが期待できるので、作動流体
はヘリウムと仮定する。水素は空気またはメタンの液化
に用いられる極端に低くない温度用の好ましいガスであ
るが、本計算はヘリウムに限定するものとする。
次のステップにて設計上の問題を検討する。
1.金属特性に固有な蓄熱対熱伝導度損失。
2、制限ガス速度に至らしめる再生熱交換器の粘性損失
対ガス熱接触。
3、 サイクル効率のデッド容積制限およびその結果性
じる回数および長さ制限。
4、温度および設計の選択の関数としての金属損失とガ
ス損失の比較。
5、制限ガス速度により可能な時間内に、ガスの熱を壁
に流すためのチャンネル幅および長さ。
6、最大ガスおよび最小デッド容積におけるガスの熱を
蓄熱するのに必要な金属厚さ。
7、蓄熱に必要な金属塊の熱表皮厚さ限定。
8、断面チャンネル横方向の大きさおよび熱パワーの相
互作用。
これら制限事項はステンレススチールのホイルを使用し
た周波数30Hzでは、最小温度Tを50重まで制限す
る。この温度より下で50%の適当な高い全効率を得る
には、鉛の特殊合金、セグメント化されたバンド状の鉛
構造体または向流を必要とする。これらの選択案は、よ
り低い温度およびより高い効率を可能とする。より簡単
な設計を検討した後で、これら選択案を検討する。
ガス摩擦損失を最小にするには、再生熱交換器の通路は
一定または漸増するチャンネル幅のいずれかを有してい
なければならない。さもないと、鉛の球を使用した従来
の再生熱交換器の場合のようにチャンネル内でガスが@
繁に停止したり、始動し、ガスの運動エネルギー損失が
高すぎるようになる。すなわちガス乱流により摩擦損失
は大きくなりすぎるが、これについては本明細書の次の
章で述べることにする。
チャンネル  ′告、L  ′& 再生熱交換器内の流体流の粘性損失は各サイクル内の熱
および圧力損失の双方を発生する。熱を生じるような余
分な仕事がなされると、次にこの熱を除去するのに余分
な冷凍が必要となる。他方ガスから壁への熱伝導は再生
熱交換器の作動に必要である。せん断ひずみによる粘性
損失は、本明細書の後の章で説明するように熱伝導に直
接関連する。しかしながら流体要素の方向変化による動
的圧力低下は有効粘性損失に加わることができるが、熱
伝導に加わることはできない。かかる条件は、乱流中で
ジェット流がチャンバ内へ膨張するとき生じる。従来の
再生熱交換器の鉛球のまわりの流れは一連のジェット流
およびチャンバに類似する。後に説明するように最適ガ
ス速度は約(1/10)C3であり、ここでC8はガス
内での音速である。1気圧および室温でのヘリウムでは
、最適ガス速度は10’ cms−’の大きさである。
次にジェット流の横方向レイノルズ数Rey、はほぼ1
0’dであり、ここでdはジェット流の径である。横方
向レイノルズ数を100よりも大きくするd>10−”
anの値は、別の熱接触をすることなくmVt的なジェ
ット乱流および増加した粘性損失を生じる。かかる小さ
な横寸法を使用するには、ジェットチャンバ損失を避け
るためチャンネル流れを必要とするゆ従って、平行なチ
ャンネルを有する再生熱交換器の設計を検討するが、こ
こで各チャンネルは幅Wで、長さはしてあるとする。ブ
ラントル数すなわち(粘性および熱特性を依存する)熱
拡散率に対する運動量の拡散率の比は層流および乱流の
いずれの場合でも大まかに云って一定であるので再生熱
交換器のチャンネルの有効性は、流れが、層流または乱
流のいずれかであるとはほぼ無関係であると信じやすい
。しかしながらチャンネルの幅が長さの関数として不連
続に変化し、はぼ一定の圧力流が高いレイノルズ数を有
している場合、不連続時に流体内で誘導される乱流は壁
との摩擦を通してでな(内部で運動エネルギーを消散す
る。従って、可変幅のチャンネル流の開力係数は、壁と
の摩擦のみにより生じる係数よりも大きくなり得る。制
限部では関連する圧力低下が生じ、完全ノズル流となる
かわりに生じる膨張は、回復できない乱流である。可変
幅のチャンネルを通過して流れる流体の性質は「チョー
キング」と称され、流体スイッチの基礎となる。圧力低
下は、壁の性質でなくてチャンネルの形状に依存するの
で、壁までの熱輸送は摩擦抗力に対して減少する。この
ことは再生熱交換器内では好ましい性質ではないので、
再生熱交換器のチャンネルは、はぼ一定の横断面を有し
ていなげればならない。
生 のX益   および部/の 従って、再生熱交換器の構造は、過度の乱流損失を避け
るよう平滑な壁を有する平行なチャンネルから構成しな
ければならない。更に本明細書で説明した効率の検討を
すると、チャンネルの壁は、機械的に極めて薄く、すな
わち0.020より薄くしなければならない。この壁厚
は機械加工により達成するには困難であり、かかる厚さ
のフォイルは比較的容易に圧延できる。従って、製造を
検討すると、一定の厚さの薄い金属ストリップの間に形
成され、各々が一定の幅を有する平行なチャンネルのよ
うな構成となる。従って、再生熱交換器は、変化するガ
スおよび金属の性質を有することになる。これら変化す
る性質により生じる熱効率の不整合を小さくするには、
一つめ再生熱交換器の長さを一定の温度比すなわち2:
1に制限しなければならない。
再生熱交換器の部分内の最高温度T m m xおよび
最低温度に対しては温度比は、次のように表わされる。
(T□、−TIIifi) /T、、、=ΔT/T、□
=%      (4) 従って、4°Kの最低温度は再生熱交換器の部分の数N
をJog2 (300/4) =ffog2(75)。
6に等しくする必要がある。部分は一定の温度T(ここ
でTは部分の平均温度である)と仮定すると、各部分の
特性が誘導される。この比較的大きな温度差は、最も重
要な特性の温度依存性の鋭さに応じて後に正確にできる
近似である。
軌および云 再生熱交換器の固定したパラメータは、壁の熱質量であ
り、壁は通常必ずしも金属から形成されるとは限らない
。再生熱交換器内の一サイクルあたりに蓄熱できる熱は
、 Q   ” A L C(T/ ny、4)     
  f5)蓄熱    金属 となる。ここでAは熱的にアクセスできる再生熱交換器
の材料の横断面の面積(cI!りであり、Lは所定部分
の長さく cn)であり、Cは部分の平金属 均温度Tにおける金属の単位容積あたりの比熱である。
添字の「金属」は再生熱交換器の蓄熱媒体を明確に識別
するよう使用した。
部分の平均温度は、 T = 2 ”” Tm1n = 2−””T、、11
     (63となるよう中心に置かれる。
この量1/ntsは半サイクル毎の金属再生熱交換器部
分の温度の部分的変化であり、すなわち再生熱交換器の
熱出量はサイクル毎に温度を±T・2n?Mだけ変化す
る。この部分的損失は小さい。
この温度変化は半サイクル毎の不可逆的損失となる。そ
の他の全ての損失が少なく、ガスが金属に完全に熱接触
している場合、T va i nにて再生熱交換器に進
入する完全等温膨張圧縮容積からのガスは理想値Tm1
nから最大温度差出Tm1n / 2 n’rMを有す
ることになる。同じように、存在するガスは、±Tma
x / 2 n rやの最大の温度不整合値を有するこ
とになる。2つの温度流を混合するこのプロセスは、エ
ントロピーが増加する点で不可逆的であり、よって損失
となる。この損失は、損失が全くないとした場合に行な
われる有効な仕事のサイクルあたりの部分的損失を単位
にして測定される。この有効な仕事は、ΔT/Tに比例
し、混合損失は、この比の一部となる。T / 4 n
 r、4の質量平均値を有する本サイクルごとに混合損
失が生じる。従って各端部におけるーサイクルあたりの
損失は、T / 2 n t、4であり両端での損失は
T/’nTMである。
同じような熱特性の2つの部分を接合すると、一方の部
分のその時の出発温度は、他方の部分の出発進入温度に
一致する。従って、再生熱交換器の材料の熱遅れ損失は
、再生熱交換器の2つの端部のみにおける再生熱交換器
の損失に寄与する。
熱特性が部分ごとに異なる場合、熱遅れ損失は、再生熱
交換器の長手方向に沿って分布する。損失の分布が単調
になっている場合、全損失は、2つの端部で損失が生じ
る場合よりも大きくはならない。この理由から一般化さ
れたnTが定義されるようnT、4が定義される。ここ
で1/n、は所定効果によるーサイクルあたりのエント
ロピーの部分的損失または利得である。従って、再生熱
交換器のすべてのN個の部分に対する有限金属熱質量に
よる熱ガス損失は 損失=−サイクルあたりの(’r/nr、4)(ガス熱
質量)【7) となる。
バランスの れた 熱遅れ損失および金属伝導損失はいずれも熱損失であり
、この熱損失は金属容積に逆に依有し、この理由から金
属容積に対抗する。従って、これら2つの損失のため最
適設計を等しくすると仮定することは妥当である。これ
はまず最初に横方向への再生熱交換器材料の等温的挙動
を仮定することにより計算される。その後、近似を制限
するよう熱表皮厚さ効果について検討する。
方程式(5)からガスの熱質量はちょうど蓄熱された熱
Q蓄熱であることを観察することにより方程式(2)か
ら熱遅れ損失を決定できる。従って、ステージごとの熱
遅れ損失Qtl、LLは、次のように表わされる。
の全横断面Aは各サイクルでのガス熱の蓄熱に寄与する
と考えている。熱流の方向に対する横方向の熱表皮厚さ
を考慮すると、有効熱質量はより小さくなる。この表皮
厚さで限定された熱質量は後の章で説明する。
−サイクルあたりの熱伝導損失は、次のように表わすこ
とができる。
Qc(l、、4=KA(ΔT) / (L、 f)  
     (9)ここで、Kは金属の熱伝導度であり、
fは冷凍機の作動回数すなわち周波数である。ここでは
、熱はガス流の方向に常に流れ、表皮厚さ効果はないも
のと仮定されている。
等しい損失の条件は、ステンレススチールの特性を利用
して、平均温度に対して評価できる。ステンレススチー
ルの熱伝導度にはT< 150″にではほぼK = 2
. I X 10−’Tcall am−’ s −’
 deg−’でT>150°にではに=2.I X 1
0−”T”” car!cm−’s−’ deg−’で
ある。ステンレススチールの単位容積あたりの比熱C金
属はT< 1500°KではほぼC金属−2,5X 1
0−ST 2ca It deg−’cm−’であり、
T>150°にではC金属= 4.7 ×10−ZT+
′zcan deg−’cm−3である。拡散率DTは
で示される。ステンレススチールの場合、T < 15
01ではDT −8,47−’C11−” s−’であ
り、T>150XではDT = 0.057−’cvn
−” s −’ テア4゜熱伝導損失を熱遅れ損失に対
して等しくすると、淡の式%式% ステンレススチールおよび低温すなわち、Tく150°
Kの場合、 L” f T = 4.21 ”tsNを得るが、これ
からnyM−0,5L (f T/ N) −””  
     (121で誘導される。分数の損失は次のよ
うに表わされる。
1/ (ntl、IN”” ) −2L−’ (f T
) −””  Q3)方程式0蕩に2を掛けることによ
り、熱伝導と一部分あたりの有限熱質量の組合わせ効果
から生じる一サイクルあたりの有効な熱に対する熱損失
の比が得られる。
他の効果が重要でなければ、数度のケルビン温度の場合
のステンレススチールのための条件0旧よ比較的容易に
満足できる。しかしながら、ガス損失が最小になるとき
、アクセス可能な熱質量に関連する別のファクタ、すな
わち熱表皮深さを考慮しなければならないので、低温で
使用される材料は注意深く選択しなければならない。
生執六 0のガス凍P 再生熱交換器の水力学は、2次的な意義しかないかまた
はガス流の運動エネルギーは、とるにたらない程小さい
と一般に考えられている。しかしながら、このことは最
適になされた小さいまたは大きな温度差の熱ポンプに場
合にはあてはまらない。いずれの場合でも、ガス容積を
減少するための所定再生熱交換器を通過する熱束を最大
限にすることが好ましい。こうして、等温すなわちスタ
−リングサイクル装置内のデッド容積が減少される。再
生熱交換器を通過するガスの速度う最大にすることによ
り熱束を最大にできる。屈曲圧縮および膨張容積の有利
な使用および4°Kより低い低作動温度は、ヘリウム以
外のガスはかかる作動条件下では液化するので、約1気
圧の低圧力で作動ガスとしてヘリウムを使用することが
必要である。
作動ガスの液化は、最大サイクル圧力を低下し、よって
冷却パワーを低くする点から、作動ガスの液化は好まし
くない。低温での必要な低圧力は、最大ガス速度に更に
プレミアムを付ける。ガス粘性流れ損失と温度遅れによ
るガス熱遅れ損失すなわち再生熱交換器質量に対するガ
ス熱伝導がないときとの間には比較的簡単なスケーリン
グ関係がある。上記のように2つのガス熱遅れ損失があ
る。
すなわち一つは有限な金属質量によるものであり、他方
は金属壁への有限なガス熱伝導によるものである。
後に説明するように、最適な再生熱交換器の設計は、作
動ガスの層流を必要とする。このことは、サイクル損失
を最小にするようガス容積を最小にするための要件によ
り決定される。層流の場合、ガス内の熱および運動量の
拡散はいずれも分子の平均自由行路により支配される。
ガスのプラントル数は、ガス内の熱の拡散係数で運動量
の拡散係数を割った値として定義される。ヘリウムの場
合、プラントル数は、0.67であり、このことはヘリ
ウムでは熱の拡散係数は運動量の拡散係数の約1.5倍
であることを意味する。運動量の拡散係数は、運動粘性
(粘性/密度)であり、1気圧および0℃におけるヘリ
ウムでは1.04cm” s−1の(直を有する。
互ム曵然1且世末 ガスは、再生熱交換器内の通路内で多くの熱交換長さを
有しなければならない点で局部的ガスの温度を再生熱交
換器内の壁の温度に等しくすること、すなわち熱遅れを
小さくすることが好ましい。
ここで熱交換長さは、チャンネル内の平均ガス速度でガ
スを壁と熱交換するための長さと定義される。再往熱交
換器の長さがNTガス交換長さであると、−サイクルに
わたって平均された壁に対するガスの残留熱移動は、最
大移動のほぼ半分すなわちΔT/2n丁ガスとなり、全
サイクルにわたる熱損失合計(−サイクルにつき損失は
2回生じる)は(ガス熱質量)ΔT / 2 n ガス
となる。
次にガス流による粘性熱を有限熱伝導による熱遅れに関
連させなければならない。こうして2つの損失は、それ
ぞれのチャンネル壁に対する運動量および熱の拡散の結
果生じる。粘性損失は、ガス流の運動エネルギーが再生
熱交換器内を変位するときの摩擦により消散される粘性
交換長さの数nvガスとして測定される。再生熱交換器
内で同じだけ変位する間に熱交換はnアガス回生じる。
従って比nvガス/ n tガスはプラントル数に等し
い。
他方、摩擦による損失は、熱効率の先の定義よりもより
複雑である。摩擦により発生される熱は、直接的な熱損
失でしる。粘性損失を補うため行なわれるPdVの仕事
は、機械的入力から求めなければならない。
所定温度における粘性熱によるエントロピーの利点のた
め、粘性熱損失を補うために必要なPdVの仕事は、摩
擦時の消費されるPdVの仕事と同じである。従って、
摩擦による全損失は、粘性機械的仕事プラス粘性熱に等
しいが、粘性機械的仕事は粘性熱の倍である。
変位量をデッド容積に関連するには、ガス速度に摩擦損
失を換算させることも好ましい。この粘性損失による圧
力低下はガス速度に依存する。この損失に関連する最大
速度は、ガス内での音の速度の関数として表わされる。
音速で移動するガスは既知の運動エネルギーまたは圧力
に対応する。
熱力学から音速C5は C3=(γP/ρ)+72として表現される。
ここで、ρはガス密度で、Tは一定容積Cvでの比熱に
対する一定圧力のC2での比熱の比である(ヘリウムの
場合ρ=5/3である)。音速で移動するガスは単位容
積あたり次の運動エネルギーe=pC2s/2=rP/
2       α5)を有する。
粘性圧力低下ΔPは、分数圧力低下ΔP/PがΔ P 
/ P  =  1  / 2  n riス    
               αeとなるようにする
ことが好ましい。従って、粘性圧力損失と粘性熱の組合
わせは、熱伝導遅れからの分数損失と同じ分数熱損失1
/NJスを生じさせる。
粘性圧力低下×変位量は粘性エネルギー損失であり、こ
の粘性エネルギー損失はガスの運動エネルギー(pu”
 /2)Xガスの運動エネルギーが消散する回数(2/
3)ntガス×変位量にも等しい。因数2/3はプラン
トル数でありこの値は熱拡散に対する粘性の比である。
従って、 Δ p=  (2/3)   ntガス<pu”/2>
      (1?)ここで〈ρu″/2>は単位体積
あたりのガスの平均運動エネルギーである。速度の平方
を面平行チャンネルにわたって平均すると、 〈pu” /2>= (8/15)  ρv2/2 α
匂を得る。ここで■は中心平面におけるVmaxの時間
平均(附録を参照のこと)である。質量束を得るために
時間平均された速度により運動エネルギーを表わす。
ヘリウムのガス密度ρと置換してΔρの値を求めること
ができるが、音速により速度Vを表わすことは有効であ
る。従って、−サイクルにわたって平均された分数圧力
低下を方程式〇nから次のように得ることができる。
Δ ρ / P  =  ((2/3)   ntti
スp  V !(4/15)  ]/(ρCs”/γ)
        Q匂1/nTtiスについて弐〇〇を
使用すると、中心平面における時間平均された速度は、
ヘリウム(γ=5.3)の場合 V−1,3Cs  /nJス            
         (2Φとなる。
典型的高調波スターリングサイクル■22V2では V
max = 1.8 Cs/ntガス   (21)で
ある。
n?ガスの代表的値が20(すなわち5%の損失)であ
れば、 V maxは(1/10)Csである。この速度は通常
の低温冷凍機で設計される値よりも大きい。
このことは、低圧力ではより大きな熱束を得ることがで
き、これによりより高効率で低温を達成できることを意
味する。
林 ・乏 およびS 一般に熱伝導損失は、低温装置における最も重要な損失
である。この結果、長さの関数で表わされる熱損失を分
離し、カルノー係数の大きな不利益を避けるため最小温
度より高い数回の温度増分で熱を除去することが有益で
ある。このようにするには、冷凍機の長さに沿って数個
の膨張容積(すなわち冷凍41)を分散する。これらは
、ステップ状のディスプレーサと壁との間の環状容積で
よい。
屈曲装置のためのこの原理を再生熱交換器の長さに沿っ
て分布する数個のベローズまたはダイヤフラムとして一
般化できる。しかしながら本発明によれば、再生熱交換
器の流体力学すなわち最大ガス速度および最適にされた
熱交換を活用することによりかかる分散した冷凍機を使
用することなく熱損失の少ない階段状再生熱交換器を製
造できる。
デッド′f′(1日) 再生熱交換器内のガス容積は、サイクル固有エネルギー
密度を減少する。これは、再生熱交換器内のガス容積が
作動流体の能動的な圧縮および膨張に加わらず、よって
を効な圧縮比を制限するからである。再生熱交換器の「
デッド容積」が変位容積よりも大きい場合、有効性の比
較的大きな損失が生じる。等温サイクルでなされる仕事
Wは次のように表わすことができる。
W=J’p d V = PoVo (JnC* ) 
   (23)ここで■。は高温(すなわち室温)端で
の合計容積でCRは圧縮比であり、この圧縮比はデッド
容積が変位容積に比較して大きくなるに連れて、圧縮比
は1に接近し、1nのC1は0に近づく。このような条
件下では有効な仕事もOに近づく。次にガスを前後にボ
ンピングすると、有効な仕事はなされない。再生熱交換
器は影響されないままである。したがって有効な低温冷
凍をするにはIl、、CRはlに接近しなければならな
い。
圧縮比が大きくなればエネルギー上有利であるが、これ
を機械的および熱的に実現することは困難である。低い
圧縮比でも有効な冷却ができるが、損失が大きい低温で
はCRをできるだけ大きくすることが重要となる。ここ
ではfI、CR=0.69となり、CR=εである理想
の場合よりも31%低い冷却を得るよう、2.0の若干
低いが実用的圧縮比を選択する。
更に、膨張および圧縮容積はクランクシャフトにより所
定位相差にて調和振動的に駆動するのが適当である。位
相をずらして調和振動的に駆動される圧縮および膨張容
積は、ガスを前後に往復動し、次の式に従ってガスあ圧
縮する。
V=Vo  (sinωt+5in(ωt+θ))  
   (25)ここでωは2π×駆動周波数であり、θ
は位相のずれである。方程式(25)はデッド容積はな
いと考えているので、全てのガスは高温容積と低温容積
の間で前後に往復動される。低温容積は1/Tに比例す
る高温容積よりも小さいが、容積比は両端における温度
が同じであると考えるのと同じである。調和振動的に駆
動される場合の圧縮比は、CI = (1+ cosθ
)/(1cosθ)   (26)となる。サイクル効
率は位相のずれが90゛となるときの近くで最適となり
、この場合、デッド容積がOの場合の圧縮比は、 CR9D’ = (1+ cos45°) /(1−c
os45°)−5,8(27) となる。方程式(24)から90°の位相差の等価デッ
ド容積は V    /V   =1.0         (2
9)デッド  変位 したがって、再生熱交換器内で可能なデッド容積対変位
容積の比は、方程式(29)と(2日)との差となる。
すなわち v     /v    −0,79(30)デッド 
 変位 各再生熱交換器のデッド容積比の値は最大可能な再生熱
交換器の容積を誘導するのに使用される。
各再生熱交換器部分内のガス速度は既知であるので、周
波数により単位流れ面積当りのガス変位容積が決定され
る。よってデッド容積は流れ面積×長さとなる。再生熱
交換器は6つの部分を有し、これら部分の長さは最小と
なるよう設計される。
デッド容積の限定および熱伝導損失の組合せは低温端部
で満足させるのが最も困難となる。したがって最低温度
部分内で50%のデッド容積が生じ、残りの5つの部分
内のデッド容積が等しい。これら条件下では最も低い温
度部分のデッド容積はQ、 39 X変位容積である。
この変位容積は高温端部に関連する。従って、低温部分
の各々はその部分内のガス質量と変位したガス質量とを
比較しなければならない。再生熱交換器を通過するガス
質量束は保存される。従って温度が低下するにしたがっ
てガス密度は増加し、面積および速度はA、ρ9■。=
一定           (31)となるよう減少す
る。ここでVCは半サイクルで時間およびチャンネル平
均された速度であり、Agは再生熱交換器を通過するガ
ス流の横断面積であり、ρ、は1つの部分におけるガス
の平均密度である。面平行なチャンネル内の層流に対し
ては、速度は壁からの距離の2次式で表わされ、中心平
面で最大となる(下記の付録を参照のこと)。次に、チ
ャンネル平均された速度V、は中心平面の最大値の2/
3となる。時間平均された中心平面での速度Vは既に方
程式(20)で定義済みである。
従って、VC=2V/3である。所定部分では変位容積
ガス質量に対するデッド容積ガス質量の比R2は、 Ra = (A、Lρl)/ (A、Vρ*/ 4 f
 )= 0.39  (32) となる。
変位容積は速度、時間およびAgの積に等しく、半サイ
クル時間tは t−1/2f               (33)
となる。
チャンネルに沿う質量平均速度は■。であり、これは方
程式(21)から Vc  =  0. 9  Cs  / r14ガス 
                 (34)と表現で
きる。
従って、デッド容積LA、はR6×変位容積であり、こ
こで変位容積は■C/時間および面積の積に等しい。す
なわち ■デッド=LA、=Rd (0,9Cs /nt )(
1/2 f) A、   (35) であり、これより部分の長さしは次のように誘導できる
Cs = 5800 T”” cm s −’    
   (37)と表現できる。
従って、デッド容積の条件は、 r  L  T−””=  2 6 0 0  Ra 
 / nrガス        (38)であり、最低
温度部分のためR,=0.39とすると、方程式(39
)は %式%(39) となる。ここでfはヘルツで、Lは(2)で、TはXで
ある。
この条件は、デッド容積比は最大比の半分であり、その
理由からこの条件は最低温度部分に適合する。その他す
べての部分の組合わせは0.39のデッド容積比を有し
ていなければならなく、各部分のためのこの比は Ra  = 4.0  X  1 0−’L  f  
ntガスT−””       (40)となり、最低
温度より高いすべてのステージのためのR6の合計は0
.39より小さくなければならない。
ガス、  、およびデッド0 3つの損失は、伝達される有効な熱の分数として次のよ
うに要約される。
ガス損失= 2 / n tガス=6.lX10−’L
 f T−’/ 2 Ra−’ サイクル損失。Ra = 4 X 10−’L f T
−”ntガス  および 金属損失1 / ntw= 2 Lすf −1/IT−
172N−1/2サイクル損失またはデッド容積損失は
、部分ごとに加算的になるが、ガスおよび金属損失は部
分ごとちに効率の積となる。金属損失は、向流発生器を
設計するかまたは熱的に絶縁された熱質量すなわち熱的
に異方性構造体を使用することにより大幅に低減できる
ので基本的なものではない。従って、設計は、ガス損失
およびデッド容積比の基本的限界に基づいて行なわれる
。次に金属損失は、等温性ステンレススチールによって
満されるどうかを見るためこの条件を調査する。最低温
度部分において金属損失条件がステンレススチールによ
って満されない場合、満すことができるのはどの高温部
分なのかを決定し、次に低温部分を適当な異方性材料で
設計する。問題は、最適設計に達するためいかにして更
に設計パラメータスペースを減らすかということである
非効率さは、R4の選択に対して少なくとも敏感であり
、その結果化じる損失は、他の損失に関連する効率のよ
り敏感な積に依存するよりもむしろ部分ごとに加算的で
あるので、特定する論理的パラメータとしてデッド容積
非R1が選択される。
l産対1度 すべての高温部分のデッド容積の合計が最低温度部分の
合計に等しくなるように高温部分がT″1に比例するよ
り小さいデッド容積に寄与するということを根拠にして
デッド容積を評価した。全デッド容積は最低温度部分の
容積の二倍となった。
この結果行なわれる部分長さしの選択により、L = 
L、 T−””             (42)と
なった。
かかる選択は、3つの利点を与える。
1、 デッド容積比はT−1に比例し、従って、全分の
デッド容積の合計は、最下部分のデッド容積に等しい。
2、 この評価および方程式(38)を使用すると、n
Tガスは一定になり、よってガステージのガス効率は、
温度と無関係な定数となる。
3、方程式(12)によって示されるような金属損失の
性質は、表皮厚みが制限でないとき金属損失も(温度に
無関係な)定数となるようなものである。
従って、スケーリングLOOT−””は最適な設計パラ
メータであり、最適設計のため使用されると結論するこ
とが有効である。
1バエΔ犬定 各再生熱交換器のリニアな独立性は、すでに説明した(
方程式1および2参照)。最終効率を50%より太き(
すべき場合、すべて6つの部分の効率の積は (1−分数損失) ’ =0.5        (4
3)とならなければならない。この分数損失は、ステー
ジごとに伝達される熱により分割される損失のため、実
行されなければならない附加的な仕事である。方程式(
43)を解くと、分数損失の値として1/9を得る。2
つのガス損失による仕事の分数増加は2/n1ガスであ
る。ステージごとに伝達される熱は、T/ΔT×仕事す
なわち仕事の2倍である。このことは、ガス損失が優性
であるので、分数損失は各部分にて2/n?ガスであり
、すなわち粘性に対しては1 / n rガスで、熱遅
れに対してはx/ntガスであると考えている。
従って、 n、ガス=  9                 
            (44)である。
最低温度部分(すなわち4〜8°K)用の方程式(38
)を使用すると、 T=5.6 ’にテr L= 260cros−’  
   (45)となる。
fおよびLの選択は、金属損失によって決定される。方
程式(12)によって示される金属損失条件は、大きな
値のflyガスに対しては、すなわち小さい金属損失に
対してはfよりも大きいL2を好む。
他方、冷凍機のパワー密度の見地から高周波作動が有利
である。3011zの作動周波数を選択すると、方程式
(45)から T = 5.6 ”KでL = 8.6 cm    
     (46)を得る。従って、方程式(42)の
スケーリング関係からすべての温度Tに対してセグメン
ト長さしは、L = 20.4 T −””cm   
        (47)となる。次に方程式(12)
または(41)を使用すると、逆数金属損失n7やは nts=0.5 (L” f NT) ”” −140
(48)となる。この金属損失は、ガス損失2 / n
 Tガス= 0.22の0.033であるので、金属損
失、長手方向伝導、および有限熱質量はガス損失に比し
て小さくできるという設計上の仮定が照明される。
後に、金属熱質量のアクセス性は、特殊な異方性構造体
または低温におけるより好ましい材料を必要とすること
が示される。
上記仮定およびntガス一定数であることを根拠にして
、方程式(34)および(37)からのチャンネル平均
速度V、は Vc = (2/3)V=5607−””cms−’と
なる。ntガスおよびvcのための式を誘導した後、再
生熱交換器の設計を完成するためチャンネル幅Wおよび
金属厚みdを計算するだけでよい。
執六 および 、執六 “のチャンネルガスと壁との熱
交換は、量nTガスにより定義済みであるが、この量は
長さしの再生熱交換器部分内のガスの熱緩和長さの数で
ある。緩和長さ、すなわちL / n tガスの距離で
は、幅Wのチャンネル内を流れるガスは、L/(ntガ
スV、)の時間内に2つのチャンネル壁と平衡状態に近
づかなければならない。下記の附録内では、移動中のガ
ス内の摩擦または粘性発熱および壁に対する熱流の組合
わせられた問題が詳細に検討されている。ここで流れて
いるガスは各緩和長さ内で壁とほとんど熱平衡している
に違いないと仮定すること社より、計算結果を近似する
。そのように仮定によれば、計算結果は次のように記載
できる。チャンネルの半分の幅すなわち中心平面から壁
の一つまでの距離の厚みはガス熱表皮厚みの2/3すな
わち緩和時間であるとき、ガスの質量の平均温度は壁の
温度から27%だけ相違する。このような相違は、充分
小さいので、ガスは一つの部分の長手方向に沿ってn7
17回熱を壁との間で有効に熱交換する。
従って、熱拡散率D7の場合この時間内にガス内の熱拡
散深さく2/3)(w/2)が生じなければならない。
後に本明細書で確認するように層流を仮定する。附録で
も時間L/<ntガスVC)内でのW/3の表皮厚みが
別に誘導されて、いる。拡散表皮厚みはδ= (Dr 
 t)””と定義できるが、この値は4チャンネル幅の
半分W/2の2/3に等しくなければならない。すなわ
ち δ=w/3cm             (50)ヘ
リウムの熱拡散率は、次のように表わすことができる。
Dr =に/ (CP ρ) = 1.55  (T/ To)”” P O−’Cf
f1” s −’=3.3X10−’T””Po−’c
m”s−’  (51)ここでPoは大気中のガス圧力
、To=278°にである。プラントル数を0.67と
すれば運動学的粘性Dvは周知の値である通常の温度お
よび圧力にて1.0cm”s−’となることに留意され
たい。
各要素がチャンネルの壁と平衡状態に達するための時間
tは、 L=L/(ntガスv、  >           
        (52)である。方程式(44)およ
び(46)で示されたnTガスおよびLの条件を使用し
、■、のための方程式(49)を使用すると、 t = 4. OX 10−’T−’ s      
  (53)となる。従って、 レイノルズ数はV (W/2) ρ/μに等しく、ここ
で(ρ/μ)−2/3D、である。よって、レイノルズ
数は、6.7 X 10 ”T−374となる。
T>13”Kで層流の仮定が確かめられるようRey>
1000のみにて壁ひずみおよび熱輸送の大きな逸脱が
生じる。底部の2つの部分は乱流のため短くできるので
、デッド容積損失を低減できる。
しかしながら、長さをより短くすると、有限なアクセス
可能な熱質量の表皮厚みの問題が大きくなる。
!1」忙1社 壁の熱質量は、方程式(7)で示されるような小さな熱
遅れにてガスの熱が蓄熱されるような値になっていなけ
ればならない。すでに述べたように、この熱遅れ損失は
、再生熱交換器の2つの端部における等温圧縮および膨
張容積におけるガスの温度不整合の結果生じる。従って
、部分ごとの有効な分数表示損失は2/n、ガスNであ
る。このことは、部分の間で温度の不整合がないよう部
分間で温度が完全に整合すると考える。金属とガス特性
の非線形の違いにより、この完全な整合は、実際に達成
できそうでなく、熱損失のより現実的な概算は、部分ご
との不整合が熱遅れすなわち部分ごとの1/n5に等し
いと考えることである。これは、理想的ケースよりも6
部分式再生熱交換器では1/3大きい。従って、この損
失は過大に概算することがある。しかしながら最終設計
では、損失は小さくなる。
幅Wのチャンネルに境界をなす厚さdの2つの壁は、各
再生熱交換器部分のしおよびWに垂直な半サイクルごと
の金属熱 =2dLCΔT N −’ ca l am−’   
 (55)金属   7 となる。半サイクルで蓄えるべきガスの熱は、Q=WV
ccp ρΔT/2fまたは Q=0.04371/4P0”2f−’cals−’a
m−’  (56)である。従って、必要な金属の厚み
は、次のように表わすことができる。
d =60T−”’ p 6”” f −’ n 7)
4Cffl      (57)ここで、T<15(l
およびステンレススチールに対しては、 w=3.5 X I Q−”l”74Pg−””am、
Vc =5607”” cras−’、L = 20.
47弓″印、 Cpρ−0,062P、T−’caj? ’に一’cm
−3およびd = 2 T−ff/4ρ + / 2 
n TMcm        (5B )この金属厚み
は、低温では大きいので、nTMは、方程式(48)に
より示される140の値よりも充分減少しなければなら
ない。そのようにしないと、製作が困難になり、後に説
明するように金属内の熱表皮厚みは、いずれの場合でも
熱質量へのアクセスを制限することになる。金属をより
薄くすれば、方程式(9)の伝導損失は無視でき、損失
は再生熱交換器の全体の各端部における混合損失のみと
なる。従って、選択できる最も薄い金属は、nT。
−10に対応し、このことは30%の損失を金属に割り
合でかつ残りをガス動力学に割り合でる。
このように、方程式(58)およびnyxから金□属厚
さは d=2 0T−フ/4 P o”+In       
            (59)となり、これは5.
66におよび1気圧で1.0 amの値を有する。この
金属厚みを有効にするには、−サイクル中の金属の熱表
皮厚みを、dよりも大きくしなければならない。下記の
附録では、有効な熱質量は表皮厚みの質量の1/2であ
ることが示されており、ここで表皮厚みは 表皮厚み= ((K/C)  t) ””   (60
)金属 と表わされる。ここでt=1/(π「)であり、ステン
レススチールのための方程式0ωから表皮厚み= 1.
6 T−”” f −””cm      (62)こ
れは、30Hzおよび5.6′″にで0.126cmの
値を存する。ステンレススチール内の表皮厚さの有効熱
質量(上記の半分)は、上記必要な熱質量よりもQ、 
Q 07 TS/4の比だけ小さい。表皮厚みの半分を
必要な金属厚みに等しくセットすると、次の条件に達す
る。
f−30Hzおよびntx”10で Tm1n = 50 Pa”50にである。
従って、再生熱交換器に異方性ステンレススチールを使
用するための最小温度は500°Kであり、圧力および
周波数とはほとんど無関係である。従ヮて、数個の低温
部分は、異なる材料または異方性複合構造体、例えばバ
ンド状の鉛および薄い金属チャンネル壁から形成しなけ
ればならない。そうすると、すべての金属損失が小さく
なる。
次に、下方ステージに良好に適し、表皮厚みが充分大き
いが熱伝導損失は大き過ぎない材料があるかどうかを調
査する。ステンレススチールの熱質量損失は大きく、熱
伝導損失は小さいので、伝導度のより高い材料と良好な
妥当点があることを期待することは妥当である。最小損
失条件は、有限熱質量または伝導度または双方の妥協点
のいずれかにできる。2つの壁および表皮厚み熱f量の
半分の有限熱質量は(表皮厚み)(長さ)(CV)T 
/ 2 ”” −n TM (蓄熱すべき熱)となる。
有限熱質量条件は、 2(K/ CJ””(πf )−””(20,4)T−
””Cv(T/2)””” 4.3 xlO−”T 1
/4Po”” f −’ ny、4(64)となる。こ
れより、 K Cv= 2.8 xlQ−5T1/2po+/2 
f −’ nvMzまたは(65) nts= 190 ×T−1/4pO1/Z (f K
Cv)””を得ることができる。
最低温度T=15.6°K、実行可能な最高の周波数f
−3011zでは、材料の性質は、次の条件を満たして
いなければならない。
Key >2.2X10−6Pont、4”(有限熱質
量)(66) 伝゛1″′−オこの性− 金属厚みが表皮厚の半分以下すなわち有限熱質fit損
失に対して最適であることを条件に、2面チャンネル用
の伝導損失は、次の式を与える。
KΔT(表皮厚み)/(長さ)= f (蓄熱すべき熱) nyM−’       (6
7)K (T/2”り (K / CV) ””(πf
 )−””(20,4T−””)= 4.3 X 10
−2T”’ P、””n、、−’     (68)K
’/CV=4.8T−””Pof n、、−”、および
(69)ntw=  2.2  T−”’  (P o
  f  Cv/ K コ)I72T = 5.6 ’
におよびf=30)1xにてに′3/ Cv < 11
 PonyH−”        (70)熱質量およ
び伝導の2つの材料条件のため損失を等しくすると、ず
なわちn7.4熱−n4伝導とすると、方程式(65)
および(69)を使用して、K = 0.108 T−
”’ p01/2cal ’に一’cm−’  (71
)を得る。この条件は驚くことにCvおよびfから独立
しており、Tともほぼ独立している。しかしながらこの
最適伝導度が与えられると、損失は、これら同じ要素に
依存する。この最適伝導度が得られると、逆損失ファク
タは n、、=627−””Po−”’ f ””Cv   
 (72)となる。P0=1気圧、f=30Hzおよび
最も困難な低温度ステージすなわちT = 5.6 °
Kの通常の作動条件を選択すると、ny、4= 180
 Cy””となる。
従って我々は、5.6’にで0.07 ca 12 c
m−”K−’ s −’の中間熱伝導度およびnT、=
20に対応する1 0−”ca l cni−30に−
1より大きいできるだけ大きな比熱を有する材料を考え
る。
礼料至独亘 たいていのプラスチック、ガラスおよびステンレススチ
ールの熱伝導度は、この条件を満すにはあまりに低くす
ぎる。他方、純粋な金属は、あまりにも高い大きさの伝
導度を有する。少量の合金元素の存在または冷間加工に
よる転移により純粋金属の伝導度が大幅に低下すること
は幸運である。
従って、適当な熱伝導度を存する多くの合金を製造でき
る。より困難なことは、高い熱容量および適当な導電性
を有する合金を製造することである。
低温における熱容量はデバイ温度を特徴とし、次にこの
デバイ温度は最高周波数モードのフォノンエネルギーを
特徴とする。硬質の材料は、高周波、高いデバイ温度お
よび低い比熱を有する。従って、逆の性質を有する硬質
材料が好ましい。鉛、セシリウムおよびビスマスがこれ
ら性質を最も満し、合金状態で相互に混和する。2つの
軟質材料の合金比は、一般にハンダのような軟質材料を
生じる。しかしながら痕跡程度の微量不純物でも金属の
硬度を増加することが時々あり、この場合、低温での熱
容量は低下する。鉛はアンチモンを少量添加しても極め
て硬質になるわけではなく、アンチモンは機械加工性の
ため添加されることが多い。従って、大まかに99%の
鉛と1%のセシウムまたはビスマスの鉛−ビスマスおよ
び鉛−セシウム合金が最適である。1970年ニューヨ
ーク州アイエフアイ/ブレナム社発行のワイ・エフ・ト
ロキアン、アール・ダブリュー・ボーウェル、シー・ワ
イ・ホー、ビー・ジー・フレメン、著の物質の熱力学的
性質第1巻「熱伝導度」に微量のビスマスを添加したか
かる合金が示されている。
これら合金は、鉛の比熱および当該範囲の伝導度を有す
る。鉛のコスト、入手性、成形性および不活性は使用の
点で著しく有利である。1〜10%の範囲内での鉛の合
金化は、その比熱を大幅に変えるわけではない。表Iに
は、T = 5.6 ’K、f230HzおよびPo−
1気圧におけるいくつかの材料の性質におよびCvおよ
び有限熱質量および熱伝導によるサイクル損失(1/ 
n TM)へのこれら性質の影響が表で示されている。
材料の厚みは熱表皮厚みの1/2である。
鉛合金は、最小の損失(1/ nTMM+ 1 / n
丁■)を与えるが、標準的な鋼合金5AE1020も低
温限度における条件を満す近いところにある。しかしな
がら最低温度部分用の組合わされた金属損失は、鉛で1
0%、鋼合金で36%である。従って、鉛合金が好まし
い。
低い周波数での熱質量の基準は、改善されるが、伝導度
は悪くなる。鉛合金を大まかにパラメータ化すると、次
のようになる。
T< 100’にで に−0,0287”” calcm−”s−’0K−1
T>100’にで に=0.28ca1cm−”5−1OK−’     
  (73)ヘ に 本線も¥シ傭く 比熱を純粋な鉛と同じであるとすると、一定容積での熱
容量Cvは次のように表現される。
Tく20°Kにて Cv = 3.6 X 10−’T−”ca It c
z−”K−’20’K<T< 100’Kにて =3. l X I Q−2×TI/1100°K<T
< 3 Q O°Kにて=0.31である。     
     (74)f=30)1zおよびpo−1気圧
の場合方程式(65)および(67)にてこのスケーリ
ングを使用すると、 nTHC熱質量)=3.3 7<20°Kの場合(75
)−317”’ 20’K<T< 100<′にの場合
=3107”’     100’K<Tの場合ny、
4(伝導) = 497−” T<20°Kの場合 (76) = 450 T−’/4 20’K<T<100°Kの場合 −2BT”/4    T<100°Kの場合このスケ
ーリングは、T −5,6”Kにて良好な効率すなわち
rlTM熱==fiTM伝導−19を与える。これより
高い温度では、鉛合金で予想されたT1″に比例する伝
導度の増加が伝導損失を急速に増すので、次の高温部分
すなわちT=11.2″にでは −nフイ熱=37およ
びnTM伝導=15となる。これは、10%の組合わさ
れた損失(1/nt□+1 / n TMC)を与える
。有限熱質量損失が増加し、熱伝導度が低下するように
金属の厚さを薄くすることにより良好な整合ができる。
金属の厚みを熱表皮厚みの単位d1で測定し、5.61
での設計条件d、=1/2を使用すると、次に高温のス
テージのためのdlの最適値が条件n5熱d、=(n、
8伝導)/d、により決定される。
金属を表皮厚みより薄<(d、<1)すると、有限熱質
量損失が増加し、熱伝導損失が減少する。
従って、各ステージでは tim ” 0.5 (ntMe / rLrss )
””= 1.77−”’ap (T< 100 °Kの
場合)= 0.157−”’cm (100’K< T
の場合)で、損失ファクタは有限熱質量および伝導度の
双方のものと同じになる。双方の効果のための組合わさ
れた損失ファクタは、 n7.4組合わせ= 157−”’Cm(T<20°K
の場合) (78) = 447−””cm (20’K<T< 100°Kの場合)−24T−””
n (100’K<Tの場合) よって、鉛合金の厚みは、熱表皮厚みの半分であるので
、 合金厚み一表皮厚みの半分 = (K/cv )”” (1/π[)I/l= 0.
45 T−”’coi (0’K<T< 20’K)    (79)=0.0
49co+ (20’K<T< 100’K) 20’により上では、特殊鉛合金中の損失は禁止的に大
きくなり、すなわち20’にでは組合わされた値はnt
x組合わせ=14および7%の損失に対応することは明
らかである。これら損失は、同じ比熱をほぼ維持しなが
ら熱伝導度を減少するよう各選択の合金組成を変えるこ
とにより制限できる。
次に各ステージで最適熱転導度が使用され、鉛に対する
CvO値を有する方程式(72)に示されている損失フ
ァクタとして次の値を得る。
n7M組合わせ−3,37’/”  (T<20°K)
= 3 Q 7−1/1 (20重<T<100’K) z 957−3/1 (100’K<T< 300’K) 手裏皮厚みファクタすなわち金属厚みd、=t/2  
(K<CV)μ!(1/πf)I/2は、d、 = 0
.9 T−””cm (T< 20°K)     (
80)d、=O8IT弓″′口(20’K<T< 10
0’K)100’によりも高い温度では鉛合金の効率は
、低下する、すなわち(1/nt、4)>6%となるこ
とが明らかである。従って、この温度よりも高い温度に
て極めて低い伝導度を有するステンレススチールを使用
することはより効率的であり、ここでステンレススチー
ルのため同じ解析をすると、次のようになる。
K = 2.1−コT””  ca16′に一’am−
’(100°K<Tの場合) (81) Cv −4,7X 10−”T”” cal 6に一’
an−”(100°K<Tの場合)(82) n7M熱−10,3TI/’ (100’K<Tの場合”) (83)n TM(云導
−2,7x  l  Q 4  T−6/4(100γ
くTの場合) (84) d ta ” 26 T−”’cm < 1(すべての
T>77°Kの場合) (85)従って、この材料は伝
導制限され、表皮厚みより薄い厚さは、バランスを改善
する。有効な損失は、手裏皮厚み−((K/Cv)(1
/πf))”=O,11cm          (8
6)となり、最適厚みd、×(表皮厚み)の組合わされ
た損失ファクタは、 n?、組合わせ−2137−”” すなわち1606にで6%       (87)88
重で4.4%となる。
従って、4つの低温部分は鉛合金であり、高温の2つの
部分はステンレススチールである。50ワツト入力を必
要とする4’にでPo=1気圧ヘリウム、f=30Hz
および冷却パワー0.2ワツトにて鉛合金およびステン
レススチール金属フォイルを使用する再生熱交換器の設
計が表■に要約されている。
→  → (コ  Can よって、全効率は、 (l) 1/ 2 nr+) −’X (1+ 1/ 
2 ntz) −’・・・・・= 45       
(88)となる。ここで2分の1は、運搬される熱(T
/八へ)に対するステージあたり理想仕事PdVの比で
ある。この効率は充分低いので、2次の効率の効果が著
しい。方程式(2)から、このことにより効率は25%
まで低下する。換言すれば、高次の効果は禁止的になり
、はとんどの従来の再生熱交換器の典型的な指数的損失
に至る。
金属損失は損失のうちの大まかに云って18%を占める
。このように金属損失のみを減少しても効率は大幅に改
善されるわけではない。全体の効率をより高くするには
、周波数を低くする必要がある。ガス損失はfと共に減
少するが、金属損失はr−1/2と共に減少する。これ
らはf=3011zで大体等しいので、金属損失の機構
を基本的に変えることなくより低い周波数を使用するこ
とにより小さな利得だけは得られる。従って、いくつか
の用途では、金属損失を無視できる値まで潜在的に減少
できる異方性構造を検討することは価値がある。
セグメント化された 生執六 −1のFaUガス効率を
増加するように周波数を低くすると共にセグメント化さ
れたチャンネル構造体を使用すると、効率が最大に改善
できる。この異方性熱特性を得て、同時に狭くて、なめ
らかな壁のチャンネルを有する空気力学的利点を維持す
るには、ガスに対向する壁をギャップにて離間された高
熱伝導度材料のバンドでバッキングされた薄い低熱伝導
度材料とする必要がある。これらバンドは高熱伝導度の
みならず高熱容量を有していなければならない。薄い低
伝導度の壁材料から成る交互ギャップは長手方向の熱流
に対して高インピーダンスを与え、よってガス流れ方向
への伝導損失を低下する。薄い壁材料のバックアップす
る高伝導度の高熱容量材料の交互バンドは再生熱交換器
の熱容量を与える。薄い壁材料の横方向伝導度は、バン
ドの高熱容量材料に熱流に対するいくらかの熱インピー
ダンスを支える。従って、壁はこのインピーダンスが大
きくならないように充分高い伝導度、充分大きな断面を
有し、充分薄くなければならない。上記とは異なり、ギ
ャップ材料およびバンド材料がガス流に対する連続的な
平滑な表面となるようにギャップ内に固体絶縁材料を使
用することによって薄い壁と置換できる。最後にこれら
バンドは高熱伝導度のためほとんど等温的である。
従って、長さしの部分内で、各ギャップの間での温度低
下ΔT / N nが充分小さく、各ギャップ間での温
度低下によるエントロピー利得が小さくなるようバンド
は充分な数N、存在していなければならない。
ギャップ領域は、かかる領域の壁内で熱損失は無視でき
るので再生熱交換器の機能に寄与しない。
従って、各部分内の全ギャップ長さは、再生熱交換器の
機能に追加することなくガス摩擦およびデッド容積損失
に寄与する。この理由から、全ギャップの合計を長さで
割った値G/Lは、セグメント化された構造の結果n、
ガスが大幅に減少するように充分小さくしなければなら
ない。セグメントの合計数N、およびギャップを長さで
割った値G/Lは相互作用しないし、また他の機能と対
立するものではない。従って、セグメント化から生じる
分数表示損失が小さくなるようN、は大きくなければな
らない。各ギャップ間での温度低下はΔT/N、または
T/2NBである。各ギャップ間での不可逆的熱交換は
T/2Nsでありよって、分数表示損失は1/2NBで
ある。このことは部分ごとにN6回生じる。従って、分
数表示したセグメント化損失は約1 / 4 N Bと
なる。
Nn>10であれば、他の不確定要素に比較してセグメ
ント化損失は無視できる。同様に分数表示ギャップはギ
ャップ損失が増加しないよう小さくすべきである。G/
L=LO%であれば、n、ガス(摩擦)は1/1.1だ
け減少し、その理由から他の不確定要素に比較して無視
できる。デッド容積も10%だけ増加するが、これも同
じように小さな補正である。次にG/L=10%および
10より大きいN、を有する薄いチャンネル壁再生熱交
換器の設計について述べる。薄いチャンネル壁をバック
アップするバンド用の適当な熱質量材料は、表皮厚みを
制限することなく熱質量を半有限にできるよう選択でき
る。このことは、1/150の純粋の鉛に対する熱質量
損失により表I内に例示されている。鉛を表皮厚みの半
分(例えば3011zおよび5.6 ’にでICl11
)にすると、’fft n7Mは300の値を有する。
この代わりに、nTMが無視できる(3%)の熱質量熱
遅れ損失に対応する約30となるように実用的構造は厚
みを0.2 an厚に減少される。従って、10%のギ
ャップを有するラミネート状の薄い金属壁および鉛スト
リップ構造が考案される。問題は、ギャップ損失および
横方向伝導損失が適当に小さくなるようどの材料、どの
厚みの壁を使用できるかということである。
ギヤツブに対して固体絶縁材料を使用すると、この問題
は存在しなくなる。
長王立血■太 一つのチャンネルの2つの壁に対するギャップに沿う長
手方向伝導損失は、 長手方向伝導損失 =2dKΔT/ (L / 10 ) ca 1 s 
−’cm−’となる。ここでdは壁厚、Kは熱伝導度、
ΔTは各部分での温度低下、(L/10)は合計ギャッ
プ長さである。
■置皿損失 バンドの熱質量までの熱流に対する熱インピーダンスに
よる損失は、薄い金属壁の間での不可逆的温度低下に対
応する。この損失は各サイクルで2回生じ、 横方向損失−2(Ta / T) Q f / 2  
 (90)に対応する。ここでQは2つの壁に対する方
程式(56)から半サイクルごとに伝達される熱であり
、1/2の回数は、サイクル平均損失である。壁の間で
の温度低下T、は、 Ta = ((Qyc f/2)d)/ (0,9LK
)となる。ここでπrは半サイクルごとの有効レート、
1/2は、有効長さL (1−G/L) =0.9Lの
2つの壁に対するものである。
従って、 横方向損失 =(Q”f”πd)/ (1,8KLT)ca I S
 −’Cl11−’  (92)となる。最小条件をつ
けるため2つの損失を等式%式%(93) Qの方程式(56)を使用すると、 K= 1.5 X 10−”T−”calaa−”K−
’s−’(94)を得、組合わされた逆分散損失は、 ntH”Q f / (2Q”f ”πd)/(1,8
K LT) )−O,1OL/d−2,IT−”g/d
   (95)となる。
長手方向損失のみの逆損失は、 ntH長手= 0.62 T−”/’/K d    
  (96)となる。
0.0025cmの厚みを有し、最低の伝導度の高強度
材料であるステンレススチールのフォイルでは、逆長手
方向損失は、 nTM長手−1,2X 10 ’T−”’(T<100
°Kの場合) n7.4長手= 1.2 x 1057−s′a(10
0’K<Tの場合>   (97)となる。
ステンレススチールフォイルに対する横方向損失は、 nTM横−2277−”’に/d       (9B
)となり、0.0025anの厚みを有するステンレス
スチールフォイルでは逆横力向損失は、n7M横−22
,57”’4  (T<100°Kの場合)=225T
1′4 (100’K<Tの場合)  (99)となる。
従って、低温、例えばT = 5.6γにおける横方向
損失を除けば、金属損失は無視できる。この場合、nT
M横=20、伝導度が10倍大きい真ちゅうフォイルを
使用する場合、金属損失は無視できる。
表■には純粋鉛バンドでバックアップされたセグメント
状再生熱交換器の設計が示されている。
薄い壁の金属損失は周波数と無関係であるので、ガス損
失を減少させるのに低周波作動を使用すると有利である
。これも、バックアップ材料は熱質量を大きくできると
考えている。
然!1世失 次に鉛から成る蓄熱バンドの厚みについて計算する。こ
こで周波数依存損失には表皮厚みの限界が課される。代
表的な市販の純粋の鉛は、表Iで考えられた超純粋サン
プルよりも低い熱伝導度を有する。不純物は低温の限界
点に影響するだけである。この伝導度の控え目な値は、
純粋な鉛の40%である。すなわち、 K=2caj2cm−’に一’s−’ (5’K<T< 10°Kの場合) =207” (10’K<T<lQO°Kの場合)=0
.2  (100″K<Tの場合)熱容量は、方程式(
74)で示されるような特殊鉛合金の場合と同じである
。これらの性質では、P0=1気および全表皮厚みの場
合、方程式(65)により示される市販の純粋鉛の場合
の熱容量損失は次のようになる。
ny、4(熱質量)=380Tす” (f K Cv)
 ””= 10.2 f I’ZT”’  (T< 1
0’K(7)場合)= 32 f ””T”’ (10
’K< T <20°にの場合)= 3o o r I
/17−1/! (20°K<T<100″にの場合) =95 f””T””’ (100@K<Tの場合)お
よび 表皮厚ミ= (K/ Cv ) ”” (πf ) −
””= 42 T−’ f −””cs (T<10°Kの場合”)   (102)= 133
 T−1/Z f −1/!cI11(10@K < 
T < 20’)<の場合)=l 43 T−2/ 4
 f −I/ gcll(10’K < T < 10
0 °Kの場合)= 0.45備  (100’K<T
の場合)5、6 °Kの最低温度および7.5〜15H
zの適当な低周波数でも有限熱質量損失は、1/n、N
=7x104の許容できる小さな値を有し、よって無視
できることが方程式(100)で判る。それにも拘ず方
程式(102)で示される表皮厚みは大きい。15Hz
および5.6 ″Kにおける表皮厚みは1.94cmと
なる。無視できる利益を有する金属質量は大き過ぎるよ
うになる。従って、表皮厚みより小さいが、ガス損失、
例えば15%に比較して小さい損失を生じさせる充分に
大きい厚みを選択することは有利である。このためf−
15Hzにて次の鉛の厚さとなる。
d+++ =5.9 X 10−3T”’/Cv am
   (103)= 16.5 T−”’am (T 
< 20°K(7)場合)= 0.19 T−”’cm <20’K<T< 100°Kの場合)= 1.9 X
 10−”T ”’am(100’K<Tの場合) 周波数15Hzにおける3つの最低温度部分用の妥当な
厚みは、4〜8°′にで0.8 am、8〜166にで
0.3cm、 16〜32 ’KT:0.10111で
ある。
32°によりも高い温度で作動する鉛または良好な金属
伝導体から成る部分に対しては、0.05(Jの一定厚
みが使用される。より低い周波数では定数ntにを有す
る方程式(100)からの厚みは[+/ffiとして測
る。このように鉛の厚みとフォイルの厚みを妥協させた
15112の周波数用の再生熱交換器の設計は、表■に
示されている。6つのステージでの全ガス損失が充分小
さく、資本コストとパワーコストが匹敵できるよう15
Hzの値が選択される。次に関連する金属損失は、適当
な追加のみである。
先に述べたように鉛の特別な利点は、低温における熱容
量が高いことにある。再生熱交換器の異方性熱特性は、
別の材料を使用できる高温度でも有利である。特に、薄
いマルチバンド状の再生熱交換器の構造は、50°Kよ
りも高い温度の場合鉛よりも高い伝導度および高いかま
たは匹敵する熱容量の銅を使用することによって、高温
度で容易にできる。これにより3つの高温度部分を製作
するのに銅クラツドステンレススチール上にてフォトリ
ングラフイーマスクおよびエツチング技術の使用ができ
る。フォイルの損失は小さい(すなわちnアフォイルは
大)ことであることが判っている。
従って、表■には、固体の絶縁材料(例えばガラス発泡
性)から成るギャップの別の構造体がリストされていな
い。
表■は、P0=1気圧ヘリウム、f=15Hz、バンド
数=一部分あたり20、ギャップ率==10%、冷却パ
ワー=46にで0.4ワツトおよび入力パワー−56ワ
ツトであるセグメント状鉛でバックアップされた薄いフ
ォイル壁(0,0025cm厚)を使用した再生熱交換
器を要約したものである。
表■に表わされたセラメータは次のように定義される。
Tはケルビン度で再生熱交換器部分のメジアン温度であ
る。しは各部分の長さく艶)である。
Wは、チャンネル幅(am)であり、n、iスは、定数
9に選択した逆ガス損失または−ステージあたりの12
%の損失である。複合チャンネル壁を使用する場合、チ
ャンネル壁のライニングの材料はフォイル材料である。
nTフォイ)シは逆フォイル損失である。表皮厚みは鉛
または熱容量材料の熱表皮厚み(am)である。厚みは
熱容量材料の厚み(am)であり、バンド材料は熱容量
材料であり、ntはバンド材料の逆損失であり、n7合
計はガスおよび材料損失を含む全通損失である。Eは方
程式(108)からの所望の冷却容量のためのガス束を
搬送するのに必要なチャンネルの横方向の大きさく c
m )であり、径は平均チャンネル径であり、横方向の
幅を円形横断面周りに巻いた場合、E/πに等しい。選
択した例では最低温度部分内の鉛の厚みは横方向幅E 
= 2.0 (Jの場合の円形横断面の径よりも大きい
。チャンネルの外側は制限されないので、熱容量鉛の半
分は制限されない。内側は制限され、若干高い損失が生
じるか、または2倍の容量したがってEの値の2倍およ
び径の2倍の低温クーラーが必要となる。この場合チャ
ンネル周辺内の鉛の厚さは制限されない。容量が太き(
なれば下記に更に説明するような同軸のチューブ状マル
チ部材を使うことにより本発明に係わるマルチチャンネ
ル再生熱交換器が製造できることに留意されたい。
5.6  B、6  5.4X10”39   bra
ss   20011.2 6.1  6,4xlO−
’   9   brass   20022.4 4
.3  7.6X10−’   9   s、s   
 22044  3.04 9.lX1O−39s、s
    3008B   2.15 11XIO−’ 
  9   s、s    230160  1.52
 13X10−3 9   s、s    1601.
94 0.80  Pb     60  7.5  
 2.0 0.640.92 0.30  Pb   
  75  7.7   2.4 0.800.32 
0.10  Pb     6B   7.8   2
.8 0.900.22 0.05  PborCu 
  88  8.0  3.3 1.050.13 0
.05  PborCu  124  8.1   4
.0 1.30.12 0.05  PborCu  
 50  7.3   4.8 1.5よって全効率は (1+ 1/2 nt+) −’X ci + 1/2
 nTり −’・・・=70%(104) 方程式(3)によって示される2次の効果は、この値を
約50%まで減少させる。この値は、低温冷凍機では優
れた効率である。各端部における等温コンプレッサおよ
び膨張器内の損失はわずかであると仮定した。
CWに垂 な1チヤンネルの  口の 再生熱交換器を通過する質量流れは、各部で同じである
ので、ガス流れに対する横断面は一定の質量束が得られ
るような値にしなければならない。
チャンネル幅Wが決定されるので、ρ、VeA、=V、
WE (ρ。/E)−一定       (105)と
なるようこれによりチャンネルの横方向の大きさEが得
られる。ここでA9=WEおよびρ9=ρ。/Tである
。再生熱交換器の単位開面積あたりにボンピングされる
熱は次の式により示される。
Q=Vcρo (T/ΔT)  (6n CR) / 
2=0.69Ve l’ o=39T””ワットc11
1−2(106)VCの方程式(49)を利用し、方程
式(105)内でρo=1気圧およびC3=2とすれば
、AI = (パワー)/Q = 0.267−1/! (パワー) cm”    
(107)を得る。よって、再生熱交換器の横方向の大
きさは、方程式(54)からのWを有する。
E=A、/W=7.3T”” (パワー)cm  (1
08)となる。これにより、所定のTおよびパワーの場
合の横方向の大きさ、Eが与えられる。T −5,6X
にて所定のパワーを選択すると、質量の保存および方程
式(93)は上方部分に E=2.0  (T15.6)μ4(パワー0) ca
t (109)を与える。ここでTは各部分の平均温度
で、(パワー。)は低温端(4°K)でのパワーである
。よって再生熱交換器の横断面A、は、 Ag =E  (W+  2  d 壁+ 2 dセグ
メント )CIll”となる。ここでd壁は表■の特殊
鉛合金または表■の薄いフォイルの厚みであり、dセグ
メントは表■の鉛または他の熱容量材料の厚みで、パワ
ー。は4’Kにおける1ワツトである。
変主口E積 これら再生熱交換器の各々内の変位容積volは、Vo
l  =A9VC/ 2 f = 7.3 / f a
m3ワット=■となる。4”Kにおける1ワツトでは、
変位容積は表■の鉛合金再生熱交換器に対しては30H
zの場合0.24 cm’となり、表■のセグメント化
された鉛再生熱交換器に対してはその2倍すなわち0.
48−3となる。室温端では、2つのケースの変位容積
は、300/4大きく、すなわちそれぞれ18−3およ
び36an”となる。
ベローズ  および′ 六 圧縮および膨張容積は、等温的としなければならない。
そのようにしないと、各サイクルの各終了時にて断熱圧
縮の熱が失われてしまう。2;1の圧縮比では、この失
われた仕事は2(2”−1)で表わされ、これは64%
の損失すなわち36%の仕事効率となる。これは、効率
の大きな付加的な不利益であり、再生熱交換器よりも大
きな損失源となっている。従って、等温圧縮および膨張
容積を使用する上で主な利点がある。熱ポンプ用に設計
された等温ベローズはこの目的用として理想的である。
低温では金属の疲労寿命が延び、純粋金属の熱伝導度が
延びる。従って、上記特殊な熱力学的設計の金属ベロー
ズは圧縮容積および膨張容積の双方に理想的に適する。
低温ベローズは高温ベローズより小型であり、作動流体
(ヘリウム)の拡大率は7+/2のように低下するので
、低温ベローズは高温ベローズと異なる。従って、スト
ロークすなわち渦巻間隙は(TI /’ro )””=
 0.12だけ小さくしなければならない。この容積は
(TI /To ) −0,013だけ小さい。このこ
とは所定の熱力学的ベローズが、例えば3011zおよ
びヘリウムの1気圧にて5%の損失で室温にて有効に作
動するよう設計されていれば膨張容積用に使用される同
一寸法および面積の渦巻の対応するベローズは(TI/
T、)l”=1/8.7少ない渦巻と、T、/T、= 
1/75だけ小さいストロークを有していなければなら
ない。しかしながら、容積はTI /To = 1/7
5だけ減少し、寸法は(Tl /TO)””= 0.2
37だけ減少するので、より小さい径の低温ベローズを
使用できる。従って、同じ数の渦巻ではストロークは1
つの渦巻当り0.237だけ小さくできる。
この結果(ストローク)t/(拡散係数)−(T+/’
ro )””/ (TI /’re )””=0.5に
比例するベローズの壁による作動ガスの熱化時間は小型
の低温ベローズでは1/2短かい。従って、小型の低温
膨張ベローズは小型ベローズの熱化時間が短かいことに
より、室温の圧縮ベローズよりも良好な等温容積となる
。低温膨張ベローズのストロークは室温圧縮ベローズよ
りも小型にできるので、再生熱交換器の構造全体を膨張
ベローズ用のトライブロンドとして使用できる。これに
より膨張ベローズの他端を冷凍機付加に熱結合するよう
固定できる。
旦! 全体の損失を最小とするため、ガス損失、粘性、熱伝導
度および容積を伝導度および熱容量の蓄熱質!E損失と
別に検討した2つの低温冷凍機を以上で開示した。ガス
流の方向の長手力向長さは複数の部分に分割され、ここ
で各部分の温度変化は絶対温度の半分である。平行な平
滑な壁チャンネル内の各部分内のガス流およびガス粘性
、チャンネル幅およびセグメント化された長さは摩擦、
熱遅れ損失およびサイクル容積損失を最小とするよう、
最適にされる。次に2つの再生熱交換器設計にて壁特性
が最適化される。第1の再生熱交換器は純粋鉛よりも伝
導度が低い特殊鉛合金から成り、第2の再生熱交換器は
平滑な薄い真ちゅうまたはステンレススチールの壁をバ
ックアップするセグメント状鉛または銅のバンドから成
る。このセグメント状バンドの設計により15Hzの低
周波数で50%の良好な効率が得られる。特殊鉛合金の
等温構造体では30Hzにおける効率を約25%にする
これら全体の違いを維持するには圧縮および膨張容積の
ため特殊等温ベローズを使用すべきである。
付録I:損失の複合化 ’s  (t)を冷凍機が温度Tを通してエントロピー
を送る速度すなわちs=d/dts(t)であるとする
。Tを通過する熱流は、 6(t)=Tム          (112)となり
、Tから(TIdT)へエントロピーを送るカルノー冷
凍機用の仕事は、 舎c  (T)d t=a (TIdT)−Q (T)
−二d t         (113)である。実際
の仕事を*cT)at− mWc (t)dT=ms d tを仮定する。熱を送
るのに必要でない仕事を局部的に廃棄(例えば壁摩擦と
して)すると、エントロピーの流量増加d3= (m 
 1)sdtとなる。W/WC−mであるので、局部的
なカルノー仕事(すなわち、Tにおける)に対する効率
はmlである。これら損失を積分すると、 Td ’s = (m −1) ’s dTとなり、こ
れはとなる。ここでhoは、′roにて低温リザーバか
d t )    (115) 従って、実行される仕事の積分は、 mmlとすれば、5=soおよび W= 3 o  (TI  T(1) = ((T’+  To ) / To ) Qo =
専。
予想するようにここでWcはカルノーの仕事である。
m−1に等しくない定数であるとすると、ルール。ex
p(l、1’l’−らTo) (m−1) )” so
  (T/ To )  ”−”       (11
8)従って 専= m s o fCT/T、 > ”)a T=i
o  (’r−/’ro”−’)−’ro)   (1
19)所望の全効率は、 E r r =w/*c = (Tl’/To’)/ ((Tl−To)(To”
−”)”)=  (To/  (TI−To)  (T
+/、To)”−1この式を300’に/4°にの温度
比で評価すると、次の表が得られる。ここでT、−T0
= x = 75およびW/We =x’  1)/x
  11、1      1.、547      1
.1 441、2      2.39       
 1.301.5      8.76       
 1.832.0      ?6.0       
  3.001.01     1.045 1+E    1+4.38E 有限    x(*−11 mが1に近ずく場合、次の近似を行うことができる。
xfi=xx(#−11=)((櫓−1)LnX==)
((1+  (m−1)  nnx)(x’−1)/ 
(x−1)= (x−1+ (x−1)”βnx/(x
−1) =1+ (m−1)  (x/ (x−]、)  6n
x  (121)これは、(m  1)j!nx<CI
かつ(m−1)<C0,22の場合有効である。よって
1nT5=4.32かつ75/741n75=4.38
である。
換言すれば、各ステージ内の非効率さの不利益は、再生
熱交換器の全狽失が個々の部分の効率の単純な積である
と考えた場合の不利益よりも4.38倍大きい。
付録■:チャンネル流内の熱交換長さの説明定常状態の
溶液に対するチャンネル式再生熱交換器の熱交換長さの
近イ以の比較が必要である。
熱交換長さΔ2は、X方向への熱拡散が壁とほぼ平衡状
態に達するのに要する時間内にガスが壁と平行なチャン
ネル内で2方向に移動する距離のことである。壁に垂直
な方向をXとし、長さを計算するのに使用する速度(V
)をチャンネル間で平均されたX方向の速度とする。通
常の表皮厚みから拡散平衡が生じるのに要する時間は次
のように計算される。拡散深gciは次のように表わす
ことができる。
丈= (D t)””             (1
22)ここでDはに/crρに等しい拡散率、kは熱伝
胤度、CPは一定圧力のガスの熱容量、ρはガスの密度
である。
チャンネル幅Wおよび半幅w/2の場合、大体の平衡を
形成する熱拡散の平均深さは、d−2/ 3  (w/
 2)             (123)と概算さ
れた。
この概算値を確認することがこの付録の目的である。
方程式(122)で示された拡散深さを方程式(1,2
3)へ置換し、tを求めると、 t=W” / (9π)           (12
4)となる。
熱交換長さΔ2は、時間を内で2方向に流体が移動する
距離すなわちΔZ=t<v>である。この熱交換長さΔ
2を導入する動機は、次のとうりである。温度は長さL
内でn7回緩和するとすれば、平衡状態からの温度差す
なわち逸脱はΔT/nアであり、ここでΔTは再生熱交
換器の長さにわたる温度差である。この最大逸脱差のほ
ぼ1/2は、各サイクルで不可逆的損失である。これは
、逸脱差は、−サイクルにわたって正の値および負の値
の間で振動し、よって平均化されるからである。従って
、逸脱差によるーサイクルごとの再生熱交換器の損失は
、八T/2nTとなる。これは理想チャンネル流すなわ
ちボアズイユ流と比較できる。
均一な幅のチャンネル内の層流は、せん断ひずみを受け
るが、このひずみは単位大きさく大きさは、Xおよび2
に垂直なX方向に測定される)あたりの力をバランスさ
せる。2方向への圧力勾配はこの力を生じる。この圧力
勾配はXと独立しており、すなわちチャンネル壁に平行
である。対称により、流体の中心平面内のせん断ひずみ
はゼロになっているはずで、各壁ではせん断ひずみは最
大である。従って、流体のせん断ひずみは、中心平面か
らの圧力勾配のx(D積分に比例する。ここで。Xは、
中心平面からの軸方向距離として測定される。
従って、 −P′xおよび     (125) v −(v、、、/ (w2/8) )((w”/8)
 −Cx”/2) )と書くことができ、ここでV m
mx = P ’ W ” / 3μ、μ−粘性および
P’=dp/dzである。従って、速度は中心平面にお
けるv =v waxから壁におけるv=Qまでの二次
式であり<v>=2/3v□8である。 長さしおよび
最低速度V−エのチャンネル内の交換長さの数は nt=1/ (< v > t)  =(27/2) 
(DL) /w2vlIsx)=(27/2) (K/
CP/)) 1/ (w”VmaX)となる。
速度分布については、中心平面におけるV□8から壁に
おけるV=Oまでの2次式としてすでに述べたとうりで
ある。流れは定常状態では非発散的であるので、層内へ
対流される熱束は、壁に対する伝導によりバランスしな
ければならない。
従って、 ここで、対流束はcvρ′l″ZVであり、Tzは2方
向への温度勾配である。Tzは、(dT/dX)>> 
(dT/d、)およびL / n ?>> w / 2
であるのでXに独立するとする。従って、 dT/dx=−(Cpρ/K)Tz (VmaxバW”
/8) )((w2/8)  x −(x3/6) )
  (129)Tmax−Tt’+= (CPρ/K)
 Tz (vmax/(w”/8) )((w”/8)
   (x”/2)  −(x’/24))ここで、T
wはチャンネル壁の温度である。よって中心平面におけ
る温度T。Xは、 T、x=5/12 CCpp/K> Tzvm*xCw
/2>2+Tw’ (131) となる。しかし、再生熱交換器の端部における温度逸脱
差は方程式(126)および(130)により< ’p
 v >/ < v >= 5 / 7  (T’ms
x  Tw)となる。
逸脱差率1 / nアは、 nT=ΔT/ ((68/105)T、、、−Tiy 
)   (132)となるので、 fi、= L  (K/Cpρ)(336/25)/ 
 (w”vmax)=14.8L (K/Crρ)(w
2v、、x)  (133)この値は、方程式(127
)により示されるような熱緩和長さ解析により誘導され
る値に近(、ファクタは13.5である。両RF44式
は、いくつかの近似を使用した。
附録■、同期エネルギー1員失 熱が一定の伝導度を有する媒体の内外へ伝導されるとき
、熱拡散および伝達時間に応じ不可逆的をT、振動温度
T′をなエントロピーの利得がある。再生熱交換器の目
的は、熱を可逆的かつ周期的に蓄熱することにあるので
、このエントロピーの獲得は系に対する有効な損失とな
る。冷凍中は、このことは非効率となる。この非効率は
、−サイクルあたりのく不可逆的熱)/(蓄熱)の比と
して評価される。この不可逆的熱は、ちょうど(エント
ロピー利得)/Tであり、ここでTは絶対温度である。
K−熱伝導度、Cv =単位容積あたりの熱容量、D=
に/Cv=熱拡散率であるとする。平均局部的温度 をT、振動温度T′を i (kx−ω む) T’=T+θ、θ=θoe         (1,3
4)とする。
熱方程式は を与える。方程式(134)により示されるT′および
θを方程式(135)および(136)へ置換すると、
−1ωθ=DK2θ          (137)こ
こで熱表皮厚みδは δ=、b1フ−=、f四■〒    (139)と定義
される。次に物理的に適当な解法を選択しなければなら
ない。温度変動は、材料内に進入するときの、すなわち
x−>■のときの減衰である□  ことが判っている。
従って、 x−) oo、l iRx −> QのときImk>Q
よって、正の根を利用しなければならない。この結果、 次にエントロピーの変動は、次のように計算できる。
しかし、方程式(134)内のθの定義中でkを置換す
ると、 我々の解法の妥当性を物理的にチェックするため、x=
0でのエントロピーの損失および利得をゼロにしなけれ
ばならないことを知っている。
サイクル x=Oで解法を求めると、 よって 次に−サイクルにわたって積分されたエントロピーは、 サイク)シ      サイクル sin d cos x /dx −1cos x s
in x 、さらに、Sの解はx=0で適当な値を有す
る。X≠0のとき方程式(148)により示されるSを
時間積分すると、を得る。1サイクル(=2π/ωであ
る。このとき、方程式(139)からの有効なエネルギ
ー交換は、不可逆的エネルギー損失 Tl ΔswTΔs            (152
)となり、有効エネルギー交換はΔEとなる。従って、
効率effすなわち分数表示損失はとなる。境界におけ
る変動温度は1サイクルの間で±θ。であるので、分数
損失は、温度で割った分数温度変化のちょうど2倍であ
る。蓄熱層の厚みdを表皮厚みδより薄くすると、エン
トロピー損失は(−)3として減少し、貯蔵される有効
エネδ ルギーはd/δとして減少することが同じ解析によって
判る。よって、改良として を得る。これはかなりの改良であるので、再生熱交換器
材料の有効厚み′は、通常の表皮厚みの2分の1に限定
され、この場合内外への蓄熱エントロピー損失によるエ
ントロピー損失は同じ効果からのガス損失に比較して小
さくなる。
災立皿1曵■凱 次に第1図を参照すると、本図には本発明の一実施態様
に係るスターリングサイクル冷凍機100が示されてい
る。この冷凍機100は、可変容積圧縮容積チャンバ1
と、可変容積膨張チャンバ1とを含み、各チャンバは約
1気圧のヘリウムを含み、冷凍機は更に2つのチャンバ
1および2を相互に接続し、チャンバ間でヘリウムを変
位するための再生熱交換器12を含む。圧縮チャンバお
よび膨張チャンバ2の各々は、米国特許第4.4.90
.974号に記載されているような等温ベローズから成
る。
冷凍機の作動中は、膨張ベローズ2内のガスは、極低温
T2 (例えば4″K)になっている。従って、膨張ベ
ローズ2および再生熱交換器12は、真空容器13内に
収容され、冷凍機100の低温部分を熱絶縁するように
なっている。膨張ベローズ2は、エンドプレート15で
終端し、このプレートは、絶縁支持部材17により真空
容器13に対して固定状態に保持されている。真空容器
13の端部壁および絶縁支持部材17を貫通するボア1
8は、冷凍機ロード16、例えば赤外線センサがエンド
プレート15と熱接触するよう取付けできるようにする
。ロード16は、冷凍機100の有効な仕事を受ける。
エンドプレート15、膨張チャンバ2および冷凍機の低
温部分12は「超」絶縁体19 (アルミニウムがコー
ティングされたマイラーと織物メツシュとの多層サンド
ウィッチ体)により囲まれ、放射損失を低減している。
圧縮ベローズ1は周辺温度TI (例えば300’K)
で作動し、よって真空容器13の外に位置する。
圧縮ベローズ/および膨張ベローズ2は、従来の偏心駆
動器3により、調和直角位相にて、すなわち互いに90
”位相がずれた状態で駆動される。
偏心駆動器3は、シャフト21を含み、このシャフトは
クロスヘッド4および6とそれぞれ相互に作用する2つ
の偏心器5および7を有する。シャフト21は、モータ
(図示せず)に結合され、モータは偏心器5および7を
回転する。回転偏心器5とクロスへソド4との相互作用
は、圧縮へローズ1を駆動するための比較的長い圧縮ス
トロークS1を発生し、回転偏心器7とクロスヘッド6
との相互作用は、比較的短いストロークS2を発生し、
このストロークはロッド8、真空変位ヘッド9および再
生熱交換器12を通して膨張ベローズを駆動する。この
ように、作動ガスは比較的長いストロークSlにより圧
縮ベローズ1内で圧縮され、再生熱交換器12内を通っ
て膨張ベローズ2へi位し、ベローズ2は、短いストロ
ークS2で膨張される。その後作動ガスは、再生熱交換
器12を通って圧縮ベローズ1へ戻り、このサイクルが
繰返される。
真空密閉体13内で再生熱交換2S12が移動できるよ
う別のベローズ10および11が設けられている。ベロ
ーズ10は作動ガスを含まずベローズ11のストローク
(S2)がベローズ1のストローク(Sl)に比較して
短いのでベローズ10および11はサイクル仕事に実質
的に影響しないという点で受動的である。ベローズ1.
2および11の各々には円筒形バック14が設けられて
おり、このバック14は圧縮ストロークの終了時にベロ
ーズの容積をほとんどゼロにするようベローズの移動ヘ
ッドに取付けられている。冷凍1iooの固定部品はベ
ースプレート20に取付けるよう図示されている。圧縮
ベローズ1および膨張ベローズ2のそれぞれの変位容積
V、およびv2は、V I/ V 2 = T l /
 T Zとなるよう設計することが好ましい。ここで1
゛1およびT2はケルビン度として表わされる。ベロー
ズlおよび2のストローク比sI/s2はTl/T2〜
(TI/T2)172までの任意の値にできる。(T 
+ / T z) ’ ”では膨張ベローズ2の横断面
の面積は、(T r / T z) ’ ”分の1だけ
圧縮ベローズの横断面の面積より小さ゛くなるようにす
べきである。
コールド端が室温状態で冷凍機100を最初に始動する
とき、作動ガスの圧力は、室温における冷凍機の変位容
積に対するデッド容積の比だけ最終作動圧力よりも高い
。冷凍機100のコールド端のガスの温度が低下すると
き、各ストロークの後でガスのいくらかはコールド端に
留まる。すなわち再生熱交換器12の各部分のデッド容
積は1/Tに比例する。従って、コールド端がその作動
温度に達するにつれて、冷凍機100内の平均ガス圧力
は、再生熱交換器12およびベローズ1.2および11
の構造の細部に応じて1.5から2分の1だけ低下冷却
の関数として表わされるガス圧力の低下は、冷凍機10
0の始動を助ける。その理由は、ガス圧力の低下はスタ
ートアップ中により多くの冷却の仕事に行うことができ
、作動温度に達したときガス圧力をより低くできるから
である。しかしながら使用される駆動モータ(図示され
ず)がスタートアップ中に必要とされる余分な仕事をす
ることができなければ、冷凍機内にガスリザーバを設け
ることによりスタートアップから低温作動までガス圧力
を一定値に保持できる。
次に第2図を参照すると、この図にはスターリングサイ
クル装置200の偏心駆動器3を特に示す断面図が示さ
れている。ここで第1図に示された冷凍機に類似する2
つの冷凍機201および202が二重端構成の同じ偏心
駆動器3により駆動される。第2図には、偏心駆動器3
、冷凍機201および202の圧縮ベローズ1およびI
A、受動ベローズ10およびIOA、11および11A
、および冷i機10およびIOAの一部、真空容器13
および13Aのみが示されている。
各冷凍機201および202の省略部分は、第1図に示
された冷凍機100の対応する部分と同じである。
圧縮ベローズ1およびIAは側方に運動しないようクロ
スヘッド4を支持し、減速振動により二重バランス駆動
できる。偏心駆動器3は、モータ被動シャフト21を含
み、このシャフト21は90“離間して取付けられた2
つの偏心器5および7を有する。第2図では、偏心駆動
器3はシャフト21の端部から見られており、偏心器5
および圧縮ベローズ1およびIAおよびクロスヘッド4
は、頂部デッド中心に示されている。すなわちクロスヘ
ッド4は圧縮ベローズ1およびIAに対して中心に位置
する。他方、偏心器7は、ベローズ1OAおよび11が
圧縮されベローズ10および11が伸張するように右側
へ変位している。第1図の冷凍機100内と同じように
ベローズ10および11およびベローズIOAおよびI
IAは、それぞれの真空容器13および13A内で冷凍
機12および12Aが軸方向に移動できるよう使用され
ている。クロスヘッド4および6は切欠き部5Aおよび
7Aをそれぞれ有し、これら切欠き部はクロスヘッド4
および6が偏心器5および7により横方向に変位して純
粋に軸方向に往復動できるようにする。
作動ガスを含むベローズ1、IA、11および11Aの
各々には円筒形パック14が設けられ、最大圧縮時にベ
ローズがほとんどゼロの容積に変位するようにしている
クロスヘッド6の横方向運動は、ロッド8および8Aを
介して真空変位ヘッド9および9Aへ伝えられ、次にヘ
ッド9および9Aは、冷凍機201および202の膨張
ベローズ(図示せず)へ横方向運動を伝える。
第3図には、駆動シャフト21に垂直な方向から第2図
の二重端式冷凍機200の偏心駆動器を示した別の断面
図が示されている。この図から偏心器7およびこれに駆
動されるクロスヘッド6は、2つの部品から組立てられ
ていることが判る。これら部品は、クロスヘッド4の各
側に一つずつ設けられ、真空変位へフド9および9Aの
バランスの取れた駆動器を形成している。
次に第4図を参照すると、この図には本発明の一実施に
よる再生熱交換器400の長手方向断面図が示されてい
る。再生熱交換器400は、若干率さい内側の階段状の
テーパの付いたチューブ状部材402を収容する外側の
階段状のテーパの付いたチューブ状部材401を含み、
よって外側部材を内側部材との間の間隔は、部材間のチ
ャンネル幅が徐々変化し、作動ガスのため径が徐々に変
化する環状チャンネルを形成する。換言すれば、外側部
材401の内側表面と内側部材402の外側表面は、チ
ャンネルを画定する離間した壁として作動する。再生熱
交換器400は、長さ、平均径、チャンネルの断面図の
面積およびチャンネル壁の間隔が徐々に変化する6つの
部分22〜27を有し、最低温度部分22は最大の長さ
および壁厚と最小のチャンネル壁の間隔および平均径(
横方向の大きさ)を有し、最高温度部分27は最小の長
さおよび壁厚および最大のチャンネル間隔および平均径
(横方向の大きさを有する。再生熱交換器部分22〜2
7の各々は、第4図内の各部分の横断面図に示すように
一定の径、壁厚および間隔の偏心シリンダから成る。表
Hには外側部材401および内側部材402の長さ、チ
ャンネルの壁間隔(チャンネル幅)、再生熱交換器40
0の6つの部分22〜27のチャンネル横断面の面積お
よび平均チャンネル径がすべて表示されている。表■に
は、「横方向の大きさ」Eとして各部分内のチャンネル
の平均円周が表示されている。
再生熱交換器の4つの最低温度部分22〜25の外側お
よび内側部材401および402は、0.1%〜1%の
セシウムまたはビスマスを含む鉛合金から製造すること
が好ましいが、圧縮ベローズに最も近い2つの部分26
および27 (すなわち最高温度部分)はステンレスス
チールから製造することが好ましい。側倒では、圧縮ベ
ローズに最も近い2つの部分26および27は、第4図
内の横断面図34および35に示し、第10図により詳
細に示すようにチューブ状ステンレススチール壁405
内に収容されたロール状波形ステンレススチールフォイ
ル404から形成できる。かかる部分の場合、チャンネ
ルおよび壁部材の組合わされた横断面面積Aは、次のよ
うに表わすことができる。
A−(2d f +w) E(155)ここでd【はフ
ォイルの厚み、■およびEは、表■に示すようなチャン
ネル幅およびチャンネルの横方向の大きさである。本発
明に係る圧延された波形フォイルの再生熱交換器部分の
構造について下で更に説明する。
次に第5図について説明すると、この図には、本発明の
別の実施態様に係る再生熱交換器の長手方向断面図が示
されている。この再生熱交換器500は、次の点で第4
図の再生熱交換器と同じである。すなわちこの再生熱交
換器は、部材501と502の間にスペース503に径
が徐々に変化する環状のチャンネルを形成するように内
部部材502を収容する一般にチューブ状の外側部材5
01から成り、この再生熱交換器500は、長さ、チャ
ンネル壁の間隔および横断面チャンネル面積が徐々に変
化する6つの部分37〜42を有している点で同じであ
る。しかしながら再生熱交換器500の外側部材501
および内側部材502の各々は、高熱質量、高熱伝導度
材料504および505から成るセグメントと低熱質量
、低熱伝導度材料505および507から成るセグメン
トを交互に配置して製造されている。外側部材501の
高熱質量、高熱伝導度セグメントは、階段状のテーパを
付けた外側の薄い金属フォイルのチューブ508の外側
表面のまわりに形成された規則的に隔置された環状金属
バンド504から成り、外側部材の低熱質量、低熱伝導
度のセグメント505は金属バンド504の間に設けら
れた外側の薄い金属フォイルチューブの領域から成る。
内側部材502の高熱質量、高熱伝導度部分は内側の階
段状のテーパを付けた薄いフォイルの金属チューブ50
9の内側に形成された、規則的に離間した環状の金属デ
ィスク506から成り、内側部材502の低熱質量、低
熱伝導度セグメント507は金属ディスク506とバン
ド510の間に設けられた内側の薄い金属ホイルチュー
ブの領域から成る。第5図には再生熱交換器500の部
分37〜42の各々の横断面図も示されている。
外側および内側の薄い金属フォイルチューブ508およ
び509は最も温度の低い部分37および38内では真
ちゅうから製造し、残りの4つの部分39〜42内では
ステンレススチールから製造すると有利である。チュー
ブ508および509は約0.0025cmの均一な厚
みを有する。
チューブをバンキングする金属バンド504および51
0または金属ディスク506は3つの最低温度部分36
〜38内では鉛から製造し、残りの部分内では鉛または
銅から製造すると有利である。
圧縮ベローズに最も近い再生熱交換器500の2つの部
分41および42は別に第5図内の横断面図34および
35に示し、更に、第10図により詳細に示すように、
チューブ状のステンレススチール壁内に収容された圧延
波形ステンレススチールフォイルから形成してもよい。
かかる部分に対してはチャンネルおよび壁部材の組み合
わされた横断面面積Aは、方程式(155)で示される
。ここでこれら部分のためのチャンネル幅Wおよびチャ
ンネルの横方向の大きさEは表■に示されている。
次に下で本発明に係わる圧延波形フォイル再生熱交換器
部分の構造について述べる。
次に第6図を参照すると、この図には第5図に示された
再生熱交換器に類似するセグメント状再生熱交換器60
0の別の構造が示されている。しかしながらこの再生熱
交換1600内では外側部材501と内側部材502の
低熱質量、低熱伝導度、セグメンl−601,602お
よび603は固体絶縁材料、例えばガラス、ガラス発泡
体またはプラスチ・ツタの環状バンド601.603ま
たばディスク602から成る。外側部材501および内
側部材502の交互に配置された金属セグメントおよび
固体絶縁セグメントは作動ガスに対してチャンネル壁6
04および605を平滑にするよう形成できるので、第
5図の再生熱交換器構造内で使用されている薄い金属フ
ォイルチューブ508および509は必要でない。
第4.5および6図の再生熱交換器のチャンネル403
および503は、外側および内側チューブ状部材401
.501および402.502の径の階段状変化を平滑
にする小さな移行領域51により部分と部分の間で接合
されている。次に第7図を参照すると、この図には、環
状チャンネルを備えた2つの部分の間に設けられた移行
領域51の例の長手方向断面図と、この長手方向断面図
の7−7線に沿った移行部の横断面図が示されている。
移行部51により2つの部分701および702のチャ
ンネル幅Wおよびw’およびチャンネルの壁厚dおよび
d+ は表■または■内に表示されている。チャンネル
の平均径IDは、已に人力パワー(56ワツト)を掛け
てπで割ることにより表■または■に表示された値Eか
ら計算できる。部分間の接合部51は、チャンネル幅お
よび平均チャンネル径の移行部が丸くされたエツジによ
り平滑となるように重ね合わされた部分を存する。
次に第8図を参照すると、この図には環状チャンネルを
有する部分と、ロール状波形フォイルにより形成された
チャンネルを有する部分との間の移行領域800の長手
方向断面図が示されている。
第8図には、長手方向断面図のA−A線に沿う移行部の
横断面図も示されている。移行領域800は、外側およ
び内側のチューブ状部材401.501および403お
よび503により画定された環状チャンネル403.5
.03とステンレススチールフォイル404により画定
されたチャンネルとの間に平滑な境界部を形成している
ガス流の振動周波数は、再生熱交換器の設計および最適
化の際に特定されるので、一対の階段状のテーパの付い
たチューブ状部材により形成される単一チャンネルの再
生熱交換器の場合、冷却パワーは、チャンネルの最小横
断面面積によりすなわち最低温度部分の横断面面積によ
り制限される。
より大きな冷却能力が必要であれば、全チャンネル横断
面領域を増加しなければならない。
このことは、本発明によれば、複数の嵌合式チャンネル
が多数の同軸状の階段状テーパ付チューブ状部材により
形成された再生熱交換器構造により優先的に達成される
。同軸状のチューブ状部材903.904および905
により形成されて2つの嵌合式チャンネル901および
902を存するかかる熱交換器の構造例は、第9図内の
断面図に示されている。チューブ状部材903.904
および905は、第4.5または6の再生熱交換器内で
使用されているものと同じ構造を有してもよい。各部分
内では、嵌合チャンネル901および902は同じ幅W
を有し、壁部材は熱容量材料の同じ厚みdを有する。壁
部材の構造に応じて表■または■からWおよびdの値を
取ることができる。最も外側の部材903および最も内
側の部材905は同じ熱容量材料の厚みdを有するが、
両チャンネル901および902に役立つ中間チューブ
状部材904は、2dの熱容量材料の厚みを有する。
第10図には、本発明に係るマルチチャンネル再生熱交
換器の別の構造が示されている。第10図を参照すると
、規則的に隔置された均−高さの波形1002を有する
フォイル1001はマンドレル1003のまわりに巻か
れ、はぼ均一な幅Wおよび長さしのチャンネル1005
を形成するようチューブ状の壁1004内に収容されて
いる。
フォイル1001の構造に応じ再生熱交換器の各部分の
ためのWおよびLの値を表■または■から取ることがで
きる。各再生熱交換器部分内のフォイル1001の波形
1002の高さは、この部分のため特定されたチャンネ
ル幅に等しくされている。チャンネル幅の均一性は、波
形1002により損なわれ、チャンネル幅の均一性のず
れはチャンネルの効率を低下するので、波形の間の間隔
は、チャンネルの効率を窩く維持するように波形の高さ
に対して大きく、(例えば5〜6倍大きい)なければな
らない。例えばチャンネル幅が5X10−”〜1.3 
X I O−”cmに変化するとき、波形1002の間
隔は1mmの大きさにしなければならない。第10図で
は、波形1002の間の間隔は、表示を簡単にするため
誇張されていることに留意すべきである。波形1002
を互いにかみ合わせるには、各チャンネル1005が2
つのフォイル1001および100°Kより境界が定め
られるよう波形フォイル1001を平滑なフォイル10
06と共に巻くと有利である。このフォイル■001お
よび1006は、再生熱交換器の各部分のため表■また
は■に特定された値と同じ熱容量材料の厚みを有する。
第11図には本発明のロール状波形フォイル再生熱交1
負器部分を製造するための手法例が略図で示されている
。第11図を参照するように、波形フォイル1001は
、一対の逆方向に回転するロール1102と1103と
の間に平滑なフォイルを巻くごとにより形成され、ロー
ルは適当な位置の対向した部分に突起および溝を有する
。こうして形成された波形フォイル1001は、平滑な
フォイル1006と共にマンドレル1003のまわりに
巻かれる。波形部分1002はどんな横断面形状でもよ
いが、矩形の横断面が好ましい。
次に第12図を参照すると、ここには、本発明に係わる
ベリミエールサイクル装置の長手方向断面図が示されて
いる。このベリミエールサイクルでは、はぼ同じ変位容
積を有する2つの等温ベローズ52および53が、ロッ
ド54および固定エンドプレート55および5°Kより
拘束されている。2つのベローズ52および53のため
の2つの容積変位バック71および57、およびロール
状波形フォイル再生熱交換器59を有する中心分割器5
8は、2つのベローズ52と53の間で振動できるので
、ロッド54およびエンドプレート55および56に対
する分割器58の変位は実質的に容積変化を生じさせな
い。従って、ベローズ52および53に含まれるガスは
2つのベローズ間で前後に変位でき、実質的な仕事は必
要でない。
再生熱交換器59は第4〜6図の再生熱交換器の高温端
部分34および35と同じ波形状を存することができる
。ベローズ52は外部熱源例えば高温ブローワ(図示さ
れず)により、比較的高温Tに維持され、ベローズ33
は適当な冷却手段、例えばファン(図示されず)により
周辺温度に維持される。よってガス圧は全てのガスがよ
り高温のベローズ52内に変位するとき、T I/ T
 zの率だけ大きく、ガス圧は全てのガスがより低温の
ベローズ53内に変位するときT I/ T zの率だ
け小さくなる。従って分割器58が2つのベローズ52
と53の間で振動させられるとき、ベローズに含まれる
ガス圧も振動する。ベリミエールサイクル装置1200
では、振動ガス圧はスターリング冷却サイクルを駆動す
るのに使用される。従ってベローズ52および53と分
割器58との組合せは、冷凍サイクルのため駆動システ
ム1201として働く。
ベローズ52および53内でそれぞれガスを交互に加熱
および冷却するとき、交換される比較的大きな熱エネル
ギーに比較して、ベローズ52および53の間でガスを
変位するには極めて少量のm械的な仕事が必要であるの
で、ベローズ内の振動圧力から生じる少量の仕事を、振
動分割器58を駆動するのに使用できる。このことは高
温ベローズ52を低温ベローズ53よりも若干大きく、
(5%以下)することにより達成できる。低温ベローズ
53のまわりに巻かれたコイルスプリング60は横断面
が大きくなっているために、高温ベローズ52の大きな
膨張力とバランスするよう設けられている。分割器58
の振動のための機械的駆動力は、変位に対する高温ベロ
ーズ52内のガスの加熱のわずかな時間遅れの結果生じ
る。この時間遅れは圧縮時でな(てサイクル中の膨張時
期に多くの仕事を増す。この時間遅れにより生じる仕事
差はスプリング60内に蓄えられ、次のサイクルの圧縮
時の間に戻される。従って振動エネルギーの一部は位相
がずらされ、振動を駆動するようにフィードバックされ
るので、分割器58の振動は自己持続的である。
分割器58の振動周波数は、その質量、スプリング60
の回復力、高温ベローズ52と低温ベローズ53との横
断面面積の差にガス圧をかけた値によって決定される。
ベローズ52および53内の振動ガス圧力は圧縮ベロー
ズ53、膨張ベローズ63および再生熱交換器61から
成るスターリングサイクル冷凍機1200を駆動するに
使用される。分割器58は比較的大きな質量にすること
ができ、高温ベローズ52の余分な横断断面積をバラン
スするのに必要なスプリング60の回復力は比較的小さ
いので、振動周波数は本発明に従い、圧縮ベローズ53
と膨張ベローズ63と再生熱交換器61を有するスフ−
リングサイクル冷凍[1200のための作動周波数を適
当な値にするよう、比較的小さい値、例えば15〜30
Hzにすることができる。再生熱交換器61の構造は、
第4.5または6図に示したものにできる。
冷凍機のサイクルの作動周波数は、駆動システムの周波
数と位相を90°ずらさなければならない。この理由か
ら、位相差を得るため、冷凍機1202内でスプリング
および質量体が使用され、駆動システム1201へ与え
られる入力熱のみにより振動熱ポンプ1202が得られ
る。
再生熱交換器61の閏温端は固定プレート56に取付け
られ、このプレートは、再生熱交換器および膨張ベロー
ズ63を熱絶縁するための真空容器62のエンドキャッ
プとしても働く。横断面積およびストロークが適当な大
きさにされた膨張ベローズ63は、固定プレート64に
より再生熱交換器61の低温端の一方の側に取付けられ
、圧縮ベローズ63の他方の側は、移動プレート65に
取付けられ、このプレート65は、冷凍機1202の振
動部分のためのほとんどすべての質量を供給している。
膨張ベローズ63の横断面面積は、上記(TZ /T、
l)I/2だけ圧縮ベローズ53の値よりも小さい。
膨張ベローズ63が膨張するときこのベローズにより生
じる力は、スプリングベローズ67とバランスし、この
スプリングベローズは絶縁ロンドロ6を介して圧縮ベロ
ーズ63に結合されている。
スプリングベローズ67は、小さいブリード圧力ライン
68を通して圧縮ベローズ53と連通し、ライン38は
、圧縮ベローズ53へ圧力バランスを戻すことができる
。スプリングベローズ67のスプリング定数および冷凍
機1202の振動部分の質量(主に可動エンドプレート
65によって生じる)により、駆動周波数、すなわち駆
動システム1201の振動周波数に近い共振周波数とな
る。
スプリングベローズ67内の捕獲ガスの圧力をベローズ
52.53および63内の平均圧力よりも若干小さくす
ると、駆動システム1201からのパワーにより冷凍機
1202を駆動できるよう冷凍@1202の振動部分の
共振周波数を駆動周波数よりも若干低く (例えば10
%より低く)シフトできる。冷凍機61は超絶縁体69
により囲まれ、膨張ベローズ63およびスプリングベロ
ーズ67に対してそれぞれゼロ変位バック70および7
2が設けられている。
当業者であれば、特許請求の範囲に記載したような発明
の範囲および精神から逸脱することになく上記実施態様
について種々の変更または変形をすることが可能である
と解される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るスターリングサイクル装置用の
全体の長手方向断面図、第2図は二重端構成に配置され
た2つのスターリングサイクル冷凍機用の偏心駆動装置
を特に示す駆動装置のシャフトに平行な方向に沿った拡
大断面図、第3図は駆動装置のシャフトに対して横方向
から見た第2図の偏心駆動装置を特に示す別の拡大断面
図、第4図は本発明の一実施態様に係るスターリングサ
イクル装置用の再生熱交換器の長手方向断面図および2
つの最高温度部分のための別の構造体を含む、再生熱交
換器の各々の部分の横方向断面図を示し、第5図は本発
明の別の実施態様に係るスターリングサイクル装r用再
生熱交換器の長手方向断面図および2つの最高温度部分
用の別の構造を含む再生熱交換器の各々の部分の横方向
断面図を示し、第6図は本発明の更に別の実施態様に係
るスターリングサイクル装置用再生熱交換器の長手方向
断面図、第7図は本発明に係る再生熱交換器の2つの環
状チャンネル部分の間に設けられた移行領域の長手方向
および横方向断面図を示し、第8図は、本発明に係る再
生熱交換器の環状チャンネル部分とロール状フォイル部
分との間の移行領域の例の長手方向および横方向断面図
を示し、第9図は3つの同軸状チューブ状部材により形
成された2つの嵌合式チャンネルを有する再生熱交換器
部分の横方向断面図を示し、第10図はチューブ状畿内
に収容されたロール状波形および□平滑なフォイルによ
り形成されたマルチチャンネル再生熱交換器部分の長手
方向および横方向断面図を示し、第11図は、第10図
の再生熱交換器部分のためロール状フォイルを製造する
ための手法例を略図で示し、第12図は本発明に係るベ
リミエールサイクル装置全体の長手方向断面図である。 1・・・可変容積圧縮チャンバ 2・・・可変容積膨張チャンバ 3・・・偏心駆動器 12・・・再生熱交換器 FI6.7 A−A

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ガスを含む可変容量圧縮チャンバおよび第2可変
    容量膨張チャンバと、第1チャンバと第2チャンバとの
    間でガスを伝えるよう第1チャンバと第2チャンバを相
    互接続する再生熱交換と、第1および第2チャンバを駆
    動するための手段とから成り、再生熱交換器は、1つ以
    上のチャンネルを有し、各チャンネルは比較的低い長手
    方向熱伝導度を有すると共比較的高い比熱の熱容量材料
    から成る壁部材により支持された隔置されたチャンネル
    壁により画定され、再生熱交換器は所定長さの複数の長
    手方向部分を有し、チャンネルは各部分において均一な
    所定のチャンネル壁の間隔および熱容量材料の厚さを有
    し、本装置は第1チャンバ内のガスより高温の第1チャ
    ンバ内のガスにより作動するようになっており、各部分
    の長さおよび各部分内の熱容量材料の厚みは第2チャン
    バから第1チャンバへの方向に徐々に減少し、各部分内
    のチャンネル壁の間隔およびチャンネルの横方向の大き
    さは第2チャンバから第1チャンバの方向に徐々に増加
    する、スターリングサイクル装置。
  2. (2)各チャンネルの少なくとも一部内の壁部材は、階
    段状のテーパの付いた内側部材を囲む階段状のテーパの
    付いたチューブ状の外側部材から成り、外側部材の内側
    表面および内側部材の外側表面はチャンネルを画定し、
    チャンネル壁として働くよう外側および内側部材は寸法
    が定められ、位置決めされ、成形された特許請求の範囲
    第(1)項記載のスターリングサイクル装置。
  3. (3)再生熱交換器の少なくとも一部は、最も外側の部
    材および最も内側の部材を含む多数の同軸状の階段状の
    テーパの付いたチューブ状部材により形成された複数の
    嵌合した環状チャンネルを有し、最も外側のチューブ状
    部材および最も内側のチューブ状部材は各部分内の熱容
    量材料と同じ厚さを有し、同軸チューブ状部材のうちの
    他の部材は、最も外側および最も内側の熱容量材料の厚
    みの実質的に2倍の厚みを有する特許請求の範囲第(2
    )項記載のスターリングサイクル装置。
  4. (4)再生熱交換器は1つ以上の部分を含み、各部分は
    チューブ状壁内に収容された均一な高さの規則的に隔置
    された平行な波形を有するロール状フォイルによって形
    成された複数のチャンネルを有し、各部分内の波形の高
    さは部分用のチャンネル壁の所定間隔に実質的に等しく
    、フォイルは部分のための所定厚みの熱容量材料から成
    り、波形の間の分離長さは、その波形の高さに比較して
    大きい特許請求の範囲第(1)項記載のスターリングサ
    イクル装置。
  5. (5)波形を有するフォイルはマンドレルのまわりに巻
    かれており、一方のフォイルは平滑な表面を有し、他方
    のフォイルは部分のための所定厚みの熱容量材料をも含
    む特許請求の範囲第(4)項記載のスターリングサイク
    ル装置。
  6. (6)各部分内のフォイルの波形はほぼ矩形の横断面を
    有する特許請求の範囲第(5)項記載のスターリングサ
    イクル装置。
  7. (7)装置の作動中、再生熱交換器の少くとも1つの部
    分内のガスは1°K〜10°Kの範囲内に有り、再生熱
    交換器の各チャンネルを形成する壁部材は比較的高い比
    熱の実質的に均一な熱容量材料から形成され、各部材は
    各部分内で所定の厚みを有し、0.1T^−^1^/^
    4P^1^/^2calcm°K^−^1s^−^1(
    ここでTおよびPはそれぞれケルビン度および気圧で表
    わされる部分内のガスの平均作動温度および平均作動圧
    力である)によってほぼ示される熱伝導度を与える特許
    請求の範囲第(1)項記載のスターリングサイクル装置
  8. (8)再生熱交換器の各部分の長さは20T^−^1^
    /^2cm(ここでTはケルビン度で示された部分内の
    平均作動温度)でほぼ示される特許請求の範囲第(1)
    項記載のスターリングサイクル装置。
  9. (9)再生熱交換器の各部分内のチャンネル壁の間の間
    隔は0.004T^1^/^4P^−^1^/^2cm
    (ここでTおよびPはそれぞれケルビン度および気圧で
    示される部分内のガスの平均作動温度および平均作動圧
    力である特許請求の範囲第(1)項記載のスターリング
    サイクル装置。
  10. (10)再生熱交換器の各部分内の壁部材の熱容量材料
    の厚みは20T^−^7^/^4P^1^/^2cm(
    ここでTおよびPはケルビン度および気圧で表わされた
    部分内のガスの平均作動温度および平均作動圧力である
    )にてほぼ示される特許請求の範囲第(1)項記載のス
    ターリングサイクル装置。
  11. (11)再生器の各部分内の各チャンネルの横方向の大
    きさは7.3T^−^3^/^4P^−^1(pwr)
    cm(ここで、T、Pおよびpwrはそれぞれケルビン
    度、気圧およびワットで示される部分内のガスの平均作
    動温度および平均作動圧力および装置の平均入力パワー
    である)でほぼ示される特許請求の範囲第(1)項記載
    のスターリングサイクル装置。
  12. (12)再生器の部分の長さはチャンネル壁の間の間隔
    および壁部材の熱容量材料の厚みが再生熱交換器に沿っ
    て連続的に変化するよう無限小である特許請求の範囲第
    (1)項記載のスターリングサイクル装置。
  13. (13)再生熱交換器内の平均ガス温度は、ステージか
    らステージへ約2:1の比だけ変化する特許請求の範囲
    第(1)項記載のスターリングサイクル装置。
  14. (14)各チャンネルを形成する壁部材の材料は0.1
    〜1.0%の比率でビスマスを含む鉛合金である特許請
    求の範囲第(1)項記載のスターリングサイクル装置。
  15. (15)各チャンネルを形成する壁部材の材料は0.1
    〜1.0%の比率でセシウムを含む鉛合金である特許請
    求の範囲第(1)項記載のスターリングサイクル装置。
  16. (16)第1および第2チャンバーはそれぞれ第1およ
    び第2等温ベローズから成り、各ベローズは複数の渦巻
    を有し、第1および第2ベローズは本装置が等温熱ポン
    プとして機能するよう適当な位相関係の圧縮−膨張スト
    ロークで駆動される特許請求の範囲第(1)項記載のス
    ターリングサイクル装置。
  17. (17)第1および第2ベローズは10〜30Hzの範
    囲の周波数で駆動される特許請求の範囲第(16)項記
    載のスターリングサイクル装置。
  18. (18)第1および第2ベローズはそれぞれ変位容積V
    _1およびV_2を有し、V_1/V_2の比はT_1
    /T_2にほぼ等しく、ここでT_1およびT_2はケ
    ルビン度で表示された第1および第2チャンバー内のガ
    スの温度であり、第1および第2ベローズの渦巻の数は
    それぞれN_1およびN_2であり、第1および第2ベ
    ローズのストロークの長さはそれぞれl_1およびl_
    2であり、N_1/N_2およびl_1/l_2の比の
    双方は(T_1/T_2)^1^/^2と(T_1/T
    _2)^1^/^3の間にある特許請求の範囲第(16
    )項記載のスターリングサイクル装置。
  19. (19)第1および第2ベローズおよび再生熱交換器は
    第1ベローズが再生熱交換器の上に位置し、第2ベロー
    ズが再生熱交換器の下に位置した状態で垂直に配置され
    、第1ベローズは第1可動分割器に取付けられた上方端
    および再生熱交換器に接続された固定分割器に取付けら
    れた下方端を有し、更に第1ベローズと再生熱交換器と
    を連通できる小孔を内部に有し、第2ベローズは再生熱
    交換器に接続された上方端および第1可動プレート取付
    けられた下方端を有し、本装置は更に第3温度のガスを
    含むよう第1ベローズの上に位置する第3等温ベローズ
    を含み、この第3ベローズは第1固定部材に取付けられ
    た上方端、第2可動分割器に取付けられた下方端および
    第1ベローズの横断断面積より大きい横断面積を有し、
    本装置は更に第1ベローズと第2ベローズを相互接続す
    ると共に両ベローズ内でガスを伝えるよう第1可動分割
    器により担持された第2再生熱交換器と、第1可動プレ
    ートに対し弾性力を加えるための、第2可動プレートと
    絶縁部材を含む第1スプリング手段と、固定分割器と可
    動分割器との間で弾性力を発生するための第2スプリン
    グ手段とを含み、第3温度が第1温度よりも充分高くな
    った場合、可動分割器の第1自己持続振動が発生し、こ
    の可動部材の第1振動は第1および第2可動プレートお
    よび絶縁部材の第2振動を駆動し、第1および第2プレ
    ート部材および絶縁部材の質量および第1スプリング手
    段のスプリング定数は、第2振動が第1振動よりも位相
    が約90°ずれるよう調節されている特許請求の範囲第
    (16)項記載のスターリングサイクル装置。
  20. (20)第1スプリング手段は、第2ベローズの下方に
    位置するスプリングベローズおよびスプリングベローズ
    と第1ベローズとを相互接続するブリード圧力戻しライ
    ンとからなり、スプリングベローズは、第2可動プレー
    トに取付けられた上方端と第2固定部材に取付けられた
    下方端とを有し、第2可動プレートは絶縁部材により第
    1可動プレートに結合され、第2スプリング手段は可動
    分割器と固定分割器との間に介在され、第1ベローズを
    同軸状に囲むコイルスプリングから成る特許請求の範囲
    第(19)項記載のスターリングサイクル装置。
  21. (21)壁部材の各々は、交互に配置された第1および
    第2セグメントから成り、第1セグメントは比較的高い
    熱伝導度および比較的高い熱質量の熱容量材料から形成
    され、第2セグメントは、比較的低い熱伝導度および比
    較的低い熱質量の材料から成形され、一つの壁部材の第
    1セグメントは他の壁部材のセグメントに対向して配置
    されている特許請求の範囲第(1)項記載のスターリン
    グサイクル装置。
  22. (22)壁部材の第1セグメントは熱伝導材料から形成
    され、壁部材の第2セグメントは熱絶縁材料から形成さ
    れ、壁部材は各部分内でチャンネル壁として働く平滑な
    対向する表面を有する特許請求の範囲第(21)項記載
    のスターリングサイクル装置。
  23. (23)第1および第2セグメントはそれぞれ所定の長
    さを有し、第2セグメントの長さに対する第1セグメン
    トの長さの比は約10:1であり、各再生熱交換器の各
    部分内で壁部材の各々は少なくとも10個の第1セグメ
    ントを有する特許請求の範囲第(22)項記載のスター
    リングサイクル装置。
  24. (24)熱伝導金属は鉛である特許請求の範囲第(22
    )項記載のスターリングサイクル装置。
  25. (25)熱絶縁材料はガラス発泡体から成る特許請求の
    範囲第(22)項記載のスターリングサイクル装置。
  26. (26)本装置は約15Hzの周波数で作動するように
    なっており、各部分における鉛領域の厚みは、16.5
    T^−^7^/^4cm(T<20°Kの場合)0.1
    9T^−^1^/^4cm(20°K<T<32°Kの
    場合)0.05cm(T>32cmの場合) (ここでTはケルビン度で表示された部分内のガスの平
    均作動温度である)によってほぼ示される特許請求の範
    囲第(24)項記載のスターリングサイクル装置。
  27. (27)壁部材の各々は、チャンネル壁として作動する
    一表面および比較的高い熱伝導度を有し、比較的薄い材
    料と熱接触する熱容量材料の規則的に離間したストリッ
    プによりバッキングされた別の表面を有する、比較的低
    い熱伝導度の比較的薄い連続的材料から成り、壁部材の
    第1セグメントの各々は比較的高い熱伝導度材料のスト
    リップの一つにバッキングされた比較的薄い材料から成
    り、壁部材の第2セグメントの各々は比較的高い熱伝導
    度材料の2つのストリップ間に設けられた比較的薄い材
    料から成る特許請求の範囲第(21)項記載のスターリ
    ングサイクル装置。
  28. (28)壁部材の比較的薄い材料は0.001〜0.0
    02cmの範囲内の厚さを有するステンレススチールで
    あり、第1セグメントの高熱容量材料のストリップは鉛
    である特許請求の範囲第(27)項記載のスターリング
    サイクル装置。
  29. (29)壁部材の比較的薄い材料は、0.001〜0.
    002cmの範囲内の厚みを有する真ちゅうであり、第
    1セグメントの熱容量材料のストリップは鉛である特許
    請求の範囲第(27)項記載のスターリングサイクル装
    置。
  30. (30)第1セグメントの熱容量材料のストリップは、
    作動中のガスの温度が約500°K以下であるチャンネ
    ル領域に対しては鉛であり、作動中のガスの温度が約5
    0°Kより高いチャンネルの領域に対しては銅である特
    許請求の範囲第(29)項記載のスターリングサイクル
    装置。
JP61258094A 1985-10-29 1986-10-29 スタ−リングサイクル装置 Pending JPS62217063A (ja)

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